JP3165874U - 清掃用器具および調理用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】清掃用器具および調理用器具などの一部または全体が食品に混入したことが磁気あるいはX線にて容易に検出可能となる清掃用器具および調理用器具を提供する。【解決手段】調理設備等の清掃に使用するブラシの毛部101は、複数の毛103から構成されている。これらの毛103の端部が毛保持部102に植毛、接着あるいは固着されており、容易に毛が毛保持部102から、通常の使用の状態においては、容易に抜けないようになっている。ブラシの毛103の材料である樹脂の中に複数の磁性体104が含まれる。また、複数の磁性体104は、樹脂の中に分散されている。なお、毛103の横方向の断面は任意の形状となっていてもよい。毛103は、材料としての樹脂を溶融などして液状にし、磁性体を樹脂に対して例えば20重量%以上60重量%以下の量を混入し、攪拌して磁性体を樹脂中に分散させる。そして、溶融紡糸機に投入し、口金から、磁性体が分散した合成樹脂の溶融物を押し出す。その後、冷却固化、また、さらに必要に応じて延伸される。【選択図】図1
Description
本考案は、清掃用器具および調理用器具などに関する。特に、清掃用器具および調理用器具などの一部または全体が食品に混入したことが容易に検出可能となる清掃用器具および調理用器具などに関する。
今日、大量の食品が工場などで加工されている。加工された食品に、人の毛髪、爪などの異物が混入すると、消費者にとって不衛生な感じを与え、消費者からの苦情が生じやすい。このため、食品加工工場においては、作業員に帽子、白衣、マスク、手袋などの着用を義務付け、体ができるだけ外部に露出しないようにしている。
また、食品の加工に用いる機械装置、器具の清掃も欠かせないものとなっている。例えば、ブラシ、タワシ、スポンジ(例えば、特許文献1、2参照。)などを用いて機械装置、器具の洗浄を行い、清掃が行われている。
また、加工された食品に異物が混入していないかどうかを確認するために、異物検出装置が用いられている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、ブラシ、タワシ、スポンジなどの清掃用器具およびヘラ、升、しゃもじ、カップ、スコップ、ひしゃくなどの調理用器具の多くは、主に合成樹脂を用いて製造されているために、透明に近い色であったり食品に似た色であったりすると、万一、破片や全体が食品に混入してしまった場合に、目視や画像処理により検出は困難である。また、磁気やX線などによっても検出が困難である。そこで、食品加工の機械装置や設備の清掃用器具、食品加工や調理に使用する調理用器具の破片や全体が食品に混入したことを、より確実に検出するための技術を以下に開示する。
本考案の一実施形態として、磁性体を含む樹脂材料により形成された部分を有することを特徴とする清掃用器具を提供する。
本考案の一実施形態として、磁性体を含む樹脂材料により形成された部分を有することを特徴とする調理用器具を提供する。
本考案に係る清掃用器具および調理用器具によれば、万一、その破片や全体が食品に混入してしまったとしても、磁気やX線などの手段を用いて、混入の検出を行うことができる。
以下、本考案を実施するための形態を、いくつかの実施形態として説明を行う。なお、本考案は、これらの実施形態に何ら限定されることはなく、各実施形態に開示された技術的思想を種々に変形して実施することが可能である。
(実施形態1)
図1(a)は、本考案の実施形態1に係るブラシの斜視図である。本実施形態に係るブラシは、ブラシの部分としての毛部101と、毛保持部102とを有する。また、さらに、毛保持部102に柄が取り付けられていてもよい。なお、本明細書において、「部分」とは全体の一部であることを意味することもあるし、全体そのものを意味することもあることとする。
図1(a)は、本考案の実施形態1に係るブラシの斜視図である。本実施形態に係るブラシは、ブラシの部分としての毛部101と、毛保持部102とを有する。また、さらに、毛保持部102に柄が取り付けられていてもよい。なお、本明細書において、「部分」とは全体の一部であることを意味することもあるし、全体そのものを意味することもあることとする。
毛部101は、複数の毛から構成されている。これらの毛の端部が毛保持部102に植毛、接着あるいは固着されており、容易に毛が毛保持部102から、通常の使用の状態においては、容易に抜けないようになっている。
図1(b)は、毛部101を構成する多数の毛の中から任意に選んだ毛103の縦方向の断面を示す。また、図1(c)は、毛103のI−I断面線による横方向の断面を示す。毛103の材料は、樹脂である。また、図1(b)および図1(c)に示されるように毛103の材料である樹脂の中に複数の磁性体104が含まれる。また、複数の磁性体104は、樹脂の中に分散されている。なお、毛103の横方向の断面は任意の形状となっていてもよい。
