JP3169363B1 - 中高層共同住宅の換気構造 - Google Patents

中高層共同住宅の換気構造

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Abstract

【要約】 【課題】エネルギーコストのかからない自然換気方式に
よる定常的な換気を実現しつつ、各住戸間に話し声や水
音等が伝わるのを防止できるように構成した中高層住宅
の換気構造を提供する。 【解決手段】各住戸2に外壁12を水平方向に貫通する
戸別排気管42を設け、各戸別排気管42の屋内側の管
端を当該住戸2内の天井又は天井近傍に開口させる。一
方、各戸別排気管42の屋外側の部分を当該住戸2の屋
外側に設けたパイプシャフト4内を経由させて、上階の
住戸2のパイプシャフト4内まで延設し、その管端を開
口させる。上階のパイプシャフト4の上部には、当該パ
イプシャフト4内の空気を建物外に排出させるパイプシ
ャフト換気口45を設ける。これにより、各住戸2の屋
内空気を、各戸別排気管42の煙突効果を利用して上階
のパイプシャフト4内に排出し、そこからさらに建物外
に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中高層共同住宅の
換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マンションやアパートなどの中高層共同
住宅における換気方式としては、各住戸に設けた換気扇
等の機械的手段によって、各住戸の屋内空気を各住戸別
に強制的に排出する方式が一般的である。しかし、この
換気方式では、換気扇等を運転するための電気的エネル
ギーが必要であり、定常的に十分な換気量を確保しよう
とするエネルギーコストの面でやや不経済になる。
【0003】そこで、これを補うため、各住戸から排出
した空気を建物の上下方向に設けた縦排気管又は縦排気
ダクト内に集約して上昇させ、その縦排気管等の上部か
ら建物外に排出するようにした、いわゆる集中式自然換
気方式が併用される場合がある。この集中式自然換気方
式は、暖気が縦排気管等の内部を自然に上昇する煙突効
果を利用して効率的に屋内空気を流出させ、替わって外
気を屋内に流入させるものである。通常、各住戸におけ
る屋内空気の排出口は、湿気や臭気の発生しやすい水回
り空間等の天井又は天井近傍に設けられ、外気の吸入口
は、屋外に面する外壁を開口して形成される。そして、
吸入口から取り入れられた新鮮な外気が主要な居室等を
循環して排出口に導かれるように、各室間に通気路が形
成される。この種の換気方式においては、縦排気管や縦
排気ダクトがパイプシャフトやダクトスペース内に収容
されて建物の上下方向に貫通し、その上部が建物の屋上
にて開口される。
【0004】この集中式自然換気方式によれば、各住戸
の排出口から縦排気管の上部の開口までの高さを確保す
ることで暖気を自然に排出させることができるので、エ
ネルギーコストをかけずに定常的な換気を行うことが可
能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような集中式自然換気方式においては、各住戸の屋内側
の排出口に接続された各住戸別の排気管が、縦排気管や
縦排気ダクトを介して互いに連通しているため、各住戸
内での話し声や、浴室、便所等で発生する水音などが縦
排気管等の内部を経由して他の住戸まで伝わり、騒音や
プライバシーの問題として居住者の苦情を招くことがあ
った。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、エネルギーコストのかからない自然換気方式によ
る定常的な換気を実現しつつ、各住戸間に話し声や水音
等が伝わるのを防止できるように構成した中高層住宅の
換気構造を提供することにより、各住戸の居住性を改善
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の中高層共同住宅の換気構造は、最上階を除
く階の各住戸に、住戸の外壁を水平方向に貫通する戸別
排気管をそれぞれ設け、各戸別排気管の屋内側の管端を
当該住戸内の天井又は天井近傍に開口させる一方、各戸
別排気管の屋外側の部分を、当該住戸の屋外側にそれぞ
れ設けたパイプシャフト内を経由させて当該住戸の上階
の住戸の外側に設けたパイプシャフト内まで延設し、こ
の上階のパイプシャフト内で前記戸別排気管の管端をそ
れぞれ開口させるとともに、上階のパイプシャフトの上
部近傍に、当該パイプシャフト内の空気を建物外に排出
させるパイプシャフト換気口をそれぞれ設けることによ
り、各住戸の屋内空気が、各戸別排気管の煙突効果を利
用して上階のパイプシャフト内に排出され、この上階の
