JP3163102U - 楽器マット - Google Patents

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Abstract

【課題】 小さな子供が音階と鍵盤楽器における鍵の位置関係を遊びながら習得することができ、余計なタイムラグを生じることなく、実際の鍵盤楽器にすばやく移行できるようにすることを目的とする。【解決手段】 マット本体の上面に、鍵盤楽器の鍵配置を模して表示された大型の疑似鍵盤と、その各鍵の下方にそれぞれ配設されて押圧されているときに作動する複数の感圧スイッチと、感圧スイッチが作動している鍵に対応する音階の音を出力する音出力装置を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、楽器マットに関する。
子供に音楽を学ばせる場合、ピアノ等の音階のある楽器をいち早く取り入れることが望ましいが、乳幼児は指先の機能発達が不十分で、いきなりピアノ等の鍵盤楽器を操作させることは難しいため、鈴、カスタネット、タンバリンのような打楽器を使用させることが多い。そこで、乳幼児等でも操作できるように、音階を構成する各音に対応した複数のエアクッション型スイッチを備え、それらのスイッチを足で踏んだり、手のひら全体で押さえたりして、操作されたスイッチに応じた音を出力する音階マットが開発されている。
特開平8−263064号公報
しかしながら、上記音階マットは実際の楽器とは見かけが異なるため、子供の指先の機能が発達して、実際にピアノ等の鍵盤楽器を操作できるようになったときに、各音階に対応する鍵の位置を一から覚えさせたり、連続音でメロディーを奏でる鍵の操作順を一から教えたりする必要がある。そのため、実際の楽器に移行するまでにタイムラグを生じ、スムーズなステップアップ指導が妨げられるという問題がある。
本考案は、上記のような実情に鑑みて、小さな子供が音階を構成する各音と、鍵盤楽器における各鍵の関係を遊びながら習得することができ、余計なタイムラグを生じることなく、実際の鍵盤楽器にすばやく移行できるようにすることを目的とする。
請求項1記載の楽器マットは、
床面に敷かれる平板状のマット本体と、
該マット本体の上面に、鍵盤楽器の鍵配置を模して表示された大型の疑似鍵盤と、
該疑似鍵盤を構成する複数の鍵の下方に個別に配設され、前記鍵が押圧操作されることによる押圧力で作動する薄型の感圧スイッチと、
前記感圧スイッチと接続されており、前記感圧スイッチが作動している鍵に対応する音を出力する音出力装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の楽器マットは、
請求項1記載の楽器マットにおいて、
前記マット本体は、上部マット体と下部マット体が重合することで形成されており、
前記上部マット体の上面に、前記疑似鍵盤が表示されており、
前記感圧スイッチ及びそれらのリード線が、前記上部マット体と前記下部マット体の間に挟み込まれた状態で、前記マット本体に固定されることを特徴とする。
請求項3の楽器マットは、
請求項2記載の楽器マットにおいて、
前記リード線がプリント配線された絶縁性シート材に前記感圧スイッチを取り付けてなる感圧スイッチユニットを、前記上部マット体と前記下部マット体で挟み込むことにより固定することを特徴とする。
請求項4の楽器マットは、
請求項1乃至3の何れかに記載の楽器マットにおいて、
前記感圧スイッチは、前記疑似鍵盤を構成する白鍵と黒鍵のうち白鍵の音のみに対応して設けられていることを特徴とする。
請求項5の楽器マットは、
請求項4記載の楽器マットにおいて、
前記感圧スイッチは、前記疑似鍵盤と同じ縦寸法、及び前記白鍵の幅広部分と同じ横幅寸法を有してなる矩形板状で、黒鍵の表示部分にかかるように設けられていることを特徴とする。
請求項6の楽器マットは、
請求項1乃至5の何れかに記載の楽器マットにおいて、
前記音出力装置は、前記マット本体と分離して設けられ、前記感圧スイッチとケーブルを介して接続されていることを特徴とする。
請求項7の楽器マットは、
請求項1乃至6の何れかに記載の楽器マットにおいて、
前記疑似鍵盤は、1オクターブ8音の鍵に加えて、それらより低音側及び高音側にそれぞれ位置する少なくとも2音の鍵が表示されていることを特徴とする。
請求項8記載の楽器マットは、
請求項1乃至7の何れかに記載の楽器マットにおいて、
前記マット本体の上面には、前記疑似鍵盤とは別に複数の演奏曲選択ボタンが表示されており、
前記各演奏曲選択ボタンの下方に個別に配設され、押圧操作によって作動する感圧スイッチと、を備え、