毛103の材料である樹脂としては、合成樹脂であれば特に限定はされない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカミドなどのポリアミド系樹脂、ポリメチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニルなどを例示することができる。
磁性体104の材料は、磁性を帯びることが可能なものであれば特に限定はされない。例えば、鉄、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトなどを例示することができる。ただし、食品に誤って混入しても毒性を有しない材料が好ましい。この観点からは、鉄が好ましいといえる。
図1(b)および図1(c)においては、磁性体104は、粒状となっているが、これに限定されることはない。例えば、フィラメント状となっていてもよく、磁性体104の形状は任意とすることができる。また、樹脂と磁性体との密度が異なると磁性体を樹脂中に分散させることが困難であるので、磁性体を樹脂によりコーティングし、密度を調整してもよい。
毛103は、材料としての樹脂を溶融などして液状にし、磁性体を樹脂に対して例えば20重量%以上60重量%以下の量を混入し、攪拌して磁性体を樹脂中に分散させる。そして、溶融紡糸機に投入し、口金から、磁性体が分散した合成樹脂の溶融物を押し出す。その後、冷却固化、また、さらに必要に応じて延伸される。なお、磁性体の量が少ないと、食品に混入した場合の検出が困難となり、磁性体の量が多いと、樹脂の強度が低下することがあるので、磁性体の量は、樹脂に対して20重量%以上60重量%以下の量であることが好ましい。
また、毛103に分散された磁性体104が毛103の表面に露出することを防ぐために、磁性体を含まない樹脂により毛103をコーティングし、毛103は、二重構造となっていてもよい。コーティングする樹脂の材料は、毛103と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。
毛保持部102は、毛部101の多数の毛が抜けないようにできるものであれば、任意の材料を用いて形成することができる。毛保持部102は、例えば、木製であっても、金属製であってもよい。図1(a)においては、毛保持部102は、板状の形状となっているが、これに限定されることはない。例えば、複数の金属芯線で構成され、複数の金属芯線の間に毛部101の毛が配置されて金属芯線が撚られていてもよい。また、毛保持部102は、樹脂製であってもよい。毛保持部102が樹脂製である場合には、毛103と同様に、磁性体を含んでいてもよい。また、毛部101と毛保持部102とを射出成型などの手段を用いて、一体形成してもよい。
本実施形態に係るブラシを、食品加工機械、工場の設備や調理用器具などの洗浄のために用いる際に、毛が折れたり抜けたりなどして食品加工機械や調理用器具などに付着し、その後、食品に異物として混入したとしても、毛に磁性体が含まれているので、磁気的な手段により混入の検出ができる。また、磁性体の多くはX線の透過量が食品よりも小さいので、X線によっても混入の検出が可能となる。
(実施形態2)
図2(a)は、本考案の実施形態2に係る刷毛の正面図である。本実施形態に係る刷毛は、刷毛の部分としての毛部201と、毛保持部202とを有する。図2(a)に示されるように、毛保持部202に略棒状の柄が取り付けられていてもよいが、柄は必須ではない。
図2(a)は、本考案の実施形態2に係る刷毛の正面図である。本実施形態に係る刷毛は、刷毛の部分としての毛部201と、毛保持部202とを有する。図2(a)に示されるように、毛保持部202に略棒状の柄が取り付けられていてもよいが、柄は必須ではない。
毛部201は、多数の毛から構成されている。これらの毛の端部が毛保持部202に植毛、接着あるいは固着されており、通常の使用の状態においては容易に毛が毛保持部202から抜けないようになっている。
図2(b)は、毛部201を構成する多数の毛の中から任意に選んだ毛203の縦方向の断面を示す。また、図1(c)は、毛203のII−II断面線による横方向の断面を示す。毛203の材料は、樹脂である。また、図2(b)および図2(c)に示されるように毛203の材料である樹脂の中に複数の磁性体204が含まれる。また、複数の磁性体204は、樹脂の中に分散している。なお、毛203の断面形状は円形に限定されることはなく、任意の形状が可能である。
