JP3166698U - 新体操用練習衣装 - Google Patents

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Abstract

【課題】 硬い床上でも痛みを感じることなく新体操の練習をすることができるようにすることにある。【解決手段】 ストレッチ編物生地2によって形成された新体操用練習衣装1であり、身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、クッション性及び伸縮性を有する所定の厚さのパッド3を前記ストレッチ編物生地2に縫着することにより、床から身体に作用する力をパッド3で緩和して、練習時に生じる痛みを解消するように構成している。また、パッド3の厚さを2.5〜3.5mmの発泡ゴム(例えば発泡クロロプレンゴム)で形成することにより、パッド3を薄く軽量なものとすると共に力の吸収性の向上を図り、これによりパッド3を設けたことによる違和感を解消しながら、身体に生じる痛みを十分に解消できるようになっている。【選択図】 図1

Description

本考案は、硬い床上での練習の際に身体を保護する新体操用練習衣装に関する。
従来、この種の新体操用練習衣装としては、競技に用いるようなレオタードのほか、トップスや、スパッツ等が用いられているが、何れも、競技用のレオタードと同様に、伸縮性を有する薄手の生地によるフィット性の高いもので形成されている。一方、新体操の競技は、通常、クッション性を有するマット上で行われているが、その新体操の練習においては、クッション性がほとんどない例えば木製の床上で行われることも少なくない。
新体操の練習においてもクッション性を有するマット上で行うことができれば、衣装が薄いものであっても身体に痛みを感じることがほとんどない。しかし、練習においては、木製などの硬い床上で行うことが多く、その硬い床面から作用する力が身体に直接的に当たることになるので、特に肩、背、腰等のように骨が皮膚の表面近くまで出ている部分に大きな痛みを感じることになる。
即ち、従来の新体操用練習衣装においては、木製等の硬い床上で練習した場合に、身体に痛みを感じるという問題があった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、硬い床上でも痛みを感じることなく新体操の練習をすることができる新体操用練習衣装を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、ストレッチ編物生地によって形成された新体操用練習衣装であって、身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、クッション性及び伸縮性を有する所定の厚さのパッドを前記ストレッチ編物生地に縫着したことを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記パッドは、厚さが2.5〜3.5mmの発泡ゴムによって形成され、前記ストレッチ編物生地の内面に縫着されていることを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の考案において、前記身体の表面のうち保護を要する部分は、当該身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分であることを特徴としている。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3の何れかに記載の考案において、前記身体の表面のうち保護を要する部分は、少なくとも、左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨の部分であることを特徴としている。
請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の考案において、前記背中における背骨の部分を覆うように設けたパッドは、背骨の長手方向に順次配置された複数のパッド片によって構成されており、前記各パッド片は互い隙間なく又は背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下の間隔をおいて配置されていることを特徴としている。即ち、当該パッドは、複数のパッド片に分割された状態になっており、各パッド片は隙間なく背骨の長手方向に順次配置されたものであっても、所定の間隔をおいてその背骨の長手方向に順次配置されたものであってもよい。但し、その間隔は背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下となっている。