該感圧スイッチが作動した演奏曲選択ボタンに対応して予め設定されている演奏曲が前記音出力装置から自動的に演奏出力されることを特徴とする。
本考案の請求項1記載の楽器マットによれば、以下の優れた効果を奏し得る。マット本体に表示された疑似鍵盤において押圧操作された鍵に対応する音が出力されるため、子供がマット上で足踏みしたり、手のひらで叩いたりして遊びながら、鍵盤楽器の鍵の構成と音階の関係を学習することができる。その結果として、将来、子供の指先の機能が発達したときに、ピアノ等の鍵盤楽器への移行をスムーズに行うことができる。
本考案の請求項2記載の楽器マットによれば、請求項1記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。感圧スイッチ及びそのリード線を上部マット体と下部マット体の間に挟み込んだ状態で固定することにより、感圧スイッチがマット本体から外れたり、リード線が断線したりする不具合が防止される。
本考案の請求項3記載の楽器マットによれば、請求項2記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。上部マット体と下部マット体の間に、感圧スイッチ及びリード線が一体的に設けられるシート状の感圧スイッチユニットを挟み込むことで容易に組立可能で、また、組立前に作動確認試験を行うことができる。
本考案の請求項4記載の楽器マットによれば、請求項1乃至3の何れかに記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。小さな子供をとりあえず音楽に馴染ませるという観点からすれば、白鍵のみで演奏できる曲に取り組ませることで十分である一方、感圧スイッチを白鍵のみに対応して設けることで製作コストを抑えることができる。
本考案の請求項5記載の楽器マットによれば、請求項4記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。感圧スイッチを白鍵の形状に合わせた異形とすることなく矩形状にすることで、製作コストを抑えることができ、また、疑似鍵盤と同じ縦寸法及び白鍵の幅広部分と同じ横幅寸法として黒鍵の表示部分にかかるようにしたので、各感圧スイッチを足で踏んだり、手のひらで叩いたりして操作する際に、手足が黒鍵の方へ外れても確実に発音させることができる。
本考案の請求項6記載の楽器マットによれば、請求項1乃至5の何れかに記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。音出力装置をマット本体と分離し、感圧スイッチとケーブルで接続することとしたので、マット本体が略平坦となり、また、マット本体周辺に広いスペースが確保されるので、子供がマット上で遊ぶ際につまずいて転倒したり、音出力装置にぶつかって怪我したりする等の事故が防止される。また、スピーカ等を備える音出力装置が蹴飛ばされたりして破損することも防止される。
本考案の請求項7記載の楽器マットによれば、請求項1乃至6の何れかに記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。疑似鍵盤を何オクターブにもおよぶ幅広な寸法にすると、子供には操作しにくくなる一方、1オクターブ8音相当分の音階のみでは演奏できる曲が限られるため、覚えの早い子供はすぐ飽きるおそれがある。そこで、1オクターブの8音に加えて、それらの低音及び高音側にそれぞれ2音以上の鍵を設けた疑似鍵盤として演奏可能な曲を増やし、また、高さの異なる同音程の存在を子供に認識させられるようにした。
本考案の請求項8記載の楽器マットによれば、請求項1乃至7のいずれかに記載の楽器マットが奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。疑似鍵盤とは別個に表示される演奏曲選択ボタンを押圧操作することで、押圧操作されたボタンに対して予め設定された演奏曲が自動演奏されるので、曲の演奏方法を指導するときに御手本として子供たちに聞かせたり、その曲に合わせて演奏させたり、遊戯させたりすることができる。
本考案の実施形態に係る楽器カーペットの斜視図。 楽器カーペットにおけるマット本体の分解斜視図。 感圧スイッチユニットの変形例を示す分解斜視図。 上記変形例の感圧スイッチ構造を示す(a)拡大分解斜視図、及び(b)断面図、並びに押圧操作された状態を示す(c)断面図。
以下、本考案の実施の形態について図を参照しながら説明する。
(楽器マット1)
