JP3168623U - 吊下具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾性及び判別性の優れた吊下具及びその製造方法を提供する。【解決手段】表面基材21、粘着材22及び剥離材23の3層から構成された吊下具本体10を、万人に好まれるマスコット的な形状に形成し、その表面全域を、インク3により印刷、つまり下地印刷してからラメ素材を溶剤に混合したグリッターを用いて印刷する。そして、インク3の上に、フック4の基板を設置するとともに、このフック4の基板の上から透明な熱硬化性樹脂5をインク3の全域に亘って充填して当該フック4の基板を固定する。更に、熱硬化性樹脂5が半硬化状態であるうちに、当該熱硬化性樹脂5にその表面から飛び出した状態でラインストーン6を固定し、熱硬化樹脂5の硬化完了後に吊下具1を得る。【選択図】図2

Description

本考案は、壁などに物を吊下げる際に使用される吊下具及びその製造方法に関し、詳しくは、装飾性及び判別性に優れた一般にフックと称されるものに係る。
従来より、図41に示すように、この種の吊下具9としては、硬質合成樹脂などからなる板状の基板部91と、この基板部91の一辺(下辺)に設けられたフック部92とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、フック部92は、合成樹脂により基板部91と一体成形される場合と、金属製として基板部91に取り付けられる場合とがある。更に、基板部91の一方の面91a(裏面;図41では左側の面)には、両面粘着テープ93が貼着されており、吊下具9はこの両面粘着テープ93を固着手段として図示しない壁や家具などの被取付面に接着される。また、基板部91の他方の面91b(表面;図41では右側の面)に、例えばキャラクターや所定の図柄などの装飾が印刷されることもある。
特開平11−318686号公報
ところが、前記従来のものでは、基板部91の他方の面91bにキャラクターや所定の図柄などの装飾が施されることがあるものの、基板部としての吊下具本体の形状自体に特異性がないため、たとえ好みの装飾が表面に施されていても、壁などに吊下具を貼り付けた際に装飾性及び判別性が優れたものであるとはいえない。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、装飾性及び判別性の優れた吊下具及びその製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案では、吊下具として、表面基材、粘着材及び剥離材の3層から構成された吊下具本体を、万人に好まれるマスコット的な形状に形成し、その表面全域を、ラメ素材又は蓄光剤を溶剤に混合したインクを用いて印刷する。そして、前記インクの上に、フックの基部を設置するとともに、このフックの基部の上から透明な熱硬化性樹脂を前記インクの全域に亘って充填して当該フックを固定する。更に、前記熱硬化性樹脂に、その表面から飛び出した状態で模造宝石状物を固定している。
この特定事項により、吊下具本体は、万人に好まれるマスコット的な形状に形成されているので、その形状自体に十分な特異性が発揮されることになる。しかも、吊下具本体の表面に印刷されたインクのラメ素材又は蓄光剤と、その上に充填した透明な熱硬化性樹脂の表面から飛び出す模造宝石状物とによって、見栄えが著しく向上する。これにより、十分な特異性が発揮された形状と相俟って、壁などに吊下具を貼り付けた際の装飾性及び判別性が非常に優れたものとなる。
また、前記目的を達成するため、本考案では、吊下具の製造方法として、表面基材、粘着材及び剥離材の3層から構成されたシール基材の表面全域を、ラメ素材又は蓄光剤を溶剤に混合したインクを用いて印刷する印刷工程と、この印刷工程によりインクが印刷されたシール基材から吊下具本体を万人に好まれるマスコット的な形状に型抜き加工した後、その吊下具本体の周囲から不要な部分を取り除いて吊下具本体を取り出す取り出し工程と、この取り出し工程により取り出された吊下具本体の表面にフックの基部の取り付け位置を定め、前記フックの基部の上から透明な熱硬化性樹脂を前記インクの全域に亘って充填して当該フックを固定するフック固定工程と、このフック固定工程により充填された熱硬化性樹脂が硬化完了する前に当該熱硬化性樹脂にその表面から飛び出した状態で固定されるように模造宝石状物を設置する模造宝石状物設置工程と、この模造宝石状物設置工程後に前記熱硬化性樹脂を硬化完了するまで待機する待機工程と、を具備している。
