JP3168139B2 - 車両のステアリング用伝送装置 - Google Patents

車両のステアリング用伝送装置

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JP3168139B2 JP05316395A JP5316395A JP3168139B2 JP 3168139 B2 JP3168139 B2 JP 3168139B2 JP 05316395 A JP05316395 A JP 05316395A JP 5316395 A JP5316395 A JP 5316395A JP 3168139 B2 JP3168139 B2 JP 3168139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエアバッグを備
えた車両のステアリング装置のように、回転数が有限で
ある回転体と固定体との間で、電気信号の送受を行う際
に用いる伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のステアリング用伝送装置と
しては各種形態のものが開発され開示されている。例え
ば、実公昭62−45428号公報の「自動車用スリ
ップリングの構造」や、実公平3−48867号公報
の「ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装
置」等が存在する。
【0003】前記は、固定接点板を備えた固定ケース
と、該固定接点板と接触する摺動接片を有する可動ケー
スとからなる自動車用スリップリングにおいて、外周面
に2本の突状部を形成した筒柱から成るキャンセルロー
ターを、可動ケースの下面略中央に一体的に垂下形成
し、該筒柱の周囲に固定ケースと係合する円筒状の舌片
を有したことを特徴とするスリップリングの構造であ
る。
【0004】また、前記は、コイルテープを収納した
固定ケースと可動ケースからなる収納ケースの中心部
に、上部に駆動ピンを備えた円筒状のキャンセルカム・
スリーブ外周周囲の第1係合手段を介して前記可動ケー
スの係合突起(第2係合手段)に連結し、このキャンセ
ルカムスリーブの下面とターンシグナルスイッチ・ボデ
ィとの間にスプリングを設けた電気的接続装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のものは、可動
ケース側の取付部を、まずステアリングホイールの中央
下面部にビス止めし、その後固定ケース側の接続部を方
向指示器(コンビネーションスイッチ)の支持部材へ嵌
着する構造である為、ステアリングホイール下面と、こ
の支持部材との間のギャップを吸収する機構が無く、こ
の為、各部品の寸法管理が非常に面倒なものとなる。
【0006】また、前記のものは、キャンセルカム・
スリーブを直接ステアリングホイールと結合させ、その
下面にスプリングを設けて常時ステアリングホイール側
に付勢させている。このスプリングの下端は、ターンシ
グナルスイッチ・ボディと当節している為、ステアリン
グホイールの回転によりスプリングの上端もしくは下端
が、キャンセルカム・スリーブもしくはターンシグナル
スイッチ・ボディとの間で圧接状態にて摺動回転するこ
とになり、摺動騒音が発生する。この摺動騒音はたとえ
小さいものであったとしても、車内の静寂性が厳しく要
求されている現在、ステアリングホイールを通じて感じ
るため、不快感を与えるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来品にお
ける問題点を解決すべく種々検討した結果発明されたも
ので、ステアリングホイールの回転を直接可動ケースに
伝えるのではなく、別体の駆動スリーブを介して伝え、
可動ケースの円筒状内側壁下部に垂下形成したローター
スリーブの外周部をキャンセルカムと対応させたことを
特徴とするものである。
【0008】即ち、本発明の第1は、下側の固定ケース
(1)と、上側の可動ケース(2)とを同心円状で回転
可能に、かつ内部空間(5)が形成できるように組み合
わせ、該内部空間(5)内に渦巻状の帯状電線(6)を
収納し、該帯状電線(6)の外端部を固定ケース(1)
の外方に固定すると共に、内端部を可動ケース(2)の
中心側に固定してなる車両のステアリング用伝送装置に
おいて、下側の固定ケース(1)を底壁(1a)と、そ
の外周部上方に設けた円筒状の外側壁(1b)により形
成し、上側の可動ケース(2)を上壁(2a)とその内
周部下方に設けた円筒状の内側壁(2b)により形成す
ると共に、該内側壁(2b)の下部を延長垂下させて内
周部にリング状の肩部(2c)を有するロータースリー
ブ(2d)を一体的に備えたものとして、前記内側壁
(2b)の内面に垂直突起(2e)を複数設けると共
に、該ロータースリーブ(2d)の外周下部には、複数
のキャンセル突起(2g)を設け、一方、上面に複数の