図1に示す楽器マット1は、床面に敷かれる矩形で平板状のマット本体2と、マット本体2の上面21aに鍵盤楽器の鍵盤における鍵配置を模して表示された大型の疑似鍵盤3(白鍵3〜313及び黒鍵314〜322)と、疑似鍵盤3を構成する複数の鍵3〜313のそれぞれの下方に個別に配設され、各鍵が上方から押圧操作されていることによる押圧力で作動する複数の薄型の感圧スイッチ4〜413と、マット本体2から分離して設けられ、感圧スイッチ4〜413にケーブル45を介して接続されて、感圧スイッチ4〜413が作動している鍵に対応する音をスピーカ出力する音出力装置5と、を備えてなる。
また、楽器マット1は、マット本体2の上面21aに、上記疑似鍵盤3とは別に表示される複数の演奏曲選択ボタン6〜6と、各演奏曲選択ボタン6〜6のそれぞれの下方に個別に配設され、上方からの押圧操作によって作動する複数の薄型の感圧スイッチ461〜464と、備え、感圧スイッチが作動した演奏曲選択ボタンに対応して予め設定されている演奏曲が音出力装置5から自動的に演奏出力される。感圧スイッチ461〜464は、感圧スイッチ4〜413と同様に、ケーブル45を介して音出力装置5に接続されている。
(マット本体2)
マット本体2は、図1及び図2に示すように、共に矩形状の上部マット体21と下部マット体22を一体的に重合してなる横幅180cm×縦120cmの平面部材であり、図2に示すように、感圧スイッチ4〜413、461〜464を備えるシート状の感圧スイッチユニット4を内蔵している。より具体的には、上部マット体21と下部マット体22が、これらのマット体21,22に比べて外周寸法が僅かに小さい矩形状の感圧スイッチユニット4を挟み込むとともに、マット体21,22が相互に接触する周縁部同士を縫合、接着又は締結等されることにより結合され、これにより感圧スイッチユニット4がマット本体2の内部で固定されている。
上部マット体21は、その上面21aに、上述した大型の疑似鍵盤3及び演奏曲選択ボタン6〜6がプリント表示で描かれており、疑似鍵盤3を構成する鍵や演奏曲選択ボタンが押圧操作されたときに、その下方に配設されている感圧スイッチ4〜413、461〜464を作動し易くするため、柔軟性に優れた弾性素材で形成されている。下部マット体22は、楽器マット1を床面に敷いたときに、マット上に乗った子供が動き回っても容易にずれ動くことがないように、下面にラテックスゴムのコーティング処理等によるノンスリップ加工が施されている。なお、上部マット体21は、後述する感圧スイッチユニット4の各リード線42の集結部43を外部に露出させて、集結部43をアダプタ44と連結させるためのコ字形の切欠き21bが形成されている。
(疑似鍵盤3及び演奏曲選択ボタン6〜6
疑似鍵盤3は、上部マット体2の上面21aの縦及び横方向における中央部分に、ピアノやオルガン等の鍵盤楽器の鍵盤を模して描かれた横幅160cm×縦50cmの矩形状の表示であり、横方向に並ぶ「ド」から「ド」までの1オクターブ8音分の鍵に加えて、更に低音側と高音側に位置する2音分以上の鍵が横方向に並ぶように構成される。より具体的に述べると、疑似鍵盤3は、「ソ」〜「ミ」の音に対応する13個の白鍵3〜313と、これらの間に挟まれる9個の黒鍵314〜322で構成されている。
白鍵3〜313は、その幅広部分の横幅が約13cm、縦50cmの大きさに設定されており、黒鍵314〜322は、横幅寸法が白鍵よりも狭く、横幅約7cm×縦約25cmに設定され、白鍵3〜313の一角に食い込むように配置されている。白鍵3〜313は、上記のように十分大きい横幅を備えているので、子供が足や手のひらで押圧するときに隣接する他の白鍵の感圧スイッチまで作動させる心配が無い。なお、感圧スイッチは、後述するように、疑似鍵盤3を構成する白鍵と黒鍵のうち白鍵3〜313のみに対応して設けられているため、白鍵操作時に黒鍵を誤操作しても黒鍵に対応する音が出ることは無い。
演奏曲選択ボタン6〜6は、それぞれ直径20〜25cm程度の丸形で、疑似鍵盤3の左右両端の上下方向にそれぞれ間隔をおいて設けられ、一つずつ色を変えて表示されており、各ボタンには子供向けのキャラクターが描かれている。なお、各ボタンに演奏される曲の名称を表示することとしても良いが、本実施形態では、音出力装置5を操作することにより、各ボタンに演奏曲を割り当てることができるようにしているため、曲名表示はなされていない。
(感圧スイッチユニット4)
