JP3169335B2 - 回線接続装置 - Google Patents

回線接続装置

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JP3169335B2 JP4914596A JP4914596A JP3169335B2 JP 3169335 B2 JP3169335 B2 JP 3169335B2 JP 4914596 A JP4914596 A JP 4914596A JP 4914596 A JP4914596 A JP 4914596A JP 3169335 B2 JP3169335 B2 JP 3169335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一定の長さに分割
されて順次出力されたパケットのデータ通信が行われて
いる通信網からパケットを取り込む回線接続装置の技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域ISDNの伝送技術であるATM
は、映像、音声、データ等の異なる特性を持つ各メディ
アデータを一律に53バイト長のセル(比較的短いパケ
ット)に分割して転送する。このため、通信網の網クロ
ックと非同期なソースクロックを有する映像、音声等の
データを転送する場合、受信側でソースクロックを再生
する機能が必要となる。また、ソースクロックが通信網
の網クロックに同期した端末との通信においても、その
端末がクロックの異なる通信網に接続されている場合に
は、受信側で送信側のソースクロックを再生する機能が
必要となる。バッファ蓄積量を用いたクロック再生機能
としては、例えば、「ユーザ・網インタフェース」(T
TC標準第II巻第2分冊、1993年、電信電話技術委
員会発行)の第208頁に掲載されたAALタイプ1の
オプション機能である適応クロック法によるソースクロ
ック再生機能がある。
【0003】図9は従来のソースクロック再生機能を有
する回線接続装置を示す図である。図9中、11は図示
しない受信側の通信網の網クロックである。100aは
送信側の回線接続装置からセル単位で送出されるデータ
を分解して各種メディアデータの取り出しを行うと共
に、伝送誤り等に対する誤り訂正処理を行うセル分解手
段である。また、200はソースクロック再生手段であ
って、201はメモリや読み出し/書き込み制御回路等
で構成され受信したデータからセル分解手段100aに
より取り出されたメディアデータ211を蓄積する受信
バッファ、202は受信バッファ201に蓄積されたデ
ータの容量を計測する蓄積量計測手段、203は蓄積量
計測手段202が計測する蓄積量212に基づいて後述
する電圧制御水晶発振器を制御するVCXO制御信号2
13を発生する制御信号発生手段、204は受信バッフ
ァ201からデータを読み出す際の再生クロック214
を出力する電圧制御水晶発振器(以下、VCXOとい
う)である。そして、セル分解手段100aとソースク
ロック再生手段200とにより回線接続装置を構成す
る。
【0004】このように構成された、従来の回線接続装
置の動作について説明する。図示しないデータ送信側の
回線接続装置では映像、音声、その他のデータ等の各種
メディアデータはセル単位に分割され、各セルはデータ
受信側の回線接続装置に向けてある一定の通信速度で等
間隔で出力される。
【0005】受信側の回線接続装置では、まず、セル分
解手段100aにより受信した各セルを分解して各種メ
ディアデータの取り出しを行う。ここで、送信側の回線
接続装置において、各セルにセルの損失やランダム誤り
等の伝送誤りに対する誤り訂正処理のためのチェックバ
イト等が付加されている場合、データチェックを行って
誤り訂正処理も実行する。
【0006】次に、セル分解手段100aで取り出され
た各種メディアデータ211は、受信側の通信網の網ク
ロック11に同期して受信バッファ201に書き込まれ
る。また、蓄積量計測手段202は、受信バッファ20
1に蓄積されている受信データの蓄積量を計測し、その
蓄積量212を制御信号発生手段203に出力する。
【0007】そして、制御信号発生手段203は、受信
バッファ201の容量と蓄積量212との差から、受信
データが蓄積される受信バッファ201がバッファ容量
に比してオーバーフロー、アンダーフローを起さないよ
うに蓄積量212に基づいてVCXO制御信号213を
発生してVCXO204を制御する。
【0008】即ち、受信側の通信網の網クロック11が
再生クロック214のレートより大きい場合、受信バッ
ファ201のデータ蓄積量が増大してオーバーフローが
起こるので、これを抑制するため再生クロック214が
大きくなるようにVCXO制御信号213を発生する。
【0009】逆に、受信側の通信網の網クロック11が
再生クロック214のレートより小さい場合、受信バッ
ファ201のデータ蓄積量が減少してアンダーフローが
起こるので、これを抑制するため再生クロック214が
小さくなるようにVCXO制御信号213を発生する。
【0010】ここで、受信バッファ201からの各種メ
ディアデータの読み出しは、計測された蓄積量212が
予め設定された読み出し開始蓄積量に達した場合に開始
され、この読み出し処理はVCXO制御信号213に基
づいてVCXO204が発生した再生クロック214に
同期して行われる。このように受信バッファ201から
読み出された各種メディアデータは上位レイヤに送出さ
れる。
【0011】このように蓄積量計測手段202が出力す
る蓄積量212に基づいてVCXO制御信号213を定
め、VCXO204から出力される再生クロック214
