JP3167940U - 板材切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2切断機の作動中に第1切断機を作動させて所定寸法に切り出された板材を連続的に排出することで第1切断機の稼働率を高くする板材切断装置を提供する。【解決手段】搬送切り換え手段8が、第2切断機4の作動時に第1切断機3、搬送手段5、搬送方向変換手段6及び搬出手段7をそれぞれ作動させることにより、第1切断機3で所定寸法に切り出した板材S2は、搬送手段5による搬送方向が搬送方向変換手段6で変えられると同時に、搬出手段7の作動により搬送方向変換手段6に沿って搬送手段5の搬送方向と交差する方向へ移動され搬出される。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば建築物の空調配管として用いられる直管や曲管などのダクト等を組み立てるために必要な板材を切断する板材切断装置に関する。
従来、直線刃により直管の側板を切り出す切断機として、長尺の金属板を摺動させて案内する導入テーブルと、金属板に送り力を与えるピンチローラ、金属板を平坦化するレベラーを備えた送り機構と、金属板の送り長さ検出器と、金属板の走行路の両側に設けられ、金属板の両側に接続用舌片を形成するための切欠きを形成する切欠き用プレスと、切欠きが形成された金属板を、両側の切欠きに重なる直線に沿って幅方向に切断分離するシャーリングカッターと、金属板の切欠き位置及び切断位置の数値データを記憶し、送り長さ検出器の出力に基づき金属板の切欠き位置が切欠き用プレスに達したとき及び金属板の切断位置がシャーリングカッターに達したとき送り機構を止め、各停止タイミングで切欠き用プレス又はシャーリングカッターを動作させる制御部を備えことにより、空気調和機のエアーダクトを形成する金属板を長尺の金属板素材から所定形状に整形して切り出す空調ダクト用金属板の切断装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、プラズマやレーザなどの溶断により曲管などの側板を切り出す切断機として、ダクト構成部材の展開形状と、各ダクト構成部材が組立時に対となることを示す相番情報及び組立時のつながりを示すつながり情報からなる組符号とに基づき、ワークテーブル上に載置した金属製の薄板材に対して、ダクト構成部材の切り出しと前記組符号の書き込みとを行うことにより、プラズマやレーザ等を用いて金属製の薄板材からダクト材を切断するダクト材切断装置がある(例えば、特許文献2参照)。
そして、直線刃による第1切断機の下流側に、プラズマやレーザなどの溶断による第2切断機を配設し、これらをコンベヤで連結した板材切断装置が提案されている。
このような板材切断装置は、帯状板材の供給源から第1切断機に帯状板材が供給されることにより、直管の側板を切り出して搬出し、また帯状板材の供給源から第1切断機を経て第2切断機に帯状板材が供給されることにより、曲管などの側板を切り出して搬出する。
特公平7−14569号公報 特許第2505711号公報
しかし乍ら、このような従来の板材切断装置では、直線刃による第1切断機の切り出しに要する時間よりも、プラズマやレーザなどの溶断による第2切断機の切り出しに要する時間は数十倍以上要して遙かに長くなるため、第2切断機による切断工程が完了するまで、第1切断機の作動を停止させると、生産性に劣り、コスト高になるという問題があった。
さらに、第2切断機の稼働中に第1切断機を作動させると、第1切断機によって切り出した直管の側板が、コンベヤで第2切断機へ向け自動搬送されるため、第2切断機の切り出しに悪影響を与えないようにするには、第1切断機によって切り出した直管の側板が第2切断機へ搬送される前の時点で、手動により排出しなければならず、排出専用の作業者が必要になるという問題もあった。
