JP3164147B2 - 網管理装置の構成情報管理方式および管理対象装置 - Google Patents

網管理装置の構成情報管理方式および管理対象装置

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JP3164147B2 JP18146797A JP18146797A JP3164147B2 JP 3164147 B2 JP3164147 B2 JP 3164147B2 JP 18146797 A JP18146797 A JP 18146797A JP 18146797 A JP18146797 A JP 18146797A JP 3164147 B2 JP3164147 B2 JP 3164147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の管理対象装置
とそれらを管理する網管理装置との間において、管理対
象装置の構成を制御するための構成情報を管理する網管
理装置の構成情報管理方式に関し、特に網管理装置と管
理対象装置との間、あるいは複数の網管理装置の間で構
成情報が不一致となることを防止する網管理装置の構成
情報管理方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の網管理装置の構成情報管理
方式は、例えば特開平８−１５４１２８号公報に示され
るように、ネットワークに接続されている主たる網管理
装置の持つ管理情報が複数の表示手段に同時に表示され
るように構成されている。
【０００３】図１０は、従来の網管理装置の構成情報管
理方式の構成を示すブロック図である。ネットワーク１
および管理対象装置４３０は主たる網管理装置２１０お
よびもう一つの網管理装置２１０aにより保守運用され
ている。
【０００４】網管理装置２１０は、情報入出力部１１
と、情報記憶部１３と、情報制御部１２とから構成され
ている。
【０００５】網管理装置２１０aは、情報入出力部１７
から構成されている。
【０００６】情報入出力部１１および１７は、管理対象
装置４３０の動作情報と構成情報の表示を行うとともに
網管理者からの管理対象装置４３０の構成情報の変更指
示を入力する。
【０００７】情報記憶部１３は、ネットワーク１および
管理対象装置４３０の稼働状態の変化を示す動作情報と
ネットワーク１および管理対象装置４３０の構成情報を
記憶する。
【０００８】情報制御部１２は、情報入出力部１１およ
び１７とネットワーク１および管理対象装置４３０との
間の通信を制御するとともに情報記憶部１３の内容の更
新を制御する。
【０００９】次に、この従来の網管理装置の構成情報管
理方式の動作について説明する。
【００１０】ネットワーク１および管理対象装置４３０
に障害等によって発生した動作状態の変化はネットワー
ク１および管理対象装置４３０から情報制御部１２へ通
知される。情報制御部１２は、情報記憶部１３に記憶さ
れている動作情報の内容をその動作状態の変化に応じた
内容に更新するとともに、更新した動作情報を情報入出
力部１１および１７の表示手段にそれぞれ同時に表示さ
せて、複数の網管理者にネットワーク１および管理対象
装置４３０のどの部分に障害等が発生したのかを通告す
る。
【００１１】また、ある網管理者が構成情報の変更指示
を情報入出力部１１から情報制御部１２に入力すると、
情報制御部１２は、構成変更情報を管理対象装置４３０
に出力して、ネットワーク１および管理対象装置４３０
の構成を構成変更情報に従って変更させ、かつ、情報記
億部１３に記憶されている構成情報の内容を構成変更指
示に基づき変更するとともに、更新された構成情報を情
報入出力部１１および１７の表示手段にそれぞれ同時に
表示させて、複数の網管理者にネットワーク１および管
理対象装置４３０の構成がどのように変更されたのかを
通告する。
【００１２】同様に、他の網管理者が構成情報の変更指
示を情報入出力部１７から情報制御部１２に入力する
と、情報制御部１２は、構成変更情報を管理対象装置３
０に出力して、ネットワーク１および管理対象装置４３
０の構成を構成変更情報に従って変更させ、かつ、情報
記憶部１３に記憶されている構成情報の内容を構成変更
指示に基づき変更するとともに、更新された構成情報を
情報入出力部１１および１７の表示手段にそれぞれ同時
に表示させて、複数の網管理者にネットワーク１および
管理対象装置４３０の構成がどのように変更されたのか
を通告する。
【００１３】この従来の網管理装置の構成情報管理方式
では、冗長性を持たせて信頼性を向上するため複数の網
管理装置２１０によりネットワーク１および管理対象装
置４３０を保守する場合、設置された複数の網管理装置
２１０の情報記憶部１２の間で構成情報を自動的に一致
させる手段が考慮されていないため、複数の網管理装置
２１０の情報記憶部１２の間で構成情報を一致させるた
めに、網管理者によるなんらかの操作を必要とする。
【００１４】そのため、各々の網管理装置２１０が持つ
情報記憶部１２に同一の構成情報の内容を保持させるた
めに多大な工数を要し、かつ構成情報の内容に不一致を
生ずる可能性がある。
【００１５】また、この従来の網管理装置の構成情報管
理方式では、管理対象装置４３０内の構成情報が網管理
装置２１０の指示以外により変更されたことを網管理装
置２１０に通知する手段がないため、管理対象装置４３
０の動作情報と構成情報の表示を行うとともに網管理者
からの管理対象装置４３０の構成情報の変更指示を入力
するためのローカル入出力装置が、管理対象装置４３０
に付随して設けられたとき、そのローカル入出力装置か
ら入力された構成情報変更指示に従い管理対象装置４３
０の構成情報が変更されたとき、管理対象装置４３０の
持つ構成情報と網管理装置２１０の持つ構成情報が不一
致となり、網管理装置２１０で正しい動作状態の表示や
構成情報の管理が行えない。
【００１６】さらに、この従来の網管理装置の構成情報
管理方式では、上記と同様に、管理対象装置４３０内の
構成情報が網管理装置２１０の指示以外の理由で変更さ
れたことを網管理装置２１０に通知する手段がないた
め、何らかの理由で管理対象装置４３０が古い世代の構
成情報に基づき初期設定されたとき、管理対象装置４３
０の持つ構成情報と網管理装置２１０の持つ構成情報が
不一致となリ、網管理装置２１０で正しい動作状態の表
示や構成情報の管理が行うことができない。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の網管理装置
の構成情報管理方式では、下記のような問題点があっ
た。 （１）網管理装置の信頼性を向上するため複数の網管理
装置によりネットワークおよび管理対象装置を保守する
場合、網管理者によるなんらかの操作を必要とし、各々
の網管理装置が持つ情報記憶部に同一の構成情報の内容
を保持させるために多大な工数を要し、かつ構成情報の
内容に不一致を生ずる可能性がある。 （２）ローカル入出力装置が管理対象装置に付随して設
けられたとき、そのローカル入出力装置から入力された
構成情報変更指示に従い管理対象装置の構成情報が変更
されたとき、管理対象装置の持つ構成情報と網管理装置
の持つ構成情報が不一致となり、網管理装置で正しい動
作状態の表示や構成情報の管理が行うことができない。 （３）何らかの理由で管理対象装置が古い世代の構成情
報に基づき初期設定されたとき、管理対象装置の持つ構
成情報と網管理装置の持つ構成情報が不一致となリ、網
管理装置で正しい動作状態の表示や構成情報の管理が行
うことができない。
【００１８】本発明の目的は、冗長性を持たすため複数
の網管理装置を有する場合でも、網管理装置と管理対象
装置との間で記憶している構成情報に不一致を生じるこ
とが無い信頼性の高い網管理装置の構成情報管理方式を
提供することにある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の網管理装置は、複数の管理対象装置と、前
記複数の管理対象装置を管理する複数の網管理装置とか
ら構成される網管理装置の構成情報管理方式において、
前記各管理対象装置は、自装置の構成を制御するための
構成情報が記憶されている制御用構成情報記憶部と、前
記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更指
示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶内
容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変更
した構成情報を前記各網管理装置に通知する制御用構成
情報制御部とを有し、前記各網管理装置は、前記各管理
対象装置の構成情報を記憶する情報記憶部と、前記各管
理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前記各管理
対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報入出力部
と、前記情報入出力部により前記複数の管理対象装置の
うちのある管理対象装置に対する構成情報の変更指示が
入力されると、当該変更指示を該当する管理対象装置に
通知し、前記管理対象装置から変更された構成情報を受
信すると前記情報記憶部に記憶されている構成情報の記
憶内容を更新するとともに更新した構成情報を前記情報
入出力部に表示させる情報制御部とを有することを特徴
とする。
【００２０】本発明は、管理対象装置の構成情報がある
網管理装置により変更された場合、管理対象装置は、変
更のあった構成情報を、更新を要求した網管理装置を含
めた複数の網管理装置へ通知し、網管理装置は、自装置
が管理対象装置の構成情報を変更したのではなくても、
管理対象装置から構成情報を受信すると、網管理装置内
に蓄積された管理対象装置の構成情報を更新し、網管理
者へ通知するようにしたものである。
【００２１】したがって、他の網管理装置から実施され
た管理対象装置の構成情報の変更をすべての網管理装置
にいる網管理者へ通知することができるとともに網管理
者が特別の作業を行わなくても、複数の網管理装置内の
構成情報を一致させることができ、信頼性を高くするこ
とができる。
【００２２】また、本発明の網管理装置の構成情報管理
方式は、複数の管理対象装置と、前記複数の管理対象装
置を管理する複数の網管理装置とから構成される網管理
装置の構成情報管理方式において、前記各管理対象装置
は、自装置の構成を制御するための構成情報が記憶され
ている制御用構成情報記憶部と、前記複数の網管理装置
のうちの１つから構成情報の変更指示が伝達されると、
前記制御用構成情報記憶部の記憶内容を伝達された構成
情報の変更指示に従い変更し、変更した構成情報を構成
情報の変更指示を出力した前記網管理装置に通知する制
御用構成情報制御部とを有し、前記各網管理装置は、前
記各管理対象装置の構成情報を記憶する情報記憶部と、
前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前
記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報
入出力部と、前記情報入出力部により前記複数の管理対
象装置のうちのある管理対象装置に対する構成情報の変
更指示が入力されると、当該変更指示を該当する管理対
象装置に通知し、前記管理対象装置から変更された構成
情報を受信すると、受信した構成情報が指示に基づき変
更された構成情報を含んでいる場合は受信した変更情報
を他の網管理装置に通知し、前記情報記憶部に記憶され
ている構成情報の記憶内容を更新するとともに更新した
構成情報を前記情報入出力部に表示させる情報制御部と
を有することを特徴とする。
【００２３】本発明は、ある網管理装置が管理対象装置
の構成情報を変更した場合に、管理対象装置は構成情報
の変更指示を出力した網管理装置にのみ変更した構成情
報を通知し、その網管理装置は管理対象装置から構成情
報を受信すると、受信した構成情報を他の網管理装置へ
中継するようにしたものである。
【００２４】したがって、管理対象装置の情報通信に関
する負荷を大きくすることなく、複数の網管理装置で記
憶されている管理対象装置の構成情報を自動的に一致さ
せることができる。
【００２５】また、本発明の網管理装置の構成情報管理
方式は、複数の管理対象装置と、前記複数の管理対象装
置を管理する複数の網管理装置とから構成される網管理
装置の構成情報管理方式において、前記各管理対象装置
は、自装置の構成を制御するための構成情報と当該構成
情報の作成された順番または作成された時刻を示すため
の版数が記憶されている制御用構成情報記憶部と、前記
複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更指示
が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶内容
を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変更し
た構成情報の版数を前記各網管理装置に通知し、前記各
網管理装置から構成情報の送信の要求があった場合に、
変更した構成情報を送信の要求を発した網管理装置に通
知する制御用構成情報制御部とを有し、前記各網管理装
置は、前記各管理対象装置の構成情報と当該構成情報の
版数を記憶する情報記憶部と、前記各管理対象装置の構
成情報の表示を行うとともに前記各管理対象装置の構成
情報の変更指示を入力する情報入出力部と、前記情報入
出力部により前記複数の管理対象装置のうちのある管理
対象装置に対する構成情報の変更指示が入力されると、
当該変更指示を該当する管理対象装置に通知し、前記管
理対象装置から構成情報の版数を受信すると前記情報記
憶部に記憶されている構成情報の版数と照合し、照合結
果が不一致の場合、管理対象装置に構成情報の送信を要
求し、照合結果が一致の場合、管理対象装置に構成情報
の送信が不要であることを通知し、前記管理対象装置か
ら構成情報を受信すると、前記情報記憶部に記憶されて
いる構成情報の記憶内容を更新するとともに更新した構
成情報を前記情報入出力部に表示させる情報制御部とを
有することを特徴とする。
【００２６】本発明は、網管理装置と管理対象装置は、
各々に蓄積されている管理対象装置の構成情報の版数を
照合し、不一致があるときのみ、管理対象装置内の構成
情報が網管理装置に転送され蓄積されるようにしたもの
である。
【００２７】したがって、管理対象装置は、変更された
構成情報に不一致を生じた網管理装置だけへ送信すれ
ば、各網管理装置のそれぞれの構成情報を一致させるこ
とができるため、管理対象装置のデータ通信に関する負
荷を低減することができる。
【００２８】また、本発明の網管理装置の構成情報管理
方式は、複数の管理対象装置と、前記複数の管理対象装
置を管理する複数の網管理装置とから構成される網管理
装置の構成情報管理方式において、前記各管理対象装置
は、自装置の構成を制御するための構成情報と当該構成
情報の版数が記憶されている制御用構成情報記憶部と、
前記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更
指示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
内容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変
更した構成情報の版数を構成情報の変更指示を出力した
前記網管理装置に通知し、前記各網管理装置から構成情
報の送信の要求があった場合に、変更した構成情報を送
信の要求を発した網管理装置に通知する制御用構成情報
制御部とを有し、前記各網管理装置は、前記各管理対象
装置の構成情報と当該構成情報の版数を記憶する情報記
憶部と、前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うと
ともに前記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力
する情報入出力部と、前記情報入出力部により前記複数
の管理対象装置のうちのある管理対象装置に対する構成
情報の変更指示が入力されると、当該変更指示を該当す
る管理対象装置に通知し、前記管理対象装置から構成情
報の版数を受信すると前記情報記憶部に記憶されている
構成情報の版数と照合し、照合結果が不一致の場合、管
理対象装置に構成情報の送信を要求し、照合結果が一致
の場合、管理対象装置に構成情報の送信が不要であるこ
とを通知し、前記管理対象装置から構成情報を受信する
と、受信した構成情報が指示に基づき変更された構成情
報を含んでいる場合は受信した変更情報を他の網管理装
置に通知し、前記情報記憶部に記憶されている構成情報
の記憶内容を更新するとともに更新した構成情報を前記
情報入出力部に表示させる情報制御部とを有することを
特徴とする。
【００２９】本発明は、ある網管理装置が管理対象装置
の構成情報を変更した場合に、管理対象装置は構成情報
の変更指示を出力した網管理装置にのみ変更した構成情
報の版数を通知し、その網管理装置は管理対象装置から
構成情報の版数を受信すると、その版数と記憶している
構成情報の版数とを照合し、不一致があるときのみ、管
理対象装置内の構成情報が網管理装置に転送されるよう
にし、網管理装置は、受信した構成情報を他の網管理装
置へ中継するようにしたものである。
【００３０】したがって、管理対象装置の情報通信に関
する負荷を大きくすることなく、複数の網管理装置で記
憶されている管理対象装置の構成情報を自動的に一致さ
せることができるとともに管理対象装置は、変更された
構成情報を一度だけ網管理装置へ送信すれば、各網管理
装置のそれぞれの構成情報を一致させることができるた
め、管理対象装置のデータ通信に関する負荷を低減する
ことができる。
【００３１】また、本発明の実施態様によれば、前記管
理対象装置は、構成情報の変更指示を入力することがで
きるローカル入出力装置を有し、前記制御用構成情報制
御部は、前記ローカル入出力装置により構成情報の変更
指示を入力されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
内容を入力された構成情報の変更指示に従い変更し、変
更した構成情報または変更した構成情報の版数を前記各
網管理装置に通知する。
【００３２】本発明は、管理対象装置の構成情報が管理
対象装置に付随するローカル入出力装置により変更され
た場合でも、制御用構成情報制御部は、制御用構成情報
記憶部の記憶内容を入力された構成情報の変更指示に従
い変更し、変更した構成情報を複数の各網管理装置に通
知するようにしたものである。
【００３３】したがって、管理対象装置内の構成情報と
複数の網管理装置内の構成情報を特別の作業を必要とせ
ずに一致させることができ信頼性を高くすることができ
る。
【００３４】また、本発明の実施態様によれば、前記各
管理対象装置は、前記制御用構成情報記憶部に記憶され
ている構成情報を退避し保存するためのバックアップ・
ファイルを有し、前記制御用構成情報制御部は、初期設
定された場合に前記バックアップ・ファイルに記憶され
た構成情報を読み出し、前記制御用構成情報記憶部に記
憶された構成情報を更新した後に当該構成情報または当
該構成情報の版数を前記各網管理装置または構成情報の
変更を指示した網管理装置に通知する。
【００３５】本発明は、管理対象装置が必要に応じて構
成情報をバックアッブ・ファイルに退避して保存するよ
うにしたものである。したがって、重大なソフトウェア
障害のような場合、バックアップ・ファイル内の構成情
報をアップロードしてから管理対象装置を初期化するこ
とによって障害復旧を可能にし、管理対象装置の信頼性
を高めることができる。
【００３６】また、本発明の実施態様によれば、前記情
報入出力部は、前記情報制御部により構成情報の更新が
行われた場合に、表示内容は変更せずに現在表示してい
る情報が変更される前の構成情報に基づいて行われてい
ることを表示する。
【００３７】本発明は、網管理者が情報入出力部を用い
て過去の構成情報等を調べている場合等には表示を最新
の情報に変更せずに現在表示している情報が変更される
前の構成情報に基づいて行われていることを表示するよ
うにしたものである。したがって、網管理者が知りたい
情報を見ている最中に表示が切り替わってしまうことが
ない。
【００３８】また、上記目的を達成するために本発明の
管理対象装置は、自装置の構成を制御するための構成情
報が記憶されている制御用構成情報記憶部と、構成情報
の変更指示を入力することができるローカル入出力装置
と、前記ローカル入出力装置により構成情報の変更指示
を入力されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶内容
を入力された構成情報の変更指示に従い変更し、変更し
た構成情報を、管理される各網管理装置に通知する前記
制御用構成情報制御部とを有する。
【００３９】本発明は、管理対象装置の構成情報が管理
対象装置に付随するローカル入出力装置により変更され
た場合でも、制御用構成情報制御部は、制御用構成情報
記憶部の記憶内容を入力された構成情報の変更指示に従
い変更し、変更した構成情報を複数の各網管理装置に通
知するようにしたものである。
【００４０】したがって、管理対象装置内の構成情報と
複数の網管理装置内の構成情報を特別の作業を必要とせ
ずに一致させることができ信頼性を高くすることができ
る。また、本発明の管理対象装置は、自装置の構成を制
御するための構成情報が記憶されている制御用構成情報
記憶部と、前記制御用構成情報記憶部に記憶されている
構成情報を退避し保存するためのバックアップ・ファイ
ルと、初期設定された場合に前記バックアップ・ファイ
ルに記憶された構成情報を読み出し、前記制御用構成情
報記憶部に記憶された構成情報を更新した後に当該構成
情報を、管理される各網管理装置に通知する制御用構成
情報制御部とを有する。
【００４１】本発明は、管理対象装置が必要に応じて構
成情報をバックアッブ・ファイルに退避して保存するよ
うにしたものである。したがって、重大なソフトウェア
障害のような場合、バックアップ・ファイル内の構成情
報をアップロードしてから管理対象装置を初期化するこ
とによって障害復旧を可能にし、管理対象装置の信頼性
を高めることができる。
【００４２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【００４３】（第１の実施形態）先ず、本発明の第１の
実施形態の網管理装置について図１を参照して詳細に説
明する。
【００４４】図１は本発明の第１の実施形態の網管理装
置の構成情報管理方式の構成を示すブロック図である。
図１において、図１０と同一番号の構成要素は同一の機
能を有している。
【００４５】本実施形態では、２つの網管理装置と２つ
の管理対象装置が示されているが、これらの装置数は図
に示された数量に限定されるわけではない。
【００４６】図１を参照すると、網管理装置１０は、デ
ータ通信網２０を介してネットワーク１の構成要素であ
る複数の管理対象装置３０と接続されている。
【００４７】網管理装置１０は、情報入出力部１１と、
情報制御部１２と、情報記憶部１３と、データ通信制御
部１４とから構成されている。
【００４８】情報制御部１２は、データ通信制御部１４
を介してデータ通信網２０と接続され、管理対象装置３
０において障害等が発生したことにより管理対象装置３
０よりデータ通信網２０およびデータ通信制御部１４を
介して動作状態の変化が送信されると、情報記憶部１３
に記憶されている動作情報の内容を更新するとともに更
新した動作情報を情報入出力部１１の表示手段に表示さ
せ、情報入出力部１１からの構成情報の変更の指示が入
力されると、その変更指示を管理対象装置３０に通知
し、管理対象装置３０から変更した構成情報を受信する
と情報記憶部１３に記憶されている構成情報の記憶内容
を更新するとともに更新した構成情報を情報入出力部１
１の表示手段に表示させる。
【００４９】データ通信制御部１４は、データ通信網２
０を介して自装置に伝達された情報を情報制御部１２に
伝達する。
【００５０】網管理装置１０aは、網管理装置の信頼性
を高めるために冗長性を持たせて設置されるものであ
リ、データ通信網２０を介してネットワーク１の構成要
素である管理対象装置３０と接続されている。網管理装
置１０aは、網管理装置１０と全く同一構成であリ、網
管理者に対して情報を表示するための構成情報を蓄積す
る情報記憶部１３aは、網管理装置１０の情報記憶部１
３とは独立して設けられている。網管理装置１０aを構
成する各要素の番号は、網管理装置１０を構成する各要
素の番号にaを付して表示されている。
【００５１】一方、管理対象装置３０は、稼動状態記憶
部３４と、データ通信制御部３１と、制御用構成情報制
御部３２と、制御用構成情報記憶部３３とから構成され
ている。
【００５２】稼働状態記憶部３４は、装置の障害状態や
運用状態を記憶するとともに動作状態に変化が発生する
と、ネットワーク１および管理対象装置３０の保守運用
に必要な情報を、データ通信制御部３１とデータ通信網
２０を介して網管理装置１０および１０aへ伝達する。
【００５３】制御用構成情報記憶部３３は、自装置を制
御するための構成情報が記憶されていて、この構成情報
は、制御用構成情報制御部３２の制御の下で逐次記憶内
容を更新される。
【００５４】制御用構成情報部３２は、データ通信制御
部３１を介して伝達された網管理装置１０、１０aから
の構成情報の変更指示により、制御用構成情報記憶部３
３の内容を構成情報の変更指示に従い変更し、変更した
変更情報を網管理装置１０、１０aに通知する。
【００５５】次に、本実施形態の動作について図１を参
照して説明する。
【００５６】ネットワーク１および、管理対象装置３０
に、障害等によって発生した動作状態の変化は、管理対
象装置３０の稼動状態記憶部３４に記憶され、動作状態
の表示に関して必要な情報はデータ通信制御部３１とデ
ータ通信網２０を通じて網管理装置１０および１０aに
通知される。網管理装置１０では、情報制御部１２が受
信した動作状態の変化に基づき情報記憶部１３に記憶さ
れている動作情報の内容を更新するとともに、更新した
動作情報を情報入出力部１１の表示手段に表示させて、
ネットワーク１および管理対象装置３０のどの部分に障
害が発生したのかを網管理者に通報する。網管理装置１
０aでも全く同様の手順でネットワーク１および管理対
象装置３０のどの部分に障害が発生したのかを情報入出
力部１１ aの表示手段に表示させることにより網管理者
に通報する。
【００５７】網管理者が構成情報の変更指示を網管理装
置１０の情報入出力部１１から情報制御部１２に入力す
ると、情報制御部１２は、構成変更情報をネットワーク
１および管理対象装置３０に出力して、ネットワーク１
および管理対象装置３０の構成を構成変更情報に従って
変更させる。管理対象装置３０の制御用構成情報制御部
３２は、網管理装置１０から構成変更情報を受け取る
と、制御用構成情報記憶部３３の内容を構成変更情報に
従って変更し、さらに変更された制御用構成情報を網管
理装置１０および網管理装置１０aの双方に通知する。
網管理装置１０および網管理装置１０aでは、情報制御
部１２および情報制御部１２aが、管理対象装置３０か
ら受け取った変更された制御用構成情報に基づき各々情
報記憶部１３、１３aの内容を変更するとともに、情報
入出力部１１および１１aの表示手段にその変更を表示
することによリ、ネットワーク１および管理対象装置３
０の構成情報が更新されたことを網管理者に通告する。
網管理者に構成情報が更新されたことを通告する手段と
しては、更新された構成情報に基づき表示を更新する方
法と、表示は更新されないが現在表示している情報が古
い構成情報にもとづいて行われていることを通告する方
法とがある。
【００５８】表示は更新されないが現在表示している情
報が古い構成情報にもとづいて行われていることを通告
する方法を用いた場合は、網管理者が情報入出力部を用
いて過去の構成情報等を調べている場合等には表示を最
新の情報に変更せずに現在表示している情報が変更され
る前の構成情報に基づいて行われていることを表示す
る。したがって、網管理者が知りたい情報を見ている最
中に表示が切り替わってしまうことがない。
【００５９】網管理者が構成情報の変更指示を網管理装
置１０aの情報入出力部１１aから情報制御部１２aに入
力した場合も同様に、情報制御部１２aは、構成変更情
報をネットワーク１および管理対象装置３０に出力し
て、ネットワーク１および管理対象装置３０の構成を構
成変更情報に従って変更させる。管理対象装置３０の制
御用構成情報制御部３２は、網管理装置１０aから構成
変更情報を受け取ると、制御用構成情報記憶部３３の内
容を構成変更情報に従って変更し、さらに変更された制
御用構成情報を網管理装置１０および網管理装置１０a
に通知する。網管理装置１０および網管理装置１０aで
は、情報制御部１２、１２aが、管理対象装置３０から
受け取った変更された制御用構成情報に基づき各々情報
記憶部１３、１３aの内容を変更するとともに、情報入
出力部１１、１１aの表示手段にその変更を表示するこ
とにより、ネットワーク１および管理対象装置３０の構
成情報が更新されたことを網管理者に通告する。
【００６０】本実施形態は、管理対象装置３０の構成情
報がある網管理装置により変更された場合、管理対象装
置３０は、変更のあった構成情報を冗長設置された双方
の網管理装置１０、１０aへ通知し、この通知に基づき
双方の網管理装置１０、１０a内の構成情報が更新され
るため、網管理者が双方の網管理装置１０、１０a内の
構成情報を一致させるための特別の作業を必要としない
点に特徴がある。したがって、冗長性を持つ複数の網管
理装置からなる信頼性の高い網管理装置の構成情報管理
方式を容易に構成することができる。
【００６１】（第２の実施形態）本発明の第２の実施形
態の網管理装置の構成情報管理方式について説明する。
本実施形態の網管理装置の構成情報管理方式の構成は、
図１の第１の実施形態と同様な構成である。
【００６２】図１の第１の実施形態の網管理装置の構成
情報管理方式では、管理対象装置３０は、変更された制
御用構成情報を網管理装置１０および網管理装置１０a
の双方に通知していた。しかし、本実施形態は、網管理
装置１０、１０aが、管理対象装置３０からの変更され
た制御用構成情報が通知されると、他方の網管理装置に
通知するようにしたものである。
【００６３】次に、本実施形態の動作について図２を用
いて説明する。
【００６４】先ず、管理対象装置３０は網管理装置１０
から構成情報変更要求を受けると（Ｊ）、内部の処理を
第１の実施形態の動作と同様の動作を行った後、構成情
報の変更要求を出した網管埋装置１０だけに変更された
制御用構成情報を通知する（Ｋ）。網管理装置１０で
は、情報制御部１２が管理対象装置３０で正常に構成情
報が変更されたことを確認すると、情報制御部１２が情
報記憶部１３の構成情報を更新し情報入出力部１１を介
して網管理者に管理対象装置３０の構成情報の変更を通
知するとともに、データ通信制御部１４およびデータ通
信網２０を経由してもう一つの網管理装置１０aに変更
された制御用構成情報を中継する（Ｌ）。
【００６５】網管理装置１０aでは、情報制御部１２
aが、網管理装置１０経由で中継された制御用構成情報
に基づき情報記憶部１３aの構成情報を更新し、情報入
出力部１１aを介して網管理者に管理対象装置３０の構
成情報の変更を通知する。
【００６６】これにより、管理対象装置３０は、変更さ
れた構成情報を一度だけ網管理装置１０へ送信すれば、
網管理装置１０および網管理装置１０aの双方の網管理
装置内の構成情報を一致させることができるため、管理
対象装置３０のデータ通信に関する負荷を低減すること
ができる。
【００６７】（第３の実施形態）本発明の第３の実施形
態の網管理装置の構成情報管理方式について説明する。
【００６８】本実施形態の網管理装置の構成情報管理方
式の構成は、図１の第１の実施形態と同様な構成であ
る。
【００６９】本実施形態では、管理対象装置３０の制御
用構成情報記憶部３３は、自装置で使用されている構成
情報の版数を記憶する機能を有している。また、各々の
網管理装置１０、１０aの情報記憶部１３および１３
aは、蓄積している管理対象装置３０の構成情報の作成
された順番または作成された時刻を示すための版数を記
憶する機能を有している。
【００７０】次に、本実施形態の動作について図３を用
いて説明する。
【００７１】先ず、管理対象装置３０は網管理装置１０
から構成情報変更要求を受けると（Ｊ）、内部の処理を
第１の実施形態の動作と同様な動作により行った後、変
更された構成情報の版数だけを網管理装置１０および１
０aへ通知する（Ｍ）。
【００７２】網管理装置１０では、通知された構成情報
の版数と情報記憶部１３に蓄積されている管理対象装置
の構成情報の版数とが照合され、これらの間に違いがあ
る場合は、情報制御部１２が最新構成情報送付要求を管
理対象装置３０へ送信する（Ｎ）。
【００７３】管理対象装置３０は網管理装置１０から最
新構成情報送付要求を受信すると、網管理装置１０へ変
更された構成情報を通知する（Ｑ）。
【００７４】一方、網管理装置１０aでは、通知された
構成情報の版数と情報記憶部１３aに蓄積されている管
理対象装置３０の構成情報の版数とが照合され、これら
の間に相違がない場合、情報制御部１２aが最新構成情
報送付不要通知を管理対象装置３０へ送信する（Ｐ）。
【００７５】管理対象装置３０は網管理装置１０aから
最新構成情報送付不要通知を受信すると、網管理装置１
０aの変更された制御用構成情報の通知を行わない。
【００７６】これにより、管理対象装置３０は、変更さ
れた構成情報を必要としている網管理装置にだけ構成情
報を送信すればよいので、網管理装置１０および網管理
装置１０aの双方の網管理装置内の構成情報を一致させ
るための管理対象装置３０のデ―タ通信に関する負荷を
低減することができるとともに、データ通信網２０を疎
通するデータ量を低減することができる。
【００７７】本実施形態では、第１の実施形態におい
て、管理対象装置３０から網管理装置１０、１０aに構
成情報を通知する際に版数を通知するようにした場合に
ついて説明したが、第２の実施形態に対しても同様に適
用することができる。
【００７８】（第４の実施形態）次に、本発明の第４の
実施形態の網管理装置の構成情報管理方式について図４
を参照して説明する。図１中と同番号は同じ構成要素を
示す。
【００７９】図４を参照すると、本発明の第４の実施形
態は、上記第１の実施形態に対し、管理対象装置３０を
管理対象装置２３０に置き換えたものである。
【００８０】管理対象装置２３０は、管理対象装置３０
に対して、データ通信制御部３１にローカル入出力装置
５０が付加されているものである。
【００８１】ローカル入出力装置５０は、通常管理対象
装置２３０と同じ場所に設置され、網管理装置１０ある
いは１０aとは独立に管理対象装置２３０に対して網管
理者からの情報入力手段および網管理者への情報表示手
段を提供する。
【００８２】本実施形態では、図１の上記第１の実施形
態で説明した機能のほかに、網管理者がローカル入出力
端末５０を使用して管理対象装置２３０の保守運用を行
うことができる。例えば、網管理者がローカル入出力装
置５０に構成情報の変更指示を入力すると、構成変更情
報はローカル入出力装置５０から管理対象装置２３０へ
伝えられる。管理対象装置３０の制御用構成情報制御部
３２は、この構成変更情報を受け取ると、制御用構成情
報記憶部３３の内容を構成変更情報に従って変更し、構
成情報の変更が完了したことをローカル入出力装置５０
へ通知する。さらに制御用構成情報制御部３２は、変更
された制御用構成情報を網管理装置１０および網管理装
置１０aに通告する。網管理装置１０および網管理装置
１０aでは第１の実施形態の動作と同様に、情報制御部
１２および１２aが、管理対象装置２３０から受け取っ
た変更された制御用構成情報に基づき、各々情報記憶部
１３および１３aの内容を変更するとともに、情報入出
力部１１および１１aの表示手段にその変更を表示する
ことにより、ネットワーク１および管理対象装置２３０
の構成情報が更新されたことを網管理者に通告する。
【００８３】本実施形態は、管理対象装置の構成情報が
管理対象装置に付随するローカル入出力装置により変更
された場合でも、管理対象装置が変更のあった構成情報
を複数の網管理装置へ通知し、この通知に基づき複数の
網管理装置内の構成情報が更新されるため、管理対象装
置内の構成情報と複数の網管理装置内の構成情報を特別
の作業なしに一致させることができる。
【００８４】本実施形態では、第１の実施形態に対しロ
ーカル入出力装置５０を付加した場合について説明した
が、上記第３の実施形態に対しても同様に適用すること
ができる。
【００８５】（第５の実施形態）次に、本発明の第５の
実施形態の網管理装置の構成情報管理方式について図５
を参照して説明する。
【００８６】本実施形態は、上記第１の実施形態に対し
て管理対象装置３０を管理対象装置３３０に置き換えた
ものである。
【００８７】管理対象装置３３０は、管理対象装置３０
に対して、ソフトウェアの障害に備えてプロクラムおよ
び制御用構成情報記憶部３３に記憶されている構成情報
を退避して保存するためのバックアップ・ファイル３５
を有する。
【００８８】管理対象装置３３０でソフトウェア上の動
作に異常が発生した場合、管理対象装置３３０では、バ
ックアップ・ファイル３５に待避して保存されていた構
成情報を制御用構成情報制御部３２を介して制御用構成
情報記憶部３３にロードし、管理対象装置３３０全体を
初期設定することにより異常な動作から回復させるとい
う手段がとられる。このように、バックアップ・ファイ
ル３５に待避して保存されていた構成情報に基づき初期
設定することで異常な動作から回復したとき、制御用構
成情報制御部３２は、データ通信制御部３１とデータ通
信網２０を通じて網管理装置１０および１０aへ、管理
対象装置３３０の制御用構成情報記憶部３３の更新され
た内容を通知する。網管理装置１０および網管理装置１
０aでは第１の実施形態の動作と同様に、情報制御部１
２および１２aが、管理対象装置３３０から受け取った
変更された構成情報に基づき各々情報記憶部１３および
１３aの内容を変更するとともに、情報入出力部１１お
よび１１aの表示手段にその変更を表示することによ
り、ネットワーク１および管理対象装置３３０の構成情
報が更新されたことを網管理者に通告する。
【００８９】本実施形態は、管理対象装置３３０が古い
構成情報を持つバックアップ・ファイル３５に基づき初
期設定された場合でも、管理対象装置３３０が変更のあ
った構成情報を２つの網管理装置１０、１０aへ通知
し、この通知に基づき網管理装置１０、１０a内の構成
情報が更新されるため、管理対象装置３３０内の構成情
報と２つの網管理装置１０、１０a内の構成情報を特別
の作業なしに一致させることができる。
【００９０】本実施形態では、第１の実施形態に対しバ
ックアップ・ファイル３５を付加した場合について説明
したが、第２〜４の実施形態に対しても同様に適用する
ことができる。
【００９１】（第６の実施形態）図６は本発明の第６の
実施形態の網管理装置の構成情報管理方式の構成を示し
たブロック図である。
【００９２】本実施形態は、上記で説明した第１の実施
形態をより具体的な構成としたものである。
【００９３】図６において、網管理装置１１０は、デー
タ通信網２０を介して交換機１３０と接続されている。
網管理装置１１０には、網管理者からの情報入出力手段
を提供するワークステーション１１１が設置され、サー
バ１１２および通信制御装置１１４とがローカルエリア
ネットワーク１１５を介して接続されている。
【００９４】本実施形態では、構成情報はサーバ１１２
の中の記憶回路に蓄積され、情報の制御はサーバ１１２
に蓄積されたソフトウェアにより実行される。網管理装
置１１０aは、網管理装置の信頼性を高めるために冗長
性を持たせて設置されるものであり、網管理装置１１０
と同様にデータ通信網２０を介して交換機１３０と接続
されている。網管理装置１１０aは、網管理装置１１０
と全く同一構成である。網管理装置１１０aを構成する
各要素の番号は、網管理装置１１０を構成する各要素の
番号にaを付して表示されている。
【００９５】一方、交換機１３０では、保守運用プロセ
ッサ１３２がデータ通信制御装置１３１とデータ通信網
２０を介して網管理装置１１０および１１０aと接続さ
れている。また、交換機１３０には、公衆網１４５に接
続されるトランク１４４と加入者１４３との間をスイッ
チ１４２を介して接続制御するための呼処理プロセッサ
１４１が含まれる。保守運用プロセッサ１３２と呼処理
プロセッサ１４１とスイッチ１４２とは装置間バス１４
６を介して接続されている。交換機３０の構成情報は、
機能に応じてこれらの保守運用プロセッサ１３２および
呼処理プロセッサ１４１の記憶回路に分散して蓄積さ
れ、装置の障害状態や運用状態は保守運用プロセッサ１
３２内の記憶回路に保持される。また、保守運用プロセ
ッサ１３２は入出力制御装置１３６をもち、磁気テープ
１３５およびワークステーション１５０との通信機能を
もつ。交換機１３０の処理プログラムおよび構成情報
は、必要により磁気テ―プ１３５にバックアップ・ファ
イルとして待避して保存される。網管理者は、ワークス
テーション１５０を使用する場合は保守運用プロセッサ
１３２内にある保守者管理メモリに対してログインを行
う必要があり、使用後はログアウトする。ワークステー
ション１５０がログインされている場合は、通知された
構成情報は表示されることにより網管理者に通知され
る。ワークステーション１５０がログアウトされている
場合は、通知された構成情報はワークステーション１５
０に蓄積されログインされた際に表示され網管理者に通
知される。
【００９６】本実施形態の動作を図７を使用して時系列
に沿って説明する。交換機１３０では、毎日午前１時に
プログラムおよび構成情報のバックアップ・ファイルが
作成され、日中の時間帯に構成情報の変更が行われる。
【００９７】２月１０日午前１時（Ａ）には、保守運用
プロセッサ１３２は、呼処理プロセッサ１４１に記憶さ
れているプログラムおよび構成情報を装置間バス１４６
を介して取り出し、保守運用プロセッサ１３２に記憶さ
れているプログラムおよび構成情報を含めて入出力装置
１３６を介して磁気テープ１３５上にバックアップ・フ
ァイルＵとして記録した。
【００９８】その後、午後１時４５分（Ｂ）に網管理装
置１１０から構成変更情報Ｘとして磁気テープ１３５a
の増設指示が保守運用プロセッサ１３２に対して送出さ
れた。保守運用プロセッサ１３２は、データ通信網２０
および通信制御装置１３１を介して受信した構成変更情
報Ｘ（磁気テープ１３５aの増設）が保守運用プロセッ
サ１３２に対して送出されたものであると判断し、保守
運用プロセッサ１３２の中の記憶回路に構成変更情報Ｘ
（磁気テープ１３５aの増設）を蓄積した。この構成情
報の変更の際には、保守運用プロセッサ１３２は通信制
御装置１３１およびデータ通信網２０を介して、変更要
求元の網管理装置１１０へ構成変更情報Ｘ（磁気テープ
１３５aの増設）を報告するばかりでなく、網管理装置
１１０aにも構成変更情報Ｘ（磁気テープ１３５aの増
設）を報告した。
【００９９】網管理装置１１０では、通信制御装置１１
４を介して受信した構成変更情報Ｘ（磁気テープ１３５
aの増設）に基づき、サーバ１１２の記憶回路に蓄積さ
れた構成情報が更新され、増設された磁気テープ１３５
aの情報がワークステーション１１１上に表示されるよ
うになった。網管理装置１１０aでも同様に、通信制御
装置１１４aを介して受信した構成変更情報Ｘ（磁気テ
ープ１３５aの増設）に基づき、サーバ１１２aの記憶回
路に蓄積された構成情報が更新され、増設された磁気テ
ープ１３５aの情報がワークステーション１１１a上に表
示されるようになった。そして、保守運用プロセッサ１
３２はワークステーション１５０に対する構成情報の変
更の通報を行う。
【０１００】午後１１時３８分（Ｃ）になって、保守運
用プロセッサ１３２は、呼処理プロセッサ１４１および
装置間バス１４６経由でトランク１４４の障害情報を受
信した。保守運用プロセッサ１３２は、通信制御装置１
３１およびデータ通信網２０を介して、網管理装置１１
０および１１０aへトランク１４４の障害を報告した。
網管理装置１１０では、通信制御装置１１４を介して受
信したトランク１４４の障害情報に基づき、サーバ１１
２の記憶回路に蓄積された構成情報が更新され、トラン
ク１４４の障害がワークステーション１１１上に表示さ
れた。網管理装置１１０aでも同様に、通信制御装置１
１４aを介して受信したトランク１４４の障害情報に基
づき、サーバ１１２aの記憶回路に蓄積された構成情報
が更新され、トランク１４４の障害がワークステーショ
ン１１１a上に表示された。そして、保守運用プロセッ
サ１３２はワークステーション１５０に対してトランク
１４４の障害の通報を行う。
【０１０１】２月１１日午前１時（Ｄ）には、保守運用
プロセッサ１３２は、前日と同様に、保守運用プロセッ
サ１３２および呼処理プロセッサ１４１に記憶されてい
るプログラムおよび構成変更情報Ｘ（磁気テープ１３５
aの増設）が折り込まれている構成情報を、磁気テープ
１３５上にバックアップ・ファイルＶとして記録した。
【０１０２】その後、午前１０時（Ｅ）に網管理装置１
１０aから構成変更情報Ｙとしてトランク１４４aの増設
指示が呼処理プロセッサ１４１に対して送出された。保
守運用プロセッサ１３２は、データ通信網２０および通
信制御装置１３１を介して受信した構成変更情報Ｙ（ト
ランク１４４aの増設）が呼処理プロセッサ１４１に対
して送出されたものであると判断すると、装置間バス１
４６を介して呼処理プロセッサ１４１に構成変更情報Ｙ
（トランク１４４aの増設）を通知した。呼処理プロセ
ッサ１４１は、その中の記憶回路に受信した構成変更情
報Ｙ（トランク１４４aの増設）を蓄積するとともに、
構成情報が構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）
に基づき更新されたことを装置間バス１４６を介して保
守運用プロセッサ１３２へ報告した。この報告を受ける
と、保守運用プロセッサ１３２は通信制御装置１３１お
よびデータ通信網２０を介して、変更要求元の網管理装
置１１０aへ構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）
を報告するばかりでなく、網管理装置１１０にも構成変
更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）を報告した。
【０１０３】網管理装置１１０aでは、通信制御装置１
１４aを介して受信した構成変更情報Ｙ（トランク１４
４aの増設）に基づき、サーバ１１２aの記憶回路に蓄積
された構成情報が更新され、増設されたトランク１４４
aの情報がワークステーション１１１a上に表示されるよ
うになった。網管理装置１１０でも同様に、通信制御装
置１１４を介して受信した構成変更情報Ｙ（トランク１
４４aの増設）に基づき、サーバ１１２の記憶回路に蓄
積された構成情報が更新され、増設されたトランク１４
４aの情報がワークステーション１１１上に表示される
ようになった。そして、保守運用プロセッサ１３２は入
出力制御装置１３６を介してワークステーション１５０
に対してトランク１４４aの増設通知を行い、この時に
網管理者がワークステーション１５０にログインしてい
たので、ワークステーション１５０上では図には記載さ
れていない表示手段によりトランク１４４aの増設が網
管理者へ通知された。
【０１０４】２月１１日の午後１０時（Ｆ）に、保守運
用プロセッサ１３２および呼処理プロセッサ１４１のソ
フトウェアに重大な異常が発生し、バックアップ・ファ
イルに保存されているプログラムおよび構成情報を保守
運用プロセッサ１３２および呼処理プロセッサ１４１に
ロードしてから、交換機３０全体を初期化する必要が発
生した。
【０１０５】保守運用プロセッサ１３２内のハードウェ
ア論理で動作する回路は入出力制御装置１３６を介して
磁気テープ１３５に蓄積された最新のバックアップ・フ
ァイルＶからプログラム転送機能を取リ込み、保守運用
プロセッサ１３２および呼処理プロセッサ１４１上で動
作させた。プログラム転送機能を取り込んだ保守運用プ
ロセッサ１３２は、ソフトウェア制御により、磁気テー
プ１３５に蓄積された最新のバックアップ・ファイルＶ
から保守運用プロセッサ１３２および呼処理プロセッサ
１４１で使用されるプログラムと構成変更情報Ｘ（磁気
テープ１３５aの増設）が折り込まれている構成情報を
取り込んだ。保守運用プロセッサ１３２は、自プロセッ
サで使用するプログラムと構成変更情報Ｘ（磁気テープ
１３５aの増設）が折り込まれている構成情報をその記
憶回路に蓄積するとともに、呼処理プロセッサ１４１で
使用されるプログラムと構成情報を装置間バス１４６を
介して呼処理プロセッサ１４１へ送出した。呼処理プロ
セッサ１４１は、自プロセッサで使用するプログラムと
構成情報をその記憶回路に蓄積した。
【０１０６】このようにして交換機３０は、午後１０時
１５分（Ｇ）に、バックアップ・ファイルＶに蓄積され
たプログラムおよび構成変更情報Ｘ（磁気テープ１３５
aの増設）が折り込まれている構成情報に基づきその機
能を回復した。
【０１０７】交換機３０の機能が回復すると、保守運用
プロセッサ１３２は、通信制御装置１３１およびデータ
通信網２０を介して、網管理装置１１０および１１０a
へ交換機３０内の制御用構成情報を通知した。網管理装
置１１０では、通信制御装置１１４を介して受信した構
成情報に基づき、サーバ１１２の記憶回路に蓄積された
構成情報から構成変更情報Ｙで増設されたトランク１４
４aの表示が削除され、削除されたトランク１４４aの情
報がワークステーション１１１上に表示されなくなっ
た。網管理装置１１０aでも同様に、通信制御装置１１
４aを介して受信した構成情報に基づき、サーバ１１２a
の記憶回路に蓄積された構成情報から構成変更情報Ｙで
増設されたトランク１４４aの表示が削除され、削除さ
れたトランク１４４aの情報がワークステーション１１
１a上に表示されなくなった。
【０１０８】そして、保守運用プロセッサ１３２はワー
クステーション１５０に対して構成情報変更の通報を行
う。
【０１０９】バックアップ・ファイルＶに蓄積された構
成情報には構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）
が折り込まれていないので、交換機１３０を午後１０時
の重大なソフトウェア障害発生直前の状態に戻すために
は、構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）にもと
づく構成情報が折り込まれる必要がある。
【０１１０】交換機１３０の設置場所で交換機の機能の
回復にあたっていた管理者は、午後１０時３０分（Ｈ）
に交換機１３０に備え付けのワークステーション１５０
からログイン後、構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの
増設）を再度入力した。構成変更情報Ｙ（トランク１４
４aの増設）は、入出力制御装置１３６を通して保守運
用プロセッサ１３２へ通知された。保守運用プロセッサ
１３２は、受信した構成変更情報Ｙ（トランク１４４a
の増設）が呼処理プロセッサ１４１に対して送出された
ものであると判断すると、装置間バス１４６を介して呼
処理プロセッサ１４１に構成変更情報Ｙ（トランク１４
４aの増設）を通知した。呼処理プロセッサ１４１は、
受信した構成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）を
その中の記憶回路に蓄積するとともに、構成情報が構成
変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）に基づき更新さ
れたことを装置間バス１４６を介して保守運用プロセッ
サ１３２へ報告した。
【０１１１】この報告を受けると、保守運用プロセッサ
１３２は、変更要求元のワークステーション１５０へ構
成変更情報Ｙ（トランク１４４aの増設）が呼処理プロ
セッサ１４１に蓄積されたことを報告したばかりでな
く、通信制御装置１３１およびデータ通信網２０を介し
て、網管理装置１１０および１１０aへ変更された構成
情報を報告した。網管理装置１１０では、通信制御装置
１１４を介して受信した構成情報に基づき、サーバ１１
２の記憶回路に蓄積された構成情報が更新され、再び増
設されたトランク１４４aがワークステーション１１１
上に表示されるようになった。
【０１１２】網管理装置１１０aでも同様に、通信制御
装置１１４aを介して受信した構成情報に基づき、サー
バ１１２aの記憶回路に蓄積された構成情報が更新さ
れ、再び増設されたトランク１４４aがワークステーシ
ョン１１１a上に表示されるようになった。このように
して交換機３０、網管理装置１１０および１１０aは午
後１０時の重大なソフトウェア障害発生直前の構成情報
で稼働するようになった。
【０１１３】（第７の実施形態）本発明の第７の実施形
態の網管理装置の構成情報管理方式について図８を参照
して説明する。
【０１１４】本実施形態は、１つの管理対象装置３０に
複数の網管理装置１０および１０aが専用線２１経由で
接続されているものである。本実施形態の構成において
も、上記第１から第５の実施形態で述べた網管理装置と
管理対象装置に関する動作は全く同一の手順で行われ、
同等の効果を得ることができる。
【０１１５】（第８の実施形態）本発明の第８の実施形
態の網管理装置の構成情報管理方式について図９を参照
して説明する。
【０１１６】本実施形態は、複数の管理対象装置３０に
１つの網管理装置１０が専用線２１経由で接続されてい
るものである。本実施形態の構成においては、管理対象
装置３０で変更された構成情報の通知は、その管理対象
装置３０から１つの網管理装置１０についてのみ通知さ
れる。本実施形態でも、上記第１から第５の実施形態で
述べた網管理装置と管理対象装置に関する動作により、
管理対象装置内の構成情報と網管理装置内の構成情報を
特別の作業なしに一致させることができる。
【０１１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果を有する。 （１）冗長性を持たすため複数の網管理装置を有する場
合でも、網管理装置と管理対象装置との間で記憶してい
る構成情報に不一致を生じることが無いため、信頼性の
高い網管理装置の構成情報管理方式を提供することがで
きる。 （２）網管理装置とは独立したローカル入出力装置が管
理対象装置に付随的に設置された場合でも、網管理装置
と管理対象装置との間で同一の構成情報が蓄積されるた
め、利便性の高い保守運用機能を持つ管理対象装置を提
供することができる。 （３）管理対象装置にバックアッブ・ファイルを設けた
場合には、重大なソフトウェア障害のような場合でも、
バックアップ・ファイル内の構成情報をアップロードし
てから管理対象装置を初期化することによって障害復旧
を可能にし、網管理者が管理対象装置の初期化に注意を
払うことを必要とせずに、管理対象装置の信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の第２の実施形態の網管理装置を説明す
るための網管理装置間で構成情報を転送する方法を示す
シーケンス図である。
【図３】本発明の第３の実施形態の網管理装置を説明す
るための網管理装置間で構成情報を転送する方法を示す
シーケンス図である。
【図４】本発明の第４の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図５】本発明の第５の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図６】本発明の第６の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図７】図６の網管理装置の構成情報管理方式の動作を
説明するために時系列に沿って記載したシーケンス図で
ある。
【図８】本発明の第７の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図９】本発明の第８の実施形態の網管理装置の構成情
報管理方式の構成を示すブロック図である。
【図１０】従来の網管理装置の構成情報管理方式の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
１ ネットワーク １０、１０a、１０n 網管理装置 １１、１１a 情報入出力部 １２、１２a 情報制御部 １３、１３a 情報記憶部 １４、１４a データ通信制御部 １７ 情報入出力部 ２０ データ通信網 ２１ 専用線 ３０ 管理対象装置 ３１ データ通信制御部 ３２ 制御用構成情報制御部 ３３ 制御用構成情報記憶部 ３４ 稼働情報記憶部 ３５ バックアップ・ファイル ５０ ローカル入出力装置 １１０、１１０a 網管理装置 １１１、１１１a ワークステーション １１２、１１２a サーバ １１４、１１４a 通信制御装置 １１５、１１５a ローカルエリアネットワーク １３０ 交換機 １３１ 通信制御装置 １３２ 保守運用プロセッサ １３５、１３５a 磁気テープ １４１ 呼処理プロセッサ １４２ スイッチ １４３ 加入者 １４４、１４４a トランク １４５ 公衆網 １４６ 装置間バス １５０ ワークステーション ２１０、２１０a 網管理装置 ２３０ 管理対象装置 ３３０ 管理対象装置 ４３０ 管理対象装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 12/24 - 12/26 H04M 3/00 H04M 3/22

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の管理対象装置と、前記複数の管理
    対象装置を管理する複数の網管理装置とから構成される
    網管理装置の構成情報管理方式において、 前記各管理対象装置は、自装置の構成を制御するための
    構成情報が記憶されている制御用構成情報記憶部と、 前記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更
    指示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
    内容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変
    更した構成情報を前記各網管理装置に通知する制御用構
    成情報制御部とを有し、 前記各網管理装置は、前記各管理対象装置の構成情報を
    記憶する情報記憶部と、 前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前
    記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報
    入出力部と、 前記情報入出力部により前記複数の管理対象装置のうち
    のある管理対象装置に対する構成情報の変更指示が入力
    されると、当該変更指示を該当する管理対象装置に通知
    し、前記管理対象装置から変更された構成情報を受信す
    ると前記情報記憶部に記憶されている構成情報の記憶内
    容を更新するとともに更新した構成情報を前記情報入出
    力部に表示させる情報制御部とを有することを特徴とす
    る網管理装置の構成情報管理方式。
  2. 【請求項２】 複数の管理対象装置と、前記複数の管理
    対象装置を管理する複数の網管理装置とから構成される
    網管理装置の構成情報管理方式において、 前記各管理対象装置は、自装置の構成を制御するための
    構成情報が記憶されている制御用構成情報記憶部と、 前記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更
    指示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
    内容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変
    更した構成情報を構成情報の変更指示を出力した前記網
    管理装置に通知する制御用構成情報制御部とを有し、 前記各網管理装置は、前記各管理対象装置の構成情報を
    記憶する情報記憶部と、 前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前
    記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報
    入出力部と、 前記情報入出力部により前記複数の管理対象装置のうち
    のある管理対象装置に対する構成情報の変更指示が入力
    されると、当該変更指示を該当する管理対象装置に通知
    し、前記管理対象装置から変更された構成情報を受信す
    ると、受信した構成情報が指示に基づき変更された構成
    情報を含んでいる場合は受信した変更情報を他の網管理
    装置に通知し、前記情報記憶部に記憶されている構成情
    報の記憶内容を更新するとともに更新した構成情報を前
    記情報入出力部に表示させる情報制御部とを有すること
    を特徴とする網管理装置の構成情報管理方式。
  3. 【請求項３】 複数の管理対象装置と、前記複数の管理
    対象装置を管理する複数の網管理装置とから構成される
    網管理装置の構成情報管理方式において、 前記各管理対象装置は、自装置の構成を制御するための
    構成情報と当該構成情報の作成された順番または作成さ
    れた時刻を示すための版数が記憶されている制御用構成
    情報記憶部と、 前記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更
    指示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
    内容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変
    更した構成情報の版数を前記各網管理装置に通知し、前
    記各網管理装置から構成情報の送信の要求があった場合
    に、変更した構成情報を送信の要求を発した網管理装置
    に通知する制御用構成情報制御部とを有し、 前記各網管理装置は、前記各管理対象装置の構成情報と
    当該構成情報の版数を記憶する情報記憶部と、 前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前
    記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報
    入出力部と、 前記情報入出力部により前記複数の管理対象装置のうち
    のある管理対象装置に対する構成情報の変更指示が入力
    されると、当該変更指示を該当する管理対象装置に通知
    し、前記管理対象装置から構成情報の版数を受信すると
    前記情報記憶部に記憶されている構成情報の版数と照合
    し、照合結果が不一致の場合、管理対象装置に構成情報
    の送信を要求し、照合結果が一致の場合、管理対象装置
    に構成情報の送信が不要であることを通知し、前記管理
    対象装置から構成情報を受信すると、前記情報記憶部に
    記憶されている構成情報の記憶内容を更新するとともに
    更新した構成情報を前記情報入出力部に表示させる情報
    制御部とを有することを特徴とする網管理装置の構成情
    報管理方式。
  4. 【請求項４】 複数の管理対象装置と、前記複数の管理
    対象装置を管理する複数の網管理装置とから構成される
    網管理装置の構成情報管理方式において、 前記各管理対象装置は、自装置の構成を制御するための
    構成情報と当該構成情報の版数が記憶されている制御用
    構成情報記憶部と、 前記複数の網管理装置のうちの１つから構成情報の変更
    指示が伝達されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶
    内容を伝達された構成情報の変更指示に従い変更し、変
    更した構成情報の版数を構成情報の変更指示を出力した
    前記網管理装置に通知し、前記各網管理装置から構成情
    報の送信の要求があった場合に、変更した構成情報を送
    信の要求を発した網管理装置に通知する制御用構成情報
    制御部とを有し、 前記各網管理装置は、前記各管理対象装置の構成情報と
    当該構成情報の版数を記憶する情報記憶部と、 前記各管理対象装置の構成情報の表示を行うとともに前
    記各管理対象装置の構成情報の変更指示を入力する情報
    入出力部と、 前記情報入出力部により前記複数の管理対象装置のうち
    のある管理対象装置に対する構成情報の変更指示が入力
    されると、当該変更指示を該当する管理対象装置に通知
    し、前記管理対象装置から構成情報の版数を受信すると
    前記情報記憶部に記憶されている構成情報の版数とを照
    合し、照合結果が不一致の場合、管理対象装置に構成情
    報の送信を要求し、照合結果が一致の場合、管理対象装
    置に構成情報の送信が不要であることを通知し、前記管
    理対象装置から構成情報を受信すると、受信した構成情
    報が指示に基づき変更された構成情報を含んでいる場合
    は受信した変更情報を他の網管理装置に通知し、前記情
    報記憶部に記憶されている構成情報の記憶内容を更新す
    るとともに更新した構成情報を前記情報入出力部に表示
    させる情報制御部とを有することを特徴とする網管理装
    置の構成情報管理方式。
  5. 【請求項５】 前記管理対象装置は、構成情報の変更指
    示を入力することができるローカル入出力装置を有し、 前記制御用構成情報制御部は、前記ローカル入出力装置
    により構成情報の変更指示を入力されると、前記制御用
    構成情報記憶部の記憶内容を入力された構成情報の変更
    指示に従い変更し、変更した構成情報または変更した構
    成情報の版数を前記各網管理装置に通知する請求項１ま
    たは３に記載の網管理装置の構成情報管理方式。
  6. 【請求項６】 前記各管理対象装置は、前記制御用構成
    情報記憶部に記憶されている構成情報を退避し保存する
    ためのバックアップ・ファイルを有し、前記制御用構成
    情報制御部は、初期設定された場合に前記バックアップ
    ・ファイルに記憶された構成情報を読み出し、前記制御
    用構成情報記憶部に記憶された構成情報を更新した後に
    当該構成情報または当該構成情報の版数を前記各網管理
    装置または構成情報の変更を出力した網管理装置に通知
    する請求項１から５のいずれか１項記載の網管理装置の
    構成情報管理方式。
  7. 【請求項７】 前記情報入出力部は、前記情報制御部に
    より構成情報の更新が行われた場合に、表示内容は変更
    せずに現在表示している情報が変更される前の構成情報
    に基づいて行われていることを表示する請求項１から６
    のいずれか１項に記載の網管理装置の構成情報管理方
    式。
  8. 【請求項８】 自装置の構成を制御するための構成情報
    が記憶されている制御用構成情報記憶部と、 構成情報の変更指示を入力することができるローカル入
    出力装置と、 前記ローカル入出力装置により構成情報の変更指示を入
    力されると、前記制御用構成情報記憶部の記憶内容を入
    力された構成情報の変更指示に従い変更し、変更した構
    成情報を、管理される各網管理装置に通知する前記制御
    用構成情報制御部とを有する管理対象装置。
  9. 【請求項９】 自装置の構成を制御するための構成情報
    が記憶されている制御用構成情報記憶部と、 前記制御用構成情報記憶部に記憶されている構成情報を
    退避し保存するためのバックアップ・ファイルと、 初期設定された場合に前記バックアップ・ファイルに記
    憶された構成情報を読み出し、前記制御用構成情報記憶
    部に記憶された構成情報を更新した後に当該構成情報
    を、管理される各網管理装置に通知する制御用構成情報
    制御部とを有する管理対象装置。
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