JP3164676B2 - 加熱装置 - Google Patents
加熱装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置、静電記
録装置等の画像形成装置に用いられる加熱装置に関す
る。特に未定着画像の加熱定着に好適な加熱装置に関す
る。
録装置等の画像形成装置に用いられる加熱装置に関す
る。特に未定着画像の加熱定着に好適な加熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】未定着画像の定着には加熱方式、特には
熱ローラ定着方式が広く普及している。この方式は、基
本的には、加熱ローラとそれに圧接する加圧ローラの一
体構成により、両者間に未定着画像を支持した記録材を
通過させて定着を行うものである。この構成において
は、通常、記録材が搬送されてこない時はローラを停止
させており、記録材が搬送されると、ローラに到達する
前にセンサなどの信号をトリガとしてローラが回転を始
める。そして、このローラ回転時に加熱定着に適した温
度で温度制御を行い、記録材の後端がローラを通過後、
すぐにローラーの回転を停止している。
熱ローラ定着方式が広く普及している。この方式は、基
本的には、加熱ローラとそれに圧接する加圧ローラの一
体構成により、両者間に未定着画像を支持した記録材を
通過させて定着を行うものである。この構成において
は、通常、記録材が搬送されてこない時はローラを停止
させており、記録材が搬送されると、ローラに到達する
前にセンサなどの信号をトリガとしてローラが回転を始
める。そして、このローラ回転時に加熱定着に適した温
度で温度制御を行い、記録材の後端がローラを通過後、
すぐにローラーの回転を停止している。
【0003】図10に上記のような加熱定着を行う像加
熱装置を示す。図10に示す装置においては、矢印方向
から搬送され未定着の粉体トナー像を支持した記録材1
2は搬送ベルト13に搬送されてセンサ16を通過す
る。これにより、加熱ローラ10と加圧ローラ11に接
続されているモータ15が駆動を始め、加熱ローラ10
と加圧ローラ11が回転を始める。そして、記録材12
は、加熱ローラ10と加圧ローラ11のニップ部に搬送
され、該ニップ部にて加熱及び加圧を受けて排出され、
センサ17を通過する。これによりセンサ17の信号が
オンからオフに変化し、モータ15の駆動が停止する。
熱装置を示す。図10に示す装置においては、矢印方向
から搬送され未定着の粉体トナー像を支持した記録材1
2は搬送ベルト13に搬送されてセンサ16を通過す
る。これにより、加熱ローラ10と加圧ローラ11に接
続されているモータ15が駆動を始め、加熱ローラ10
と加圧ローラ11が回転を始める。そして、記録材12
は、加熱ローラ10と加圧ローラ11のニップ部に搬送
され、該ニップ部にて加熱及び加圧を受けて排出され、
センサ17を通過する。これによりセンサ17の信号が
オンからオフに変化し、モータ15の駆動が停止する。
【0004】一方、上記ニップ部での加熱は、加熱ロー
ラ10に内包されたハロゲンヒータ5に電力を供給して
発熱させることにより行っており、加熱ローラ表面に接
触して設けられた温度検知素子であるサーミスタ9の抵
抗値が基準値に対して一定となるようにハロゲンヒータ
5への通電が制御されている。これにより、加熱ローラ
10は定着に必要な温度を保ち、良好な定着が行われ
る。
ラ10に内包されたハロゲンヒータ5に電力を供給して
発熱させることにより行っており、加熱ローラ表面に接
触して設けられた温度検知素子であるサーミスタ9の抵
抗値が基準値に対して一定となるようにハロゲンヒータ
5への通電が制御されている。これにより、加熱ローラ
10は定着に必要な温度を保ち、良好な定着が行われ
る。
【0005】しかしながら、加熱ローラ10の温度を常
に定着に必要な温度に維持し続けると、消費電力が増大
し、またローラが異常過熱を起こすことがあるので、上
記装置においては、ローラの停止時の温度が回転時より
も低くなるように制御している。以下、この温度制御の
手法について説明する。
に定着に必要な温度に維持し続けると、消費電力が増大
し、またローラが異常過熱を起こすことがあるので、上
記装置においては、ローラの停止時の温度が回転時より
も低くなるように制御している。以下、この温度制御の
手法について説明する。
【0006】図11に上記加熱ローラの温度制御回路と
ローラ駆動回路の一例を示す。図11にいおいて、6は
サーミスタ9と抵抗R1の分圧比によって得られる電圧
VTからデジタル値S11を得るためのA/Dコンバー
タである。また、27は制御目標電圧Vref1からデ
ジタル値S12を得るためのA/Dコンバータであり、
