JP3168231U - 型枠固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサーナット及びセパレータの錆によりコンクリートの劣化がした場合のコンクリートの耐候性や耐久性の低下を低減又は防止する型枠固定具を提供する。【解決手段】型枠固定具10は、大略円柱状の軸足11の一端にインナーナット12が螺合された構造である。軸足11のネジ部16に近い所定の位置には大略円盤状のパッキン13とストッパ14とが形成されている。軸足11は、ストッパ14とネジ部の端部との間の円柱状の中間部の長さが6mm以上の任意の長さに調整されている。軸足11は、ストッパ14とネジ部16とが一体的に構成されており、パッキン13の中心貫通孔がストッパ14とネジ部16との間に挿通された剛性のある部材からなる構造であるが、所定部分がプラスチック(例えばプロピレン、ポリエチレン)でコーティングされているか、又は剥離剤が塗布されている。【選択図】図1

Description

本考案は型枠固定具に係り、特にコンクリートの打設時に用いる型枠固定具に関する。
対向して配置した2枚の型枠用合板の間にコンクリートを充填して硬化させるコンクリート打設時に使用される型枠用合板を固定するための型枠固定具として、現在はコンクリート内に埋め込む埋め込み式の型枠固定具が用いられることが多い。
この埋め込み式の型枠固定具として、本出願人は打設後のコンクリート表面に対して型枠固定具を1mm〜5mm程度コンクリート内部側にずらして仕上げる所謂1mm〜5mm落としが容易にできる型枠固定具を開示した(例えば、特許文献1参照)。この1mm〜5mm落としは、コンクリート表面の出っ張りを防止するなどのためである。
一方、近年、埋め込み式の型枠固定具の他の例として、軸足先端にネジ部を形成した所謂ネジタイプの型枠固定具も提案されている(例えば、特許文献2参照)。このネジタイプの型枠固定具では、丸棒状の軸足の一部にインナーナットが螺合され、かつ、軸足の先端にネジ部を形成した構造であり、インナーナットにセパレータが螺合され、軸足のネジ部にフォームタイを螺合することができるため、中心の貫通孔の一方の側から別部材の接続用ボルトを挿通させて螺合し、その接続用ボルトにフォームタイを螺合すると共に、中心の貫通孔の他方の側からセパレータを螺合する構造の特許文献1記載の型枠固定具に比べてより強固に型枠固定具を固定支持することができ、また打設時に接続用ボルトを型枠固定具内に螺合する作業、コンクリート硬化後に接続用ボルトを外す作業、型枠固定具の中心孔の穴埋め作業等が不要なため、コスト削減と工期短縮が期待される。
特許第2938440号公報 特開2010−222792号公報
しかしながら、上記の従来のネジタイプの型枠固定具で1mm〜5mm落としを行うと、打設されたコンクリート内にセパレータと共にインナーナットの端部がコンクリート表面に数ミリ程度と近接した状態で埋め込まれるため、鉄製のインナーナット及びセパレータの錆の発生により打設後のコンクリートが劣化し、甚だしい場合はコンクリートの爆裂が発生し、耐候性や耐久性が著しく落ちるという問題がある。
本考案は以上の点に鑑みなされたもので、インナーナット及びセパレータの錆の発生に起因するコンクリートの耐候性や耐久性の低下を低減又は防止し得る型枠固定具を提供することを目的とする。
本考案は上記の目的を達成するため、両端に螺刻された第1及び第2のネジ部と、それら第1及び第2のネジ部の間に設けられたストッパとが一体的に形成されると共に、第1のネジ部とストッパの位置との間にパッキンが貫通されており、ストッパから第2のネジ部までの長さが6mm以上の任意の長さに調整された大略円筒状の軸足と、中心貫通孔の内壁に螺刻された雌ネジ部の一端から途中まで軸足の第2のネジ部が螺合しており、雌ネジ部の他端から途中までセパレータが螺合するインナーナットとを有する構造である。