感圧スイッチユニット4は、図2に示すように、矩形状のシート材で構成されるユニット本体41の上面側において、上部マット体21の疑似鍵盤3の白鍵3〜313に対応する位置には、薄型の矩形板状に形成された感圧スイッチ4〜413が固定されており、演奏曲選択ボタン6〜6に対応する位置には、円形板状の感圧スイッチ461〜464が固定されている。ユニット本体41は、絶縁性フィルムによる被覆又は絶縁性塗料の塗布を施した絶縁性シート材であり、ユニット本体41の上面には多数のリード線42がプリント配線され、これを介して、各感圧スイッチ4〜413はアダプタ44に接続され、更にアダプタ44からケーブル45を介して音出力装置5に接続される。
感圧スイッチ4〜413、461〜464は、その作動によって、どの白鍵又は演奏曲選択ボタンが押圧操作されたかを音出力装置5に伝達する。具体的には、上下方向で所定以上の押圧力を受けることによって導電性が変化する感圧性導電ゴムの上下面を、二枚の電極板で挟み込んで一体化したセンサスイッチであり、上方から押圧されているときに上下の電極板間で通電する作動状態となるが、導電ゴムを採用する方式に限らず、他の方式の感圧スイッチを使用することもできる。
ここで、疑似鍵盤3の白鍵3〜313に対応する感圧スイッチ4〜413は、図1において点線で示すように、疑似鍵盤と同じ縦寸法、及び白鍵3〜313の幅広部分と同じ横幅寸法を有してなる矩形板状で、白鍵の表示部分のみならず、黒鍵の表示部分にもかかるように設けられている。すなわち、疑似鍵盤3の下方に設けられる感圧スイッチは、白鍵3〜313のみに対応するものであり、黒鍵314〜322を操作しても白鍵に対応する音が出力されることになる。
(音出力装置5)
音出力装置5は、疑似鍵盤3(感圧スイッチ4〜413)や演奏曲選択ボタン6〜6(感圧スイッチ461〜464)の押圧操作に応じて、操作された鍵に対応する音や操作されたボタンに対して予め設定されている演奏曲をスピーカから出力する。音出力装置5は、図1に示すように、ケーブル45を介してマット本体2のアダプタ44に接続される箱型体であり、操作部51と、その両側に設けられて音階音や演奏曲を出力するスピーカ部52を連結してなる。
操作部51の前面には、楽器マット1の電源をON及びOFFするための電源スイッチ51a、電源ON状態において装置の作動状態を出力する表示部51b、及びスピーカの出力音量を調節するための音量調節ダイヤル51cを備えるほか、演奏曲選択ボタン6〜6に演奏曲を割り当てたり、出力される音色を変えたりするための操作ボタンが設けられている。更に操作部51の内部には、スピーカ出力する音を生成するための電子回路、アンプ、電源回路等(何れも不図示)が収納され、後面から、電源コンセントに接続されるプラグ53aを有する電源コード53が延びている。
(本実施形態に係る楽器マットの特徴)
本実施形態に係る楽器マット1は、上記のように構成されることにより、以下の特徴を有する。
第一に、楽器マット1は、マット本体2に、鍵盤楽器の鍵配置を模して表示された疑似鍵盤3と、疑似鍵盤3を構成する複数の鍵3〜313の下方に個別配設されて押圧操作で作動する薄型の感圧スイッチ4〜413と、感圧スイッチ4〜413と接続され、感圧スイッチが作動している鍵に対応する音を出力する音出力装置5を備えるという特徴を有する。この特徴により、乳幼児が楽器マット1上に表示された疑似鍵盤3の各鍵を足踏みしたり、手のひらで叩いたりして遊びながら、それによって押圧操作された鍵に対応する音を聞くことで、鍵盤楽器の鍵の構成と音階の関係を自然に学ぶことができる。
第二に、感圧スイッチ4〜413及びそれらのリード線42が、上部マット体21と下部マット体22の間に挟み込まれた状態で、マット本体2に内蔵固定されるという特徴を有する。この特徴により、足踏みや手叩きによる衝撃を繰り返し加えられても、感圧スイッチ4〜413がマット本体から外れたり、リード線42が断線したりする不具合が防止される。感圧スイッチ461〜464及びそれらに接続されるリード線42についても、上記同様、上部マット体21と下部マット体22に挟み込まれることで、外れや断線が防止される。
第三に、リード線42がプリント配線された絶縁性シート材であるユニット本体41に、感圧スイッチ4〜413、461〜464を取り付けた感圧スイッチユニット4を、上部マット体21と下部マット体22で挟み込むことによりマット本体2に固定するという特徴を有する。この特徴により感圧スイッチ4〜413、461〜464及びリード線42をマット本体2に挟み込む作業が容易になり、組立前に感圧スイッチの作動確認試験を行えるようになる。
