JP3163478B2 - フェンス網用連結治具およびフェンス網間の連結方法 - Google Patents

フェンス網用連結治具およびフェンス網間の連結方法

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久仁男 島村
浩司 鈴木
栄治 横山
勝男 木村
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立山アルミニウム工業株式会社
日発販売株式会社
小岩金網株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェンス網用連結
治具およびフェンス網間の連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフェンス網間の連結は、フェンス
網同士の接合端部の複数箇所に一対一組のプレートを配
置し、このプレートでもって接合端部を挟み、ボルトな
どでもって締結することにより、フェンス網の端部同士
を同時に挟持することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のフェン
ス網間の連結には次のような問題点がある。フェンス網
の接合端部の長さ方向に亘る複数箇所に一対一組のプレ
ートを配置、およびボルトなどによる締結作業を一々行
うため、手間が非常にかかり、施工時間も多大なものと
なる。
【0004】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、容易かつ確実
にフェンス網間を連結可能とする、フェンス網用連結治
具およびフェンス網間の連結方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦線材と横線
材とを交差させてフェンス網を形成し、隣接させた該フ
ェンス網の端部間の縦線材および横線材の交差部同士を
連結するフェンス網用連結治具において、前記治具本体
に縦線材収容部と横線材収容部とを形成し、前記縦線材
収容部は、治具本体を上下に貫通し、隣接する二本の縦
線材を並列に収容可能な縦線材収容孔と、前記縦線材収
容孔に連通し、縦線材を導入可能な線材分の幅を呈する
縦線材導入口とよりなり、横線材収容部と横線材導入口
との際に、同一線上に位置させた二本の横線材を拘束し
得る鉤部を位置させたことを特徴とする、フェンス網用
連結治具である。また本発明は、前述したフェンス網用
連結治具において、横線材導入口は、横線材収容部より
治具本体下面の開口に向けてテーパを付与して形成した
ことを特徴とする、フェンス網用連結治具である。本発
明は、前述したいずれかのフェンス網用連結治具を用い
たフェンス網間の連結方法であって、フェンス網用連結
治具の正面に形成した縦線材導入口より、縦線材収容孔
の奥に一方のフェンス網の縦線材を収容し、治具本体正
面の一部である拘束部によりこの縦線材を拘束し、続い
て他方のフェンス網の縦線材を縦線材導入口より縦線材
収容孔に収容して二本の縦線材を治具本体正面に対して
並列させた状態で収容し、前記縦線材に沿ってフェンス
網用連結治具を摺動させ、フェンス網用連結治具の下面
に形成した横線材導入口よりフェンス網同士の二本の横
線材を治具本体側面に対して直列させた状態で横線材収
容部に収容し、前記縦線材収容部に縦線材を収容すると
共に、横線材収容部に横線材を収容して、隣接するフェ
ンス網の縦線材間および横線材間に跨がって連結するこ
とを特徴とする、フェンス網間の連結方法である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下、図面を参照しながら本発
明の実施の形態について説明する。
【0007】<イ>全体の構成 図1に示すようにフェンス網用連結治具10は、治具本
体20と、前記治具本体20に形成した縦線材収容部3
0と横線材収容部40とからなる。
【0008】<ロ>治具本体 治具本体20は、後述する縦線材収容部30および横線
材収容部40を形成する部材である。治具本体20は、
連結したフェンス網50,51に応力が発生した際にも
破損することのない所定の強度を有する、例えば硬質樹
脂製など公知の素材を用いることが考えられる。
【0009】<ハ>縦線材収容部 図1に示すように縦線材収容部30は、フェンス網5
0,51同士の端部の縦線材52,53の収容部であ
る。縦線材収容部30は、治具本体20の上面22から
下面23まで貫通した縦線材収容孔31と、縦線材収容
孔31と連通し、縦線材52,53を導入可能な線材分
の幅を呈する縦線材導入口32とよりなる。縦線材収容
孔31は、縦線材導入口32を介して治具本体20の正