また、上記の目的を達成するため、本考案は、軸足の第2のネジ部の端部に、インナーナットと接し、かつ、インナーナットの中心貫通孔よりも大径の第2のストッパが設けられていることを特徴とする。
ここで、上記のパッキン以外の軸足の部分は、プラスチック又は樹脂によるコーティング又は剥離剤が塗布されていてもよい。
本考案によれば、インナーナット及びセパレータに発生した錆による打設されたコンクリートの耐候性や耐久性の低下を防止することができる。
本考案の型枠固定具の一実施の形態の外観側面図である。 図1中の軸足の一実施の形態の外観側面図である。 図1中のインナーナットの一例の一実施の形態の外観斜視図である。 本考案の型枠固定具を用いたコンクリート構築方法の説明用断面図である。
次に、本考案の一実施形態について図面と共に説明する。
図1は、本考案になる型枠固定具の一実施の形態の外観側面図、図2は図1中の軸足の一実施の形態の外観側面図、図3は図1中のインナーナットの一例の一実施の形態の外観斜視図を示す。図1〜図3中、同一構成部分には同一符号を付してある。
図1に示すように、本実施の形態の型枠固定具10は、大略円柱状の軸足11の一端にインナーナット12が螺合された構造である。軸足11は、図2に示すように、円柱の両端にそれぞれ第1のネジ部16と第2のネジ部17とが螺刻されている。また、軸足11のネジ部16に近い所定の位置には大略円盤状のパッキン13とストッパ14とが形成されている。
本実施の形態の軸足11は、ストッパ14とネジ部17との間の円柱状の中間部18の長さLが、6mm以上の任意の長さに調整されている点に一つの特徴がある。この長さLは固定であるが、打設後のコンクリート内に埋め込まれたインナーナット12の端面がコンクリート表面からどれだけ奥まった位置にあるようにするかの要求に応じて自在に調整可能である。例えば土木の規定によりコンクリート表面からインナーナット12の端面が40mm奥まった位置にくるように定められている地域では長さLは40mm程度に設定され、また土木でもそのような規定がない地域や建築などのように特にそのような規定がない場合は、長さLは顧客の要求に応じた6mm以上の長さに設定される。
パッキン13は軸足11の中心軸と同一の中心軸を有し、かつ、中間部18の直径よりも大径の大略円盤状で、中心に貫通孔を有し、また軸方向の長さが例えば1.5mm〜2mm程度の構成部分で、型枠用合板の一方の面と圧設する。なお、パッキン13は例えばゴム製又はプラスチック製であり、型枠固定具10をハンマーで叩いたりしてもそれによる中間部18等への衝撃を和らげることができる。
ストッパ14は、パッキン13に連接しており、中間部18の直径よりも大径で、かつ、パッキン13の直径よりも小径の円盤状構成部分で、パッキン13がネジ部17方向に移動しないように規制するための構成部材である。
軸足11は、ストッパ14とネジ部16及び17とが一体的に構成されており、パッキン13の中心貫通孔がストッパ14とネジ部16との間に挿通された剛性のある部材からなる構造であるが、少なくともストッパ14と中間部18とを含む部分がプラスチック(例えばプロピレン、ポリエチレン)で被覆されているか、又はテフロン(登録商標)等の樹脂でコーティングされている。これは硬化したコンクリートから軸足11を容易に取り外せるようにするためである。なお、軸足11のパッキン13以外の部分を剥離剤で塗布しても同様の効果が得られる。
インナーナット12は、図3の外観斜視図に示すように、中心に貫通孔が穿設された大略中空円筒状の部材で、中心貫通孔の内壁には軸足11のネジ部17と螺合する雌ネジ部19が螺刻されている。この雌ネジ部19は図示しないセパレータとも螺合する。
次に、本実施の形態の型枠固定具10を用いたコンクリート躯体の構築方法について、図4の要部断面図を参照して説明する。
