JP3165880U - 昇降運動用踏台 - Google Patents
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Abstract
【課題】小さい範囲で高さ調節を可能とし、さらには、昇降運動と同時に、踏み板の突起等による足裏への刺激を通じて、足裏の指圧効果と運動による血行促進の相乗効果を得られ、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる昇降運動用踏台を提供する。【解決手段】立設する2枚の側板1の間に、踏み板(A)2が水平に挟まれており、当該踏み板(A)の表裏の面には、足裏を刺激する複数の突起3と、正面横方向に連続した凹凸とを設けて、昇降運動用踏台を構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、踏み台を昇降して健康の維持・増進を図る昇降運動用踏台に関する。
従来から、踏み台を昇降して健康の維持・増進を図る昇降運動用踏台は多数考案されている。
しかし、従来の踏み台は、常に同じ高さの踏み台を昇降運動するのみであり、例えば、使用する者の身体的条件に応じて踏み台の高さを調節することはできなかった。
踏み台の高さが使用する者の身体的条件に適合せず、無理な高さの踏み台で昇降運動することで膝や腰などの関節に過度の負担がかかることもある。
そこで、下記特許文献1には、足裏に刺激を与えつつ行う台の昇降運動の強度を各個人の身体的条件に応じて容易に調節することができ、加えて、足裏に与える刺激を快適なものとすることができる昇降運動用踏台が開示されている。
しかし、従来の踏み台は、常に同じ高さの踏み台を昇降運動するのみであり、例えば、使用する者の身体的条件に応じて踏み台の高さを調節することはできなかった。
踏み台の高さが使用する者の身体的条件に適合せず、無理な高さの踏み台で昇降運動することで膝や腰などの関節に過度の負担がかかることもある。
そこで、下記特許文献1には、足裏に刺激を与えつつ行う台の昇降運動の強度を各個人の身体的条件に応じて容易に調節することができ、加えて、足裏に与える刺激を快適なものとすることができる昇降運動用踏台が開示されている。
上記特許文献1に係る考案によれば、積み重ね可能な形状を有する複数の台から適当なものを任意に選択して積み重ね、この上に足裏を刺激すべき凹凸が設けられたマットを載置して昇降運動用踏台として使用するので、足裏を刺激しつつ行う台の昇降運動の強度、すなわち踏み台の高さを、各個人の体格、体力、および体調等の身体的条件に応じて容易に調節することができる、加えて、上記凹凸は、マットの略中央部から放射状に不規則な配列で設けられた複数の凹部を有するので、足裏に与える刺激を快適なものとすることができる。
しかしながら、一般的な踏み台の昇降運動は、膝下位の高さの台を使い、これ以上の高さは必要ではないし、むしろ高すぎる踏み台は危険であるのだが、上記特許文献1に係る考案は、複数の台を積み重ねて高さ調節を行うものであるから、台を積み重ねることで生じる高低差は大きく、このような台の積み重ねによる高さ調節は無用である。
また、逆に、踏み台の高さが常に同じであった場合、踏み台の高さが使用する者の身体的条件に適合しないという問題が生じることのほか、身体がその高さに慣れることで昇降運動の動作が緩慢になってしまうという問題がある。
そこで、本考案は、上述の問題に鑑みて、小さい範囲で高さ調節を可能とし、さらには、昇降運動と同時に、踏み台の突起等による足裏への刺激を通じて、足裏の指圧効果と運動による血行促進の相乗効果を得られ、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる昇降運動用踏台を提供することを課題とするものである。
しかしながら、一般的な踏み台の昇降運動は、膝下位の高さの台を使い、これ以上の高さは必要ではないし、むしろ高すぎる踏み台は危険であるのだが、上記特許文献1に係る考案は、複数の台を積み重ねて高さ調節を行うものであるから、台を積み重ねることで生じる高低差は大きく、このような台の積み重ねによる高さ調節は無用である。
また、逆に、踏み台の高さが常に同じであった場合、踏み台の高さが使用する者の身体的条件に適合しないという問題が生じることのほか、身体がその高さに慣れることで昇降運動の動作が緩慢になってしまうという問題がある。
