JP3165448U - 連動矢印板装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導認識効果に優れた連動矢印板装置を提供する。【解決手段】矢印型の発光部12を備え道路に間隔を置いて仮設される複数の矢印板2,2・・・と、複数の矢印板2,2・・・に非接触で同時に制御信号を送る手元操作器3と、矢印板2に設けられ前記制御信号を受信する受信装置と、矢印板2に設けられ受信した制御信号により発光部12の動作を制御する制御装置と、矢印板2に装備され発光部12と受信装置と制御装置の動力源となる電池たる乾電池とを備える。作業員が手元操作器3を操作することにより、複数の矢印板2,2・・・の発光部12,12・・・が発光し、視覚的に効果的な誘導効果が得られる。また、矢印板2は乾電池を動力源とし、手元操作器3から非接触状態で制御信号を送るため、現場で、間隔をおいて複数の矢印板2,2・・・を簡便に配置することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、道路の車線規制などに用いる連動矢印板装置に関する。
高速道路や一般道路において工事を行う場合、作業者の安全を確保するため通行車両を当該工事箇所に侵入しないよう車線規制を行わなければならない。このとき矢印板を複数並べ、合わせてラバーコーンなどの規制材で工事規制を行い、一般車両を誘導して道路工事区間を確保する。
このような道路工事規制に用いる矢印板として、反射式のもの(例えば特許文献1)では、特に夜間及びトンネル内では視認性に劣ることから通行車両の運転手に判り難いという問題がある。
また、自発光式の矢印板(例えば特許文献2)も用いられ、自発光式矢印板を複数並べて使用する場合もあるが、それぞれ独立して点滅するため、通行車両の運転手には目立たないことが多い。さらに、複数の矢印板をケーブルにより連結し、連動して点滅するものもあるが、高速道路などでは矢印板を広い間隔を置いて配置するため前記ケーブルが邪魔になる問題がある。
また、筐体の横方向に複数の矢印表示部材を配置し、これら矢印表示部材が指示する方向に向かって流れるように点滅させる矢印板(例えば特許文献3)が提案されているが、矢印表示部材の間隔が狭いため、高速道路などに設置する場合、単独では効果が低く、実際上、複数配置する必要がある。
特開2006−283402号公報 特開2003−160917号公報 特開平10−292325号公報
そこで、本考案は、上記問題点を解決するものであり、通信ケーブルなどが不要で現場での仮設作業が容易となり、また、誘導認識効果に優れた連動矢印板装置を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、道路の工事区間の表示に用いられる連動矢印板装置において、矢印型の発光部を備え前記道路に間隔を置いて仮設される複数の矢印板と、前記複数の矢印板に非接触で同時に制御信号を送る手元操作器と、前記矢印板に設けられ前記制御信号を受信する受信装置と、前記矢印板に設けられ受信した前記制御信号により前記発光部の動作を制御する制御装置と、前記矢印板に装備され前記発光部と受信装置と制御装置の動力源となる電池とを備えることを特徴とする。
請求項2の考案は、前記手元操作器は同時点滅スイッチを備え、この同時点滅スイッチの操作により同時点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は前記複数の矢印板が同時に点滅動作を繰り返するように制御することを特徴とする。
請求項3の考案は、前記手元操作器は順次点滅スイッチを備え、この順次点灯スイッチの操作により順次点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は、前記複数の矢印板が、前記矢印型の発光部が示す方向に流れるように順次点滅動作を繰り返すように制御することを特徴とする。
請求項4の考案は、3枚以上の矢印板を備え、前記手元操作器は混合点滅スイッチを備え、この混合点滅スイッチの操作により混合点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は、前記複数の矢印板が同時に点滅動作を繰り返す同時点滅動作と、前記複数の矢印板が、前記矢印型の発光部が示す方向に順次点滅動作を繰り返す順次点滅動作とを組み合わせた混合点滅動作を繰り返すように制御することを特徴とする。