本考案は、このような問題に対処することを課題とするものであり、第2切断機の作動中に第1切断機を作動させて所定寸法に切り出された板材を連続的に排出することで第1切断機の稼働率を高くすること、第1切断機で切り出した板材の重量に関係なく確実に搬出すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本考案は、帯状板材の供給源と、前記供給源から前記帯状板材を移送する移送路と、前記移送路の途中に設けられて前記帯状板材を所定寸法の板材に切断する第1切断機と、前記第1切断機よりも前記移送路の下流側に設けられて前記帯状板材を所定形状の板材に切断する第2切断機と、前記第1切断機及び前記第2切断機の間に設けられて前記帯状板材又は前記板材を前記第2切断機へ向け搬送する搬送手段と、前記第1切断機及び前記第2切断機の間に移動自在に設けられて前記搬送手段による前記板材の搬送方向を変える搬送方向変換手段と、前記搬送方向変換手段に沿って設けられて前記搬送手段による搬送方向と交差する方向へ前記板材を搬出させる搬出手段と、前記第2切断機の作動に基づいて前記第1切断機、前記搬送手段、前記搬送方向変換手段及び前記搬出手段をそれぞれ作動制御する搬送切り換え手段とを備えたことを特徴とする。
前述した特徴に加えて、前記搬送手段が、前記板材と当接する搬送体と、前記搬送体を前記第2切断機へ向けて移動させる駆動部を有し、前記搬出手段が、前記搬送体の表面から突出する転動体を有し、前記転動体を前記搬送手段による搬送方向と交差する方向に開設される排出口へ向け傾くようにそれぞれ遊転自在に支持し、前記搬送手段の搬送方向における転動体の設置間隔を、前記第1切断機と近い上流側部分が疎で、前記搬送方向変換手段と近い下流側部分が密となるように配置したことを特徴とする。
前述した特徴を有する本考案は、搬送切り換え手段が、第2切断機の作動時に第1切断機、搬送手段、搬送方向変換手段及び搬出手段をそれぞれ作動させることにより、第1切断機で所定寸法に切り出した板材は、搬送手段による搬送方向が搬送方向変換手段で変えられると同時に、搬出手段の作動により搬送方向変換手段に沿って搬送手段の搬送方向と交差する方向へ移動され搬出されるので、第2切断機の作動中に第1切断機を作動させて所定寸法に切り出された板材を連続的に排出することができ、それにより第1切断機の稼働率を高くすることができる。
その結果、第2切断機の稼働中に第1切断機を作動させると、第1切断機により切り出された直管の側板を排出するためにその排出専用の作業者が必要になる従来のものに比べ、第2切断機による切断作業と第1切断機による切断作業を同時に行っても排出専用の作業者がいらず、第2切断機及び第1切断機の切断作業を、一人の作業者又は無人で行え、生産性が向上して、コストの低減化が図れる。
また、前記搬送手段の搬送方向における転動体の設置間隔を、前記第1切断機と近い上流側部分が疎で、前記搬送方向変換手段と近い下流側部分が密となるように配置した場合には、第1切断機で切り出した板材が比較的に小さくて軽量であっても、多数の転動体で確実に方向変換されるので、第1切断機で切り出した板材の重量に関係なく確実に搬出することができる。
その結果、無人化を促進することができる。
本考案の実施形態に係る板材切断装置の全体構成を示す平面図である。 同側面図である。 要部を部分拡大した平面図である。 要部を部分拡大した側面図である。 図4の(5)−(5)線に沿える図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本考案の実施形態に係る板材切断装置Aは、図1〜図5に示すように、帯状板材S1の供給源1と、供給源1から帯状板材S1を移送する移送路2と、移送路2の途中に設けられる第1切断機3と、第1切断機3よりも移送路2の下流側に設けられる第2切断機4と、第1切断機3及び第2切断機4の間に設けられる搬送手段5と、第1切断機3及び第2切断機4の間に設けられる搬送方向変換手段6と、搬送方向変換手段6に沿って設けられる搬出手段7と、第2切断機4の作動に基づいて第1切断機3、搬送手段5、搬送方向変換手段6及び搬出手段7をそれぞれ作動制御する搬送切り換え手段8とを備えている。
帯状板材S1は、例えばステンレス、亜鉛鉄板(亜鉛メッキ鋼板)、樹脂被覆鋼板(塩ビ鋼板)などの金属板により、所定の幅寸法で長さ寸法が長尺に形成されている。
帯状板材S1の供給源1は、帯状板材S1がコイル状に巻回される巻芯1aと、巻芯1aを回転自在に支持する解き台1bとを有している。
供給源1の具体例としては、図1及び図2に示すように、巻芯1aを回転駆動させる回転駆動部1cが解き台1bに設けられ、回転駆動部1cを後述する第1切断機3へ向けて必要な長さ分だけ繰り出されるように作動制御することが好ましい。
さらに、厚さ寸法の異なる帯状板材S1が巻回された巻芯1aを複数有し、これら巻芯1aから所望厚さの帯状板材S1のみを繰り出すように作動制御することが好ましい。