第四に、疑似鍵盤3の下方に配設される感圧スイッチは、疑似鍵盤3を構成する鍵のうち白鍵3〜313の音のみに対応して設けられているという特徴を有する。小さな子供をとりあえず音楽に馴染ませるためには、白鍵のみで演奏できる曲に絞る方が取り組み易く、また十分である一方、小さな子供の場合にあまり使われない黒鍵用の感圧スイッチを設けないことで製作コストが抑えられる。
第五に、楽器マット1に表示される大型の疑似鍵盤3の白鍵3〜313は、横幅約14cmで子供の掌の幅に対して十分な大きさを有しているという特徴を有する。この特徴により、指先の機能が十分に発達していない乳幼児でも掌全体を使って自らが狙いとする鍵を個別に操作する(発音させる)ことができる。
第六に、疑似鍵盤3の下方に配設される感圧スイッチ4〜413は、疑似鍵盤3と同じ縦寸法、及び白鍵3〜313の幅広部分(黒鍵と隣接していない部分)と同じ横幅寸法を有してなる矩形板状とされ、黒鍵314〜322の表示部分にかかるように設けられているという特徴を有する。この特徴により、感圧スイッチ4〜413を、白鍵の形状に合わせた異形とする必要が無くなり、製作コストが抑えられる。また、黒鍵の表示部分にかかるようにしたので、感圧スイッチを踏んだり、叩いたりする際に、手足が黒鍵の方へ外れても確実に発音させることができる。
第七に、音出力装置5は、マット本体2と分離して設けられ、感圧スイッチ4〜413とケーブル45で接続されているという特徴を有する。この特徴により、子供が足踏み等して遊ぶマット本体を略平坦に形成することができ、また、音出力装置5をマット本体から離して置けるので、マットの周囲スペースが広く確保され、子供がマット上でつまずいて転倒したり、音出力装置5にぶつかって(例えば転倒して頭をぶつけて)怪我したりする事故が防止される。また、スピーカ等を備える音出力装置5が蹴飛ばされて破損することも防止される。
第八に、楽器マット1上の疑似鍵盤3は、「ド」〜「ド」の1オクターブ8音分の鍵に加えて、低音側の「ソ」〜「シ」の3音分の鍵と、高音側の「レ」〜「ミ」の2音分の鍵を備えるという特徴を有する。この特徴により、1オクターブ8音分のみで演奏可能な曲に限らず、更に多くの曲に取り組ませることができ、また、高さの異なる同音程が存在することを子供に認識させることができる。
第九に、楽器マット1上に疑似鍵盤3のみならず、複数の演奏曲選択ボタン6〜6が表示され、各ボタンを押圧することで、それらに対応して予め設定されている演奏曲を音出力装置5から自動的に演奏出力するという特徴を有する。この特徴により、曲の演奏方法を指導するときに御手本として子供たちに聞かせたり、その曲に合わせて演奏をさせたり、遊戯をさせたりすることができる。
(上記実施形態の変形例)
上記実施形態では、疑似鍵盤を形成する各鍵や演奏曲選択ボタンが表示される上部マット体21と下部マット体22の間に、上下二枚の電極盤の間に導電ゴムを介在させた感圧スイッチ4〜413及び461〜464を固定した感圧スイッチユニット4を設けたが、感圧スイッチユニット4に代えて、図3に示される感圧スイッチユニット4´を設けることとしても良い。感圧スイッチユニット4´は、上部電極シート7、スペーサ8及び下部電極シート9を重合させて、感圧スイッチユニット4と同様に各鍵や演奏曲選択ボタンに対応する感圧スイッチを備える矩形状のシートを構成するものである。
上部電極シート7は、矩形状の絶縁性シート材71の下面に対し、各鍵や演奏曲選択ボタンに対応する位置にそれぞれ電極板7〜713及び761〜764を貼付し、各電極板にプリント配線されたリード線72を接続したものである。スペーサ8は、矩形状の絶縁性クッションシート材であり、上記電極板7〜713及び761〜764に対応する位置には、それぞれ上下方向に貫通する貫通孔8hが多数設けられている。下部電極シート9は、矩形状の絶縁性シート材91の上面に対し、各鍵や演奏曲選択ボタンに対応する位置にそれぞれ電極板9〜913及び961〜964を貼付し、各電極板にプリント配線されたリード線92を接続したものである。
電極板9〜913及び961〜964(9)には、例えば、図4(a)に示すように、スペーサ8の貫通孔8hに対応する位置に凸部9が形成されている。凸部9は、図4(b)に示すように、スペーサ8の貫通孔8h内に入り込んだ状態で電極板7〜713及び761〜764(7)に対向しており、図4(c)に示すように、電極板7が上方から押圧されることで電極板7に当接し、上下の電極板間で通電作動する。感圧スイッチユニット4´を使用すれば、導電性ゴム製の高価な感圧スイッチを多数使用する上記実施形態に比べて、コストを安価に抑えられるメリットがある。
