JP3166740B2 - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリ装
置におけるアドレスデコーダ回路等に用いて好適な論理
回路に係り、詳しくは、電界効果トランジスタで構成し
た負荷のインピーダンスを入力信号に同期させて高くす
ることで、高速動作を可能にするとともに消費電流を低
減させるようにした論理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9はデコーダ回路を構成する従来の論
理回路の回路構成図である。図9に示す従来の論理回路
100は、第1の負荷用電界効果トランジスタであるp
チャネル電界効果トランジスタ(以下、pMOSトラン
ジスタと記す)101と、第2の負荷用電界効果トラン
ジスタであるpMOSトランジスタ102と、論理動作
を行なう3個のnチャネル電界効果トランジスタ(以
下、nMOSトランジスタと記す)103,104,1
05と、論理レベルを反転させるインバータ106とか
ら構成されている。符号107は出力端子、符号108
〜110は入力端子である。
【0003】2個のpMOSトランジスタ101,10
2は並列接続されている。2個のpMOSトランジスタ
101,102の各ソースは正電源VCCへ接続されて
いる。3個のnMOSトランジスタ103,104,1
05は直列接続されている。nMOSトランジスタ10
5のソースは基準電源(グランド)に接続されている。
並列接続された2個のpMOSトランジスタ101,1
02に、直列接続された3個のnMOSトランジスタ1
03,104,105とが直列に接続されて、3入力の
NAND回路が構成されている。このNAMD回路の出
力点(2個のpMOSトランジスタ101,102の各
ソースとnMOSトランジスタ103のドレインとの接
続点)はインバータ106の入力端子に接続されてい
る。インバータ106の出力端子はpMOSトランジス
タ102にゲートに接続されるとともに、出力端子10
7に接続されている。
【0004】クロック入力端子108は、pMOSトラ
ンジスタ101のゲートならびにnMOSトランジスタ
103のゲートに接続されている。第1の信号入力端子
109はnMOSトランジスタ104のゲートに接続さ
れている。第2の信号入力端子110はnMOSトラン
ジスタ105のゲートに接続されている。
【0005】次に、図9に示した従来の論理回路の動作
を説明する。まず、入力端子108に供給されるクロッ
ク信号CLKがLレベルの状態では、pMOSトランジ
スタ101が能動状態となってこのpMOSトランジス
タ101の特性によって定める負荷インピーダンス状態
となる。これによりインバータ106の入力端子はHレ
ベルとなり、インバータ106の出力である出力端子1
07はLベルとなる。インバータ106の出力がLレベ
ルになると、pMOSトランジスタ102は能動状態と
なり、このpMOSトランジスタ101の特性によって
定める負荷インピーダンス状態となる。したがって、ク
ロック信号CLKがHレベルになりpMOSトランジス
タ101がオフ状態になっても、pMOSトランジスタ
102によってインバータ106の入力はHレベルに保
持され、それまでの出力状態を保持する。
【0006】クロック信号CLKがHレベルであって、
入力端子109に供給される図示しないプリデコーダか
らの信号D0、ならびに、入力端子110に供給される
図示しないプリデコーダからの信号D4が共にHレベル
である場合には、3個のnMOSトランジスタ103,
104,105が全て導通(オン)状態となるので、イ
ンバータ106の入力はLレベルとなり、インバータ1
06の出力である出力端子107はHベルとなる。イン
バータ106の出力がHレベルになると、pMOSトラ
ンジスタ102はオフ状態となるので、正電源VCCか
らpMOSトランジスタ102ならびに直列接続された
3個のnMOSトランジスタ103,104,105を
介して基準電源GNDへ流れる電流はなくなる。このよ
うに、従来の論理回路100は、クロック信号がHレベ
ルのときに、各入力信号D0,D4のデコード出力X0
を発生させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した従来の論
理回路100では、pMOSトランジスタ102から供
給される電流を、直列接続された3個のnMOSトラン
ジスタ103,104,105で吸収してインバータ1
06の入力電位をLレベルに引き下げる必要がある。こ
のため、pMOSトランジスタ102の電流吐き出し能
力に対して、各nMOSトランジスタ103,104,
105の電流吸い込み能力が充分大きくないと、インバ
ータ106の入力電位をLレベルへ引き下げるまでに時
間を要し、デコード出力X0が得られるまでの時間遅れ
が大きくなる。すなわち、論理回路100の動作速度が
遅くなる。
【0008】また、インバータ106の出力がHレベル
になるまでの期間は、正電源VCCからpMOSトラン
