JP3165958B2 - 同軸ケーブル用アース側端子金具 - Google Patents

同軸ケーブル用アース側端子金具

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正隆 有宗
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波用同軸ケー
ブルの加工された先端部を機器に取付ける同軸ケーブル
用端子金具に係り、特に経年変化による外側導体の接触
不良を防ぐことができるアース側端子金具の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の端子金具は、例えば図1
2〜図14に示すように、同軸ケーブル51の加工され
た先端部の中心導体52をプリント基板53上の中心導
体取付金具54に取付け、露出した外側導体55を押え
金具56の半円筒状の外側導体押え部57と平板状の受
け金具58とで挟み、2本のねじ59,59で締付けて
プリント基板53に取付けていた。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところが、ねじ59,59の
締付けによつて外側導体55に内接の内部絶縁体61が
つぶされ、この状態が長時間例えば数年間放置されると
絶縁体の弾力がなくなり、アース側端子金具62と外側
導体55との接触圧力が低下する。また、内部絶縁体6
1が経年変化により体積が減少するものでは(例えば発
泡ポリエチレン)体積の減少によりアース側端子金具6
2と外側導体55との接触圧力が低下し接触不良を起こ
す。そこで、図15に示すように押え金具56と2本の
ねじ59の頭部との間および押え金具56と受け金具5
8との間の1本のねじにそれぞればね63を介挿すると
か、図16に示すように押え金具56のねじ取付座5
7,57を若干上向きに形成して、前記接触圧力の低下
をばね力で補うものが提案された。しかし、これにも限
度があり、やがては接触不良が生じ、インピーダンスの
変化が大きくなり不整合を起こしたり、発振により電気
特性の劣化を引き起こすことがあつた。
【0004】本発明は前記の実情に鑑みてなされたもの
で、同軸ケーブルの内部絶縁体が経年変化により弾力が
なくなるとか体積が減少しても、同軸ケーブルの外側導
体とアース側端子金具との接触不良が生じない同軸ケー
ブル用アース側端子金具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
同軸ケーブル先端部の露出した外側導体を押え金具と受
け金具とで挟持するようにしたものにおいて、押え金具
の外側導体押え部に、外側導体の先端部と絶縁体との間
に挿入して外側導体押え部とで外側導体のみを挟持する
舌片を突設したことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る発明は、同軸ケーブル先端
部の露出した外側導体を押え金具と受け金具とで挟持す
るようにしたものにおいて、受け金具の外側導体受け部
に、外側導体の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導
体受け部とで外側導体のみを挟持する舌片を突設したこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係る発明は、同軸ケーブル先端
部の露出した外側導体を押え金具と受け金具とで挟持す
るようにしたものにおいて、押え金具の外側導体押え部
には、外側導体の先端部と絶縁体との間に挿入して外側
導体押え部とで外側導体のみを挟持する舌片を突設し、
受け金具の外側導体受け部には、外側導体の先端部と絶
縁体との間に挿入して外側導体受け部とで外側導体のみ
を挟持する舌片を突設したことを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明の同軸ケーブル用端子金具において
は、アース側端子金具の受け金具の外側導体受け部と押
え金具の外側導体押え部の少くとも一方、例えば外側導
体押え部(外側導体受け部)に、同軸ケーブルの露出し
た外側導体の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導体
押え部(外側導体受け部)とで外側導体のみを挟持する
舌片を突設しているので、アース側端子金具で把持され
た同軸ケーブルの絶縁体の外側導体押圧力が、絶縁体の
経年変化による体積の減少や弾力の低下によつて減少し