上記の他、本考案は、上述した実施例にのみ限定されるものでなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 楽器マット
2 マット本体
21 上部マット体
22 下部マット体
3 疑似鍵盤
-313 白鍵
14-322 黒鍵
4 感圧スイッチユニット
-413 感圧スイッチ
61-464 感圧スイッチ
41 ユニット本体
42 リード線
43 集結部
44 アダプタ
45 ケーブル
5 音出力装置
51 操作部
51a 電源スイッチ
51b インジケータ
51c 音量調節ダイヤル
52 スピーカ部
53 電源コード
53a プラグ
-6 演奏曲選択ボタン
4´ 感圧スイッチユニット(変形例)
7 上部電極シート
-713 電極板
61-764 電極板
71 絶縁性シート材
72 リード線
8 スペーサ
8h 貫通孔
9 下部電極シート
-913 電極板
61-964 電極板
凸部
91 絶縁性シート材
92 リード線

Claims (8)

  1. 床面に敷かれる平板状のマット本体と、
    該マット本体の上面に、鍵盤楽器の鍵配置を模して表示された大型の疑似鍵盤と、
    該疑似鍵盤を構成する複数の鍵の下方に個別に配設され、前記鍵が押圧操作されることによる押圧力で作動する薄型の感圧スイッチと、
    前記感圧スイッチと接続されており、前記感圧スイッチが作動している鍵に対応する音を出力する音出力装置と、を備えることを特徴とする楽器マット。
  2. 請求項1記載の楽器マットにおいて、
    前記マット本体は、上部マット体と下部マット体が重合することで形成されており、
    前記上部マット体の上面に、前記疑似鍵盤が表示されており、
    前記感圧スイッチ及びそれらのリード線が、前記上部マット体と前記下部マット体の間に挟み込まれた状態で、前記マット本体に固定されることを特徴とする楽器マット。
  3. 請求項2記載の楽器マットにおいて、
    前記リード線がプリント配線された絶縁性シート材に前記感圧スイッチを取り付けてなる感圧スイッチユニットを、前記上部マット体と前記下部マット体で挟み込むことにより固定することを特徴とする楽器マット。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の楽器マットにおいて、
    前記感圧スイッチは、前記疑似鍵盤を構成する白鍵と黒鍵のうち白鍵の音のみに対応して設けられていることを特徴とする楽器マット。
  5. 請求項4記載の楽器マットにおいて、
    前記感圧スイッチは、前記疑似鍵盤と同じ縦寸法、及び前記白鍵の幅広部分と同じ横幅寸法を有してなる矩形板状で、黒鍵の表示部分にかかるように設けられていることを特徴とする楽器マット。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の楽器マットにおいて、
    前記音出力装置は、前記マット本体と分離して設けられ、前記感圧スイッチとケーブルを介して接続されていることを特徴とする楽器マット。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の楽器マットにおいて、
    前記疑似鍵盤は、1オクターブ8音の鍵に加えて、それらより低音側及び高音側にそれぞれ位置する少なくとも2音の鍵が表示されていることを特徴とする楽器マット。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の楽器マットにおいて、
    前記マット本体の上面には、前記疑似鍵盤とは別に複数の演奏曲選択ボタンが表示されており、
    前記各演奏曲選択ボタンの下方に個別に配設され、押圧操作によって作動する感圧スイッチと、を備え、
    該感圧スイッチが作動した演奏曲選択ボタンに対応して予め設定されている演奏曲が前記音出力装置から自動的に演奏出力されることを特徴とする楽器マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015520874A (ja) * 2012-05-21 2015-07-23 コア, ジョンKOAH, John 聴覚ボード

Cited By (1)

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JP2015520874A (ja) * 2012-05-21 2015-07-23 コア, ジョンKOAH, John 聴覚ボード

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