JP3163801U - 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品 - Google Patents

溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品 Download PDF

Info

Publication number
JP3163801U
JP3163801U JP2010004058U JP2010004058U JP3163801U JP 3163801 U JP3163801 U JP 3163801U JP 2010004058 U JP2010004058 U JP 2010004058U JP 2010004058 U JP2010004058 U JP 2010004058U JP 3163801 U JP3163801 U JP 3163801U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lava
fibers
volcanic ash
powder
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010004058U
Other languages
English (en)
Inventor
武井 文夫
文夫 武井
Original Assignee
株式会社富士山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社富士山 filed Critical 株式会社富士山
Priority to JP2010004058U priority Critical patent/JP3163801U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3163801U publication Critical patent/JP3163801U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

【課題】遠赤外線放射効果が大きく、かつ製造コストを大幅に低下させることができる溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品を提供する。【解決手段】天然繊維若しくは化学繊維及びこれらの繊維からなる繊維製品を、富士山系、特に富士五湖周辺で採取された溶岩石を粉砕して得られる溶岩粉末及び/又は火山灰を配合した染料を用いて染めることにより、低コストで遠赤外線放射効果の高い溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品が得られる。【選択図】図1

Description

本考案は、溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品に係り、特に遠赤外線放射効果に優れた繊維及び繊維製品に関するものである。
従来、布団や衣服の保温効果を高めるために、布団綿に用いられるレーヨン繊維や、衣料用レーヨン繊維等の繊維に、遠赤外線放射性を付与することが行われている。また、カーペットや壁張り布等に用いられるレーヨン繊維等に対しても、遠赤外線放射性を付与することが行われている。これは、カーペット等における保温効果を高めるものである。
また、この遠赤外線放射性を有するレーヨン繊維等としては、フタロシアニンの金属錯体を吸着させた活性炭微粒子を、レーヨン繊維に含有させたものが存在している(特許文献1参照)。この活性炭微粒子入り繊維は、活性炭微粒子に吸着させたフタロシアニンの金属錯体と、空気中の臭い成分とを化学反応させることにより、臭い成分を無臭成分に変化させるものである。
特開昭63−300769号公報
しかしながら、特許文献1に係る従来技術においては、活性炭は、一般に遠赤外線を放射させることもできるが、この活性炭微粒子はフタロシアニンの金属錯体を坦持するためだけに使用されているものであり、遠赤外線を放射させるために使用されているものではなかった。
そこで、本考案はこのような実情に鑑みて、遠赤外線放射効果が大きい繊維及び繊維製品を提供しようとするものである。
上記課題に鑑みて鋭意研究の結果、本考案者は、火山地帯から採取される溶岩石を粉末状にした溶岩粉末及び火山灰が高い遠赤外線効果を発揮することに着目し、この溶岩粉末及び火山灰を繊維及び繊維製品に含有させることに想到し、本考案をなすに至った。
すなわち、本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品は、天然繊維若しくは化学繊維及びこれらの繊維からなる繊維製品に、溶岩を粉砕して得た溶岩粉末及び/又は火山灰を被着させることを特徴とする。
