JP3165329B2 - レシプロ塗装装置における塗料噴射制御方法 - Google Patents

レシプロ塗装装置における塗料噴射制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はストローク可変型のレ
シプロ塗装装置における塗料噴射制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、レシプロ塗装装置を用いるワー
ク(被塗物)に対する塗装としては、例えば、図4に示
すようにワークWを上下往復動する自動スプレーガン1
からの塗料スプレーにて吹付けるが、この場合、スプレ
ー域AはワークW端より一定幅(例えば100mm程
度)を超えたオーバースプレー域Bまで行うものであ
る。従来、この種のレシプロ塗装装置となる塗料噴射制
御としてはレシプロストローク(ガンの上下位置)とス
プレーストローク(スプレーのON/OFF位置)を回
転軸2に取付けたエンコーダ3により、数値化して(例
えば上死点/180°〜下死点/0°)、この数値をコ
ントローラ4に指示してレシプロストローク、スプレー
ストロークを設定している(図1参照)。ここで、可変
レシプロ装置はワークに応じてストロークが変わるタイ
プでストローク位置とスプレーON,OFF位置を入力
しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記レシプロ
ストロークには慣性力によるオーバーランと、スプレー
ストロークには空気ホース5の応答遅れがあり、設定数
値と実際の動作にズレを生ずるため設定が難しかった。
特に、スプレー信号ONとスプレーONするまでに約
0.2秒のタイムラグを有するため、レシプロの折り返
し点の位置設定に余裕が必要となるといった問題点があ
った。このため、スプレーストロークの設定が大き目と
なり、レシプロ往復移動回数が減少し、作業性が悪くな
るものである。即ち、図4に示す如くワーク端でスプレ
ー信号OFFを入れても実際のスプレーOFFに至るに
は所定のスプレーOFFタイミング遅れを経た後であ
り、オーバースプレー域Bより更に一定幅の過スプレー
域Cをもつものとなる。また、このスプレーOFF位置
の近傍でレシプロ反転信号を入れるため、レシプロ折り
返しが所定のレシプロ慣性距離を下降してから上昇に向
かい、上昇路にあってはオーバースプレー域Aの下限が
スプレーONとなるように、予めスプレー信号ONをス
プレーONタイミング遅れを見込んだ位置にて行うため
(例えば、最適位置でスプレーをONするためにタイム
ラグ分の距離、約120mmの手前にスプレー信号ON
を設定する)、どうしても、この慣性距離分,往復動に
時間が掛り非能率的となる。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、レシプロストロ
ークとスプレーストロークON、OFFの位置を数値入
力しているのを、スプレーストロークONをタイマー入
力とすることで、上記課題を解決するレシプロ塗装装置
にける塗料噴射制御方法を提供することを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動スプレー
ガンが一定の塗装域を昇降往復するレシプロ塗装装置に
おいて、レシプロコントローラに入力したスプレー信号
OFFを基準としてスプレー信号ONタイマースタート
のタイマー設定とし、タイマーアップをスプレー信号O
Nとし、所定のスプレーONタイミング遅れを経たスプ
レーONをオーバースプレー域終端位置に設定するもの
である。
【0006】また、自動スプレーガンが一定の塗装域を
昇降往復するレシプロ塗装装置において、スプレー信号
OFFとスプレー信号ONタイマースタート位置を、前
記スプレー信号OFFに起因し所定のスプレーOFFタ
イミング遅れを経たスプレーOFFがオーバースプレー
端に臨むようワーク下限位置より上位に設定し、スプレ
ーONと前記スプレーOFFを同一位置に設定してなる
ものである。
【0007】
【作用】上記のように、例えばワーク下限位置にてスプ
レー信号OFFとし、この位置を基準としてレシプロ反
転信号及びスプレー信号ONのタイマースタート位置と
し、スプレーONをタイマー制御としてなるため、レシ
プロ慣性距離を引上げスプレーONタイミング遅れをレ
シプロ折り返し部分に組み込みされ、ストローク距離が
短くなり早期のスプレーONが成される。また、スプレ
ー信号OFFとスプレー信号ONのタイマースタート位
置をワーク下限位置より上位に設定し、スプレーONと
前記スプレーOFFを同一位置に設定してなるため、レ
シプロ折り返しの位置を短かくでき、且つスプレーガン
の吹き終わりと吹き始めをレシプロ塗装装置の同一位置
とし得るものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて詳細
に説明すれば、次の通りである。図1は本発明を実施す
る概略構成図であり、図2は塗料噴射制御の説明図を示
し、一定の塗装域を往復動するスプレーガン1は、上下
に配設するスプロケット6、7に掛けたチェーン8の係
止ピン9に水平スリット10を装着し往復移動する水平
支持体11に取付けられ、前記スプロケット7の回転軸
2に設けたロータリーエンコーダ3の位置決め信号を指
示器12を備えたコントローラ4に導き、該コントロー
ラ4に設けた電磁弁4aから導出の吹付け用空気ホース
5をスプレーガン1に接続してなり、且つこのスプレー
ガン1には別途の塗料供給源からの塗料ホース(図示せ
ず)が接続され、全体として公知のレシプロ塗装装置を
構成している。この場合、ワークWに対するスプレーガ
ン1からの塗料噴射制御は、ワークWの下限aをスプレ
ー信号OFF13の位置とすると共に、この時点をレシ
プロ反転信号14とスプレー信号ONタイマースタート
15の位置に設定する。
【0009】ここにおいて、スプレーガン1の下降路
中、スプレーガン1がワークWの下限aの線上に達する
とスプレー信号OFF13の信号とレシプロ反転信号1
4及びスプレー信号ONタイマースタート15が入る。
この後、スプレーガン1が所定のスプレーOFFタイミ
ング遅れ分を下降したところでスプレーOFF16とな
り、該スプレーOFF16の近傍値にて前記タイマータ
イムアップ17とスプレー信号ON18となり、レシプ
ロ折り返し点19を経てスプレーONタイミング遅れを
経てスプレーガン1の上昇路にあってスプレーON20
となる。このスプレーON20の位置はオーバースプレ
ー域終端bの線上となる。
【0010】この場合、例えば図5に示すように現状の
制御のままレシプロ回数を増加させる方法としてレシプ
ロ折り返しを短かくするために、レシプロコントローラ
に早目に(a)の位置にてレシプロ反転信号を入力する
と、レシプロ折り返しは短かくなり(b)の位置で折り
返すため、(c)の位置にてスプレーON信号を入力し
てもレシプロの折り返し位置(b)が(c)の位置に到
達しないため、スプレーコントローラが(c)の位置を
認識できない。そこで、スプレーコントローラがスプレ
ー信号ONを認識するためには、レシプロ折り返し位置
(b)とスプレーON信号位置(c′)を、(b)≧
(c′)にする必要がある。この結果、レシプロ折り返
し位置(b)を早目にするとスプレー信号ON位置
(c′)位置も変更せざるを得なくなり、結果としてス
プレーONの位置もずれて、オーバースプレー域Bに入
り込んだb′の位置に変化してしまい塗装に不都合を生
ずることになる。
【0011】例えば、レシプロストロークの最大値を
比較すると、大幅に減少する。 現状の制御 〜 ワーク端部から300mm タイマー制御 〜 ワーク端部から120〜170mm
で良い。(Δ60%〜Δ43%) レシプロ慣性距離は、レシプロスピードが変化しなけ
れば一定に付タイマー値は一度設定してしまえばそのま
まで良い。(レシプロの同一位置でスプレーOFFとス
プレーONを行うことができる)
【0012】即ち、他の実施例となる図3に示すよう
に、スプレーガン1の下降路中、スプレーガン1がワー
クWの下限aの線上に達する少し手前位置をスプレー信
号OFF13の信号位置とし、且つレシプロ反転信号1
4及びスプレー信号ONタイマースタート15の位置と
すれば(スプレー信号OFFとレシプロの反転信号
は、、必ずしも同じタイミングの信号ではなく、レシプ
ロ塗装装置の駆動速度の変化等によって差を生じる。本
実施例では例として同じタイミングにしたものであ
る。)、所定のスプレーOFFタイミング遅れ分を下降
したスプレーOFF16の位置がオーバースプレー域終
端bの線上となり、スプレーONタイミング遅れを経た
レシプロ折り返し点19からの上昇路にてスプレーON
20となり、該スプレーON20とスプレーOFF16
が同一位置(オーバースプレーの下限bの線上)とな
る。図において、塗料噴射域をハッチングにて表わし、
タイマー作動時間を波線にて表わしている。
【0013】
【発明の効果】上述のように、本発明のレシプロ塗装装
置における塗料噴射制御方法は、レシプロコントローラ
に入力したストローク信号OFFを基準にタイマー設定
の所定秒後にスプレーONとするようにしてなるため、
レシプロストロークの数値入力だけで所定のスプレーO
N、OFFができる。また、レシプロストロークの慣性
距離が短くて済むため、レシプロの往復回数、塗料の塗
り重ね回数がアップして塗装作業に効率アップが図られ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すレシプロ塗装装置におけ
る塗料噴射制御の概略図である。
【図2】同塗料噴射制御の説明図である。
【図3】同他の実施例の塗料噴射制御の説明図である。
【図4】従来のレシプロ塗装装置における塗料噴射制御
の説明図である。
【図5】同レシプロ反転信号を早くした場合の比較説明
図である。
【符号の説明】
1 スプレーガン 13 スプレー信号OFF 14 レシプロ反転信号 15 スプレー信号ONタイマースタート 16 スプレーOFF 20 スプレーON a ワークの下限 b オーバースプレー域終端

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動スプレーガンが一定の塗装域を昇降
    往復するレシプロ塗装装置において、レシプロコントロ
    ーラに入力したスプレー信号OFFを基準としてスプレ
    ー信号ONタイマースタートのタイマー設定とし、タイ
    マーアップをスプレー信号ONとし、所定のスプレーO
    Nタイミング遅れを経たスプレーONをオーバースプレ
    ー域終端位置に設定することを特徴とするレシプロ塗装
    装置における塗料噴射制御方法。
  2. 【請求項2】 自動スプレーガンが一定の塗装域を昇降
    往復するレシプロ塗装装置において、スプレー信号OF
    Fとスプレー信号ONタイマースタート位置を、前記ス
    プレー信号OFFに起因し所定のスプレーOFFタイミ
    ング遅れを経たスプレーOFFがオーバースプレー域終
    端に臨むようにワーク下限位置より上位に設定し、スプ
    レーONと前記スプレーOFFを同一位置に設定してな
    ることを特徴とするレシプロ塗装装置における塗料噴射
    制御方法。
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