毛203の材料である樹脂としては、合成樹脂であれば特に限定はされない。例えば、実施形態1において列挙したように、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカミドなどのポリアミド系樹脂、ポリメチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニルなどを例示することができる。
磁性体204の材料は、磁性を帯びることが可能なものであれば特に限定はされない。例えば、鉄、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトなどを例示することができる。ただし、食品に誤って混入しても毒性を有しない材料が好ましい。この観点からは、鉄が好ましいといえる。
図2(b)および図2(c)においては、磁性体204は、粒状となっているが、これに限定されることはない。例えば、フィラメント状となっていてもよく、磁性体204の形状は任意とすることができる。また、樹脂と磁性体との密度が異なると磁性体を樹脂中に分散させることが困難であるので、磁性体を樹脂によりコーティングし、密度を調整してもよい。
毛203は、材料としての樹脂を溶融などして液状にし、磁性体を例えば20重量%以上60重量%以下の量を混入し、攪拌して磁性体を樹脂中に分散させる。そして、溶融紡糸機に投入し、口金から、磁性体が分散した合成樹脂の溶融物を押し出す。その後、冷却固化、また、さらに必要に応じて延伸される。なお、磁性体の量が少ないと、食品に混入した場合の検出が困難となり、磁性体の量が多いと、樹脂の強度が低下することがあるので、磁性体の量は、樹脂に対して20重量%以上60重量%以下の量であることが好ましい。
また、毛203に分散された磁性体204が毛203の表面に露出することを防ぐために、磁性体を含まない樹脂により毛203をコーティングし、二重の構造を持たせてもよい。コーティングする樹脂の材料は、毛203と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。
毛保持部202は、毛部201の多数の毛が抜けないようにできるものであれば、任意の材料を用いて形成することができる。毛保持部202は、例えば、木製であっても、樹脂製であっても、金属製であってもよい。毛保持部102が樹脂製である場合には、毛103と同様に、磁性体を含んでいてもよい。
本実施形態に係る刷毛を、食品加工の際に食品に調味料などを塗布するために用いる場合、刷毛の毛203が毛保持部202より抜けたり折れたりして食品に付着しても、毛に磁性体を含んでいるので、磁気的な手段により混入の検出ができる。また、磁性体の多くはX線の透過量が食品よりも小さいので、X線によっても混入の検出が可能となる。
(実施形態3)
図3(a)は、本考案の実施形態3に係るスポンジの斜視図である。本実施形態に係るスポンジは、複数の空洞302を有する海綿体301により構成される。
図3(a)は、本考案の実施形態3に係るスポンジの斜視図である。本実施形態に係るスポンジは、複数の空洞302を有する海綿体301により構成される。
図3(b)は、海綿体301の部分303の拡大図を示す。また、海綿体301の材料は、海綿状に形成可能な材料であれば、任意のものが使用できる。例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールを使用できる。また、図3(b)に示されるように海綿体301の材料中には、複数の磁性体104が含まれている。特に複数の磁性体104は海綿体301の材料中に分散している。
また、海綿体301には、不織布や他のスポンジが接着剤や熱プレス等により張り合わされていてもよい。不織布の材料としては、ナイロン、ポリエステル、アクリル、塩化ビニリデン、レーヨンなどを挙げることができる。不織布や他のスポンジの材料中にも複数の磁性体が含まれ、複数の磁性体が材料中に分散しているのが好ましい。また、接着剤が用いられる場合にも、接着剤の中に磁性体が分散しているのが好ましい。
磁性体304の材料は、磁性を帯びることが可能なものであれば特に限定はされない。例えば、鉄、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトなどを例示することができる。ただし、食品に誤って混入しても毒性を有しない材料が好ましい。この観点からは、鉄が好ましいといえる。
図3(b)においては、磁性体304は、粒状となっているが、これに限定されることはない。例えば、フィラメント状となっていてもよく、磁性体104の形状は任意とすることができる。ただし、海綿体301の収縮が阻害されない形状であることが好ましい。この観点から、磁性体304は粒状が好ましい。また、海綿体の材料と磁性体との密度が異なると磁性体を海綿体の材料中に分散させることが困難であるので、磁性体を樹脂によりコーティングし、密度を調整してもよい。
海綿体301は、例えばポリエーテルポリオールに20重量%以上60重量%以下の量の磁性体を混合してよく撹拌し、発泡剤と製泡剤を配合し反応させることにより形成される。なお、磁性体の量が少ないと、食品に混入した場合の検出が困難となり、磁性体の量が多いと、スポンジの強度が低下することがあるので、磁性体の量は、ポリエーテルポリオールなどに対して20重量%以上60重量%以下の量であることが好ましい。
本実施形態に係るスポンジを、食品加工機械や調理用器具などの洗浄のために用いる際に、一部がちぎれるなどして食品加工機械や調理用器具などに付着し、その後、食品に異物として混入したとしても、毛に磁性体が含まれているので、磁気的な手段により混入の検出ができる。また、磁性体の多くはX線の透過量が食品よりも小さいので、X線によっても混入の検出が可能となる。
(実施形態4)
図4(a)は、本考案の実施形態4に係る調理用器具の一例としてのヘラ401の斜視図である。他の調理用器具としては、升、しゃもじ、カップ、スコップ、ひしゃくなどがある。
図4(a)は、本考案の実施形態4に係る調理用器具の一例としてのヘラ401の斜視図である。他の調理用器具としては、升、しゃもじ、カップ、スコップ、ひしゃくなどがある。
図4(b)は、ヘラ401の部分403拡大図を示す。また、ヘラ401の材料は、調理用器具として加工食品の撹拌などが可能であれば、任意のものが使用できる。例えば、実施形態1のように、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカミドなどのポリアミド系樹脂、ポリメチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリプロピレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニルを使用できる。また、図4(b)に示されるようにヘラ401の材料中には、複数の磁性体404が含まれている。特に複数の磁性体404はヘラ401の材料中に分散している。
また、ヘラ401は、図4(a)に示されるように一体形成されている必要はなく、食品と接触する部分が、複数の磁性体404を含む樹脂によって形成され、他の部分は樹脂以外で形成されていてもよい。ただし、食品と接触しない部分も剥離や分離して食品中に混入等することがあるので、数の磁性体404を含む樹脂によって形成されるのが好ましい。あるいは、金属などで形成されていてもよく、この場合は、X線などにより検出が可能となる。金属は磁性を有する金属であってもよい。
磁性体404の材料は、磁性を帯びることが可能なものであれば特に限定はされない。例えば、鉄、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトなどを例示することができる。ただし、食品に誤って混入しても毒性を有しない材料が好ましい。この観点からは、鉄が好ましいといえる。
図4(b)においては、磁性体404は、粒状となっているが、これに限定されることはない。例えば、フィラメント状となっていてもよく、磁性体404の形状は任意とすることができる。また、複数の磁性体404を含む樹脂が別の樹脂によりコーティングされていてもよい。また、樹脂と磁性体との密度が異なると磁性体を樹脂中に分散させることが困難であるので、磁性体を樹脂によりコーティングし、密度を調整してもよい。
ヘラ401は、材料としての樹脂を溶融などして液状にし、磁性体を例えば20重量%以上60重量%以下の量を混入し、攪拌等して磁性体を樹脂中に分散させる。そして、ヘラ401の形状に成形する。その後、冷却固化される。なお、磁性体の量が少ないと、食品に混入した場合の検出が困難となり、磁性体の量が多いと、調理用器具の強度が低下することがあるので、磁性体の量は、樹脂材料に対して20重量%以上60重量%以下の量であることが好ましい。
なお、他の調理用器具の升、しゃもじ、カップ、スコップ、ひしゃくなども同様にして製造される。なお、スコップやひしゃくは、食品にふれる部分が磁性体を含む樹脂で形成され、柄は他の材料によって形成されていてもよいし、全体が磁性体を含む樹脂で形成されていてもよい。必要であれば、食品にふれる部分と柄とが別々に形成され、スコップやひしゃくなどに組み立てられてもよい。升についても、個々の面板が別々に形成されて、升の形状に組み立てられてもよいし、一体形成されてもよい。
本実施形態に係るヘラなどの調理器具は、使用中に一部が剥離などして食品に異物として混入したとしても、毛に磁性体が含まれているので、磁気的な手段により混入の検出ができる。また、磁性体の多くはX線の透過量が食品よりも小さいので、X線によっても混入の検出が可能となる。
(実施形態5)
図5は、上記の実施形態のいずれかにおいて説明された清掃用器具で清掃された設備を用いたり、上記の実施形態のいずれかにおいて説明された調理用器具を用いたりして製造された食品の検査をする装置の概略を示す。
