JP3166194B2 - X線断層撮影装置 - Google Patents

X線断層撮影装置

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JP3166194B2
JP3166194B2 JP09330391A JP9330391A JP3166194B2 JP 3166194 B2 JP3166194 B2 JP 3166194B2 JP 09330391 A JP09330391 A JP 09330391A JP 9330391 A JP9330391 A JP 9330391A JP 3166194 B2 JP3166194 B2 JP 3166194B2
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幸博 工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線発生部と受像部
とを被写体を中心にして反対方向に移動させながら多重
X線撮影することによって特定の深さの面の画像以外を
ぼかし、その面の画像を断層像として得るX線断層撮影
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線断層撮影装置により断層撮影する場
合、X線CT装置などによって別の断層像を得ておい
て、それによって断層面の深さを決めることも行われて
いるが、X線CT装置等を用いない場合には、断層面の
深さを適当に定めて断層撮影し、所望の断層面での画像
が得られるまで、何度かその深さを変えて断層撮影を繰
り返すという試行錯誤を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1度の
X線曝射で1枚しか断層像が選られないフィルムによる
断層撮影の場合には、このような試行錯誤を繰り返す
と、人体に対する被曝線量が増大するので、この面から
制限され、所望の断層像を得ることは容易でない。
【0004】この点、イメージインテンシファイアとT
Vカメラとで受像系を構成し、X線管と受像系とを移動
したときにこの受像系から得られる多数枚の画像の信号
を記憶しておけば、後にその画像のシフト量を変えて重
ね合わせるだけで任意の深さの断層面における断層像が
得られるのであるが、この場合も、シフト量を変えて深
さを変えた断層像を何枚か作ってみるという試行錯誤を
行わなければ、所望の断層面での断層像を得ることはで
きず、1回で所望の断層像を得ることは困難である。
【0005】この発明は、上記に鑑み、イメージインテ
ンシファイアとTVカメラとにより受像系を構成し、こ
の受像系をX線発生系とともに移動させたときのこの受
像系から得られる多数枚の画像のデータを記憶しておい
て、後に任意深さの断層面での断層像を作成する場合
に、試行錯誤をしなくても、一度で簡単に所望の断層像
を得るとともに、その断層深さも自動的に求めることが
できるよう改善した、X線断層撮影装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によれば、X線発生手段及びX線受像手段
とを被写体を中心にして反対方向に移動させ、その移動
中の各位置で得られた多数枚の画像を記憶し、後にその
各画像を、所定量シフトさせた状態で重ね合わせるよう
な画像合成処理を行って任意深さの断層面における断層
像を得、この断層像を表示するX線断層撮影装置におい
て、上記移動中の各位置で得られた多数枚の画像の少な
くとも2枚の中で関心領域を設定する手段と、設定され
た関心領域の位置が一致するような画像のシフト量を、
それら2枚の画像および他の画像について算出する手段
と、上記X線受像手段の受像面が平面になっていないこ
とによる画像の歪みを補正した上で上記断層像の断層面
深さを算出する手段とを設けて、この断層深さを表示手
段によって表示するようにしている。そのため、関心領
域がどの深さに位置しているかを考えてシフト量を計算
する必要がなく、単に、移動中の各位置で得られた多数
枚の画像の少なくとも2枚の中に現れている関心領域を
指定しさえすれば、その関心領域が位置している深さの
断層面の断層像を作成するのに必要な各シフト量が自動
的に求められて、その深さの断層像つまり関心領域を横
切るような断層像が得られる。さらに、この断層像を観
察するだけでは観察者には断層面深さは分からないが、
この断層面深さが自動算出されて表示されるので、診断
に役立つ。とくに、この断層深さの計算は、X線受像手
段の受像面が平面になっていないことによる画像の歪み
を補正した上でなされるので、正確であり、精度の高い
診断を可能とする。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1において、被写体(患
者)1を間に挟むようにして、X線管2と、イメージイ
ンテンシファイア3及びTVカメラ4による受像系とが
対向配置されており、図示しない移動機構により、X線
管2と受像系とが被写体1を中心にして矢印で示すよう
に反対方向に移動させられる。
【0008】この移動中、X線管2からX線曝射が行わ
れてTVカメラ4から一連の画像のビデオ信号が出力さ
れる。このビデオ信号は画像処理装置5のデジタルX線
画像収集部においてデジタルデータに変換されて収集さ
れ、画像データ記憶部7に記憶される。このとき、上記
の移動機構からの、X線投影角度を表す信号も画像に関
連して記憶される。こうして上記の移動が終了して、一
連の画像が蓄積されることになる。
【0009】オペレーターは、この画像のうちの適宜な
少なくとも2枚を、画像データ記憶部7から読み出して
画像表示部及び関心領域設定部8を経て画像表示装置1
0に表示させる。そして、その画像を見ながら、マウス
などのポインティングデバイス11により、表示された
画像上で関心領域を設定する。
