JP3166506B2 - Fm多重信号発生装置 - Google Patents
Fm多重信号発生装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM多重放送受信機など
の開発、生産などに疑似放送局として使用するFM多重
信号発生装置に関する。
の開発、生産などに疑似放送局として使用するFM多重
信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FM多重放送とは、ベースバンドスペク
トルにおいて、音声スペクトルより高い周波数にディジ
タル信号を多重するものである。こうすることにより、
音声信号に影響を与えること無く、ディジタルデータと
して文字・図形などの新たな情報の提供を可能にしてい
る。FM多重放送方式は各地域(日本・アメリカ・ヨー
ロッパなど)ごとに規定されている。規定要素として
は、変調方式、副搬送波周波数、多重レベル、ビットレ
ート、誤り訂正符号、符号化方式などがある。
トルにおいて、音声スペクトルより高い周波数にディジ
タル信号を多重するものである。こうすることにより、
音声信号に影響を与えること無く、ディジタルデータと
して文字・図形などの新たな情報の提供を可能にしてい
る。FM多重放送方式は各地域(日本・アメリカ・ヨー
ロッパなど)ごとに規定されている。規定要素として
は、変調方式、副搬送波周波数、多重レベル、ビットレ
ート、誤り訂正符号、符号化方式などがある。
【0003】本発明はFM多重放送の中でも特に、DA
RC(Data Radio Channel)方式に
注目している。この方式は移動体による受信を前提とし
たFM多重放送方式である。
RC(Data Radio Channel)方式に
注目している。この方式は移動体による受信を前提とし
たFM多重放送方式である。
【0004】DARC方式で定義されているディジタル
データフォーマットは図2に示す通りである。ここで2
01はフレームを、202はブロック識別を203はデ
ータパケットを、204はCRC符号を、205はパリ
ティ符号をあらわす。1フレームは272のブロックを
含み、1ブロックは16ビットのブロック識別符号・1
76ビットのデータパケット・14ビットのCRC符号
・82ビットのパリティ符号を含む。フレームとはDA
RC方式での最小単位であり、ブロック識別はブロック
を4種類に識別し、ブロック同期・フレーム同期をかけ
るために付加する符号である。4種類の識別にはそれぞ
れBIC1、BIC2、BIC3、BIC4というコー
ドが決められている。データパケットはデータの存在す
る場所であり、CRC符号はデータパケット(176ビ
ット)を対象とする14ビットのCRC符号であり、パ
リティ符号はデータパケット+CRC符号を対象とする
82ビットのチェック符号である。
データフォーマットは図2に示す通りである。ここで2
01はフレームを、202はブロック識別を203はデ
ータパケットを、204はCRC符号を、205はパリ
ティ符号をあらわす。1フレームは272のブロックを
含み、1ブロックは16ビットのブロック識別符号・1
76ビットのデータパケット・14ビットのCRC符号
・82ビットのパリティ符号を含む。フレームとはDA
RC方式での最小単位であり、ブロック識別はブロック
を4種類に識別し、ブロック同期・フレーム同期をかけ
るために付加する符号である。4種類の識別にはそれぞ
れBIC1、BIC2、BIC3、BIC4というコー
ドが決められている。データパケットはデータの存在す
る場所であり、CRC符号はデータパケット(176ビ
ット)を対象とする14ビットのCRC符号であり、パ
リティ符号はデータパケット+CRC符号を対象とする
82ビットのチェック符号である。
【0005】FM多重信号発生装置は、FM多重信号放
送規定に規定された副搬送波周波数・変調方式に従った
信号を発生する装置である。
送規定に規定された副搬送波周波数・変調方式に従った
信号を発生する装置である。
【0006】従来のFM多重信号発生装置は、図6に示
すように、一般的なマイクロ・コンピュータ基本システ
ムを構成するCPUを含む全体制御部604、ROM、
RAMなどを含む主記憶装置601、入力装置としての
キー606、ロータリーエンコーダ607、マウス60
8、GP−IB609、RS−232C610、これら
の入力を解析しその結果を全体制御部604へ伝える入
力処理部602、全体処理部からの信号をもとにパター
