JP3165930B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP3165930B2
JP3165930B2 JP10068992A JP10068992A JP3165930B2 JP 3165930 B2 JP3165930 B2 JP 3165930B2 JP 10068992 A JP10068992 A JP 10068992A JP 10068992 A JP10068992 A JP 10068992A JP 3165930 B2 JP3165930 B2 JP 3165930B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関へ供給する
燃料噴射量を、燃料噴射ポンプの圧縮室に通じる燃料供
給通路に設けられた電磁弁の開閉制御により調節するよ
うにした燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃料噴射装置としては、例えば
特開昭63−21346号公報に示されるものが公知と
なっており、噴射量が電磁弁の実閉弁時間によって決定
されることから、電磁弁の着座を検出し、この着座時期
から実閉弁時間をカウントするようにしたものである。
【0003】このために、この燃料噴射装置には、電磁
弁が駆動パルスの印加に応答して実際に閉じられたタイ
ミングを検出するための実閉弁検出部が設けられてお
り、この実閉弁検出部は、駆動パルスに応答し励磁コイ
ルに流れる電流波形に相応した電圧信号を得るための電
圧検出回路と、電圧検出回路からの出力電圧を微分する
ための微分回路とを有している。
【0004】したがって、微分回路からは、励磁電流の
レベルが急激に減少することに応答して、そのタイミン
グを示す微分出力が得られ、この微分出力から実閉弁タ
イミングを得るようにしたものである。これによって、
電磁弁には、電磁弁の閉弁遅れ時間と、実閉弁時間を加
えた時間、駆動電圧が印加されるようになり、所望の噴
射量が確保できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁弁各々
は、特性のズレ及び駆動電圧の変化等の理由により、着
座までの時間に誤差が生じる場合がある。この場合、例
えば、駆動電圧Vdを電磁弁に印加した場合、ある電磁
弁(第1の電磁弁)においては、図6に示すように、閉
弁遅れ時間はTV1となり、また別の電磁弁(第2の電磁
弁)においては、閉弁遅れ時間が前記TV1より長いTV2
となる場合が生じてくる。
【0006】第1の電磁弁の場合、閉弁遅れ時間がTV1
と短いため、目標噴射量から演算される出力時間Tqと
の和によって設定される駆動パルス巾はTd1 となり、
駆動パルスは図6(a)で示すものとなる。尚、この駆
動パルスによって駆動電流は図6(b)で示すものとな
り、電磁弁の動きは、図6(c)で示すようになる。こ
のために、プリフローQP1は、図6(c)において斜線
で示す部分となる。
【0007】これに対して、第2の電磁弁の場合、第1
の電磁弁に比べて閉弁遅れ時間TV2が長いために、図6
(d)で示す駆動パルス巾はTd2 と長くなり、プリフ
ローQP2は図6(f)の斜線で示すように前記プリフロ
ーQP1に比べて多くなる。尚、図6(e)は図6(d)
で示す駆動パルスが印加された場合の駆動電流のタイミ
ングチャートである。
【0008】以上のように、閉弁遅れ時間が各電磁弁間
で異なった場合、出力時間が一定であっても、プリフロ
ーや駆動パルス巾が異なることとなるために、各燃料噴
射ポンプの噴射圧力や噴射量に変化が生じるという問題
点があった。
【0009】このために、この発明は、各電磁弁の閉弁
遅れ時間のばらつきを補正し、電磁弁の応答性を一定に
する燃料噴射装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は、
各気筒毎に配される燃料噴射ポンプと、該燃料噴射ポン
プの圧縮室に通じる高圧側と低圧側との間に、この高圧
室と低圧室との連通状態を調節する電磁弁とを有し、少