がソースクロックに一致するようにフィードバック制御
を実施する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のソ
ースクロック再生機能を有する回線接続装置では、受信
バッファ201に蓄積されたデータが一定量となるよう
に再生クロック214のレートの制御を行っているた
め、蓄積量212が再生クロック214に与える影響は
大きい。従って、再生クロック214は網でのセル遅延
変動等による蓄積量212の変動の影響を受けやすく、
再生クロック214のジッタ(パルスの時間的なゆら
ぎ)が大きくなるという問題がある。
【0013】また、例えばデータの受信を開始した直後
など、蓄積量212が読み出し開始の蓄積量基準値に達
する前に蓄積量計測手段202が蓄積データの計測を行
って蓄積量212を出力した場合、制御信号発生手段2
03は受信バッファ201がアンダーフロー傾向にある
と判断し、再生クロック214のレートを網クロック1
1より小さくなるようにVCXO制御信号213を決定
する。そして、次の蓄積量の計測時には蓄積量212が
大きくなり、再生クロック214のレートを網クロック
11より大きくなるようにVCXO制御信号213を決
定する。従って、ソースクロックとVCXO204の初
期の発振周波数の差が大きい場合には、再生クロック2
14が安定せず、発散してしまう。
【0014】また、通信速度の如何に拘わらず、受信バ
ッファ201には一定量の受信データが蓄積されるよう
に再生クロック214のレートの制御を行っているた
め、制御基準となる蓄積量212を通信速度の如何に拘
わらずセル遅延変動の影響によるアンダーフロー、オー
バーフローが発生しないような値に設定した場合には、
低速通信では大きな処理遅延が発生する。
【0015】また、受信バッファ201に対する書き込
みと読み出しとは非同期に行われるから、各々がセル単
位等で間欠的(いわゆるバースト的)に行われる場合
は、蓄積量計測手段202による蓄積データの計測には
計測毎に大きな計測誤差が含まれるので、計測毎の蓄積
量212にも大きな誤差が含まれ、再生クロック214
を不安定にする。
【0016】また、セル分解手段100aへのセル入力
と受信バッファ201への書き込みとの間には相関関係
が無いため、セル分解手段100aでの処理における処
理時間のゆらぎにより、受信バッファ201への書き込
みタイミングにゆらぎが発生する。従って、計測毎の蓄
積量212に変動が生じ、再生クロック214を不安定
にする。
【0017】また、受信バッファ201からのデータの
読み出しは予め決められた速度で行うため、送信側の回
線接続装置が可変速度でセルを出力している場合、計測
毎の蓄積量212が大きく変動して、再生クロック21
4の安定性を下げる原因となるだけでなく、受信バッフ
ァ201のオーバーフロー、アンダーフローが発生す
る。
【0018】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、セルの伝送処理の遅延変動等に起因し
て再生したソースクロックに発生する不安定性、いわゆ
るジッタを排除した回線接続装置を得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる回線接
続装置は、入力パケットを分解してデータを取り出すパ
ケット分解手段と、パケット分解手段で取り出したデー
タをパケット受信側の通信網の網クロックに同期して書
き込む受信バッファと、受信バッファに蓄積されたデー
タの読み出し処理を開始する基準となる蓄積量基準値を
予め設定してある蓄積量基準値設定手段と、受信バッフ
ァ中のデータ蓄積量を計測する蓄積量計測手段と、蓄積
量計測手段が計測したデータ蓄積量に基づいて電圧制御
水晶発信器を制御する制御信号を定める際のデータ蓄積
量参照値を算出するデータ蓄積量参照値算出手段と、蓄
積量基準値設定手段に予め設定してある蓄積量基準値と
データ蓄積量参照値算出手段が算出したデータ蓄積量参
照値とに基づいて制御信号を発生する制御信号発生手段
と、制御信号発生手段が出力した制御信号に基づいて受
信バッファからデータが読み出される際の再生クロック
を発生する電圧制御水晶発信器と、パケット分解手段へ
のパケットの入力タイミング時刻を記憶する入力タイミ
ング記憶手段とを備え、パケット分解手段は、入力タイ
ミング記憶手段からの出力に基づいて入力タイミング時
刻から予め定められた遅延時間の経過後に受信バッファ
に書き込むようにしたものである。
【0020】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量計測手段が計測したデータ蓄積量の平均値をデータ
蓄積量参照値としたものである。
【0021】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量計測手段が過去に計測したデータ蓄積量の平均値と
蓄積量計測手段が新たに計測したデータ蓄積量とに基づ
いて求めた値をデータ蓄積量参照値としたものである。
【0022】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量基準値設定手段に設定した蓄積量基準値を第1回目
のデータ蓄積量参照値としたものである。
【0023】また、蓄積量基準値設定手段は、通信速度
に応じて蓄積量基準値の設定を可変にしたものである。
【0024】また、蓄積量計測手段は、一定の時間間隔
をおいて定期的に蓄積データの計測を行うようにしたも
のである。
【0025】また、蓄積量計測手段は、受信バッファに