ンのデータを主記憶装置から全体制御部へ送るよう伝え
るパターンデータ管理部603、ディジタルデータに変
調をかけ信号発生処理をおこなう信号発生処理部605
とを備えている。ただし、ここでいうパターンとは1つ
またはそれ以上のフレームの集合をあらわす。
すように、一般的なマイクロ・コンピュータ基本システ
ムを構成するCPUを含む全体制御部604、ROM、
RAMなどを含む主記憶装置601、入力装置としての
キー606、ロータリーエンコーダ607、マウス60
8、GP−IB609、RS−232C610、これら
の入力を解析しその結果を全体制御部604へ伝える入
力処理部602、全体処理部からの信号をもとにパター
ンのデータを主記憶装置から全体制御部へ送るよう伝え
るパターンデータ管理部603、ディジタルデータに変
調をかけ信号発生処理をおこなう信号発生処理部605
とを備えている。ただし、ここでいうパターンとは1つ
またはそれ以上のフレームの集合をあらわす。
【0007】次に上記従来例の動作について説明する。
図6において主記憶装置601には複数パターンのデー
タが存在する。1パターンのデータは図2のようなフレ
ームを単位として構成されており、1つまたはそれ以上
のフレームからなる。パターンデータ管理部603は、
パターンごとにデータの主記憶装置601におけるデー
タ存在位置を管理し、そのデータを主記憶装置601を
使用し全体制御部604へ送る。一方、発生させている
FM多重信号をパターンにより切り替える場合、使用者
は、主記憶装置601に存在するどのパターンを選択す
るかを入力装置としてのキー606、ロータリーエンコ
ーダ607、マウス608、GPIB609、RS−2
32C610を使用し、FM多重信号発生装置へ伝え
る。入力処理部602はこれを解析しどのパターンが選
択されたかを全体制御部604へ伝える。全体制御部6
04はパターン切り替え発生と選択されたパターンをパ
ターンデータ管理部603へ伝える。パターンデータ管
理部では直ちに全体制御部604へ送るデータを新たに
選択されたパターンのものと切り替える。信号発生部6
05は全体制御部604から送られてきたディジタルデ
ータに変調処理(DARC方式ではL−MSK変調方
式)を行いFM多重信号発生装置から信号発生処理をし
ている。
図6において主記憶装置601には複数パターンのデー
タが存在する。1パターンのデータは図2のようなフレ
ームを単位として構成されており、1つまたはそれ以上
のフレームからなる。パターンデータ管理部603は、
パターンごとにデータの主記憶装置601におけるデー
タ存在位置を管理し、そのデータを主記憶装置601を
使用し全体制御部604へ送る。一方、発生させている
FM多重信号をパターンにより切り替える場合、使用者
は、主記憶装置601に存在するどのパターンを選択す
るかを入力装置としてのキー606、ロータリーエンコ
ーダ607、マウス608、GPIB609、RS−2
32C610を使用し、FM多重信号発生装置へ伝え
る。入力処理部602はこれを解析しどのパターンが選
択されたかを全体制御部604へ伝える。全体制御部6
04はパターン切り替え発生と選択されたパターンをパ
ターンデータ管理部603へ伝える。パターンデータ管
理部では直ちに全体制御部604へ送るデータを新たに
選択されたパターンのものと切り替える。信号発生部6
05は全体制御部604から送られてきたディジタルデ
ータに変調処理(DARC方式ではL−MSK変調方
式)を行いFM多重信号発生装置から信号発生処理をし
ている。
【0008】このように上記従来のFM多重信号発生装
置では、装置内部に保持している複数パターンのデータ
において、パターン切り替えのタイミングが何らかの入
力装置で指示されると直ちに、新たに選択されたパター
ンのデータが、それまで信号発生していたパターンのデ
ータに代わって出力される。
置では、装置内部に保持している複数パターンのデータ
において、パターン切り替えのタイミングが何らかの入
力装置で指示されると直ちに、新たに選択されたパター
ンのデータが、それまで信号発生していたパターンのデ
ータに代わって出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のFM多重信号発生装置では、パターン切り替えのタ
イミングが入力された時点でデータが、それまで信号発
生していたパターンのデータから新たに選択されたパタ