請求項6に記載の考案は、請求項4又は5に記載の考案において、前記ストレッチ編物生地は、身体の前面側に位置することになる前面生地と、身体の背面側に位置することになる背面生地とを有し、前記背面生地は、上側背面生地と、下側背面生地とを有しており、前記上側背面生地と前記下側背面生地との境界部は、前記腰における左右に突出する各寛骨の部分を覆うように前記ストレッチ編物生地に縫着された左右の各前記バッドの上縁部の上側であって当該各上縁部の近傍を通り、前記背面生地の左右方向の中央部に向って漸次下方となる位置を通るように形成されており、前記下側背面生地は、前記境界部を介して前記上側背面生地に接続されることにより、前記左右の各寛骨の部分を覆うパッドが身体の腰部を囲むような立体的形状になることを許容するように形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の考案は、請求項3〜6の何れかに記載の考案において、前記左右の各肩の部分を覆うように設けたパッドには、肩口に沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されており、前記背中における背骨の部分を覆うように設けたパッドの上部には、襟ぐりに沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の考案によれば、身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、クッション性及び伸縮性を有する所定の厚さのパッドをストレッチ編物生地に縫着しているので、硬い床上で新体操の練習する場合でも、その硬い床面から作用する力がパットで緩和されて身体の保護すべき部分に伝わることになる。従って、身体の保護すべき部分を確実に保護することができると共に、当該部分に痛みが生じるのを防止することができる。
請求項2に記載の考案によれば、パッドを2.5〜3.5mmの厚さの発泡ゴムによって形成しているので、パッドを薄く軽量なものにすることができると共に、力の吸収性の向上を図ることができ、よってパッドにる違和感の発生を防止しながら、身体に痛みが生じるのを十分に防止することができる。ここで、パッドの厚さを2.5mm以上としたのは、2.5mm未満になると、クッション性が不足して痛みを感じるおそれがあるからであり、3.5mmを超えると、厚さ及び重さが増加しパッドを設けたことによる違和感を覚えるようになるからである。また、3.5mmを超えると、伸縮性及び屈曲性も悪くなり、この点からもパッドを設けたことによる違和感を生じることになる。
請求項3に記載の考案によれば、身体の表面のうち保護を要する部分として、身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分に特定しているので、その骨の部分をパッドによって保護することができる。即ち、骨の部分が床面に当たることにより、特に大きな痛みを感じるのを防止することができる。
請求項4に記載の考案によれば、身体の表面のうち保護を要する部分として、少なくとも左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨(いわゆる腰骨)の部分に限定しており、これらの部分は身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分のうち床面と大きな力で接触することになる部分であるので、より少ない部位に設けたパッドによって、身体の痛みを効率よく解消することができる。
請求項5に記載の考案によれば、背中における背骨の部分に設けたパッドが背骨の長手方向に順次配置された複数のパッド片によって構成されており、前記各パッド片は互い隙間なく又は背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下の間隔をおいて配置されているので、パッドの伸縮性がストレッチ編物生地の伸縮性に比して劣っていても、背骨の自由な屈曲を可能とし、背中部分に違和感が生じるのを防止することができる。しかも、各パッド片が互いに隙間なく又は背骨の部分に痛みを生じることがないような間隔以下の間隔をおいて配置されているので、背骨の部分に痛みが生じるのを確実に防止することができる。
請求項6に記載の考案によれば、背面生地は上側背面生地と下側背面生地とを有するようにし、上側背面生地と下側背面生地との境界部は左右の各寛骨の部分を覆う各バッドの上縁部の上側近傍を通り、背面生地の左右方向の中央部に向って漸次下方となる位置を通るように形成し、下側背面生地は境界部を介して上側背面生地に接続することにより、左右の各パッドが身体の腰部を囲むような立体的形状になることを許容するように形成しているので、各バッドが身体の腰部を囲むような立体的形状に容易に変形することになり、腰部における各パッドのフィット感の向上を図ることができる。