28は制御目標電圧Vref2からデジタル値S13を
得るためのA/Dコンバータである。つまり、A/Dコ
ンバータ6は加熱ローラの実際の温度の検出、またA/
Dコンバータ27は定着時の基準温度の検出、さらにA
/Dコンバータ28はローラ停止時の基準温度の検出を
それぞれ行うためのものである。
ローラ駆動回路の一例を示す。図11にいおいて、6は
サーミスタ9と抵抗R1の分圧比によって得られる電圧
VTからデジタル値S11を得るためのA/Dコンバー
タである。また、27は制御目標電圧Vref1からデ
ジタル値S12を得るためのA/Dコンバータであり、
28は制御目標電圧Vref2からデジタル値S13を
得るためのA/Dコンバータである。つまり、A/Dコ
ンバータ6は加熱ローラの実際の温度の検出、またA/
Dコンバータ27は定着時の基準温度の検出、さらにA
/Dコンバータ28はローラ停止時の基準温度の検出を
それぞれ行うためのものである。
【0007】そして、上記A/Dコンバータ6及びA/
Dコンバータ27及びA/Dコンバータ28のそれぞれ
によって出力されるデジタル値S11、S12、S13
は、制御部21に入力される。該制御部21は、後述の
図12に示すように、センサ16,17の入力に従い、
制御信号S10によってモータ15をオン・オフ制御
し、また上記デジタル値S12、S13を随時選択して
入力することによりハロゲンヒータ5のオン・オフ制御
を行っている。
Dコンバータ27及びA/Dコンバータ28のそれぞれ
によって出力されるデジタル値S11、S12、S13
は、制御部21に入力される。該制御部21は、後述の
図12に示すように、センサ16,17の入力に従い、
制御信号S10によってモータ15をオン・オフ制御
し、また上記デジタル値S12、S13を随時選択して
入力することによりハロゲンヒータ5のオン・オフ制御
を行っている。
【0008】ハロゲンヒータ5の制御は電力通電パター
ン発生器3を介して行われる。該電力通電パターン発生
器3は、制御部21の通電パターン信号S3に基づいて
ヒータ制御信号S4をヒータ駆動回路4に出力し、該ヒ
ータ駆動回路4は、ハロゲンヒータ5をヒータ制御信号
S5に基づいて交流駆動する。
ン発生器3を介して行われる。該電力通電パターン発生
器3は、制御部21の通電パターン信号S3に基づいて
ヒータ制御信号S4をヒータ駆動回路4に出力し、該ヒ
ータ駆動回路4は、ハロゲンヒータ5をヒータ制御信号
S5に基づいて交流駆動する。
【0009】次に、以上のような制御回路における動作
について説明する。先ず、装置に記録材が搬送されてこ
ないときは、センサ16及び17はオフの状態であり、
制御部21は、図12に示すようにモータ15の制御信
号S10をオフにして、A/Dコンバータ27からの信
号S12を基準として温度制御を行う。この信号S12
は、記録材の定着に適した温度より一定の低い温度に対
応した制御目標電圧Vref1のデジタル値であり、こ
れにより加熱ローラの温度は図14に示すように温度T
1に保たれる。
について説明する。先ず、装置に記録材が搬送されてこ
ないときは、センサ16及び17はオフの状態であり、
制御部21は、図12に示すようにモータ15の制御信
号S10をオフにして、A/Dコンバータ27からの信
号S12を基準として温度制御を行う。この信号S12
は、記録材の定着に適した温度より一定の低い温度に対
応した制御目標電圧Vref1のデジタル値であり、こ
れにより加熱ローラの温度は図14に示すように温度T
1に保たれる。
【0010】また、装置に記録材が搬送されてくると、
最初にセンサ16がオンになるが、制御部21は、図1
2に示すようにモータ15への信号S10をオンにし、
A/Dコンバータ28からの信号S13を基準にして温
度制御を行う。この信号S13は、定着に適した温度に
対応した制御目標電圧Vref2のデジタル値であり、
これにより加熱ローラの温度は図14に示すように温度
T2となる。
最初にセンサ16がオンになるが、制御部21は、図1
2に示すようにモータ15への信号S10をオンにし、
A/Dコンバータ28からの信号S13を基準にして温
度制御を行う。この信号S13は、定着に適した温度に
対応した制御目標電圧Vref2のデジタル値であり、
これにより加熱ローラの温度は図14に示すように温度
T2となる。
【0011】さらに、センサ16あるいはセンサ17が
オンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部2
1は図12に示すようにモータ15への信号S10をオ
ンし、A/Dコンバータ28からの信号S13を基準に
する。これにより加熱ローラの温度は上記T2を維持