図5は、上記の実施形態のいずれかにおいて説明された清掃用器具で清掃された設備を用いたり、上記の実施形態のいずれかにおいて説明された調理用器具を用いたりして製造された食品の検査をする装置の概略を示す。
ベルトコンベア501上に、食品503が載置され、ベルトコンベア501により、食品503が移動する。ベルトコンベア501の移動の途中に、磁気検出装置502が配置され、その近傍を食品503が移動する。このとき、食品503の中に異物として磁性体を含む物が含まれていると、磁気の変動が磁気検出装置502により検出がされる。したがって、上記の実施形態のいずれかにおいて説明された清掃用器具または調理用器具のいずれかの破片(例えば、毛)が食品に混入したことが検出される。
また、磁性体がX線を透過させない性質を有する場合には、磁気検出装置502の代わりにX線照射装置とX線検出装置との間を食品503が移動するようにし、X線検出装置の画像などを分析することにより、清掃用器具または調理用器具のいずれかの破片(例えば、毛)が食品に混入したかどうかを検出することもできる。
101 毛部
102 毛保持部
103 毛
104 磁性体
201 毛部
202 毛保持部
203 毛
204 磁性体
301 海綿体
302 空洞
303 部分
304 磁性体
401 ヘラ
403 部分
404 磁性体
501 ベルトコンベア
502 磁気検出装置
503 食品
102 毛保持部
103 毛
104 磁性体
201 毛部
202 毛保持部
203 毛
204 磁性体
301 海綿体
302 空洞
303 部分
304 磁性体
401 ヘラ
403 部分
404 磁性体
501 ベルトコンベア
502 磁気検出装置
503 食品
Claims (6)
- 磁性体を含む樹脂材料により形成された部分を有することを特徴とする清掃用器具。
- 前記清掃用器具は、ブラシ、タワシ、スポンジのいずれか一であることを特徴とする請求項1に記載の清掃用器具。
- 前記部分は、樹脂材料に対して磁性体を20重量%以上60重量%以下の範囲で混入したことを特徴とする請求項1に記載の清掃用器具。
- 磁性体を含む樹脂材料により形成された部分を有することを特徴とする調理用器具。
- 前記調理用器具は、ヘラ、升、しゃもじ、カップ、スコップ、ひしゃくのいずれか一であることを特徴とする請求項4に記載の調理用器具。
- 前記部分は、樹脂材料に対して磁性体を20重量%以上60重量%以下の範囲で混入したことを特徴とする請求項4に記載の調理用器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007673U JP3165874U (ja) | 2010-11-24 | 2010-11-24 | 清掃用器具および調理用器具 |
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JP2010007673U JP3165874U (ja) | 2010-11-24 | 2010-11-24 | 清掃用器具および調理用器具 |
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JP (1) | JP3165874U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014014038A1 (ja) * | 2012-07-17 | 2016-07-07 | ユニプラス滋賀株式会社 | 磁性モノフィラメント、磁性ブラシおよびそれらの製造方法 |
JP2017042351A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | アラム株式会社 | 刷毛 |
JP6324608B1 (ja) * | 2017-12-08 | 2018-05-16 | 三和化工株式会社 | 食品製造装置用機材及びその器具の洗浄用スポンジ |
-
2010
- 2010-11-24 JP JP2010007673U patent/JP3165874U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2014014038A1 (ja) * | 2012-07-17 | 2016-07-07 | ユニプラス滋賀株式会社 | 磁性モノフィラメント、磁性ブラシおよびそれらの製造方法 |
JP2017042351A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | アラム株式会社 | 刷毛 |
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