これにより、万人に好まれるマスコット的な形状に形成されて十分な特異性が発揮された吊下具本体の表面に印刷したインクのラメ素材又は蓄光剤と、その上に充填した透明な熱硬化性樹脂の表面から飛び出す模造宝石状物とによって吊下具が製造され、壁などに貼り付けた際の装飾性及び判別性が非常に優れた吊下具を提供することが可能となる。
以上、要するに、万人に好まれるマスコット的な形状に形成した吊下具本体の表面全域をラメ素材又は蓄光剤を含むインクにより印刷し、その上に設置したフックの基部の上から透明な熱硬化性樹脂をインクの全域に亘って充填して当該フックを固定するとともに、熱硬化性樹脂の表面から飛び出した状態で模造宝石状物を固定することで、吊下具本体の形状自体に十分な特異性が発揮される上、ラメ素材又は蓄光剤とその表面から飛び出す模造宝石状物とによって見栄えが著しく向上する。これにより、十分な特異性が発揮された形状と相俟って、壁などに吊下具を貼り付けた際の装飾性及び判別性を非常に優れたものにすることができる。
また、シール基材の表面全域をラメ素材又は蓄光剤を含むインクで印刷する印刷工程と、マスコット的な形状に型抜き加工した吊下具本体の周囲から不要な部分を取り除いて吊下具本体を取り出す取り出し工程と、吊下具本体の表面に基部の上から透明な熱硬化性樹脂をインクの全域に亘って充填してフックを固定するフック固定工程と、熱硬化性樹脂が硬化完了する前にその表面から飛び出した状態で模造宝石状物を固定する模造宝石状物設置工程と、熱硬化性樹脂を硬化完了するまで待機する待機工程とを順に経て吊下具を製造することで、見栄えが著しく向上し、十分な特異性が発揮された形状と相俟って壁などに貼り付けた際の装飾性及び判別性が非常に優れた吊下具を提供することができる。
吊下具を正面から見た正面図である。 図1の吊下具の縦断側面図である。 図1の吊下具を製造する際に用いられるシール基材の斜視図である。 図3のシール基材を台上に貼り付ける工程を示す斜視図である。 図3のシール基材を貼り付け終えた台の斜視図である。 図5のシール基材の表面に下地を印刷する版の斜視図である。 図6の版により印刷した下地にグリッターを印刷する版の斜視図である。 図7の版により印刷したシール基材を台から取り外した状態の斜視図である。 図8のシール基材から吊下具本体を型抜き装置により型抜きする工程を示す斜視図である。 図9の型抜き装置により型抜きして個別に切り取った吊下具本体の周囲から不要な部分を取り除いて吊下具本体を取り出す工程を示す斜視図である。 図10の工程により取り出した吊下具本体の表面にフックの取り付け位置を定める工程を示す斜視図である。 図11の工程により取り付け位置を定めたフックの基部の上から熱硬化性樹脂を充填して当該フックを固定する工程を示す斜視図である。 図12の工程により充填した熱硬化性樹脂が硬化完了する前にラインストーンを設置する工程を示す斜視図である。 図13の工程後に熱硬化性樹脂を硬化完了するまで待機してから吊下具をパッケージにセットする工程を示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 本実施形態のその他の変形例に係る吊下具を正面から見た正面図である。 従来例に係る吊下具の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施の形態について説明し、本考案の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1及び図2において、1は本考案の実施の形態に係る吊下具であって、この吊下具1は、表面基材21、粘着剤22及び剥離材23の3層から構成された吊下具本体10を、万人に好まれるマスコット的な形状、例えば小熊が手足を広げた形状に形成されてなる。そして、表面基材21は、ATBC−PVC(Acetyl tributyl citrate−polyvinyl chloride)製のシート材よりなり、その裏面側に粘着剤22が塗布されている。また、剥離材23としては、PET(Polyethylene terephthalate)離型フィルムが適用され、粘着剤22に対し接離可能となっている。