対するデータ書き込み又はデータ読み出し単位の整数倍
の間隔毎にデータ蓄積量の計測を行うようにしたもので
ある。
【0026】また、制御信号発生手段は、蓄積量基準値
に対するデータ蓄積量参照値と蓄積量基準値との差の割
合に基づいて制御信号を決定するようにしたものであ
る。
【0027】
【0028】また、パケット分解手段は、入力タイミン
グ記憶手段からの信号入力があると、この信号に従って
過去にパケット分解手段に入力されたパケットから分解
されたデータを出力して受信バッファに書き込むように
したものである。
【0029】また、受信バッファは、書き込まれたデー
タ容量と等しいデータ容量のデータを出力するようにし
たものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は実施の形態1に係る回線接続装置
のブロック図である。図1中、前記従来例に対する新た
な構成として、ソースクロック再生手段200におい
て、205は受信バッファ201からデータの読み出し
を開始する際に基準となる受信バッファ201のデータ
蓄積量(蓄積量基準値216)を設定する蓄積量基準値
設定手段、206は蓄積量212に基づいデータ蓄積量
参照値であるデータ蓄積量の平均値を示す平均蓄積量2
15を算出する平均蓄積量算出手段である。
【0031】一方、100bは図示しない送信側の回線
接続装置からパケットに分割されて送出されるデータを
分解して各種メディアデータの取り出しを行うと共に、
伝送誤り等に対する誤り訂正処理を行うパケット分解手
段である。パケット分解手段100bは従来例に示した
セル分解手段100aと同様な処理動作を行うものであ
って、セル分解手段100aに比してその処理の対象と
するデータの大きさがパケット単位であるかパケットよ
り小さい単位であるセル単位であるかの差異でしかな
い。
【0032】このように構成された回線接続装置の動作
について説明する。前記従来例と同様に図示しないデー
タ送信側の回線接続装置では映像、音声、その他のデー
タ等の各種メディアデータはパケットに分割され、各パ
ケットはデータ受信側の回線接続装置に向けてある一定
の通信速度で等間隔で出力される。
【0033】受信側の回線接続装置では、前記従来例と
同様に、まず、パケット分解手段100bにより受信し
た各パケットを分解して各種メディアデータの取り出し
を行う。ここで、送信側の回線接続装置において、各パ
ケットに伝送誤り等に対する誤り訂正処理のためのチェ
ックバイト等が付加されている場合、データチェックを
行って誤り訂正処理も実行する。
【0034】次に、パケット分解手段100bで取り出
された各種メディアデータ211は、受信側の通信網の
網クロック11に同期して受信バッファ201に書き込
まれる。また、蓄積量計測手段202は、受信バッファ
201に蓄積されているデータの蓄積量を計測し、その
蓄積量212を平均蓄積量算出手段206に出力する。
【0035】平均蓄積量算出手段206は、過去に蓄積
量計測手段202が計測した蓄積量212中の最近の複
数個(例えばm個)のデータから受信バッファ201の
蓄積量の平均値を算出し、平均蓄積量215として制御
信号発生手段203に出力する。ここで、平均蓄積量2
15は式(1)に従って算出する。
【0036】 A(m) =〔S(1)+S(2)+・・・+S(m-1)+S(m)〕/m ・・・(1) ここで、A(m) は過去に蓄積量計測手段202が計測し
て出力した蓄積量212の最近m個のデータの平均値と
なる平均蓄積量215であり、S(m) は蓄積量計測手段
202が過去に行ったm回目の蓄積量計測の計測データ
となる蓄積量212である。このように算出された平均
蓄積量215は制御信号発生手段203に出力される。
【0037】一方、蓄積量基準値設定手段205には、
受信バッファ201からの読み出し開始蓄積量及び受信
バッファ201内でのデータを蓄積する範囲が予め設定
されている。蓄積基準値設定手段205は、受信バッフ
ァ201からのデータ読み出し開始の基準となる蓄積量
基準値216を受信バッファ201および制御信号発生
手段203に出力する。
【0038】また、受信バッファ201からの各種メデ
ィアデータの読み出しは、蓄積量計測手段202が計測
した蓄積量212が蓄積量基準値設定手段205に予め
設定された読み出し開始蓄積量となる蓄積量基準値21
6に達した(等しくなった)場合に開始される。この読
み出し処理はVCXO制御信号213に基づいてVCX
O204が発生した再生クロック214に同期して行わ
れる。
【0039】そして、制御信号発生手段203は、受信
バッファ201に蓄積された受信データが受信バッファ
201内の予め設定されたデータ蓄積範囲に比してオー
バーフローやアンダーフローを起さないように平均蓄積
量215に基づいて前記従来例と同様なVCXO制御信
号213を発生してVCXO204を制御する。
【0040】このように平均蓄積量算出手段206が算
出する平均蓄積量215に基づいてVCXO制御信号2
13を定め、VCXO204から出力される再生クロッ
ク214がデータが通信網に送出される前の本来のソー
スクロックと一致するようにフィードバック制御を実施
する。
【0041】従って、上記実施の形態1によれば、入力
パケットを分解してデータを取り出すパケット分解手段
100bと、パケット分解手段100bで取り出したデ
ータをパケット受信側の通信網の網クロック11に同期
して書き込む受信バッファ201と、受信バッファ20
1に蓄積されたデータの読み出し処理を開始する基準と
なる蓄積量基準値216を予め設定してある蓄積量基準