請求項5の考案は、前記矢印板は、左右方向に長く、表面に前記発光部を有し、前記矢印板の裏面の左右方向一側寄りに防水ケースを固着し、この防水ケース内に前記受信装置及び前記制御装置を収納すると共に、前記防水ケース内に前記電池を交換可能に収納し、前記受信装置はロッド式の受信アンテナを備え、この受信アンテナの基端を前記裏面の上下方向中央で前記防水ケースの左右方向他側又は他側近傍に枢着して前記受信アンテナを上下使用位置と収納位置に回動可能に設け、前記上下使用位置では前記受信アンテナの先端が前記矢印板から上部に突出し、前記収納位置では前記矢印板の背後に隠れるように構成したことを特徴とする。
請求項6の考案は、前記手元操作器は、点滅開始から所定時間経過した後に、前記発光部の点滅動作のずれを補正する同期信号を自動的に又は手動により出力し、この同期信号により前記制御装置が発光部の点滅動作のずれを補正することを特徴とする。
請求項1の考案によれば、作業員が手元操作器を操作することにより、複数の矢印板の発光部が発光し、視覚的に効果的な誘導効果が得られる。また、矢印板は電池を動力源とするため電源用のコードが不要で、且つ手元操作器から非接触状態で制御信号を送るため、矢印板同士を通信ケーブルで接続する必要がなく、現場で、間隔をおいて複数の矢印板を簡便に配置することができ、間隔を置くことにより視覚効果にも優れる。
また、請求項2の考案によれば、間隔を置いて配置した複数の矢印板が同時点滅することにより、工事規制を視覚的に誘導認識させることができ、注意喚起効果に優れたものとなる。
また、請求項3の考案によれば、間隔を置いて配置した複数の矢印板が流れるように順次点滅することにより、工事規制を視覚的に誘導認識させることができ、注意喚起効果に優れたものとなる。
また、請求項4の考案によれば、矢印板の同時点滅と順次点滅を繰り返すことにより、一層視覚効果に優れた発光表示を行うことができる。また、3枚以上の矢印板を組み合わせて点滅するため、視覚効果に優れたものとなる。
また、請求項5の考案によれば、運搬保管時にはアンテナを裏面に隠し、使用時にアンテナの先端を上部に突出させることにより、手元操作器からの信号受信感度を確保することができる。また、防水ケースに受信装置と制御装置と電池を収納することにより、降雨時の使用にも信頼性が高いものとなり、また、受信アンテナの基端を裏面の上下方向中央に枢着したから、矢印板を上下反転しても受信アンテナの先端が同一寸法だけ突出し、反転しても同様に使用でき、さらに、防水ケースを一側寄りに設け、受信アンテナの基端を防水ケースの左右方向他側又は他側近傍に枢着することにより、収納位置に矢印板の背後に隠しながら、受信アンテナの長さを確保することができ、信号受信感度を確保することができる。
また、請求項6の考案によれば、所定時間が経過した後、同期信号を自動的に又は手動により出力することにより発光部の点滅動作のずれが自動的に又は手動により訂正される。
本考案の実施例1を示す連動矢印板装置の説明図である。 同上、道路の平面図である。 同上、矢印板の正面図である。 同上、手元操作器と矢印板の要部の説明図である。 同上、矢印板の背面図である。 同上、連動矢印板装置の順次点滅動作の一例を示す説明図である。 同上、本考案の実施例2を示す矢印板の背面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な連動矢印板装置を採用することにより、従来にない連動矢印板装置が得られ、その連動矢印板装置について記述する。
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図6は本考案の実施例1を示し、同図に示すように、本実施例の連動矢印板装置1は、道路101の工事区間102の表示に用いられ、道路101に間隔を置いて配置される複数の矢印板2,2・・・と、これら複数の矢印板2,2・・・を非接触状態で同時に操作する手元操作器3を備える。尚、使用する矢印板2,2・・・は、10枚前後で構成される。
前記矢印板2は、自発光式のものであって、図2に示すように、工事区間102の手前から工事区間102の車線を通る走行車両106を他の車線に誘導するように複数並べて配置され、これら複数の矢印板2,2・・・に連続して規制材たるラバーコーン103が、車線を区画する区画線104に沿って配置されている。尚、図中105は規制用標識車両であり、道路規制を表示する表示部105Aを備える。
前記連動矢印板装置1は、前記手元操作器3による遠隔操作により、複数の前記矢印板2,2・・・を一瞬に任意の点滅パターンに変えることができる。この場合、プログラムを変更することにより多種のパターン変更が可能となる。