そこで、本考案は、上述の問題に鑑みて、小さい範囲で高さ調節を可能とし、さらには、昇降運動と同時に、踏み台の突起等による足裏への刺激を通じて、足裏の指圧効果と運動による血行促進の相乗効果を得られ、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる昇降運動用踏台を提供することを課題とするものである。
本考案は、上述の課題を、以下の手段によって解決することができる。
本考案の請求項1は、
立設する2枚の側板の間に、踏み板(A)が水平に挟まれており、
当該踏み板(A)の表裏の面には、
足裏を刺激する複数の突起と、
正面横方向に連続した凹凸と
が形成されていることを特徴とする昇降運動用踏台である。
立設する2枚の側板の間に、踏み板(A)が水平に挟まれており、
当該踏み板(A)の表裏の面には、
足裏を刺激する複数の突起と、
正面横方向に連続した凹凸と
が形成されていることを特徴とする昇降運動用踏台である。
本願考案は、表と裏の両面が使用可能な踏み板を備える昇降運動用踏台に関する。
一般に、踏み板の表面と裏面の両面を使用可能とした場合、使用する面とは反対の面、つまり裏面が、床や地面に接するため、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけてしまう。
そこで、本願考案は、踏み台を床や地面に置いた際に、踏み板の裏面が、直接床や地面に接することがないようにしたものである。
具体的には、踏み板を、立設する2枚の側板の間に水平に挟んでいる。
これにより、踏み板は、どこに置いても床や地面に接することがないので、置き場所を気にせず、どこにでも置くことができる。
そして、どこにでも置くことができる結果、どこででも昇降運動をすることができることになる。
さらに、踏み板の裏面を使用するにあたっては、本願考案に係る昇降運動用踏台自体を反転させることで、立設する2枚の側板が支えとなるため、踏み板が直接床や地面に接することがない。
このように、踏み板の表裏いずれの面を使用する場合でも、踏み板が直接床や地面に接することがないため、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる。
なお、本願考案に係る踏み板は、表裏2つの面のうち、一方の面に、足裏を刺激する複数の突起が設けられ、側板と直角の横方向に連続した凹凸が設けられている。
このように、2つの面の表面形状がそれぞれで異なることで、使用する面によって異なる刺激が足裏に与えられる。
一般に、踏み板の表面と裏面の両面を使用可能とした場合、使用する面とは反対の面、つまり裏面が、床や地面に接するため、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけてしまう。
そこで、本願考案は、踏み台を床や地面に置いた際に、踏み板の裏面が、直接床や地面に接することがないようにしたものである。
具体的には、踏み板を、立設する2枚の側板の間に水平に挟んでいる。
これにより、踏み板は、どこに置いても床や地面に接することがないので、置き場所を気にせず、どこにでも置くことができる。
そして、どこにでも置くことができる結果、どこででも昇降運動をすることができることになる。
さらに、踏み板の裏面を使用するにあたっては、本願考案に係る昇降運動用踏台自体を反転させることで、立設する2枚の側板が支えとなるため、踏み板が直接床や地面に接することがない。
このように、踏み板の表裏いずれの面を使用する場合でも、踏み板が直接床や地面に接することがないため、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる。
なお、本願考案に係る踏み板は、表裏2つの面のうち、一方の面に、足裏を刺激する複数の突起が設けられ、側板と直角の横方向に連続した凹凸が設けられている。
このように、2つの面の表面形状がそれぞれで異なることで、使用する面によって異なる刺激が足裏に与えられる。
本考案の請求項2は、
請求項1の複数の突起は、
踏み板(A)の中央付近に4つ、他の突起に比して高い突起が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の昇降運動用踏台である。
請求項1の複数の突起は、
踏み板(A)の中央付近に4つ、他の突起に比して高い突起が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の昇降運動用踏台である。
本請求項に係る考案は、踏み板の一方の面に設けられた足裏を刺激する複数の突起のうち、特に、踏み板(A)の中央付近の4つの突起を、他の突起に比して高くしたものである。