吊下具本体10の表面全域、つまり表面基材21の表面全域には、ラメ素材を溶剤に混合したインク3を用いてシルクスクリーン印刷がなされている。このシルクスクリーン印刷に用いられるインク3としては、パウダー状の金色のラメ素材を透明な溶剤(後述する)に混合したグリッターと、このグリッターのラメ素材と同色の金色のインク(図示せず)とが用いられている。このシルクスクリーン印刷では、表面基材21の表面に金色のインクによる印刷を先に済ませてから、グリッターによる印刷が行われる。
また、インク3の上には、透明なポリスチレン樹脂よりなるフック4が設置されている。このフック4は、基部となる略円板状の基板41と、この基板41の中心より若干下部位置から突出したのちに上方に向かって延びるフック本体42とを備えている。基板41は、その表面側が周縁に向かってなだらかに湾曲する湾曲面に形成されているのに対し、裏面側がインク3の上に沿って略平行に設置されるようにほぼ平坦面に形成されている。
フック4の基板41の上(表面側)には、透明な熱硬化性樹脂5がインク3の全域に亘って充填されて当該フック4の基板41をインク3を介して吊下具本体10の表面に固定している。この熱硬化性樹脂5としては、エポキシ樹脂が適用されている。この場合、フック4の耐荷重性能は、300gに設定されている。なお、熱硬化性樹脂5としては、柔軟性と透明性に優れたポリウレタン樹脂などが適用されていてもよく、特に限定されることはない。
更に、熱硬化性樹脂5には、その表面から飛び出した状態で模造宝石状物としての複数個のラインストーン6が固定されている。この各ラインストーン6としては、金色のインクに合う色調(例えばピンク色など)の小粒のものが適用され、小熊の首の部分に3つ並べて取り付けられている。
次に、吊下具1を製造する場合の手順の一例を図3〜図14に基づいて説明する。
まず、シルクスクリーン印刷による印刷工程を行う。この印刷工程では、図3に示すように、表面基材21、粘着剤22及び剥離材23の3層から構成されたロール状のシール基材2を用意し、図4に示すように、シール基材2を繰り出して、上面に弱粘着の糊剤を塗布した印刷台71上に加工し易い状態で安定させるように剥離材23側を貼り付ける。それから、図5に示すように、印刷台71上に貼り付けたシール基材2の表面基材21の表面全域にシルクスクリーン印刷を行う。このシルクスクリーン印刷では、図6に示す下地印刷用の版72と、図7に示すグリッター印刷用の版73とを用いる。両版72,73としては、一人の作業者による手作業での印刷作業が行われるように、縦870mm×横150mmのサイズのものが用いられ、枠体の中央に刷り込まれたインクによって印刷を行う。
手順としては、下地印刷用の版72を用いて表面基材21の表面に金色のインクによる下地の印刷を先に済ませ、その後、グリッター印刷用の版73を用いてパウダー状の金色のラメ素材を透明な溶剤に混合したグリッターによる印刷を行う。この溶剤としては、透明の油性インクが用いられ、組成が、SB/SB−5/PA/PAB/SG−110、102、104、105からなる混合物が適用される。
次いで、吊下具本体10を取り出す取り出し工程を行う。この取り出し工程では、印刷工程においてシルクスクリーン印刷されたシール基材2を印刷台71上から取り外し、図8に示すように、ロール状に巻いておく。その後、図9に示すように、型抜き加工装置74(例えば、株式会社志機製の型番PH−3525など)を用い、シルクスクリーン印刷を終えたシール基材2を繰り出して型抜き加工装置74に通し、シール基材2から吊下具本体10を万人に好まれるマスコット的な形状、例えば小熊が手足を広げた形状に所定間隔(例えば隣接する吊下具本体同士の間に15〜20mm程度間隔)を隔てて型抜き加工する。このとき、型抜き加工装置74による型抜き加工では、シール基材2の表面基材21及び粘着剤22のみが型抜き加工され、剥離材23の型抜き加工は行われない。
そして、型抜き加工装置74により型抜き加工されたシール基材2を、隣接する吊下具本体10同士の間で切断した後、図10に示すように、吊下具本体10の周囲から不要な部分(表面基材21及び粘着剤22)を取り除き、吊下具本体10を剥離材23と共に取り出す。