なくともアクセル開度とエンジン回転数から目標噴射量
の出力時間を演算し、前記電磁弁の閉弁遅れ時間と前記
目標噴射量の出力時間とによって決定されるパルス巾と
所定の電圧を有する駆動パルスによって前記電磁弁を開
閉することによって内燃期間に供給する燃料噴射ポンプ
の噴射量を調節する燃料噴射装置において、各気筒毎の
前記電磁弁の閉弁遅れ時間を検出する閉弁遅れ時間検出
手段と、この閉弁遅れ時間検出手段によって検出された
各電磁弁の閉弁遅れ時間を一定にするように、前記駆動
パルスを補正する駆動パルス補正手段とを具備したこと
にある。
【0011】
【作用】したがって、この発明においては、各気筒毎の
燃料噴射ポンプに配された電磁弁の閉弁遅れ時間を閉弁
遅れ時間検出手段によって検出し、この閉弁遅れ時間が
一定となるように、閉弁遅れ時間が所定値より大きい場
合には、駆動パルスの電圧を所定値上げるか又はデュー
ティ比を大きくして閉弁遅れ時間を小さく、また閉弁遅
れ時間が所定値より小さい場合には、駆動パルスの電圧
を所定値下げるか又はデューティ比を小さくして閉弁遅
れ時間を大きくするために、各制御筒に具備された電磁
弁の閉弁遅れ時間が一定となるために、上記課題が達成
できるものである。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0013】図1において示される燃料噴射装置は、例
えばディーゼル機関の各気筒毎に配され、この気筒内に
燃料を噴射供給するユニットインジェクタ方式の噴射ポ
ンプ1を有している。この噴射ポンプ1は、プランジャ
バレル2の基台に形成されたシリンダ3にプランジャ4
が摺動自在に挿入され、プランジャバレル2と、プラン
ジャ4に連結されたタペット5との間にスプリング6を
介在させて、プランジャ4をバレルから遠ざかる方向
(図中の上方向)に常時付勢している。
【0014】タペット5には、図示しない駆動軸に形成
されたカムが当接しており、機関に連結された駆動軸の
回転によって、前記スプリング6と協働してプランジャ
4を往復動させるようになっており、このプランジャの
往復動により圧縮と吸入作用を行うものである。
【0015】プランジャ4の先端には、ホルダ部7がホ
ルダナット8をもって組付けられ、このホルダ部7に
は、スペーサ9を介してノズル10がリテーニングナッ
ト11をもって連結されている。ホルダ部7には、スプ
リング収納室12が形成され、このスプリング収納室1
2に収納されたノズルスプリング13により、図示しな
いノズルの針弁を図中下方向に押圧するようになってい
る。ノズルは、その構造自体公知のもので、下記する高
圧通路14を介して高圧燃料を供給すると、針弁が開か
れ、ノズル先端に形成された噴孔から燃料が噴射される
ものである。
【0016】高圧通路14は、プランジャバレル2に形
成されて、一端がプランジャ先端の圧縮室15に開口す
る吐出孔16、ホルダ部7に形成された連通孔17、ス
ペーサ9に形成されたバルブ通路18、及びノズル10
に形成された燃料出口孔(図示せず)により構成されて
いる。
【0017】弁ハウジング21に形成された圧縮室15
に燃料を供給するための燃料供給通路34は、燃料入口
35から燃料が供給される第1の燃料供給通路34a、
環状凹部34b、第2の燃料供給通路34c、下記する
摺動孔38、弁体収納室27、第3の燃料供給通路34
dによって構成され、燃料は燃料入口35から燃料供給
通路34を介して圧縮室15に供給される。
【0018】電磁弁20は、そのロッド22をプランジ
ャバレル2の側方へ一体に延設された弁ハウジング21
に形成の摺動孔38に摺動自在に挿通させ、摺動孔38
の下端の弁ハウジング21にロッド先端のポペット型の
弁体23と当接する弁座24を設け、弁体23を覆うよ
うに弁ハウジング21にネジ止めされたヘッダ25によ
って、弁体23のストッパ26を設けると共に、弁ハウ
ジング21との間に前記摺動孔38を連通する弁体収納
室27が形成されている。
【0019】また、ロッド22は、弁ハウジング21の
ヘッダ25と反対側にネジ止めされているホルダ28を
