JP3164041B2 - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用光源、光
計測器用光源、ファイバアンプや固体レーザの励起用光
源および情報処理などに用いられる半導体レーザの製造
方法に関するものである。
計測器用光源、ファイバアンプや固体レーザの励起用光
源および情報処理などに用いられる半導体レーザの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザの電極プロセスにおいて、
半導体材料と電極金属材料間の良好なオーミックコンタ
クト形成は半導体レーザの駆動時の不必要な発熱を抑え
るために大切なプロセスである。オーミックコンタクト
を確実にするためには、電極金属に接する半導体層中の
不純物濃度、および半導体層表面の不純物濃度を上げる
手段が基本である。
半導体材料と電極金属材料間の良好なオーミックコンタ
クト形成は半導体レーザの駆動時の不必要な発熱を抑え
るために大切なプロセスである。オーミックコンタクト
を確実にするためには、電極金属に接する半導体層中の
不純物濃度、および半導体層表面の不純物濃度を上げる
手段が基本である。
【0003】半導体結晶中の不純物濃度を上げる手段と
して、例えば、「1995年1月10日発行、半導体フ
ォトニクス工学、240〜241頁」に示されるよう
に、半導体結晶成長終了後に例えばIII-V族半導体のア
クセプタとしてはII族のBe、Zn、Mg、Cdなどが
ドーパントとして用いられ、熱拡散によりコンタクト層
の不純物濃度を増加させたり、またInGaAsの3元
組成やInGaAsPの4元組成では、InPよりドー
ピングが容易なことを利用して、不純物濃度の高いコン
タクト層をMOVPEで直接成長するなどの方法がとら
れている。
して、例えば、「1995年1月10日発行、半導体フ
ォトニクス工学、240〜241頁」に示されるよう
に、半導体結晶成長終了後に例えばIII-V族半導体のア
クセプタとしてはII族のBe、Zn、Mg、Cdなどが
ドーパントとして用いられ、熱拡散によりコンタクト層
の不純物濃度を増加させたり、またInGaAsの3元
組成やInGaAsPの4元組成では、InPよりドー
ピングが容易なことを利用して、不純物濃度の高いコン
タクト層をMOVPEで直接成長するなどの方法がとら
れている。
【0004】熱拡散した場合の結晶表面Zn濃度は1.
0×1016〜5.0×1019cm-3程度である。一方、
電極側でもドーパントを含む合金電極を蒸着、加熱して
結晶と合金化させるなどの方法が用いられている。上述
のような手段でオーミックコンタクト形成する半導体レ
ーザ200として例えば図6に示すような構造が知られ
ている。
0×1016〜5.0×1019cm-3程度である。一方、
電極側でもドーパントを含む合金電極を蒸着、加熱して
結晶と合金化させるなどの方法が用いられている。上述
のような手段でオーミックコンタクト形成する半導体レ
ーザ200として例えば図6に示すような構造が知られ
ている。
【0005】図7は図6に示す半導体レーザの活性層メ
サストライプを含む領域のB−B’断面図である。製造
方法は次のとおりである。n型InP基板11上にn型
InPからなるクラッド層12(層厚1.2μm、ドー
ピング濃度1.0×1018cm-3)、InGaAsPか
らなる活性層13(層厚0.6μm、ノンドープ)、お
よびp型InPからなるクラッド層14(層厚0.8μ
m、ドーピング濃度5.0×1017cm-3)を、この順
序に順次、例えばMOVPEにより成長する。
サストライプを含む領域のB−B’断面図である。製造
方法は次のとおりである。n型InP基板11上にn型
InPからなるクラッド層12(層厚1.2μm、ドー
ピング濃度1.0×1018cm-3)、InGaAsPか
らなる活性層13(層厚0.6μm、ノンドープ)、お
よびp型InPからなるクラッド層14(層厚0.8μ
m、ドーピング濃度5.0×1017cm-3)を、この順
序に順次、例えばMOVPEにより成長する。
【0006】その後、フォトリソグラフィー工程とエッ
チング処理により活性層幅1.5μm程度のメサストラ
イプを形成した後、例えばLPEによりp型InP電流
ブロック層21(層厚1.2μm、ドーピング濃度7.