ジスタ102ならびに直列接続された3個のnMOSト
ランジスタ103,104,105を介して基準電源G
NDへ電流が流れるので、消費電流が増加する。
【0009】pMOSトランジスタ102の電流吐き出
し能力を小さくすることで、NAND論理部の出力電位
(インバータ106の入力電位)をHレベルからLレベ
ルに引き下げるときの動作時間を改善することは可能で
あるが、pMOSトランジスタ102の電流吐き出し能
力を単に小さくしただけでは、NAND論理部の出力電
位(インバータ106の入力電位)をLレベルからHレ
ベルにする際の動作が遅くなってしまう。
【0010】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、電界効果トランジスタで構成した負
荷のインピーダンスを入力信号に同期させて変化させる
ことで、高速動作を可能にするとともに、消費電流を低
減させるようにした論理回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る論理回路は、複数の入力信号に基づいて
論理動作を行なう1または複数の論理演算用トランジス
タと、この論理演算用トランジスタの負荷となる負荷用
電界効果トランジスタと、この負荷用電界効果トランジ
スタのゲート電位を制御することで負荷用電界効果トラ
ンジスタのインピーダンスを変化させる負荷インピーダ
ンス制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0012】この発明に係る論理回路は、負荷用電界効
果トランジスタのゲート電位を制御することで負荷用電
界効果トランジスタのインピーダンスを変化させる負荷
インピーダンス制御回路を備えたので、出力すべき論理
レベルに対応して負荷用電界効果トランジスタのインピ
ーダンスを変化させることができる。
【0013】例えば、負荷用電界効果トランジスタから
吐き出される電流を論理演算用トランジスタによって吸
い込むことでLレベルを出力する回路構成では、負荷用
電界効果トランジスタのインピーダンスを大きくするこ
とで、Lレベル出力の動作を高速にすることができると
ともに消費電流を低減できる。Hレベルを出力するとき
には負荷用電界効果トランジスタのインピーダンスを小
さくすることで、Hレベル出力の動作を高速にできる。
【0014】論理演算用トランジスタから負荷用電界効
果トランジスタへ電流を供給することでHレベルを出力
する回路構成では、負荷用電界効果トランジスタのイン
ピーダンスを大きくすることで、Hレベル出力の動作を
高速にするとともに消費電流を低減できる。Lレベルを
出力するときには負荷用電界効果トランジスタのインピ
ーダンスを小さくすることで、Lレベル出力の動作を高
速にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0016】図1はこの発明に係る論理回路を適用した
デコーダ回路の回路構成図である。図1に示すデコーダ
回路1は、2組のプリデコーダ回路2−1,2−2と、
負荷インピーダンス制御回路3と、メインデコーダ回路
4とからなる。
【0017】第1のプリデコーダ回路2−1は、アドレ
ス信号の下位2ビットA0,A1をデコードし、クロッ
ク信号CLKのHレベルの区間に同期して4つの出力D
0〜D3中の1つにHレベルを出力する。第2のプリデ
コーダ回路2−2は、アドレス信号の上位2ビットA
2,A3をデコードし、クロック信号CLKのHレベル
の区間に同期して4つの出力D4〜D7中の1つにHレ
ベルを出力する。
【0018】負荷インピーダンス制御回路3は、ドレイ
ンが正電源VCCに接続されたnMOSトランジスタ3
1と、ソースが接地されたnMOSトランジスタ32
と、インバータ33とからなる。クロック信号CLKは
nMOSトランジスタ31のゲートへ供給されるととも
に、インバータ33の入力端子へ供給される。インバー
タ33の出力である反転クロック信号はnMOSトラン
ジスタ32のゲートへ供給される。nMOSトランジス
タ31のソースはnMOSトランジスタ32のドレイン
に接続され、この接続点から負荷インピーダンス制御信
号LCが出力される。
【0019】この負荷インピーダンス制御回路3は、ク
ロック信号CLKがHレベルのときには負荷インピーダ
ンス制御信号LCとして、正電源VCCの電圧よりもn
MOSトランジスタ31のしきい値電圧Vtn分だけ低
い電圧(VCC−Vtn)を出力し、クロック信号CL
KがLレベルのときには負荷インピーダンス制御信号L
Cとして、ほぼ基準電圧(グランド電圧)を出力する。
【0020】メインデコーダ回路4は、16組のアンド
機能回路4−1〜4−16を備える。このメインデコー
ダ回路5は、各プリデコーダ回路2−1,2−2の出力
D0〜D3,D4〜D7に基づいて16のデコーダ出力
X0〜X15の中からいずれか1つにHレベルを出力す
る。なお、このデコーダ回路1は、クロック信号CLK
に同期してデコーダ出力X0〜X15を出力する構成を
