JP3166504B2 - 自動二輪車の熱交換器取付構造 - Google Patents

自動二輪車の熱交換器取付構造

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JP3166504B2 JP23156094A JP23156094A JP3166504B2 JP 3166504 B2 JP3166504 B2 JP 3166504B2 JP 23156094 A JP23156094 A JP 23156094A JP 23156094 A JP23156094 A JP 23156094A JP 3166504 B2 JP3166504 B2 JP 3166504B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の熱交換器取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】レーサー等の高性能エンジンを搭載した
自動二輪車には潤滑油を冷却する目的で熱交換器である
オイルクーラを備えたものがある。また、水冷エンジン
を搭載した自動二輪車は冷却水を冷却する目的で熱交換
器であるラジエターを備えている。
【0003】いずれの熱交換器も、走行風のよく当たる
場所、通常はエンジン前方、に配置されており、車体フ
レームに取り付けられているのが一般的である。
【0004】熱交換器の車体フレームへの取付構造とし
ては、熱交換器の上部に二ヶ所、下部に一ヶ所または二
ヶ所の取付フランジを設け、これらの取付フランジを介
してボルト等で車体フレームに固定するのが一般的であ
る。また、熱交換器の下部は差込式にしたものもある。
いずれの取付構造においても、エンジンからの振動を防
ぐため、ダンパ材が介装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱交換器取付構造では取付箇所が多く、また、車体フレ
ーム側にも取付座を取付フランジと同数設けなければな
らず、部品点数および取付工程数が多くなりコストが掛
かってしまう。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、取付箇所数を減少させた自動二輪車の熱交換器
取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の熱交換器取付構造は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、車体フレームの中央下
部に搭載されたエンジンの前方に熱交換器を配置した自
動二輪車において、上記熱交換器は斜め下方に延びる上
記車体フレームに沿って配置され、その上部のみを上記
車体フレームに取り付けると共に、上記熱交換器の下部
には媒体の送りおよび戻りの両パイプの一端が接続さ
れ、これらのパイプの他端を上記エンジンに接続する一
方、上記パイプの途中に備えられる直管部分に弾性体か
ら成る直管状の接続管を介装したものである。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、車体フ
レームの中央下部に搭載されたエンジンの前方に熱交換
器を配置した自動二輪車において、上記熱交換器は斜め
下方に延びる上記車体フレームに沿って配置され、その
上部のみを上記車体フレームに取り付けると共に、上記
熱交換器の下部には媒体の送りおよび戻りの両パイプの
一端が接続され、これらのパイプの他端を上記エンジン
に接続する一方、上記パイプの途中に備えられる直管部
分に弾性体から成る直管状の接続管を介装したため、上
記熱交換器の下部は上記パイプで保持でき、従来設けら
れていた熱交換器下部の取付箇所が廃止できると共に、
取付箇所数、部品点数および取付工程数を減少させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1はこの発明を適用した自動二輪車を示
す左側面図である。
【0011】この自動二輪車1は車体フレーム2を有
し、この車体フレーム2中央下部にエンジン3が搭載さ
れる。また、このエンジン3の上方に燃料タンク4が、
燃料タンク4の後方には運転シート5がそれぞれ設置さ
れる。
【0012】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ6
が設けられ、このヘッドパイプ6の後部に左右一対のタ
ンクレール7の先端が接続される。タンクレール7は幅
方向に拡開して後方に延びた後、下方に向かって折曲さ
れる。また、ヘッドパイプ6の後部には左右一対のダウ
ンチューブ8の先端も接続される。ダウンチューブ8は
幅方向に拡開して斜下方に延びた後、後方に向かって折
曲され、再び斜上方に向かって折曲される。そして、ダ
ウンチューブ8の途中にはタンクレール7の後端が接続
されると共に、このタンクレール7の途中には左右一対
のシートレール9の先端が接続され、シートレール9は
後方に向かって延設される。さらに、このシートレール
9の途中にダウンチューブ8の後端が接続される。さら
にまた、左右のフレーム部材が図示しないブリッジ部材
等により連結されることによりクレードル(揺かご)型
の車体フレーム2を構成する。
