JP3164339B2 - 接合部の圧延方法 - Google Patents
接合部の圧延方法Info
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Description
を、竪ロールを有する圧延機で圧延する際の、接合部の
圧延方法に係り、特に仕上圧延機より上流側にてシート
バーを接合する装置を備えたホットストリップミル仕上
圧延機に用いるのに好適な、接合部の圧延方法に関す
る。
接合する方法がいろいろ提案されている。
トバー端部を加熱し、突き合わせることによってこれを
接合するもの等である。この加熱の方法にも、誘導を用
いる方法、直接通電を用いる方法等、様々な方法が存在
する。
間に竪ロール(エッジャー)が設置され、幅調整が行わ
れている。
加熱した2つのシートバー端部を突き合わせて接合する
場合、局部的接合不良が発生することがあるという問題
がある。
け落ち、局部的な加熱不足等に起因して発生し、いずれ
もシートバーの圧延方向に垂直な割れ状の欠陥(クラッ
ク)となる。
方向の応力分布により、容易に有害欠陥として成長す
る。即ち、幅圧下を行うと、断面形状は図1(a)に示
すようなドッグボーン状になり、これに対して水平圧延
を行うと図1(b)に示すように、ドッグボーン部には
圧縮、ドッグボーン近傍には引張りの応力が作用し、こ
れにより引張り作用領域にてクラックが有害欠陥として
成長するのである。
ミル圧延時の破断発生率が極めて高くなるという問題が
あった。
なされたもので、破断及びサイドガイドへの引掛り事故
を防止することのできる接合部の圧延方法を提供するこ
とを目的とする。
る圧延材を、竪ロールを有する圧延機で圧延する際、接
合部のトラッキングや検出を行い、接合部周辺におい
て、竪ロールによる圧下力を、弱めるか又は加えないよ
うに、圧下中の竪ロールを待避させることにより、前記
目的を達成したものである。
域において、接合材の幅の変化に対応し、サイドガイド
開度を広げるようにしたことにより、同様に前記目的を
達成したものである。
に基づき、接合部周辺において竪ロールを待避させたの
で、水平圧延時あるいはその前の張力応力の作用による
接合部欠陥の拡大を抑止することができ、接合部破断の
確率が低減される。
接合材の幅が広くなることに起因するサイドガイドへの
引掛り事故も、サイドガイド幅を広げることにより回避
することができる。
に説明する。
が適用される圧延装置の概略構成図である。図2におい
て、2はシートバー、4はメジャリングロール、6はメ
ジャリングロール4の回転数を検出するパルスジェネレ
ータ(PLG)、8は竪ロール(エッジャー)、9は仕
上圧延機、10は仕上圧延機の水平ミル、12は圧延材
が圧延ロールの幅方向中心を通るよう案内するためのサ
イドガイド、14は圧延材を接合する接合装置、16は
スタンド間竪ロールである。又、18は接合部のトラッ
キングや検出を行う演算処理装置(トラッキング装
置)、20は竪ロール位置制御装置、22はサイドガイ
ド開度制御装置であり、これらの装置は図示しないプロ
セスコンピュータによって制御される。
合装置14により接合される。接合点の位置は、接合装
置14と仕上圧延機9の間に設置されたメジャリングロ
ール4の回転数を検出するパルスジェネレータ6の近傍
に基づき、演算処理装置18によりトラッキングされ
る。
与えないための限界位置と接合部の距離Lは、シートバ
ー圧、幅圧下量、仕上スタンドにおける圧下量の関数と
して与えられ、又関数の定数は鋼種によって異なる。
示しないプロセスコンピュータにより設定され、接合点
より距離Lの領域において竪ロールを待避させる。
定について、以下説明する。
下量をΔWとした場合の破断発生率の変化を図4及び図
5に示す。図4はF1スタンド入側竪ロール8にてシー
トバー2を幅圧下した場合であり、図5はスタンド間竪
ロール16でシートバー2を幅圧下した場合を表わして
いる。
の減小が生じる。但し、ある程度以上大きくなると、こ
れ以降の破断率減小効果はないことが分かる。
Wの関係を求め整理したものを図6に示す。
保すると接合部の破断増加を防止できることが分かる。
タとそのLの数値のインターフェイスを行い、接合点ト
ラッキングの結果により、接合点が仕上圧延機9の入側
に設置された竪ロール8の前Lに到達した段階で、竪ロ
ール8の位置制御装置20に指令を出力する。これを受
けた竪ロール8の位置制御装置20は、その開度を広げ
接合部の圧下を行わない(あるいは軽減する)ようにす
る。
よる幅圧下の再開についても、同様の情報処理によって
行われる。
圧延機9内まで追跡され、この領域が各スタンド間のサ
イドガイド12を通過する際に、幅広部がサイドガイド
12に引掛ることのないように、サイドガイド開度が制
御される。
ジュールに基づき、入側メジャリングロール4の送り量
に従って行われる。
竪ロール8への適用例であるが、仕上スタンド間に設け
た竪ロール16についても同様の手法で適用することが
できる。又、スタンド間竪ロール16と入側竪ロール8
がある場合は、共に本制御を適用することにより、一層
の効果を上げることができる。
を生じるが、その影響は以下に説明するように極めて小
さいため問題とはならない。
水平圧延により、幅戻りを起こす。このエッジ圧下量に
対する幅戻り量の比率を幅戻り率と呼び、この数値は圧
延する条件によって異なるが、20〜40mm厚の領域
で幅圧下量20〜30mmを行うと、0.8程度であ
る。又、最大圧下量は圧延材のバックリング限界により
制約され、前記板厚領域では前記数値が限界となる。
mm幅が広いことになる。又、この長さはシートバー厚
30mmの材料を仕上厚2mmに圧延したケースでは、
最大4.5m程度になる。製品長さは1000m程度
(2mm×1m幅、15.7T/コイルの例)である。
部分のエッジ部は製品として用いることができないた
め、切り落とされるが、このため歩留まり低下をきたす
量は、 (4.5m/1000m)×(6mm/1000mm)
=0.27×10-4 (0.0027%) であり、極めて小さな影響しかない。
接合部の幅圧下を行わないことにより、接合部の破断を
減少させることができる。
開度を広げるようにした場合には、幅圧下を行わないこ
とに伴い発生する幅広部の仕上サイドガイドへの引掛り
事故の発生をも防止することができる。
置を示す概略構成図
線図
係を示す線図
の関係を示す線図
Claims (2)
- 【請求項1】接合部を有する圧延材を、竪ロールを有す
る圧延機で圧延する際、 接合部のトラッキングや検出を行い、 接合部周辺において、竪ロールによる圧下力を、弱める
か又は加えないように、圧下中の竪ロールを待避させる
ことを特徴とする接合部の圧延方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記竪ロールを待避さ
せる領域において、接合材の幅の変化に対応し、サイド
ガイド開度を広げるようにしたことを特徴とする接合部
の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32482694A JP3164339B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 接合部の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32482694A JP3164339B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 接合部の圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174012A JPH08174012A (ja) | 1996-07-09 |
JP3164339B2 true JP3164339B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18170117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32482694A Expired - Fee Related JP3164339B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 接合部の圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164339B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32482694A patent/JP3164339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08174012A (ja) | 1996-07-09 |
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