0×1017cm-3)、n型InPブロック層22(層厚
2.0μm、ドーピング濃度3.0×1018cm-3)を
順次に成長する。
チング処理により活性層幅1.5μm程度のメサストラ
イプを形成した後、例えばLPEによりp型InP電流
ブロック層21(層厚1.2μm、ドーピング濃度7.
0×1017cm-3)、n型InPブロック層22(層厚
2.0μm、ドーピング濃度3.0×1018cm-3)を
順次に成長する。
【0007】その後、p型InPからなる埋め込み層1
5(層厚3.0μm、ドーピング濃度1.0×1018c
m-3)、p型InGaAsPからなるコンタクト層16
(層厚0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm
-3)、p型InGaAsからなるコンタクト層17(層
厚0.2μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)
をそれぞれこの順序で成長させる。
5(層厚3.0μm、ドーピング濃度1.0×1018c
m-3)、p型InGaAsPからなるコンタクト層16
(層厚0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm
-3)、p型InGaAsからなるコンタクト層17(層
厚0.2μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)
をそれぞれこの順序で成長させる。
【0008】結晶成長終了後、該ヘテロエピタキシャル
結晶を、ドーパントとして例えばZnの場合、その拡散
源であるZn3 P2 とともに石英アンプルに封入し、約
530℃で9分間の熱拡散を行う。その後、熱拡散時の
ダメージ受け結晶欠陥が発生しているコンタクト層17
表面の斜面部分18をエッチオフする。これにより、熱
拡散した結晶表面Zn濃度が約7.0×1018cm-3の
コンタクト層17が製造できる。
結晶を、ドーパントとして例えばZnの場合、その拡散
源であるZn3 P2 とともに石英アンプルに封入し、約
530℃で9分間の熱拡散を行う。その後、熱拡散時の
ダメージ受け結晶欠陥が発生しているコンタクト層17
表面の斜面部分18をエッチオフする。これにより、熱
拡散した結晶表面Zn濃度が約7.0×1018cm-3の
コンタクト層17が製造できる。
【0009】その後、従来の方法によって、p側電極3
2、n側電極31を形成し、劈開で共振器ミラーを形成
し、半導体レーザとする。
2、n側電極31を形成し、劈開で共振器ミラーを形成
し、半導体レーザとする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
半導体レーザ素子における製造上の第1の問題点を図8
に示すZnの濃度プロファイルを例にとって説明する。
p型コンタクト層17表面のZn濃度を、例えば8.0
×1018cm-3になるように熱拡散を行った場合、Zn
の拡散フロントはp型クラッド層14には達しない。
半導体レーザ素子における製造上の第1の問題点を図8
に示すZnの濃度プロファイルを例にとって説明する。
p型コンタクト層17表面のZn濃度を、例えば8.0
×1018cm-3になるように熱拡散を行った場合、Zn
の拡散フロントはp型クラッド層14には達しない。
【0011】ところが、より低抵抗なオーミクコンタク
トを得るために、p型コンタクト層17の表面濃度をよ
り高濃度、例えば3.0×1019cm-3になるように熱
拡散を行った場合、Znの拡散フロントはp型クラッド
層14に8.0×1017cm -3の高い濃度で到達し、極
端な場合、ノンドープの活性層13にまでZnの拡散フ
ロントが到達し、非発光性のキャリヤ捕獲準位形成やキ
ャリヤの散乱要因になり損失が増大し、レーザ特性への
影響が顕在化するという問題が発生する。
トを得るために、p型コンタクト層17の表面濃度をよ
り高濃度、例えば3.0×1019cm-3になるように熱
拡散を行った場合、Znの拡散フロントはp型クラッド
層14に8.0×1017cm -3の高い濃度で到達し、極
端な場合、ノンドープの活性層13にまでZnの拡散フ
ロントが到達し、非発光性のキャリヤ捕獲準位形成やキ
ャリヤの散乱要因になり損失が増大し、レーザ特性への
影響が顕在化するという問題が発生する。
【0012】この原因は、熱拡散におけるInP中のZ
nの拡散係数が10-9cm2 /sと大きく、拡散深さを
制御できないためである。また、熱拡散によるZnのド
ーピングを行った場合、図8に示すp型コンタクト層1