し、良好な定着が行われる。
オンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部2
1は図12に示すようにモータ15への信号S10をオ
ンし、A/Dコンバータ28からの信号S13を基準に
する。これにより加熱ローラの温度は上記T2を維持
し、良好な定着が行われる。
【0012】以上の動作を図13のフローチャートに基
づいて説明する。先ず、センサ16及びセンサ17の状
態を判断し(ステップ201)、センサ16あるいはセ
ンサ17のいずれかがオンまたは、両センサがオンのと
きにはモータ15への信号S10をオンにする(ステッ
プ201〜ステップ202)。そして、温度制御の基準
となる信号としてS13を選択する(ステップ20
3)。一方、上記センサ16及びセンサ17のいずれも
がオフの場合には、モータ15への信号S10をオフし
(ステップ201〜ステップ204)、温度制御の基準
となる信号としてS12を選択する(ステップ20
5)。以上のように温度制御の基準信号を選択した後
は、選択された信号を基準にして温度制御を行う(ステ
ップ206)。
づいて説明する。先ず、センサ16及びセンサ17の状
態を判断し(ステップ201)、センサ16あるいはセ
ンサ17のいずれかがオンまたは、両センサがオンのと
きにはモータ15への信号S10をオンにする(ステッ
プ201〜ステップ202)。そして、温度制御の基準
となる信号としてS13を選択する(ステップ20
3)。一方、上記センサ16及びセンサ17のいずれも
がオフの場合には、モータ15への信号S10をオフし
(ステップ201〜ステップ204)、温度制御の基準
となる信号としてS12を選択する(ステップ20
5)。以上のように温度制御の基準信号を選択した後
は、選択された信号を基準にして温度制御を行う(ステ
ップ206)。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例によれば、加熱ローラの温度がローラ回転停止
直前まで温度T2に維持されるため、停止後のローラ温
度が図14にΔT1で示されるように非常に高くなるこ
とがあり、加熱ローラに変形、変質、異臭などが発生
し、ローラの寿命が著しく短くなるという問題点があっ
た。またローラの異常過熱により発火の危険もあった。
記従来例によれば、加熱ローラの温度がローラ回転停止
直前まで温度T2に維持されるため、停止後のローラ温
度が図14にΔT1で示されるように非常に高くなるこ
とがあり、加熱ローラに変形、変質、異臭などが発生
し、ローラの寿命が著しく短くなるという問題点があっ
た。またローラの異常過熱により発火の危険もあった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決し、ローラ回
転停止後のローラの異常過熱を防ぐことのできる加熱装
置を提供することを目的としている。
転停止後のローラの異常過熱を防ぐことのできる加熱装
置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、加熱ローラと、加熱ローラと協働して画像を担持
する記録材を挟持搬送するニップを形成する加圧ローラ
と、加熱ローラを加熱するヒータと、加熱ローラの温度
を検知する温度検知素子と、温度検知素子の検知温度が
設定温度を維持するようにヒータへの通電を制御する通
電制御手段とを有し、記録材がニップを通過した後、設
定温度を下げ、温度検知素子の検知温度が所定温度まで
低下したらローラ対の回転が停止する加熱装置におい
て、記録材がニップを通過し上記ローラ対が停止した後
の上記温度検知素子の最高検知温度に応じて次の所定温
度を設定する設定手段を有することにより達成される。
的は、加熱ローラと、加熱ローラと協働して画像を担持
する記録材を挟持搬送するニップを形成する加圧ローラ
と、加熱ローラを加熱するヒータと、加熱ローラの温度
を検知する温度検知素子と、温度検知素子の検知温度が
設定温度を維持するようにヒータへの通電を制御する通
電制御手段とを有し、記録材がニップを通過した後、設
定温度を下げ、温度検知素子の検知温度が所定温度まで
低下したらローラ対の回転が停止する加熱装置におい
て、記録材がニップを通過し上記ローラ対が停止した後
の上記温度検知素子の最高検知温度に応じて次の所定温
度を設定する設定手段を有することにより達成される。
【0016】
【作用】本発明によれば、加熱ローラと加圧ローラのロ
ーラ対で形成される圧接部に記録材が接近してくると、
該ローラ対は回転を開始し、該ローラ対内の加熱体は所
定の定着温度へ達するように駆動される。したがって、
上記記録材は上記ローラ対によって加熱及び加圧を受け
