JP2017042351A - 刷毛 - Google Patents

刷毛 Download PDF

Info

Publication number
JP2017042351A
JP2017042351A JP2015166977A JP2015166977A JP2017042351A JP 2017042351 A JP2017042351 A JP 2017042351A JP 2015166977 A JP2015166977 A JP 2015166977A JP 2015166977 A JP2015166977 A JP 2015166977A JP 2017042351 A JP2017042351 A JP 2017042351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
plate
brush
liquid
liquid holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015166977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6683439B2 (ja
Inventor
進吾 吉富
Shingo Yoshitomi
進吾 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aramu KK
Original Assignee
Aramu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aramu KK filed Critical Aramu KK
Priority to JP2015166977A priority Critical patent/JP6683439B2/ja
Publication of JP2017042351A publication Critical patent/JP2017042351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6683439B2 publication Critical patent/JP6683439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】液体を保持する能力に優れ、刷毛の側方に対応する食品上にスジムラが生じるのを抑制することが可能な刷毛を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の刷毛1は、塗布対象上に液体を塗布するための刷毛であって、刷毛1が、把持部21を有する本体部2と、本体部2に取り付けられ、塗布対象上に液体を塗布する合成樹脂製の塗布部3とを備え、塗布部3が、本体部2側から延びる第1の塗布板31aを備えた第1の塗布面31と、第1の塗布面31に向き合うように配置され、本体部2側から延びる第2の塗布板32aを備えた第2の塗布面32とを有し、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれが、板表面に、液体を保持可能な液体保持部34を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布対象上に液体を塗布するための刷毛に関する。
従来、食品加工工場などにおいて、パン、クッキー、ケーキ、ハンバーグなどの食品に卵黄、ハチミツ、シロップ、ソースなどの液体を塗布するために、動物性の毛材を用いた刷毛が用いられてきた。しかし、近年では、食品衛生上の問題から刷毛に動物性の毛材が用いられることがなくなり、たとえば特許文献1に示されるように、動物性の毛材のかわりに合成樹脂製の毛材が用いられるようになってきた。
特許文献1に開示された刷毛100は、図7(a)に示されるように、本体部101と、本体部101に一端側が固定される複数の毛材103が束ねられて形成される毛束部102とを備えている。刷毛100を用いて液体を食品に塗布する場合、図7(b)に示されるように、液体に浸けられて液体を保持した毛束部102が食品104に押し付けられて、食品104上を毛束部102が摺動させられることにより、毛束部102の毛材103に保持された液体が食品104上に塗布される。
特開2007−190189号公報
ところが、刷毛100の毛材103が合成樹脂により形成されると、合成樹脂特有の高い撥水性により、毛材103上で液体を長時間保持することができない。したがって、毛材103を液体に浸けた後、刷毛100を食品104の上側に持ってくるまでの間に、毛材103に付着した大部分の液体が毛材103からこぼれ落ちてしまう。そのため、食品104に液体を塗布する毎に毛材103を液体に浸ける必要があり、その手間がかかるだけでなく、液体が収容された容器と食品104の間に多くの液体がこぼれ落ちるため、液体がこぼれ落ちた箇所の清掃に手間を要するという問題が生じる。
また、特許文献1の刷毛100の毛材103は、細く、等方的な断面形状を有しているため、いずれの方向にも湾曲する柔軟性を有している。したがって、毛束部102が食品104に押し付けられると、毛束部102の側方にある毛材103は、図7(b)に示されるように、毛束部102の摺動方向105の後方ではなく、毛束部102の側方の外側に広がってしまう。そのため、毛束部102の側方に対応する食品104上では、広がった毛材103のために、液体が線状に塗布されることになり、スジムラ106が生じるという問題も生じる。食品上にスジムラが生じると、その外観が劣化するだけでなく、味が不均一になってしまう。
本発明は、上述した問題に鑑みなされたもので、液体を保持する能力に優れ、刷毛の側方に対応する塗布対象上にスジムラが生じるのを抑制することが可能な刷毛を提供することを目的とする。