その後、フック4を固定するフック固定工程を行う。このフック固定工程では、図11に示すように、取り出し工程において取り出した吊下具本体10の表面つまりインク3の上面にフック4の基板41の取り付け位置を定める。それから、図12に示すように、フック4の基板41の上から透明な熱硬化性樹脂5(エポキシ樹脂)をインク3の全域に亘って注入具75を用いて手作業で充填し、当該フック4の基板41をインク3を介して吊下具本体10の表面に固定する。この熱硬化性樹脂5としては、A液としてのビスフェノールAと、B液としてのエピクロルヒドリンとの共重合体からなるエポキシ樹脂を用い、A液:B液を1:3の比率で混合している。また、硬化剤としては種々のポリアミンや酸無水物が使用される。このとき、熱硬化性樹脂5は、常温で内部から固化し始め、充填してから12時間後に固化が完了する。
しかる後、ラインストーン6を設置するラインストーン設置工程(模造宝石状物設置工程)を行う。このラインストーン設置工程では、図13に示すように、フック固定工程により充填された熱硬化性樹脂5が硬化完了する前、例えば熱硬化性樹脂5の充填から約8時間経過後の半固化状態で、ピンセット76によりラインストーン6を設置する。このとき、熱硬化性樹脂5は、固化が完了していないため、その表面側が柔らかく、ラインストーン6を設置した際に下部のみが埋まって表面から上部が飛び出した状態で固定される。
それから、ラインストーン設置工程後に熱硬化性樹脂5が硬化完了するまで待機する待機工程を行う。この待機工程では、ラインストーン設置工程後に熱硬化性樹脂5が硬化完了するまでに要する時間、つまり熱硬化性樹脂5が充填から固化が完了するまでの12時間が経過するまで待機し、吊下具1を得る。
その後、得られた吊下具1を、図14に示すように、パッケージ77にセットする。このパッケージ77は、吊下具1の裏面つまり剥離材23の裏面が弱粘着の接着剤(図示せず)により貼着された厚紙よりなるパッケージ基板771と、このパッケージ基板771の周囲を外方から囲む折り返し片(図示せず)を備え、フック4との干渉を回避する膨出部772を略中央部に備えたPET(Polyethylene terephthalate)樹脂よりなる透明ケーシング773とからなる。
したがって、本実施の形態では、吊下具本体10は、万人に好まれるマスコット的な形状に形成されているので、その形状自体に十分な特異性が発揮されることになる。しかも、吊下具本体10の表面全域つまり表面基材21の表面全域に印刷されたインク3のラメ素材と、その上に充填した透明な熱硬化性樹脂5の表面から飛び出すラインストーン6とによって、見栄えが著しく向上する。これにより、十分な特異性が発揮された形状と相俟って、壁などに吊下具1を貼り付けた際の装飾性及び判別性を非常に優れたものにすることができる。
しかも、吊下具1が、シール基材2の表面全域をラメ素材を含むインク3で印刷する印刷工程と、マスコット的な形状に型抜き加工した吊下具本体10の周囲から不要な部分を取り除いて吊下具本体10を取り出す取り出し工程と、吊下具本体10の表面に基板41の上から透明な熱硬化性樹脂5をインク3の全域に亘って充填してフック4の基板41を固定するフック固定工程と、熱硬化性樹脂5が硬化完了する前にその表面から飛び出した状態でラインストーン6を固定するラインストーン設置工程と、熱硬化性樹脂5を充填してから硬化完了するまでの12時間が経過するまで待機する待機工程とを順に経て吊下具1を製造することで、見栄えが著しく向上し、十分な特異性が発揮された形状と相俟って壁などに貼り付けた際の装飾性及び判別性が非常に優れた吊下具1を提供することができる。