ーンのデータに切り替わってしまうため、図2に示すフ
レーム構成が壊れてしまい被測定物(FM多重放送受信
機など)の同期がはずれてしまう。
来のFM多重信号発生装置では、パターン切り替えのタ
イミングが入力された時点でデータが、それまで信号発
生していたパターンのデータから新たに選択されたパタ
ーンのデータに切り替わってしまうため、図2に示すフ
レーム構成が壊れてしまい被測定物(FM多重放送受信
機など)の同期がはずれてしまう。
【0010】これについて図3〜図5をもって詳細に説
明する。図3〜図5はパターンによる切り替えタイミン
グに対するフレームデータの出力方法をあらわしてい
る。401、402は従来装置における新たに選択され
たパターンBのデータが被測定物(FM多重放送受信機
など)でフレーム同期のかかったデータとして受信され
るまでの、出力するデータをあらわし、301はパター
ン切り替えのタイミングをあらわす。従来装置におい
て、ブロック識別のうちブロック識別コードBIC1が
13ブロック続くとフレーム同期がかかる被測定物(F
M多重放送受信機など)があった場合、272ブロック
目のデータを出力する直前でパターン切り替えタイミン
グ301が発生したとする。この場合、出力データはパ
ターンAのものからパターンBのものにただちに切り替
わり、272ブロック目のデータ302は、パターンB
の1ブロック目のデータ401として出力される。つづ
いてパターンBの2ブロック目のデータがフレームの先
頭データとして出力される。ここではブロック識別コー
ドBIC1が12ブロックしか続かないので、被測定物
はフレーム同期はずれをおこし、ブロック406の間
(271ブロックの間)フレーム同期がはずれた状態が
続きパターンBの2番目のフレームの先頭から13ブロ
ックで再びフレーム同期がかかる。従ってパターン切り
替えのタイミング301が発生してから、被測定物(F
M多重放送受信機など)がパターンBのデータをフレー
ム同期のかかった正常なデータとして受信できるように
なるのは272ブロック後になる。
明する。図3〜図5はパターンによる切り替えタイミン
グに対するフレームデータの出力方法をあらわしてい
る。401、402は従来装置における新たに選択され
たパターンBのデータが被測定物(FM多重放送受信機
など)でフレーム同期のかかったデータとして受信され
るまでの、出力するデータをあらわし、301はパター
ン切り替えのタイミングをあらわす。従来装置におい
て、ブロック識別のうちブロック識別コードBIC1が
13ブロック続くとフレーム同期がかかる被測定物(F
M多重放送受信機など)があった場合、272ブロック
目のデータを出力する直前でパターン切り替えタイミン
グ301が発生したとする。この場合、出力データはパ
ターンAのものからパターンBのものにただちに切り替
わり、272ブロック目のデータ302は、パターンB
の1ブロック目のデータ401として出力される。つづ
いてパターンBの2ブロック目のデータがフレームの先
頭データとして出力される。ここではブロック識別コー
ドBIC1が12ブロックしか続かないので、被測定物
はフレーム同期はずれをおこし、ブロック406の間
(271ブロックの間)フレーム同期がはずれた状態が
続きパターンBの2番目のフレームの先頭から13ブロ
ックで再びフレーム同期がかかる。従ってパターン切り
替えのタイミング301が発生してから、被測定物(F
M多重放送受信機など)がパターンBのデータをフレー
ム同期のかかった正常なデータとして受信できるように
なるのは272ブロック後になる。
【0011】その結果、新たに選択したパターンのデー
タに対し同期がかかり被測定物がデータ受信可能となる
までフレーム同期確立のための時間がかかってしまうと
いう問題があった。
タに対し同期がかかり被測定物がデータ受信可能となる
までフレーム同期確立のための時間がかかってしまうと
いう問題があった。
【0012】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、パターンのデータ切り替え時に被測定物の
フレーム同期をはずすことなく、新たに選択されたパタ
ーンデータの信号を発生することができる優れたFM多
重信号発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
ものであり、パターンのデータ切り替え時に被測定物の
フレーム同期をはずすことなく、新たに選択されたパタ