取っているので、Hレベルのデコーダ出力X0〜X15
はクロック信号CLKのHレベルの期間に同期して出力
される。
【0021】各アンド機能回路4−1〜4−16は、負
荷用電界効果トランジスタであるpMOSトランジスタ
41と、論理演算用トランジスタとして2個のnMOS
トランジスタ42,43とからなるNAND論理回路部
と、インバータ44とからなる。pMOSトランジスタ
41のソースは正電源VCCに接続され、pMOSトラ
ンジスタ41のドレインはnMOSトランジスタ42の
ドレインならびにインバータ44の入力端子へ接続され
る。2個のnMOSトランジスタ42,43は直列に接
続され、nMOSトランジスタ43のソースは接地され
ている。pMOSトランジスタ41のゲートには負荷イ
ンピーダンス制御信号LCが供給される。第1のアンド
機能回路4−1では、nMOSトランジスタ42のゲー
トにプリデコーダ回路の2−1の出力D0が供給され、
nMOSトランジスタ43のゲートにプリデコーダ回路
の2−2の出力D4が供給される。
【0022】図2は図1に示したデコーダ回路の動作を
示すタイミングチャートである。図2(a)はクロック
信号CLKを、図2(b)は負荷インピーダンス制御信
号LCを、図2(c)は負荷用電界効果トランジスタで
あるpMOSトランジスタ41のインピーダンスの高・
低状態を、図2(d)は各プリデコーダ回路の出力D
0,D4を、図2(e)はアンド機能回路4−1の出力
(デコーダ出力)X0を示している。
【0023】クロック信号CLKがLレベルの状態で
は、図1に示した負荷インピーダンス制御回路3内のイ
ンバータ33の出力がHレベルとなり、このHレベルが
nMOSトランジスタ32のゲートへ供給されるので、
nMOSトランジスタ32が導通状態となりる。このた
め、負荷インピーダンス制御信号LCはほぼグランド電
位となる。このほぼグランド電位の負荷インピーダンス
制御信号LCがアンド機能回路4−1のpMOSトラン
ジスタ41のゲートへ供給されるので、直列接続された
2個のnMOSトランジスタ42,43の負荷であるp
MOSトランジスタ41は低インピーダンス状態であ
る。
【0024】時刻T1でクロック信号CLKがLレベル
からHレベルに立ち上がると、負荷インピーダンス制御
回路3内のnMOSトランジスタ31を介して正電源V
CCの電圧よりもnMOSトランジスタ31のしきい値
電圧Vtn分だけ低い電圧(VCC−Vtn)が出力さ
れる。この電圧が負荷インピーダンス制御信号LCとし
てpMOSトランジスタ41のゲートに供給されるの
で、負荷用pMOSトランジスタ41のインピーダンス
は高い状態となる(時刻t2)。
【0025】クロック信号CLKがHレベルに立ち上が
ると、各プリデコーダ回路2−1,2−2からプリデコ
ーダ出力が出力される。ここでは、各アドレス信号A0
〜A3がすべてLレベルであるとし、各プリデコーダ出
力D0,D4がHレベルとなる。各プリデコーダ回路2
−1,2−2内の論理段数は負荷インピーダンス制御回
路3の論理段数よりも多いので、時刻T3で各プリデコ
ーダ出力D0,D4がHレベルになる。プリデコーダ出
力D0がアンド機能回路4−1内のnMOSトランジス
タ42のゲートへ供給されるとともに、プリデコーダ出
力D4がnMOSトランジスタ43のゲートへ供給され
るので、各nMOSトランジスタ42,43はともに導
通状態となり、NAND機能回路部の出力はLレベルと
なる。このLレベルがインバータ44によって反転され
て出力されるので、デコーダ出力X0はHレベルとな
る。
【0026】時刻T5でクロック信号CLKがLレベル
に立ち下がると、時刻T6で負荷インピーダンス制御信
号LCはほぼグランド電位に立ち下りる。これにより負
荷用pMOSトランジスタ41は低インピーダンス状態
となる。そして、時刻T7で各プリデコーダ出力D0,
D4がLレベルになるので、時刻T8でデコーダ出力X
0はLレベルとなる。
【0027】なお、時刻T6から時刻T7までの期間
は、pMOSトランジスタ41のインピーダンスが低い
状態で、各nMOSトランジスタ42,43が導通状態
となる。ここで、pMOSトランジスタ41は負荷用と
して動作するようトランジスタ性能を設定しており、p
MOSトランジスタ41のゲートがLレベルになった場
合でも電流の吐き出し能力は小さい。このため、pMO
Sトランジスタ41のゲートがLレベルになった場合、
NAMD機能回路部の出力電圧(インバータ44の入力
電圧)が基準電圧(グランド電位)よりも僅かに高くな
ることがあるが、インバータ44の入力しきい値よりも
大幅に低い値であり、インバータ44の出力すなわちデ
コーダ出力X0に影響を与えない。また、時刻T6から
時刻T7までの期間は、pMOSトランジスタ41のイ
ンピーダンスが低下したことで、pMOSトランジスタ
41から各nMOSトランジスタ42,43を介して基
準電圧(グランド)へ流れる電流が増加するが、その期
間は極めて短いことならびに複数のアンド機能回路4−
1〜4−16の中の1つだけがそのような状態になって