なお、本考案は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、前記実施の形態では、吊下具1(吊下具本体10)を小熊が手足を広げた形状に形成したが、図15に示すような星形状の吊下具101、図16に示すような王冠形状の吊下具102、図17に示すような城形状の吊下具103、図18に示すような猫形状の吊下具104、図19に示すようなアヒル形状の吊下具105、図20に示すようなタワー形状の吊下具106、図21に示すようなブドウの房形状の吊下具107、図22に示すようなドクロマーク形状の吊下具108、図23に示すような子豚形状の吊下具109、図24に示すようなイチゴ形状の吊下具110、図25に示すようなユニコーン形状の吊下具111、図26に示すようなリボン形状の吊下具112、図27に示すようなペンギン形状の吊下具113、図28に示すようなカエル形状の吊下具114、図29に示すようなリンゴ形状の吊下具115、図30に示すような鳩形状の吊下具116、図31に示すような白鳥形状の吊下具117、図32に示すような羊形状の吊下具118、図33に示すような蝶形状の吊下具119、図34に示すような小鹿形状の吊下具120、図35に示すような四つ葉のクローバ形状の吊下具121、図36に示すようなハート形状の吊下具122、図37に示すようなキノコ形状の吊下具123、図38に示すような花びら形状の吊下具124、図39に示すようなリス形状の吊下具125、又は、図40に示すようなウサギ形状の吊下具126が形成されていてもよい。この場合、各吊下具101〜126には、それぞれフック4が設けられているとともに、それぞれポイントとなる位置に同じ大きさ又は大小異なる大きさのラインストーン6が固定されている。
また、前記実施の形態では、下地印刷用の版72を用いて表面基材21の表面に金色のインクにより下地の印刷を行ったが、下地の印刷に用いるインクは何色であってもよい。
また、前記実施の形態では、グリッター印刷用の版73を用いてパウダー状の金色のラメ素材を透明な溶剤に混合したグリッターにより印刷を行ったが、下地の印刷を先に済ませてから、パウダー状の蓄光剤を透明な溶剤に混合した油性のインクによって印刷が行われていてもよい。
また、前記実施の形態では、熱硬化性樹脂5にラインストーン6を固定したが、熱硬化性樹脂が硬化完了する前にその表面から飛び出した状態でビーズやスワロフスキー、又はアクリルストーンなどの模造宝石状物が固定されていてもよい。
また、前記実施の形態では、透明なポリスチレン樹脂よりなるフック4を用いたが、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン共重合化合物)や、アクリル樹脂(アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体)などからなるフックであってもよい。
1,101〜126 吊下具
10 吊下具本体
2 シール基材
21 表面基材
22 粘着材
23 剥離材
3 インク
4 フック
41 基板(基部)
5 熱硬化性樹脂
6 ラインストーン(模造宝石状物)

Claims (2)

  1. 表面基材、粘着材及び剥離材の3層から構成された吊下具本体は、万人に好まれるマスコット的な形状に形成され、その表面全域は、ラメ素材又は蓄光剤を溶剤に混合したインクを用いて印刷されており、
    前記インクの上には、フックの基部が設置されているとともに、このフックの基部の上から透明な熱硬化性樹脂が前記インクの全域に亘って充填されて当該フックが固定され、
    前記熱硬化性樹脂には、その表面から飛び出した状態で模造宝石状物が固定されていることを特徴とする吊下具。
  2. 表面基材、粘着材及び剥離材の3層から構成されたシール基材の表面全域を、ラメ素材又は蓄光剤を溶剤に混合したインクを用いて印刷する印刷工程と、
    この印刷工程によりインクが印刷されたシール基材から吊下具本体を万人に好まれるマスコット的な形状に型抜き加工した後、その吊下具本体の周囲から不要な部分を取り除いて吊下具本体を取り出す取り出し工程と、
    この取り出し工程により取り出された吊下具本体の表面にフックの基部の取り付け位置を定め、前記フックの基部の上から透明な熱硬化性樹脂を前記インクの全域に亘って充填して当該フックを固定するフック固定工程と、
    このフック固定工程により充填された熱硬化性樹脂が硬化完了する前に当該熱硬化性樹脂にその表面から飛び出した状態で固定されるように模造宝石状物を設置する模造宝石状物設置工程と、
    この模造宝石状物設置工程後に前記熱硬化性樹脂を硬化完了するまで待機する待機工程と、
    を備えていることを特徴とする吊下具の製造方法。
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