挿通し、このホルダ28と該ホルダ28にホルダナット
29を介して連結されるソレノイド収納バレル30との
間のアーマチュア31に接続されている。このアーマチ
ュア31は、ソレノイド収納バレル30に保持されるソ
レノイド32と対峙している。
【0020】前記ホルダ28には、弁体23を弁座24
から常時離反する方向へ付勢するためにスプリング33
が収納保持されており、通常においては弁体23は弁座
24から離反しており、ソレノイド32への通電により
弁体23を弁座24に当接する方向に駆動させるように
なっている。
【0021】前記摺動孔38には、環状溝39が形成さ
れ、これに前記第3の燃料供給通路34dが連通されて
いる。また、前記弁体収納室27には、第2の燃料供給
通路34cが連通され、該通路34cを介して常に燃料
が供給されて充満し、5Kg/cm2 程となっている。
したがって、弁体23の離反時でプランジャ4の戻し行
程時には、摺動孔38、環状溝39、第3の燃料供給通
路34dから圧縮室15へ燃料が供給される。その際の
圧力は5Kg/cm2 程である。
【0022】電磁弁20への通電時、即ち弁体23の弁
座24への着座時において、第3の燃料供給通路34d
は閉じられるようになり、すでに供給された燃料は、前
記プランジャ4の下降行程によって圧縮室15内におい
て圧縮され、ノズルへ供給される。そして、電磁弁20
の弁体23の弁座24からの離反よって、圧縮室15は
開放され、圧縮作用は終了するものである。
【0023】前記電磁弁20の制御は、図2に示すよう
に、コントロールユニット40により制御されるもの
で、このコントロールユニット40は、図示しないA/
D変換器、マルチプレクサ、マイクロコンピュータ等に
よって構成され、エンジンの回転状態を検出する回転検
出部41、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開
度)を検出するアクセル開度検出部42、駆動軸に取付
られて駆動軸が基準角度位置に達する毎にパルスを発生
する基準パルス発生部43、針弁のリフトタイミングを
検出する針弁リフトセンサ44からの各信号が入力され
るようになっている。
【0024】図2において、上記コントロールユニット
40で実行される処理を便宜上機能ブロック図の形で表
し、以下このブロック図に基づいて説明すると、回転検
出部41及びアクセル開度検出部42からの出力信号が
目標噴射量演算部45に入力され、これらの入力信号に
基づいて、この時点での機関の運転条件にあった最適目
標噴射量を所定のマップデータから算出し、目標噴射信
号として出力する。
【0025】この目標噴射信号は、カム角度変換部46
に入力され、所定のマップデータを基にして前記最適目
標噴射量を得るのに必要なカム角度を機関の回転数に応
じて算出し、カム角度信号として出力する。
【0026】閉弁時間演算部47は、前記カム角度信号
を受けて、カムがカム角度変換部46で算出されたカム
角度だけ回転するのに必要な時間に変換される。即ち、
ここにおいては、噴射を開始する電磁弁20の閉弁か
ら、目標とする噴射量を噴射するために必要な時間(閉
弁時間)Tqが演算される。
【0027】ここで演算される閉弁時間Tqには、弁座
24が離反している弁体23が完全に着座するまでの弁
移動に伴う遅れ時間Tvが含まれていない。このため、
電磁弁20を駆動させるために実際に必要な駆動パルス
巾Tdは、TqとTvとの和で形成される(Td=Tq
+Tv)。
【0028】パルス発生制御部48は、前記閉弁時間演
算部47で演算された閉弁時間Tqと遅れ時間演算部4
9で演算された遅れ時間Tvとを加算し、駆動パルス補
正部50へ出力する駆動パルスDpの出力タイミング、
即ち燃料噴射開始の最適タイミングを、基準パルス発生
部43から出力される基準信号、針弁リフトセンサ44
から出力される噴射タイミング信号、及び回転検出部4
1からの出力される回転信号とに基づいて決定する。
【0029】この駆動パルスDpは、下記する駆動パル
ス補正部50に送られ、所定のプログラムに基づいて処
理された後、駆動回路51に送られ電磁弁20を制御す