値設定手段205と、受信バッファ201中のデータ蓄
積量を計測する蓄積量計測手段202と、蓄積量計測手
段202が計測したデータ蓄積量212に基づいて電圧
制御水晶発信器204を制御するVCXO制御信号21
3を定める際のデータ蓄積量参照値215を算出する蓄
積量平均値算出手段206と、蓄積量基準値設定手段2
05に予め設定してある蓄積量基準値216と蓄積量平
均値算出手段206が算出した蓄積量平均値215とに
基づいてVCXO制御信号213を発生する制御信号発
生手段203と、制御信号発生手段203が出力したV
CXO制御信号213に基づいて受信バッファ201か
らデータが読み出される際の再生クロック214を発生
するVCXO204とを備えたので、通信網での遅延変
動等の影響に起因した一時的な受信バッファ201中の
データ蓄積量の変動の影響を排除して、安定したソース
クロックを再生して得ることができる。
【0042】また、平均蓄積量算出手段206は、蓄積
量計測手段202が計測したデータ蓄積量の平均値21
5を求めデータ蓄積量参照値としたので、通信網での遅
延変動等の影響に起因した一時的な受信バッファ201
中のデータ蓄積量の変動の影響を排除して、安定したソ
ースクロックを再生して得ることができる。
【0043】実施の形態2.実施の形態1において、式
(1)を用いて算出した平均蓄積量215の代わりに、
以下の式(2)を用いて算出した近似した値を用いても
よい。 A(m) =A(m-1)×(m−1)/m+S(m)/m ・・・(2)
【0044】従って、上記実施の形態2によれば、平均
蓄積量算出手段206は、蓄積量計測手段202が過去
に計測したデータ蓄積量の平均値と蓄積量計測手段20
2が新たに計測したデータ蓄積量とに基づいて求めた値
をデータ蓄積量参照値としたので、例えばメモリ回路の
削減を行うことができるなど、平均蓄積量算出手段20
6を簡易に構成することができる。
【0045】実施の形態3.また、実施の形態1、2に
おいて、蓄積量基準値216を蓄積量212の平均値の
初期値(最初に算出した平均値)とし、式(1)や式
(2)で値を算出するようにしてもよい。
【0046】従って、上記実施の形態3によれば、蓄積
量基準値216を、第1回目の蓄積量平均値としたの
で、通信開始時から定常時までの平均蓄積量215の急
激な変動が排除されて、更には再生クロック214の変
動を排除することができる。
【0047】実施の形態4.実施の形態1では蓄積量基
準値設定手段205が出力する蓄積量基準値216は、
蓄積量基準値設定手段205に一旦設定されたある固定
した値(例えば、受信バッファ12の容量の50%)と
したが、蓄積量基準値216は、通信状況に応じて可変
にする、則ち、高速通信時にはその値を大きく、低速通
信時にはその値が小さくなるように通信速度に対応して
可変にしてもよい。
【0048】従って、上記実施の形態4によれば、蓄積
量基準値216は、通信速度に応じて設定を可変にした
ので、受信バッファ201内に受信データを不要に蓄積
することがなくなり、蓄積による遅延時間を最小にする
ことができる。
【0049】実施の形態5.また、実施の形態1〜4に
おいて、蓄積量計測手段202は、受信バッファ201
の蓄積量の計測を一定の時間間隔をおいて定期的に行う
ようにしてもよい。
【0050】従って、上記実施の形態5によれば、蓄積
量計測手段202は、一定の時間間隔をおいて定期的に
蓄積データの計測を行うようにしたので、蓄積量計測手
段202により計測された蓄積量212、則ち平均蓄積
量算出手段206が算出した平均蓄積量215は、通信
網内で一時的に発生するパケット受信の遅延変動等から
受ける影響が少なくなる。
【0051】実施の形態6.また、実施の形態1〜5に
おいて、蓄積量計測手段202が行う受信バッファ20
1の蓄積量の計測は、受信バッファ201への書き込み
単位であるaバイト(aは自然数)と読み出し単位であ
るbバイト(bは自然数)とを比較し、その最小公倍数
であるcバイト(c=a×k=b×l、ここでk、lは
共に自然数)のn倍(nは自然数)の書き込み時又は読
み出し時毎のいずれかの間隔で定期的に行うようにして
もよい。すなわち、n×cバイトのデータの書き込み時
又は読み出し時毎のいずれかの間隔で定期的に行うよう
にしてもよい。
【0052】図2は蓄積量計測手段202が定期的に行
う計測間隔の例を示すタイムチャート図であり、図2
中、a=3バイト、b=4バイト、k=4、l=3、c
=12バイト、n=1としている。この場合、例えばデ
ータがn×c(=12)バイト読み出される間に、k×
n(=4)個のデータが書き込まれるので、この周期間
隔で蓄積量計測手段202が蓄積量の計測を定期的に行
った場合、受信バッファ201の蓄積量は変動していな
いことになる。
【0053】従って、上記実施の形態6によれば、蓄積
量計測手段202は、受信バッファ201に対するデー
タ書き込み又はデータ読み出し単位の整数倍の間隔毎に
データ蓄積量の計測を行うようにしたので、実際のバッ
ファ蓄積量ではなく、書き込み単位、読み出し単位の数
を計数して把握すればよいから、蓄積量計測手段202
を簡易に構成することができる。
【0054】実施の形態7.実施の形態1〜6におい
て、制御信号発生手段203は、VCXO制御信号21
3として、蓄積量基準値216と平均蓄積量215との
差を蓄積量基準値216で相対化した値を制御信号21
3として採用し、VCXO204に出力するようにして
もよい。
【0055】図3は実施の形態7において制御信号発生
手段203が行う処理の説明図である。図3中、受信バ
ッファ201のデータの蓄積可能な容量は、ソースクロ