この4つの突起は、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とに当接する位置に設けられることが望ましい。
また、4つの突起は、他の突起よりも0.5mm〜2cm程度の高さがあることが望ましい。
このように、特定の箇所の突起を高くすることで、より一層の足裏への指圧効果を得られ、血行促進の効果を期待できる。
この4つの突起は、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とに当接する位置に設けられることが望ましい。
また、4つの突起は、他の突起よりも0.5mm〜2cm程度の高さがあることが望ましい。
このように、特定の箇所の突起を高くすることで、より一層の足裏への指圧効果を得られ、血行促進の効果を期待できる。
本考案の請求項3は、
前記の踏み板(A)は、
側板の高さ方向中央よりも高い若しくは低い位置で、
立設する2枚の側板の間に水平に挟まれている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇降運動用踏台である。
前記の踏み板(A)は、
側板の高さ方向中央よりも高い若しくは低い位置で、
立設する2枚の側板の間に水平に挟まれている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇降運動用踏台である。
踏み板は、立設する2つの側板の間に水平に挟まれており、その高さを、側板の高さのちょうど真ん中の位置になるように、踏み板を挟んだ場合、踏み板の表面を使用する場合も、踏み板の裏面を使用する場合も、踏み板が同じ高さになる。
そうすると、本願考案の昇降運動用踏台において、踏み板の表面と裏面とを使い分けたときに得られるメリットは、単に踏み板の表面形状が異なり、足裏への刺激が表面形状によって異なるというだけになってしまう。
そこで、本請求項に係る考案は、踏み板の表面と裏面とを使い分けたときに、単に踏み板の表面形状が異なるだけでなく、表面の踏み板を使用する時の踏み板の高さと、裏面の踏み板を使用する時の踏み板の高さとが異なるようにしたものであり、表裏2つの面で異なる高さになる昇降運動用踏台を提供するものである。
具体的には、踏み板が、立設する2つの側板の高さ方向の中央点よりも高い若しくは低い位置で水平に挟まれるようにしたものである。
例えば、踏み板の表面を使用する場合に低めの位置で昇降運動をしたい場合は、踏み板を挟む位置を中央点よりも低い位置にすればよく、このようにした場合、今度は逆に、踏み板の裏面を使用する場合は、本願考案に係る昇降運動用踏台をひっくり返して使用することになるため、踏み板を挟む位置が中央点よりも高い位置にあるから、高い位置で昇降運動することになる。
このように、使用する面によって昇降運動する高さが異なることで、常に同じ高さで昇降運動する場合に比して、より一層の運動量が必要となり、より高い運動の効果を期待できる。
そうすると、本願考案の昇降運動用踏台において、踏み板の表面と裏面とを使い分けたときに得られるメリットは、単に踏み板の表面形状が異なり、足裏への刺激が表面形状によって異なるというだけになってしまう。
そこで、本請求項に係る考案は、踏み板の表面と裏面とを使い分けたときに、単に踏み板の表面形状が異なるだけでなく、表面の踏み板を使用する時の踏み板の高さと、裏面の踏み板を使用する時の踏み板の高さとが異なるようにしたものであり、表裏2つの面で異なる高さになる昇降運動用踏台を提供するものである。
具体的には、踏み板が、立設する2つの側板の高さ方向の中央点よりも高い若しくは低い位置で水平に挟まれるようにしたものである。
例えば、踏み板の表面を使用する場合に低めの位置で昇降運動をしたい場合は、踏み板を挟む位置を中央点よりも低い位置にすればよく、このようにした場合、今度は逆に、踏み板の裏面を使用する場合は、本願考案に係る昇降運動用踏台をひっくり返して使用することになるため、踏み板を挟む位置が中央点よりも高い位置にあるから、高い位置で昇降運動することになる。
このように、使用する面によって昇降運動する高さが異なることで、常に同じ高さで昇降運動する場合に比して、より一層の運動量が必要となり、より高い運動の効果を期待できる。
本考案の請求項4は、
2枚の側板上に踏み板(B)が架けられた
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の昇降運動用踏台である。
2枚の側板上に踏み板(B)が架けられた
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の昇降運動用踏台である。