図1及び図3などに示すように、前記矢印板2は、自立可能な本体11を備え、この本体11は横長で平板状をなし、その本体11の前面に矢印型の発光部12を備える。さらに、図5に示すように、前記本体11の裏面で左右方向一側寄り(図5中左寄り)に防水性のケース13を設け、このケース13内に、前記手元操作器3の制御信号を受信する受信装置14と、前記発光部12の動作を制御する制御装置15とを内臓する。尚、ケース13はビスなどにより本体11の裏面に強固に取り付けられている。また、前記ケース13には図示しない蓋体が設けられ、この蓋体を開閉してケース13内の電池収納部に電池たる乾電池16を交換可能に収納することができ、この乾電池16を電源として前記発光部12,受信装置14及び制御装置15が駆動する。
また、前記受信装置14はロッド式のアンテナ17を備え、このアンテナ17は基端を枢着部17Aにより本体11の裏面で上下方向中央に回動可能に連結し、アンテナ17を本体11の裏面に沿って隠れる収納位置と、上下の使用位置に変更可能に構成し、上下の使用位置ではアンテナ17の先端が本体11から外部に突出する。また、前記枢着部17Aは防水ケース13の左右方向他側又は他側近傍に枢着されており、これによりアンテナ17の長さを確保することができる。尚、矢印板2は、矢印型の発光部12の向きを180度変えることにより上下が反転し、使用状態ではアンテナ17の先端は本体11の上部から突出する。すなわち、矢印板2は発光部12の示す矢印が右向き方向又は左向き方向に選択的に使用されるため、上下がないことから、基端を枢着することにより、アンテナ17を本体11から突出させて、感度を保つことができる。
前記手元操作器3は、内蔵の乾電池により駆動し、前記複数の矢印板2,2・・・の点滅動作を指定する同時点滅スイッチ18と順次点滅スイッチ18Aと混合点滅スイッチ18Bと同期スイッチ18Cなどを備え、これらスイッチ18,18A,18B,18Cを押すことにより制御信号を発し、作業員が遠くから手元操作器3を操作して制御信号を発信することにより複数の矢印板2の発光部12の点灯を任意に変えることができ、また、発光部12の点灯同期ずれの修正を行うことができる。尚、手元操作器3は200m以上信号が飛ぶものが好ましく、発光部12の消灯操作も可能である。
次に、前記制御装置15による発光部12の点滅制御について説明する。同時点滅スイッチ18を操作すると、手元操作器3が同時点滅動作の制御信号を出力し、同時点滅動作の制御信号を受信装置14が受信すると、制御装置15は複数の矢印板2,2・・・が同時に点滅動作を繰り返するように制御する。
また、順次点滅スイッチ18Aを操作すると、手元操作器3が順次点滅動作の制御信号を出力し、順次点滅動作の制御信号を受信装置14が受信すると、制御装置15は複数の矢印板2,2・・・が矢印型の発光部12,12・・・が示す方向に流れるように順次点滅動作を繰り返すように制御する。例えば、図1において、左側の1つの矢印板2が点滅した後、所定時間経過後に右隣の1つの矢印板2が点滅し、順次右隣の1つの矢印板2が点滅し、これを繰り返して矢印型の発光部12が流れるように点滅する。尚、左側の2つの矢印板2が点滅した後、所定時間経過後の右の2つの矢印板2が点滅するように複数の矢印板2が同時に点滅して流れるように順次点滅動作を繰り返し、このように複数の矢印板2が同時に点滅した後、隣の複数の矢印板2が点滅するように制御してもよい。あるいは図6(A)に示すように左側から所定ピッチ、例えば1,4,7,10番目の矢印板2が同時に点滅し、この後、所定時間経過後、図6(B)に示すように左側から2,5,8番目の矢印板2が同時に点滅し、この後、所定時間経過後、図6(C)に示すように左側から3,6,9番目の矢印板2が同時に点滅し、この後、所定時間経過後、再び1,4,7,10番目の矢印板2が同時に点滅して矢印型の発光部12が流れるように点滅するようにしてもよい。尚、図6では点灯した発光部12を実線、消灯した発光部12を破線で図示している。
また、混合点滅スイッチ18Bを操作すると、手元操作器3が混合点滅動作の制御信号を出力し、混合点滅動作の制御信号を受信装置14が受信すると、制御装置15は発光部12が前記同時点滅動作と前記順次点滅動作を繰り返すように制御する。例えば、矢印板2が順次点滅動作において、5回点滅した後、同時点滅動作により2回点滅した後、再び、順次点滅動作において5回点滅し、このように順次点滅動作と同時点滅動作とを繰り返し、注意喚起効果に優れた点滅を行うことができる。
さらに、各制御装置15はそれぞれ経時手段を備え、手元操作器3の制御信号により所定の点滅動作を繰り返すが、例えば24時間以上経過すると、複数の矢印板2,2・・・点滅のタイミングに僅かなずれを生じる虞がある。前記同期スイッチ18Cは、複数の矢印板2,2・・・点滅のタイミングのずれを補正し、所定の点滅動作に補正する同期信号を出力し、制御装置15により発光部12の点滅動作のずれを補正できる。また、同期スイッチ18Cは作業員が操作した際に同期信号を出力する以外にも、同期スイッチ18Cを操作した後、所定時間、例えば24時間後に自動的に同期信号を出力したり、さらに、所定時間経過後に、繰り返し同期信号を出力したりするように設定することができる。例えば、同時点灯動作時に同期信号を出力すると、全ての発光部12が同時に点滅する。尚、作業員が手動により同期スイッチ18Cを操作して同期信号を出力するようにしてもよい。
このように本実施例では、請求項1に対応して、道路101の工事区間102の表示に用いられる連動矢印板装置において、矢印型の発光部12を備え道路101に間隔を置いて仮設される複数の矢印板2,2・・・と、複数の矢印板2,2・・・に非接触で同時に制御信号を送る手元操作器3と、矢印板2に設けられ前記制御信号を受信する受信装置14と、矢印板2に設けられ受信した前記制御信号により発光部12の動作を制御する制御装置15と、矢印板2に装備され発光部12と受信装置14と制御装置15の動力源となる電池たる乾電池16とを備えるから、作業員が手元操作器3を操作することにより、複数の矢印板2,2・・・の発光部12,12・・・が発光し、視覚的に効果的な誘導効果が得られる。また、矢印板2は乾電池16を動力源とするため電源用のコードが不要で、且つ手元操作器3から非接触状態で制御信号を送るため、矢印板2,2・・・同士を通信ケーブルで接続する必要がなく、現場で、間隔をおいて複数の矢印板2,2・・・を簡便に配置することができ、間隔を置くことにより視覚効果にも優れたものとなる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、同時点滅スイッチ18を備え、この同時点滅スイッチ18の操作により同時点滅動作を指示する前記制御信号が受信装置14で受信され、制御装置15は、手元操作器2は複数の矢印板2,2・・・の発光部12,12・・・が同時に点滅動作を繰り返するように制御し、間隔を置いて配置した複数の矢印板2,2・・・が同時点滅することにより、工事規制を視覚的に誘導認識させることができる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、手元操作器3は順次点滅スイッチ18Aを備え、この順次点灯スイッチ18Aの操作により順次点滅動作を指示する前記制御信号が受信装置14で受信され、制御装置15は、複数の矢印板2,2・・・の発光部12,12・・・が、矢印型の発光部12が示す方向に流れるように順次点滅動作を繰り返すように制御し、間隔を置いて配置した複数の矢印板2,2・・・が同時点滅することにより、工事規制を視覚的に誘導認識させることができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、3枚以上の矢印板2を備え、手元操作器3は混合点滅スイッチ18Bを備え、制御装置15は、複数の矢印板2,2・・・が同時に点滅動作を繰り返す同時点滅動作と、複数の矢印板2,2・・・が、矢印型の発光部12が示す方向に順次点滅動作を繰り返す順次点滅動作とを組み合わせた混合点滅動作を交互に繰り返すように制御し、矢印板2,2・・・の同時点滅と順次点滅を繰り返すことにより、一層視覚効果に優れた発光表示を行うことができる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、矢印板2は、左右方向に長く、表面に発光部12を有し、矢印板2の裏面の左右方向一側寄りに防水ケース13を固着し、この防水ケース13内に受信装置14及び制御装置15を収納すると共に、防水ケース13内に電池たる乾電池16を交換可能に収納し、受信装置14はロッド式の受信アンテナ17を備え、この受信アンテナ17の基端を裏面の上下方向中央で防水ケース13の左右方向他側又は他側近傍に枢着して受信アンテナ17を上下使用位置と収納位置に回動可能に設け、上下使用位置では受信アンテナ17の先端が矢印板2から上部に突出し、前記収納位置では受信アンテナ17が矢印板2の裏面に隠れるように構成したから、運搬保管時にはアンテナ17を裏面に隠し、使用時にアンテナ17の先端を上部に突出させることにより、手元操作器3からの信号受信感度を確保することができる。また、防水ケース13に受信装置14と制御装置15と乾電池16を収納することにより、降雨時の使用にも信頼性が高いものとなり、また、受信アンテナ17の基端を裏面の上下方向中央に枢着したから、矢印板2を上下反転しても受信アンテナ17の先端が同一寸法だけ突出し、反転しても同様に使用でき、さらに、防水ケース13を一側寄りに設け、受信アンテナ17の基端を防水ケース17の左右方向他側又は他側近傍の裏面に枢着することにより、収納位置に矢印板2の背後に隠しながら、受信アンテナ17の長さを確保することができ、信号受信感度を確保することができる。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、手元操作器3は、点滅開始から所定時間経過した後に、発光部12の点滅動作のずれを補正する同期信号を自動的に又は手動により出力し、この同期信号により制御装置15が発光部12の点滅動作のずれを補正するから、所定時間が経過した後、同期信号を自動的に又は手動により出力することにより発光部12の点滅動作のずれが自動的に訂正される。