ック再生手段200内での処理の遅延を排除すべく通信
速度に応じて可変とし、また、蓄積量基準値216を受
信バッファ201でのデータ蓄積が可能な容量に対して
予め定められた割合の値に設定し、蓄積量基準値216
と平均蓄積量215との差を蓄積基準値216で相対化
した値k(−1<k<1)をVCXO制御信号213と
して採用する。従って、−1<k<0ではアンダーフロ
ーの傾向にあり、0<k<1ではオーバーフローの傾向
にある。
【0056】従って、上記実施の形態7によれば、制御
信号発生手段203は、蓄積量基準値216に対するデ
ータ蓄積量参照値と蓄積量基準値216との差の割合に
基づいて制御信号213を決定するようにしたので、通
信速度に応じて受信バッファ201のデータの蓄積可能
な容量蓄積量を変化させた場合にも、制御信号発生手段
203を簡易な構成にして値kの変化により受信バッフ
ァ201でのデータの変動の傾向を把握することで、受
信バッファ201におけるアンダーフローやオーバーフ
ローを排除して受信バッファ201内のデータ蓄積量を
一定にするVCXO制御信号213を生成することがで
きる。
【0057】実施の形態8.例えば、実施の形態1〜7
において、受信バッファ201でのデータ書き込み処理
を効率よく行うために、パケット分解手段100bでの
処理遅延による影響を排除するようにしてもよい。実施
の形態8は、説明の便宜上、実施の形態1の変形例とし
て説明する。
【0058】図4は実施の形態8に係る回線接続装置の
構成図である。図4中、図1に示した構成に対する新た
な構成として、207はパケット分解手段100bにパ
ケットが入力される入力タイミング時刻を記憶する入力
タイミング記憶手段、217はパケット分解手段100
bから受信バッファ201へデータが書き込まれるタイ
ミング信号となる書き込みタイミング信号である。そし
て、書き込みタイミング信号217は入力タイミング記
憶手段207からパケット分解手段100bに出力され
るようになっている。
【0059】このように構成された実施の形態8に係る
回線接続装置の動作を、図5に示す動作説明のタイムチ
ャートに従って説明する。パケット分解手段100bに
パケット(例えば4つ)の入力が順にあると、入力され
たパケットは、実施の形態1と同様に分解されて各種メ
ディアデータが取り出しやデータの誤り訂正処理が行わ
れると共に、それらの入力タイミング時刻、例えば時刻
t0 、t0 +t1 、t0 +t2 、t0 +t3 は、入力タ
イミング記憶手段207にも入力されて記憶保持され
る。
【0060】ここで、パケット分解手段100bが実際
にパケット分解や誤り訂正処理に要する時間は各パケッ
トにより異なるが、各パケットから取り出された各メデ
ィアデータ211が出力されて受信バッファ201にそ
れぞれ書き込まれるまでの遅延時間はパケットによらず
一律に時間tn とする。ここで遅延時間tn は、パケッ
ト分解手段100bが実際に処理に要する時間の最大値
よりも十分大きい時間とする。
【0061】次に、入力タイミング記憶手段207は、
取り出されたデータの受信バッファ201への書き込み
のため、それぞれの入力タイミング時刻に遅延時間tn
を加算した時刻に、書き込みタイミング信号217をパ
ケット分解手段100bに出力する。
【0062】すなわち、パケット分解手段100bに時
刻t0 、t0 +t1 、t0 +t2 、t0 +t3 にそれぞ
れ入力されたパケットから取り出された各種メディアデ
ータ211は、パケット分解手段100bでの処理の遅
延時間tn を考慮して、データ入力時刻t0 、t0 +t
1 、t0 +t2 、t0 +t3 に遅延時間tn を加算した
時刻t0 +tn 、t0 +t1 +tn 、t0 +t2 +tn
、t0 +t3 +tn に書き込みタイミング記憶手段2
07よりパケット分解手段100bに出力される書き込
みタイミング信号217に従い、パケット分解手段10
0bから出力されて受信バッファ201に書き込まれ
る。
【0063】従って、上記実施の形態8によれば、パケ
ット分解手段100bへのパケットの入力タイミング時
刻を記憶する入力タイミング記憶手段207をさらに設
け、パケット分解手段100bは、入力タイミング記憶
手段207からの出力に基づいて入力タイミング時刻か
ら予め定められた遅延時間の経過後に受信バッファ20
1に書き込むようにしたので、パケット遅延変動の影響
を受信バッファ201への書き込みタイミングを遅延さ
せた調整により排除して、パケット分解手段100bの
処理遅延の影響を排除することができる。
【0064】実施の形態9.例えば、実施の形態8にお
いて、パケット分解手段100bへのパケット入力タイ
ミングに従って、それより以前に既にパケット分解手段
100bに入力されたパケットから取り出された各種メ
ディアデータ211を、受信バッファ201へ書き込む
ようにしてもよい。
【0065】以下に、実施の形態9に係る回線接続装置
の動作を、図6に示す動作説明のタイムチャートに従っ
て説明する。パケット分解手段100bにパケット(例
えば10番目のデータから13番目のデータ)の入力が
順にあると、入力されたパケットは、実施の形態1と同
様に分解されて各種メディアデータの取り出しやデータ
の誤り訂正処理が行われると共に、それらの入力タイミ
ング時刻t0 、t0 +t1 、t0 +t2 、t0 +t3
は、入力タイミング記憶手段207にも入力されて記憶
保持される。
【0066】そして、入力タイミング記憶手段207
は、それぞれの入力タイミング時刻t0 、t0 +t1 、