ピン(3a)を突出させたリング状板(3d)の外周部
下方に円筒状のスリーブ(3e)を設けると共に、該ス
リーブ(3e)の外面に複数の垂直溝(3b)を設けて
なる駆動スリーブ(3)を別体にて形成し、前記駆動ス
リーブ(3)を、その上面のリング状板(3d)の下面
と、前記ロータースリーブ(2d)の肩部(2c)との
間に圧縮コイルバネ(4)を介し、前記垂直突起(2
e)に垂直溝(3b)を嵌めることにより、可動ケース
(2)に対し駆動スリーブ(3)が所定の範囲内におい
て上下動可能な状態で共に回転可能となし、可動ケース
(2)下部のロータースリーブ(2d)のキャンセル突
起(2g)を、コンビネーションスイッチ(10)のキ
ャンセルカム(11)に対応させ、駆動スリーブ(3)
上面のピン(3a)をステアリングホイール(20)と
直結させたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の第2は、前記可動ケース
(2)の前記ロータースリーブ(2d)の内面に係止段
部(2f)を設け、一方、前記駆動スリーブ(3)の前
記スリーブ(3e)の下部には、この係止段部(2f)
に弾性係合する係止爪(3c)を設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明においてはステアリングホイール(2
0)の回転は、駆動スリーブ(3)のピン(3a)を介
して駆動スリーブ(3)から可動ケース(2)に伝えら
れる。この際、ステアリングホイール(20)の軸方向
のギャップは、駆動スリーブ(3)が、所定の範囲内で
上下摺動可能であること、及び、駆動スリーブ(3)が
下部に設けられた圧縮コイルバネ(4)により、常時ス
テアリングホイール(20)の下面に押圧するように付
勢されていることから、適宜吸収される。
【0011】また、圧縮コイルバネ(4)は駆動スリー
ブ(3)を上方に付勢する作用のみのため、ステアリン
グホイール(20)の回転による摺動が無く、摺動によ
る騒音は生じない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図中(1)は、円盤状の底壁(1a)とその外周
部上方に設けた円筒状の外側壁(1b)とからなる下側
の固定ケースである。
【0013】(2)は、図2に示すように円盤状の上壁
(2a)と、その内周部下方に設けた円筒状の内側壁
(2b)とから成る上側の可動ケースである。
【0014】この可動ケース(2)には、上部に位置す
る内側壁(2b)の内面に複数(4本)の垂直突起(2
e)が、内側壁(2b)の下端部近傍まで設けられ、そ
の下端部にリング状の肩部(2c)が該垂直突起(2
e)よりも内方に張り出すように設けられ、下部に位置
するロータースリーブ(2d)の下半部外周面には、複
数(2本)のキャンセル突起(2g)が設けられてい
る。尚、(2f)は、前記垂直突起(2e)の間の対向
位置に、肩部(2c)を切り欠いて、その下方のロータ
ースリーブ(3)の内面に設けられた係止段部で、後述
する駆動スリーブ(3)の係止爪(3c)を固定する為
のものである。
【0015】(3)は、前記可動ケース(2)の内側壁
(2b)内に上下摺動可能に嵌まる駆動スリーブで、上
面に複数(2本)のピン(3a)を突出させたリング状
板(3d)の外周部下方に、前記内側壁(2b)に摺動
可能に嵌まる円筒状のスリーブ(3e)を設けると共
に、該スリーブ(3e)の外周面に、前記垂直突起(2
e)に嵌まる複数(4本)の垂直溝(3b)を設け、更
にスリーブ(3e)の下端の一部を垂下延長させて、そ
の下端に外向きの係止爪(3c)を対向する位置に設け
てなるものである。
【0016】
【組立状態】図1に示すように、上記下側の固定ケース
(1)と、上側の可動ケース(2)とを同心円状で回転
可能に、かつ両者の間にドーナツ状の内部空間(5)が
形成できるように組み合わせ、該内部空間(5)内に、
渦巻き状の帯状電線(6)を収納し、その外端部を固定
ケース(1)の外方に固定すると共に、内端部を可動ケ
ース(2)の内側壁(2b)に固定し、それぞれ図示し
ないリード線等により、ケースの外へ導出する。
【0017】上記の状態で、可動ケース(1)中央部に
ステアリングシャフト(21)を挿通させ、可動ケース
(1)下部のロータースリーブ(2d)のキャンセル突
起(2g)をコンビネーションスイッチ(10)のキャ
ンセルカム(11)に臨ませた状態にて、固定ケース
(1)を予め取り付けておいたコンビネーションスイッ
チ(10)の上面に、図示しないネジ等を用いて固定す
る。
【0018】次いで、上記駆動スリーブ(3)の内側壁
(2b)内への組み込みに関しては、可動ケース(2)
の内側壁(2b)の下部に形成された肩部(2c)の上
部に、圧縮コイルバネ(4)を介して、このバネ(4)
の上半部を被せるように垂直突起(2e)と垂直溝(3
b)とを嵌め合わせると共に、係止爪(3c)を係止段
部(2f)に押し込んで、駆動スリーブ(3)を可動ケ