7の最表面である斜線部18の結晶には熱的ダメージが
加わる。ダメージを受けた斜線領域18は半導体レーザ
素子の信頼性確保のため、拡散終了後にエッチオフする
過程が必要となり、最もZn濃度の高いコンタクト層の
最表面はエッチングされてなくなり高濃度にZnがドー
ピングされたコンタクト層が得られないという問題も生
じる。
nの拡散係数が10-9cm2 /sと大きく、拡散深さを
制御できないためである。また、熱拡散によるZnのド
ーピングを行った場合、図8に示すp型コンタクト層1
7の最表面である斜線部18の結晶には熱的ダメージが
加わる。ダメージを受けた斜線領域18は半導体レーザ
素子の信頼性確保のため、拡散終了後にエッチオフする
過程が必要となり、最もZn濃度の高いコンタクト層の
最表面はエッチングされてなくなり高濃度にZnがドー
ピングされたコンタクト層が得られないという問題も生
じる。
【0013】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の欠点を改良し、不純物濃度が高く、かつ拡散深さの
浅いp型オーミックコンタクト層を製造することで、レ
ーザ特性がよく、かつ低消費電力の半導体レーザの製造
方法を提供することである。
術の欠点を改良し、不純物濃度が高く、かつ拡散深さの
浅いp型オーミックコンタクト層を製造することで、レ
ーザ特性がよく、かつ低消費電力の半導体レーザの製造
方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明の第1の態様としては、ク
ラッド層に挟まれた活性層上に、埋め込み層、コンタク
ト層が存在する半導体レーザの製造方法において、コン
タクト層の表面に当該コンタクト層の拡散係数よりも大
きな拡散係数を有する拡散制御層を設ける工程と、該拡
散制御層を通して不純物の拡散を行う工程と、該拡散制
御層をエッチオフする工程とを有する半導体レーザの製
造方法であり、又は、本発明の第2の態様としては、ク
ラッド層に挟まれた活性層上に、埋め込み層、コンタク
ト層が存在する半導体レーザの製造方法において、コン
タクト層の表面に当該コンタクト層の拡散係数よりも大
きな拡散係数を有する拡散制御層を設ける工程と、該拡
散制御層の上に更に別の拡散制御層を設けると同時に下
層の拡散制御層に不純物の拡散を行う工程と、全ての該
拡散制御層をエッチオフする工程とを有する半導体レー
ザの製造方法である。
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明の第1の態様としては、ク
ラッド層に挟まれた活性層上に、埋め込み層、コンタク
ト層が存在する半導体レーザの製造方法において、コン
タクト層の表面に当該コンタクト層の拡散係数よりも大
きな拡散係数を有する拡散制御層を設ける工程と、該拡
散制御層を通して不純物の拡散を行う工程と、該拡散制
御層をエッチオフする工程とを有する半導体レーザの製
造方法であり、又は、本発明の第2の態様としては、ク
ラッド層に挟まれた活性層上に、埋め込み層、コンタク
ト層が存在する半導体レーザの製造方法において、コン
タクト層の表面に当該コンタクト層の拡散係数よりも大
きな拡散係数を有する拡散制御層を設ける工程と、該拡
散制御層の上に更に別の拡散制御層を設けると同時に下
層の拡散制御層に不純物の拡散を行う工程と、全ての該
拡散制御層をエッチオフする工程とを有する半導体レー
ザの製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】即ち、本発明に於いては、コンタ
クト層の上部に、当該コンタクト層とは不純物の拡散速
度が異なる一層または多層からなる拡散制御層を設け、
該拡散制御層を通して不純物の拡散を行うことでコンタ
クト層の不純物の濃度を上げ、かつ、不純物の拡散深さ
を制御することを特徴とする。
クト層の上部に、当該コンタクト層とは不純物の拡散速
度が異なる一層または多層からなる拡散制御層を設け、
該拡散制御層を通して不純物の拡散を行うことでコンタ
クト層の不純物の濃度を上げ、かつ、不純物の拡散深さ
を制御することを特徴とする。
【0016】より具体的には、本発明に係わる半導体レ
ーザの製造方法によれば、コンタクト層の不純物拡散係
数が拡散制御層の不純物の拡散係数より小さくする事に
より、不純物はコンタクト層と拡散制御層のヘテロ界面
近傍にパイルアップせしめられる。この為、コンタクト
層表面の不純物濃度は高濃度となり、かつその拡散領域
を浅くすることが可能となる。
ーザの製造方法によれば、コンタクト層の不純物拡散係