t0 +t2 、t0 +t3 に、則ち、入力タイミング時刻
の入力があるや否や、受信バッファ201へのデータの
書き込みタイミング信号217をパケット分解手段10
0bへ出力する。
【0067】入力タイミング記憶手段207からパケッ
ト分解手段100bにそれらの書き込みタイミング信号
217の入力が順にあると、既にパケット分解手段10
0bに入力されたパケットであってその入力タイミング
信号に対応するパケットのn個前(nはn<10の自然
数)のパケットから分解されて取り出された各種メディ
アデータ211が、受信バッファ201へそれらのタイ
ミング信号に従って書き込まれる。
【0068】則ち、時刻t0 、t0 +t1 、t0 +t2
、t0 +t3 に10番目、11番目、12番目、13
番目のパケットがパケット分解手段100bに順に入力
されて入力タイミング時刻が入力タイミング記憶手段2
07に記憶され、並行してそれら時刻に入力タイミング
記憶手段207から書き込みタイミング信号217がパ
ケット分解手段100bに順に出力されると、10−n
番目、11−n番目、12−n番目、13−n番目の入
力パケットからそれぞれ取り出された各種メディアデー
タ211がこれらの書き込みタイミング信号217に従
って受信バッファ201に書き込まれる。
【0069】つまり、パケット分解手段100bにパケ
ットの入力があると、既にパケット分解手段100bに
入力されそのパケットのn個前のパケットから分解され
て取り出された各種メディアデータ211が、パケット
の入力と同期して受信バッファ201へ書き込まれる。
【0070】従って、上記実施の形態9によれば、パケ
ット分解手段100bは、入力タイミング記憶手段20
7からの信号入力があると、この信号に従って過去にパ
ケット分解手段100aに入力されたパケットから分解
されたデータを出力して受信バッファ201に書き込む
ようにしたので、実施の形態8に示した効果に加えて、
入力タイミング記憶手段24のメモリ回路削減を行うこ
とができる。
【0071】実施の形態10.実施の形態9においてパ
ケット分解手段100bに入力されたパケットのデータ
容量と、書き込みタイミング信号217に従ってパケッ
ト分解手段100bから受信バッファ201に書き込ま
れさらに受信バッファ201から読み出されるメディア
データのデータ容量とを等しくするようにしてもよい。
【0072】図7は実施の形態10に係る回線接続装置
の構成図である。図7中、入力タイミング記憶手段20
7からの書き込みタイミング信号217はパケット分解
手段100bに出力されるだけでなく、受信バッファ2
01にも出力されるようになっている。
【0073】このように構成された実施の形態10に係
る回線接続装置の動作について、図8に示す動作説明の
タイムチャートに従って説明する。実施の形態9と同様
に、パケット分解手段100bにパケット(例えば10
番目のデータから13番目のデータ)の入力が順にある
と、入力されたパケットは、実施の形態9と同様に分解
されて各種メディアデータの取り出しやデータの誤り訂
正処理が行われると共に、それらの入力タイミング時刻
t0 、t0 +t1 、t0 +t2 、t0 +t3 は、入力タ
イミング記憶手段207にも入力されて記憶保持され
る。
【0074】そして、入力タイミング記憶手段207
は、それぞれの入力タイミング時刻t0 、t0 +t1 、
t0 +t2 、t0 +t3 に、則ち、入力タイミング時刻
の入力があるや否や、受信バッファ201へのデータ書
き込みを示す書き込みタイミング信号217をパケット
分解手段100bと受信バッファ201に出力する。
【0075】入力タイミング記憶手段207からパケッ
ト分解手段100bに書き込みタイミング信号217の
入力が順にあると、実施の形態9と同様に、既にパケッ
ト分解手段100bに入力されたパケットであって書き
込みタイミング信号217に対応するパケットのn個前
のパケットから分解されて取り出された各種メディアデ
ータ211が書き込みタイミング信号217に従ってパ
ケット分解手段100bから受信バッファ201に書き
込まれる。
【0076】さらに、入力タイミング記憶手段207か
ら受信バッファ201に書き込みタイミング信号217
の入力が順にあると、既にパケット分解手段100bに
より10−s番目、11−s番目、12−s番目、13
−s番目(n<s)の入力パケットから取り出されてパ
ケット分解手段100bから受信バッファ201に書き
込まれた各種メディアデータ211のうち、パケット分
解手段100bから受信バッファ201に書き込まれた
容量に相当するデータが書き込みタイミング信号217
に従って順に上位レイヤに出力可能なデータとして再生
クロック214に同期して受信バッファ201から出力
されて上位レイヤに移される。
【0077】則ち、時刻t0 、t0 +t1 、t0 +t2
、t0 +t3 に10番目、11番目、12番目、13
番目のパケットがパケット分解手段100bに順に入力
されて入力タイミング時刻が入力タイミング記憶手段2
07に記憶され、またそれら時刻が入力タイミング記憶
手段207から書き込みタイミング信号217としてパ
ケット分解手段100bに順に出力されると、10−n
番目、11−n番目、12−n番目、13−n番目の入
力パケットから取り出された各種メディアデータ211
がこれらの書き込みタイミング信号に従って受信バッフ
ァ201に順に書き込まれる。
【0078】さらに並行して、入力タイミング記憶手段
207から書き込みタイミング信号217が受信バッフ
ァ201に順に出力されると、10−s番目、11−s