図7は本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述すると、この例では、本体11の裏面にループアンテナ21を設け、このループアンテナ21により前記受信装置14が制御信号を受信する。この場合、ループアンテナ21を本体11の裏面又は/及び表面に隠れるように貼り付けて設けることができる。
このように本実施例でも、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
尚、本考案は、本実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、電池は乾電池に限らず、充電地や太陽電池でもよい。
1 連動矢印板装置
2 矢印板
3 手元操作器
11 本体
12 発光部
14 受信装置
15 制御装置
16 乾電池(電池)
17 アンテナ
18 同時点滅スイッチ
18A 順次点滅スイッチ
18B 混合点滅スイッチ
18C 同期スイッチ
101 道路
102 工事区間

Claims (6)

  1. 道路の工事区間の表示に用いられる連動矢印板装置において、矢印型の発光部を備え前記道路に間隔を置いて仮設される複数の矢印板と、前記複数の矢印板に非接触で同時に制御信号を送る手元操作器と、前記矢印板に設けられ前記制御信号を受信する受信装置と、前記矢印板に設けられ受信した前記制御信号により前記発光部の動作を制御する制御装置と、前記矢印板に装備され前記発光部と受信装置と制御装置の動力源となる電池とを備えることを特徴とする連動矢印板装置。
  2. 前記手元操作器は同時点滅スイッチを備え、この同時点滅スイッチの操作により同時点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は前記複数の矢印板が同時に点滅動作を繰り返するように制御することを特徴とする請求項1記載の連動矢印板装置。
  3. 前記手元操作器は順次点滅スイッチを備え、この順次点灯スイッチの操作により順次点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は、前記複数の矢印板が、前記矢印型の発光部が示す方向に流れるように順次点滅動作を繰り返すように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の連動矢印板装置。
  4. 3枚以上の矢印板を備え、前記手元操作器は混合点滅スイッチを備え、この混合点滅スイッチの操作により混合点滅動作を指示する前記制御信号が前記受信装置で受信され、前記制御装置は、前記複数の矢印板が同時に点滅動作を繰り返す同時点滅動作と、前記複数の矢印板が、前記矢印型の発光部が示す方向に順次点滅動作を繰り返す順次点滅動作とを組み合わせた混合点滅動作を繰り返すように制御することを特徴とする請求項2又は3記載の連動矢印板装置。
  5. 前記矢印板は、左右方向に長く、表面に前記発光部を有し、前記矢印板の裏面の左右方向一側寄りに防水ケースを固着し、この防水ケース内に前記受信装置及び前記制御装置を収納すると共に、前記防水ケース内に前記電池を交換可能に収納し、前記受信装置はロッド式の受信アンテナを備え、この受信アンテナの基端を前記裏面の上下方向中央で前記防水ケースの左右方向他側又は他側近傍に枢着して前記受信アンテナを上下使用位置と収納位置に回動可能に設け、前記上下使用位置では前記受信アンテナの先端が前記矢印板から上部に突出し、前記収納位置では前記矢印板の背後に隠れるように構成したことを特徴とする請求項4項記載の連動矢印板装置。
  6. 前記手元操作器は、点滅開始から所定時間経過した後に、前記発光部の点滅動作のずれを補正する同期信号を自動的に又は手動により出力し、この同期信号により前記制御装置が発光部の点滅動作のずれを補正することを特徴とする請求項4又は5記載の連動矢印板装置。
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