ーンデータの信号を発生することができる優れたFM多
重信号発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数のパターンに属するデータを格納した
主記憶装置と、使用者が前記主記憶装置から出力するデ
ータが属するパターンを選択し切り替えを指示するため
の信号を出力する切り替え手段と、前記切り替え手段の
出力信号を解析し選択されたパターンとパターン切り替
え処理が発生したことを後期全体制御部へ伝える入力処
理部と、前記入力処理部から後期全体制御部に伝えられ
た前記選択されたパターンに従い前記選択されたパター
ンおよびパターンのデータの前記主記憶装置における存
在位置を後記フレームデータ管理部へ指示する前記複数
のパターンのパターンごとのデータの存在位置が登録さ
れたパターンデータ管理部と、前記パターンデータ管理
部からの指示に従い前記主記憶装置から前記選択された
パターンに属する1フレーム分のデータを1単位として
フレーム単位で前記データを読み込み、読み込んだ前記
データをフレーム単位で後期全体制御部へ送るフレーム
データ管理部と、前記フレームデータ管理部が前記主記
憶装置から読みこみ前記全体制御部へ送る前記データに
ディジタル変調をかけFM多重信号を出力する信号発生
部と、少なくとも前記入力処理部、前記パターンデータ
管理部、前記フレームデータ管理部および前記信号発生
部の制御をおこなう全体制御部とを備えたことを特徴と
するものであり、出力するデータの格納されている主記
憶部からパターンのデータを取り出し、全体制御へ送る
までの間にフレームバッファを含むフレームデータ管理
部を設け、データの出力単位をフレーム単位とし、その
結果、パターン切り替えのタイミングが入力されてもそ
の時点で、それまで信号発生していたパターンのデータ
から新たに選択されたパターンのデータに切り替えると
いう処理をおこなわず、信号発生中のフレームが完全に
出力終了してから、新たに選択されたパターンのデータ
出力をおこなうようにしたものである。
するために、複数のパターンに属するデータを格納した
主記憶装置と、使用者が前記主記憶装置から出力するデ
ータが属するパターンを選択し切り替えを指示するため
の信号を出力する切り替え手段と、前記切り替え手段の
出力信号を解析し選択されたパターンとパターン切り替
え処理が発生したことを後期全体制御部へ伝える入力処
理部と、前記入力処理部から後期全体制御部に伝えられ
た前記選択されたパターンに従い前記選択されたパター
ンおよびパターンのデータの前記主記憶装置における存
在位置を後記フレームデータ管理部へ指示する前記複数
のパターンのパターンごとのデータの存在位置が登録さ
れたパターンデータ管理部と、前記パターンデータ管理
部からの指示に従い前記主記憶装置から前記選択された
パターンに属する1フレーム分のデータを1単位として
フレーム単位で前記データを読み込み、読み込んだ前記
データをフレーム単位で後期全体制御部へ送るフレーム
データ管理部と、前記フレームデータ管理部が前記主記
憶装置から読みこみ前記全体制御部へ送る前記データに
ディジタル変調をかけFM多重信号を出力する信号発生
部と、少なくとも前記入力処理部、前記パターンデータ
管理部、前記フレームデータ管理部および前記信号発生
部の制御をおこなう全体制御部とを備えたことを特徴と
するものであり、出力するデータの格納されている主記
憶部からパターンのデータを取り出し、全体制御へ送る
までの間にフレームバッファを含むフレームデータ管理
部を設け、データの出力単位をフレーム単位とし、その
結果、パターン切り替えのタイミングが入力されてもそ
の時点で、それまで信号発生していたパターンのデータ
から新たに選択されたパターンのデータに切り替えると
いう処理をおこなわず、信号発生中のフレームが完全に
出力終了してから、新たに選択されたパターンのデータ
出力をおこなうようにしたものである。
【0014】
【作用】したがって、本発明によれば、パターン切り替
え時に既に信号発生中のフレームの最後までデータを出
力してから、新たに選択されたパターンに属するフレー
ムのデータを出力することにより、フレームの形式は壊
れないので、被測定物(FM多重放送受信機など)の同
期がはずれることなく新たに選択されたパターンのデー
タが受信可能となる。
え時に既に信号発生中のフレームの最後までデータを出
力してから、新たに選択されたパターンに属するフレー
ムのデータを出力することにより、フレームの形式は壊