いることから、デコーダ回路1の全体の消費電流からは
無視できる程度のものである。
【0028】図1に示したデコーダ回路1は、各アンド
機能回路4−1〜4−15内の論理各演算用トランジス
タ42,43が各プリデコーダ出力D0〜D3,D4〜
D7に基づいてデコード動作を行なうタイミングに同期
させて、負荷用のpMOSトランジスタ41のインピー
ダンスを高インピーダンス状態に制御するので、インバ
ータ44の入力端子(NAND機能回路部の出力)を速
やかにLレベルに駆動することができる。これにより、
デコード出力X0〜X15を速やかに立ち上げることが
でき、デコーダ回路1の動作を高速にすることができ
る。
【0029】図9に示した従来の論理回路は、5個のM
OSトランジスタと1個のインバータとから構成されて
いたのに対して、図1に示したアンド機能回路4−1〜
4−15は、3個のMOSトランジスタと1個のインバ
ータとから構成されるので、2素子削減されている。
【0030】図2(b)に示したように、負荷インピー
ダンス制御信号LCの論理振幅を電源電圧の約1/2程
度にすることで、従来のフルスイング駆動に比べて、各
pMOSトランジスタ41のゲート駆動に伴う充放電電
流を約1/2に削減できる。
【0031】図3はこの発明に係る他の論理回路を適用
したデコーダ回路の回路構成図である。図3に示すデコ
ーダ回路11は、各プリデコーダ回路2−1,2−2
と、単安定回路(モノマルチバイブレータ)MMを用い
て構成した負荷インピーダンス制御回路13と、メイン
デコーダ回路14と、バッファ回路15とからなる。
【0032】負荷インピーダンス制御回路13は、クロ
ック信号CLKの立ち上がりに同期して予め設定した時
間幅のパルス信号を負荷インピーダンス制御信号LCP
として出力する。なお、この負荷インピーダンス制御信
号LCPをバッファ15を介して他の回路へ供給するこ
とで、例えばメモリセルのデジット線やバス線をプリチ
ャージするための信号PCやセンスアンプ選択信号SE
として利用することができる。
【0033】メインデコーダ回路14は、16組のアン
ド機能回路14−1〜14−16を備える。各アンド機
能回路14−1〜14−16は、pMOSトランジスタ
41と、3個のnMOSトランジスタ42,43,45
と、インバータ44とを備える。各アンド機能回路14
−1〜14−16は、図1に示した各アンド機能回路に
nMOSトランジスタ45が追加されたものである。こ
のnMOSトランジスタ45は、ゲートが正電源VCC
へ接続され、ドレインが負荷用pMOSトランジスタ4
1のゲートへ接続されている。そして、このnMOSト
ランジスタ45のソースに負荷インピーダンス制御信号
LCPが供給される。
【0034】このnMOSトランジスタ45は、トラン
スファゲートとして動作する。ソースに供給される負荷
インピーダンス制御信号LCPが正電源電圧レベル(V
CC)のときには、負荷用pMOSトランジスタ41の
ゲートはVCC−Vtn(正電源電圧−nMOSトラン
ジスタ45のしきい値電圧)の電圧となり、負荷用pM
OSトランジスタ41のインピーダンスは高くなる。負
荷インピーダンス制御信号LCPがLレベル(基準電位
=グランド電位)のときには、負荷用pMOSトランジ
スタ41のゲートはLレベル(基準電位=グランド電
位)となり、負荷用pMOSトランジスタ41のインピ
ーダンスは低くなる。
【0035】図4は図3に示したデコーダ回路の動作を
示すタイミングチャートである。図4(a)はクロック
信号CLKを、図4(b)は負荷インピーダンス制御信
号LCPを、図4(c)は負荷用電界効果トランジスタ
であるpMOSトランジスタ41のインピーダンスの高
・低状態を、図4(d)は各プリデコーダ回路の出力D
0,D4を、図4(e)はアンド機能回路4−1の出力
(デコーダ出力)X0を示している。負荷インピーダン
ス制御信号LCPのHレベルの期間は、負荷インピーダ
ンス制御信号LCPをメモリセルのデジット線やバス線
をプリチャージするための信号PCやセンスアンプ選択
信号SEとして利用することを考慮して、クロック信号
CLKの半周期よりも短く設定している。
【0036】時刻T11でクロック信号CLKがHレベ
ルに変化すると、このクロック信号CLKの立ち上がり
に基づいて単安定回路MMが動作を開始し、時刻T12
で負荷インピーダンス制御信号LCPがHレベルとな
る。そして、単安定回路MMのパルス出力時間TMMが
経過した時点(時刻T15)で、負荷インピーダンス制
御信号LCPはLレベルに戻る。この負荷インピーダン
ス制御信号LCPがHレベルの間は、負荷用pMOSト
ランジスタ41のインピーダンスは高い状態となる。
【0037】プリデコーダ回路2−1,2−2は論理段
数が多いので、クロック信号CLKの立ち上がりから少
し遅れた時刻T13で各プリデコーダ出力D0,D3が
Hレベルとなり、メインデコーダ回路14から時刻T1
4でHレベルのデコーダ出力X0が出力される。アンド