また、本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品は、前記溶岩粉末及び火山灰が、その95%以上が粒子径1.0μm未満であることを特徴とする。
また、溶岩粉末及び火山灰は、亜鉛を200ppm以上含有することを特徴とする
また、本考案に使用する溶岩粉末は、亜鉛成分の多い富士山系の火山地帯で採取される溶岩石を粉砕・選別・精製して得えられる粉末であることを特徴とする。
以上説明したように、本考案によれば、火山地帯から採取される溶岩石や火山灰を用いることにより、原材料費が廉価で済み、遠赤外線放射効果が大きい繊維及び繊維製品の製造コストを大幅に低下させることができる。
地中のマントルは、鉄、ニッケル、コバルト等の合金が溶けた高温の状態であり、これが地上に噴出してそれが凝固して溶岩(火成岩)となる。そして、溶岩は風化し、その成分が雨水や河川に溶け出して、流下した地域における湖底や海底には、溶岩によるミネラル分が豊富に含まることが知られている。この溶岩の成分を検査してみると、30種類にも及ぶミネラルが検出され、しかもこの溶岩のミネラル成分が、接触する皮膚から吸収されて人体によい影響を及ぼすことも明らかとなっている。
溶岩粉末及び火山灰の95%以上が粒子径1.0μm未満とすることにより、細かな粒子状の溶岩粉末、火山灰は、繊維及び繊維製品に容易に被着し、繊維の間に入り込むことができる。
そこで、本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を被着した繊維及び繊維製品は、富士山系の溶岩を粉末にし、人体に直接接するようにしたり、又は人体に近づけたりすることにより、溶岩の含有するミネラルを人体に対し有益な影響を及ぼさせるものである。
本考案の石鹸に使用する溶岩50gを水道水(富士河口湖町)1リットルに24時間浸した後の水に含まれる元素の成分分析表を示す図である。 本考案に使用する溶岩粉末の抗菌効果の実験結果を示す図である。
本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品の実施形態について、図面を参照しながら、以下にその具体的な実施の形態を説明する。
まず、本考案に使用する溶岩粉末は、次のようにして得られる。
[1]溶岩石の採取・調達
火山性の溶岩は日本全国に分布しているが、本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品にあっては、特に富士山系の富士五湖周辺で採取される溶岩石が好適である。一般的に、富士山系の富士五湖周辺で採取される溶岩石には、亜鉛成分が他の地域の溶岩石に比べて多量に含まれていることが確認されている。図1は、富士山周辺の溶岩50gを水道水1リットル(富士河口湖町)に24時間浸した後の成分分析表を示す図であり、富士河口湖町の水道水中の亜鉛成分が91.4μgであるのに対し、溶岩を浸した水は278.0μgと、亜鉛成分が多く含まれている。このことは、溶岩そのものに亜鉛成分が多く含まれていることを示している。(典拠:「富士山はヨウガンス」<有限会社熔岩研究所 2004年12月27日発行>)
本考案の繊維及び繊維製品に使用する溶岩粉末は、優れた遠赤外線放射効果を発揮するとともに、亜鉛成分を多く含有することにより、亜鉛成分による高い抗菌作用を発揮するものである。
[2]溶岩石の破砕・切断
溶岩石を、ある程度粒状化又は小ブロック化するために、採取した溶岩石を破砕・切断する。採取した溶岩石を板状、ブロック状等に順次切断して細分化してから、破砕機で更に粉砕することが望ましい。
[3]選別
ある程度粒状化又は小ブロック化された溶岩石のうち、加工に値するもの、すなわち、所望する亜鉛含有量や気泡率を有する溶岩石のみを選別する。また、溶岩以外の成分を除去する。亜鉛の含有量は、例えば、光学分析器を用いたり、試薬との反応試験を行ったりすることで検査することができる。
[4]粉末化
粒状化又は小ブロック化した溶岩石を粉末化する。溶岩粉末の粉末化の方法としては、各種の粉砕装置、例えば杵と臼を用いて摺りつぶす方法や、遠心衝撃装置等によって粉砕して粉状に加工する方法がある。これに限らず、溶岩石を種々の用途に加工する工程、例えば溶岩プレートや溶岩ブロックなどの加工工程に際して排出される粉末状の切削屑を利用してもよい。そして、溶岩粉末の95%以上が粒子径1.0μm未満となるようにするものである。
また、粉末化の前に溶岩粉末を乾燥させる工程を含めてもよく、更に粉末化の後に不純物を取り除く工程を含めてもよい。
[5]篩かけ
得られた溶岩粉末を篩かけして、所望する粒径範囲の溶岩粉末を分離する。篩かけの方法としては、所定のメッシュの篩で篩かけする方法のほか、遠心分離装置等によって篩かけする方法も可能である。
[6]精製