移送路2は、供給源1の巻芯1aに巻回された帯状板材S1の長尺方向(長さ方向)へ直線状に延びるととともに、帯状板材S1の長さ方向と直交する幅寸法よりも幅広く形成される。
図1及び図2に示される例では、移送路2として非駆動のローラーコンベヤ(ホイールコンベヤ)2aを、供給源1の下流端から後述する第1切断機3へ向けて配設している。
第1切断機3は、供給源1から供給された帯状板材S1を幅方向に切断して長さ方向へ分離する切断刃3aを有し、切断刃3aの作動により帯状板材S1を直線状に切断して、直管の側板などの展開形状と同じ長さ寸法で略矩形の板材S2に切り出すように構成されている。
第1切断機3の具体例としては、特公平7−14569号公報に記載される空調ダクト用金属板の切断装置などのように、略矩形の板材S2の周囲に接続用舌片が形成されるようにするため切欠きを形成する切欠き用プレス(図示しない)が備えられるものを用いることが好ましい。
さらに、切断刃3aとして帯状板材S1の幅寸法より長いギロチン式のシャーリングカッターを用いることが好ましい。
第2切断機4は、供給源1から供給された帯状板材S1を所定形状に切断分離するプラズマやレーザなどの溶断用トーチ4aを有し、溶断用トーチ4aの作動により帯状板材S1を曲線状又は直線状に切断して、曲管の側板などの展開形状と同じ形状の板材S3に切り出すように構成されている。
第2切断機4の具体例としては、特許第2505711号公報に記載されるダクト材切断装置や、登録実用新案第3070335号公報に記載されるパソコンからの制御によってプラズマトーチを周回走行させるプラズマ自動切断機などを用いることが好ましい。
搬送手段5は、第1切断機3の下流側から第2切断機4の上流端に向けて帯状板材S1や略矩形の板材S2をそれぞれの長さ方向へ搬送するように横架される搬送コンベヤである。
すなわち、搬送手段5は、帯状板材S1や略矩形の板材S2と当接する搬送体5aと、搬送体5aを第1切断機3の下流側から第2切断機4の上流端へ向けて移動させる駆動部5bを有し、第1切断機3で所定長さ寸法に切断された矩形帯状の板材S1′を第2切断機4へ向けて搬送するか、又は供給源1から第1切断機3に向け供給された帯状板材S1を第1切断機3で切断せずに第2切断機4へ向けて搬送するように構成されている。
搬送手段5の具体例としては、図3及び図4に示すように、搬送体5aとして複数の駆動ローラが搬送方向へ所定間隔毎に配設される駆動ローラコンベヤを用いることが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、搬送手段5をその搬送方向へ複数に分割して、複数の帯状板(スラット)が無限覆帯状に連結されるスラットコンベヤやベルトコンベヤ又はそれら以外のチェンコンベヤなどをそれぞれ配設することも可能である。
搬送方向変換手段6は、搬送手段5と第2切断機4の上流端との間か又は搬送手段5の途中に、一時的に突出するように移動自在に配設される方向転換機構であり、搬送手段5による搬送物の検出などに基づき所定のタイミングで突出させることにより、搬送手段5によって切断された略矩形の板材S2の搬送を変換させている。
搬送方向変換手段6の具体例としては、図3及び図4に示すように、搬送手段5の搬送面に対して昇降自在に支持される幅方向へ長尺な帯板状ストッパー6aと、帯板状ストッパー6aを昇降動させる例えばエアーシリンダや油圧シリンダなどのアクチュエータ6bを有し、アクチュエータ6bの作動により帯板状ストッパー6aを搬送手段5の搬送面上に出没させることが好ましい。
さらに必要に応じて、ストッパー6aの上流側面に、略矩形の板材S2を幅方向へ誘導するためのフリーローラや駆動ローラからなる誘導ローラ6cを設けることが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、ストッパー6aがその一端を回転中心として搬送手段5の搬送面に沿って旋回するように配設したり、ストッパー6aを幅方向や搬送手段5による搬送方向と交差する斜め方向へ往復動自在に配設したり、ストッパー6aの上流側面に、誘導ローラ6bに代えて滑り性に優れた滑り面を形成したり、ストッパー6aに代えて、搬送手段5の下流端に配設されるフリーローラを昇降させることも可能である。
搬出手段7は、搬送方向変換手段6によって搬送方向が変えられた略矩形の板材S2を、搬送手段5による搬送方向と交差する幅方向へ移動させて、搬送手段5の幅方向のいずれか一方又は両方に開設される排出口Eへ向け搬出する搬送機構である。
搬出手段7の具体例としては、図3及び図4に示すように、搬送手段5の搬送体5aに複数の転動体7aを、搬送体5aの表面から若干突出させるとともに、それぞれが搬送手段5による搬送方向と交差する幅方向へ向け傾くようにそれぞれ遊転自在に設けている。
図1及び図3に示されるように、搬送手段5として、搬送方向へ所定間隔毎に複数本の駆動軸(ドライブシャフト)5cが配設される駆動ローラコンベヤを用い、その搬送体5aとして、各駆動軸5cに複数の駆動ローラがそれぞれ固着される場合には、これら駆動ローラの外周面に複数の転動体7aとして、例えばナイロン(商標登録)樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂又はそれ以外の材料からなるフリーローラを、周方向へ所定間隔毎に配置するとともに、搬送方向に対し約45度だけ排出口Eへ向け傾いた支軸(図示しない)で、それぞれ相対回転運動可能に軸着することが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、搬送手段5の搬送体5aとして、幅方向全長に亘って円柱状に延びる駆動ローラを用いた場合や、駆動ローラに代えて帯状板(スラット)やベルトなどを用いた場合には、円柱状に延びる駆動ローラや帯状板やベルトなどに、複数の転動体7aとしてフリーローラを、搬送方向に対し約45度だけ排出口Eへ向け傾いた支軸(図示しない)で、それぞれ相対回転運動が可能に軸着することも可能である。さらに、搬出手段7の転動体7aを、第2切断機4の作動時において排出口Eへ向け回転駆動させることも可能である。
そして、搬送手段5の搬送方向全長において複数の転動体7aを所定間隔毎に設置するが、その設置間隔は、第1切断機3と近い上流側部分が疎で、第2切断機4や搬送方向変換手段6と近い下流側部分が密となるように配置することが好ましい。つまり、転動体7aの設置個数を、第1切断機3と近い上流側部分よりも、第2切断機4や搬送方向変換手段6と近い下流側部分の方が数多くなるように配置することが好ましい。
図1及び図3に示される例では、搬送体5aとなる駆動ローラの外周面に、複数の転動体7aとしてフリーローラが周方向へ等間隔毎に配設されたものを共通部品とし、搬送方向下流側に配置される駆動軸5cに固着した共通部品(搬送体5a)の数を、搬送方向上流側に配置される駆動軸5cに固着した共通部品(搬送体5a)の数よりも多くすることで、搬送方向下流側に配置される転動体7aの総数が、搬送方向上流側に配置される転動体7aの総数よりも多くなるように設定している。
また、その他の例として図示しないが、搬送方向下流側に配置される駆動軸5cには、複数の転動体7aが周方向へ等間隔毎に配設された搬送体5a(駆動ローラ)を固着し、搬送方向上流側に配置される駆動軸5cには、転動体7aが無い搬送体5a(駆動ローラ)を固着することで、搬送方向下流側に配置される転動体7aの総数が、搬送方向上流側よりも多くなるように設定することも可能である。
また、その他の例として図示しないが、搬送手段5の搬送体5aとして、幅方向全長に亘って円柱状に延びる駆動ローラを用い、搬送方向下流側に配置される駆動ローラに軸着した転動体7aの総数が、搬送方向上流側よりも多くなるように設定することも可能である。さらに、搬送手段5をその搬送方向へ複数に分割して、複数の帯状板(スラット)が無限覆帯状に連結されるスラットコンベヤやベルトコンベヤ又はそれら以外のチェンコンベヤなどをそれぞれ配設した場合には、搬送方向下流側に配置されるコンベヤに軸着した転動体7aの総数が、搬送方向上流側よりも多くなるように設定することも可能である。
搬送切り換え手段8は、帯状板材S1の供給源1、第1切断機3、第2切断機4、搬送手段5、搬送方向変換手段6及び搬出手段7などと電気的に連通した制御回路(図示しない)を有するコントローラーであり、少なくとも搬送手段5及び搬送方向変換手段6などを単独で運転・停止可能に作動制御されるとともに、第2切断機4の作動時には、制御回路に予め設定されたプログラムに従って、供給源1、第1切断機3、搬送手段5、搬送方向変換手段6及び搬出手段7をそれぞれ順次作動させるように制御している。
例えば、供給源1から供給される帯状板材S1を第1切断機3で所定長さ寸法の矩形帯状の板材S1′に切断し、この矩形帯状の板材S1′を搬送手段5で第2切断機4へ向け搬送して、第2切断機4により曲管の側板などの展開形状と同じ形状の板材S3に切り出している間は、第1切断機3の作動によって直管の側板などの展開形状と同じ長さ寸法で略矩形の板材S2を切り出すと、搬送手段5による搬送方向が搬送方向変換手段6で変えられると同時に、搬出手段7により搬送方向変換手段6に沿って搬送手段5の搬送方向と交差する幅方向へ移動させ、搬送手段5の幅方向に開設される排出口Eへ向け搬出される。
このような本考案の実施形態に係る板材切断装置Aによると、供給源1から供給される帯状板材S1を第1切断機3で所定長さ寸法の矩形帯状の板材S1′に切断した後、この矩形帯状の板材S1′を搬送手段5で第2切断機4へ向け搬送して、第2切断機4により曲管の側板などの展開形状と同じ形状の板材S3に切り出す。この第2切断機4による切断工程は、第1切断機3による切断工程に比べ数十倍以上要して遙かに長くなるため、第2切断機4の作動中において、第1切断機3の作動により直管の側板などの展開形状と同じ長さ寸法で略矩形の板材S2を切り出すと、この略矩形の板材S2は、搬送手段5により搬送されるが、その途中で搬送方向変換手段6の作動により搬送方向が変えられると同時に、搬出手段7の作動により搬送方向変換手段6に沿って搬送手段5の搬送方向と交差する幅方向へ移動させ、搬送手段5の排出口Eから搬出される。
それにより、第2切断機4の作動中に第1切断機3を作動させて所定寸法に切り出された略矩形の板材S2を無人で連続的に排出することができ、それに伴って第1切断機3の稼働率を高めることができる。
さらに、搬送手段5の搬送方向全長における転動体7aの設置間隔を、第1切断機3と近い上流側部分が疎で、第2切断機4や搬送方向変換手段6と近い下流側部分が密となるように配置した場合には、第1切断機3で切り出した略矩形の板材S2の長さ寸法が比較的に小さくて軽量であっても、多数の転動体7aで確実に方向変換される。
その具体例を挙げると、帯状板材S1が幅寸法:1829mm,厚さ寸法:0.5mmの場合には、第1切断機3により切り出した略矩形の板材S2が、長さ寸法:約200mm,重量:約1.46Kgであっても、多数の転動体7aによって確実に方向変換できた。
それにより、第1切断機3で切り出した板材S2の重量に関係なく確実に搬出することができ、無人化を促進することができる。
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、図1〜図5に示すように、第1切断機3がギロチン式の切断刃3aを有し、第1切断機3の下流側に搬送手段5へ向けて下り傾斜する非駆動の傾斜コンベヤ9を設け、傾斜コンベヤ9の移送方向長さを、第1切断機3で切断される略矩形の板材S2の最長寸法と同じ又はそれよりも長く設定したものである。
図3及び図4に示される例では、非駆動の傾斜コンベヤ9として、非駆動のローラーコンベヤ(ホイールコンベヤ)を、第1切断機3の下流側から搬送手段5の上流端へ向け所定角度で下り傾斜するように配設している。
また、その他の例として図示しないが、非駆動の傾斜コンベヤ9として、ローラーコンベヤ(ホイールコンベヤ)とは別のコンベヤを用いることも可能である。
このような本考案の実施例に係る板材切断装置Aによると、第1切断機3がギロチン式の切断刃3aにより直管の側板などの展開形状と同じ長さ寸法で略矩形の板材S2を切断している最中に、板材S2の先端部が搬送手段5の搬送体5aに接触して強制的に下流側へ搬送されない。
それにより、第1切断機3のギロチン式の切断刃3aによる略矩形の板材S2の切れ目が曲がることを防止することができる。
その結果、略矩形の板材S2の切り出し精度が向上して歩留まりを良くすることができるという利点がある。
また、図1,図3及び図5に示される例では、搬送手段5の幅方向のいずれか一方又は両方に開設される排出口Eと対向する位置に、主に第1切断機3によって切り出された略矩形の板材S2を回収するための受台10を設けている。
受台10は、搬出手段7の搬出端から下り傾斜する載置面10aと、その先端に突出するストッパ10bと、移動用の車輪10cを有している。
またさらに、図示例では、排出口EにガイドローラE1を設けて、搬出手段7により搬送手段5から略矩形の板材S2を受台10の載置面10aへスムーズに受け渡すように構成している。
このような図示例によると、排出口Eに搬出された略矩形の板材S2が、受台10の載置面10aに沿って下降され、その先端部がストッパ10bに突き当たることで、載置面10a上の所定位置に載置され、その以降、排出口Eから略矩形の板材S2の搬出が繰り返される度に、載置面10a上に略矩形の板材S2が順次に積み上げられる。