れないので、被測定物(FM多重放送受信機など)の同
期がはずれることなく新たに選択されたパターンのデー
タが受信可能となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示すも
のである。図1において一般的なマイクロ・コンピュー
タ基本システムを構成するCPUを含む全体制御部10
4、ROM・RAMなどを含む主記憶装置101、入力
装置としてのキー106、ロータリーエンコーダ10
7、マウス108、GP−IB109、RS−232C
110、これらの入力を解析しその結果を全体制御部1
04へ伝える入力処理部102、全体処理部からの信号
をもとにパターンのデータの流れを管理し最終的に必要
なデータを主記憶装置から全体制御部へ送るようにする
パターンデータ管理部103、信号出力がフレームを単
位として行なわれるよう、主記憶装置から取り出したパ
ターンデータをフレーム容量分貯えるフレームバッファ
を含むフレームデータ管理部111、ディジタルデータ
に変調をかけ信号発生処理をおこなう信号発生処理部1
05とを備えている。
のである。図1において一般的なマイクロ・コンピュー
タ基本システムを構成するCPUを含む全体制御部10
4、ROM・RAMなどを含む主記憶装置101、入力
装置としてのキー106、ロータリーエンコーダ10
7、マウス108、GP−IB109、RS−232C
110、これらの入力を解析しその結果を全体制御部1
04へ伝える入力処理部102、全体処理部からの信号
をもとにパターンのデータの流れを管理し最終的に必要
なデータを主記憶装置から全体制御部へ送るようにする
パターンデータ管理部103、信号出力がフレームを単
位として行なわれるよう、主記憶装置から取り出したパ
ターンデータをフレーム容量分貯えるフレームバッファ
を含むフレームデータ管理部111、ディジタルデータ
に変調をかけ信号発生処理をおこなう信号発生処理部1
05とを備えている。
【0016】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。上記第1の実施例において、主記憶装置101に
はあらかじめ、複数パターンのデータが存在していると
する。1パターンは1フレームまたはそれ以上のデータ
として構成されている。さらにパターンデータ管理部に
は、パターンごとに、データの主記憶装置における存在
位置が登録されている。この状態で、あるパターンデー
タ出力中に出力パターン切り替えの信号がキー106、
ロータリーエンコーダ107、マウス108、GP−I
B109、RS−232C110などの入力装置を使用
し、入力処理部102に入力される。入力処理部102
はこれを受け付け、解析し、新たに選択されたパターン
名とパターン切り替え処理が発生したことを全体制御部
104へ伝える。全体制御部104ではこれを受け、パ
ターン切り替え処理要求と新たに選択されたパターン名
をパターンデータ管理部103へ伝える。パターンデー
タ管理部103ではパターン切り替え要求をうけ、新た
に選択されたパターンに属するフレームの、主記憶装置
101における存在位置をフレームデータ管理部111
へ知らせる。フレームデータ管理部111ではパターン
切り替えが指示されている・いないに関わらず、パター
ンデータ管理部103に指示された位置に存在するフレ
ームデータを主記憶装置101から1フレーム分取り込
み全体制御部104を通して、信号発生部105から出
力する。そして、フレームデータ管理部111は1フレ
ーム分データを完全に出力し終えるとパターンデータ管
理部103の指示に従い、次の出力すべきフレームを主
記憶装置101から取り込み、全体制御部104を通し
て信号発生部105から出力する。すなわち、パターン
切り替えのタイミングが発生した場合、フレームデータ
管理部111が1フレームのデータを出力し終え、次に
主記憶装置101から読み込むデータが、新たに選択さ
れたパターンのデータになっている。こうしてパターン
切り替えタイミングが発生した場合、発生している信号
のデータの切り替えがフレーム単位でおこなわれる。
する。上記第1の実施例において、主記憶装置101に
はあらかじめ、複数パターンのデータが存在していると
する。1パターンは1フレームまたはそれ以上のデータ
として構成されている。さらにパターンデータ管理部に
は、パターンごとに、データの主記憶装置における存在
位置が登録されている。この状態で、あるパターンデー