立設する2枚の側板に挟まれた踏み板に昇降運動する本願考案に係る昇降運動用踏台の場合、足を掛ける場所は、踏み板のみである。
そうすると、踏み板の高さによって昇降運動する際の高さが決まってしまう。
本願考案に係る昇降運動用踏台の場合、踏み板の表面だけでなく、踏み台をひっくり返すことで、踏み板の裏面をも使用することが可能になる。
そして、請求項3に係る考案のように、踏み板を挟む位置を、立設する2つの側板の高さ方向の中央点よりも高い若しくは低い位置にすることで、踏み板の表面を使用する場合と、ひっくり返して踏み板の裏面を使用する場合とで、踏み板の高さが変わり、異なる高さでの昇降運動が可能になる。
しかし、踏み板の高さは、前述の2通りであるため、しかも、高さを変える方法は、踏み台をひっくり返すという方法でしか実現できない。
そこで、本請求項に係る考案は、さらに別の踏み板によって、3通り目の高さを得られるようにしたものである。
具板的には、平板状の踏み板(B)を、立設する2枚の側板の上(頂面)に載置するようにしたものであるが、これによって、さらに高い位置での昇降運動が可能になる。
なお、踏み板(B)を、立設する2枚の側板の上(頂面)に載置する際は、昇降運動中に踏み板(B)が踏み台から外れないように、踏み板(B)の裏面に凸部を設け、これに嵌合する凹部を側板の頂面に設けるなどして、踏み板(B)を側板に固定することが望ましい。
そうすると、踏み板の高さによって昇降運動する際の高さが決まってしまう。
本願考案に係る昇降運動用踏台の場合、踏み板の表面だけでなく、踏み台をひっくり返すことで、踏み板の裏面をも使用することが可能になる。
そして、請求項3に係る考案のように、踏み板を挟む位置を、立設する2つの側板の高さ方向の中央点よりも高い若しくは低い位置にすることで、踏み板の表面を使用する場合と、ひっくり返して踏み板の裏面を使用する場合とで、踏み板の高さが変わり、異なる高さでの昇降運動が可能になる。
しかし、踏み板の高さは、前述の2通りであるため、しかも、高さを変える方法は、踏み台をひっくり返すという方法でしか実現できない。
そこで、本請求項に係る考案は、さらに別の踏み板によって、3通り目の高さを得られるようにしたものである。
具板的には、平板状の踏み板(B)を、立設する2枚の側板の上(頂面)に載置するようにしたものであるが、これによって、さらに高い位置での昇降運動が可能になる。
なお、踏み板(B)を、立設する2枚の側板の上(頂面)に載置する際は、昇降運動中に踏み板(B)が踏み台から外れないように、踏み板(B)の裏面に凸部を設け、これに嵌合する凹部を側板の頂面に設けるなどして、踏み板(B)を側板に固定することが望ましい。
ところで、踏み板(B)は、単に、昇降運動をより高い位置で行うことができるという効果以外にも別の効果がある。
すなわち、踏み板(A)と踏み板(B)との間に空間があることで、踏み板(B)を踏んだときに踏み板(B)が撓み、膝や腰の関節への衝撃を緩和することができる。
昇降運動は、膝や腰の関節に負担がかかることがあるが、より高い位置で昇降運動する場合にはこの負担が増してしまうことが懸念される。
そこで、踏み板(B)が撓むことで、膝や腰への負担を軽減することが期待できる。
この撓みは、踏み板(B)と踏み板(A)との間に空間があることで可能になるのであり、そのため、踏み板(B)は踏み板(A)の上に直接載置するのではなく、立設する2枚の側板の頂面に載置することとしている。
なお、踏み板(B)は、踏み台への載置が容易にできるように、持ち手を取り付けても良い。
さらに、踏み板(B)の表面に、指圧効果が得られる突起などを設けても良いし、踏み板(B)の裏面に突起などを設けて、両面使用できるようにしても良い。
この場合、本考案に係る踏台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
すなわち、踏み板(A)と踏み板(B)との間に空間があることで、踏み板(B)を踏んだときに踏み板(B)が撓み、膝や腰の関節への衝撃を緩和することができる。
昇降運動は、膝や腰の関節に負担がかかることがあるが、より高い位置で昇降運動する場合にはこの負担が増してしまうことが懸念される。
そこで、踏み板(B)が撓むことで、膝や腰への負担を軽減することが期待できる。
この撓みは、踏み板(B)と踏み板(A)との間に空間があることで可能になるのであり、そのため、踏み板(B)は踏み板(A)の上に直接載置するのではなく、立設する2枚の側板の頂面に載置することとしている。
なお、踏み板(B)は、踏み台への載置が容易にできるように、持ち手を取り付けても良い。
さらに、踏み板(B)の表面に、指圧効果が得られる突起などを設けても良いし、踏み板(B)の裏面に突起などを設けて、両面使用できるようにしても良い。
この場合、本考案に係る踏台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
本考案の請求項5は、
請求項4の踏み板(B)の裏面に、
正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の昇降運動用踏台である。
請求項4の踏み板(B)の裏面に、
正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の昇降運動用踏台である。
本請求項に係る考案は、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部が形成された請求項4の踏み板(B)の裏面を踏み台として使用することができるようにしたものである。
踏み板(B)の裏面に形成された正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部は、断面が半円状になっているため、足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
このように、本考案に係る踏台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
踏み板(B)の裏面に形成された正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部は、断面が半円状になっているため、足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
このように、本考案に係る踏台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
また、踏み板(B)の縦幅を、踏み板(A)の縦幅よりも小さくして、2枚の踏み板を階段のように昇り降りして運動できるように構成しても良い。
この場合、踏み板(A)よりも縦幅が小さい踏み板(B)を、本願考案に係る昇降運動用踏台の手前若しくは奥に載置し、2枚の踏み板を踏み台として階段のように昇り降りして昇降運動する。
例えば、踏み板(B)を手前に載置した場合には、奥は踏み板(A)を使用し、踏み板(B)を奥に載置した場合には、手前は踏み板(A)を使用する。
このように、踏み板(A)と踏み板(B)の2枚の踏み板を同時に使用する。
この場合、踏み板(A)よりも縦幅が小さい踏み板(B)を、本願考案に係る昇降運動用踏台の手前若しくは奥に載置し、2枚の踏み板を踏み台として階段のように昇り降りして昇降運動する。
例えば、踏み板(B)を手前に載置した場合には、奥は踏み板(A)を使用し、踏み板(B)を奥に載置した場合には、手前は踏み板(A)を使用する。
このように、踏み板(A)と踏み板(B)の2枚の踏み板を同時に使用する。
なお、昇降運動は、手前側から踏み台を進行方向に昇って降りたあと、体の向きを反転させて、また、踏み台を進行方向に昇って降りるという運動のほかにも、手前側から踏み台を進行方向に昇って降りたあと、体の向きを反転させずに後ろ向きのまま踏み台を昇って降りるという運動も可能であり、踏み台が階段状に構成されていることで様々な使い方が可能になる。
1)踏み板の表裏いずれの面を使用する場合でも、踏み板が直接床や地面に接することがないため、踏み板の裏面や床面若しくは地面を傷つけることなく、場所を気にせず、どこででも昇降運動に用いることができる。
2)特定の箇所の突起を高くすることで、より一層の足裏への指圧効果を得られ、血行促進の効果を期待できる。
3)踏み板が、立設する2つの側板の高さ方向の中央点よりも高い若しくは低い位置で水平に挟まれるようにしたことで、使用する面によって昇降運動する高さが異なり、常に同じ高さで昇降運動する場合に比して、変化に富んだ昇降運動が可能である。
4)新たな踏み板を側板に架けることで、より高い位置で昇降運動を行うことができる。
5)新たな踏み板と本来の踏み板の間に空間があることで、新たな踏み板を踏んだときに新たな踏み板が撓み、膝や腰の関節への衝撃を緩和することができる。
以下、本願考案の実施の形態について、図を用いて説明する。
図1乃至4は、本願考案に係る昇降運動用踏台の一実施例を示す図である。
本願考案に係る昇降運動用踏台(以下「踏み台」という。)は、立設する2枚の側板1の間に、踏み板(A)2が水平に挟まれている。
