JP3164487B2 - 廃液処理装置及び廃液処理装置で生成される凝縮水利用装置 - Google Patents

廃液処理装置及び廃液処理装置で生成される凝縮水利用装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性切削廃油、アル
カリ脱脂廃液、合金メッキ・ニッケルメッキ・老化液、
高COD廃液・高BOD廃液、ゴミ処分場の廃水等の廃
水、又は産業廃棄物の浸水等の各種廃液(以下、原則と
して廃液とする。)を処理する処理装置及びこの廃液処
理装置で生成される凝縮水利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種廃液を処理する方法として
は、精密濾過方式、濃縮晶析方式等が知られている。前
者は高精度のセラミック濾過筒等の濾過部材を利用して
濾過する構成であり、例えば、比較的少量廃液と、条件
温度の制限がない廃液に有益、有効性がある。また後者
は廃液と固定式の蒸気管との熱交換を介して当該廃液中
の水分を蒸発させ、当該蒸発蒸気を凝縮水(清澄水)と
して取り出し、前記廃液中の夾雑物を結晶浮上させてス
ラリポンプを介して取り出す構成であり、比較的大量廃
液と、低温条件下での廃液処理に有益、有効性がある。
そして、本発明は、後者の濃縮晶析方式を利用して、前
記各種廃液を晶析処理する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した固定式の蒸気
管を採用し、かつこの蒸気管にヒートポンプで生成され
る加熱蒸気を供給して熱交換する構成では、下記のよう
な課題が考えられる。
【0004】(イ) スケールの付着 廃液の高濃度濃縮を行うと、伝熱管(コイル)が固定式
のものは必ずスケールの付着が発生する。したがって、
熱交換時(伝熱時)の大きな障害となり、効率的な蒸発
が期待できない。
【0005】(ロ) 沸点上昇(B.P.R.) 廃液の沸点は通常濃度が上がるほど高くなります。ヒー
トポンプの成績係数は、 で表されます。したがって、沸点上昇の大きいものは不
利になります。例えば、アルカリ脱脂更新液の場合濃縮
倍率が20倍、クーラント廃液の場合10倍以上で急激
に沸点が上昇するため、蒸発し難くなります。
【0006】(ハ) 突沸現象 高濃度液中に低濃度液が入ると、突沸(突然爆発したよ
うな沸騰)が起こり、ベーパー中に濃縮液が混入しま
す。
【0007】(ニ) 飛沫同伴 高濃度濃縮において濃縮液を循環しますと、蒸発ベーパ
ー中に濃縮液の飛沫が混入します。飛沫同伴は凝縮液の
水質を著しく悪化させるため、例えば、ヒートポンプ方
式のようにベーパーを蒸気として再利用する場合、伝熱
管内部へのスケール付着、ヒートポンプ等破損の原因に
なる。
【0008】(ホ) 蒸気汚染 ベーパーを加圧昇温して加熱用蒸気にするため、ベーパ
ー中にミストが混入した場合蒸気が汚染され、伝熱管内
スケール付着し、熱伝導が悪くなりなす。また伝熱管内
のクリーニングも困難です。
【0009】(ヘ) 非凝縮ガス(N.C.G) 溶液中に含まれる炭酸ガスや窒素ガスなどの非凝縮ガス
(N.C.G)が、ベーパーに僅か0.2%以上入るだ
けでも、熱伝導が約半分になる。
【0010】(ト) 凝縮水温度 高温の蒸気より凝縮した液が排出されるので、凝縮水の
温度が高い。
【0011】(チ) 凝縮水量 加えた蒸気の凝縮ドレン水も廃液からの凝縮液と混ざっ
てしまい、排出される凝縮液の量が増します。したがっ
て、本来そのまま流せる蒸気ドレンの分まで後処理を必
要とします。また蒸気ドレンの再利用ができません。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明は、廃
液に浸漬した回転コイルを利用するとともに、当該回転
コイルに低温蒸気を供給し、境膜温度を低くして伝熱面
の局所過熱をなくすこと、及び伝熱面上に発生する遠心
力を利用して、液境膜の更新、スケール付着回避又はス
ケーリング発生防止並びに高精度・高濃度の濃縮液の生
成を意図して、下記の構成を採用する。
【0013】即ち、本発明の廃液処理装置は、蒸気発生
装置と、この蒸気発生装置に接続される槽本体、ミスト
チャンバーとでなる減圧・低温濃縮槽と、前記槽本体に
設けた前記ミストチャンバーからの低温蒸気が供給され
る回転コイルと、前記ミストチャンバーに接続される分
離器と、この分離器に接続される凝縮水排水管を備えた
コンデンサーとで構成されている廃液処理装置であっ
て、 前記回転コイルの境膜温度を低くして伝熱面の局所
過熱をなくすこと、及びこの回転コイルの伝熱面上に発
生する遠心力を利用し、液境膜の更新、スケール付着回
避又はスケーリング発生防止を可能とした構造である。
【0014】また前記回転コイルを備えた廃液処理装置
で生成された凝縮水の有効利用及び省水化を意図して、
下記の構成を採用する。
【0015】即ち、本発明の廃液処理装置で生成される
凝縮水利用装置は、蒸気発生装置と、この蒸気発生装置
に接続される槽本体、ミストチャンバーとでなる減圧・
低温濃縮槽と、前記槽本体に設けた前記ミストチャンバ
ーからの低温蒸気が供給される回転コイルと、前記ミス
トチャンバーに接続される分離器と、この分離器に接続
される凝縮水排水管を備えたコンデンサーとで構成し、
前記回転コイルの境膜 温度を低くして伝熱面の局所過熱
をなくすこと、及びこの回転コイルの伝熱面上に発生す
る遠心力を利用し、液境膜の更新、スケール付着回避又
はスケーリング発生防止を可能とした廃液処理装置であ
って、この廃液処理装置で生成した凝縮水を供給できる
クーリングタワー、加工機を、当該廃液処理装置に接続
する構造である。
【0016】
【作用】次に本発明の作用を説明する。
【0017】廃液貯溜槽に充填されている廃液は、配管
及びバースクリーン、ゴミ取り、傾斜板等の除塵装置を
経由して二次廃液貯溜槽に導かれる。この二次廃液貯溜
槽に貯溜された原液は、供給管を経由して減圧・低温濃
縮槽に導入されるが、この廃液は当該減圧・低温濃縮槽
で回転されている回転コイルに接触すると同時に、当該
回転コイルに供給された加熱蒸気との間で熱交換が行わ
れる。具体的には、当該回転コイルにはボイラーで加熱
された加熱蒸気が供給されているので、回転コイルと接
触する廃液との間において効率的に熱交換がされるとと
もに、この際、回転コイルの伝熱面には遠心力(当該伝
熱面より離れる方向に発生する力)が発生し、当該回転
コイル周囲に発生する蒸発皮膜、及びスケールに対し
て、回転コイルの伝熱面より離間しょうとする強制力が
付与される特徴がある。この遠心力により蒸発皮膜及び
スケールが飛散処理され、伝熱面周辺との隙間が生成さ
れるとともに、この隙間に次々と新たな廃液が移行し、
当該伝熱面と新たな廃液との接触、即ち、盛んに熱交換
が繰り返される。したがって、境膜伝熱係数が大きくな
り極めて効率よく熱交換(伝熱)が図れる。
【0018】例えば、境膜等は、遠心力により伝熱面よ
り剥離しますので、その遠心力を試算してみると、遠心
を基準に回転数を決定します(可変可能)。 熱変性を起こし易い液 Z>1 熱伝達が遅い液 Z<1 w:角速度〔rad/sec〕 g:動加速度〔cm/sec〕 n:回転数〔rpm〕 r:回転半径〔cm〕 殊に、廃液が高濃度、高粘性となると、本発明の回転コ
イルで発生される遠心力の作用が好影響を与えることが
立証されている。
【0019】この減圧・低温濃縮槽で生成された蒸気
は、減圧・低温濃縮槽のミストチャンバーで収集され、
その後、配管を経由して濾層を有する分離器(ミストセ
パレター)にて再濾過され清澄蒸気に変わる。この清澄
蒸気は、その後、配管を経由してコンデンサーに供給さ
れ、当該コンデンサーにより凝集・冷却圧縮され凝縮水
に変換された後、凝縮水排水管を介して装置外に排出さ
れる。尚、前記分離器により分離された汚濁物は、汚濁
物排液管を経由して減圧・低温濃縮槽にリターンされ
る。
【0020】また前記減圧・低温濃縮槽で分離生成され
た濃縮液は、濃縮液排液管を経由して槽外に排出され再
利用される。例えば、水溶性切削液であれば、略々1/
20に濃縮でき、高濃縮でかつ熱変性がなく、かつ高カ
ロリーの熱量を含む特性を備える。この濃縮液は、例え
ば、焼却炉設備等の補助燃料として再利用される。
【0021】尚、前記減圧・低温濃縮槽、及び分離器並
びにコンデンサーにて生成された凝縮水は再利用される
が、この凝縮水利用装置として、例えば、クーリングタ
ワーの場合は、凝縮水排水管に介在した凝縮水(真空)
抜出しポンプにより例えば油水分離槽等の処理装置に到
らせしめる。その後、浮上分離された清澄水は、供給配
管を経由して主として冷却水等用のクーリングタワーに
供給される。当該クーリングタワーに供給される凝縮水
は、清澄化された蒸気と同様な水質のドレンであり、ク
ーリングタワーに必要とされる水及び軟水処理薬品の節
約が可能となり大変有益である。
【0022】そして、試算では、下記のようになる。水
溶性切削液を500kg/Hr処理する場合 V’=500kg/Hr クーリングタワー能力 Q 100RL=100×3900kcal/Hr= 390,000kcal/Hr 循環水量 R=1,300リットル/min 78m3
/Hr 循環水濃縮倍率 N=5(想定) クーリングタワー蒸発損失量 E=Q/600 =390,000/600=650リットル/Hr クーリングタワー蒸散損失量 W=0,1%(想定) =1,300×60×0,001=78リットル/Hr 強制ブロー量 B=E/(N−1)−W =650/4−78=84,5リットル/Hr 補給水量 M=E+B+W =650+84,5+78=812,5リットル/Hr 市水又は工水必要量 L=m2+M2 補給水 M2=m1(凝縮水)+m2(市水又は工水) 2RL用補給水 M2=θ×8,67(N:4) ≒17,5リットル/Hr L=337,5+17,5=355リットル/Hr
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0024】図2(図1)において1は減圧・低温濃縮
槽であり、この減圧・低温濃縮槽1は、槽本体111
と、この槽本体111内に回転自在に内装された回転コ
イル112と、この回転コイル112を架承し蒸気供給
管2と接続されるメインコイル113と、当該メインコ
イル113を回転するモータ114と、前記槽本体11
1の上部に設けたミストチャンバー115と、で構成さ
れている。この減圧・低温濃縮槽1は前記の如く蒸気供
給管2を介してボイラー等の蒸気発生装置3に接続され
ている。したがって、減圧・低温濃縮槽1の回転コイル
112には、蒸気発生装置3で生成された加熱蒸気が供
給される。この回転コイル112と接触する廃液との間
において効率的に熱交換がされるとともに、この際、回
転コイル112の伝熱面112aには遠心力が発生し、
当該回転コイル112周囲に発生する液境膜A’・蒸気
境膜A、及びスケールに対して、回転コイル112の伝
熱面112aより離間しょうとする強制力が付与される
特徴がある。この遠心力により液境膜A’・蒸発境膜A
及びスケールが飛散処理され、伝熱面112a周辺との
隙間Bが生成されるとともに、この隙間に次々と新たな
廃液が移行し、当該伝熱面112aと新たな廃液との接
触、即ち、盛んに熱交換が繰り返される。またこの減圧
・低温濃縮槽1には配管4を介して分離器5が接続され
ており、前記減圧・低温濃縮槽1のミストチャンバー1
15で生成された蒸気は、この配管4により分離器5に
送られる。この分離器5で再濾過され清澄蒸気と汚濁物
とに分離され、この汚濁物はリターン配管4aを介して
減圧・低温濃縮槽1に戻される。一方、この分離器5で
再濾過され清澄蒸気は、その後、配管6を経由してコン
デンサー7に供給され、当該コンデンサー7により凝集
・冷却圧縮され凝縮水に変換された後、凝縮液排液管8
を介して装置外に排出される。尚、前記減圧・低温濃縮
槽1で凝集された濃縮液は、濃縮液排液管8を介して濃
縮液槽9に貯留される。この濃縮液は、前述の如く、補
助燃料として利用される。
【0025】図中10はクーリングタワーで、クーリン
グタワー10は前記減圧・低温濃縮槽1及び分離器5並
びにコンデンサー7にて生成された凝縮水を再利用する
凝縮水利用装置の望ましい一例である。そして、この例
では、クーリングタワー10は前記コンデンサー7と凝
縮水排水管11を介して連設されているが、場合により
処理装置12(濾過装置、油水分離装置、活性炭処理、
膜処理等)及び供給配管13を経由して接続される。
尚、14は凝縮水排水管11に設けたポンプ、15はク
ーリングタワー10への補給水配管を示す。尚、この凝
縮水は加工機の工水、散水等に再利用される。
【0026】また図中16は真空ポンプ、17は循環ポ
ンプ、18は廃液貯溜槽(原液貯溜槽)、19はバース
クリーン等の除塵装置、20は二次廃液貯溜槽を示す。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述した如く、廃液に
浸漬した回転コイルを利用するとともに、当該回転コイ
ルに低温蒸気を供給し、境膜温度を低くして伝熱面の局
所過熱をなくし、かつ伝熱面上に発生する遠心力を利用
して、液境膜の更新、スケール付着回避又はスケーリン
グ発生防止を図る構成であり、下記の効果を有する。 (イ) 遠心力利用による液境膜の更新を介して、スケー
ルの付着がなく効率的な熱交換が図れる。また効率的な
蒸発が期待できる。 (ロ) 低温蒸気を供給し、境膜温度を低くする構成であ
り、沸点上昇(B.P.R.)を低くすることができ
る。また効率的な蒸発が期待できる。 (ハ) 突沸現象・飛沫同伴の発生がない。また回転コイ
ル内へのスケール付着、蒸気発生装置等破損がない。 (ニ) ベーパー中にミストの混入がなく蒸気汚染の発生
が皆無である。また非凝縮ガス(N.C.G)の発生も
皆無である。 (ホ) 低温の蒸気より凝縮した液が排出される構成であ
り、凝縮水の温度が低い。
【0028】また本発明は、前記回転コイルを備えた廃
液処理装置で生成された凝縮水をクーリングタワーの補
給水、工水等として有効利用する構成であり、下記の効
果を有する。 (ヘ) 凝縮水内に廃液からの残留凝縮液が混ざらない凝
縮水が生成されることから、この凝縮水を前記補給水、
工水等として有効利用できる。 (ト) 節水対策に有益であり、かつ環境に好影響を与え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の模式図である。
【図2】本発明の減圧・低温濃縮槽の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の回転コイルの要部を拡大して示す側面
図である。
【図4】本発明の回転コイルの要部の拡大し正面視して
示した断面図図である。
【図5】本発明のクーリングタワーの一例を示す要部を
拡大して示す模式図である。
【符号の説明】
1 減圧・低温濃縮槽 111 槽本体 112 回転コイル 112a 伝熱面 113 メインコイル 114 モータ 115 ミストチャンバー 2 蒸気供給管 3 蒸気発生装置 4 配管 4a リターン配管 5 分離器 6 配管 7 コンデンサー 8 濃縮液排液管 9 濃縮液槽 10 クーリングタワー 11 凝縮水排水管 12 処理装置 13 供給配管 14 ポンプ 15 補給水配管 16 真空ポンプ 17 循環ポンプ 18 廃液貯溜槽 19 除塵装置 20 二次廃液貯溜槽 A 蒸気境膜 A’ 液境膜 B 隙間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気発生装置と、この蒸気発生装置に接
    続される槽本体、ミストチャンバーとでなる減圧・低温
    濃縮槽と、前記槽本体に設けた前記ミストチャンバーか
    らの低温蒸気が供給される回転コイルと、前記ミストチ
    ャンバーに接続される分離器と、この分離器に接続され
    る凝縮水排水管を備えたコンデンサーとで構成されてい
    る廃液処理装置であって、 前記回転コイルの境膜温度を低くして伝熱面の局所過熱
    をなくすこと、及びこの回転コイルの伝熱面上に発生す
    る遠心力を利用し、液境膜の更新、スケール付着回避又
    はスケーリング発生防止を可能とした 廃液処理装置。
  2. 【請求項2】 蒸気発生装置と、この蒸気発生装置に接
    続される槽本体、ミストチャンバーとでなる減圧・低温
    濃縮槽と、前記槽本体に設けた前記ミストチャンバーか
    らの低温蒸気が供給される回転コイルと、前記ミストチ
    ャンバーに接続される分離器と、この分離器に接続され
    る凝縮水排水管を備えたコンデンサーとで構成し、前記
    回転コイルの境膜温度を低くして伝熱面の局所過熱をな
    くすこと、及びこの回転コイルの伝熱面上に発生する遠
    心力を利用し、液境膜の更新、スケール付着回避又はス
    ケーリング発生防止を可能とした廃液処理装置であっ
    て、この廃液処理装置で生成した凝縮水を供給できるクーリ
    ングタワー、加工機を、当該廃液処理装置に接続するこ
    とを特徴とした 廃液処理装置で生成される凝縮水利用装
    置。
  3. 【請求項3】 前記廃液処理装置と利用装置との間に凝
    縮水の処理装置を介在してなる請求項2の廃液処理装置
    で生成される凝縮水利用装置。
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