ても、外側導体と外側導体押え部(外側導体受け部)と
の接触不良は生じない。
【0009】前記押え金具の外側導体押え部に、舌片を
外側から確認できる窓部を形成すれば、舌片と外側導体
および外側導体押え部と外側導体の接触状態を知ること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1および図2に示すアース側端子金具1
4は、先端部を加工された同軸ケーブル1の外側絶縁体
2と、この外側絶縁体2の先端部の外周をおおつた外側
導体3の先端部との間に舌片9で挿入してプリント基板
8に固定した受け金具10に、外側絶縁体2とその先端
部外周をおおつた外側導体3との間に舌片11で挿入し
た押え金具12を、ねじ13,13で締結してプリント
基板8に同軸ケーブル1のアース側を接続している。ま
た、同軸ケーブル1先端の露出した中心導体4は、中心
導体受け金具5と中心導体押え金具6とで挟みねじ7で
締結してプリント基板8上の高周波ラインに接続してい
る。
【0012】図3および図4に示すアース側端子金具1
4は、先端部を加工された同軸ケーブル1の露出した外
側導体3の先端部と内側絶縁体15(材質が例えば発泡
ポリエチレン)との間に舌片9で挿入してプリント基板
8に固定した受け金具10に、露出した外側導体3の先
端部と内側絶縁体15との間に舌片11で挿入した押え
金具12をねじ13,13で締結してプリント基板8に
同軸ケーブル1のアース側を接続している。
【0013】図1〜図4に示す押え金具12は、図5お
よび図6に示すように、ほぼ半円筒状の外側導体押え部
16の両側にボルト孔17,17を有する取付座18,
18を突設し、外側導体押え部16の頂部にはその一端
縁19に円弧状断面の突起板部20を延在し、この突起
板部20の中間と外側導体押え部16の頂部中間との間
には基端のみ突起板部20に連接して内方へ打ち抜かれ
た舌片11を外側導体押え部16とで外側導体3を挟持
できるように折曲げ形成している。
【0014】図1〜図4に示す受け金具10は、図7お
よび図8に示すように、T状板部23の両端にプリント
基板8に取付ける取付座24,24を直角に折曲げ形成
すると共に、両端部にねじ孔25,25を設け、中央一
端縁より突き出た突起板部26を含む外側導体受け部2
7の同軸ケーブル軸線方向には、基端のみ突起板部26
に連接して外側導体受け面28の上方へ向け打ち抜かれ
た舌片9を、外側導体受け部27とで外側導体3を挟持
できるように折曲げ形成している。尚、同じサイズの同
軸ケーブル1をアース側端子金具14でプリント基板8
に固定した時の押え金具12の舌片11の高さは、図1
の場合と図3の場合とでは同軸ケーブル1の外径と内側
絶縁体15の外径の差だけ相違する。また、図5および
図6に示す押え金具12と図7および図8に示す受け金
具10は、いずれも舌片11,9を形成するには同軸ケ
ーブル軸線方向の幅が足りないので突起板部20,26
を突設したが、幅を広げて突起板部20,26をなくし
てもよい。
【0015】図10に示す押え金具31の舌片32は、
外側導体押え部33の頂部一端縁34から突き出た細長
い板部35を、先端が外側導体押え部33の頂部内面3
6の中間に位置するように、且つ外側導体押え部33と
で外側導体3を挟持できるように折曲げ形成している。
また、外側導体押え部33の頂部には窓部37を形成す
ることによつて、アース接続の際舌片32と外側導体3
および外側導体押え部33と外側導体3の接触状態を確
認できるようにしている。尚、この確認は、図5に示す
押え金具12では突起板部20を含む外側導体押え部1
6に舌片11を形成する際にできる孔38で行つてい
る。
【0016】図11に示す受け金具39の舌片40は、
両端にプリント基板取付け用の取付部24,24を有す
る板部41の中央一端に突設した細長い板部42を、そ
の基部近くで外側導体受け面43側へ折曲げてその先端
が外側導体受け部44の中間付近に位置するように、且
つ外側導体受け部44とで外側導体3を挟持できるよう
に折曲げ形成している。
【0017】前述の舌片9,11,32,40は、外側
導体と絶縁体との間に挿入し易くするため、先端側を先
細のテーパ状となし、さらに先端の厚みを薄く形成して
いる。
【0018】図9に示す受け金具45は、図8に示す受
け金具10を2個一体に連接してなるもので、中間の取
付部24は板部46の中間端子箇所をコ状に打抜いてで
きた板片を90°折曲げ形成したものである。図11に
示す受け金具39も図8に示すものと同様の方法で2個
一体に連接することができる。
【0019】尚、押え金具12と受け金具10および押
え金具31と受け金具39の組合わせを、押え金具12
と受け金具39および押え金具31と受け金具10の組
合わせとしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
アース側端子金具の押え金具の外側導体押え部と受け金
具の外側導体受け部の少くとも一方、例えば外側導体押
え部(外側導体受け部)に、同軸ケーブルの露出した外
側導体の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導体押え
部(外側導体受け部)とで外側導体のみを挟持する舌片
を突設しているので、アース側端子金具で把持された同
軸ケーブルの絶縁体の外側導体押圧力が、絶縁体の経年
変化による体積の減少や弾力の低下によつて減少して
も、外側導体と外側導体押え部(外側導体受け部)との
接触不良が生ぜず、インピーダンスの変化による不整合
や発振による電気特性の劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の斜視図である。
【図2】図1におけるアース側端子金具の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施態様の斜視図である。
【図4】図3におけるアース側端子金具の縦断面図であ
る。
【図5】本発明の構成部品である押え金具の斜視図であ
る。
【図6】図5に示す押え金具の正面図である。
【図7】本発明の構成部品である受け金具の斜視図であ
る。
【図8】図7に示す受け金具の正面図である。
【図9】図7に示す受け金具を2個一体に形成した受け
金具の斜視図である。
【図10】本発明の構成部品であるいま一つの押え金具
の斜視図である。
【図11】本発明の構成部品であるいま一つの受け金具
の斜視図である。
【図12】同軸ケーブルを取付けた従来品の斜視図であ
る。
【図13】従来品の押え金具の斜視図である。
【図14】従来品の受け金具の斜視図である。
【図15】従来のコイルばね付き同軸ケーブル用端子金
具の正面図である。
【図16】従来の他の同軸ケーブル用端子金具の正面図
である。
【符号の説明】
1 同軸ケーブル 2 外側絶縁体 3 外側導体 4 中心導体 8 プリント基板 9 舌片 10 受け金具 11 舌片 12 押え金具 14 アース側端子金具 15 内側絶縁体 16 外側導体押え部 20 突起板部 26 突起板部 27 外側導体受け部 28 外側導体受け面 31 押え金具 32 舌片 33 外側導体押え部 37 窓部 39 受け金具 40 舌片 43 外側導体受け面 44 外側導体受け部 45 受け金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/05 H01R 24/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブル先端部の露出した外側導体
    を押え金具と受け金具とで挟持するようにしたものにお
    いて、押え金具の外側導体押え部に、露出した外側導体
    の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導体押え部とで
    外側導体のみを挟持する舌片を突設したことを特徴とす
    る同軸ケーブル用アース側端子金具。
  2. 【請求項2】 同軸ケーブル先端部の露出した外側導体
    を押え金具と受け金具とで挟持するようにしたものにお
    いて、受け金具の外側導体受け部に、露出した外側導体
    の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導体受け部とで
    外側導体のみを挟持する舌片を突設したことを特徴とす
    る同軸ケーブル用アース側端子金具。
  3. 【請求項3】 受け金具の外側導体受け部に、露出した
    外側導体の先端部と絶縁体との間に挿入して外側導体受
    け部とで外側導体のみを挟持する舌片を突設した請求項
    1記載の同軸ケーブル用アース側端子金具。
  4. 【請求項4】 押え金具の外側導体押え部には舌片を外
    側から確認できる窓部を形成した請求項1記載の同軸ケ
    ーブル用アース金具。
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