踏み板(A)2は、側板1の高さ方向の中央点よりも低い位置に挟まれている。
なお、踏み板(A)2は、側板1の高さ方向の中央位置に挟まれていても良く、この場合は、踏み板(A)2の表面を使用するときと裏面を使用するときとでは、踏み板の高さは同じになる。
踏み板(A)2の表面には、足裏を刺激する複数の突起3が、踏み板(A)2の裏面には、正面横方向に連続した凹凸4が、それぞれ形成されている。
踏み板の、複数の突起3が形成されている面は、図1のように複数の突起3が全て同じ高さに形成されていても良いし、図2のように、踏み板(A)2の中央付近に4つ、他の突起3に比して高い突起5を設けても良い。
例えば、この4つの突起5は、他の突起3に比して1cm高くなっていて、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とに当接する位置に設けられている。
踏み台をひっくり返すことで、踏み板(A)2の裏面、すなわち、正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を使用することもできる。
図3は、正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を上面としたときの踏み台の平面図であり、図4は、図3のA−A線切断部端面図である。
正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を上面として使用する場合、踏み板(A)2の高さは、複数の突起3が形成されている面を上面として使用するときよりも高くなる。
本願考案に係る昇降運動用踏台(以下「踏み台」という。)は、立設する2枚の側板1の間に、踏み板(A)2が水平に挟まれている。
踏み板(A)2は、側板1の高さ方向の中央点よりも低い位置に挟まれている。
なお、踏み板(A)2は、側板1の高さ方向の中央位置に挟まれていても良く、この場合は、踏み板(A)2の表面を使用するときと裏面を使用するときとでは、踏み板の高さは同じになる。
踏み板(A)2の表面には、足裏を刺激する複数の突起3が、踏み板(A)2の裏面には、正面横方向に連続した凹凸4が、それぞれ形成されている。
踏み板の、複数の突起3が形成されている面は、図1のように複数の突起3が全て同じ高さに形成されていても良いし、図2のように、踏み板(A)2の中央付近に4つ、他の突起3に比して高い突起5を設けても良い。
例えば、この4つの突起5は、他の突起3に比して1cm高くなっていて、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とに当接する位置に設けられている。
踏み台をひっくり返すことで、踏み板(A)2の裏面、すなわち、正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を使用することもできる。
図3は、正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を上面としたときの踏み台の平面図であり、図4は、図3のA−A線切断部端面図である。
正面横方向に連続した凹凸が形成されている面を上面として使用する場合、踏み板(A)2の高さは、複数の突起3が形成されている面を上面として使用するときよりも高くなる。
次に、踏み台に踏み板(B)6を架けた形態を説明する。
図5は、踏み台に踏み板(B)6を架けた状態の斜視図である。
踏み板(B)6は、立設する2つの側板1の頂面に架けられている。
昇降運動中に踏み板(B)6が外れないように、踏み板(B)6の裏面に凸部を設けて、これに嵌合する凹部を側板1の頂面に設けて、踏み板(B)6を固定しても良い。
このとき、凸部は、特定の箇所のみに設けられるものであっても良いし、側板1の長手方向に沿って連続するものでも良い。
踏み板(B)6の両脇部分には、簡単に取り外しができるように持ち手を取り付けても良い。
図6は、正面横方向に連続した断面が半円状の複数の凸部7が形成された踏み板(B)6を架けた状態の踏み台の斜視図である。
踏み板(B)6は、裏面に、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成されており、この裏面を使用することで足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
このように、本実施例に係る踏み台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