パイプシャフト内からさらに建物外に排出されることを
特徴とする。
【0008】すなわち、この中高層共同住宅の換気構造
は、各住戸に設けた戸別排気管の屋外側の部分を集約せ
ず、各住戸ごとに別々にして、各住戸の外側に設けたパ
イプシャフトからその上階のパイプシャフト内まで延設
したものである。各住戸の屋内空気は、各戸別排気管に
よって上階の住戸のパイプシャフト内に導かれ、この上
階のパイプシャフトに設けられたパイプシャフト換気口
から建物外に排出される。各住戸の換気経路は住戸ごと
に独立しているため、従来のように縦排気管等の換気経
路を介して住戸間で音が伝わるおそれがない。また、各
住戸の当該階の高さよりも高い位置まで屋内空気を上昇
させるので、煙突効果によって一定の換気効率を確保す
ることもできる。これにより、エネルギーコストをかけ
ずに定常的な自然換気を行いながら、共同住宅における
各住戸の居住性を改善することができる。
【0009】パイプシャフトとは、各階を上下方向に貫
通する水道、電気、ガスなどの各種配管を集中的に収容
するために設けられる中空の竪穴状部分である。一般的
な中高層共同住宅においては、各階の住戸を一列に並置
し、住戸の両側にそれぞれ共用廊下及びバルコニーを設
けるような平面構成が多用されるが、このような中高層
共同住宅では、各住戸の共用廊下側にパイプシャフトが
設けられることが多い。そこで、戸別排気管の屋外側の
部分をこのパイプシャフト内に配置し、これによって共
用廊下の美観を維持するとともに、避難経路として必要
な共用廊下の有効幅を確保することとしている。ただ
し、各階の住戸の配置パターンによっては、パイプシャ
フトは必ずしも共用廊下に面して設けられなくともよ
い。なお、本明細書においては、パイプシャフト内は住
戸に対する屋外部分として扱う。
【0010】また、本発明の中高層共同住宅の換気構造
は、前記各戸別排気管には、管内の通気を遮断する一対
の防火ダンパーが、その作動方向を互いに反対にして内
蔵されたことを特徴とする。
【0011】防火ダンパーとは、火災時に温度ヒューズ
が溶解して、遮蔽板が自動的に管内の通気を遮断するよ
うになされた扉状またはバルブ状の装置である。これを
排気管に内蔵することによって、いずれかの住戸やパイ
プシャフト内に火災が発生した場合でも、熱風や煙が戸
別排気管を通って上下階の住戸に吹き込むのを防止する
ことができる。この防火ダンパーを、例えば遮蔽板の作
動方向が一方向に規定されるバタフライダンパーとし
て、その作動方向が互いに反対になるように一対にして
設けることにより、上下階の住戸への延焼をより万全に
防止することができる。
【0012】また、本発明の中高層共同住宅の換気構造
は、前記各戸別排気管の屋外側の部分のうち、少なくと
も当該住戸の外側のパイプシャフト内に配設された部分
は、防音材により被覆されたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、上下階の住戸にて発生
する音が、パイプシャフト内で、戸別排気管の管材を介
して間接的に伝わることを防ぐことができるので、より
万全な防音対策を図ることができる。防音材としては、
グラスウール、ロックウール、ポリエチレンフォーム、
ポリスチレンフォーム、ポリウレタンフォームなど、各
種の繊維系材料や発泡性樹脂等を利用することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0015】図1は、本発明が実施された中高層共同住
宅1の中間階における縦断面を示す。この中高層共同住
宅1は、例えば4〜5階程度の階層を有する鉄筋コンク
リート構造の建物で、各階間は鉄筋コンクリートの床ス
ラブ11によって区画されている。各階の住戸2の片側
には共用廊下3が設けられ、他側にはバルコニー(図示
せず)が設けられている。各階の住戸2内には、共用廊
下3側に浴室21、及びこの浴室21に連続する洗面脱
衣室22が配置され、さらに洗面脱衣室22に隣接して
便所23が配置されて、水回り関係の設備が集約されて
いる。また、浴室21の屋外側には、共用廊下3側の外
壁12を隔ててパイプシャフト4が設けられている。各
階のパイプシャフト4は上下階の同じ位置に配置され、
その内部に水道管やガス管等(図示せず)が上下階を貫
通して収容されている。各パイプシャフト4には共用廊
下3に面する扉41が設けられ、共用廊下3側から点検
・管理できるようになっている。
【0016】各住戸2には、外壁12及び共用廊下3側
に位置する浴室21の内壁24を水平方向に貫通する戸
別排気管42がそれぞれ設けられている。戸別排気管4
2の屋内側の管端は、浴室21の天井近傍の内壁24に
開口している。また、戸別排気管42の屋外側の部分は