本発明の刷毛は、塗布対象上に液体を塗布するための刷毛であって、前記刷毛が、把持部を有する本体部と、前記本体部に取り付けられ、前記塗布対象上に液体を塗布する合成樹脂製の塗布部とを備え、前記塗布部が、前記本体部側から延びる第1の塗布板を備えた第1の塗布面と、前記第1の塗布面に向き合うように配置され、前記本体部側から延びる第2の塗布板を備えた第2の塗布面とを有し、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板のそれぞれが、板表面に、液体を保持可能な液体保持部を備えていることを特徴とする。
また、前記第1の塗布面が、前記本体部側から互いに並行して延びる複数の第1の塗布板を備え、前記第2の塗布面が、前記本体部側から互いに並行して延びる複数の第2の塗布板を備えていることが好ましい。
また、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板の少なくともいずれか一方が、前記第1の塗布面と前記第2の塗布面とが向き合う方向である刷毛の厚さ方向において、対向する前記第1の塗布板および第2の塗布板が互いに貼り付くことを防止する突出部を有していることが好ましい。
また、前記液体保持部が、前記塗布板の板表面に設けられた凹部または前記塗布板の厚さ方向に貫通した孔部であることが好ましい。
また、前記凹部または前記孔部が、略円形に開口していることが好ましい。
また、前記液体保持部がさらに、前記凹部または前記孔部の周縁の少なくとも一部に凸部を備えることが好ましい。
また、前記液体保持部の前記凸部が、前記第1の塗布面と前記第2の塗布面とが向き合う方向である刷毛の厚さ方向において、対向する前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が互いに貼り付くことを防止するように機能することが好ましい。
また、前記液体保持部が、前記第1の塗布板および第2の塗布板が延びる方向に沿って間隔を置いて一列に並んで配置されることが好ましい。
また、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板のそれぞれに設けられた前記液体保持部が、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が延びる方向において、互いにずれて配置されていることが好ましい。
また、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板がそれぞれ、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が延びる方向と、前記第1の塗布面および前記第2の塗布面が互いに向き合う方向とに垂直な方向である刷毛の幅方向において、互いにずれて配置されていることが好ましい。
また、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板に磁性粉が混入されていることが好ましい。
本発明によれば、液体を保持する能力に優れ、刷毛の側方に対応する塗布対象上にスジムラが生じるのを抑制することが可能な刷毛を提供することができる。
本発明の一実施形態の刷毛を示す斜視図である。 (a)は、図1の刷毛の塗布部の正面図であり、(b)は、図1の刷毛の塗布部の側面断面図である。 本発明の他の実施形態の刷毛の塗布部を示す側面断面図である。 本発明の他の実施形態の刷毛の塗布部を示す正面図である。 図1の刷毛を用いて塗布対象上に液体を塗布する前の過程を模式的に示す図であり、(a)は刷毛を液体中に浸している状態を示し、(b)は液体から取り出した刷毛を移動している状態を示している。 図1の刷毛を用いて塗布対象上に液体を塗布している状態を模式的に示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 (a)は従来の刷毛の正面図であり、(b)は従来の刷毛を用いて塗布対象上に液体を塗布している状態を模式的に示す上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る刷毛について説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまで一例であり、本発明の刷毛は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明の刷毛は、塗布対象上に液体を塗布するために用いることができ、たとえば、食品加工工場などにおいて、パン、クッキー、ケーキ、ハンバーグなどの食品(塗布対象)上に卵黄、ハチミツ、シロップ、ソースなどの艶出し剤や液体調味料といった食品用液体(液体)を塗布するための食品用途として有利に用いることができる。ただし、本発明の刷毛は、塗布対象上に液体を塗布する用途であれば、特に限定されることはなく、食品以外の他の用途にも用いることができる。
本発明の一実施形態(以下、第1実施形態という)に係る刷毛1は、図1に示されるように、把持部21を有する本体部2と、本体部2に取り付けられ、塗布対象上に液体を塗布する合成樹脂製の塗布部3とを備えている。
本体部2は、塗布部3が取り付けられ、刷毛1を操作するために、人間の手や自動塗布装置の把持装置などにより把持される部材である。第1実施形態の本体部2は、図1に示されるように、人間の手や自動塗布装置の把持装置などに把持される把持部21と、一端側に把持部21が接続され、他端側に塗布部3が取り付けられる取付部22とを有している。把持部21は、第1実施形態では、細長い柄状に形成され、取付部22の一端側に接続されている。ただし、本体部2は、塗布部3を取り付けることができ、人間の手や自動塗布装置の把持装置などにより把持することができれば、図1に示された実施形態に限定されることはなく、この種の刷毛に用いられる公知の形状や材料を採用することができる。
