JP3167947B2 - 乗用管理機 - Google Patents

乗用管理機

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JP3167947B2 JP32354196A JP32354196A JP3167947B2 JP 3167947 B2 JP3167947 B2 JP 3167947B2 JP 32354196 A JP32354196 A JP 32354196A JP 32354196 A JP32354196 A JP 32354196A JP 3167947 B2 JP3167947 B2 JP 3167947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果樹園やハウス栽
培園等の比較的狭く、しかも高さ方向に制約を受けるよ
うな場所を耕作管理するために好適な乗用管理機(小型
トラクタ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行可能な車体の直後方位置に作
業機を連結可能とした乗用管理機として、実公昭63−
45393号公報に開示されているものが公知である。
これは、前記車体に運転者を保護するための安全フレー
ムを設けた構成である。
【0003】又、落下防止用鎖は実公昭53−3131
号公報に開示され公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、前記フレームは原動機をおおった
ものでなく、原動機はボンネットでおおわれている。
又、実公昭60−34526号公報に開示されたリヤエ
ンジンはボンネットでおおわれているが、どちらも異物
から保護することができないという問題があった。
【0005】また、上述した従来例(実公昭53−31
31号公報)にあっては、一端を作業機に固定したチェ
ーンの他端を、車体から立ち上げたブラケットに設けた
支持部に支持することにより、移動時における作業機の
落下を防止するようにしていた。従って、支持部を設け
るための構成が複雑となり、コストアップとなるという
問題点があった。
【0006】また、上述した従来例(実公昭53−31
31号公報)にあっては、特に作業機がロータリー作業
機の場合の深耕調整を行う際に、三点リンクを昇降する
油圧シリンダにより作業機の高さ調整を行っている。こ
の場合、油圧シリンダにリークがあると作業機を所定高
さ位置に保持しておくことができないために、油圧シリ
ンダを精密構造にしなければならず、コストアップとな
るという問題点があった。
【0007】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、原動機を異物から保護することができ、
しかも作業機がロータリー作業機の場合の深耕調整を行
う際に、作業機の高さ調整を簡単な構成により行うこと
ができ、しかも作業機の高さ調整機能と移動時における
作業機の落下防止機能を兼ねた安価な構成の乗用管理機
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の乗用管理機は、車体フレームの直後方
位置に作業機を上下回動自在に連結可能とした乗用管理
機であって、前記車体フレームの後方に原動機を囲むよ
うに原動機保護支柱を設け、前記作業機に一端が固定さ
れ且つ該作業機の高さ調整機能と落下防止機能とを兼ね
る索条体の他端を支持する支持部を前記原動機保護支柱
に設けたことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために請求項2
記載の乗用管理機は、請求項1記載の乗用管理機におい
て、前記原動機保護支柱の下端を前記車体フレームに設
けた後輪の近傍に設けると共に、前記原動機保護支柱の
上端を前記車体フレームの後端より後方に突出して設け
たことを特徴とする。
【0010】更に、上記目的を達成するために請求項3
記載の乗用管理機は、請求項1記載の乗用管理機におい
て、前記索条体はチェーンであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る乗用管理機の構成を示す斜視図、図2は同側面図、図
3は同平面図である。
【0012】各図中、1は乗用管理機(小型トラクタ)
で、車体フレーム2の直後方位置に各種の作業機3(本
実施の形態では、ロータリー作業機)を選択的に連結可
能にした構成である。車体フレーム2は、車体前後方向
略中間部から後方に亘って配設された車体前後方向に延
びる左右一対のサイドフレームと、車体左右方向に延び
て両サイドフレーム間を接続する3本のクロスフレーム
と、車体前後方向略中間部から前方に亘り且つ車体左右
方向略中間部に配設されると共に車体前後方向に延びて