それにより、排出口Eから搬出された略矩形の板材S2を受台10に無人で自動的に積み上げることができる。
その結果、作業者を更に削減することができ、その分だけ作業性の向上とコストの低減化が図れるという利点がある。
なお、前示実施例では、第1切断機3がギロチン式の切断刃3aを有し、第1切断機3の下流側に搬送手段5へ向けて下り傾斜する非駆動の傾斜コンベヤ9を設けたが、これに限定されず、第1切断機3の切断刃3aとしてギロチン式と異なる切断刃を備えても良く、さらに第1切断機3の下流側に搬送手段5へ向けて下り傾斜する非駆動の傾斜コンベヤ9を設けず、第1切断機3の下流側に搬送手段5を配置しても良い。
また、図示例では、搬送手段5の幅方向のいずれか一方又は両方に開設される排出口Eと対向する位置に受台10を設けたが、これに限定されず、受台10を設けなくても良い。
またさらに、搬送方向変換手段6と搬出手段7を個別に備えたが、これに限定されず、搬送方向変換手段6と搬出手段7を1つの装置で構成しても良い。この場合には、搬送手段5の下流部に、方向転換機構として動力駆動のチェン、ローラー又はホィールなどからなる直角方向変換機を上下昇降自在に備え、搬送手段5による搬送物(略矩形の板材S2)の検出に基づいて、搬送手段5の作動を一時停止させるとともに、該直角方向変換機が上昇して搬送物(略矩形の板材S2)を排出口Eへ向け搬出させても良い。
1 供給源 2 移送路
3 第1切断機 3a 切断刃
4 第2切断機 5 搬送手段
5a 搬送体 5b 駆動部
6 搬送方向変換手段 7 搬出手段
8 搬送切り換え手段 9 傾斜コンベヤ
10 受台 10a 載置面
10b ストッパ E 排出口
S1 帯状板材 S2 所定寸法の板材
S3 所定形状の板材

Claims (4)

  1. 帯状板材の供給源と、
    前記供給源から前記帯状板材を移送する移送路と、
    前記移送路の途中に設けられて前記帯状板材を所定寸法の板材に切断する第1切断機と、
    前記第1切断機よりも前記移送路の下流側に設けられて前記帯状板材を所定形状の板材に切断する第2切断機と、
    前記第1切断機及び前記第2切断機の間に設けられて前記帯状板材又は前記板材を前記第2切断機へ向け搬送する搬送手段と、
    前記第1切断機及び前記第2切断機の間に移動自在に設けられて前記搬送手段による前記板材の搬送方向を変える搬送方向変換手段と、
    前記搬送方向変換手段に沿って設けられて前記搬送手段による搬送方向と交差する方向へ前記板材を搬出させる搬出手段と、
    前記第2切断機の作動に基づいて前記第1切断機、前記搬送手段、前記搬送方向変換手段及び前記搬出手段をそれぞれ作動制御する搬送切り換え手段とを備えたことを特徴とする板材切断装置。
  2. 前記搬送手段が、前記板材と当接する搬送体と、前記搬送体を前記第2切断機へ向けて移動させる駆動部を有し、
    前記搬出手段が、前記搬送体の表面から突出する複数の転動体を有し、前記転動体を前記搬送手段による搬送方向と交差する方向に開設される排出口へ向け傾くようにそれぞれ遊転自在に支持し、
    前記搬送手段の搬送方向における前記転動体の設置間隔を、前記第1切断機と近い上流側部分が疎で、前記搬送方向変換手段と近い下流側部分が密となるように配置したことを特徴とする請求項1記載の板材切断装置。
  3. 前記第1切断機がギロチン式の切断刃を有し、
    前記第1切断機の下流側に前記搬送手段へ向けて下り傾斜する非駆動の傾斜コンベヤを設け、前記傾斜コンベヤの移送方向長さを、前記第1切断機で切断される前記板材の最長寸法以上に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の板材切断装置。
  4. 前記搬送手段による搬送方向と交差する方向に開設される排出口と対向するように受台を設け、
    前記受台が、前記搬出手段の搬出端から下り傾斜する載置面と、その先端に突出するストッパを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の板材切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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