タ出力中に出力パターン切り替えの信号がキー106、
ロータリーエンコーダ107、マウス108、GP−I
B109、RS−232C110などの入力装置を使用
し、入力処理部102に入力される。入力処理部102
はこれを受け付け、解析し、新たに選択されたパターン
名とパターン切り替え処理が発生したことを全体制御部
104へ伝える。全体制御部104ではこれを受け、パ
ターン切り替え処理要求と新たに選択されたパターン名
をパターンデータ管理部103へ伝える。パターンデー
タ管理部103ではパターン切り替え要求をうけ、新た
に選択されたパターンに属するフレームの、主記憶装置
101における存在位置をフレームデータ管理部111
へ知らせる。フレームデータ管理部111ではパターン
切り替えが指示されている・いないに関わらず、パター
ンデータ管理部103に指示された位置に存在するフレ
ームデータを主記憶装置101から1フレーム分取り込
み全体制御部104を通して、信号発生部105から出
力する。そして、フレームデータ管理部111は1フレ
ーム分データを完全に出力し終えるとパターンデータ管
理部103の指示に従い、次の出力すべきフレームを主
記憶装置101から取り込み、全体制御部104を通し
て信号発生部105から出力する。すなわち、パターン
切り替えのタイミングが発生した場合、フレームデータ
管理部111が1フレームのデータを出力し終え、次に
主記憶装置101から読み込むデータが、新たに選択さ
れたパターンのデータになっている。こうしてパターン
切り替えタイミングが発生した場合、発生している信号
のデータの切り替えがフレーム単位でおこなわれる。
【0017】このように、上記第1の実施例によれば、
主記憶装置101から全体制御部104を通して信号発
生部105からデータを出力する間に、フレームデータ
管理部111を設けることにより、信号発生時にパター
ン切り替えのタイミングが発生した場合、フレームを単
位として信号を切り替えることができるため、被測定物
(FM多重放送受信機など)のフレーム同期がかかった
ままパターンを切り替えることができるという利点を有
する。
主記憶装置101から全体制御部104を通して信号発
生部105からデータを出力する間に、フレームデータ
管理部111を設けることにより、信号発生時にパター
ン切り替えのタイミングが発生した場合、フレームを単
位として信号を切り替えることができるため、被測定物
(FM多重放送受信機など)のフレーム同期がかかった
ままパターンを切り替えることができるという利点を有
する。
【0018】また、上記第1の実施例によれば、被測定
物(FM多重放送受信機など)のフレーム同期をはずす
ことなく、パターンの切り替えをおこなうことができる
ので、複数パターンの受信検査をおこなう場合のフレー
ム同期はずれによるロスタイムを少なくすることができ
る。これについて図3〜図5をもって説明する。図3〜
図5はパターンによる切り替えタイミングに対するフレ
ームデータの出力方法をあらわしている。401、40
2は従来装置における新たに選択されたパターンBのデ
ータが被測定物(FM多重放送受信機など)でフレーム
同期のかかったデータとして受信されるまでの、出力す
るデータをあらわし、302は同様な場合における本発
明の出力するデータをあらわし、301はパターン切り
替えのタイミングをあらわす。まず、従来装置において
は、前述したように、パターン切り替えのタイミングが
発生してから、被測定物(FM多重放送受信機など)が
パターンBのデータをフレーム同期のかかった正常なデ
ータとして受信できるようになるのは272ブロック後
になる。一方、本装置は、272ブロック目のデータを
出力する直前でパターン切り替えタイミング301が発
生した場合、この272ブロック目のデータ302を出
力してからパターンBのデータ出力に切り替わる。従っ
て、被測定物(FM多重放送受信機など)のフレーム同
期がはずれることは無く、パターン切り替えのタイミン
グが発生してから、被測定物(FM多重放送受信機な
ど)がパターンBのデータをフレーム同期のかかった正
常なデータとして受信できるようになるのは1ブロック
後になる。(すなわち、図3より直ちに図5の状態とな
る。)この例の場合、従来装置と本装置の、パターン切
り替えのタイミングが発生してから、被測定物(FM多
重放送受信機など)がパターンBのデータをフレーム同
期のかかった正常なデータとして受信できるようになる