ながら搬送され、上記圧接部から排出される。すると、
上記加熱体は上記定着温度よりも低い所定の温度に達す
るように駆動され、徐々にその温度を低下させる。そし
て、その温度が所定の温度に達すると、ローラ対は停止
され待機状態となる。このとき、上記ローラ対には定着
動作時に与えられた熱量が蓄積されており、その熱量に
よってオーバーシュートが発生してしまうが、最高検知
温度に応じて回転の停止温度を決めているので、ローラ
対全体が一様に低い温度となり、上記オーバーシュート
を低く抑える。
ーラ対で形成される圧接部に記録材が接近してくると、
該ローラ対は回転を開始し、該ローラ対内の加熱体は所
定の定着温度へ達するように駆動される。したがって、
上記記録材は上記ローラ対によって加熱及び加圧を受け
ながら搬送され、上記圧接部から排出される。すると、
上記加熱体は上記定着温度よりも低い所定の温度に達す
るように駆動され、徐々にその温度を低下させる。そし
て、その温度が所定の温度に達すると、ローラ対は停止
され待機状態となる。このとき、上記ローラ対には定着
動作時に与えられた熱量が蓄積されており、その熱量に
よってオーバーシュートが発生してしまうが、最高検知
温度に応じて回転の停止温度を決めているので、ローラ
対全体が一様に低い温度となり、上記オーバーシュート
を低く抑える。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を参考例と共に添付図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0018】〈参考例〉 先ず、本発明に係る参考例を図1ないし図4に基づいて
説明する。図1は本参考例の加熱装置の温度制御回路で
ある。なお、図10ないし図14に示した従来例との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
説明する。図1は本参考例の加熱装置の温度制御回路で
ある。なお、図10ないし図14に示した従来例との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0019】図1において1は、センサ16,17の入
力とサーミスタ9からの信号S11のデジタル値に従
い、モータ15のオン・オフ制御及びハロゲンヒータ5
のオン・オフ制御を行う制御部である。
力とサーミスタ9からの信号S11のデジタル値に従
い、モータ15のオン・オフ制御及びハロゲンヒータ5
のオン・オフ制御を行う制御部である。
【0020】以下、図1に示す制御回路における制御方
法について説明する。先ず、装置に記録材が搬送されて
こないときは、センサ16及び17はオフの状態であ
り、加熱ローラは、定着に適した温度より低い温度に保
たれる。したがって、制御目標電圧はVref1であ
り、制御部1は図2に示すようにA/Dコンバータ27
からの信号S12を選択し、S11とS12を比較して
温度制御を行う。
法について説明する。先ず、装置に記録材が搬送されて
こないときは、センサ16及び17はオフの状態であ
り、加熱ローラは、定着に適した温度より低い温度に保
たれる。したがって、制御目標電圧はVref1であ
り、制御部1は図2に示すようにA/Dコンバータ27
からの信号S12を選択し、S11とS12を比較して
温度制御を行う。
【0021】次に、装置に記録材が搬送されてくると、
先ず最初にセンサ16がオンになり、制御部1は図2に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、信号
S13を選択する。つまり、制御目標電圧をVref2
としてA/Dコンバータ28から信号S13を入力し、
A/Dコンバータ6からのS11とS13を比較して記
録材の定着に適した温度で温度制御を行う。
先ず最初にセンサ16がオンになり、制御部1は図2に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、信号
S13を選択する。つまり、制御目標電圧をVref2
としてA/Dコンバータ28から信号S13を入力し、
A/Dコンバータ6からのS11とS13を比較して記
録材の定着に適した温度で温度制御を行う。
【0022】また、センサ16あるいはセンサ17がオ
ンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部1は
図2に示すようにモータ15への信号S10をオンし、
信号S13を選択する。つまり、制御目標電圧をVre
f2として温度制御を行う。しかし、その後センサ17
がオフになると、制御部1は図2に示すように信号S1
2を選択し、制御目標電圧をVref1として定着に適