番目、12−s番目、13−s番目の入力パケットから
取り出された各種メディアデータ211のパケット分解
手段100bから受信バッファ201に書き込まれた容
量に相当するデータがこれらの書き込みタイミング信号
に従って順に読み出し可能なデータとなって再生クロッ
ク214に同期して受信バッファ201から出力されて
上位レイヤに移される。
【0079】従って、上記実施の形態10によれば、受
信バッファ201は、書き込まれたデータ容量と等しい
データ容量のデータを出力するようにしたので、受信し
たパケット量の変動に対応して受信バッファ201から
の読み出し量も変動させることで受信バッファ201内
のデータ蓄積量が安定し、通信速度を可変にして通信を
行っている場合であっても安定したソースクロックを再
生させることができる。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、入力パケットを分解
してデータを取り出すパケット分解手段と、パケット分
解手段で取り出したデータをパケット受信側の通信網の
網クロックに同期して書き込む受信バッファと、受信バ
ッファに蓄積されたデータの読み出し処理を開始する基
準となる蓄積量基準値を予め設定してある蓄積量基準値
設定手段と、受信バッファ中のデータ蓄積量を計測する
蓄積量計測手段と、蓄積量計測手段が計測したデータ蓄
積量に基づいて電圧制御水晶発信器を制御する制御信号
を定める際のデータ蓄積量参照値を算出するデータ蓄積
量参照値算出手段と、蓄積量基準値設定手段に予め設定
してある蓄積量基準値とデータ蓄積量参照値算出手段が
算出したデータ蓄積量参照値とに基づいて制御信号を発
生する制御信号発生手段と、制御信号発生手段が出力し
た制御信号に基づいて受信バッファからデータが読み出
される際の再生クロックを発生する電圧制御水晶発信器
、パケット分解手段へのパケットの入力タイミング時
刻を記憶する入力タイミング記憶手段とを備え、パケッ
ト分解手段は、入力タイミング記憶手段からの出力に基
づいて入力タイミング時刻から予め定められた遅延時間
の経過後に受信バッファに書き込むようにしたので、
信網でのセル伝送の遅延変動等の影響に起因した一時的
な受信バッファ中のデータ蓄積量の変動の影響を排除し
て、安定したソースクロックを再生して得ることができ
と共に、パケット伝送遅延の影響を受信バッファへの
書き込みタイミングを遅延させた調整により排除して、
パケット分解での処理遅延の影響を排除することができ
る。
【0081】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量計測手段が計測したデータ蓄積量の平均値をデータ
蓄積量参照値としたので、通信網でのセル伝送の遅延変
動等の影響に起因した一時的な受信バッファ中のデータ
蓄積量の変動の影響を排除して、安定したソースクロッ
クを再生して得ることができる。
【0082】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量計測手段が過去に計測したデータ蓄積量の平均値と
蓄積量計測手段が新たに計測したデータ蓄積量とに基づ
いて求めた値をデータ蓄積量参照値としたので、データ
蓄積量参照値算出手段を簡易に構成することができる。
【0083】また、データ蓄積量参照値算出手段は、蓄
積量基準値設定手段に設定した蓄積量基準値を第1回目
のデータ蓄積量参照値としたので、通信開始時から定常
時までの平均蓄積量の急激な変動が排除されて、更には
再生クロックの急激な変動を排除することができる。
【0084】また、蓄積量基準値は、通信速度に応じて
設定を可変にしたので、受信バッファ内に受信データを
不要に蓄積することがなくなり、蓄積による遅延時間を
最小にすることができる。
【0085】また、蓄積量計測手段は、一定の時間間隔
をおいて定期的に蓄積データの計測を行うようにしたの
で、蓄積量計測手段により計測された蓄積量、則ち平均
蓄積量算出手段が算出した平均蓄積量は、通信網内で一
時的に発生するパケット受信の遅延による変動等から受
ける影響が少なくなる。
【0086】また、蓄積量計測手段は、受信バッファに
対するデータ書き込み又はデータ読み出し単位の整数倍
の間隔毎にデータ蓄積量の計測を行うようにしたので、
実際のバッファ蓄積量ではなく、書き込み単位、読み出
し単位の数を計数して把握すればよいから、蓄積量計測
手段を簡易に構成することができる。
【0087】また、制御信号発生手段は、蓄積量基準値
に対するデータ蓄積量参照値と蓄積量基準値との差の割
合に基づいて制御信号を決定するようにしたので、通信
速度に応じて受信バッファのデータの蓄積可能な容量蓄
積量を変化させた場合にも、制御信号発生手段を簡易な
構成にし受信バッファでのデータの変動の傾向を把握す
ることで、受信バッファにおけるアンダーフローやオー
バーフローを排除して受信バッファ内のデータ蓄積量を
一定にする制御信号を生成することができる。
【0088】
【0089】また、パケット分解手段は、入力タイミン
グ記憶手段からの信号入力があると、この信号に従って
過去にパケット分解手段に入力されたパケットから分解
されたデータを出力して受信バッファに書き込むように
したので、入力タイミング記憶手段のメモリ回路削減を
行うことができる。
【0090】また、受信バッファは、書き込まれたデー
タ容量と等しいデータ容量のデータを出力するようにし
たので、受信したパケット量の変動に対応して受信バッ
ファからの読み出し量も変動させることで受信バッファ
内のデータ蓄積量が安定し、速度通信を可変にして通信
を行っている場合であっても安定したソースクロックを
再生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る回線接続装置の構成図で
ある。
【図2】 実施の形態6において蓄積量計測手段202
が行う計測間隔の例を示すタイムチャート図である。
【図3】 実施の形態7において制御信号発生手段20
3が行う処理の説明図である。
【図4】 実施の形態8に係る回線接続装置の構成図で
ある。
【図5】 実施の形態8に係る回線接続装置の動作を説
明するタイムチャートである。
【図6】 実施の形態9に係る回線接続装置の動作を説
明するタイムチャートである。
【図7】 実施の形態10に係る回線接続装置の構成図
である。
【図8】 実施の形態10に係る回線接続装置の動作を
説明するタイムチャートである。
【図9】 従来の回線接続装置の構成図である。
【符号の説明】
100b パケット分解手段、205 蓄積量基準値設
定手段、206 平均蓄積量算出手段、207 入力タ
イミング記憶手段、215 蓄積量基準値、216 平
均蓄積量、217 書き込みタイミング信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力パケットを分解してデータを取り出
    すパケット分解手段と、前記パケット分解手段で取り出
    したデータをパケット受信側の通信網の網クロックに同
    期して書き込む受信バッファと、前記受信バッファに蓄
    積されたデータの読み出し処理を開始する基準となる蓄
    積量基準値を予め設定してある蓄積量基準値設定手段
    と、前記受信バッファ中のデータ蓄積量を計測する蓄積
    量計測手段と、前記蓄積量計測手段が計測したデータ蓄
    積量に基づいて電圧制御水晶発信器を制御する制御信号
    を定める際のデータ蓄積量参照値を算出するデータ蓄積
    量参照値算出手段と、前記蓄積量基準値設定手段に予め
    設定してある蓄積量基準値と前記データ蓄積量参照値算
    出手段が算出したデータ蓄積量参照値とに基づいて前記
    制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記制御信号
    発生手段が出力した制御信号に基づいて前記受信バッフ
    ァからデータが読み出される際の再生クロックを発生す
    る電圧制御水晶発信器と、前記パケット分解手段へのパ
    ケットの入力タイミング時刻を記憶する入力タイミング
    記憶手段とを備え、前記パケット分解手段は、前記入力
    タイミング記憶手段からの出力に基づいて前記入力タイ
    ミング時刻から予め定められた遅延時間の経過後に受信
    バッファに書き込むことを特徴とする回線接続装置。
  2. 【請求項2】 前記データ蓄積量参照値算出手段は、前
    記蓄積量計測手段が計測したデータ蓄積量の平均値をデ
    ータ蓄積量参照値としたことを特徴とする請求項1に記
    載の回線接続装置。
  3. 【請求項3】 前記データ蓄積量参照値算出手段は、前
    記蓄積量計測手段が過去に計測したデータ蓄積量の平均
    値と前記蓄積量計測手段が新たに計測したデータ蓄積量
    とに基づいて求めた値をデータ蓄積量参照値としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の回線接続装置。
  4. 【請求項4】 前記データ蓄積量参照値算出手段は、前
    記蓄積量基準値設定手段に設定した蓄積量基準値を第1
    回目のデータ蓄積量参照値としたことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の回線通信接続回路。
  5. 【請求項5】 前記蓄積量基準値設定手段は、通信速度
    に応じて蓄積量基準値の設定を可変にしたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の回線接続装置。
  6. 【請求項6】 前記蓄積量計測手段は、一定の時間間隔
    をおいて定期的に蓄積データの計測を行うことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の回線接続装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄積量計測手段は、前記受信バッフ
    ァに対するデータ書き込み又はデータ読み出し単位の整
    数倍の間隔毎にデータ蓄積量の計測を行うことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の回線接続装置。
  8. 【請求項8】 前記制御信号発生手段は、前記蓄積量基
    準値に対する前記データ蓄積量参照値と前記蓄積量基準
    値との差の割合に基づいて前記制御信号を決定すること
    を特徴とする請求項1乃至7に記載の回線接続装置。
  9. 【請求項9】 前記パケット分解手段は、前記入力タイ
    ミング記憶手段からの信号入力があると、この信号に従
    って過去に前記パケット分解手段に入力されたパケット
    から分解されたデータを出力して前記受信バッファに書
    き込むことを特徴とする請求項8に記載の回線接続装
    置。
  10. 【請求項10】 前記受信バッファは、書き込まれたデ
    ータ容量と等しいデータ容量のデータを出力することを
    特徴とする請求項9に記載の回線接続装置。
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