までの時間を比べてみると、271ブロック分の差があ
り、ビットレート16kbit/sから換算すると約
4.9秒にもなる。すなわち、上記実施例において、従
来装置よりも4.9秒早くパターンを切り替えることが
できるという効果を有する。
物(FM多重放送受信機など)のフレーム同期をはずす
ことなく、パターンの切り替えをおこなうことができる
ので、複数パターンの受信検査をおこなう場合のフレー
ム同期はずれによるロスタイムを少なくすることができ
る。これについて図3〜図5をもって説明する。図3〜
図5はパターンによる切り替えタイミングに対するフレ
ームデータの出力方法をあらわしている。401、40
2は従来装置における新たに選択されたパターンBのデ
ータが被測定物(FM多重放送受信機など)でフレーム
同期のかかったデータとして受信されるまでの、出力す
るデータをあらわし、302は同様な場合における本発
明の出力するデータをあらわし、301はパターン切り
替えのタイミングをあらわす。まず、従来装置において
は、前述したように、パターン切り替えのタイミングが
発生してから、被測定物(FM多重放送受信機など)が
パターンBのデータをフレーム同期のかかった正常なデ
ータとして受信できるようになるのは272ブロック後
になる。一方、本装置は、272ブロック目のデータを
出力する直前でパターン切り替えタイミング301が発
生した場合、この272ブロック目のデータ302を出
力してからパターンBのデータ出力に切り替わる。従っ
て、被測定物(FM多重放送受信機など)のフレーム同
期がはずれることは無く、パターン切り替えのタイミン
グが発生してから、被測定物(FM多重放送受信機な
ど)がパターンBのデータをフレーム同期のかかった正
常なデータとして受信できるようになるのは1ブロック
後になる。(すなわち、図3より直ちに図5の状態とな
る。)この例の場合、従来装置と本装置の、パターン切
り替えのタイミングが発生してから、被測定物(FM多
重放送受信機など)がパターンBのデータをフレーム同
期のかかった正常なデータとして受信できるようになる
までの時間を比べてみると、271ブロック分の差があ
り、ビットレート16kbit/sから換算すると約
4.9秒にもなる。すなわち、上記実施例において、従
来装置よりも4.9秒早くパターンを切り替えることが
できるという効果を有する。
【0019】なお、上記実施例では、フレームデータ管
理部111は信号発生のための信号を全体制御部104
を通して信号発生部105に送っているが、全体制御部
104の指示のもとに、フレームデータ管理部が直接信
号発生部105へデータを送ってもよい。
理部111は信号発生のための信号を全体制御部104
を通して信号発生部105に送っているが、全体制御部
104の指示のもとに、フレームデータ管理部が直接信
号発生部105へデータを送ってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、パターンデータの出力単位をフレーム単位としたも
のであり、パターンデータ出力切り替えタイミングが発
生しても、1フレーム分の出力が終了するまではデータ
の切り替えをおこなわないので、被測定物(FM多重放
送受信機など)のフレーム同期をはずすことなく、パタ
ーンデータの出力切り替えをおこなうことができるとい
う効果を有する。
に、パターンデータの出力単位をフレーム単位としたも
のであり、パターンデータ出力切り替えタイミングが発
生しても、1フレーム分の出力が終了するまではデータ
の切り替えをおこなわないので、被測定物(FM多重放
送受信機など)のフレーム同期をはずすことなく、パタ
ーンデータの出力切り替えをおこなうことができるとい
う効果を有する。
【0021】さらに本発明によれば、被測定物(FM多
重放送受信機など)のフレーム同期をはずすことなく、
パターンデータの出力切り替えをおこなうことができる
ので、被測定物(FM多重放送受信機など)で複数パタ
ーンに対する検査をおこなう場合、時間短縮に効果を有
する。
重放送受信機など)のフレーム同期をはずすことなく、
パターンデータの出力切り替えをおこなうことができる
ので、被測定物(FM多重放送受信機など)で複数パタ
ーンに対する検査をおこなう場合、時間短縮に効果を有
する。
【図1】本発明の第1の実施例におけるFM多重信号発
生装置のブロック図
生装置のブロック図
【図2】DARC方式におけるフレームデータフォーマ
ット図
ット図