図5は、踏み台に踏み板(B)6を架けた状態の斜視図である。
踏み板(B)6は、立設する2つの側板1の頂面に架けられている。
昇降運動中に踏み板(B)6が外れないように、踏み板(B)6の裏面に凸部を設けて、これに嵌合する凹部を側板1の頂面に設けて、踏み板(B)6を固定しても良い。
このとき、凸部は、特定の箇所のみに設けられるものであっても良いし、側板1の長手方向に沿って連続するものでも良い。
踏み板(B)6の両脇部分には、簡単に取り外しができるように持ち手を取り付けても良い。
図6は、正面横方向に連続した断面が半円状の複数の凸部7が形成された踏み板(B)6を架けた状態の踏み台の斜視図である。
踏み板(B)6は、裏面に、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成されており、この裏面を使用することで足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
このように、本実施例に係る踏み台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
以下、踏み台の使用例について説明する。
(1)踏み板(A)2の複数の突起3が形成された面を使用する場合
複数の突起3が形成された面を使用する場合、踏み板(A)2が低い位置にあるため、昇降時の負担は少ない。
踏み板(A)2の中央付近の4つの突起5に、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とが当たるように、踏み板(A)2を踏み、昇降運動を行う。
繰り返し昇降運動を続けることで、昇降運動と同時に、踏み板の突起等による足裏への刺激を通じて、足裏の指圧効果と運動による血行促進の相乗効果を期待できる。
また、足の土踏まずと親指の第2関節に当接する箇所の突起を高くすることで、より一層の足裏への指圧効果を得られ、血行促進の効果を期待できる。
複数の突起3が形成された面を使用する場合、踏み板(A)2が低い位置にあるため、昇降時の負担は少ない。
踏み板(A)2の中央付近の4つの突起5に、左右それぞれの足の土踏まずと親指の第2関節とが当たるように、踏み板(A)2を踏み、昇降運動を行う。
繰り返し昇降運動を続けることで、昇降運動と同時に、踏み板の突起等による足裏への刺激を通じて、足裏の指圧効果と運動による血行促進の相乗効果を期待できる。
また、足の土踏まずと親指の第2関節に当接する箇所の突起を高くすることで、より一層の足裏への指圧効果を得られ、血行促進の効果を期待できる。
(2)踏み板(A)2の正面横方向に連続した凹凸4が形成された面を使用する場合
正面横方向に連続した凹凸4が形成された面を使用する場合、複数の突起3が形成された面を使用する場合と比べて、踏み板(A)2の高さは若干高くなるため、昇降時の負担は増える。
踏み板(A)2の表面は、正面横方向に連続した凹凸4が形成されているため、緩やかに足裏を刺激するが、踏み板(A)2の高さは若干高いため、昇降運動の負担が大きくなる。
このように、踏み板(A)2の表面と裏面とを使い分けることで、昇降運動の負担と足裏への指圧効果のバランスを変えることができる。
正面横方向に連続した凹凸4が形成された面を使用する場合、複数の突起3が形成された面を使用する場合と比べて、踏み板(A)2の高さは若干高くなるため、昇降時の負担は増える。
踏み板(A)2の表面は、正面横方向に連続した凹凸4が形成されているため、緩やかに足裏を刺激するが、踏み板(A)2の高さは若干高いため、昇降運動の負担が大きくなる。
このように、踏み板(A)2の表面と裏面とを使い分けることで、昇降運動の負担と足裏への指圧効果のバランスを変えることができる。
(3)踏み板(B)6の表面を使用する場合
踏み板(B)6は、立設する2つの側板1の上(頂面)に載置するため、側板1の高さが、ほぼ踏み板(B)6の高さになる。
そのため、踏み板(A)2を使用する場合に比べて、より一層、運動量が増加するが、同時に、膝や腰の関節への負担も増加する。
この点、踏み板(B)6と踏み板(A)2との間に空間があり、踏み板(B)6を踏んだときに踏み板(B)6が撓むことで、膝や腰の関節への衝撃を緩和する。
このように、膝や腰の関節にかかる負担を軽減しつつ、より高い位置にある踏み板(B)6を使って昇降運動をすることで、筋力増加、血行促進、健康維持が期待できる。
踏み板(B)6は、立設する2つの側板1の上(頂面)に載置するため、側板1の高さが、ほぼ踏み板(B)6の高さになる。