【0013】ヘッドパイプ6にはステアリング機構10
が設けられる。このステアリング機構10には、前輪1
1を回動自在に支持するフロントフォーク12が備えら
れる。このフロントフォーク12は、例えば一般的なテ
レスコピック型のもので、フロントフォーク12はステ
アリング機構10のアッパーブラケット13aとロアー
ブラケット13bとによって平行に固定される。また、
アッパーブラケット13aには左右一対のハンドルバー
14が設けられ、これらのハンドルバー14により前輪
11が左右に回動自在に操舵される。
【0014】一方、車体フレーム2の中央下部に架設さ
れたピボット軸15にはスイングアーム16がピボット
軸15廻りにスイング自在に枢着され、このスイングア
ーム16の後端に後輪17が回動自在に支持される。
【0015】図2は、図1のA矢視図である。図1およ
び図2に示すように、エンジン3の前方には熱交換器で
あるオイルクーラ18が配置される。オイルクーラ18
は、車体フレーム2の一部である左右のダウンチューブ
8に沿って配置される。また、オイルクーラ18はその
上部の左右に取付フランジ19が二ヶ所設けられ、これ
らの取付フランジ19を介して左右のダウンチューブ8
に図示しないダンパ材を介して例えばボルト20で取付
けられる。
【0016】また、オイルクーラ18の下部には媒体で
ある潤滑オイルの送りおよび戻りの両オイルパイプ21
の一端が接続され、これらのオイルパイプ21の他端は
エンジン3下部に設けられたオイルパン22に接続され
る。
【0017】ところで、両オイルパイプ21は例えば金
属製であり、途中に直管部分21aを備える。そして、
この直管部分21aには耐熱性の弾性体から成る接続
管、例えば直管状のゴムホース23が介装される。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
【0019】オイルクーラ18の下部にオイルパイプ2
1の一端を接続し、このオイルパイプ21の他端をエン
ジン3に接続することによりオイルクーラ18の下部が
保持できるため、従来設けられていたオイルクーラ18
下部の取付箇所が廃止でき、取付箇所数、部品点数およ
び取付工程数を減少させることができる。
【0020】また、オイルパイプ21の途中に直管状の
ゴムホース23を介装することによりこの直管状のゴム
ホース23がダンパ材となり、エンジン3からの振動が
伝わるのを防止する。なお、曲がったゴムホースや、長
さの長いゴムホースを用いるとオイルクーラ18が振れ
過ぎるため、ゴムホース23は直管状で、できる限り短
くしたものを用いることが望ましい。
【0021】上述した実施例においては、熱交換器とし
てオイルクーラ18を用いた例を示したが、熱交換器と
して水冷エンジンのラジエター(図示せず)にも適用で
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の熱交換器取付構造によれば、車体フレームの中
央下部に搭載されたエンジンの前方に熱交換器を配置し
た自動二輪車において、上記熱交換器は斜め下方に延び
る上記車体フレームに沿って配置され、その上部のみを
上記車体フレームに取り付けると共に、上記熱交換器の
下部には媒体の送りおよび戻りの両パイプの一端が接続
され、これらのパイプの他端を上記エンジンに接続する
一方、上記パイプの途中に備えられる直管部分に弾性体
から成る直管状の接続管を介装したため、上記熱交換器
の下部は上記パイプで保持でき、従来設けられていた熱
交換器下部の取付箇所が廃止できると共に、取付箇所
数、部品点数および取付工程数を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の熱交換器取付構造の
一実施例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 エンジン 8 タンクレール 18 オイルクーラ(熱交換器) 21 オイルパイプ 21a オイルパイプの直管部分 23 直管状のゴムホース(接続管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 31/00 B62J 39/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの中央下部に搭載されたエ
    ンジンの前方に熱交換器を配置した自動二輪車におい
    て、上記熱交換器18は斜め下方に延びる上記車体フレ
    ーム8に沿って配置され、その上部のみを上記車体フレ
    ーム8に取り付けると共に、上記熱交換器18の下部に
    は媒体の送りおよび戻りの両パイプ21の一端が接続さ
    れ、これらのパイプ21の他端を上記エンジン3に接続
    する一方、上記パイプ21の途中に備えられる直管部分
    21aに弾性体から成る直管状の接続管23を介装した
    ことを特徴とする自動二輪車の熱交換器取付構造。
JP23156094A 1994-09-27 1994-09-27 自動二輪車の熱交換器取付構造 Expired - Fee Related JP3166504B2 (ja)

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