【図3】パターン切り替え時のフレームデータフォーマ
ット図
ット図
【図4】パターン切り替え時のフレームデータフォーマ
ット図
ット図
【図5】パターン切り替え時のフレームデータフォーマ
ット図
ット図
【図6】従来のFM多重信号発生装置のブロック図
101 主記憶装置 102 入力処理部 103 パターンデータ管理部 104 全体制御部 105 信号発生部 106 キー 107 ロータリーエンコーダ 108 マウス 109 GP−IB 110 RS−232C 111 フレームデータ管理部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のパターンのデータを格納した主記
憶装置と、使用者が前記主記憶装置から出力するデータ
が属するパターンを選択し切り替えを指示するための信
号を出力する切り替え手段と、前記切り替え手段の出力
信号を解析し選択されたパターンとパターン切り替え処
理が発生したことを後記全体制御部へ伝える入力処理部
と、前記入力処理部から後記全体制御部に伝えられた前
記選択されたパターンに従い前記選択されたパターンお
よびパターンのデータの前記主記憶装置における存在位
置を後記フレームデータ管理部へ指示する前記複数のパ
ターンのパターンごとのデータの存在位置が登録された
パターンデータ管理部と、前記パターンデータ管理部か
らの指示に従い前記主記憶装置から前記選択されたパタ
ーンに属する1フレーム分のデータを1単位としてフレ
ーム単位で前記データを読み込み、読み込んだ前記デー
タをフレーム単位で後記全体制御部へ送るフレームデー
タ管理部と、前記フレームデータ管理部が前記主記憶装
置から読みこみ前記全体制御部へ送る前記データにディ
ジタル変調をかけFM多重信号を出力する信号発生部
と、前記入力処理部、前記パターンデータ管理部、前記
フレームデータ管理部および前記信号発生部の制御をお
こなう全体制御部とを備えたことを特徴とするFM多重
信号発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23288094A JP3166506B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | Fm多重信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23288094A JP3166506B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | Fm多重信号発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0897788A JPH0897788A (ja) | 1996-04-12 |
JP3166506B2 true JP3166506B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=16946290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23288094A Expired - Fee Related JP3166506B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | Fm多重信号発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166506B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09284238A (ja) * | 1996-04-19 | 1997-10-31 | Hitachi Ltd | ディジタル放送の送信及び受信システム |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23288094A patent/JP3166506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0897788A (ja) | 1996-04-12 |
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Date | Code | Title | Description |
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