パイプシャフト4内に収容されて途中で上方に屈曲し、
スラブを貫通して上階のパイプシャフト4内まで延設さ
れ、上階のパイプシャフト4内の上部にてその管端が開
口している。各住戸2に設けられた戸別排気管42の屋
外側の部分のうち当該住戸2と同階のパイプシャフト4
内に収容された部分の周囲は、グラスウール等からなる
防音材43によって被覆されている。
【0017】各パイプシャフト4には、扉41の上方の
区画壁44を貫通してパイプシャフト換気口45が設け
られている。このパイプシャフト換気口45は、パイプ
シャフト4の内側で上向きに開口し、外側で下向きに開
口して、パイプシャフト4の内外を連通している。ま
た、パイプシャフト4の扉41の下部にも、ガラリ状の
通気口46が設けられている。
【0018】各住戸2の屋内においては、浴室21と洗
面脱衣室22とが、浴室21の出入口扉の下部に設けら
れたガラリ25を介して通気可能になっている。また、
洗面脱衣室22と便所23とは、間仕切壁の上部に設け
られた通気口26を介して通気可能になっている。さら
に、便所23には、内壁の下部に設けられた通気口27
を介して、居室側の屋内空気又は外気が流入するように
なっている。
【0019】各戸別排気管42が各住戸2の外壁12を
貫通する水平部分の内部には、図2及び図3に示すよう
に、管内の通気を遮断する一対の防火ダンパー5が内蔵
されている。この防火ダンパー5は、戸別排気管42に
内接するように形成された円筒体51内に組み込まれて
おり、対をなす略半円形の遮蔽板52が円筒体51内で
両側に開くことによって管内を遮断する、いわゆるバタ
フライダンパーである。各防火ダンパー5は、円筒体5
1の中心を横切るよう設けられた遮蔽板支持軸53と、
この遮蔽板支持軸53に回動可能に軸支された一対の遮
蔽板52と、一対の遮蔽板52を閉じ合わせて円筒体5
1の軸方向に平行する姿勢で挟持する温度ヒューズ54
と、閉じ合わされた遮蔽板52を互いに開くように付勢
するスプリング(図示せず)と、円筒体51の内面に突
設されたストッパー55とから構成されている。平常時
では対をなす遮蔽板52が閉じ合わされた状態で保持さ
れ、火災時に温度ヒューズ54の溶融部56が所定温度
で溶解すると、遮蔽板52が挟持状態から解放される。
解放された遮蔽板52はスプリングの付勢力によって互
いに反対側に開き、それぞれストッパー55に当接し
て、円筒体51の軸方向に直交する略円形の遮蔽面を形
成するようになっている。
【0020】このように構成された中高層共同住宅1の
換気構造によれば、浴室21内で発生する暖気や湿気
が、浴室21の上部から戸別排気管42を通じて流出
し、戸別排気管42内を上昇して上階のパイプシャフト
4内に排出され、さらに、上階のパイプシャフト4の扉
41に設けられたパイプシャフト換気口45から共用廊
下3側に排出される。こうして、戸別排気管42及び上
階のパイプシャフト4からなる縦長の空間内にて各住戸
2の屋内空気を上昇させることにより、その煙突効果を
利用して、浴室21内を効率よく換気することができ
る。各パイプシャフト4内には、扉41の下部に設けら
れた通気口46からも外気が流入し、戸別排気管42か
ら流入する屋内空気と一緒になって上部のパイプシャフ
ト換気口45から流出するので、両者の相乗効果によっ
て戸別排気管42内の屋内空気の上昇が加速されるとと
もに、パイプシャフト4内に湿気が滞留するのも防止さ
れる。
【0021】この換気によって減圧される浴室21に
は、ガラリ25を通じて隣接する洗面脱衣室22内の空
気が流入し、洗面脱衣室22には通気口26を通じて便
所23の空気が流入し、そして便所23には通気口27
を通じて居室側の屋内空気又は外気が流入する。ガラリ
25、通気口26及び通気口27は、互いの上下位置が
順次逆になるように設けられているため、浴室21、洗
面脱衣室22及び便所23の空気は万遍なく入れ替わる
こととなる。こうして、最も湿度が高くなる浴室21か
ら屋内空気を順次繰り出すようにして換気することによ
り、住戸2内に結露やカビ、ダニ等が発生するのを効果
的に防ぐことができる。
【0022】各住戸2から戸別排気管42を通じて流出
する屋内空気は、各住戸2ごとにそれぞれ独立して建物
外に排出される。各パイプシャフト4内には、その下階
の住戸2から延設された戸別排気管42と、同じ階の住
戸2の外壁12を貫通して設けられた戸別排気管42と
が収容されるが、両者は接合されておらず、また直接接
触もしない。したがって、各住戸2からの排気経路を介
して各住戸2間に話し声や水音などが伝わることはほと
んどない。さらに、パイプシャフト4と同じ階の住戸2
に対して設けられた戸別排気管42を防音材43で被覆
することにより、間接的な音の伝達も万全に防止するこ