請求項7に記載の考案によれば、左右の各肩の部分を覆うように設けたパッドには肩口に沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されているので、腕を上げるのに伴って肩の端部が上方に移動する際に、当該パッドがステッチによる凹状のラインに沿って極めて容易に屈曲することになる。また、背中における背骨の部分を覆うように設けたパッドの上部には襟ぐりに沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されているので、首を後方へ曲げる際に、当該パッドがステッチによる凹状のラインに沿って極めて容易に屈曲することになる。従って、腕を上げる際や首を後方に曲げる際に、当該パッドが抵抗となるのを有効に防止することができる。
本考案の実施例1として示した新体操用練習衣装の正面図である。 同新体操用練習衣装の背面図である。 同新体操用練習衣装における所定のパッドをストレッチ編物生地に千鳥縫いによって縫着した状態を示す説明図である。 本考案の実施例2として示した新体操用練習衣装の正面図である。 同新体操用練習衣装の背面図である。
本考案を実施するための形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
この考案の実施例1について図面を参照しながら説明する。
この実施例1で示す新体操用練習衣装は、図1及び図2に示すように、ストレッチ編物生地2によってノースリーブ状に形成されたトップス1からなるものであ、ストレッチ編物生地2の所定の位置にパッド3を縫着したものとなっている。
ストレッチ編物生地2は、例えばナイロン85%、ポリウレタン15%の繊維によるツーウェイの伸縮性を有するように形成されている。このストレッチ編物生地2は、身体の前面側に位置することになる前面生地21と、身体の背面側に位置することになる背面生地22とからなり、これらの生地21、22における左右の肩及び脇の部分を縫着することにより、トップス1の基本的形状を形成するようになっている。
パッド3は、厚さが2.5〜3.5mmの発泡クロロプレンゴム(発泡ゴム)板の両面にナイロン繊維質を貼り付けたものであり、クッション性及びツーウェイの伸縮性を有している。このパッド3は、身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、ストレッチ編物生地2の内面に縫着されている。
その身体の表面のうち保護を要する部分は、当該身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分であり、特に左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨(いわゆる腰骨)の部分となっている。
この例では、パッド3は、左右の肩部パッド31と、背骨部パッド32と、左右の腰骨部パッド33とを供えたものとなっている。
肩部パッド31は、左右の各肩の前面から後面に係る当該肩の上部全体を覆うように形成されたものであり、その肩の上部全体を覆うようにストレッチ編物生地2に縫着されている。
背骨部パッド32は、背骨の長手方向に4つに分割された状態でストレッチ編物生地2に縫着され、これにより背骨の全体を保護すると共に、背骨の円滑な屈曲を可能にしている。即ち、背骨部パッド32は、第1パッド片32a、第2パッド片32b、第3パッド片32c、第4パッド片32dによって構成されており、各パッド片32a〜32dが互いに所定の間隔をおいて背骨の長手方向に順次配置され、全体として背骨を背面側から覆うように形成されている。また、隣接する各パッド片同士の間隔(パッド片32a、32b間、パッド片32b、32c間、パッド片32c、32d間の各間隔)は、身体における背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下に設定されている。なお、各パッド片32a〜32dを互いに隙間なく配置してもよい。
腰骨部パッド33は、左右にそれぞれ突出する寛骨の前面側から後面側に係る腰の側面部全体を覆うように形成されたものであり、その腰の側面部全体を覆うようにストレッチ編物生地2に縫着されている。
また、パッド3は、図3に示すように、その周縁部が千鳥縫い(ジグザグ縫い)による縫い糸3aによってストレッチ編物生地2に縫着されるようになっており、縫着部における自由な伸縮を可能にしている。なお、図3は、背骨部パッド32のうちの一つのパット片32cを用いて、千鳥縫いによる縫着の例を示したものであり、他のパッド3についても同様の千鳥縫いによってストレッチ編物生地2に縫着されている。
上記のように構成されたトップス1においては、当該トップス1を身につける者の身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、クッション性及び伸縮性を有する所定の厚さのパッド3をストレッチ編物生地2に縫着しているので、硬い床上で新体操の練習する場合でも、その床面から受ける力をパット3で十分に吸収することができる。従って、硬い床上で練習する場合において身体に痛みが生じるのを確実に防止することができる。
また、パッド3を2.5〜3.5mmの厚さの発泡クロロプレンゴムによって形成しているので、痛みを解消するのに十分なクッション性を有すると共に、薄く軽い素材による違和感のないパッド3を得ることができる。ここで、パッド3の厚さを2.5mm以上としたのは、2.5mm未満になると、クッション性が不足して身体に痛みを感じるおそれがあるからであり、3.5mmを超えると、厚さ及び重さの増加によりパッド3の部分に違和感を覚えることになるからである。また、3.5mmを超えると、伸縮性及び屈曲性も悪くなり、この点からもパッド3の部分に違和感を生じることになる。
そして、パッド3を設ける部分を、身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分に特定しているので、その骨の部分が床面に当たることにより、特に大きな痛みを感じるのを防止することができる。
また、この実施例では、骨を確認できる部分のうち、左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨の部分に限定し、これらの部分を保護するように肩部パッド31、背骨部パッド32及び腰骨部パッド33をそれぞれ設けているので、より少ない部位に設けたパッド3によって身体の痛みを効率よく緩和することができる。
また、背骨部パッド32は背骨の長手方向に4分割されたパッド片32a、32b、32c、32dによって構成されているので、パッド3の伸縮性がストレッチ編物生地2に比して劣っていても、背骨の自由な屈曲を可能とし、背中部分に違和感が生じるのを防止することができる。しかも、各パッド片同士の間隔が身体における背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下に設定されているので、背骨の部分に痛みが生じるのを確実に防止することができる。また、各パッド片を隙間なく配置した場合においても、背骨の自由な屈曲を可能にすることができると共に、背骨の部分に痛みが生じるのを確実に防止することができる。
次に、この考案の実施例2について図面を参照しながら説明する。
この実施例2で示す新体操用練習衣装は、図4及び図5に示すように構成されており、図1〜図3で示した実施例1に記載の構成要素と共通する要素については図面上同一の符号を付し説明を簡略化する。
この実施例2で示す新体操用練習衣装が実施例1と異なる点は、肩部パッド31がノースリーブの開口縁部に達するように形成されている点、背骨部パッド32のうち第1パッド片32aが襟の開口縁部に達するように形成されている点、第4パッド片32dが裾部に達するように形成されている点、腰骨部パッド33が裾部に達するように形成されている点、背面生地22が二枚の生地によって形成されている点、及び肩部パッド31や背骨部パッド32の所定の位置にステッチによる凹状のライン31a、32aaが形成されている点である。
即ち、肩部パッド31は、左右の各肩の前面から後面に係る当該肩の上部全体を覆うように形成されていると共に、ストレッチ編物生地2における左右の各ノースリーブの開口縁部に沿う部分がその開口縁部に達するように形成されたものであり、そのように形成された状態が確保されるようにストレッチ編物生地2に縫着されている。また、肩部パッド31における左右の各ノースリーブの開口縁部に沿う部分は、当該開口縁部に設けられたバインダー布23内に挿入された状態で当該バインダー布23と一緒にストレッチ編物生地2に縫着されるようになっている。
第1パッド片32aは、背骨の最上部を覆うように形成されていると共に、ストレッチ編物生地2における背中側の襟の開口縁部に沿う部分がその開口縁部に達するように形成されたものであり、そのように形成された状態が確保されるようにストレッチ編物生地2に縫着されている。また、第1パッド片32aにおける襟の開口縁部に沿う部分は、当該開口縁部に設けられたパイピング布24内に挿入された状態で当該パイピング布24と一緒にストレッチ編物生地2に縫着されるようになっている。
第4パッド片32dは、背骨の最下部を覆うように形成されていると共に、ストレッチ編物生地2における背中側の裾部に沿う部分がその裾部に達するように形成されたものであり、そのように形成された状態が確保されるようにストレッチ編物生地2に縫着されている。また、第4パッド片32dにおける裾部に沿う部分は、当該裾部に形成された折返部2a内に挿入された状態で当該折返部2aと一緒にストレッチ編物生地2に縫着されるようになっている。
腰骨部パッド33は、左右にそれぞれ突出する寛骨の前面側から後面側に係る腰の側面部全体を覆うように形成されていると共に、ストレッチ編物生地2の裾部に沿う部分がその裾部に達するように形成されたものであり、そのように形成された状態が確保されるようにストレッチ編物生地2に縫着されている。また、腰骨部パッド33における裾部に沿う部分は、当該裾部に形成された折返部2a内に挿入された状態で当該折返部2aと一緒にストレッチ編物生地2に縫着されるようになっている。
背面生地22は、上側背面生地22aと下側背面生地22bとからなる二枚の生地によって形成されており、これらの生地22a、22bは、境界部2bにおいて縫着により接続されている。境界部2bは、左右の各腰骨部パッド33の上縁部の上側であって当該上縁部の近傍を通り、かつ第3パッド片32cと第4パッド片32dとの中間部分を通ることにより、背面生地22の左右方向の中央部に向けて漸次下方となるように円弧状に湾曲した形状になっている。下側背面生地22bは、境界部2bを介して上側背面生地22aに接続された状態において、左右の各腰骨部パッド33が身体の腰部を囲むような立体的形状になることを比較的容易に許容するようにその形状が設定されている。
左右の各肩部パッド31には、ノースリーブの開口縁部に沿う方向(肩口に沿う方向)にステッチによる凹状のライン31aが近接した状態で2本ほぼ平行に形成されている。これらのライン31aは、ノースリーブの開口縁部から襟の開口縁部側に所定寸法入った位置であって、腕を上げるのに伴い肩の端部が上方に移動した際に、肩部パッド3aに屈曲が生じる位置に形成されている。
また、背骨部パッド32の上部、即ち第1パッド片32aの上部には、襟の開口縁部(襟ぐり)に沿う方向にステッチによる凹状のライン32aaが近接した状態で2本ほぼ平行に形成されている。これらのライン32aaは、襟の開口縁部から所定寸法下方に下がった位置であって、首を後方へ曲げた際に、第1パッド片32aに屈曲が生じる位置に形成されている。
上記ステッチは、肩部パッド31や第1パッド片32aの上下の面を糸により互い縫い寄せる縫い方である。このステッチによって、肩部パッド31や第1パッド片32aの上下の各面に縫い目が形成され、この縫い目に沿って凹状のラインが形成されることになる。
上記のように構成されたトップス1においては、肩部パッド31、第1パッド片32a、第4パッド片32d及び腰骨部パッド33がそれぞれノースリーブの開口縁部、襟の開口縁部及び裾部に達するように形成されているので、保護すべき身体のより広い部分を有効に保護することができると共に、各パッド3の端部をストレッチ編物生地2に容易に縫着することができる。しかも、下側背面生地22bが上側背面生地22aの下側に境界部2bを介して接続された状態において、左右の各腰骨部パッド33が身体の腰部を囲むような立体的形状になることを比較的容易に許容するように、当該下側背面生地22bの形状が設定されているので、腰部における腰骨部パッド33のフィット感を向上させることができる。
左右の各肩部パッド31にはノースリーブの開口縁部に沿う方向にステッチによる凹状のライン31aが近接した状態で2本ほぼ平行に形成されており、これらのライン31aはノースリーブの開口縁部から襟の開口縁部側に所定寸法入った位置であって、腕を上げるのに伴って肩の端部が上方に移動した際に、肩部パッド3aに屈曲が生じる位置に形成されているので、腕を上げる際に、肩部パッド31がライン31aに沿って極めて容易に曲ることになる。
また、背骨部パッド32の第1パッド片32aの上部には襟の開口縁部に沿う方向にステッチによる凹状のライン32aaが近接した状態で2本ほぼ平行に形成されており、これらのライン32aaは襟の開口縁部から所定寸法下方の位置であって、首を後方へ曲げた際に、第1パッド片32aに屈曲が生じる位置に形成されているので、首を後方へ曲げる際に、当該第1パッド片32aがライン32aaに沿って極めて容易に屈曲することになる。
従って、腕を上げる際や首を後方に曲げる際に、肩部パッド3aや第1パッド片32aが抵抗となるのを有効に防止することができる。また、ライン31aを2本ほぼ並行に設けることにより、当該ライン31aを設けた部分の屈曲性の向上を図ることができる。ライン32aaについても同様である。
なお、上記実施例1及び2においては、パッド3をストレッチ編物生地2の内面に縫着した例を示したが、当該パッド3をストレッチ編物生地2の外面に縫着してもよい。
また、パッド3をトップス1に設けた例を示したが、当該パッド3を新体操用練習衣装としてのレオタードやスパッツ等に設けてもよい。レオタードの場合には、上述したトップス1と同様に、少なくとも左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨の部分に各パッド3を設けることが好ましい。また、スパッツの場合には、主として各寛骨の部分にパッド3(腰骨部パッド33)を設けることになる。
実施例2で示したライン31aについては、2本近接させてほぼ平行に設けた例を示したが、1本のみを設けるように構成してもよい。また、ライン31aを更に複数設けることにより、複雑な曲面で屈曲するように構成してもよい。ライン32aaについても同様である。
また、ライン31a、32aaを実施例1で示した肩部パッド31及び第1パッド片32aに設けてもよいことはいうまでもない。
1 トップス(新体操用練習衣装)
2 ストレッチ編物生地
2b 境界部
3 パッド
21 前面生地
22 背面生地
22a 上側背面生地
22b 下側背面生地
31 肩部パッド
31a、32aa ライン
32 背骨部パッド
32a、32b、32c、32d パッド片
33 腰骨部パッド

Claims (7)

  1. ストレッチ編物生地によって形成された新体操用練習衣装であって、
    身体の表面のうち保護を要する部分を覆うように、クッション性及び伸縮性を有する所定の厚さのパッドを前記ストレッチ編物生地に縫着したことを特徴とする新体操用練習衣装。
  2. 前記パッドは、厚さが2.5〜3.5mmの発泡ゴムによって形成され、前記ストレッチ編物生地の内面に縫着されていることを特徴とする請求項1に記載の新体操用練習衣装。
  3. 前記身体の表面のうち保護を要する部分は、当該身体の表面における外から触れた際に骨を確認できる部分であることを特徴とする請求項1又は2に記載の新体操用練習衣装。
  4. 前記身体の表面のうち保護を要する部分は、少なくとも、左右の各肩の部分、背中における背骨の部分及び腰における左右に突出する各寛骨の部分であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の新体操用練習衣装。
  5. 前記背中における背骨の部分を覆うように設けたパッドは、背骨の長手方向に順次配置された複数のパッド片によって構成されており、前記各パッド片は互い隙間なく又は背骨の部分が床面に当たって痛みを生じることがないような間隔以下の間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の新体操用練習衣装。
  6. 前記ストレッチ編物生地は、身体の前面側に位置することになる前面生地と、身体の背面側に位置することになる背面生地とを有し、
    前記背面生地は、上側背面生地と、下側背面生地とを有しており、
    前記上側背面生地と前記下側背面生地との境界部は、前記腰における左右に突出する各寛骨の部分を覆うように前記ストレッチ編物生地に縫着された左右の各前記バッドの上縁部の上側であって当該各上縁部の近傍を通り、前記背面生地の左右方向の中央部に向って漸次下方となる位置を通るように形成されており、
    前記下側背面生地は、前記境界部を介して前記上側背面生地に接続されることにより、前記左右の各寛骨の部分を覆うパッドが身体の腰部を囲むような立体的形状になることを許容するように形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の新体操用練習衣装。
  7. 前記左右の各肩の部分を覆うように設けたパッドには、肩口に沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されており、
    前記背中における背骨の部分を覆うように設けたパッドの上部には、襟ぐりに沿う方向にステッチによる凹状のラインが形成されていることを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載の新体操用練習衣装。
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