篩かけした溶岩粉末を精製する。精製は、溶岩粉末に含まれる不純物を選別するために行われる。例えば、溶岩粉末を水に沈殿させて浮遊物を取り除いたり、沈殿速度を利用して不純物を除去したりすることにより、溶岩粉末の純度を高めることができる。
このようにして、本考案に使用する溶岩粉末を得ることができた。
本考案に使用する溶岩粉末は、亜鉛を200ppm以上含有する溶岩粉末であるのが好ましい。
溶岩粉末に含まれる亜鉛(酸化亜鉛)は、抗菌・抗黴・防臭性に優れている上に、化学合成による抗菌剤・殺菌剤とは異なり、化学物質過敏症の増悪や耐性菌の発生といった問題が生じることがない。
富士山系、特に富士五湖周辺において採取される溶岩石は亜鉛含有率が高いことが知られているが、他地域から採取される溶岩石を原料とする場合でも、亜鉛含有率の高いものを選択するなどにより、上記含有率とすることができればよい。
次に、本考案に使用する火山灰については、富士山系の富士五湖周辺で採取される火山灰を、例えば上述した溶岩粉末の生成法における[5]篩かけから適用して用いることができる。
次に、この溶岩粉末及び/又は火山灰を用いて本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品を製造する実施例を示す。
<実施例1>
まず、本考案に用いる溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させる繊維としては、天然繊維及び化学繊維があり、天然繊維としては、木綿、麻、リンネルなどの植物繊維、毛、羊毛、カシミヤ、獣毛、絹などの動物繊維、石綿(アスベスト)などの鉱物繊維が含まれる。また、化学繊維には、再生繊維や半合成繊維、合成繊維、無機繊維が含まれ、再生繊維の例としてはレーヨン、ポリノジック、キュプラが挙げられる。半合成繊維の例としてはアセテートやトリアセテート、プロミックスが、合成繊維としてはナイロンその他のアラミド系繊維、ポリエステル、アクリルその他のアクリル系繊維、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系繊維、ポリウレタン等が挙げられる。更に無機繊維としてはガラス繊維や炭素繊維、金属繊維が挙げられる。
そして、これらの繊維を長繊維のまま用いてもよいし、所望する繊維長に切断して短繊維として用いてもよい。
また、糸を生成せずに、溶岩粉末及び/又は火山灰染め繊維を集積すれば、溶岩粉末及び/又は火山灰染め布団綿とすることもできるし、あるいは溶岩粉末及び/又は火山灰染め繊維相互間を任意の手段で結合して、溶岩粉末及び/又は火山灰染め不織布とすることもできる。
本考案の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させる繊維製品としては、公知の用途の、パジャマ、下着、Tシャツなどの衣料用素材として、またベッドシーツ、ベッドパッド、枕カバー、毛布、カーペット、壁張り布、ぬいぐるみの生地、カーテン、掛け布、座布団カバー、自動車の内張り布等の素材として好適に用いることができる。
(溶岩粉末を用いた例)
見掛け比重1.95g/cmの富士山系の溶岩を乾式粉砕した後、更に湿式粉砕処理を行い、溶岩粉末の水分散液(溶岩粉末の重量割合は20重量%)を得た。この溶岩粉末は、その95%以上が粒子径1.0μm未満であり、数平均粒子径0.7μm程度であり、最大粒子径が2.5μmであった。
この溶岩粉末を繊維及び繊維製品に被着させる手段として、染め、染色と同じ方法を用いることとする。染色液の配合例は次のとおりであり、また配合割合は従来の場合と同様で何ら不都合はない。
a)染料
抜染剤(還元剤)で抜染されるタイプとされないタイプがあり、それらの染料の性質により、印捺部を着色する狭義の捺染、印捺部を脱色する抜染、印捺部を脱色して別の着色をする着色抜染用の染料及び、印捺前の地染用に使い分けされる。
b)糊剤
アルギン酸ソーダ、CMC、ローカストビーンガム、加工でんぷんなどの天然、半合成糊剤が主体であるが、PVAなどの合成糊剤も用いられる。
c)抜染剤
還元剤抜染性染料には、ハイドロサルファイト(Na2S2O4)、ロンガリットC(NaHSO2・CH2O・H2O)、ロンガリットZ(ZnSO2・CH2O・H2O)、デクロリン(Zn(HSO2・CH2O)2)、塩化第一スズ(SnCl2・2H2O)などが適用されるが、ポリエステルには主として塩化第一スズが用いられる。アルカリ抜染性染料には、主として、水酸化ナトリウムが用いられる。
上記染色液に、上記の水分散液を、インジェクションポンプにより定量的且つ連続的に添加し、均一に混合した。この際、溶岩粉末の添加量が、染色液重量に対して、10重量%となるようにした。この後、溶岩粉末含有染色液を、染料槽に移した。
その後、この染料槽に繊度1.5デニールで繊維長51mmのレーヨン短繊維を一昼夜浸漬した。