機能回路14−1内の各nMOSトランジスタ42,4
3は、負荷用pMOSトランジスタ41が高インピーダ
ンスになっている状態で、負荷用pMOSトランジスタ
41から供給される電流を吸収するので、インバータ4
4の入力電圧を速やかにLレベルにすることが、デコー
ダ出力X0を短時間でHレベルにすることができる。す
なわち、デコーダ出力X0の立ち上がり動作が高速化さ
れる。
【0038】時刻T16でクロック信号CLKがLレベ
ルとなり、時刻T17でプリデコーダ出力D0,D4が
全てLレベルとなると、時刻T18でデコーダ出力X0
はLレベルとなる。時刻T17の時点で負荷用pMOS
トランジスタ41は低インピーダンス状態となっている
ので、各nMOSトランジスタ42,43がオフ状態に
なると、インバータ44の入力端子は急速にHレベルと
なることができる。すなわち、デコーダ出力X0の立ち
下り動作も高速化される。
【0039】図5はこの発明に係る論理回路の第3の実
施形態を示す回路構成図である。図5は論理回路の第3
の実施形態としてさらに他のデコーダ回路の要部を示し
ている。図5に示す負荷インピーダンス制御回路50
は、負荷インピーダンス制御信号LCDとして、電源電
圧VCCよりも所定電圧低い電圧と基準電圧(グランド
電位)よりも所定電圧高い電圧とを選択的に出力するよ
うにしたものである。
【0040】この負荷インピーダンス制御回路50は、
正電源VCCからレベルシフト用のダイオード51−ブ
リーダ抵抗52−レベルシフト用のダイオード53−基
準電圧(グランド電位)の経路で、各ダイオード51,
53にブリード電流を流すことで、レベルシフト用のダ
イオード51のカソード側に正電源VCCからダイオー
ドの順方向降下電圧VfD分だけ低い電圧VH(VH=
VCC−VfD)を発生させるとともに、レベルシフト
用のダイオード53のアノード側に基準電圧(グランド
電位)よりもダイオードの順方向降下電圧VfD分だけ
高い電圧VL(VL=VfD)を発生させる。ダイオー
ド51に並列に接続されたコンデンサ54は電圧VHを
安定化するための電源安定化用コンデンサである。ダイ
オード53に並列に接続されたコンデンサ55は電圧V
Lを安定化するための電源安定化用コンデンサである。
【0041】そして、電圧VHをpMOSトランジスタ
56のソースへ供給し、電圧VLをnMOSトランジス
タ57のソースに供給するとともに、pMOSトランジ
スタ56のドレインとnMOSトランジスタ57のドレ
インを接続してこの接続点を負荷インピーダンス制御信
号LCDの出力端子とし、クロック信号CLKをインバ
ータ57で反転させて得た反転クロック信号を各MOS
トランジスタ56,57のゲートへ供給する。
【0042】以上の構成であるからこの負荷インピーダ
ンス制御回路50は、クロック信号CLKがLレベルの
場合は、pMOSトランジスタ56が非導通状態となり
nMOSトランジスタ57が導通状態となって、電圧V
Lの負荷インピーダンス制御信号LCDを出力し、クロ
ック信号CLKがHレベルの場合は、pMOSトランジ
スタ56が導通状態となりnMOSトランジスタ57が
非導通状態となって、電圧VHの負荷インピーダンス制
御信号LCDを出力する。
【0043】負荷インピーダンス制御回路50から出力
された負荷インピーダンス制御信号LCDは、図1に示
したメインデコーダ回路4を構成する各アンド機能回路
4−1〜4−16へ供給される。図5では1つのアンド
機能回路4−1のみを示している。アンド機能回路4−
1の構成は図1に示したものと同じである。したがっ
て、クロック信号CLKがLレベルの場合、負荷インピ
ーダンス制御信号LCDの電圧はVLであるから、負荷
用pMOSトランジスタ41は低インピーダンス状態と
なる。クロック信号CLKがHレベルの場合、負荷イン
ピーダンス制御信号LCDの電圧はVHであるから、負
荷用pMOSトランジスタ41は高インピーダンス状態
となる。
【0044】よって、クロック信号CLKのHレベルに
同期して出力されるプリデコード出力D0〜D8に基づ
いてアンド機能回路4−1内の各nMOSトランジスタ
42,43が共に導通状態になり、インバータ44の入
力をLレベルに駆動する際には、負荷用pMOSトラン
ジスタ41は既に高インピーダンス状態に制御されてい
るので、各nMOSトランジスタ42,43は負荷用p
MOSトランジスタ41から供給される比較的小さい電
流を吸い込むことで、インバータ44の入力をLレベル
に駆動するができる。したがって、デコード出力X0の
立ち上がりを高速にすることができる。
【0045】図5に示した実施形態では、負荷インピー
ダンス制御信号LCDの電圧振幅範囲を電源電圧よりも
狭くしているので、負荷用pMOSトランジスタ41の
ゲート駆動に伴って生ずる充放電電流による電力消費を
低減できる。
【0046】なお、負荷インピーダンス制御するための
各電圧VH,VLは直流的に安定した電圧であればよ
い。したがって、図5に示したダイオードの順方向降下
電圧を利用した電源回路の構成以外に、各種の定電圧源
回路等を用いて各電圧VH,VLを発生させるようにし
てもよい。
【0047】図6はこの発明に係る論理回路の第4の実
施形態を示す回路構成図である。図6は第4の実施形態
としてアンド機能回路を示している。図6に示すアンド
機能回路60は、負荷用のpMOSトランジスタ41
と、直列接続された2個のnMOSトランジスタ42,
43と、インバータ44と、負荷インピーダンス制御回
路を構成するnMOSトランジスタ61とからなる。
【0048】負荷インピーダンス制御回路を構成するn
MOSトランジスタ61は、ゲートが正電源VCCへ接
続され、ドレインがpMOSトランジスタ41のゲート
へ接続され、ソースにはプリデコーダ出力D4(このア
ンド機能回路の入力信号)が供給される。他の回路構成
は、図1に示したアンド機能回路4−1と同じである。
【0049】負荷インピーダンス制御回路を構成するn
MOSトランジスタ61は、いわゆるトランスファゲー
トとして動作する。プリデコーダ出力D4がLレベルの
場合、pMOSトランジスタ41のゲートはLレベルと
なる。これにより、pMOSトランジスタ41は低イン
ピーダンス状態となる。プリデコーダ出力D4がHレベ
ル(=VCC電圧レベル)の場合、pMOSトランジス
タ41のゲートはHレベルに対してこのnMOSトラン
ジスタ61のしきい値電圧Vtn分だけ低い電位(VC
C−Vtn)となる。これにより、pMOSトランジス
タ41は高インピーダンス状態となる。したがって、プ
リデコーダ出力D4がHレベルで、かつ、プリデコーダ
出力D4がHレベルとなって、各nMOSトランジスタ
42,43が共に導通状態となるときには、pMOSト
ランジスタ41は高インピーダンス状態となっているの
で、インバータ44の入力レベルを速やかにLレベルに
することができ、Hレベルのデコーダ出力X1の立ち上
がりを高速にすることができる。
【0050】なお、負荷インピーダンス制御回路を構成
するnMOSトランジスタ61のソースにプリデコーダ
出力D0を供給するようにしてもよい。図6では、図1
に示した各プリデコーダ回路2−1,2−2の各出力群
間D0〜D3,D4〜D7で出力タイミングに明らかな
差があり、プリデコーダ回路2−2側の出力群D4〜D
7が先にHレベルとなり、次いでプリデコーダ回路2−
1側の出力群D0〜D3がHレベルになるケースを想定
して、先にHレベルが出力されるプリデコーダ回路2−
2側の出力群D4〜D7に基づいてnMOSトランジス
タ61のインピーダンスを制御する回路構成を示した。
【0051】プリデコーダ回路2−2側の出力群D4〜
D7を負荷インピーダンス制御回路を構成するnMOS
トランジスタ61のソースへも供給する構成にしたこと
で、プリデコーダ回路2−2側の出力群D4〜D7の負
荷が増加する。このため、出力群D4〜D7の立ち上が
りに遅れが生ずることがある。しかしながら、プリデコ
ーダ回路2−1の出力群D0〜D3がHレベルになるま
でに出力群D4〜D7がHレベルに立ち上がっている限
り、デコーダ出力Xnの立ち上がりに影響はない。言い
換えれば、、プリデコーダ回路2−1の出力群D0〜D
3がデコーダ出力Xnの出力タイミング決定するクリテ
ィカルパスとなっているケースでは、出力群D4〜D7
の立ち上がりに遅れが生じたとしても、出力群D0〜D
3の立ち上がりタイミングに対してタイムマージンが確
保できていれば問題は発生しない。
【0052】図6に示したアンド機能回路60は、この
アンド機能回路60の入力信号に基づいて負荷インピー
ダンスを制御できるので、図1,図3および図5に示し
たように、負荷インピーダンス制御信号LC,LCPお
よびLCDを各アンド機能回路間に亘って配線する必要
がない。よって、配線領域の削減が可能である。図1,
図3および図5に示したように、負荷インピーダンス制
御信号LC,LCPおよびLCDを用いる回路構成で
は、全てのアンド機能回路4−1〜4−16,14−1
〜14−6の負荷用pMOSトランジスタを駆動するこ
とになるが、図6に示したアンド機能回路60を用いる
ことによって一部のアンド機能回路60の負荷用pMO
Sトランジスタを駆動するだけでよい。図6に示した例
では、全部で16組あるアンド機能回路60の中でその
1/4だけについて負荷用pMOSトランジスタのイン
ピーダンスを変更することになる。よって、負荷用pM
OSトランジスタを駆動するための消費電流を削減でき
るという効果がある。
【0053】図7はこの発明に係る論理回路の第5の実
施形態を示す回路構成図である。図7に示すアンド機能
回路70は図6に示したアンド機能回路60の変形例に
あたるもので、負荷用のpMOSトランジスタ41と、
MOSトランジスタ71と、インバータ44と、負荷イ
ンピーダンス制御回路を構成するnMOSトランジスタ
61とからなる。図7に示したアンド機能回路70は、
図6に示したものと比較してnMOSトランジスタが1
個削減されている。
【0054】nMOSトランジスタ71は論理演算を行
なうためのものである。このnMOSトランジスタ71
