JP3245719B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP3245719B2 JP10068792A JP10068792A JP3245719B2 JP 3245719 B2 JP3245719 B2 JP 3245719B2 JP 10068792 A JP10068792 A JP 10068792A JP 10068792 A JP10068792 A JP 10068792A JP 3245719 B2 JP3245719 B2 JP 3245719B2
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卓史 大石
光弘 藤田
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雅彦 品川
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関へ供給する
燃料噴射量を、燃料噴射ポンプの圧縮室に通じる燃料供
給通路に設けられた電磁弁の開閉制御により調節するよ
うにした燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃料噴射装置としては、例えば
特開昭63−21346号公報に示されるものが公知と
なっており、噴射量が電磁弁の実閉弁時間によって決定
されることから、電磁弁の着座を検出し、この着座時期
から実閉弁時間をカウントするようにしたものである。
【0003】このために、この燃料噴射装置には、電磁
弁が駆動パルスの印加に応答して実際に閉じられたタイ
ミングを検出するための実閉弁検出部が設けられてお
り、この実閉弁検出部は、駆動パルスに応答し励磁コイ
ルに流れる電流波形に相応した電圧信号を得るための電
圧検出回路と、電圧検出回路からの出力電圧を微分する
ための微分回路とを有している。
【0004】したがって、微分回路からは、励磁電流の
レベルが急激に減少することに応答して、そのタイミン
グを示す微分出力が得られ、この微分出力から実閉弁タ
イミングを得るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の引例に
おいては、電源電圧(バッテリー電圧)が定格電圧より
減少すると電磁弁の着座までの時間が長くなり、このた
めに噴射開始時期が遅くなると共に、所定噴射量を維持
するために駆動パルス幅を大きくする必要が生じるため
に、燃料噴射の応答性が悪くなるという問題点があっ
た。
【0006】このために、この発明は、供給電圧の変化
に対して駆動パルスを補正し電磁弁の応答性を確保する
燃料噴射装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】よって、この発明を図1
により説明すると、燃料噴射ポンプと、この燃料噴射ポ
ンプの圧縮室に通じる高圧側と低圧側との間に、この高
と低圧との連通状態を調節する電磁弁20とを有
し、該電磁弁20を開閉することによって前記燃料噴
射ポンプの噴射量を調節する燃料噴射装置において、少
なくともアクセル開度とエンジン回転速度から目標噴射
量の出力時間を演算する目標噴射量演算手段100と、
前記電磁弁20作動遅れ時間と前記目標噴射量の出力
時間とによって決定される前記電磁弁の駆動時間内にお
いて、デューティ比の大きい駆動パルスを有する強制期
間と、前記電磁弁の駆動時間の終了までのデューティ比
の小さい駆動パルスを有する制限期間によって構成さ
れた駆動パルスを形成する駆動パルス形成手段110
と、前記電磁弁20の制御に使用される電源電圧を検出
する電源電圧検出手段120と、この電源電圧検出手段
120によって検出された電源電圧が所定値より高い場
合には、前記電磁弁20の駆動時間内の強制期間の割合
を減少させると共に、前記制限期間内の駆動パルスのデ
ューティ比を減少させ、電源電圧が所定値より低い場合
には、前記電磁弁20の駆動時間内の強制期間の割合を
増加させると共に、前記制限期間内の駆動パルスのデュ
ーティ比を増加させる駆動パルス補正手段130と、こ
の駆動パルス補正手段130によって補正された駆動パ
ルスによって前記電磁弁20を駆動する電磁弁駆動手段
140とを具備したことにある。また、前記駆動パルス
補正手段130において、前記電源電圧の増減に対し
て、駆動時間内の強制期間の割合及び制限期間内の駆動
パルスのデューティ比は、略反比例的に増減することが
望ましい。
【0008】
【作用】したがって、この発明においては、前記電磁弁
20作動遅れ時間と目標噴射量演算手段100によっ
て演算された出力時間とによって設定された駆動時間内
において、駆動パルス形成手段100によってデューテ
ィ比の大きい駆動パルスを有する強制期間とデューティ
比の小さい駆動パルスを有する制限期間によって構成
されたを有する駆動パルスを形成し、電源電圧検出手段
120によって検出された電圧値に基づいて、電圧値が
定格値より低い場合には、前記駆動時間内の強制期間
割合を大きくすると共に、制限期間の駆動パルスのデュ
ーティ比を大きくし、電圧値が定格値より高い場合に
は、前記駆動時間内の強制期間の割合を小さくすると共
に、制限期間の駆動パルスのデューティ比を小さくする
ように、電源電圧の変動に対して略反比例的に補正され
るので、上記課題が達成できるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0010】図2において示される燃料噴射装置は、例
えばディーゼル機関の各気筒内に燃料を噴射供給するユ
ニットインジェクタ方式の噴射ポンプ1を有している。
この噴射ポンプ1は、プランジャバレル2の基台に形成
されたシリンダ3にプランジャ4が摺動自在に挿入さ
れ、プランジャバレル2と、プランジャ4に連結された
タペット5との間にスプリング6を介在させて、プラン
ジャ4をバレルから遠ざかる方向(図中の上方向)に常
時付勢している。
【0011】タペット5には、図示しない駆動軸に形成
されたカムが当接しており、機関に連結された駆動軸の
回転によって、前記スプリング6と協働してプランジャ
4を往復動させるようになっており、このプランジャの
往復動により圧縮と吸入作用を行うものである。
【0012】プランジャ4の先端には、ホルダ部7がホ
ルダナット8をもって組付けられ、このホルダ部7に
は、スペーサ9を介してノズル10がリテーニングナッ
ト11をもって連結されている。ホルダ部7には、スプ
リング収納室12が形成され、このスプリング収納室1
2に収納されたノズルスプリング13により、図示しな
いノズルの針弁を図中下方向に押圧するようになってい
る。ノズルは、その構造自体公知のもので、下記する高
圧通路14を介して高圧燃料を供給すると、針弁が開か
れ、ノズル先端に形成された噴孔から燃料が噴射される
ものである。
【0013】高圧通路14は、プランジャバレル2に形
成されて、一端がプランジャ先端の圧縮室15に開口す
る吐出孔16、ホルダ部7に形成された連通孔17、ス
ペーサ9に形成されたバルブ通路18、及びノズル10
に形成された燃料出口孔(図示せず)により構成されて
いる。
【0014】弁ハウジング21に形成された圧縮室15
に燃料を供給するための燃料供給通路34は、燃料入口
35から燃料が供給される第1の燃料供給通路34a、
環状凹部34b、第2の燃料供給通路34c、下記する
摺動孔38、弁体収納室27、第3の燃料供給通路34
dによって構成され、燃料は燃料入口35から燃料供給
通路34を介して圧縮室15に供給される。
【0015】電磁弁20は、そのロッド22をプランジ
ャバレル2の側方へ一体に延設された弁ハウジング21
に形成の摺動孔38に摺動自在に挿通させ、摺動孔38
の下端の弁ハウジング21にロッド先端のポペット型の
弁体23と当接する弁座24を設け、弁体23を覆うよ
うに弁ハウジング21にネジ止めされたヘッダ25によ
って、弁体23のストッパ26を設けると共に、弁ハウ
ジング21との間に前記摺動孔38を連通する弁体収納
室27が形成されている。
【0016】また、ロッド22は、弁ハウジング21の
ヘッダ25と反対側にネジ止めされているホルダ28を
挿通し、このホルダ28と該ホルダ28にホルダナット
29を介して連結されるソレノイド収納バレル30との
間のアーマチュア31に接続されている。このアーマチ
ュア31は、ソレノイド収納バレル30に保持されるソ
レノイド32と対峙している。
【0017】前記ホルダ28には、弁体23を弁座24
から常時離反する方向へ付勢するためにスプリング33
が収納保持されており、通常においては弁体23は弁座
24から離反しており、ソレノイド32への通電により
弁体23を弁座24に当接する方向に駆動させるように
なっている。
【0018】前記摺動孔38には、環状溝39が形成さ
れ、これに前記第3の供給通路34dが連通されてい
る。また、前記弁体収納室27には、第2の燃料供給通
路34cが連通され、該通路34cを介して常に燃料が
供給されて充満し、5Kg/cm2 程となっている。し
たがって、弁体23の離反時でプランジャ4の戻し行程
時には、摺動孔38、環状溝39、第3の燃料供給通路
34cから圧縮室15へ燃料が供給される。その際の圧
力は5Kg/cm2 程である。
【0019】電磁弁20への通電時、即ち弁体23の弁
座24への着座時において、第3の燃料供給通路34d
は閉じられるようになり、すでに供給された燃料は、前
記プランジャ4の下降行程によって圧縮室15内におい
て圧縮され、ノズルへ供給される。そして、電磁弁20
の弁体23の弁座24からの離反よって、圧縮室15は
開放され、圧縮作用は終了するものである。
【0020】上記ソレノイド32への通電は、図3に示
すように、コントロールユニット40により制御される
もので、このコントロールユニット40は、図示しない
A/D変換器、マルチプレクサ、マイクロコンピュー
タ、駆動回路200等によって構成され、エンジンの回
転状態を検出する回転検出部41、アクセルペダルの踏
み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度検出
部42、駆動軸に取付られて駆動軸が基準角度位置に達
する毎にパルスを発生する基準パルス発生部43、針弁
のリフトタイミングを検出する針弁リフトセンサ44、
電磁弁20へ流れる電流値を検出し、これに相応する信
号を出力する電流検出回路300、及び電磁弁へ供給さ
れる電源電圧(バッテリー電圧)を検出するバッテリー
電圧検出部45からの各信号が入力されるようになって
いる。
【0021】図3において、上記コントロールユニット
40で実行される処理を便宜上機能ブロック図の形で表
し、以下このブロック図に基づいて説明すると、回転検
出部41及びアクセル開度検出部42からの出力信号が
目標噴射量演算部46に入力され、これらの入力信号に
基づいて、この時点での機関の運転条件にあった最適目
標噴射量を所定のマップデータから算出し、目標噴射信
号として出力する。
【0022】目標噴射信号は、カム角度変換部47に入
力され、所定のマップデータを基にして前記最適目標噴
射量を得るのに必要なカム角度を機関の回転数に応じて
算出し、カム角度信号として出力する。
【0023】閉弁時間演算部48は、前記カム角度信号
を受けて、カムがカム角度変換部47で算出されたカム
角度だけ回転するのに必要な時間に変換される。即ち、
ここにおいては、噴射を開始する電磁弁20の閉弁か
ら、目標とする噴射量を噴射するために必要な時間(閉
弁時間)Tqが演算される。
【0024】ここで演算される閉弁時間Tqには、弁座
24が離反している弁体23が完全に着座するまでの弁
移動に伴う遅れ時間Tvが含まれていない。このため、
電磁弁20を駆動させるために実際に必要な駆動パルス
巾Tdは、TqとTvとの和で形成される(Td=Tq
+Tv)。
【0025】パルス発生制御部49は、前記閉弁時間演
算部48で演算された閉弁時間Tqと遅れ時間演算部5
0で演算された遅れ時間Tvとを加算し、駆動回路20
0へ出力する駆動パルスDpの出力タイミング、即ち燃
料噴射開始の最適タイミングを、基準パルス発生部43
から出力される基準信号、針弁リフトセンサ44から出
力される噴射タイミング信号、及び回転検出部41から
の出力される回転信号とに基づいて決定する。
【0026】駆動回路200は、駆動パルス形成部20
1と、駆動パルス補正部202とによって構成されてお
り、駆動パルス形成部201は、図4で示すように高周
波発生部210、ワンショットパルス発生部220、A
ND回路230、OR回路240によって構成されてお
り、前記パルス発生制御部49から出力された駆動パル
スDp(図5(b)で示す)が、前記ワンショットパル
ス発生部220及びAND回路230の一方に入力され
るものである。
【0027】ワンショットパルス発生部220は、この
駆動パルスDpの立ち上がり時から所定時間(t1 〜t
2 )、図5(d)で示すデューティ比の大きい(この場
合は100%)パルスPoを発生させるものである。
尚、この所定期間は、実験により予め設定されたもので
ある。
【0028】AND回路230の他方には、高周波発生
部210から図5(a)で示す高周波Hpが入力され、
これによって、AND回路230は、図5(c)で示す
1〜t3 間のみの高周波であるパルスLoを出力する
ものである。
【0029】前記ワンショットパルス部220から出力
されたパルスPoとAND回路230から出力されたパ
ルスLoは、OR回路240に入力され、これによって
OR回路240からは、t1 〜t2 で示す期間(強制期
間TP )においてデューティ比の大きいパルスを有し、
2 〜t3 で示す期間(制限期間TL )においてデュー
ティ比の小さいパルスを有する図5(e)で示す駆動パ
ルスDrが出力されるものである。これによって、閉弁
遅れ時間を小さくすることができると共に、閉弁時を検
出するのに最適な駆動パルスDrが形成されるものであ
る。
【0030】この駆動パルスDrは、例えば、図6に示
す構成の電気回路図の駆動パルス補正部202におい
て、図7に示すフローチャートに従って、駆動パルスD
r’に補正されるものである。この制御は、ステップ5
00から開始され、ステップ510において図6の抵抗
1 の両端の電圧をバッテリー電圧検出部45によって
信号化した供給電圧(バッテリー電圧)VB がデータと
して入力され、さらにステップ520において前記駆動
パルスDrが入力される。
【0031】ステップ530においては、前記バッテリ
ー電圧VB から図8(a)で示す特性マップに従って強
制期間TP を演算する。尚、この特性において、図8
(a)で示すように、バッテリー電圧VB が、定格電圧
B1から電圧VB2に降下した場合、強制期間はTP1から
P2に長くなるものである。尚、これによって、制限期
間TL2は、駆動期間Tdから前記強制期間TP2を引いた
値である。
【0032】ステップ540においては、前記バッテリ
ー電圧VB から図8(b)で示す特性マップに従って制
限期間内のデューティ比Dを演算する。尚、この特性に
おいて、図8(b)で示すように、バッテリー電圧VB
が定格電圧VB1から電圧VB2に降下した場合、デューテ
ィ比はD1 からD2 に増大するものである。
【0033】ステップ550においては、前記ステップ
530及び540において演算された強制期間Tpと制
限期間内の駆動パルスのデューティ比Dによって前記駆
動パルスDrを補正し、駆動パルスDr’を形成するも
のである。
【0034】この駆動パルスDr’は、ステップ560
において図6に示される電界効果トランジスタ(FE
T)250のゲート端子に出力されるものである。この
駆動パルスDr’が、FET250のゲート端子に入力
されると、FET250のドレイン、ソース間が導通す
るためにソレノイド32に電流が流れ、弁体23を閉成
方向に駆動するものである。
【0035】これによって、図9(a)で示す定格電圧
B1時の駆動パルスDr’は、デュティ比の大きい駆動
パルスを有する強制期間TP1と、デューティ比がD1
ある駆動パルスを有する制限期間TL1とによって構成さ
れるために、駆動電圧Vdは、図10(a)で示すもの
となり、電磁弁20の駆動初期においては駆動力が必要
である場合は、デューティ比の大きい強制期間TP1によ
り電磁弁20を作動でき、電磁弁の着座を検出するため
には、制限期間TL1においてデューティ比D1と強制期
間の駆動パルスより小さいデューティ比の駆動パルスに
より実電圧を低下できるために、着体23の弁座24へ
の着座時(t4 )の電流変化(電流の減少)を明確にで
きるものである。尚、この時の電流Irは、図10
(c)の一点鎖線で示されるものである。
【0036】また、図9(b)で示すように、バッテリ
ーの能力の低下等によりバッテリー電圧VB が定格電圧
B1よりも低い電圧VB2である場合においては、駆動パ
ルスDr’は、バッテリー電圧VB2により前記定格電圧
時の強制期間より長い時間に補正されたデューティ比の
大きい駆動パルス有する強制期間TP2と、前記デューテ
ィ比D1 より大きいデューティ比D2 である駆動パルス
を有する制限期間TL2とによって構成されるために、駆
動電圧Vdは、図10(b)で示すものとなり、これに
よって電圧降下分を補填されて電磁弁20の駆動力を確
保できると共に、制限期間のデューティ比を大きくした
ことから、電流Ir’は図10(c)の実線で示すもの
となるために、バッテリー電圧VB の降下による着座時
間までの時間の延長を抑制できるものである。
【0037】電流検出回路300は、ソレノイド32に
直列に接続された抵抗R2 の両端の電圧を検出すること
によって駆動回路200によりソレノイド32に流れる
電流を検出し、この電流値に相応した信号を出力するも
ので、この信号は、コントロールユニット40内の着座
検出部310に送られる。この着座検出部310は、図
10(c)で示される電流波形から着座によって減少し
た電流値から着座時期(t4 )を検出し、前記遅れ時間
演算部50及びパルス発生制御部49に信号を出力する
ものである。
【0038】尚、この実施例においては、供給電圧が低
下した場合について説明したが、供給電圧が上昇した場
合も、特性マップによって強制期間の長さと制限期間の
駆動パルスのデューティ比を調節できるものである。具
体的には、供給電圧が上昇した場合には、強制期間を短
く設定すると共に、制限期間内の駆動パルスのデューテ
ィ比を小さく設定することによって、供給電圧の上昇に
よる不具合(着座時期の検出の困難等)を解消できるも
のである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電磁弁の応答性を良好にするデューティ比の大きい
駆動パルスを有する強制期間と電磁弁の着座検出を容易
にするためのデューティ比の小さい駆動パルスを有する
制限期間とによって構成される電磁弁の駆動時間におい
て、電源電圧の検出値に基づいて、略反比例的に前記駆
動時間内の強制期間の割合と制限期間内のデューティ比
を補正するようにしたので、電源電圧の変動によって生
じる着座時期の変動を防止できるので、安定した噴射の
応答性を確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示した機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施例に係る燃料噴射装置の構成を
示した断面図である。
【図3】この発明の実施例に係る燃料噴射装置の制御機
構を説明した機能ブロック図である。
【図4】この発明の実施例の駆動パルス形成部を示した
回路図である。
【図5】該駆動パルス形成部のタイミングチャート図で
ある。
【図6】駆動パルス補正部からの出力によってソレノイ
ドが駆動するための電気回路図である。
【図7】駆動パルス補正部で実行される処理のフローチ
ャート図である。
【図8】(a)は供給電圧と、強制期間の長さの特性を
示した特性線図であり、(b)は供給電圧と、制限期間
の駆動パルスのデューティ比の特性を示した特性線図で
ある。
【図9】(a)は定格電圧時の駆動パルスのタイミング
チャート図であり、(b)は定格電圧より低い電圧時の
駆動パルスのタイミングチャート図である。
【図10】(a)は定格電圧時の駆動電圧のタイミング
チャート図であり、(b)は定格電圧より低い電圧時の
駆動電圧のタイミングチャート図であり、(c)は駆動
電流のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
20 電磁弁 100 目標噴射量演算手段 110 駆動パルス形成手段 120 電源電圧検出手段 130 駆動パルス補正手段 140 電磁弁駆動手段
フロントページの続き (72)発明者 品川 雅彦 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株式会社ゼクセル 東松山工場内 (56)参考文献 特開 昭63−314351(JP,A) 実開 昭57−143455(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/40 F02D 41/14 330 F02D 41/20 330 F16K 31/06 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ポンプと、この燃料噴射ポンプ
    の圧縮室に通じる高圧側と低圧側との間に、この高圧
    と低圧との連通状態を調節する電磁弁とを有し、該電
    磁弁を開閉することによって前記燃料噴射ポンプの噴
    射量を調節する燃料噴射装置において、 少なくともアクセル開度とエンジン回転速度から目標噴
    射量の出力時間を演算する目標噴射量演算手段と、 前記電磁弁の作動遅れ時間と前記目標噴射量の出力時間
    とによって決定される前記電磁弁の駆動時間内におい
    て、デューティ比の大きい駆動パルスを有する強制期間
    と、前記電磁弁の駆動時間の終了までのデューティ比の
    小さい駆動パルスを有する制限期間によって構成され
    た駆動パルスを形成する駆動パルス形成手段と、 前記電磁弁の制御に使用される電源電圧を検出する電源
    電圧検出手段と、 この電源電圧検出手段によって検出された電源電圧が所
    定値より高い場合には、前記電磁弁の駆動時間内の強制
    期間の割合を減少させると共に、前記制限期間内の駆動
    パルスのデューティ比を減少させ、電源電圧が所定値よ
    り低い場合には、前記電磁弁の駆動時間内の強制期間の
    割合を増加させると共に、前記制限期間内の駆動パルス
    のデューティ比を増加させる駆動パルス補正手段と、 この駆動パルス補正手段によって補正された駆動パルス
    によって前記電磁弁を駆動する電磁弁駆動手段とを具備
    したことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動パルス補正手段において、前記
    電源電圧の増減に対して、駆動時間内の強制期間の割合
    及び制限期間内の駆動パルスのデューティ比は、略反比
    例的に増減することを特徴とする請求項1記載の燃料噴
    射装置。
JP10068792A 1992-03-26 1992-03-26 燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP3245719B2 (ja)

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