ース(2)の内側壁(2b)内に上下摺動可能に嵌め込
む。
【0019】その後、駆動スリーブ(3)を圧縮コイル
バネ(4)の力に抗して下方へ押さえ込んだ状態にて、
これをステアリングホイール(20)の下面に形成され
たピン孔(20a)と、駆動スリーブ(3)上面のピン
(3a)とが対応するようにステアリングホイール(2
0)をステアリングシャフト(21)に取り付ければ、
圧縮コイルバネ(4)の反発力により、ピン(3a)は
ピン孔(20a)に嵌入され、ステアリングホイール
(20)と、駆動スリーブ(3)は一体的に回動可能に
なる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のような構成の為、ステア
リングホイール(20)の軸方向のギャップは、所定の
範囲内で上下動可能な駆動スリーブ(3)により適宜吸
収され、ピン(3a)がステアリングホイール(20)
から外れたり、逆に圧迫されたりすることは無いので、
各部品の寸法管理の手間が軽減される。
【0021】また、圧縮コイルバネ(4)は、可動ケー
ス(2)及び駆動スリーブ(3)と一体的に回動するの
で、従来品のように摺動騒音が発生することも無くなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縦断側面図
【図2】 本発明に係る駆動スリーブと可動ケースとの
分解斜視図
【符号の説明】
1・・・・固定ケース 1a・・・・底壁 1b・・・・外側壁 2・・・・可動ケース 2a・・・・上壁 2b・・・・内側壁 2c・・・・肩部 2d・・・・ロータースリーブ 2e・・・・垂直突起 2f・・・・係止段部 2g・・・・キャンセル突起 3・・・・駆動スリーブ 3a・・・・ピン 3b・・・・垂直溝 3c・・・・係止爪 4・・・・圧縮コイルバネ 6・・・・帯状電線 10・・・・コンビネーションスイッチ 11・・・・キャンセルカム 20・・・・ステアリングホイール 21・・・・ステアリングシャフト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側の固定ケース(1)と、上側の可動
    ケース(2)とを同心円状で回転可能に、かつ内部空間
    (5)が形成できるように組み合わせ、該内部空間
    (5)内に渦巻状の帯状電線(6)を収納し、該帯状電
    線(6)の外端部を固定ケース(1)の外方に固定する
    と共に、内端部を可動ケース(2)の中心側に固定して
    なる車両のステアリング用伝送装置において、 下側の固定ケース(1)を底壁(1a)と、その外周部
    上方に設けた円筒状の外側壁(1b)により形成し、上
    側の可動ケース(2)を上壁(2a)とその内周部下方
    に設けた円筒状の内側壁(2b)により形成すると共
    に、該内側壁(2b)の下部を延長垂下させて内周部に
    リング状の肩部(2c)を有するロータースリーブ(2
    d)を一体的に備えたものとして、前記内側壁(2b)
    の内面に垂直突起(2e)を複数設けると共に、該ロー
    タースリーブ(2d)の外周下部には、複数のキャンセ
    ル突起(2g)を設け、一方、上面に複数のピン(3
    a)を突出させたリング状板(3d)の外周部下方に円
    筒状のスリーブ(3e)を設けると共に、該スリーブ
    (3e)の外面に複数の垂直溝(3b)を設けてなる駆
    動スリーブ(3)を別体にて形成し、前記駆動スリーブ
    (3)を、その上面のリング状板(3d)の下面と、前
    記ロータースリーブ(2d)の肩部(2c)との間に圧
    縮コイルバネ(4)を介し、前記垂直突起(2e)に垂
    直溝(3b)を嵌めることにより、可動ケース(2)に
    対し駆動スリーブ(3)が所定の範囲内において上下動
    可能な状態で共に回転可能となし、可動ケース(2)下
    部のロータースリーブ(2d)のキャンセル突起(2
    g)を、コンビネーションスイッチ(10)のキャンセ
    ルカム(11)に対応させ、駆動スリーブ(3)上面の
    ピン(3a)をステアリングホイール(20)と直結さ
    せたことを特徴とする車両のステアリング用伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記可動ケース(2)の前記ロータース
    リーブ(2d)の内面に係止段部(2f)を設け、一
    方、前記駆動スリーブ(3)の前記スリーブ(3e)の
    下部には、この係止段部(2f)に弾性係合する係止爪
    (3c)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車
    両のステアリング用伝送装置。
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