後端部が両サイドフレームの先端部相互間に固定され且
つ先端部が車体前方に位置するセンターフレームと、車
体左右方向に延びてセンターフレームの先端部と前後方
向略中間部にそれぞれ位置して固定されたクロスフレー
ムとよりなる。
【0013】車体フレーム2の前部左右には従動輪とし
ての前輪8が、後部左右には駆動輪としての後輪9がそ
れぞれ回転自在に軸支されている。車体フレーム2の前
部にはフロアパネル10が装着されている。また、車体
フレーム2の前部左右には乗員の足を掛けるためのステ
ップ11が装着されている。
【0014】車体フレーム2には、その前方から後方に
向かってフロントウエイト12、ステアリングシャフト
13、乗員着座用のシート14、バッテリー15、原動
機16がこの順序で配設されている。
【0015】フロントウエイト12は左右のステップ1
1の先端部相互間に位置してセンターフレームの先端部
に取り付けられ、乗用管理機1全体のバランスが安定す
るようになっている。ステアリングシャフト13は、前
輪8の前方に位置してセンターフレームに回転自在に軸
支されている。ステアリングシャフト13は、センター
フレームに立設固定したステアリングポスト17により
覆われている。ステアリングシャフト13の上端には操
舵用のハンドルであるステアリングホイール18が固定
されている。このステアリングホイール18は、左右の
前輪8を操舵すると共に、後述する静油圧式無断変速機
のポンプ斜板を傾動制御するための制御ハンドルを兼用
している。
【0016】ステアリングシャフト13の下端にはピニ
オンギヤ19が固定されている。このピニオンギヤ19
にはセクターギヤ20が噛合している。このセクターギ
ヤ20はステアリングシャフト13と前輪8との間に位
置して車体フレーム2に支持軸21を介して回転自在に
軸支されている。この支持軸21は、ステアリングシャ
フト13と前輪8との間に位置している。セクターギヤ
20は、図示しない操舵用のリンク機構を介して左右の
前輪8に連結されている。そして、ステアリングホイー
ル18によりステアリングシャフト13を回転させるこ
とによって、ピニオンギヤ19、セクターギヤ20及び
リンク機構を介して左右の前輪8の操舵が行われる。
【0017】シート14は、可能な限り低い位置となる
ように前輪8の直後方上部に位置して車体フレーム2
に、車体前後方向に延びるシートレール23を介して直
に取り付けられている。これにより、シート14に着座
した乗員の着座位置が可能な限り低くなり、果樹園やハ
ウス栽培園等の比較的狭く、しかも高さ方向に制約を受
けるような場所を耕作管理する際に、乗員の頭部等が周
囲の物体に干渉することが少なくなり好適である。
【0018】バッテリー15は、車体フレーム2上にシ
ート14と後輪9との間に位置して立ち上げ形成された
架台24の中央上部に着脱自在に装着されて、シート1
4の後方上部付近に位置している。これにより、バッテ
リー15の位置が上方に位置するため、泥をかぶる恐れ
が少なくなり、錆びの発生も少なくなる。
【0019】バッテリー15はバッテリーカバー25に
より覆われている。バッテリー15のメンテナンスを行
う際には、バッテリーカバー25は、これを閉じた状態
に固定している複数個のボルト26を取り外し、枢着軸
27を中心に図2において時計回り方向に回転させ、図
2中、2点鎖線で示す状態にすることにより、開くこと
ができるようになっている。バッテリーカバー25を開
いた状態において、バッテリー15の上方は、平面視に
おいて該バッテリー15上面に重合する部分が無いよう
に開放された状態となって、メンテナンス作業が行ない
易いようになっている。
【0020】原動機16は、後輪9の上方に位置して車
体フレーム2上に載設固定されている。原動機16は、
後述する動力伝達機構を介して乗用管理機1の走行駆動
と作業機3の作業駆動を行なうようになっている。原動
機16の上部には燃料タンク28が装着され、該燃料タ
ンク28内の燃料が原動機16に従来公知の燃料供給手
段によって供給されるようになっている。
【0021】原動機16を囲むように原動機保護支柱2
9が装着されている。この原動機保護支柱29は原動機
16を保護するもので、左右の側杆部材30,30と、
両側杆部材30,30の上端部間を接続する上杆部材3
1とからなる倒立コ字形状をなしている。原動機保護支
柱29の両側杆部材30,30の下端部は、左右の後輪
9近傍に位置して車体フレーム2に固定され、上端部は
車体後端より後方に突出している。
【0022】原動機保護支柱29の上杆部材31の長手
方向略中間部には、フック状の支持部32が設けられて
いる。この支持部32には、作業機3の高さ位置調整用
の索条体である金属製のチェーン33の自由端側が掛け