そのため、踏み板(A)2を使用する場合に比べて、より一層、運動量が増加するが、同時に、膝や腰の関節への負担も増加する。
この点、踏み板(B)6と踏み板(A)2との間に空間があり、踏み板(B)6を踏んだときに踏み板(B)6が撓むことで、膝や腰の関節への衝撃を緩和する。
このように、膝や腰の関節にかかる負担を軽減しつつ、より高い位置にある踏み板(B)6を使って昇降運動をすることで、筋力増加、血行促進、健康維持が期待できる。
(4)踏み板(B)6の裏面を使用する場合
踏み板(B)6の上面には、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成されているため、この面を使って昇降運動することで、足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
また、踏み板(B)6が撓むことで、膝や腰の関節への衝撃を緩和することは、前記と同様である。
このように、膝や腰の関節にかかる負担を軽減しつつ、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成された踏み板(B)6を使って昇降運動することで、筋力増加、血行促進、健康維持、足裏への指圧効果が期待できる。
踏み板(B)6の上面には、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成されているため、この面を使って昇降運動することで、足裏への緩やかな指圧効果が期待できる。
また、踏み板(B)6が撓むことで、膝や腰の関節への衝撃を緩和することは、前記と同様である。
このように、膝や腰の関節にかかる負担を軽減しつつ、正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部7が形成された踏み板(B)6を使って昇降運動することで、筋力増加、血行促進、健康維持、足裏への指圧効果が期待できる。
以上のとおり、本考案に係る踏み台は、踏み板(A)の表裏と踏み板(B)の表裏の計4つの面を使用できる。
1 側板
2 踏み板(A)
3 突起
4 凹凸
5 高い突起
6 踏み板(B)
7 凸部
2 踏み板(A)
3 突起
4 凹凸
5 高い突起
6 踏み板(B)
7 凸部
Claims (5)
- 立設する2枚の側板の間に、踏み板(A)が水平に挟まれており、
当該踏み板(A)の表裏の面には、
足裏を刺激する複数の突起と、
正面横方向に連続した凹凸と
が形成されていることを特徴とする昇降運動用踏台。 - 前記の複数の突起は、
踏み板(A)の中央付近に4つ、他の突起に比して高い突起が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の昇降運動用踏台。 - 前記の踏み板(A)は、
側板の高さ方向中央よりも高い若しくは低い位置で、
立設する2枚の側板の間に水平に挟まれている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇降運動用踏台。 - 2枚の側板上に踏み板(B)が架けられた
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の昇降運動用踏台。 - 請求項4の踏み板(B)の裏面に、
正面横方向に連続した複数の断面が半円状の凸部が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の昇降運動用踏台。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010007714U JP3165880U (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 昇降運動用踏台 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3165880U true JP3165880U (ja) | 2011-02-10 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3165880U (ja) |
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2010
- 2010-11-25 JP JP2010007714U patent/JP3165880U/ja not_active Expired - Fee Related
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