した温度より低い温度で温度制御を行う。そして、さら
にその後A/Dコンバータ6からの信号S11が制御目
標電圧Vref1に相当する信号S12の値に達した
時、モータ15への信号S10をオフとする。
ンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部1は
図2に示すようにモータ15への信号S10をオンし、
信号S13を選択する。つまり、制御目標電圧をVre
f2として温度制御を行う。しかし、その後センサ17
がオフになると、制御部1は図2に示すように信号S1
2を選択し、制御目標電圧をVref1として定着に適
した温度より低い温度で温度制御を行う。そして、さら
にその後A/Dコンバータ6からの信号S11が制御目
標電圧Vref1に相当する信号S12の値に達した
時、モータ15への信号S10をオフとする。
【0023】以上の制御を図3のフローチャートに基づ
いて説明する。先ず、センサ16,17の状態を検知し
(ステップ101)、センサ16あるいはセンサ17が
オン、または、両センサがオンのときモータ15への信
号S10をオンする(ステップ101〜ステップ10
2)。次に、温度制御の基準となる信号としてS13を
選択する(ステップ103)。一方、いずれのセンサも
オフの場合には、制御目標電圧をVref2からVre
f1にした結果、信号S11の値がVref1に相当す
る信号S12の値に達したことがあるかどうかを判断し
(ステップ101〜ステップ104)、ない場合にはモ
ータ15への信号S10をオンし(ステップ105)、
温度制御の基準となる信号としてS12を選択する(ス
テップ106)。また、達したことがある場合には、モ
ータ15への信号S10をオフし(ステップ107)、
温度制御の基準となる信号としてS12を選択する(ス
テップ108)。
いて説明する。先ず、センサ16,17の状態を検知し
(ステップ101)、センサ16あるいはセンサ17が
オン、または、両センサがオンのときモータ15への信
号S10をオンする(ステップ101〜ステップ10
2)。次に、温度制御の基準となる信号としてS13を
選択する(ステップ103)。一方、いずれのセンサも
オフの場合には、制御目標電圧をVref2からVre
f1にした結果、信号S11の値がVref1に相当す
る信号S12の値に達したことがあるかどうかを判断し
(ステップ101〜ステップ104)、ない場合にはモ
ータ15への信号S10をオンし(ステップ105)、
温度制御の基準となる信号としてS12を選択する(ス
テップ106)。また、達したことがある場合には、モ
ータ15への信号S10をオフし(ステップ107)、
温度制御の基準となる信号としてS12を選択する(ス
テップ108)。
【0024】以上のように温度制御の基準となる信号を
選択した後は、その信号に基づいて温度制御を行う(ス
テップ109)。
選択した後は、その信号に基づいて温度制御を行う(ス
テップ109)。
【0025】図4は、以上のような本参考例の制御動作
を行ったときの加熱ローラの温度変化を示したものであ
る。この図を見て判るようにモータ停止時、加熱ローラ
の温度のオーバーシュートの温度は所定範囲内に抑えら
れる。
を行ったときの加熱ローラの温度変化を示したものであ
る。この図を見て判るようにモータ停止時、加熱ローラ
の温度のオーバーシュートの温度は所定範囲内に抑えら
れる。
【0026】〈実施例〉 次に、本発明の実施例を図5ないし図9に基づき説明す
る。なお、参考例との共通箇所には同一符号を付して説
明を省略する。
る。なお、参考例との共通箇所には同一符号を付して説
明を省略する。
【0027】図5に示すように、参考例を適用しても、
まだ温度のオーバーシュートが大きい場合がある。本実
施例は、これを防止するために、モータをオンする設定
温度を変化させる。
まだ温度のオーバーシュートが大きい場合がある。本実
施例は、これを防止するために、モータをオンする設定
温度を変化させる。
【0028】図6は本実施例の加熱装置の温度制御回路
である。図6において6は、サーミスタ5と抵抗R1の
分圧比によって得られる電圧VTからデジタル値S1を
得るためのA/Dコンバータである。7は制御目標電圧
Vrefからデジタル値S2を得るためのA/Dコンバ
ータである。この制御目標電圧Vrefは可変であり、
制御部2により信号Sを制御することで変化させること
が可能である。A/Dコンバータ6及びA/Dコンバー
タ7はそれぞれデジタル値S1、S2を制御部2に出力
する。該制御部2は、センサの入力に従い、モータのオ
ン、オフ及び、制御目標電圧Vrefの設定を行う。
である。図6において6は、サーミスタ5と抵抗R1の
分圧比によって得られる電圧VTからデジタル値S1を
得るためのA/Dコンバータである。7は制御目標電圧
Vrefからデジタル値S2を得るためのA/Dコンバ
ータである。この制御目標電圧Vrefは可変であり、
制御部2により信号Sを制御することで変化させること
が可能である。A/Dコンバータ6及びA/Dコンバー
タ7はそれぞれデジタル値S1、S2を制御部2に出力
する。該制御部2は、センサの入力に従い、モータのオ
ン、オフ及び、制御目標電圧Vrefの設定を行う。
【0029】以上のような本実施例の制御回路における
制御方法について説明する。先ず、装置に記録材が搬送
されてこないときは、センサ16及び17はオフの状態
であり、制御部2は図7に示すようにモータ15への信
号S10をオフにし、目標制御電圧Vrefを図9に示
す温度T1に対応した制御目標電圧Vref(1)に設
定して、A/Dコンバータ6を信号Sによって制御す
る。そして、このように制御されたA/Dコンバータ6
からの信号S2とS1を比較し温度制御を行う。ここ
で、温度T1とは、定着に適した温度より低い温度であ
る。
制御方法について説明する。先ず、装置に記録材が搬送
されてこないときは、センサ16及び17はオフの状態
であり、制御部2は図7に示すようにモータ15への信
号S10をオフにし、目標制御電圧Vrefを図9に示
す温度T1に対応した制御目標電圧Vref(1)に設
定して、A/Dコンバータ6を信号Sによって制御す
る。そして、このように制御されたA/Dコンバータ6
からの信号S2とS1を比較し温度制御を行う。ここ
で、温度T1とは、定着に適した温度より低い温度であ
る。
【0030】次に、装置に記録材が搬送されてくると、
先ず最初にセンサ16がオンになり、制御部2は図7に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、制御
目標電圧を定着に最適な温度T2に対応したVref
(2)に設定する。そして、上記と同様にA/Dコンバ
ータ6を制御し、信号S2とS1を比較しながら、記録
材の定着に適した温度で温度制御を行う。
先ず最初にセンサ16がオンになり、制御部2は図7に
示すようにモータ15への信号S10をオンにし、制御
目標電圧を定着に最適な温度T2に対応したVref
(2)に設定する。そして、上記と同様にA/Dコンバ
ータ6を制御し、信号S2とS1を比較しながら、記録
材の定着に適した温度で温度制御を行う。
【0031】また、センサ16あるいは、センサ17が
オンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部2
は図7に示すようにモータ15への信号をオンし、制御
目標電圧を定着に適した温度T2に対応したVref
(2)になるように設定する。
オンの間は、記録材がローラ付近にあるため、制御部2
は図7に示すようにモータ15への信号をオンし、制御
目標電圧を定着に適した温度T2に対応したVref
(2)になるように設定する。
【0032】しかし、その後センサ17がオフになる
と、制御目標電圧をVref(Ta)に設定する。この
Vref(Ta)は次にのように求められる。先ず、図
5に示すような前回の定着後に生じたオーバーシュート
の値ΔT2を保持し、前回の定着後にVref(1)に
より設定した温度(図9の場合にはT1)よりこの保持
した値ΔT2を減算することにより温度Taを求め、こ
の温度Taに対応するようにVref(Ta)を設定す
る。つまり、定着後の温度を前回よりも低下させること
によりオーバーシュートを防ぐものである。
と、制御目標電圧をVref(Ta)に設定する。この
Vref(Ta)は次にのように求められる。先ず、図
5に示すような前回の定着後に生じたオーバーシュート
の値ΔT2を保持し、前回の定着後にVref(1)に
より設定した温度(図9の場合にはT1)よりこの保持
した値ΔT2を減算することにより温度Taを求め、こ
の温度Taに対応するようにVref(Ta)を設定す
る。つまり、定着後の温度を前回よりも低下させること
によりオーバーシュートを防ぐものである。
【0033】このように制御目標電圧をVref(T
a)に設定した後、A/Dコンバータ6からの信号S2
と信号S1を比較し、信号S1の値が信号S2の値に達
した時、モータ15への信号をオフとする。
a)に設定した後、A/Dコンバータ6からの信号S2
と信号S1を比較し、信号S1の値が信号S2の値に達
した時、モータ15への信号をオフとする。
【0034】その後、ローラの寿命に影響のない限界温
度からの加熱ローラのオーバーシュートを測定し、以後
上記Vref(1)に相当する温度を保持する。
度からの加熱ローラのオーバーシュートを測定し、以後
上記Vref(1)に相当する温度を保持する。
【0035】次に、本実施例の制御を図8のフローチャ
ートに基づいて説明する。先ず、制御目標電圧Vref
(Ta)をVref(1)に対応した値とする(ステッ
プ300)。次に、センサ16,17の状態を検知し
(ステップ301)、センサ16あるいはセンサ17が
オン、または、両センサがオンのときにはモータ15へ
の信号S10をオンし(ステップ302)、制御目標電
圧をVref(2)とする。
ートに基づいて説明する。先ず、制御目標電圧Vref
(Ta)をVref(1)に対応した値とする(ステッ
プ300)。次に、センサ16,17の状態を検知し
(ステップ301)、センサ16あるいはセンサ17が
オン、または、両センサがオンのときにはモータ15へ
の信号S10をオンし(ステップ302)、制御目標電
圧をVref(2)とする。
【0036】また、いずれのセンサもオフの場合には、
制御目標電圧をVref(2)からVref(Ta)に
した結果、加熱ローラの温度がVref(Ta)に対す
る温度Taに達したことがあるかどうかを判断し、達し
たことがある場合には、モータ15への信号S10をオ
フし(ステップ305)、制御目標電圧をVref
(1)に設定する。一方、達したことがない場合には、
モータ15への信号S10をオンし(ステップ30
7)、制御目標電圧をVref(Ta)に設定する(ス
テップ308)。このように、ステップ306及びステ
ップ308でそれぞれ制御目標電圧を設定した後、オー
バーシュートの温度ΔT2を測定し、温度Taを算出す
る。
制御目標電圧をVref(2)からVref(Ta)に
した結果、加熱ローラの温度がVref(Ta)に対す
る温度Taに達したことがあるかどうかを判断し、達し
たことがある場合には、モータ15への信号S10をオ
フし(ステップ305)、制御目標電圧をVref
(1)に設定する。一方、達したことがない場合には、
モータ15への信号S10をオンし(ステップ30
7)、制御目標電圧をVref(Ta)に設定する(ス
テップ308)。このように、ステップ306及びステ
ップ308でそれぞれ制御目標電圧を設定した後、オー
バーシュートの温度ΔT2を測定し、温度Taを算出す
る。
【0037】以上のように各目標制御電圧を設定した後
は、信号S1と信号S2を比較しながら温度制御を行
う。
は、信号S1と信号S2を比較しながら温度制御を行
う。
【0038】本実施例によれば、図9に示すように、加
熱ローラのオーバーシュートをさらに低減させることが
できる。
熱ローラのオーバーシュートをさらに低減させることが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、記
録材がニップを通過し上記ローラ対が停止した後の上記
温度検知素子の最高検知温度に応じて次の所定温度を設
定する設定手段を有することとしたので、ローラ対の回
転停止後の加熱ローラの温度のオーバーシュートを確実
に防止できる。
録材がニップを通過し上記ローラ対が停止した後の上記
温度検知素子の最高検知温度に応じて次の所定温度を設
定する設定手段を有することとしたので、ローラ対の回
転停止後の加熱ローラの温度のオーバーシュートを確実
に防止できる。
【図1】本発明に係る参考例における加熱装置の温度制
御回路を示す図である。
御回路を示す図である。
【図2】図1の回路における制御部の、センサ入力に対
する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図であ
る。
する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図であ
る。
【図3】図1の回路における制御部による制御の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る参考例における加熱ローラの温度
変化の一例を示す図である。
変化の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る参考例における加熱ローラの温度
変化の別の例を示す図である。
変化の別の例を示す図である。
【図6】本発明の実施例における加熱装置の温度制御回
路を示す図である。
路を示す図である。
【図7】図6の回路における制御部の、センサ入力に対
する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図であ
る。
する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図であ
る。