のドレインはpMOSトランジスタ41のドレインなら
びにインバータ44の入力端子に接続される。このnM
OSトランジスタ71のソースにはプリデコーダ出力D
0の論理レベルを反転した反転プリデコーダ出力D0B
が供給され、ゲートにはプリデコーダ出力D4が供給さ
れる。このnMOSトランジスタ71は、ゲートに供給
されるプリデコーダ出力D4がHレベルであり、かつ、
ソースに供給される反転プリデコーダ出力D0BがLレ
ベルの場合に、このnMOSトランジスタ71が導通状
態になる。これにより、インバータ44を介してHレベ
ルのデコーダ出力X0が出力される。
【0055】図7に示したアンド機能回路70をチップ
上に複数配置してメインデコーダ回路を形成する際に、
アンド機能回路70のレイアウト位置をソースに供給す
るプリデコーダ信号D4が隣り合って共通になるよう各
アンド機能回路70の順番をアレイ上に配置していくこ
とで、隣り合った回路間でnMOSトランジスタを共通
化することができる。この共通化により、アンド機能回
路70の素子数をさらに低減することができる。具体的
には、図9に示した従来例の7素子(インバータは2素
子として数える)を4.5素子とすることができ、素子
数を約2/3に削減できる。
【0056】図8はこの発明に係る論理回路の第6の実
施形態を示す回路構成図である。図8はメインデコーダ
回路をノア(NOR)回路とインバータとからなるオア
機能回路で構成した例を示している。図8に示すオア機
能回路80は、論理演算用トランジスタとして直列接続
された2個のpMOSトランジスタ81,82と、これ
らの論理演算用トランジスタの負荷となる負荷用電界効
果トランジスタとしてのnMOSトランジスタ83と、
直列接続された2個のpMOSトランジスタ81,82
と負荷用のnMOSトランジスタ83とで構成されるノ
ア(NOR)回路の出力を反転してLレベルのデコーダ
出力X0Bを出力するインバータ84と、負荷インピー
ダンス制御回路を構成するpMOSトランジスタ85と
からなる。
【0057】pMOSトランジスタ81のソースは正電
源VCCへ接続され、pMOSトランジスタ81のドレ
インはpMOSトランジスタ82のソースへ接続され
る。pMOSトランジスタ81のゲートには、プリデコ
ーダ信号D4の論理レベルを反転させた反転プリデコー
ダ信号D4Bが供給される。pMOSトランジスタ82
のドレインは負荷用のnMOSトランジスタ83のドレ
インならびにインバータ84の入力端子に接続される。
pMOSトランジスタ82のゲートには、プリデコーダ
信号D0の論理レベルを反転させた反転プリデコーダ信
号D0Bが供給される。負荷用のnMOSトランジスタ
83のソースは基準電圧(グランド)に接続される。負
荷インピーダンス制御回路を構成するpMOSトランジ
スタ85のゲートは基準電圧(グランド)に接続され、
ドレインは負荷用のnMOSトランジスタ83のゲート
に接続される。負荷インピーダンス制御回路を構成する
pMOSトランジスタ85のソースには、反転プリデコ
ーダ信号D4Bが供給される。
【0058】各入力信号D4B,D0BがともにLレベ
ルである場合、各pMOSトランジスタ81,82はと
もに導通状態となり、負荷用nMOSトランジスタ83
へ電流を供給する。これにより、負荷用nMOSトラン
ジスタ83のドレインならびにインバータ84の入力端
子はHレベルとなり、インバータ84の出力端子からL
レベルの反転デコード出力X0Bが出力される。入力信
号D4BがLレベルの場合、トランスファゲート回路構
成のpMOSトランジスタ85を介して負荷用nMOS
トランジスタ83のゲートはLレベルとなるので、負荷
用nMOSトランジスタ83は高インピーダンス状態と
なる。したがって、直列接続構成の各pMOSトランジ
スタ81,82から供給される電流によってインバータ
84の入力側を速やかにHレベルにすることができ、L
レベル反転デコード出力X0Bを速やかに出力させるこ
とができる。すなわち、高速動作が可能である。
【0059】入力信号D4BがHレベルになると、トラ
ンスファゲート回路構成のpMOSトランジスタ85を
介して負荷用nMOSトランジスタ83のゲートはHレ
ベルとなるので、負荷用nMOSトランジスタ83は低
インピーダンス状態となる。これにより、インバータ8
4の入力側の電荷を負荷用nMOSトランジスタ83を
介して速やかに放電させて、Lレベルの反転デコード出
力X0Bを速やかにHレベルに戻すことができる。すな
わち、高速動作が可能である。
【0060】各実施の形態で示したように、この発明に
係る論理回路はナンド(NAND),ノア(NOR)等
の基本的な論理回路に容易に適用することができるの
で、半導体回路や電子回路を構成している各種の論理回
路に応用することができ、例えば半導体記憶装置(半導
体メモリ)のデコーダ回路を初めとしてエンコード回
路、ラッチ回路、バス制御回路等の各種の回路の適用す
ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る論理
回路は、負荷用の電界効果トランジスタのゲート電位を
制御することで負荷用の電界効果トランジスタのインピ
ーダンスを変化させる負荷インピーダンス制御回路を備
えたので、出力すべき論理レベルに対応して負荷用電界
効果トランジスタのインピーダンスを変化させることが
できる。これにより例えば、負荷用電界効果トランジス
タから吐き出される電流を論理演算用トランジスタによ
って吸い込むことでLレベルを出力する回路構成では、
負荷用電界効果トランジスタのインピーダンスを大きく
することで、Lレベル出力の動作を高速にすることがで
きるとともに消費電流を低減できる。Hレベルを出力す
るときには負荷用電界効果トランジスタのインピーダン
スを小さくすることで、Hレベル出力の動作を高速にで
きる。
【0062】論理演算用トランジスタから負荷用電界効
果トランジスタへ電流を供給することでHレベルを出力
する回路構成では、負荷用電界効果トランジスタのイン
ピーダンスを大きくすることで、Hレベル出力の動作を
高速にするとともに消費電流を低減できる。Lレベルを
出力するときには負荷用電界効果トランジスタのインピ
ーダンスを小さくすることで、Lレベル出力の動作を高
速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る論理回路を適用したデコーダ回
路の回路構成図である。
【図2】図2(a)〜(e)は、図1に示したデコーダ
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明に係る他の論理回路を適用したデコー
ダ回路の回路構成図である。
【図4】図4(a)〜(e)は、図3に示したデコーダ
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明に係る論理回路の第3の実施形態を示
す回路構成図である。
【図6】この発明に係る論理回路の第4の実施形態を示
す回路構成図である。
【図7】この発明に係る論理回路の第5の実施形態を示
す回路構成図である。
【図8】この発明に係る論理回路の第6の実施形態を示
す回路構成図である。
【図9】デコーダ回路を構成する従来の論理回路の回路
構成図である。
【符号の説明】
1,11 デコーダ回路 2−1,2−2 プリデコーダ回路 3,50 負荷インピーダンス制御回路 4,14 メインデコーダ回路 4−1〜4−16,14−1〜14−16 アンド機能
回路 41,56,81,82,85 pMOSトランジスタ 42,43,45,57,61,71,83 nMOS
トランジスタ 44,84 インバータ 51,53 ダイオード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力信号に基づいて論理動作を行
    なう1または複数の論理演算用トランジスタと、前記論
    理演算用トランジスタの負荷となる負荷用電界効果トラ
    ンジスタと、前記負荷用電界効果トランジスタのゲート
    電位を制御することで前記負荷用電界効果トランジスタ
    のインピーダンスを変化させる負荷インピーダンス制御
    回路とを備えたことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】 前記負荷インピーダンス制御回路は、前
    記入力信号の変化タイミングに同期させて前記負荷用電
    界効果トランジスタのインピーダンスが高くなるように
    前記ゲート電位を制御することを特徴とする請求項1記
    載の論理回路。
  3. 【請求項3】 前記負荷インピーダンス制御回路は、前
    記入力信号に基づいて前記負荷用電界効果トランジスタ
    のインピーダンスが高くなるように前記ゲート電位を制
    御することを特徴とする請求項1記載の論理回路。
  4. 【請求項4】 前記負荷インピーダンス制御回路は、電
    源電圧よりも所定電圧低い電圧とほぼ基準電圧とを選択
    的に出力することで、前記負荷用電界効果トランジスタ
    のインピーダンスを変化させることを特徴とする請求項
    1記載の論理回路。
  5. 【請求項5】 前記負荷インピーダンス制御回路は、電
    源電圧よりも所定電圧低い電圧と基準電圧よりも所定電
    圧高い電圧とを選択的に出力することで、前記負荷用電
    界効果トランジスタのインピーダンスを変化させること
    を特徴とする請求項1記載の論理回路。
  6. 【請求項6】 前記負荷インピーダンス制御回路は、ゲ
    ートが正電源が接続されたnチャネルMOS電界効果ト
    ランジスタを介して前記入力信号を前記負荷用電界効果
    トランジスタのゲートへ供給する構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の論理回路。
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