数が拡散制御層の不純物の拡散係数より小さくする事に
より、不純物はコンタクト層と拡散制御層のヘテロ界面
近傍にパイルアップせしめられる。この為、コンタクト
層表面の不純物濃度は高濃度となり、かつその拡散領域
を浅くすることが可能となる。
【0017】さらに、熱拡散時にコンタクト層は拡散制
御層で覆われているので、熱によるダメージが直接コン
タクト層に加わらない。このためコンタクト層表面をエ
ッチオフする工程が必要なくなり、コンタクト層表面の
不純物濃度は高濃度のまま維持でき、電極金属との接触
抵抗が小さい半導体レーザの製造が可能となる。
御層で覆われているので、熱によるダメージが直接コン
タクト層に加わらない。このためコンタクト層表面をエ
ッチオフする工程が必要なくなり、コンタクト層表面の
不純物濃度は高濃度のまま維持でき、電極金属との接触
抵抗が小さい半導体レーザの製造が可能となる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体レーザ装置及び
半導体レーザの製造方法の一具体例の構成を図面を参照
しながら詳細に説明する。図1乃至図3は、本発明に係
る半導体レーザ装置の一具体例の構成及びその特性を示
す図であって、図中、半導体レーザ装置に於て、コンタ
クト層の表面領域には、少なくとも1×1019cm-3の
不純物が存在しており、埋め込み層の下層部を構成する
クラッド層には、当該不純物が存在しない様に構成され
ている半導体レーザ装置100が示されている。
半導体レーザの製造方法の一具体例の構成を図面を参照
しながら詳細に説明する。図1乃至図3は、本発明に係
る半導体レーザ装置の一具体例の構成及びその特性を示
す図であって、図中、半導体レーザ装置に於て、コンタ
クト層の表面領域には、少なくとも1×1019cm-3の
不純物が存在しており、埋め込み層の下層部を構成する
クラッド層には、当該不純物が存在しない様に構成され
ている半導体レーザ装置100が示されている。
【0019】又、本発明に係る当該半導体レーザ装置1
00としては、当該コンタクト層の当該不純物が含まれ
ている表面領域の拡散深さが、従来の半導体レーザ装置
に於けるコンタクト層の拡散深さに比べて、浅くなる様
に構成されているものである。又、本発明に於ける当該
半導体レーザ装置は、例えばIII-V族化合物半導体から
なる半導体レーザである事が望ましく、又、当該半導体
レーザ装置のコンタクト層はP型コンタクト層である事
が望ましい。
00としては、当該コンタクト層の当該不純物が含まれ
ている表面領域の拡散深さが、従来の半導体レーザ装置
に於けるコンタクト層の拡散深さに比べて、浅くなる様
に構成されているものである。又、本発明に於ける当該
半導体レーザ装置は、例えばIII-V族化合物半導体から
なる半導体レーザである事が望ましく、又、当該半導体
レーザ装置のコンタクト層はP型コンタクト層である事
が望ましい。
【0020】次に、本発明の具体例について、当該半導
体レーザの製造方法を中心として図面を参照して詳細に
説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるも
のではない。図1は本発明の実施形態を示す図で、図2
は本発明の第一の実施例に係る図1のA−A’断面図で
ある。
体レーザの製造方法を中心として図面を参照して詳細に
説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるも
のではない。図1は本発明の実施形態を示す図で、図2
は本発明の第一の実施例に係る図1のA−A’断面図で
ある。
【0021】即ち、先ず、n型InP基板11上にMO
VPE成長によりn型InPからなるクラッド層12
(層厚1.2μm、ドーピング濃度1.0×1018cm
-3)を選択的に成長させ、次いでInGaAsPからな
る活性層13(層厚0.6μm、ノンドープ)、および
p型InPからなるクラッド層14(層厚0.8μm、
ドーピング濃度5.0×1017cm-3)をこの順に形成
する。
VPE成長によりn型InPからなるクラッド層12
(層厚1.2μm、ドーピング濃度1.0×1018cm
-3)を選択的に成長させ、次いでInGaAsPからな
る活性層13(層厚0.6μm、ノンドープ)、および
p型InPからなるクラッド層14(層厚0.8μm、
ドーピング濃度5.0×1017cm-3)をこの順に形成
する。
【0022】さらに、選択MOVPE成長によりp型I
nP電流ブロック層21(層厚1.2μm、ドーピング
濃度7.0×1017cm-3)、及びn−InPブロック
