JP3169827U - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施の形態の発光装置100を、図1A〜図1Eに示す。図1Aは発光装置100の斜視図、図1Bは図1Aに示す発光装置100の封止部材106を設ける前の状態の内部を示す斜視図、図1Cは図1Bに示す発光装置100の、光反射樹脂102を設ける前の状態の内部を示す斜視図、図1Dは図1Cに示す発光装置100の上面図、図1Eは図1Bに示す発光装置100のX−X‘断面における断面図を示す。
本実施の形態の発光装置100において、凹部は、発光素子が載置される第1の凹部108と、この第1の凹部内であって第1の凹部の底面よりも低い位置に底面を有する第2の凹部109を有している。以下、それぞれの凹部について詳説する。
第1の凹部は、底面に金属部材が設けられており、この上に発光素子が載置される。そして、第1の凹部の底面より低い位置に底面を有する第2の凹部を有している。言い換えれば、本形態の凹部は、2段階の凹部が形成されていることになり、開口径の大きい第1の凹部の中に、それよりも開口径の小さい第2の凹部が形成された形状を有している。
ただし、これに限るものではなく、凹部の底面と側面とで異なる金属を用いてもよく、例えば、一部の組成が共通するような合金や多層膜、或いはそれぞれが全く異なる金属からなる合金や多層膜を用いてもよい。いずれの材料を用いる場合においても、発光素子からの光を反射し易い材料を用いるのが好ましく、また、その光が通過しないような厚さで形成するのが好ましい。
また、図1Eに示すように、積層された支持体(セラミックス)の最上層は支持体が露出するようにしてもよい。特に、第1の凹部の底面の金属部材103を電極として用い、かつ、その金属部材と連続するように凹部の側面にも金属部材を設ける場合は、凹部の側面の上面にまで達するように金属部材を設けてしまうと、漏電等の問題を起こす可能性もあり、多少の光の漏れを考慮しても、安全性、信頼性を確保するためには、このような領域に設けるのが好ましい。
第2の凹部は、第1の凹部の中にさらに設けられる凹部であり、第1の凹部の底面よりも低い位置に底面を有している。そして、本形態においては、第2の凹部の側面は、光反射樹脂で被覆されていることを特徴とする。光反射樹脂については後述において詳説する。
本形態において、金属部材は第1の凹部の底面及び側面に設けられる。特に、第1の凹部の底面のほぼ全面に設けるのが好ましく、これによって光が支持体に入射するのを防ぎ光の損失を低減させることができる。このように第1の凹部の底面の全面に設け、かつ、電極として機能させる場合は、載置させる発光素子の電極のいずれか一方と電気的に接続させる。例えば、図1Bなどに示すように、発光素子104の正極と導電性ワイヤ105を用いて接続させる。そして、発光素子104のもう一方の電極、例えば負極は、第2の凹部109の底面に設けられる金属部材103と導電性ワイヤ105を介して電気的に接続させる。通常、支持体に設けられる電極としては、例えば凹部の底面の同一平面上で絶縁部材を介して設けられるのが一般的であるが、このように第1の凹部の底面と、第2の凹部の底面とに金属部材(電極)を設ける、すなわち、上下方向において絶縁部材(支持体)を介して一対の電極とすることで、その間に必ず露出する絶縁部材(例えばセラミック)を、凹部の底面ではなく側面(第2の凹部の側面)として露出させることができる。
そして、本形態においては、このようにして露出した支持体である第2の凹部の側面を光反射樹脂で被覆することで、光の損失を効率よく低減させることができる。
光反射樹脂は、第2の凹部の側面を被覆するように設けられるものであり、これにより、セラミックスなどの支持体から光が通り抜けるのを抑制することができる。特に、電極として用いられる金属部材は、必ず絶縁部材(例えば支持体)を介在させて少なくとも一対設ける必要があり、この部分を光反射樹脂で被覆することで光の損失を低減することができる。
支持体は、上面に凹部の開口部を有するものであり、導体配線としての金属部材を配するとともに、発光素子や保護素子などが載置可能な絶縁性の略板状部材である。具体的な材料としては、セラミックス、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などをあげることができる。特に、セラミックスを主な材料として用いることで、耐候性、耐熱性に優れた支持体とすることができる。
封止部材は、第1の凹部内に充填されるものであり、発光素子や保護素子、導電性ワイヤなどの電子部品を、塵芥、水分や外力などから保護する部材である。また、発光素子からの光を透過可能な透光性を有し、且つ、それらによって劣化のしにくい耐光性を有するものが好ましい。具体的な材料としては、シリコーン樹脂組成物、変性シリコーン樹脂組成物、エポキシ樹脂組成物、変性エポキシ樹脂組成物、アクリル樹脂組成物等発光素子からの光を透過可能な透光性を有する絶縁樹脂組成物を挙げることができる。更に、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フッ素樹脂及びこれらの樹脂を少なくとも1種以上含むハイブリッド樹脂等も用いることができる。さらにまた、これらの有機物に限られず、ガラス、シリカゲル等の無機物も用いることができる。このような材料に加え、所望に応じて着色剤、光拡散剤、フィラー、波長変換部材(蛍光部材)などを含有させることもできる。封止部材の充填量は、上記電子部品が被覆される量であればよい。
ダイボンド部材は、支持体や金属部材上に発光素子や保護素子などを載置させるための接合部材であり、載置する素子の基板によって導電性ダイボンド部材又は縁性ダイボンド部材のいずれかを選択することができる。例えば、絶縁性基板であるサファイア上に窒化物半導体層を積層させた半導体発光素子の場合、ダイボンド部材は絶縁性でも導電性でも用いることができ、SiC基板などの導電性基板を用いる場合は、導電性ダイボンド部材を用いることで導通を図ることができる。絶縁性ダイボンド部材としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を用いることができる。これらの樹脂を用いる場合は、半導体発光素子からの光や熱による劣化を考慮して、半導体発光素子裏面にAl膜などの反射率の高い金属層を設けることができる。この場合、蒸着やスパッタあるいは薄膜を接合させるなどの方法を用いることができる。また、導電性ダイボンド部材としては、銀、金、パラジウムなどの導電性ペーストや、Au−Sn共晶などの半田、低融点金属等のろう材を用いることができる。さらに、これらダイボンド部材のうち、特に透光性のダイボンド部材を用いる場合は、その中に半導体発光素子からの光を吸収して異なる波長の光を発光する蛍光部材を含有させることもできる。
発光素子の電極と、支持体に設けられる金属部材(導電部材)とを接続する導電性ワイヤは、金、銅、白金、アルミニウム等の金属及びそれらの合金を用いた導電性ワイヤが挙げられる。特に、熱抵抗などに優れた金を用いるのが好ましい。尚、図1Bなどに示すように、導電性ワイヤ105を、発光素子104間において連続するように設けることもできるし、各発光素子ごとに支持体の導電部材と接続するように設けることもできる。
上記封止部材/レンズ部材中に、波長変換部材として半導体発光素子からの光の少なくとも一部を吸収して異なる波長を有する光を発する蛍光部材を含有させることもできる。
本考案においては、半導体発光素子として発光ダイオードを用いるのが好ましい。
実施の形態2の発光装置200を、図2A〜図2Cに示す。図2Aは、図1Aに示すような発光装置における封止部材を設ける前の状態の内部を示す発光装置200の斜視図であり、実施の形態1とは、光反射樹脂が設けられる領域が異なるものである。図2Bは、図2Aに示す発光装置200の上面図、図2Cは、図2Aに示す発光装置200のY−Y‘断面における断面図を示す。
実施の形態3の発光装置300を、図3A〜図3Cに示す。図3Aは、図2Aと同様に、図1Aに示すような発光装置における封止部材を設ける前の状態の内部を示す発光装置300の上面図であり、実施の形態1とは、第2の凹部の形状等が異なるものである。図3Bは、図3Aに示す発光装置300の光反射樹脂302を設ける前の状態を示す上面図、図3Cは、図3Aに示す発光装置300のZ−Z‘断面における断面図を示す。
これらの発光装置は、各種表示装置、照明器具、ディスプレイ、液晶ディスプレイのバックライト光源、さらには、ファクシミリ、コピー機、スキャナ等における画像読取装置、プロジェクタ装置、などにも利用することができる。
101、201、301・・・支持体
102、202、302・・・光反射樹脂
103、203、303・・・金属部材
104、204、304・・・発光素子
105、205、305・・・導電ワイヤ
106・・・封止部材
107、207、307・・・保護素子
108、208、308・・・第1の凹部
109、209、309・・・第2の凹部
Claims (5)
- 底面と側面とを有する凹部が設けられた支持体と、
前記底面に設けられた金属部材上に載置される発光素子と、
該発光素子を被覆する封止部材と、
を有する発光装置であって、
前記凹部は、前記発光素子が載置される第1の凹部と、該第1の凹部内であって前記第1の凹部の底面よりも低い位置に底面を有する第2の凹部とを有し、
前記第1の凹部は、側面が前記金属部材で被覆され、
前記第2の凹部は、側面が光反射樹脂で被覆されていることを特徴とする発光装置。 - 前記金属部材は、前記第1の底面のほぼ全面に設けられている請求項1記載の発光装置。
- 前記第2の凹部は、底面に保護素子が載置され、前記光反射樹脂は前記保護素子を埋設するよう設けられる請求項1又は請求項2記載の発光装置。
- 前記光反射樹脂は、前記金属部材の少なくとも一部を被覆するよう設けられる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記第2の凹部は、前記第1の凹部内に複数設けられており、前記光反射樹脂は、複数の第2の凹部の間において繋がるように設けられる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発光装置。
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JP2011003204U JP3169827U (ja) | 2011-06-08 | 2011-06-08 | 発光装置 |
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JP2011003204U Expired - Lifetime JP3169827U (ja) | 2011-06-08 | 2011-06-08 | 発光装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017188698A (ja) * | 2017-07-11 | 2017-10-12 | 日亜化学工業株式会社 | 発光装置及び照明装置 |
JP2021504938A (ja) * | 2017-11-30 | 2021-02-15 | オスラム オーエルイーディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOSRAM OLED GmbH | オプトエレクトロニクス部品の製造 |
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JP7152483B2 (ja) | 2017-11-30 | 2022-10-12 | オスラム オーエルイーディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | オプトエレクトロニクス部品の製造 |
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