JP3168050B2 - コーディング用ミシン - Google Patents

コーディング用ミシン

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JP3168050B2
JP3168050B2 JP03945692A JP3945692A JP3168050B2 JP 3168050 B2 JP3168050 B2 JP 3168050B2 JP 03945692 A JP03945692 A JP 03945692A JP 3945692 A JP3945692 A JP 3945692A JP 3168050 B2 JP3168050 B2 JP 3168050B2
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達矢 小川
稔 林
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紐を布に縫い付けるコ
ーディング縫いのミシンに関し、特に紐を所望の曲線形
状で布に縫い付けられるようにしたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコーディング縫いは、紐を紐付け
押えで布に固定配置し、針を針振り機構により横方向に
交互に振らせ、布を布送り機構で前後方向に送ることに
より、紐の両側をジグザグ縫いして行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコーディング縫いでは、ジグザグ縫いが前後送
りのパターンなので直線形状にしか紐を布に縫い付ける
ことができず、紐付け形状が単調であり、自由度がない
等の欠点があった。
【0004】本発明は、上述した欠点を解消し、布に紐
を曲線形状に縫い付けることのできるミシンを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、布に紐を縫付けるコーディング用ミシンにおいて、
針を上下動させる機構と、針を横方向に振らせる針振り
機構と、送り歯により布を前後に送る前後送り機構と、
送り歯により布を横方向に移動させる横送り機構とを備
えた縫製機構と、布を押さえると共に縫い付け位置の直
前で紐を固定する紐付け押えと、縫付け形状に応じて横
方向への布送りデータと、前後送り方向への布送りデー
タと、前記二つの布送りデータと紐幅とに応じて決定さ
れる針落データとからなる縫付けデータを縫付け形状毎
に記憶する記憶手段と、所望の該縫付け形状を入力する
指示手段と、前記記憶手段に記憶された縫付けデータか
ら前記指示手段で指示された縫付けデータを読出し、該
読出された縫付けデータに応答して紐を布に縫付ける上
記縫製機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】上記構成のミシンでは、前記指示手段により指
示された所望の縫付け形状データに基づいて縫製機構を
制御し紐を所望の縫付け形状で布に縫い付できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。
【0008】図1は、本発明一実施例のミシン制御系の
要部ブロック構成図を示す。 図1において、前記制
御装置9はマイクロコンピュータで構成されることが好
ましく、この制御装置9にはそれぞれスタートスイッチ
19、ストップスイッチ21、模様選択スイッチ23、
紐太さ選択スイッチ25が接続されている。また、ミシ
ン本体は、針を上下動する機構、針を左右方向に振らせ
る針振り機構、布を縫い方向に布送りする前後送り機
構、及び布を横方向に移動させる横送り機構を備えてお
り、前記針駆動機構をミシンモータ7で、更に、前記針
振り機構を針振りモータで、前後送り機構を縦送りモー
タで、横送り機構を横送りモータでそれぞれ駆動し、か
つこれらモータの駆動を上記制御装置9で制御するよう
になっている。
【0009】即ち、該制御装置9の制御出力は、ミシン
モータ7、針振りモータ27、縦送りモータ29、横送
りモータ31にそれぞれ導かれている。
【0010】更に、この制御装置9には、予め試縫いし
て統計的に求めた各紐の縫付け形状(即ち、縫付け模
様)に対応して、横送方向への布送りデータ、前後送り
方向への布送りデータ、及び上記両布送りデータと紐幅
に応じて決定される針落データ等から構成された縫付け
データテーブル(後述の図5参照)を記憶した記憶装置
32が接続されている。
【0011】前記制御装置9は、上記各スイッチ23、
25で操作者から入力された指示に対応して記憶装置3
2の記憶データから該指示された縫付けデータを読出し
て、この読出した縫付けデータに基づいてミシンモータ
7、針振りモータ27、縦送りモータ29、及び横送り
モータ31およびミシン本体の機構を制御プログラムに
より駆動する様に構成されている。
【0012】図2及び図3は本願発明の動作原理を示す
ための説明図である。
【0013】図2で、35は一般的な紐付け押えを示
し、紐37はその一端を該紐付け押え35の上の紐固定
部38に固定され、他端を糸39により該紐37が布3
3に縫付けられた直前の縫付け位置40に固定される。
従って、この状態で前後送りに加えて横送りを加えて布
33を横方向に布送りすると図3に示す様に紐37は縫
製穴42中で変位し、両送り量を適宜選択すると図3に
示す如く所望の縫付け形状を得ることができる。
【0014】尚、図2は紐付け押えの部分を拡大して示
した斜視図、図3は平面図を示す。また、図3で45は
針をその針振り位置に平面的に示したものである。
【0015】このような構成の本発明一実施例の特徴あ
る動作を図に基づいて説明する。
【0016】ミシンの操作者は、所望の縫付け形状を模
様選択スイッチ23で選択して、入力し、縫付ける紐3
7の太さを紐太さ選択スイッチ25により入力する。こ
れにより、制御装置9は該入力された指示データに基づ
いて記憶装置32から該指示に対応する縫付けデータテ
ーブルを読出す。
【0017】ここでは、該読出された縫付けデータテー
ブルが、例えば図4の如き縫付けデータテーブル500
であるとする。図4に示す縫付けデータテーブル500
は図5に示した縫付け形状を縫製するための縫付けデー
タテーブルである。縫付けデータテーブルには縫付け形
状に応じた各針落ち(1),(2),…,(11),…
の横送方向への布送り量のデータ、前後送り方向への前
後布送り量データと、上記両送り量データと紐幅に応じ
て決定される針落データとが記憶されている。
【0018】ここで、図5において、「・」の如く黒点
で示される位置が針落ち位置(1)・・・・(11)・
・・・を示し、「▲」の如く黒三角で示される位置が紐
付け押え35の紐固定部38の位置を示し、Fが前後送
り量を示し、Yが横送り量を示す。
【0019】制御装置9は、このテーブル500を使用
して、ミシンモータ7、針振りモータ27、縦送りモー
タ29、及び横送りモータ31の駆動を制御する。
【0020】すなわち、針落ち(1)のときには針45
の針落ち位置を右0.5〔mm〕、布の前後送り量F1
1.0〔mm〕、横送り量Yを「なし」とするデータを使
用することにより、前各モータ27,29,31を駆動
制御する。これにより、針振り機構は右に0.5〔mm〕
位置に針45を針振し、前後送り機構は前後送り量F1
を1.0〔mm〕とし、横送り機構は横送り量Yを零とし
て布33を布送することになり、紐37が糸39により
図5の針落ち位置(1)で布33に縫い付けられる。以
後同様に、制御装置9は、針落ち(2)のときには針落
ち位置を左0.5〔mm〕、前後送り量F2 を2.0〔m
m〕、横送り量Yを「なし」とするデータを、針落ち
(3)のときには針落ち位置を右0.5〔mm〕、前後送
り量F3 を2.0〔mm〕、横送り量Yを「なし」とする
データを、針落ち(4)のときには針落ち位置を左0.
6〔mm〕、前後送り量F4 を1.5〔mm〕、横送り量Y
を「なし」とするデータを、針落ち(5)のときには針
落ち位置を右0.4〔mm〕、前後送り量F5 を1.0
〔mm〕、横送り量Yを「なし」とするデータを、針落ち
(6)のときには針落ち位置を左0.4〔mm〕、前後送
り量F6 を1.0〔mm〕、横送り量Yを右送り1回とす
るデータを使用し、このデータを次々に針落ち(7)…
以降も続けることにより、前各モータ27,29,31
を駆動制御して、布33を布送りするとともに針45の
針落ち位置を制御して紐37を布33に縫い付ける。こ
れにより、紐37は、図5に示すように、右に曲がった
曲線形状で布33に縫い付けられることになる。
【0021】また、図6及び図7は他の縫付け形状を示
す図であり、制御装置9は記憶装置32の縫付け形状デ
ータテーブルの内容に応じて各ミシンモータ7、針振り
モータ27、縦送りモータ29、横送りモータ31を駆
動制御することにより、図6に示すようにな縫付け形状
で紐37を布33に縫い付けたり、図7に示すような縫
付け形状で紐37を布33に縫い付けたりすることがで
きる。
【0022】また、上記実施例では、紐37を布33に
縫い付けるときに、ジグザグ縫いパターンを用いる場合
を示したが、直線縫いパターンを用いることにより、図
8に示すように紐37のほぼ中心位置で糸39により布
33に縫い付けるようにしてもよい。
【0023】また、上記実施例では、紐37を布33に
縫い付けるときに、針45を針振り機構でジグザグに針
振りし、かつ前後送り機構に加えて横送り機構で布33
を横送りすることにより紐37を布33に縫い付けてい
るが、図9に示すように、通常のジグザグ縫いの一定の
針振り幅L内において、針振り位置を微少変位させてゆ
るやかな曲線形状により紐37を布33に縫い付けるこ
ともできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
布の前後送り量や横送り量を調整することにより、紐を
布にさまざまな曲線形状をもって布に縫い付けることが
でき、縫付け形状が直線に限られる従来のミシンと比較
して縫付け形状の自由度を著しく増すことができ、縫製
の美観を著しく向上できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシンの制御系を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明一実施例の動作原理を示す紐付け押え部
分を拡大して示した斜視図である。
【図3】本発明一実施例の動作原理を示す平面図であ
る。
【図4】本発明一実施例の縫付けデータテーブルの説明
図である。
【図5】図4に示した縫付けデータテーブルによる縫付
け状態を示す説明図。
【図6】本発明で縫い付けることのできるパターンの他
の例を示す説明図。
【図7】本発明で縫い付けることのできるパターンの他
の例を示す説明図。
【図8】本発明の他の縫い付け方を示す説明図である。
【図9】本発明のさらに他の縫い付け方を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
7 ミシンモータ 9 制御装置 19 スタートスイッチ 21 ストップスイッチ 23 模様選択スイッチ 25 紐太さ選択スイッチ 27 針振りモータ 29 縦送りモータ 31 横送りモータ 32 記憶装置 33 布 35 紐付け押え 37 紐 38 紐固定部 39 糸 40 直前の縫付け位置 42 縫製穴 45 針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−45658(JP,A) 特開 昭58−143793(JP,A) 特開 平4−341295(JP,A) 実公 昭59−34456(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 83/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布に紐を縫付けるコーディング用ミシン
    において、 針を上下動させる機構と、針を横方向に振らせる針振り
    機構と、送り歯により布を前後に送る前後送り機構と、
    送り歯により布を横方向に移動させる横送り機構とを備
    えた縫製機構と、 布を押さえると共に縫い付け位置の直前で紐を固定する
    紐付け押えと、 縫付け形状に応じて横方向への布送りデータと、前後送
    り方向への布送りデータと、前記二つの布送りデータと
    紐幅とに応じて決定される針落データとからなる縫付け
    データを縫付け形状毎に記憶する記憶手段と、 所望の該縫付け形状を入力する指示手段と、 前記記憶手段に記憶された縫付けデータから前記指示手
    段で指示された縫付けデータを読出し、該読出された縫
    付けデータに応答して紐を布に縫付ける上記縫製機構を
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするコーティング用ミシン。
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