とができる。
【0023】こうして、電力等のエネルギーコストをか
けずに各住戸2内の定常的な自然換気を実現し、かつ、
各住戸2の居住性を向上させることができる。
【0024】また、各戸別排気管42には防火ダンパー
5が内蔵されるため、いずれかの住戸2やパイプシャフ
ト4内に火災が発生した場合でも、戸別排気管42内の
通気が遮断されて上下階の住戸2に熱気や煙が及ぶのを
防ぐことができる。特に、この防火ダンパー5をバタフ
ライダンパーとし、それぞれの遮蔽板52の作動方向が
互いに反対になるように一対にして設けることにより、
ある住戸2やパイプシャフト4内に火災が発生した場合
に、火元の住戸2やパイプシャフト4と、その上下の住
戸2それぞれについて、戸別排気管42を遮断すること
ができる。また、万一、遮蔽板52を付勢するスプリン
グが火災時の熱によって溶解した場合でも、少なくとも
いずれか一方の遮蔽板52が、開いたままの状態でスト
ッパー55に当接して戸別排気管42内の通気に抵抗す
るので、延焼をより万全に防ぐことができる。パイプシ
ャフト4内には、通常、ガス管や給湯設備等が組み込ま
れるので、かかる防火対策は極めて重要である。
【0025】これら戸別排気管42や防火ダンパー5等
は、火災時の耐火時間を確保して延焼を防止するうえで
重要な設備であるので、ステンレスや鉄などの不燃材料
により形成するのが好ましい。
【0026】なお、本発明は複数階層からなる共同住宅
の最上階を除く各階について適用されるものであるが、
最上階の住戸についても、その住戸に設けた戸別排気管
を、屋根裏空間や屋上の塔屋に設けた空間等を利用して
上方に導くことができる場合には、同様の構成によって
実施することが可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明の中高層共同住宅の換気構造によ
れば、各住戸の屋内空気が、各戸別排気管によって上階
の住戸のパイプシャフト内に導かれ、この上階のパイプ
シャフトから各住戸ごとに独立して建物外に排出される
ので、各住戸の換気経路を介して住戸間に音が伝わるこ
とが防止される。また、各住戸の当該階の高さよりも高
い位置まで屋内空気を上昇させるので、煙突効果によっ
て一定の換気効率を確保することもできる。これによ
り、エネルギーコストをかけずに定常的な自然換気を行
いながら、共同住宅における各住戸の居住性を改善する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、中高層共同住宅の
中間階における縦断面図である。
【図2】戸別排気管内に防火ダンパーが内蔵された状態
を示す説明図である。
【図3】前記防火ダンパーの作動状態を示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 中高層共同住宅 12 外壁 2 住戸 4 パイプシャフト 42 戸別排気管 43 防音材 45 パイプシャフト換気口 5 防火ダンパー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上階を除く階の各住戸に、住戸の外壁
    を水平方向に貫通する戸別排気管をそれぞれ設け、各戸
    別排気管の屋内側の管端を当該住戸内の天井又は天井近
    傍に開口させる一方、各戸別排気管の屋外側の部分を、
    当該住戸の屋外側にそれぞれ設けたパイプシャフト内を
    経由させて当該住戸の上階の住戸の外側に設けたパイプ
    シャフト内まで延設し、この上階のパイプシャフト内で
    前記戸別排気管の管端をそれぞれ開口させるとともに、 上階のパイプシャフトの上部近傍に、当該パイプシャフ
    ト内の空気を建物外に排出させるパイプシャフト換気口
    をそれぞれ設けることにより、 各住戸の屋内空気が、各戸別排気管の煙突効果を利用し
    て上階のパイプシャフト内に排出され、この上階のパイ
    プシャフト内からさらに建物外に排出されることを特徴
    とする中高層共同住宅の換気構造。
  2. 【請求項2】 各戸別排気管には、管内の通気を遮断す
    る一対の防火ダンパーが、その作動方向を互いに反対に
    して内蔵されたことを特徴とする請求項1に記載の中高
    層共同住宅の換気構造。
  3. 【請求項3】 各戸別排気管の屋外側の部分のうち、少
    なくとも当該住戸の外側のパイプシャフト内に配設され
    た部分は、防音材により被覆されたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の中高層共同住宅の換気構造。
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