【0010】被写体1の深さの異なる各部位は、図2に
示すように、X線の投影角度が異なると、異なる位置に
投影される。この図2では、X線焦点の3つの位置F
1、F2、F3から、3つの関心部位A,B,Cを投影
したときのイメージインテンシファイア3の受像面31
での投影位置が示されている。こられの画像は、図3
(X線焦点F1)、図4(X線焦点F2)、図5(X線
焦点F3)のようになる。
【0011】そこで、オペレーターがたとえば図3の画
像と図5の画像において、A1とA3とを関心領域とし
て設定したとする。すると、データ処理部9が領域A1
とA3との位置が一致するような、画像のシフト量を求
めるとともに、図3と図5におけるA1の位置とA3の
位置及びそれらの投影角度に基づいて、他の投影角度で
の画像についても、部位Aの投影位置が一致するような
シフト量を、その各画像の投影角度から、計算する。そ
して、その求めたシフト量で各画像をシフトさせた状態
で各画像を重ね合わせるような画像合成処理を行なう。
すると、部位Aのみが現われ、他の深さの部位(B,C
など)はぼけた画像が得られる。すなわち、部位Aが位
置する深さの断層面上の断層像が作成され、これが画像
表示装置10で表示される。
【0012】データ処理部9は、さらにその断層面の深
さを計算する。図6に示すように、回転中心0が位置し
ている基準面から深さ方向にhの距離にある部位Aは、
投影角度θ1、θ2で、投影像の画像中心から距離x
1、x2に投影される。そこで、このhは、 h=S(x2−x1)/{L(tanθ1−tanθ2)+x1−x2} で求められる。ここで、LはX線焦点F1、F2等の面
から受像面31までの距離であり、SはX線焦点F1、
F2等の面から基準面までの距離である。
【0013】ただし、この計算は受像面31がフラット
な平面であることを前提としたものであり、実際にはイ
メージインテンシファイア3の受像面は湾曲しており、
それにより画像が歪んでいるので、上記の計算によって
求めたhの値は不正確なものとなる。すなわち、図7に
示すように、上記のx1、x2は湾曲した受像面31上
での投影点P(x,y)を表すものであるから、フラッ
トな平面上の投影点P’(X,Y)へと補正する必要が
ある。なお、この図7で、x,X方向は図の左右方向で
あり、y,Y方向は紙面に直角な方向である。このx,
X,y,Yの間には、 x=X(L+D)/L−Dtanθ y=Y(L+D)/L の関係があるので、これからフラットな平面上での投影
位置X,Yを求める。ここでDはフラットな平面(イメ
ージインテンシファイア3の受像面31の頂に接する平
面)から受像面31上の投影点Pまでの深さ方向の距離
であり、イメージインテンシファイア3の既知の受像面
31の形状に基づいて点Pの位置x,yより計算され
る。
【0014】こうして補正した値を用いることによって
正確な断層面深さhを求めることができ、これが画像表
示装置10などにおいて断層像とともに表示される。
【0015】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明のX線断層撮影装置によれば、オペレーターは
3次元的な位置関係を意識せずに、得られた一連の画像
の中のすくなくとも2枚において関心部位を指定するだ
けで、その関心部位が現れた所望の断層像が得られると
ともにその断層面の深さも自動的に求められるので、非
常に便利で且つ診断能も高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】各部の投影位置を示す図。
【図3】ある投影角度での投影画像を表す図。
【図4】他の投影角度での投影画像を表す図。
【図5】さらに別の投影角度での投影画像を表す図。
【図6】関心部位の基準面からの深さとその関心部位の
投影位置との関係を表す図。
【図7】画像の歪み補正を説明するための図。
【符号の説明】
1 被写体 2 X線管 3 イメージインテンシファイア 4 TVカメラ 5 画像処理装置 6 デジタルX線画像収集部 7 画像データ記憶部 8 画像表示部及び関心領域設定部 9 データ処理部 10 画像表示装置 11 ポインティングデバイス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生手段と、X線受像手段と、上記
    X線発生手段及びX線受像手段とを被写体を中心にして
    反対方向に移動させる手段と、その移動中の各位置で得
    られた多数枚の画像を記憶する手段と、この画像のうち
    の少なくとも2枚の画像の上で関心領域を設定する手段
    と、設定された関心領域の位置が一致するような画像の
    シフト量を、それら2枚の画像および他の画像について
    算出する手段と、その算出したシフト量で各画像をシフ
    トさせた状態で重ね合わせるような画像合成処理を行う
    ことにより断層像を作成する手段と、上記X線受像手段
    の受像面が平面になっていないことによる画像の歪みを
    補正した上で上記断層像の断層面深さを算出する手段
    と、上記の断層像と断層面深さとを表示する表示手段と
    を備えることを特徴とするX線断層撮影装置。
JP09330391A 1991-03-31 1991-03-31 X線断層撮影装置 Expired - Lifetime JP3166194B2 (ja)

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JP5587640B2 (ja) * 2010-03-10 2014-09-10 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影システム及び放射線画像の表示方法
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