層22(層厚2.0μm、ドーピング濃度3.0×10
18cm-3)を順次にメサ型に形成する。その後、MOV
PEによりp型InPからなる埋め込み層15(層厚
3.0μm、ドーピング濃度1.0×1018cm-3)、
p型InGaAsPからなるコンタクト層16(層厚
0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)、
及びp型InGaAsからなるコンタクト層17(層厚
0.2μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)、
さらには、p型InPからなる拡散制御層19(層厚
0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)を
この順序に成長させる。
nP電流ブロック層21(層厚1.2μm、ドーピング
濃度7.0×1017cm-3)、及びn−InPブロック
層22(層厚2.0μm、ドーピング濃度3.0×10
18cm-3)を順次にメサ型に形成する。その後、MOV
PEによりp型InPからなる埋め込み層15(層厚
3.0μm、ドーピング濃度1.0×1018cm-3)、
p型InGaAsPからなるコンタクト層16(層厚
0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)、
及びp型InGaAsからなるコンタクト層17(層厚
0.2μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)、
さらには、p型InPからなる拡散制御層19(層厚
0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018cm-3)を
この順序に成長させる。
【0023】ここで、本発明に使用される当該拡散制御
層19は、結晶成長終了後の冷却過程においてp型コン
タクト層17のAs離脱による熱劣化を防止する機能
と、P離脱を抑制するために流しているPH3 中のH+
によるコンタクト層17のZnの活性化率低下を抑制す
るためにコンタクト層17を覆う保護層としての機能も
併せ持っている。
層19は、結晶成長終了後の冷却過程においてp型コン
タクト層17のAs離脱による熱劣化を防止する機能
と、P離脱を抑制するために流しているPH3 中のH+
によるコンタクト層17のZnの活性化率低下を抑制す
るためにコンタクト層17を覆う保護層としての機能も
併せ持っている。
【0024】次に、拡散制御層19を除去しないように
前処理を施した後、石英アンプルにZn拡散源のZn3
P2 とともに封入して約530℃で9分間の熱拡散を施
す。図3は上記のように製造した本発明に於ける半導体
レーザの熱拡散後のZn濃度プロファイルである。図3
から明らかな様に、Znはp型InPからなる拡散制御
層19とp型InGaAsからなるコンタクト層17間
の拡散係数差により拡散制御層19とp型コンタクト層
17間にパイルアップし、p型コンタクト層17の表面
濃度は7.0×1018cm-3の高濃度となる。
前処理を施した後、石英アンプルにZn拡散源のZn3
P2 とともに封入して約530℃で9分間の熱拡散を施
す。図3は上記のように製造した本発明に於ける半導体
レーザの熱拡散後のZn濃度プロファイルである。図3
から明らかな様に、Znはp型InPからなる拡散制御
層19とp型InGaAsからなるコンタクト層17間
の拡散係数差により拡散制御層19とp型コンタクト層
17間にパイルアップし、p型コンタクト層17の表面
濃度は7.0×1018cm-3の高濃度となる。
【0025】この際、Znの拡散フロントはp型InP
埋め込み層15で止まり、p型InPクラッド層14ま
で達していない。本発明に於いては、当該拡散工程の終
了後に、選択エッチングにより拡散制御層19のみを除
去し、表面の不純物濃度が7.0×1019cm-3と高濃
度で、かつ、不純物の拡散深さの浅いp型InGaAs
コンタクト層17を得る。
埋め込み層15で止まり、p型InPクラッド層14ま
で達していない。本発明に於いては、当該拡散工程の終
了後に、選択エッチングにより拡散制御層19のみを除
去し、表面の不純物濃度が7.0×1019cm-3と高濃
度で、かつ、不純物の拡散深さの浅いp型InGaAs
コンタクト層17を得る。
【0026】このようにして得られたコンタクト層17
を有する半導体レーザにp型電極32を形成し、共振器
長300μmに劈開して、前方端面および後方端面にそ