止め支持される。このチェーン33の固定端側は、作業
機3側の固定部34に固定されている。そして、チェー
ン33の自由端側の任意位置のチェーン環体33aを支
持部32に掛け止め支持することにより、作業機3の高
さ位置を調整することができ、作業機3がロータリー作
業機の場合には、耕深調整することができる。また、乗
用管理機1の移動時において、チェーン33の任意位置
のチェーン環体32aを支持部32に掛け止め支持する
ことにより、作業機3を上方に回動した位置にロックし
ておくことができる。
【0023】これにより、原動機保護支柱29は原動機
16の保護部材と、作業機3の高さ位置を調整するため
のチェーン33を支持する部材とを兼用した構成とな
り、それらを個別に設ける必要がなくなり、構成が簡素
化され、しかも、簡単な構成により作業機3の高さ位置
を調整することができる。
【0024】原動機16の下部にはトランスミッション
35が搭載されている。このトランスミッション35
は、原動機16の駆動力を油圧無段変速装置と減速装置
とを介して左右の後輪9,9に伝達駆動するもので、左
右一対の静油圧式無断変速機(HST)36と図示しな
い歯車減速機とを有する従来公知の構成である。バッテ
リー15の下部の架台24内には、変速操作装置である
リンク部材37が搭載されている。このリンク部材37
は、従来公知の構成であって、図示しないワイヤーを介
してセクターギヤ20に接続されている。そして、リン
ク部材37は、左右の後輪9,9の回転数を独立に制御
すべくステアリングホイール18の操作及び後述するチ
ェンジレバーの操作をミキシングしてトランスミッショ
ン35の静油圧式無断変速機36の図示しないポンプ斜
板を制御する。
【0025】原動機16のクランク軸38に設けられた
変速機駆動プーリ39と一方の静油圧式無断変速機36
のポンプ軸に設けられた変速機従動プーリ40とに無端
ベルト41が巻き掛けられている。この無端ベルト41
にテンションプーリ42が当接して所定のテンションを
発生させるようになっている。
【0026】しかして、原動機16の駆動力が変速機駆
動プーリ39、無端ベルト41及び変速機従動プーリ4
0を介して左右の静油圧式無断変速機36,36のポン
プ軸に分配され、それぞれ適宜変速された後、対応する
モータ軸から減速装置へ出力される。右側の静油圧式無
断変速機36のモータ軸から減速装置へ出力された駆動
力は左側の後輪9に伝達され、左側の静油圧式無断変速
機36のモータ軸から減速装置へ出力された駆動力は右
側の後輪9に伝達され、これにより、左右の後輪9,9
が駆動されて乗用管理機1を走行させることができる。
【0027】この場合、左右の静油圧式無断変速機3
6,36の両方のポンプ斜板を前進側へ傾動させれば、
両方のモータ軸が正転して乗用管理機1を前進走行さ
せ、前記両方のポンプ斜板を後進側へ傾動させれば、両
方のモータ軸が逆転して乗用管理機1を後進走行させ、
更に、前記両方のポンプ斜板をの傾斜角度に差をつけて
両方のモータ軸の回転速度に差を持たせれば乗用管理機
1を旋回させることができる。前記両方のポンプ斜板の
傾動方向を前進側と後進側に切り換えたり、傾斜角度に
差をつけることは、ステアリングホイール18の操作と
後述するチェンジレバーの操作とにより行われるもので
ある。
【0028】右側のステップ11の近傍には、乗用管理
機駆動用クラッチペダルを兼用する足踏み式のブレーキ
ペダル43が設けられている。このブレーキペダル43
は、図示しないワイヤーを介して図示しないブレーキ機
構とチェンジレバー44に接続されている。そして、シ
ート14に着座した乗員が図示しないバネに抗してブレ
ーキペダル43を途中まで踏み込むことにより、チェン
ジレバー44がニュートラル(中立:N)方向に回動さ
れて、HSTの油圧ポンプの斜板軸が中立に回動し始
め、また、最後まで踏み込むことにより、前記チェンジ
レバー44が更にニュートラル(中立:N)方向に回動
されることによって、前記斜板軸が中立になり、原動機
16の駆動力が後輪9に伝達されなくなると共に、乗用
管理機1に対して強い制動力が与えられる。
【0029】シート14の右側に位置して車体フレーム
2には、チェンジレバー44、スロットルレバー45及
び作業機昇降切換用レバー46が設けられている。これ
ら各レバー44〜46は、シート14に着座した乗員に
よって全て操作できるようになっている。
【0030】チェンジレバー44は、乗用管理機1の車
速及び走行方向(前進:F、後進:R)を切り換えるも
ので、前後左右に揺動自在に設けられている。チェンジ
レバー44がニュートラル位置(N)(図3の実線で示
す位置)にあるとき乗用管理機1は停止している。ま
た、チェンジレバー44をニュートラル位置から前方に
揺動させると乗用管理機1は、例えば0km/h〜7.
5km/hの車速で前進走行する。また、チェンジレバ
ー44が図3の一点鎖線で示す作業スピードマックス位
置のとき乗用管理機1の車速は、2.5km/hとな
る。また、チェンジレバー44が図3の二点鎖線で示す
走行スピードマックス位置のとき乗用管理機1の車速
は、7.5km/hとなる。また、チェンジレバー44
をニュートラル位置から後方に揺動させると乗用管理機
1は、例えば0km/h〜3.5km/hの車速で後進
走行する。そして、チェンジレバー44が図3の破線で
示すリバースマックス位置のとき乗用管理機1は、3.
5km/hの車速で後進走行する。
【0031】スロットルレバー45は、燃料タンク28
内の燃料の原動機16への供給量を制御するもので、前
後に揺動自在に設けられている。
【0032】作業機昇降切換用レバー46は、作業機3
の昇降駆動するための後述する油圧シリンダの動作方向
を切り換えることにより、作業機3の昇降方向を切り換
えるもので、前後に揺動自在に設けられている。作業機
昇降切換用レバー46がニュートラル位置(図3の実線
で示す位置)にあるとき作業機3は停止している。そし
て、作業機昇降切換用レバー46をニュートラル位置か
ら前方に揺動させると作業機3は下降する。また、作業
機昇降切換用レバー46をニュートラル位置から後方に
揺動させると作業機3は上昇する。
【0033】車体フレーム2の最後部のクロスフレーム
の左右両端側から後部上方に向けて突設した図示しない
ブラット相互間に、作業機昇降軸48(作業機の駆動軸
でもある)が回転自在に支持されている。
【0034】原動機16のクランク軸38に設けられた
作業機駆動プーリ49と作業機昇降軸48に設けられた
作業機従動プーリ50とが無端ベルト51を介して接続
されている。この無端ベルト51のテンションを制御す
るテンションプーリ52が、図示しないワイヤーを介し
て後述する作業機駆動用クラッチレバーに接続されてい
る。作業機従動プーリ50と同軸回転可能に設けられた
第1のチェーンスプロケット53は、無端チェーン54
介して第2のチェーンスプロケット55に接続されてい
る。第2のチェーンスプロケット55と同軸回転する第
3のチェーンスプロケット56は、第4のチェーンスプ
ロケット58に無端チェーン59を介して接続され、第
4のチェーンスプロケット58は、減速機構47を介し
て作業機3の耕耘刃57の回転軸57aに接続されてい
る。
【0035】第1のチェーンスプロケット53、無端チ
ェーン55及び第2のチェーンスプロケット55は、第
1のチェーンケース60内に収納され、第3のチェーン
スプロケット56、第4のチェーンスプロケット58及
び無端チェーン59は、第2のチェーンケース61内に
収納されている。
【0036】シート14の左側後部近傍に位置して車体
フレーム2には、作業機駆動用クラッチレバー62が前
後に揺動自在に設けられている。そして、作業機駆動用
クラッチレバー62が図2の実線で示すオフ位置にある
とき、テンションプーリ52はバネの付勢力に抗する方
向に回動されることによって、無端ベルト51に対する
テンションが0になり、原動機16の駆動力が作業機従
動プーリ50に伝達されない。また、作業機駆動用クラ
ッチレバー62が図2の実線で示すオフ位置から前方に
回動させてオン位置にすると、テンションプーリ52は
バネの付勢力により回動されることによって、無端ベル
ト51に対してテンションが掛かり、原動機16の駆動
力が作業機従動プーリ50に伝達されることにより、第
1のチェーンスプロケット53、無端チェーン54、第
2のチェーンスプロケット55、第3のチェーンスプロ
ケット56、無端チェーン59及び第4のチェーンスプ
ロケット58、減速機構47を介して作業機3の耕耘刃
57が回転駆動する。
【0037】なお、この耕耘刃57は、回転軸線方向に
複数の回転爪(図示省略)を配設してなるもので、ダッ
シング防止のために内側に位置する回転爪を正回転させ
ると同時に、外側に位置する回転爪を逆回転させる構成
になっている。
【0038】作業機昇降軸48(作業機の駆動軸であ
る)近傍に突設した図示しないブラケットと車体フレー
ム2の後端部に下方に向けて突設した図示しないブラケ
ットとの間には、作業機3を昇降駆動するための油圧シ