るものである。また、この駆動回路51によって電磁弁
20のソレノイド32に印加される駆動パルスによって
ソレノイド32に流れる駆動電流Idは、実閉弁検出部
52に送られ、ここで電磁弁20の着座によって減少す
る電流の極小値に基づいて着座時期を検出するもので、
この着座時期を示す信号は、前記パルス発生制御部48
及び遅れ時間演算部49に送られ、駆動パルスDpの立
ち下がり時期及び閉弁遅れ時間Tvが演算されるもので
ある。
【0030】駆動パルス補正部50は、図3に示すフロ
ーチャートに従って上記駆動パルスDpを補正するもの
で、以下このフローチャートに従って説明する。
【0031】ステップ200から開始される駆動パルス
補正制御は、先ずステップ210において、変数kを1
とし初期化し、ステップ220においてこの変数kで指
定される気筒、初回においては駆動電圧Vd1 の駆動パ
ルスにより第1筒の電磁弁(SV)を駆動(ON)させ
る。
【0032】ステップ230において、この第1筒の電
磁弁の閉弁遅れ時間TV1を検出して記憶し、ステップ2
40において最適な閉弁遅れ時間Tvである目標閉弁遅
れ時間Ttを設定する。この目標閉弁遅れ時間Ttは、
実験によって予め求められた各気筒毎の平均値を所定値
として使用するか、又は初回時のみこの所定値を使用
し、2回目以降は、各気筒毎の閉弁遅れ時間の平均値を
使用してもよい。
【0033】ステップ250において、第1筒の電磁弁
の閉弁遅れ時間TV1と目標閉弁遅れ時間Ttが等しいか
否かの判定を行い、等しくない場合(N)にはステップ
260に進んで、第1筒の電磁弁の閉弁遅れ時間TV1
目標閉弁遅れ時間Ttとの大小(TV1<Tt)を比較す
る。この比較において第1筒の電磁弁の閉弁遅れ時間T
V1が目標閉弁遅れ時間Ttより小さい場合(Y)には、
ステップ270において駆動パルスの駆動電圧Vd1
所定値(α)下げるものである。
【0034】また、ステップ260の判定において、第
1筒の電磁弁の閉弁遅れ時間TV1が目標閉弁遅れ時間T
tより大きい場合(N)には、ステップ280において
駆動パルスの駆動電圧Vd1 を所定値(α)上げるもの
である。
【0035】この後、ステップ290において、前記変
数kに1を加え(k←k+1)、ステップ300におい
て、具備された気筒数(n)と比較し、この気筒数
(n)に達していない場合(n)は、ステップ220に
回帰し、第n筒まで上記処理を継続し、第n筒に達した
場合はステップ210に回帰して第1筒から再度開始さ
れるものである。
【0036】これによって、図4(a)で示す駆動電圧
Vdk の駆動パルスDpが所定の気筒(第k筒)に具備
された電磁弁20のソレノイド32に印加されると、そ
の気筒の電磁弁の閉弁遅れ時間TVk(t1 〜t2 ’)が
検出され、駆動パルスDpの巾Tdは、閉弁遅れ時間T
Vkと閉弁時間Tqとを加えた値(t1 〜t3 ’)とな
る。このために、プリフローは、図4(c)の斜線で示
される量Qp’となり、要求されるプリフローよりも多
くなるために、駆動パルスDpの駆動電圧Vdkの値
は、図4(d)で示すように所定値αだけ大きく補正さ
れるものである。
【0037】この図4(d)で示される駆動パルスDp
が印加されることにより、閉弁遅れ時間TV1は、目標遅
れ時間Tt(t1 〜t2 )と同一となるために、駆動パ
ルス巾Tdはt1 からt2 で示す所定の期間となり、ま
た所定のプリフローQpを得ることができるものであ
る。
【0038】尚、図4(b)は、図4(a)に示す駆動
パルスが印加された場合に所定の気筒(第k筒)に具備
された電磁弁20のソレノイド32に流れる駆動電流I
dを示し、同様に図4(e)は図4(d)で示す駆動パ
ルスが印加された場合にソレノイド32に流れる駆動電
流Idを示すものである。また、電磁弁の着座時期(t
2 ,t2 ’)は、この駆動電流の急激な減少による極小
値によって検出されるものである。
【0039】また、逆に、図5(a)で示す駆動電圧V
k を有する駆動パルスDpが所定の気筒(第k筒)に
具備された電磁弁20のソレノイド32に印加され、そ
の結果検出された閉弁遅れ時間TVkが短い場合(t1
2 ”)には、プリフローがQp”は図5(c)に示す
ように少なくなり、また駆動パルス巾Tdもt1
3 ”と短くなると共に図5(b)で示す着座を検出す
る駆動電流Idの極小値(t2 ”)の検出が難しくなる
ために、駆動電圧Vdk は図5(d)で示すように所定
値αだけ小さい値に補正されるものである。
【0040】これによって、閉弁遅れ時間TVkは、目標
閉弁遅れ時間Ttとなるために、所定のパルス巾(t1
〜t3 )を有する駆動パルスDpが得られると共に、所
定のプリフローQpが得られるものである。
【0041】尚、この実施例においては、駆動パルスの
駆動電圧を補正する方法に基づいて説明を行ったが、駆
動パルスのデューティ比によって電磁弁を制御する装置
においては、駆動パルスのデューティ比を変化させるこ
とによって同様の効果を奏することができるものであ
る。具体的には、閉弁遅れ時間が長い場合には、デュー
ティ比を大きくするように駆動パルスを補正し、閉弁遅
れ時間が短い場合には、デューティ比を小さくするよう
に駆動パルスを補正するものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各気筒毎の燃料噴射ポンプの配された電磁弁の閉弁
遅れ時間を検出し、この検出値によって電磁弁の駆動パ
ルスの電圧若しくはデューティ比を調節して、閉弁遅れ
時間を一定にするために、各電磁弁のプリフロー及び駆
動パルスの巾を一定にでき、電磁弁の応答性を一定にす
ることができるため、各気筒の燃料噴射ポンプの噴射圧
及び噴射量を一定にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る燃料噴射装置の構成を
示した断面図である。
【図2】この発明の実施例に係る燃料噴射装置のコント
ロールユニットを説明した機能ブロック図である。
【図3】この発明の実施例に係る駆動パルス補正部のフ
ローチャート図である。
【図4】駆動パルス補正部における駆動電圧を高く補正
する場合のタイミングチャート図である。
【図5】駆動パルス補正部における駆動電圧を低く補正
する場合のタイミングチャート図である。
【図6】従来の駆動パルスにおけるタイミングチャート
図である。
【符号の説明】
20 電磁弁 40 コントロールユニット 48 パルス発生制御部 49 遅れ時間演算部 50 駆動パルス補正部 51 駆動回路 52 実閉弁検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−9654(JP,A) 特開 昭64−69756(JP,A) 特開 平3−100351(JP,A) 実開 平3−47466(JP,U) 実開 平2−122143(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 1/00 - 1/18 F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒毎に配される燃料噴射ポンプと、
    該燃料噴射ポンプの圧縮室に通じる高圧側と低圧側との
    間に、この高圧室と低圧室との連通状態を調節する電磁
    弁とを有し、少なくともアクセル開度とエンジン回転数
    から目標噴射量の出力時間を演算し、前記電磁弁の閉弁
    遅れ時間と前記目標噴射量の出力時間とによって決定さ
    れるパルス巾と所定の電圧を有する駆動パルスによって
    前記電磁弁を開閉することによって内燃期間に供給する
    燃料噴射ポンプの噴射量を調節する燃料噴射装置におい
    て、 各気筒毎の前記電磁弁の閉弁遅れ時間を検出する閉弁遅
    れ時間検出手段と、 この閉弁遅れ時間検出手段によって検出された各電磁弁
    の閉弁遅れ時間を一定にするように、前記駆動パルスを
    補正する駆動パルス補正手段とを具備したことを特徴と
    する燃料噴射装置。
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