塗布部3は、可撓性を有する柔軟な合成樹脂材料により形成され、塗布対象上に液体を塗布するための部材である。塗布部3は、図1に示されるように、その基端側が本体部2の取付部22に取り付けられ、その先端側が塗布対象上に摺接されて、塗布対象上に液体を塗布する(図6(a)および図6(b)を参照)。なお、本明細書において、塗布部3(後述する塗布板31a、32aを含む)の「基端側」は、本体部に隣接する端部側を意味し、「先端側」は、基端の反対側の端部側を意味する。塗布部3の基端側は、第1実施形態では、本体部2の取付部22の他端側に埋め込まれて固着されることにより取り付けられる。しかし、塗布部3は、その基端側が本体部2に取り付けられればよく、本体部2と一体成形するなど、その取付方法は特に限定されることはない。また、塗布部3の形成に用いられる合成樹脂としては、公知の合成樹脂製の刷毛に用いられる合成樹脂材料を用いることができるが、たとえば、コストや衛生上の観点からシリコーンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム、フッ素ゴムなどの合成ゴムや、オレフィン系エラストマーなどのプラスチックエラストマーなどを好適に用いることができる。
塗布部3は、図1に示されるように、本体部2側から延びる第1の塗布板31aを備えた第1の塗布面31と、第1の塗布面31に向き合うように配置され、本体部2側から延びる第2の塗布板32aを備えた第2の塗布面32とを有している。塗布部3は、第1の塗布面31および第2の塗布面32が互いに向き合う方向である刷毛1の厚さ方向D3に沿って塗布対象上を摺動させられることにより、塗布対象上に液体を塗布する(図6(a)および図6(b)を参照)。
第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、図1、図2(a)および図2(b)に示されるように、本体部2側から互いに並行して延びる複数の第1の塗布板31a、および本体部2側から互いに並行して延びる複数の第2の塗布板32aを備えている。より具体的には、第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、板状に形成された複数の第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aがそれぞれ、板表面が刷毛1の幅方向D2に略平行になるように、刷毛1の幅方向D2に沿って一列に並んで配置され、全体として略薄板状に形成されている。隣接する第1の塗布板31aおよび隣接する第2の塗布板32aそれぞれの間には、隙間Gが形成されている。そして、第1の塗布面31および第2の塗布面32は、それぞれの薄板表面が刷毛1の厚さ方向D3で互いに向き合うように、互いに略平行に配置されている。また、第1実施形態では、第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、複数の第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれの基端側を互いに連結する第1の連結部31bおよび第2の連結部32bを備えている。第1の塗布面31および第2の塗布面32は、この第1の連結部31bおよび第2の連結部32bを介して、本体部2の取付部22に取り付けられる。しかし、第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aを備えていれば、第1の連結部31bおよび第2の連結部32bを備えていなくてもよく、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの基端側が本体部2に直接取り付けられてもよい。また、第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、第1実施形態では複数の第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aを備えているが、複数の第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれが一体となって、1つの塗布板として形成されてもよい。
第1の塗布面31および第2の塗布面32は、図1に示されるように、第1の連結部31bおよび第2の連結部32bの間に設けられたスペーサ33を介して互いに連結されている。第1の塗布面31および第2の塗布面32は、スペーサ33を介して連結されることにより、第1の塗布面31および第2の塗布面32の間(特に、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの間)に空間Sが形成されるので、第1の塗布面31および第2の塗布面32が液体に浸されたときに互いに接着するのを抑制することができる。ただし、塗布部3は、第1の塗布面31および第2の塗布面32を備え、塗布対象上に液体を塗布することができればよく、第1の塗布面31および第2の塗布面32が、スペーサ33を介することなく、互いに直接連結されてもよい。また、第1の塗布面31および第2の塗布面32は、互いに向き合うように配置されていれば、その基端側から先端側に向かって互いに距離が近くなるように延びていてもよい。第1の塗布面31および第2の塗布面32がこのように配置され、塗布部3全体が、先端側に向かって厚さ方向D3方向で先細になるように形成されることにより、第1の塗布面31および第2の塗布面32の間に保持された液体が先端側から流れ落ちにくくなるので、塗布部3の液体保持能力がより高まる。さらに、塗布部3全体が、第1の塗布面31および第2の塗布面32の先端側が互いに接触するように先細に形成されることにより、塗布部3の液体保持能力がさらに高まる。
第1の塗布面31および第2の塗布面32はそれぞれ、第1実施形態では、図1、図2(a)および図2(b)に示されるように、複数の第1の塗布板31aおよび複数の第2の塗布板32aのそれぞれと、第1の連結部31bおよび第2の連結部32bのそれぞれとが一体として形成されている。しかし、その形成方法は、特に限定されるものではなく、複数の塗布板31a、32aがそれぞれ別体として形成されたあとに互いが連結される方法を採用してもよい。また、第1の塗布面31および第2の塗布面32は、シリコーンゴムなどの合成樹脂材料により形成されるが、それぞれが同じ合成樹脂材料により形成されてもよいし、それぞれが異なる合成樹脂材料により形成されてもよい。
第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aはそれぞれ、第1実施形態では、図1、図2(a)および図2(b)に示されるように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが延びる方向である刷毛1の長さ方向D1に対して略垂直な断面が略矩形で、基端側から先端側の全長にわたって板状に形成されている。第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、板状に形成されることにより、刷毛1の厚さ方向D3(塗布板31a、32aの厚さ方向)には容易に湾曲するが、刷毛1の長さ方向D1と刷毛1の厚さ方向D3とに略垂直な方向である刷毛1の幅方向D2への湾曲が制限されるように構成されている。したがって、塗布対象上に液体を塗布するために塗布部3を刷毛1の厚さ方向D3に沿って塗布対象上に摺接させたときに、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、刷毛1の厚さ方向D3方向に湾曲するが、刷毛1の幅方向D2に湾曲することが制限されるので、刷毛1の幅方向D2の外側に広がることが抑制される。したがって、第1実施形態の刷毛1によれば、図7に示された従来の刷毛100と比べて、刷毛1の幅方向D2の外側に対応する塗布対象上に液体が塗布されることが抑制され、スジムラの生成を抑制することができる(図6(b)を参照)。なお、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、板状に形成されて刷毛1の幅方向D2への湾曲が制限されるように構成されていればよく、断面が略矩形以外の他の形状であってもよい。また、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、第1実施形態では基端側から先端側の全長にわたって板状に形成されているが、それぞれの先端側にそれぞれよりも細い複数の毛材が設けられてもよい。
なお、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、シリコーンゴムなどの合成樹脂材料により形成されるが、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aに磁性粉が混入されていてもよい。第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aに磁性粉が混入されていることにより、たとえば食品加工工場において、塗布板31a、32aが破損して、食品内に万が一塗布板31a、32aの破片が混入してしまった場合であっても、金属探知機や、磁力を用いて破片を吸着するマグネットキャッチャーなどにより確実かつ容易に破片を回収することができる。
第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれは、図1、図2(a)および図2(b)に示されるように、板表面に、液体を保持可能な液体保持部34を備えている。第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、板表面に液体保持部34を備えることにより、液体を保持する能力に優れているとともに、塗布対象上に液体を塗布するために塗布部3を塗布対象上に摺接させたときに、第1の塗布板31aまたは第2の塗布板32aの表面の液体保持部34が塗布対象上に摺接して、液体保持部34に保持された液体を効果的に塗布対象上に供給することができる。
液体保持部34は、第1実施形態では、図2(a)および図2(b)に示されるように、塗布板31a、32aの厚さ方向に貫通した孔部34aとして形成されている。液体は、その表面張力によって、孔部34aの内部に保持される。孔部34aの形状は、特に限定されるものではなく、略円形、略V字形、略半円形などに開口したものを採用することができるが、液体の保持量を確保するという観点から略円形に開口していることが好ましい。また、孔部34aの大きさや数は、保持する液体の粘性や必要な液体の保持量に応じて、適宜設定することができる。たとえば、孔部34aを塗布板31a、32aの基端側から先端側の全長にわたって分散して配置することにより、液体の保持量を多くすることができる。またたとえば、孔部34aを塗布板31a、32aの基端側の一部にのみ分散して配置することにより、塗布板31a、32aの基端側の孔部34aから塗布部3の内部に侵入し、塗布部3の内部に保持された液体は、孔部34aが設けられていない、塗布板31a、32aの先端側から外側に抜け出ることが抑制されるので、塗布部3の液体保持能力がより高まる。なお、液体保持部34は、第1実施形態では孔部34aとして形成されているが、液体を保持することができれば他の構造であってもよく、塗布板31a、32aの板表面に形成された凹部であっても構わない。その場合の凹部の形状も、特に限定されるものではなく、略円形、略V字形、略半円形などに開口したものを採用することができるが、液体の保持量を確保するという観点から略円形に開口していることが好ましい。そして、凹部の大きさや数も、保持する液体の粘性や必要な液体の保持量に応じて、適宜設定することができる。たとえば、凹部を、塗布板31a、32aの基端側から先端側の全長にわたって分散して配置することもできるし、塗布板31a、32aの基端側または先端側の一部にのみ分散して配置することもできる。
液体保持部34はさらに、図2(a)および図2(b)に示されるように、孔部34aの周縁に設けられた凸部34bを備えている。液体保持部34は、凸部34bを備えることにより、液体との接触面積がより増加して、より多くの液体を保持することができる。凸部34bは、第1実施形態では、孔部34aの周縁の全部に設けられているが、たとえば液体が流れ落ちる方向(塗布板31a、32aの先端側方向)など、少なくとも一部に設けられていてもよい。液体保持部34は、孔部34aのかわりに凹部として形成される場合には、凹部の周縁の少なくとも一部に設けられた凸部を備える。
ここで、第1実施形態では、凸部34bは、図2(b)に示されるように、塗布板31a、32aの厚さ方向D3における外側の面だけでなく、内側の面でも突出している。この内側の面において突出した凸部34bは、厚さ方向D3において、対向する第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが互いに貼り付くことを防止するように機能する。つまり、刷毛1の厚さ方向D3において、対向する塗布板31a、32aの表面に設けられた凸部34bにより、塗布板31a、32a同士が貼り付くことなく、その間の空間Sを確保することができるので、第1の塗布板31aと第2の塗布板32aとの間でも液体を保持することができる。特に、凸部34bは、孔部34a(または凹部)の周縁に設けられており、液体保持部34の周辺で塗布板31a、32aが互いに貼り付くことを防止するように機能するので、液体をより確実に保持することができる。なお、塗布板31a、32aが互いに貼り付くことを防止するために、液体保持部34の凸部34bの代わりに、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの少なくともいずれか一方が、第1の塗布面31と第2の塗布面32とが向き合う方向である刷毛1の厚さ方向D3において、対向する第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが互いに貼り付くことを防止する突出部を有していてもよい。
液体保持部34は、第1実施形態では、図2(a)および図2(b)に示されるように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが延びる方向である刷毛1の長さ方向D1に沿って間隔Iを置いて一列に並んで配置されている。塗布板31a、32aでは、液体保持部34が一列に並んで配置されることにより、基端側の液体保持部34から先端側の液体保持部34に向かって、液体保持部34から押出された液体が徐々に移動する。したがって、塗布板31a、32aは、一度に液体を塗布対象上に落下させることがなく、より長時間液体を保持することができる。
なお、第1実施形態の孔部34aおよび凸部34bを備える液体保持部34を塗布板31a、32a上に形成するための方法は、特に限定されるものではなく、たとえばOリング状に形成された樹脂成型品を塗布板31a、32aに設けられた孔に埋め込む方法を採用してもよいし、塗布板31a、32aの形成時に液体保持部34を一体的に形成する方法を採用してもよい。また、液体保持部34の材質も、シリコーンゴムなどの合成樹脂材料であれば特に限定されるものではなく、塗布板31a、32aと同じ合成樹脂材料を用いてもよいし、塗布板31a、32aとは異なる合成樹脂材料を用いてもよい。
つぎに、図5および図6を参照して、第1実施形態の刷毛1の作用・効果を説明する。なお、以下では、食品であるハンバーグを塗布対象Fとし、食品用液体であるソースを液体Lとして刷毛1の使用例を説明するが、説明する使用例は、あくまで一例であり、刷毛1の構成や刷毛1の使用方法を限定するものではない。
図示しない把持手段により把持された刷毛1はまず、図5(a)に示されるように、液体容器Vに含まれるソースである液体L中に浸される。刷毛1は、液体Lから引き抜かれると、図5(b)に示されるように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの液体保持部34に液体Lが保持された状態で、ハンバーグである塗布対象F(図6(a)および図6(b)を参照)まで移動される。このとき、液体保持部34により液体Lが保持されるので、移動途中で塗布板31a、32aから液体Lがほとんど落下することがない。さらに、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの間に形成された凸部34bにより、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが互いに接近したとしても貼り付くことがなく、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの間に空間Sが確保されるので、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの間にも液体Lが保持される。さらに、塗布板31a、32a同士が分離しているので、両方の塗布板31a、32aそれぞれによって、液体Lを塗布対象Fに塗布することができる。
つぎに、塗布対象Fまで移動させられた刷毛1の塗布部3は、図6(a)および図6(b)に示されるように、刷毛1の厚さ方向D3に沿って塗布対象F上を摺動させられる。図6(a)に示された例では、第2の塗布板32aの表面が塗布対象F上に摺接し、第2の塗布板32aの表面の液体保持部34に保持された液体Lが、塗布対象F上に供給されて塗布される。ここで、液体保持部34が、塗布対象F上に摺接する第2の塗布板32aの表面に設けられているので、液体保持部34も塗布対象F上に摺接して、液体保持部34に保持された液体が効果的に塗布対象F上に供給される。一方、第1の塗布板31aの液体保持部34に保持された液体Lは、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが互いに摺接することで、液体保持部34から押出されて、第2の塗布板32aを介して塗布対象F上に供給される。また、塗布対象F上に摺接していない第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aの基端側の液体保持部34に保持された液体Lは、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが湾曲することにともなって液体保持部34も湾曲するので、湾曲した液体保持部34から液体Lが押出される。基端側の液体保持部34から押出された液体Lは、隣接する液体保持部34を順に移動して、塗布板31a、32aの表面に沿って、塗布板31a、32aの先端側に向かって徐々に移動する。したがって、液体Lは、塗布板31a、32aから一度に落下することがなく、塗布板31a、32aに長時間保持される。このとき、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、板状に形成されて刷毛1の幅方向D2への湾曲が制限されるように構成されているので、刷毛1の幅方向D2の外側まで広がることがなく、塗布対象F上に液体Lが均一に塗布される(図6(b)を参照)。
上述した第1実施形態の刷毛1では、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれに設けられた液体保持部34は、図2(b)に示されるように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが延びる方向である刷毛1の長さ方向D1において、互いに対応する位置に配置されている。しかし、図3に示された第2実施形態のように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれに設けられた液体保持部34が、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが延びる方向である刷毛1の長さ方向D1において、互いにずれて配置されていてもよい。塗布板31a、32aのそれぞれの液体保持部34が、互いにずれて配置されることにより、塗布部3の全体に液体保持部34がより分散して配置されることになり、塗布部3は、全体的に、より均一に液体を保持することができる。したがって、刷毛1は、塗布対象上に液体をより均一に塗布することができる。
また、上述した第1実施形態の刷毛1では、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aは、図1および図2(a)に示されるように、刷毛1の幅方向D2において、互いに対応する位置で向き合うように配置されている。しかし、図4に示された第3実施形態のように、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aがそれぞれ、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aが延びる方向である刷毛1の長さ方向D1と、第1の塗布面31および第2の塗布面32が互いに向き合う方向である刷毛1の厚さ方向D3とに垂直な方向である刷毛1の幅方向D2において、互いにずれて配置されていてもよい。第1の塗布板31aと第2の塗布板32aとが刷毛1の幅方向D2において互いにずれて配置されることにより、第1の塗布板31aおよび第2の塗布板32aのそれぞれの隙間Gが、刷毛1の幅方向D2において互いにずれて配置されるので、塗布対象上により均一に液体を塗布することができる。
また、上述した第1実施形態の刷毛1の塗布部3は、第1の塗布面31および第2の塗布面32の2つの塗布面を備えている。しかし、第1の塗布面31と第2の塗布面32の間、または厚さ方向D3の外側に、さらに別の塗布面や、別の塗布部を設けてもよい。また、塗布部に塗布面が3つ以上設けられる場合、それぞれの塗布面は、同じ構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。たとえば、塗布部に3つの塗布面が設けられる場合に、真ん中の塗布面が1つの塗布板として形成され、両側の塗布面がそれぞれ複数の塗布板により形成されていてもよい。その場合、真ん中の塗布面はより多くの液体を保持することができるので、塗布部全体として液体を保持する能力がより高まる。あるいは、真ん中の塗布面の塗布板には、液体保持部である孔部を全体的に分散して配置し、両側の塗布面の塗布板には、液体保持部である孔部を基端側の一部にのみ分散して配置してもよい。その場合、両側の塗布面の基端側の孔部から真ん中の塗布面に向かって侵入し、塗布部の内部に保持された液体は、孔部が設けられていない、両側の塗布面の先端側から外側に抜け出ることが抑制されるので、塗布部の液体保持能力がより高まる。
1 刷毛
2 本体部
21 把持部
22 取付部
3 塗布部
31 第1の塗布面
31a 第1の塗布板
31b 第1の連結部
32 第2の塗布面
32a 第2の塗布板
32b 第2の連結部
33 スペーサ
34 液体保持部
34a 孔部
34b 凸部
D1 刷毛の長さ方向
D2 刷毛の幅方向
D3 刷毛の厚さ方向
F 塗布対象
G 隙間
I 間隔
L 液体
S 空間
V 液体容器

Claims (11)

  1. 塗布対象上に液体を塗布するための刷毛であって、前記刷毛が、
    把持部を有する本体部と、
    前記本体部に取り付けられ、前記塗布対象上に液体を塗布する合成樹脂製の塗布部とを備え、
    前記塗布部が、
    前記本体部側から延びる第1の塗布板を備えた第1の塗布面と、
    前記第1の塗布面に向き合うように配置され、前記本体部側から延びる第2の塗布板を備えた第2の塗布面とを有し、
    前記第1の塗布板および前記第2の塗布板のそれぞれが、板表面に、液体を保持可能な液体保持部を備えている刷毛。
  2. 前記第1の塗布面が、前記本体部側から互いに並行して延びる複数の第1の塗布板を備え、
    前記第2の塗布面が、前記本体部側から互いに並行して延びる複数の第2の塗布板を備えている請求項1記載の刷毛。
  3. 前記第1の塗布板および前記第2の塗布板の少なくともいずれか一方が、前記第1の塗布面と前記第2の塗布面とが向き合う方向である刷毛の厚さ方向において、対向する前記第1の塗布板および第2の塗布板が互いに貼り付くことを防止する突出部を有している請求項1または2記載の刷毛。
  4. 前記液体保持部が、前記塗布板の板表面に設けられた凹部または前記塗布板の厚さ方向に貫通した孔部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の刷毛。
  5. 前記凹部または前記孔部が、略円形に開口していることを特徴とする請求項4記載の刷毛。
  6. 前記液体保持部がさらに、前記凹部または前記孔部の周縁の少なくとも一部に凸部を備えることを特徴とする請求項4または5記載の刷毛。
  7. 前記液体保持部の前記凸部が、前記第1の塗布面と前記第2の塗布面とが向き合う方向である刷毛の厚さ方向において、対向する前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が互いに貼り付くことを防止するように機能することを特徴とする請求項6記載の刷毛。
  8. 前記液体保持部が、前記第1の塗布板および第2の塗布板が延びる方向に沿って間隔を置いて一列に並んで配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の刷毛。
  9. 前記第1の塗布板および前記第2の塗布板のそれぞれに設けられた前記液体保持部が、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が延びる方向において、互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の刷毛。
  10. 前記第1の塗布板および前記第2の塗布板がそれぞれ、前記第1の塗布板および前記第2の塗布板が延びる方向と、前記第1の塗布面および前記第2の塗布面が互いに向き合う方向とに垂直な方向である刷毛の幅方向において、互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の刷毛。
  11. 前記第1の塗布板および前記第2の塗布板に磁性粉が混入されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の刷毛。
JP2015166977A 2015-08-26 2015-08-26 刷毛 Active JP6683439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166977A JP6683439B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 刷毛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166977A JP6683439B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 刷毛

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017042351A true JP2017042351A (ja) 2017-03-02
JP6683439B2 JP6683439B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=58209111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015166977A Active JP6683439B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 刷毛

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6683439B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018164612A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 アラム株式会社 刷毛

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230466U (ja) * 1975-08-22 1977-03-03
JPH07303514A (ja) * 1994-05-16 1995-11-21 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 毛染め料塗布具
US20070006411A1 (en) * 2005-03-18 2007-01-11 Foster Gregory J Basting brush
JP2007117630A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Fuiisa Kk 食品刷毛等の刷毛及びその製造方法
JP2008148903A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Kowa Co Ltd ハケ
JP2009018597A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kowa Co Ltd 洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機
JP2010155004A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Yasuhiro Yamaguchi ブラシ毛先端部分にエッジ加工が施された洗浄用ブラシ
JP3165874U (ja) * 2010-11-24 2011-02-10 公仁 小山 清掃用器具および調理用器具
JP2014237786A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 アラム株式会社 ゴムまたは合成樹脂製成形品および食品加工プラント

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230466U (ja) * 1975-08-22 1977-03-03
JPH07303514A (ja) * 1994-05-16 1995-11-21 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 毛染め料塗布具
US20070006411A1 (en) * 2005-03-18 2007-01-11 Foster Gregory J Basting brush
JP2007117630A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Fuiisa Kk 食品刷毛等の刷毛及びその製造方法
JP2008148903A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Kowa Co Ltd ハケ
JP2009018597A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kowa Co Ltd 洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機
JP2010155004A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Yasuhiro Yamaguchi ブラシ毛先端部分にエッジ加工が施された洗浄用ブラシ
JP3165874U (ja) * 2010-11-24 2011-02-10 公仁 小山 清掃用器具および調理用器具
JP2014237786A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 アラム株式会社 ゴムまたは合成樹脂製成形品および食品加工プラント

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018164612A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 アラム株式会社 刷毛

Also Published As

Publication number Publication date
JP6683439B2 (ja) 2020-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7373686B2 (en) Basting brush
US20100199449A1 (en) Basting brush
CA2511391C (en) Brush for application of mascara or the like
US8869340B2 (en) Toothbrush
JP2015047602A5 (ja)
US10694719B2 (en) Self-cleaning pet grooming scrub brush
CN109198846A (zh) 化妆品涂敷器末端件以及相关的涂敷器和涂敷器组件
US9867457B2 (en) Brush cleaning cup
JP6423630B2 (ja) 毛穴洗浄用ブラシ
JP2016187687A (ja) 歯間清掃具
CN111315256A (zh) 用于流体化妆品或粘性化妆品的刷状件
US20160192757A1 (en) Cosmetic Application Gloves
JP2017042351A (ja) 刷毛
DK2931080T3 (en) Using Tools
US9538829B2 (en) Integrated applicator, vessel, and applique manipulator
US9254033B1 (en) Toothbrush head
KR20170010458A (ko) 화장품 함침 장치
TWM543160U (zh) 毛髮處理劑用刷
US9370235B2 (en) Concertina applicator
US20170121071A1 (en) Dosing cap comprising a brush device
JP2017080191A (ja) 頭皮用ブラシ
JPWO2009054500A1 (ja) スクレーパー
JP6726993B2 (ja) 刷毛および絞り部材
US20170215687A1 (en) Cleaning Tool
US10595680B2 (en) Multifunction kitchen utensil useful for cleaning a whisk or similar item

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20150910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190305

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190312

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6683439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250