まず、図4(A)に示すように、長尺ボルトであるセパレータ21の両端(図4では一端側のみ図示)の雄ネジ部をインナーナット12内の雌ネジ部19の途中まで螺合させる。続いて、外部から型枠用合板23をその貫通孔が型枠固定具10のネジ部16を通してパッキン13に接するように取り付ける。
続いて、図4(A)に示すように、フォームタイ22を外部から型枠固定具10のネジ部16にネジ込む。このときパッキン13はストッパ14によりネジ部17方向(図中、右方向)への移動が規制されている。従って、型枠用合板23はフォームタイ22とパッキン13との間に強固に締結される。なお、図示していないが、この後フォームタイ22がパイプにより更に型枠用合板23を強固に支持する。その後、型枠用合板23と、これに離間対向して同様に配設されたもう一方の型枠用合板(図示せず)との間に、硬化前のコンクリート24を充填し打設する。
続いて、コンクリート24が硬化した後、フォームタイ22、型枠用合板23をそれぞれ撤去した後、型枠固定具10の軸足11を取り外す。このとき、軸足11の少なくともストッパ14と中間部18とを含む部分がプラスチック(例えばプロピレン、ポリエチレン)又はテフロン(登録商標)等の樹脂でコーティングされているか、剥離剤が塗布されているため、コンクリート24が硬化していても容易にコンクリート24から取り外すことができる。また、パッキン13もストッパ14により一緒に取り外される。
これにより、図4(B)に示すように、型枠固定具10の軸足11以外の部分、すなわちインナーナット12はコンクリート24内に残留すると共に、軸足11がそれまで存在していた部分に空間25が形成される。この空間25は、軸足11の中間部18の長さLとほぼ同じ長さ分だけコンクリート24の表面から奥の方向まで形成される。このことは、図4(B)に示すように、インナーナット12のコンクリート表面側端部が、コンクリート24の表面から軸足11の中間部18の長さLよりやや長い距離だけ奥まった位置にあることを意味する。
続いて、図4(C)に示すように、空間25内をエポキシ樹脂、防水剤又はセメントフィラーなどの充填剤26を流し込み、続いて追っかけでポリエチレン、セラミック、モルタル材などのキャップ27を充填剤26に埋め、充填剤26の表面を覆う。
このように、本実施の形態の型枠固定具10によれば、軸足11の中間部18の長さLが6mm以上の任意の長さに設定されており、従来の1mm〜5mm程度の長さに比べて長くできるため、打設されたコンクリート24内に残留するインナーナット12の端部及びセパレータ21の先端部を、コンクリート24の表面から上記の6mm以上の任意の長さに対応した距離だけ奥まった位置に施工することができるため、その後にインナーナット12及びセパレータ21に錆が発生したとしても、従来に比べてインナーナット12及びセパレータ21に発生した錆による打設されたコンクリートの耐候性や耐久性の劣化を低減又は防止することができ、コンクリート躯体の長寿命化を実現することができる。
10 型枠固定具
11 軸足
12 インナーナット
13 パッキン
14 ストッパ
16、17 ネジ部
18 中間部
19 雌ネジ部

Claims (2)

  1. 両端に螺刻された第1及び第2のネジ部と、それら第1及び第2のネジ部の間に設けられたストッパとが一体的に形成されると共に、前記第1のネジ部と前記ストッパの位置との間にパッキンが貫通されており、前記ストッパから前記第2のネジ部までの長さが6mm以上の任意の長さに調整された大略円筒状の軸足と、
    中心貫通孔の内壁に螺刻された雌ネジ部の一端から途中まで前記軸足の前記第2のネジ部が螺合しており、前記雌ネジ部の他端から前記途中までセパレータが螺合するインナーナットと
    を有する型枠固定具。
  2. 前記パッキン以外の前記軸足の部分は、プラスチック又は樹脂によるコーティング又は剥離剤が塗布されていることを特徴とする請求項1記載の型枠固定具。
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