リンダ64が装着されている。そして、作業機昇降切換
用レバー46の操作により油圧シリンダ64のピストン
ロッドの移動方向を切り換えることにより、作業機3が
作業機昇降軸48(作業機の駆動軸でもある)を支点に
して上下方向に回動するものである。
【0039】上述したようにチェーン33の自由端側を
原動機保護支柱29に設けた支持部32に掛け止めする
ことにより、作業機3を所望の高さ位置に固定しておく
ことができるので、油圧シリンダ64をロック状態にし
て作業機3を所望の高さ位置に固定する場合に比して、
油圧シリンダ64の気密性を高くする必要がなくなるの
で、コストの低い油圧シリンダを採用することもでき
る。
【0040】なお、上述した実施の形態においては、作
業機3としてロータリー作業機を例示したが、これに限
られるものではなく、フレールモア、ブロードキャスタ
或いは移植機等の作業機であっても本発明を適用するこ
とができる。また、作業機の高さ位置を調整するための
索条体としては、チェーンのみに限られるものではな
く、作業機を所望の高さ位置に確実に固定することがで
きるものであれば、何でもよい。更に、その他の構成に
ついても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の乗用管理機
によれば、原動機保護支柱に索条体を支持する支持部を
設けたから、原動機保護支柱が原動機の保護部材と作業
機の高さ位置を調整するための索条体を支持する支持部
材とを兼用した構成となり、それらを個別に設ける必要
がなくなるので構成が簡素化され、しかも、簡単な構成
により作業機の高さ位置を調整することができる爲、索
条体を掛けかえることにより耕耘の深さを簡単に調整で
きる。また、索条体を支柱の支持部に支持することによ
り、作業機を所望の位置に固定することができるので、
作業機昇降駆動用のシリンダをロックさせることにより
作業機を所望の高さ位置に固定する場合に比して、シリ
ンダの機密性を高くする必要がなく、低価格のシリンダ
を採用することができ、コストダウンを図ることができ
る。
【0042】また、原動機保護支柱の上端を車体フレー
ムの後端より後方に突出したことにより索条体の掛けか
えをより容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る乗用管理機の構成
を示す斜視図である。
【図2】同乗用管理機の構成を示す一部を切欠した側面
図である。
【図3】同乗用管理機の構成を示す一部を切欠した平面
図である。
【符号の説明】
1 乗用管理機 2 車体フレーム 3 作業機 9 後輪 16 原動機 29 原動機保護支柱 32 支持部 33 チェーン(索条体) 33aチェーン環体 34 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入来 一成 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実公 昭53−3131(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/00 - 63/111

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの直後方位置に作業機を上
    下回動自在に連結可能とした乗用管理機であって、前記
    車体フレームの後方に原動機を囲むように原動機保護支
    柱を設け、前記作業機に一端が固定され且つ該作業機の
    高さ調整機能と落下防止機能とを兼ねる索条体の他端を
    支持する支持部を前記原動機保護支柱に設けたことを特
    徴とする乗用管理機。
  2. 【請求項2】 前記原動機保護支柱の下端を前記車体フ
    レームに設けた後輪の近傍に設けると共に、前記原動機
    保護支柱の上端を前記車体フレームの後端より後方に突
    出して設けたことを特徴とする請求項1記載の乗用管理
    機。
  3. 【請求項3】 前記索条体はチェーンであることを特徴
    とする請求項1記載の乗用管理機。
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