【図8】図6の回路における制御部による制御の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例における加熱ローラの温度変化
の別の例を示す図である。
の別の例を示す図である。
【図10】加熱定着を行う従来の像加熱装置の断面図で
ある。
ある。
【図11】従来の加熱ローラの温度制御回路とローラ駆
動回路を示す図である。
動回路を示す図である。
【図12】図11の回路における制御部の、センサ入力
に対する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図
である。
に対する設定温度とモータのオン・オフの選択を示す図
である。
【図13】図11の回路における制御部による制御の流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
【図14】従来の加熱ローラの温度変化の別の例を示す
図である。
図である。
1,2 制御部(温度制御手段、ローラ対駆動制御手
段) 5 ハロゲンヒータ(加熱体) 9 サーミスタ(温度検知手段) 10 加熱ローラ 11 加圧ローラ 12 記録材 16,17 センサ(記録材検知手段)
段) 5 ハロゲンヒータ(加熱体) 9 サーミスタ(温度検知手段) 10 加熱ローラ 11 加圧ローラ 12 記録材 16,17 センサ(記録材検知手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱ローラと、加熱ローラと協働して画
像を担持する記録材を挟持搬送するニップを形成する加
圧ローラと、加熱ローラを加熱するヒータと、加熱ロー
ラの温度を検知する温度検知素子と、温度検知素子の検
知温度が設定温度を維持するようにヒータへの通電を制
御する通電制御手段とを有し、記録材がニップを通過し
た後、設定温度を下げ、温度検知素子の検知温度が所定
温度まで低下したらローラ対の回転が停止する加熱装置
において、記録材がニップを通過し上記ローラ対が停止した後の上
記温度検知素子の最高検知温度に応じて次の所定温度を
設定する設定手段を有する ことを特徴とする加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35860392A JP3164676B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35860392A JP3164676B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06202526A JPH06202526A (ja) | 1994-07-22 |
JP3164676B2 true JP3164676B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18460170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35860392A Expired - Fee Related JP3164676B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164676B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4593903B2 (ja) * | 2003-11-05 | 2010-12-08 | キヤノン株式会社 | 加熱装置 |
JP4999444B2 (ja) | 2006-12-20 | 2012-08-15 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
JP4605408B2 (ja) | 2008-06-11 | 2011-01-05 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム、 |
JP4577411B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2010-11-10 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置、及び、画像形成方法 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP35860392A patent/JP3164676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06202526A (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |