JP3218276U - 新体操用練習衣装 - Google Patents
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Abstract
【課題】着衣者の見栄え及び演技を損なうことなく、パッドの出し入れかつ位置変更が容易で、新体操で保護が必要とされる身体の一部を効果的に保護することができる新体操用練習衣装を提供する。【解決手段】身体に密着するように伸縮性を有する生地で形成された被服部1と、被服部1の裏側に設けられたポケット部2とを備え、ポケット部2は、上半身の骨格又は骨格筋に対応する位置に配置され、緩衝用のパッドPを出し入れ自在な開口縁2aを有するように伸縮性を有する生地を縫合して形成してある。ポケット部2が、パッドPの表面積よりも広い表面積を有する。さらに、ポケット部2の開口縁2aに対して開閉自在なポケット蓋部3を備え、ポケット蓋部3の開口縁が、ポケット部2の開口縁2aに沿って配置されている。【選択図】図1
Description
本考案は、緩衝用のパッドを出し入れ自在な新体操用練習衣装に関する。
従来から、例えば、選手同士が衝突するラグビーや転倒などで地面に衝突するスキーのようなスポーツに対し、身体の一部を保護するために緩衝用のパッドが搭載された衣服があった。緩衝用のパッドは、突発的に飛び出したり抜け落ちたりしないように、被服に設けられたポケットに常時搭載されていた。しかしながら、パッドの修理や交換時には、ポケットを開封する手間がかかっていた。
そこで、特許文献1には、パッドを簡単に出し入れできるのみならず、不用意に落ちることを防止するポケットを有する衣服が開示されている。詳細には、開口を有するように衣服の裏面に縫合した第1ポケット布と、開口を有するように第1ポケット布の開口に重ねて縫合した第2ポケット布とでポケットを形成し、第1ポケット布の開口縁と第2ポケット部の開口縁とが傾斜して重なることで、ポケット内のパッドを確実に保持すると共に、容易に出し入れできるものである。
しかしながら、上述した特許文献1では、第1ポケット布と第2ポケット布との二重部分の幅の広いところと狭いところとがあるため、パッドの出し入れを工夫しなければならない。すなわち、二重部分の幅の広いところからパッドを出し入れするには、狭いところと比べて第1ポケット布又は第2ポケット布をめくる量が相対的に多くなる。一方、ポケットの向きによっては、二重部分の幅の狭いところからではパッドを出し入れしにくいこともある。
また、パッドが収容されたポケットは他の部分より厚いため剛性が高いのみならず、ポケットの縫い代部分が生地の伸縮の妨げとなる恐れがあるため、特許文献1のように、ポケットが点在している衣服ほど身体を動かしにくい。そのため、新体操の演技上、例えば、床で前転して強打しやすかったり運動量が多く身体と摩擦しやすかったりする部位に、着衣者が任意でパッドを容易に出し入れかつ位置変更できる構造が練習用の衣装に適している点に発明者等は辿り着いた。
そこで本考案の目的は、着衣者の見栄え及び演技を損なうことなく、パッドの出し入れかつ位置変更が容易で、新体操で保護が必要とされる身体の一部を効果的に保護することができる新体操用練習衣装を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案による新体操用練習衣装は、身体に密着するように伸縮性を有する生地で形成された被服部と、上記被服部の裏側に設けられたポケット部とを備え、上記ポケット部は、上記身体の骨格又は骨格筋に対応する位置に配置され、緩衝用のパッドを出し入れ自在な開口縁を有するように伸縮性を有する生地を縫合して形成してあることを特徴とする。
上記ポケット部が、上記パッドの表面積よりも広い表面積を有することが望ましい。
上記ポケット部の開口縁に対して開閉自在なポケット蓋部をさらに備え、上記ポケット蓋部の開口縁が、上記ポケット部の開口縁に沿って配置されていることが望ましい。
上記被服部が、上記身体の上半身に密着し、上記ポケット部が、上記上半身の少なくとも首の付け根、背中、肩、腰、及び背中に対応する位置に配置してあることが望ましい。
上記被服部が、上記身体の下半身に密着し、上記ポケット部が、上記下半身の少なくとも腰骨、大殿筋、恥骨、及び尾骨に対応する位置に配置してあることが望ましい。
本考案による新体操用練習衣装は、着衣者の見栄え及び演技に支障をきたすことなく、パッドの出し入れかつ位置変更が容易で、新体操で保護が必要とされる身体の一部を効果的に保護することができる。
図1及び図2を参照しつつ、本考案の新体操用練習衣装におけるトップス(以下、「本トップス」ともいう。)の概要及び詳細な構造を説明する。
なお、これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番し、重複する部位については省略することがある。見えない部分については、この部分やこの引出線を破線で示す。
なお、これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番し、重複する部位については省略することがある。見えない部分については、この部分やこの引出線を破線で示す。
図1に示すように、本トップスは、身体の上半身に密着するように伸縮性を有する生地で形成された上半身用の被服部1と、被服部1の裏側に設けられたポケット部2とを備え、ポケット部2は、上半身の骨格又は骨格筋に対応する位置に配置され、緩衝用のパッドPを出し入れ自在な開口縁2aを有するように伸縮性を有する生地を縫合して形成してある。
この構成によれば、着衣された状態で、例えば、床に強打したり擦ったりする首の付け根及び背中に対応する位置にのみポケット部2が設けられており、被服部1に対してパッドPにより剛性が高くなる部分、凸凹している部分、及びポケット部2の縫い代部分を最小限に抑えられるため、衣装にとって新体操の演技に必要な伸縮性及び柔軟性のみならず、表面上の見栄えを確保することができる。
この構成によれば、着衣された状態で、例えば、床に強打したり擦ったりする首の付け根及び背中に対応する位置にのみポケット部2が設けられており、被服部1に対してパッドPにより剛性が高くなる部分、凸凹している部分、及びポケット部2の縫い代部分を最小限に抑えられるため、衣装にとって新体操の演技に必要な伸縮性及び柔軟性のみならず、表面上の見栄えを確保することができる。
ポケット部2が、パッドPの表面積よりも広い表面積を有する。
この構成によれば、新体操の演目や着用者の特徴等によって異なる緩衝すべき部分に対して、ポケット部2の範囲内であればパッドPを自由に動かせるため、より効果的に身体を保護することができる。
この構成によれば、新体操の演目や着用者の特徴等によって異なる緩衝すべき部分に対して、ポケット部2の範囲内であればパッドPを自由に動かせるため、より効果的に身体を保護することができる。
さらに、ポケット部2の開口縁2aに対して開閉自在なポケット蓋部3を備え、ポケット蓋部3の開口縁3aが、ポケット部2の開口縁2aに沿って配置されている。
この構成によれば、新体操の演目に関わらずポケット蓋部3がポケット部2からパッドPの落下を確実に防ぐのみならず、ポケット部2の開口縁のみにポケット蓋部3が重なるため、被服部1とポケット部2とポケット蓋部3との三重部分の面積を最小限に抑えられると共に、開口縁沿いのどこからであればパッドの出し入れを容易に行うことができる。
この構成によれば、新体操の演目に関わらずポケット蓋部3がポケット部2からパッドPの落下を確実に防ぐのみならず、ポケット部2の開口縁のみにポケット蓋部3が重なるため、被服部1とポケット部2とポケット蓋部3との三重部分の面積を最小限に抑えられると共に、開口縁沿いのどこからであればパッドの出し入れを容易に行うことができる。
次に、本トップスの詳細を説明する。
被服部1は、縫い代部11c,11cで縫合された前身頃11a及び後身頃11bを有する本体部11と、本体部11の上端の開口縁に沿って設けられた襟ぐり部12と、前身頃11a側の縫い代部13a及び後身頃11b側の縫い代部13bで本体部11に縫合され、かつ縫い代部13cで筒状に縫合された半袖状の袖部13と、本体部11の下端に設けられた裾部14とを備えている。
着衣された状態で、本体部11は首の付け根、背中、胸、腹、及び腰を被い、袖部13は肩及び上腕を被い、縫い代部11cは脇下から脇腹に設けられ、縫い代部13a及び縫い代部13bは首の付け根から脇に向かって傾斜状に設けられ、縫い代部13は脇下から上腕の裏側に設けられている。
なお、被服部1は、袖部13,13を備えていないノースーリーブ構造や、長袖状の袖部13を採用してもよい。本体部11と袖部13とは、一枚の生地で一体的に形成されていてもよい。縫い代部13a及び縫い代部13bは、被服部1に対して垂下して設けられていてもよい。
着衣された状態で、本体部11は首の付け根、背中、胸、腹、及び腰を被い、袖部13は肩及び上腕を被い、縫い代部11cは脇下から脇腹に設けられ、縫い代部13a及び縫い代部13bは首の付け根から脇に向かって傾斜状に設けられ、縫い代部13は脇下から上腕の裏側に設けられている。
なお、被服部1は、袖部13,13を備えていないノースーリーブ構造や、長袖状の袖部13を採用してもよい。本体部11と袖部13とは、一枚の生地で一体的に形成されていてもよい。縫い代部13a及び縫い代部13bは、被服部1に対して垂下して設けられていてもよい。
ポケット部2は、被服部1と同等の生地を被服部1の裏側から縫合して形成された空間が該当し、後身頃11bの裏側かつ上側に設けられた第1ポケット部21と、袖部13の裏側に設けられた第2ポケット部22と、後身頃11bの裏側かつ下側に設けられた第3ポケット部23とを有する。
第1ポケット部21は、縫い代部13b,13bと、縫い代部13b,13bの略中間の高さに位置する縫い代部21bと、襟ぐり部12の上端より下方の高さに位置して縫い代部13b,13bに通じる開口縁21aとで囲まれた範囲である。
着衣された状態で、第1ポケット部21は、首の付け根、肩甲骨同士の間、及び背中の上側に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13b,13bを活かして第1ポケット部21を縫合できる。開口縁21aは、襟ぐり部12に近接して配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
着衣された状態で、第1ポケット部21は、首の付け根、肩甲骨同士の間、及び背中の上側に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13b,13bを活かして第1ポケット部21を縫合できる。開口縁21aは、襟ぐり部12に近接して配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
第2ポケット部22は、縫い代部13aと、縫い代部13bと、縫い代部13cと、袖ぐり部13dの縫い代と、襟ぐり部12の上端より下方の高さに位置して縫い代部13a及び13bに通じる開口縁22aとで囲まれた範囲である。
着衣された状態で、第2ポケット部22は、首の付け根から肩を経由して上腕までの間に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13a、縫い代部13b、縫い代部13c、及び袖ぐり部13dの縫い代を活かして第2ポケット部22を縫合できる。開口縁22aは、襟ぐり部12に近接して配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
着衣された状態で、第2ポケット部22は、首の付け根から肩を経由して上腕までの間に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13a、縫い代部13b、縫い代部13c、及び袖ぐり部13dの縫い代を活かして第2ポケット部22を縫合できる。開口縁22aは、襟ぐり部12に近接して配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
第3ポケット部23は、縫い代部21bと、縫い代部13b,13bと、縫い代部11c,11cと、裾部14より上方の高さに位置する湾曲状の縫い代部22bと、縫い代部11c,11cと縫い代部22bとに通じる斜め下向きかつ直線状の開口縁23a,23aとで囲まれた範囲である。開口縁23a,23aの両端より内側はステッチ等で結合されており、開口縁23a,23aの幅より実際の開口の幅を狭くすることで、パッドPの落下や飛び出しを予防している。
着衣された状態で、第3ポケット部23は、肩甲骨より下側の背中から腰部までの間に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13b,13b及び縫い代部11c,11cを活かして第3ポケット部23を縫合できる。開口縁23a,23aは、後身頃11bの両端に配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
着衣された状態で、第3ポケット部23は、肩甲骨より下側の背中から腰部までの間に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、縫い代部13b,13b及び縫い代部11c,11cを活かして第3ポケット部23を縫合できる。開口縁23a,23aは、後身頃11bの両端に配置されており、着衣したままでもパッドPを挿入したりずらしたりしやすいのみならず、落下しにくい。
ポケット部2の各々とパットPとの表面積比は、1:1でもよいが、2:1〜6:1が好ましく、表面積比が2:1より小さいとポケット部2内でパットPの位置を変更しにくくなり、6:1より大きいとパットPの挿入数を多くしなければ保護しきれない。換言すれば、ポケット部2に対してパットPは1つでもよいが、2〜4つが好ましい。
なお、パットPの形状は、長方形,正方形,楕円形,又は円形でもよく、パットPの各々のサイズは、同等でも相違していてもよい。
なお、パットPの形状は、長方形,正方形,楕円形,又は円形でもよく、パットPの各々のサイズは、同等でも相違していてもよい。
ポケット蓋部3は、被服部1及びポケット部2の各々と同等の生地を被服部1の裏側から縫合して形成されており、第1ポケット部21の開口縁21aを閉じる第1ポケット蓋部31と、第2ポケット部22の開口縁22aを閉じる第2ポケット蓋部32とを有する。
第1ポケット蓋部31は、襟ぐり部12の外周縁の縫い代と、縫い代部13b,13bとに縫合されており、第1ポケット部21の開口縁21aと平行に重なるように開口縁31aを配置してある。
第2ポケット蓋部32は、襟ぐり部13の外周縁の縫い代と、縫い代部13aと、縫い代部13bとに縫合されており、第2ポケット部22の開口縁22aと重なるように開口縁32aを配置してある。
第1ポケット部21の開口縁21aと第1ポケット蓋部31の開口縁31aとの両端より内側及び第2ポケット部22の開口縁22aと第2ポケット蓋部32の開口縁32aとの両端より内側は結合されており、開口縁21a及び開口縁22aの幅より実際の開口の幅を狭くすることで、パッドPの落下や飛び出しを予防している。
第1ポケット蓋部31は、襟ぐり部12の外周縁の縫い代と、縫い代部13b,13bとに縫合されており、第1ポケット部21の開口縁21aと平行に重なるように開口縁31aを配置してある。
第2ポケット蓋部32は、襟ぐり部13の外周縁の縫い代と、縫い代部13aと、縫い代部13bとに縫合されており、第2ポケット部22の開口縁22aと重なるように開口縁32aを配置してある。
第1ポケット部21の開口縁21aと第1ポケット蓋部31の開口縁31aとの両端より内側及び第2ポケット部22の開口縁22aと第2ポケット蓋部32の開口縁32aとの両端より内側は結合されており、開口縁21a及び開口縁22aの幅より実際の開口の幅を狭くすることで、パッドPの落下や飛び出しを予防している。
第1ポケット部21の開口縁21a、第2ポケット部22の開口縁22a、第3ポケット部23a,23a、第1ポケット蓋部31の開口縁31a、及び第2ポケット蓋部32の開口縁32aには、他の部分とは異なる蛍光色等の糸が縫合してあり、パッドPの出し入れ口を目立たせている。
ここで、図2を参照しつつ、ポケット部2及びポケット蓋部3の使用状態について説明する。
通常時には、ポケット蓋部3が、ポケット部2の開口縁2aに対して、ポケット蓋部3の開口縁3aを平行に沿って被さっている。ポケット部2の開口縁2aとポケット蓋部3の開口縁3aとの両端より内側が、ステッチSで結合されている。
パッドの挿入時には、ポケット蓋部3の開口縁3aをめくると、ステッチSより内側の第1ポケット部2の開口縁2aが露出する。
通常時には、ポケット蓋部3が、ポケット部2の開口縁2aに対して、ポケット蓋部3の開口縁3aを平行に沿って被さっている。ポケット部2の開口縁2aとポケット蓋部3の開口縁3aとの両端より内側が、ステッチSで結合されている。
パッドの挿入時には、ポケット蓋部3の開口縁3aをめくると、ステッチSより内側の第1ポケット部2の開口縁2aが露出する。
被服部1、ポケット部2の各々、及びポケット蓋部3の各々を形成する生地は、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を原料とし、表層非結晶部分に弾性高分子樹脂を結合させて弾性及び伸縮性を有するのみならず、地肌に対して滑りやすいものが好ましい。
パッドPを形成する生地は、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を原料とし、被服部1及びポケット部2の各々の厚さと同等又はこれ以上の厚さで所望の緩衝効果を奏するものが好ましく、被服部1及びポケット部2の各々に対して滑りにくい微細な凹凸形状で表面が形成されていることがより好ましい。
パッドPを形成する生地は、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を原料とし、被服部1及びポケット部2の各々の厚さと同等又はこれ以上の厚さで所望の緩衝効果を奏するものが好ましく、被服部1及びポケット部2の各々に対して滑りにくい微細な凹凸形状で表面が形成されていることがより好ましい。
なお、被服部1、ポケット部2及びポケット蓋部3のサイズや形状、被服部1に対するポケット部2及びポケット部2に対するポケット蓋部3の位置、大きさ、及び範囲に限定はなく、本トップスの主旨を逸脱しない限り、いずれもよい。
次に、図3を参照しつつ、本考案の新体操用練習衣装におけるスパッツ(以下、「本スパッツ」ともいう。)の概要及び詳細な構造について、上述した本トップスと異なる部分のみ説明し、説明していない部分は本トップスと同等の構造及び作用効果を奏するものとする。
なお、図1で示した部品又は部位と同等、類似、又は関連する構造及び作用効果を奏するものは、参照を容易にする等のため、図3において一律100を加えた番号にしている。
なお、図1で示した部品又は部位と同等、類似、又は関連する構造及び作用効果を奏するものは、参照を容易にする等のため、図3において一律100を加えた番号にしている。
図3に示すように、本スパッツは、身体の下半身に密着するように伸縮性を有する生地で形成してある下半身用の被服部101と、被服部101の裏側に設けてあるポケット部102とを備え、ポケット部102は、下半身の骨格又は骨格筋に対応する位置に配置され、緩衝用のパッドPを出し入れ自在な開口縁102aを有するように伸縮性を有する生地を縫合して形成してある。さらに、ポケット部102の開口縁102aに対して開閉自在なポケット蓋部103を備え、ポケット蓋部103が、ポケット部102の開口縁に沿うように伸縮性を有する生地を縫合して形成してある。
被服部101は、縫い代部111c,111cでのみ縫合され、かつ前後一体的に形成された前身頃111a,111a及び後身頃111b,111bを有する本体部111と、ゴム及び/又は紐を有して本体部111の上端に設けられたウエスト部112と、前身頃111a,111a側の縫い代部113a,113aと縫い代部111c,111cの上端部分で本体部111に縫合された前中心部113と、後身頃111b,111b側の縫い代部114a,114aと縫い代部111c,111cの上端部分で本体部111に縫合された後中心部114とを備えている。
着衣された状態で、本体部111は前中心部113及び後中心部114より外側の腰骨や大殿筋を含む股上から両足の大腿を経由して膝下までを被い、前中心部113は恥骨を被い、後中心部114は尾骨を被い、縫い代部111c,111cは股から両足の内腿を経由して膝下まで設けられ、縫い代部113a,113aは股から両方の股関節を経由して傾斜状に設けられ、縫い代部114a,114aは股から坐骨を経由して傾斜状に設けられている。
着衣された状態で、本体部111は前中心部113及び後中心部114より外側の腰骨や大殿筋を含む股上から両足の大腿を経由して膝下までを被い、前中心部113は恥骨を被い、後中心部114は尾骨を被い、縫い代部111c,111cは股から両足の内腿を経由して膝下まで設けられ、縫い代部113a,113aは股から両方の股関節を経由して傾斜状に設けられ、縫い代部114a,114aは股から坐骨を経由して傾斜状に設けられている。
ポケット部102は、本体部111の裏側の左右各々に設けられた第1ポケット部121と、前中心部113の裏側に設けられた第2ポケット部122と、後中心部114の裏側に設けられた第3ポケット部123とを有する。
第1ポケット部121は、縫い代部111cと、縫い代部113aと、縫い代部114aと、縫い代部111cの中間より上側の高さに位置する縫い代部121bと、ウエスト部112より下方の高さに位置して縫い代部113a及び縫い代部114aに通じる開口縁121aとで囲まれた範囲である。
着衣された状態で、第1ポケット部121は、腰骨や大殿筋を含む股上から大腿を経由して膝上に対応する位置に配置されている。
着衣された状態で、第1ポケット部121は、腰骨や大殿筋を含む股上から大腿を経由して膝上に対応する位置に配置されている。
第2ポケット部122は、縫い代部113a、113aと、ウエスト部112より下方の高さに位置して縫い代部113a,113aに通じる開口縁122aとで囲まれた範囲である。開口縁122aは、開口縁121aと同等の高さに位置している。
着衣された状態で、第2ポケット部122は、恥骨を含む股関節より内側に対応する位置に配置されている。
着衣された状態で、第2ポケット部122は、恥骨を含む股関節より内側に対応する位置に配置されている。
第3ポケット部123は、縫い代部114a、114aと、ウエスト部112より下方の高さに位置して縫い代部114a,114aに通じる開口縁123aとで囲まれた範囲である。開口縁123aは、開口縁121a及び開口縁122aと同等の高さに位置している。
着衣された状態で、第3ポケット部123は、坐骨を含む大殿筋より内側に対応する位置に配置されている。
着衣された状態で、第3ポケット部123は、坐骨を含む大殿筋より内側に対応する位置に配置されている。
ポケット蓋部103は、第1ポケット部121の開口縁121aを閉じる第1ポケット蓋部131と、第2ポケット部122の開口縁122aを閉じる第2ポケット蓋部132と、第3ポケット部123の開口縁123aを閉じる第3ポケット蓋部133とを有する。
第1ポケット蓋部131は、ウエスト部112の下端縁と、縫い代部113a及び縫い代部114aとに縫合されており、第1ポケット部121の開口縁121aと重なるように開口縁131aを配置してある。
第2ポケット蓋部132は、ウエスト部112の下端縁の縫い代と、縫い代部113a,113aとに縫合されており、第2ポケット部122の開口縁122aと重なるように開口縁132aを配置してある。
第3ポケット蓋部133は、ウエスト部112の下端縁の縫い代と、縫い代部114a,114aとに縫合されており、第3ポケット部123の開口縁123aと重なるように開口縁133aを配置してある。
第1ポケット蓋部131は、ウエスト部112の下端縁と、縫い代部113a及び縫い代部114aとに縫合されており、第1ポケット部121の開口縁121aと重なるように開口縁131aを配置してある。
第2ポケット蓋部132は、ウエスト部112の下端縁の縫い代と、縫い代部113a,113aとに縫合されており、第2ポケット部122の開口縁122aと重なるように開口縁132aを配置してある。
第3ポケット蓋部133は、ウエスト部112の下端縁の縫い代と、縫い代部114a,114aとに縫合されており、第3ポケット部123の開口縁123aと重なるように開口縁133aを配置してある。
1、101 被服部
2(21)、102(121) ポケット部(第1ポケット部)
2a(21a)、102a(121a) ポケット部の開口縁(第1ポケット部の開口縁)
3(31)、103(131) ポケット蓋部(第1ポケット蓋部)
3a(31a)、103a(131a) ポケット蓋部の開口縁(第1ポケット蓋部の開口縁)
2(21)、102(121) ポケット部(第1ポケット部)
2a(21a)、102a(121a) ポケット部の開口縁(第1ポケット部の開口縁)
3(31)、103(131) ポケット蓋部(第1ポケット蓋部)
3a(31a)、103a(131a) ポケット蓋部の開口縁(第1ポケット蓋部の開口縁)
Claims (5)
- 身体に密着するように伸縮性を有する生地で形成された被服部と、
前記被服部の裏側に設けられたポケット部とを備え、
前記ポケット部は、前記身体の骨格又は骨格筋に対応する位置に配置され、緩衝用のパッドを出し入れ自在な開口縁を有するように伸縮性を有する生地を縫合して形成してある
ことを特徴とする新体操用練習衣装。 - 前記ポケット部が、前記パッドの表面積よりも広い表面積を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の新体操用練習衣装。 - 前記ポケット部の開口縁に対して開閉自在なポケット蓋部をさらに備え、
前記ポケット蓋部の開口縁が、前記ポケット部の開口縁に沿って配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の新体操用練習衣装。 - 前記被服部が、上記身体の上半身に密着し、
前記ポケット部が、上記上半身の少なくとも首の付け根、背中、肩、腰、及び背中に対応する位置に配置してある
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の新体操用練習衣装。 - 前記被服部が、上記身体の下半身に密着し、
前記ポケット部が、上記下半身の少なくとも腰骨、大殿筋、恥骨、及び尾骨に対応する位置に配置してある
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の新体操用練習衣装。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002782U JP3218276U (ja) | 2018-07-20 | 2018-07-20 | 新体操用練習衣装 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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