面21に開口している。縦線材導入口32より連続する
縦線材収容孔31は治具本体20の上面22より下面2
3まで垂直方向に貫通していると伴に、治具本体20の
水平方向に少なくとも線材二本分のスペースが形成され
ており、縦線材導入口32よりL字形となるように形成
されている。即ち縦線材収容孔31は、L字形に形成し
たことにより一方の縦線材52を先ず収容し、治具本体
20の正面21の一部である抑部24により拘束した後
に、他方の縦線材53を収容することが可能であり、両
縦線材52,53を縦線材収容孔31内に並列させた状
態で収容できる。なお、縦線材収容部30と後述する横
線材収容部40とは、治具本体20内部で連通してい
る。
【0010】<ニ>横線材収容部 図1に示すように横線材収容部40は、フェンス網5
0,51同士の端部の横線材54,55の収容部であ
る。横線材収容部40は、治具本体20の側面間に貫通
した横線材収容孔41と、横線材収容孔41と連通し、
横線材54,55を導入可能な横線材導入口42とより
なる。横線材収容孔41は、横線材導入口42を介して
治具本体20の下面23に開口している。横線材導入口
42より連続する横線材収容孔41は、治具本体20に
対して水平方向に貫通しており、かつ線材一本の収容を
許容する寸法を呈し、フェンス網50,51同士の横線
材54,55を直列させた状態で収容する。横線材導入
口42は、治具本体20の下面23より治具本体20の
中程に開設した横線材収容孔41まで連通する溝状であ
る。横線材導入口42は、横線材54,55の導入を容
易にするため、横線材収容孔41との際より、下面23
に向けて拡がるテーパ状に形成することも考えられる。
【0011】また横線材収容部40の横線材収容孔41
と横線材導入口42との際には、鉤状部43が形成して
あり、収容した横線材54,55を拘束する。なお、横
線材収容部40と縦線材収容部30とは、治具本体20
内部で連通している。詳しくは、横線材収容部40の横
線材収容孔41と横線材導入口42の一面と縦線材収容
部30の縦線材収容孔31と縦線材導入口32の一面と
が連通した同一空間に接しており、フェンス網50(5
1)の縦線材52(53)と横線材54(55)との接
合した交差部分をフェンス網用連結治具10の治具本体
20で収容できる構造となっている。
【0012】
【連結方法】以下、本発明のフェンス網用連結治具を用
いたフェンス網間の連結方法について説明する。
【0013】<イ>フェンス網用連結治具の配置 図1に示すようにフェンス網用連結治具10は、並列に
端部同士が接合するように並べたフェンス網50,51
間の連結に使用する。フェンス網用連結治具10は、フ
ェンス網50,51同士の接合位置に必要数を使用す
る。フェンス網用連結治具10は、夫々のフェンス網5
0,51の縦線材52,53と横線材54,55とを縦
線材収容部30および横線材収容部40に収容してフェ
ンス網50,51間を連結する。
【0014】<ロ>縦線材の収容 先ず、図2および図3に示すようにフェンス網50,5
1の縦線材52,53を縦線材収容部30に収容する。
この際縦線材収容部30の縦線材導入口32は、線材一
本の挿通を許容する幅寸法に形成しているため、縦線材
52,53は一本ずつ収容する。即ち一方の縦線材52
を先ず縦線材導入口32より縦線材収容孔31へと収容
して治具本体20の抑部24により縦線材収容孔31内
に拘束し、続いて他方の縦線材53を縦線材導入口32
より縦線材収容孔32に収容する。縦線材収容孔31
は、線材一本分の収容を許容する幅寸法であり、かつ線
材二本分を収容する長寸法であるため、収容された二本
の縦線材52,53は、縦線材収容孔31内でラップす
ることなく、並列した状態で収容される。
【0015】<ハ>横線材の収容 図4および図5に示すように縦線材52,53を収容し
た後、フェンス網用連結治具10の横線材収容部40に
横線材54,55を収容する。フェンス網用連結治具1
0は、二枚のフェンス網50,51の縦線材52,53
を収容しているため、縦線材52,53に沿った方向に
のみ移動が許容される。 従って横線材54,55は、
縦線材52,53に沿ってフェンス網用連結治具10を
移動させることで横線材収容部40内に収容する。詳し
くは、直列に並んだ二枚のフェンス網50,51の横線
材54,55を、フェンス網用連結治具10の下面23
に形成した横線材導入口42より横線材収容孔41に収
容するように、フェンス網用連結治具10を縦線材5
2,53に沿って降下させる。
【0016】このようにして横線材導入口42より、一
度の作業でもって二枚のフェンス網50,51の横線材
54,55を横線材収容孔41に収容することができ
る。この際横線材収容孔41は、線材一本分の収容を許
容する寸法であるため、収容された二本の横線材54,
55は、横線材収容孔42内でラップすることなく、直
線状に並んだ状態となる。図5に示すように横線材収容
部40に収容された横線材54,55は、縦線材収容部
30に収容・拘束されている縦線材52,53と一体で
あるため、収容時に横線材収容孔41に形成した鉤部4
3に嵌め込むことにより、縦線材52,53と共に横線
材収容孔41に確実に収容・拘束される。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。即ち、従来のように
二枚のプレートでもってフェンス網同士の端部を挟持さ
せ、さらにボルト止めを施すような手間が一切かから
ず、各線材を導入口より収容孔にワンタッチで収容する
ことで、容易かつ確実にフェンス網間の連結を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフェンス網用連結治具の説明図
【図2】 縦線材を縦線材収容部に収容する際の説明図
【図3】 縦線材を縦線材収容部に収容する際の説明図
【図4】 横線材を横線材収容部に収容する際の説明図
【図5】 横線材を横線材収容部に収容する際の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浩司 富山県高岡市早川550番地 立山アルミ ニウム工業株式会社内 (72)発明者 横山 栄治 富山県射水郡小杉町手崎403 (72)発明者 木村 勝男 東京都葛飾区白鳥4−17−14 小岩金網 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−242700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 17/00 - 17/26 F16B 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦線材と横線材とを交差させてフェン
    ス網を形成し、隣接させた該フェンス網の端部間の縦線
    材および横線材の交差部同士を連結するフェンス網用連
    結治具において、 前記治具本体に縦線材収容部と横線材収容部とを形成
    し、 前記縦線材収容部は、治具本体を上下に貫通し、隣接す
    る二本の縦線材を並列に収容可能な縦線材収容孔と、 前記縦線材収容孔に連通し、縦線材を導入可能な線材分
    の幅を呈する縦線材導入口とよりなり、 前記横線材収容部は、治具本体の側面間に貫通し、二本
    の横線材を同一線上に位置させて収容可能な横線材収容
    孔と、 前記横線材収容孔と連通し、前記縦線材導入口とは異な
    る方向から横線材を導入可能な横線材導入口とよりな
    り、 前記横線材収容部の横線材収容孔と横線材導入口は、縦
    線材収容部の縦線材収容孔と連通し、横線材収容部と横線材導入口との際に、 同一線上に位置
    させた二本の横線材を拘束し得る鉤部を位置させたこと
    を特徴とする、 フェンス網用連結治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフェンス網用連結治
    具において、横線材導入口は、横線材収容部より治具本
    体下面の開口に向けてテーパを付与して形成したことを
    特徴とする、フェンス網用連結治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項に記載のフェン
    ス網用連結治具を用いたフェンス網間の連結方法であっ
    て、 フェンス網用連結治具の正面に形成した縦線材導入口よ
    り、縦線材収容孔の奥に一方のフェンス網の縦線材を収
    容し、治具本体正面の一部である拘束部によりこの縦線
    材を拘束し、 続いて他方のフェンス網の縦線材を縦線材導入口より縦
    線材収容孔に収容して二本の縦線材を治具本体正面に対
    して並列させた状態で収容し、 前記縦線材に沿ってフェンス網用連結治具を摺動させ、
    フェンス網用連結治具の下面に形成した横線材導入口よ
    りフェンス網同士の二本の横線材を治具本体側面に対し
    て直列させた状態で横線材収容部に収容し、 前記縦線材収容部に縦線材を収容すると共に、横線材収
    容部に横線材を収容して、隣接するフェンス網の縦線材
    間および横線材間に跨がって連結することを特徴とす
    る、 フェンス網間の連結方法。
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