れぞれ反射率30%、70%のコーティングを施して特
性を測定したところ、注入電流30mAにおける動作電
圧は1.08Vと低く、良好なオーミックコンタクトが
得られていることが確認できた。
を有する半導体レーザにp型電極32を形成し、共振器
長300μmに劈開して、前方端面および後方端面にそ
れぞれ反射率30%、70%のコーティングを施して特
性を測定したところ、注入電流30mAにおける動作電
圧は1.08Vと低く、良好なオーミックコンタクトが
得られていることが確認できた。
【0027】図4は本発明に於ける第2の具体例に係る
半導体レーザの製造手順を説明するための図であり、前
記した第1の具体例に対して、拡散制御層を複数積層、
形成した半導体レーザの構造を示すものであり、その断
面は、図1のA−A’断面図と同様の部分を示してい
る。第一の具体例と同様に、p型InGaAsからなる
コンタクト層17(層厚0.2μm、ドーピング濃度
2.0×1018cm-3)までを例えばMOVPEにより
製造し、その上部にp型InPからなる第一拡散制御層
19(層厚0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018
cm-3)を成長する。
半導体レーザの製造手順を説明するための図であり、前
記した第1の具体例に対して、拡散制御層を複数積層、
形成した半導体レーザの構造を示すものであり、その断
面は、図1のA−A’断面図と同様の部分を示してい
る。第一の具体例と同様に、p型InGaAsからなる
コンタクト層17(層厚0.2μm、ドーピング濃度
2.0×1018cm-3)までを例えばMOVPEにより
製造し、その上部にp型InPからなる第一拡散制御層
19(層厚0.1μm、ドーピング濃度2.0×1018
cm-3)を成長する。
【0028】その後、p型InGaAsからなる第二拡
散制御層20(層厚0.2μm、ドーピング濃度2.0
×1018cm-3)をMOVPEにより成長する。第二拡
散制御層20成長中に(CH3 )2 Znガスの流量を最
大にし、第二拡散制御層20の不純物濃度を最大まで上
げる。この時、第二拡散制御層20中にドーピングされ
た不純物は、より拡散速度の速い第一拡散制御層19中
に拡散していく。
散制御層20(層厚0.2μm、ドーピング濃度2.0
×1018cm-3)をMOVPEにより成長する。第二拡
散制御層20成長中に(CH3 )2 Znガスの流量を最
大にし、第二拡散制御層20の不純物濃度を最大まで上
げる。この時、第二拡散制御層20中にドーピングされ
た不純物は、より拡散速度の速い第一拡散制御層19中
に拡散していく。
【0029】ここで、第一拡散制御層19中に拡散した
不純物は、拡散速度が遅いコンタクト層17とのヘテロ
界面付近にパイルアップしていく。図5に上記のように
製造した半導体レーザの不純物濃度プロファイルを示
す。本具体例に於ける当該半導体レーザ装置に於いて
は、コンタクト層17の表面のZn濃度は7.0×10
19cm-3と高濃度で、かつ、拡散領域は浅く拡散フロン
トはp型クラッド層14まで達していない。
不純物は、拡散速度が遅いコンタクト層17とのヘテロ
界面付近にパイルアップしていく。図5に上記のように
製造した半導体レーザの不純物濃度プロファイルを示
す。本具体例に於ける当該半導体レーザ装置に於いて
は、コンタクト層17の表面のZn濃度は7.0×10
19cm-3と高濃度で、かつ、拡散領域は浅く拡散フロン
トはp型クラッド層14まで達していない。
【0030】その後、拡散制御層19、20のみを選択
エッチング処理により除去することで表面の不純物濃度
が7.0×1019cm-3と高濃度で、かつ、拡散深さの
浅いp型InGaAsコンタクト層17を得る。第二の
具体例の場合、上述のように、第二拡散制御層19を成
長中にコンタクト層17に対しドーピングが可能である
ので、従来のように結晶成長後の拡散工程が省けるとい
う利点もある。
エッチング処理により除去することで表面の不純物濃度
が7.0×1019cm-3と高濃度で、かつ、拡散深さの
浅いp型InGaAsコンタクト層17を得る。第二の
具体例の場合、上述のように、第二拡散制御層19を成
長中にコンタクト層17に対しドーピングが可能である
ので、従来のように結晶成長後の拡散工程が省けるとい
う利点もある。
【0031】このようにして得られたコンタクト層17
を有する半導体レーザにp型電極32を形成し、高出力
用半導体レーザ装置として用いることを目的に、共振器
長1200μm、前方端面および後方端面にそれぞれ反
射率6%、95%のコーティングを施してレーザ駆動し
たところ、注入電流500mAにおける動作電圧は1.
95Vと従来品の2.15Vに比べると低電圧化し、約
100mWの低消費電力化が可能となった。
を有する半導体レーザにp型電極32を形成し、高出力
用半導体レーザ装置として用いることを目的に、共振器
長1200μm、前方端面および後方端面にそれぞれ反
射率6%、95%のコーティングを施してレーザ駆動し
たところ、注入電流500mAにおける動作電圧は1.
95Vと従来品の2.15Vに比べると低電圧化し、約
100mWの低消費電力化が可能となった。
【0032】即ち、上記した具体例から明らかな様に、
本発明に於ける半導体レーザの製造方法の具体例として
は、基本的には、半導体レーザの製造方法において、コ
ンタクト層の表面に拡散制御層を設ける工程と、該拡散
制御層を通して不純物の拡散を行う工程と、該拡散制御
層をエッチオフする工程とを有することを特徴とする半
導体レーザの製造方法である。
本発明に於ける半導体レーザの製造方法の具体例として
は、基本的には、半導体レーザの製造方法において、コ
ンタクト層の表面に拡散制御層を設ける工程と、該拡散
制御層を通して不純物の拡散を行う工程と、該拡散制御
層をエッチオフする工程とを有することを特徴とする半
導体レーザの製造方法である。
【0033】又、本発明に於いては、当該半導体レーザ
装置が、III-V族化合物半導体から構成されるものであ
る事が望ましく又、当該コンタクト層は、P型コンタク
ト層である事が好ましい。更に、本発明に於ける該拡散
制御層を通して不純物の拡散を行う工程は、当該拡散制
御層の成長中に実行されるものであっても良い。
装置が、III-V族化合物半導体から構成されるものであ
る事が望ましく又、当該コンタクト層は、P型コンタク
ト層である事が好ましい。更に、本発明に於ける該拡散
制御層を通して不純物の拡散を行う工程は、当該拡散制
御層の成長中に実行されるものであっても良い。
【0034】一方、本発明に於いては、当該拡散制御層
として、複数層の拡散制御層を使用する事も好ましく、
特に、当該複数層の拡散制御層の内、少なくとも1つの
拡散制御層は、当該コンタクト層の拡散係数よりも大き
な拡散係数を有するものである事が好ましい。
として、複数層の拡散制御層を使用する事も好ましく、
特に、当該複数層の拡散制御層の内、少なくとも1つの
拡散制御層は、当該コンタクト層の拡散係数よりも大き
な拡散係数を有するものである事が好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る半導体レーザの製造方法
は、上記した様な技術構成を採用しているので、レーザ
特性が良好で、かつ、低消費電力の半導体レーザを製造
することができる。その理由は、コンタクト層の不純物
濃度を高くできることで、これにより低抵抗なオーミッ
クコンタクトを得ることができるからである。
は、上記した様な技術構成を採用しているので、レーザ
特性が良好で、かつ、低消費電力の半導体レーザを製造
することができる。その理由は、コンタクト層の不純物
濃度を高くできることで、これにより低抵抗なオーミッ
クコンタクトを得ることができるからである。
【0036】また、不純物の拡散深さを浅くできること
から、レーザ特性劣化の一因である不純物のクラッド
層、活性層汚染を排除できるからである。
から、レーザ特性劣化の一因である不純物のクラッド
層、活性層汚染を排除できるからである。
【図1】図1は、本発明の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図2は、本発明の第1の具体例を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は、本発明の第1の具体例に於ける半導体
レーザ装置の特性を説明する不純物濃度プロファイルで
ある。
レーザ装置の特性を説明する不純物濃度プロファイルで
ある。
【図4】図4は、本発明の第2の具体例を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】図5は、本発明の第2の具体例に於ける半導体
レーザ装置の特性を説明する不純物濃度プロファイルで
ある。
レーザ装置の特性を説明する不純物濃度プロファイルで
ある。
【図6】図6は、従来例の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図7は、従来例の実施形態を示す断面図であ
る。
る。
【図8】図8は、従来例の実施形態を示す不純物濃度プ
ロファイルである。
ロファイルである。
11…n型InP基板 12…n型InPクラッド層 13…InGaAsP活性層 14…p型InPクラッド層 15…p型InP埋め込み層 16…p型InGaAsPコンタクト層 17…p型InGaAsコンタクト層 18…p型InGaAsコンタクト層に含まれる熱拡散
後エッチオフする層 19…p型InP第一拡散制御層 20…p型InGaAs第二拡散制御層 21…p型InPブロック層 22…p型InPブロック層 31…n側電極 32…p側電極 100…半導体レーザ装置
後エッチオフする層 19…p型InP第一拡散制御層 20…p型InGaAs第二拡散制御層 21…p型InPブロック層 22…p型InPブロック層 31…n側電極 32…p側電極 100…半導体レーザ装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−97948(JP,A) 特開 昭63−95619(JP,A) 特開 平6−314840(JP,A) 特開 平8−204233(JP,A) 特開 平7−66454(JP,A) 特開 昭64−47023(JP,A) 特開 平4−317385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50
Claims (4)
- 【請求項1】 クラッド層に挟まれた活性層上に、埋め
込み層、コンタクト層が存在する半導体レーザの製造方
法において、コンタクト層の表面に当該コンタクト層の
拡散係数よりも大きな拡散係数を有する拡散制御層を設
ける工程と、該拡散制御層を通して不純物の拡散を行う
工程と、該拡散制御層をエッチオフする工程とを有する
ことを特徴とする半導体レーザの製造方法。 - 【請求項2】 クラッド層に挟まれた活性層上に、埋め
込み層、コンタクト層が存在する半導体レーザの製造方
法において、コンタクト層の表面に当該コンタクト層の
拡散係数よりも大きな拡散係数を有する拡散制御層を設
ける工程と、該拡散制御層の上に更に別の拡散制御層を
設けると同時に下層の拡散制御層に不純物の拡散を行う
工程と、全ての該拡散制御層をエッチオフする工程とを
有することを特徴とする半導体レーザの製造方法。 - 【請求項3】 当該半導体レーザ装置が、III-V族化合
物半導体から構成されるものである事を特徴とする請求
項1又は2記載の半導体レーザの製造方法。 - 【請求項4】 当該コンタクト層は、P型コンタクト層
である事を特徴とする請求項1乃至3に記載の半導体レ
ーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31788597A JP3164041B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31788597A JP3164041B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150326A JPH11150326A (ja) | 1999-06-02 |
JP3164041B2 true JP3164041B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18093148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31788597A Expired - Fee Related JP3164041B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164041B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4913358B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2012-04-11 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 光半導体装置、その製造方法、及び光通信装置 |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP31788597A patent/JP3164041B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11150326A (ja) | 1999-06-02 |
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