この溶岩粉末染めレーヨン短繊維は、溶岩粉末の含有率が5.2重量%であり、乾強度が2.10g/dで、乾伸度が20.9%であった。即ち、通常のビスコースレーヨン短繊維と比較して、ほぼ同一の強伸度を持つものであり、実用上、何ら問題のないものであった。
<実施例2>
〔遠赤外線放射試験〕上述した実施例1で得られた溶岩粉末染めレーヨン短繊維30gは、富士山系の溶岩が元来有している特長の一つである極めて優れた遠赤外線放射率(90%以上)を持っており、熱を受けると強力な遠赤外線を放射する。
<実施例3>
〔抗菌試験〕上述した実施例1で得られた溶岩粉末染めレーヨン短繊維30gは、極めて強力な抗菌作用を有している。すなわち富士山系の溶岩には、強力な殺菌能力があり、溶岩に浸した水は、4大食中毒細菌のサルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター菌、病原性大腸菌に対して強い殺菌作用がある。更に最近話題のピロリ菌やMRSA菌、O−157菌、歯周病菌に対しても有効な殺菌効果を持っている。このような抗菌作用を、実施例で得られた溶岩粉末染めレーヨン短繊維も有していたのである。
図1から明らかなように、溶岩粉末染めレーヨン短繊維は、亜鉛を極めて豊富に含有し、亜鉛が備えている抗菌作用を有効に利用しうるものである。したがって、実施例の溶岩粉末染めレーヨン短繊維を用いれば、活性炭等を利用したものよりも抗菌作用に優れるという効果を奏するものである。
したがって、上述した実施例に係る溶岩粉末染めレーヨン短繊維を一般的な用途(例えば、衣料用、布団綿、ベッドシーツ、枕カバー)に用いれば、遠赤外線が豊富に放射され、人体に対して好ましい環境を与えうると考えられる。
(火山灰を用いた例)
見掛け比重1.60g/cmの富士山系の火山灰を篩にかけた後、更に湿式粉砕処理を行い、火山灰の水分散液(火山灰の重量割合は20重量%)を得た。この火山灰は、その95%以上が粒子径1.0μm未満であり、数平均粒子径0.7μm程度であり、最大粒子径が2.5μmであった。
この火山灰を繊維及び繊維製品に被着させる手段として、染め、染色と同じ方法を用いることとする。染色液の配合例は次のとおりであり、また配合割合は従来の場合と同様で何ら不都合はない。
a)染料
抜染剤(還元剤)で抜染されるタイプとされないタイプがあり、それらの染料の性質により、印捺部を着色する狭義の捺染、印捺部を脱色する抜染、印捺部を脱色して別の着色をする着色抜染用の染料、及び印捺前の地染用に使い分けされる。
b)糊剤
アルギン酸ソーダ、CMC、ローカストビーンガム、加工でんぷんなどの天然、半合成糊剤が主体であるが、PVAなどの合成糊剤も用いられる。
c)抜染剤
還元剤抜染性染料には、ハイドロサルファイト(Na2S2O4)、ロンガリットC(NaHSO2・CH2O・H2O)、ロンガリットZ(ZnSO2・CH2O・H2O)、デクロリン(Zn(HSO2・CH2O)2)、塩化第一スズ(SnCl2・2H2O)などが適用されるが、ポリエステルには主として塩化第一スズが用いられる。アルカリ抜染性染料には、主として、水酸化ナトリウムが用いられる。
上記染色液に、上記の水分散液を、インジェクションポンプにより、定量的且つ連続的に添加し、均一に混合した。この際、火山灰の添加量が、染色液重量に対して、10重量%となるようにした。この後、火山灰含有染色液を、染料槽に移した。
その後、この染料槽に繊度1.5デニールで繊維長51mmのレーヨン短繊維を一昼夜浸漬した。
この火山灰染めレーヨン短繊維は、火山灰の含有率が10.2重量%であり、乾強度が2.08g/dで、乾伸度が21.8%であった。即ち、通常のレーヨン短繊維と比較して、ほぼ同一の強伸度を持つものであり、実用上、何ら問題のないものであった。
<実施例4>
〔遠赤外線放射試験〕実施例1で得られた火山灰染めレーヨン短繊維30gは、元の富士山系の火山灰の特長である極めて優れた遠赤外線放射率(90%以上)を持っており、熱を受けると強力な遠赤外線を放射する。
図2は、本考案に使用する溶岩を24時間浸した水と、その10倍希釈液と、比較対象とする生理食塩水とで、時間経過によるMRSA(グラフ1)、ヘリコパクターピロリ菌(グラフ2)、歯周病原菌(グラフ3)、サルモネラ菌(グラフ4)の各生菌数を測定したものであり、グラフ1〜4のそれぞれにおいて、溶岩水が生理食塩水よりも生菌数が低下する優れた抗菌効果を表している。
<実施例5>
また、実施例1で得られた溶岩粉末を配合した染料で布を染めてシーツとして使用する人たちに行ったアンケート結果を下記に表す。
<アンケートサンプル数:110(複数回答あり)>
このように、日常生活や健康面において各種の効果があるものと考えられる。
この考案に係る溶岩粉末及び/又は火山灰を含有する繊維及び繊維製品は、各種繊維産業において利用することができるものである。

Claims (4)

  1. 天然繊維若しくは化学繊維及びこれらの繊維からなる繊維製品に、溶岩を粉砕して得た溶岩粉末及び/又は火山灰を被着させることを特徴とする溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品。
  2. 溶岩粉末及び火山灰は、その95%以上が粒子径1.0μm未満であることを特徴とする請求項1に記載の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品。
  3. 溶岩粉末及び火山灰は、亜鉛を200ppm以上含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品。
  4. 溶岩粉末は、亜鉛成分の多い富士山系の火山地帯で採取される溶岩石を粉砕・選別・精製して得えられる粉末であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維及び繊維製品。
JP2010004058U 2010-06-15 2010-06-15 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品 Expired - Fee Related JP3163801U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004058U JP3163801U (ja) 2010-06-15 2010-06-15 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004058U JP3163801U (ja) 2010-06-15 2010-06-15 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3163801U true JP3163801U (ja) 2010-11-04

Family

ID=54875266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004058U Expired - Fee Related JP3163801U (ja) 2010-06-15 2010-06-15 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3163801U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180660A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 株式会社エイティー今藤 機能性枕

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180660A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 株式会社エイティー今藤 機能性枕

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110936676B (zh) 一种高效防尘口罩用滤层体
DE60117534T2 (de) Zusammensetzung für ferninfrarotbestrahlung mit excellenten antistatischen eigenschaften und faser- sowie textilprodukt beides dieses enthaltend
JP2001247333A (ja) 抗菌性付与用ガラス組成物、抗菌性繊維、抗菌性撚糸及び抗菌性布状物
EP1847635A1 (en) Near infrared radiation absobing fiber and textile product using the same
KR20010103958A (ko) 음이온과 원적외선 발생 및 항균, 탈취기능을 갖는다기능성 섬유제조방법 및 그로부터 제조된 섬유
EP0705623B1 (en) Photoreactive noxious substance purging agent and photoreactive noxious substance purging material using the agent
JP2005009024A (ja) ホウ化物微粒子含有繊維およびこれを用いた繊維製品
CN106835673A (zh) 一种防紫外氧化锌‑蚕丝复合纤维及其制备方法
JP3163801U (ja) 溶岩粉末及び/又は火山灰を含有させた繊維製品
CN102965756B (zh) 一种保健聚丙烯膨体长丝的制造方法
KR100464166B1 (ko) 항균, 정화, 방오, 자외선차단, 전자파 차단 기능을 갖는 폴리프로필렌 멀티 필라멘트사 및 그의 제조방법
TWI337632B (ja)
KR20030054074A (ko) 광화석 분말을 함유한 다기능성 섬유 및 그 제조방법
JP2007002384A (ja) 溶岩パウダーおよび/または火山灰入り繊維及びその製造方法
JP2009191417A (ja) 溶岩染め繊維の製造方法
JPH09209225A (ja) 抗菌性、脱臭性および防虫性を有すると共に、遠赤外線放射特性を有する複合レーヨンと牛乳蛋白繊維とを混紡または交撚して紡糸する加工糸の製造方法
KR102298553B1 (ko) 흑운모 입자를 포함하는 원사 및 이의 제조방법
KR101778510B1 (ko) 무기계 금속산화물 성분이 함유된 광물을 사용한 소취 섬유 제조방법
KR100691171B1 (ko) 토르 말린이 함유된 수건
KR20220139584A (ko) 자성광물체 입자를 포함하는 원사 및 이의 제조방법
KR100470225B1 (ko) 일라이트 부직포의 제조방법
KR20050089616A (ko) 항균, 방충 및 전자파 차폐기능을 갖는 직물지
JP2003048264A (ja) 繊維構造体
KR20080042633A (ko) 기능성 은나노 황토조성물 pp방적사
CN110638277A (zh) 一种含有板蓝根提取物的抗菌席

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3163801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees