JP3162572B2 - インドロイルグアニジン誘導体 - Google Patents

インドロイルグアニジン誘導体

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JP3162572B2 JP09936394A JP9936394A JP3162572B2 JP 3162572 B2 JP3162572 B2 JP 3162572B2 JP 09936394 A JP09936394 A JP 09936394A JP 9936394 A JP9936394 A JP 9936394A JP 3162572 B2 JP3162572 B2 JP 3162572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なインドロイルグア
ニジン誘導体に関する。本発明化合物はナトリウム/プ
ロトン(Na+ /H+ )交換輸送系阻害作用を有し、ナ
トリウム/プロトン(Na+ /H+ )交換輸送系の亢進
に起因する疾患、例えば、高血圧、不整脈、狭心症、心
肥大、虚血再灌流による臓器障害(例えば心筋虚血再灌
流障害、外科的処置(例えば臓器移植やPTCA(Percu
taneous Transluminal Coronary Angioplasty))により
生じる障害など)、脳虚血障害(例えば脳梗塞に伴う障
害、脳卒中後の後遺症として起こる障害、脳浮腫な
ど)、細胞の過剰増殖(例えば繊維芽細胞増殖、平滑筋
細胞増殖、メサンギウム細胞増殖など)が原因となる疾
患(例えばアテローム性動脈硬化、肺繊維症、肝繊維
症、腎繊維症、腎糸球体硬化症、器官肥大、前立腺肥
大、糖尿病合併症、PTCA後の再狭窄など)等の治
療、予防薬として有用である。
【0002】
【従来の技術】ある種の多環性アロイルグアニジン誘導
体、例えば、多環としてナフタレン、9,10−ジヒド
ロアントラセン、ベンゾフラン、2,3−ジヒドロベン
ゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾチアゾール、メチ
レンジオキシベンゼン、ピリドチオフェン、ピリミドチ
オフェン、キノリン、1,6−ナフチリジン、1,8−
ナフチリジン、3,4−ジヒドロベンゾピラン、3,4
−ジヒドロキナゾリン−4−オン、1,2,3,4−テ
トラヒドロキナゾリン−2−オン、キノキサリン、5,
6,7,8−テトラヒドロキノキサリン、ベンゾアゼピ
ン、ベンゾトリアゼピン、ベンゾイミダゾロチアジン、
ベンゾピラノピラン、ベンゾカルバゾール環を有する多
環性アロイルグアニジン誘導体が知られており、インド
ール環を有するアロイルグアニジン誘導体としては、1
−グアニジノカルボニルトリプトファン(ケミカル・ア
ブストラクトに登録されているが文献名の記載はない。
登録番号:18322−34−4)が知られている。
【0003】一方、ある種の単環性アロイルグアニジン
誘導体、例えば、アミロライドに代表されるピラジノイ
ルグアニジン誘導体がナトリウム/プロトン(Na+
+)交換輸送系阻害作用を有し、抗不整脈作用を有す
ることが知られている(例えば、J. Membrane Biol., V
ol. 105, 1 (1988); Circulation, Vol. 79, 1257 (19
89) )。また、最近になって、ベンゾイルグアニジン誘
導体がナトリウム/プロトン(Na+ /H+ )交換輸送
系阻害作用を有し、抗不整脈作用を有することが報告さ
れた(例えば、 J. Mol. Cell. Cardiol., Vol.24, Sup
pl.I, S.92(1992); J. Mol. Cell. Cardiol., Vol.24,
Suppl.I, S.117(1992); 特開平3−106858号公
報; 特開平5−339228号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ナトリウム
/プロトン(Na+ /H+ )交換輸送系阻害作用を有
し、ナトリウム/プロトン(Na+ /H+ )交換輸送系
の亢進に起因する疾患、例えば、高血圧、不整脈、狭心
症、心肥大、虚血再灌流による臓器障害(例えば心筋虚
血再灌流障害、外科的処置(例えば臓器移植やPTCA
(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty))
により生じる障害など)、脳虚血障害(例えば脳梗塞に
伴う障害、脳卒中後の後遺症として起こる障害、脳浮腫
など)、細胞の過剰増殖(例えば繊維芽細胞増殖、平滑
筋細胞増殖、メサンギウム細胞増殖など)が原因となる
疾患(例えばアテローム性動脈硬化、肺繊維症、肝繊維
症、腎繊維症、腎糸球体硬化症、器官肥大、前立腺肥
大、糖尿病合併症、PTCA後の再狭窄など)等の治
療、予防薬として有用な、新規なインドロイルグアニジ
ン誘導体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)
【化3】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、芳香族基、または式−O
3 、−NR6 7 、−SO2 NR6 7 もしくは−S
(O)n 40で示される基を表し、一個または同一もし
くは異なって複数個置換していてもよく、R2 は水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、
水酸基、アルコキシ基、または式−CH220で示され
る基を表す。R3 は水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基、シクロアルキル基、または式−CH2 30(R30
はアルケニル基またはアルキニル基を表す)で示される
基を表し、R6 およびR7 は互いに独立して、水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、
アシル基、または式−CH2 60で示される基(R60
アルケニル基またはアルキニル基を表す)を表すか、あ
るいはR6 およびR7 が互いに結合して、環中に他のヘ
テロ原子を含んでもよい飽和5ないし7員環の環状アミ
ノ基を表し、R40はアルキル基または置換アルキル基を
表し、nは0、1または2を表し、R20はアルケニル基
またはアルキニル基を表す。但し、上記一般式におい
て、R1 基およびグアニジノカルボニル基はインドール
環の六員環部分または五員環部分のいずれに置換してい
てもよい。)で表されるインドロイルグアニジン誘導体
またはそれらの医薬として許容される酸付加塩に関す
る。
【0006】本発明における各種の基を以下に説明す
る。アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、2−プロピル、ブチル、2−ブチル、2−メチル
プロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチルなどの直鎖または分枝した炭素
原子数8個以下のアルキル基が挙げられる。
【0007】アルケニル基としては、例えばビニル、ア
リル、イソプロペニル、1−プロペニル、ブテニル、ペ
ンテニル、ヘキセニルなどの炭素原子数6個以下のアル
ケニル基が挙げられる。
【0008】アルキニル基としては、例えばエチニル、
プロパルギル、ブチニル、ペンチニルなどの炭素原子数
2〜6個のアルキニル基が挙げられる。
【0009】シクロアルキル基としては、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチルなどの炭素原子数3〜7個のシク
ロアルキル基が挙げらる。
【0010】ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩
素および臭素原子が挙げられる。
【0011】アシル基としては、例えばアセチル、プロ
パノイル、2−メチルプロパノイルなどの直鎖または分
枝した炭素原子数8個以下のアルカノイル基、例えばフ
ェニルアセチル、フェニルプロパノイルなどの炭素原子
数10個以下のアリールアルカノイル基、例えばベンゾ
イル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなどの炭素原子
数11個以下のアロイル基などが挙げられる。
【0012】アルコキシカルボニル基としては、例えば
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、2−プロポキシカルボニルなどの直鎖また
は分枝した炭素原子数6個以下のアルコキシカルボニル
基が挙げられる
【0013】芳香族基には置換基を有していてもよいア
リール基および置換基を有していてもよいヘテロアリー
ル基が含まれ、アリール基としては、例えばフェニル、
ナフチルなどの炭素原子数10個以下のアリール基が、
ヘテロアリール基としては、例えば2−、3−、4−ピ
リジル、2−、3−フリル、2−、3−チエニル、1
−、3−、4−オキサゾリル、3−、4−、5−イソオ
キサゾリルなどの窒素原子を1〜4個含む5〜6員ヘテ
ロアリール基および窒素原子を1〜2個と酸素原子を1
個もしくは硫黄原子を1個を含む5〜6員ヘテロアリー
ル基が挙げられる。
【0014】置換アリール基および置換ヘテロアリール
基における置換基には水酸基、アルコキシ基、ハロゲン
原子、ニトロ基、および式−NR6 7 で示される基が
含まれる。
【0015】アルコキシ基としては、例えばメトキシ、
エトキシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシなどの直鎖
または分枝した炭素原子数6個以下のアルコキシ基が挙
げられる。
【0016】R6 およびR7 が互いに結合して形成す
る、環中に他のヘテロ原子を含んでもよい飽和5ないし
7員環の環状アミノ基としては、例えば窒素原子を1〜
3個含む5〜7員環基または窒素原子1個および酸素原
子1個を含む5〜7員環基が挙げられ、さらに具体的に
は1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、
モルホリノ、4−メチルモルホリノ等が挙げられる。
【0017】置換アルキル基における置換基にはシクロ
アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、シ
アノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ア
シル基、芳香族基、および式−CONR4 5 もしくは
−NR6 7 で示される基が含まれ、R4 およびR5
互いに独立して、水素原子またはアルキル基を表すか、
あるいはR4 およびR5 が互いに結合して、環中に他の
ヘテロ原子を含んでもよい飽和5ないし7員環の環状ア
ミノ基を表す。特に、R1 、R2 、R3 が置換アルキル
基である場合の置換基としては、シクロアルキル基、ハ
ロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、アシル基、芳香族基、および
式−CONR4 5 もしくは−NR6 7 で示される基
などが挙げられ、R6 、R7 が置換アルキル基である場
合の置換基としては、シクロアルキル基、水酸基、アル
コキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
アシル基、アリール基、および式−CONR4 5 もし
くは−NR4 5 で示される基などが挙げられる。ま
た、置換アルキル基のアルキル部分としては、前述した
アルキル基と同様の例を挙げることができる。
【0018】そのような置換アルキル基としては、例え
ば炭素原子数3〜6のシクロアルキルで置換された炭素
原子数1〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のポリハ
ロアルキル基、炭素原子数1〜6のヒドロキシアルキル
基、炭素原子数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素原
子数2〜6のシアノアルキル基、炭素原子数2〜6のカ
ルボキシアルキル基、炭素原子数3〜8のアルコキシカ
ルボニルアルキル基、炭素原子数3〜8のアルカノイル
アルキル基、炭素原子数16以下のアロイルアルキル
基、置換基を有していてもよいフェニルもしくはナフチ
ル−C1 〜C5 アルキル基、窒素原子が一つまたは二つ
のC1 〜C3 アルキルで置換されていてもよいカルバモ
イル−C1 〜C3 アルキル基、窒素原子が一つもしくは
二つのC1〜C3 アルキルまたはC7 〜C11アラルキル
で置換されていてもよいアミノ−C1 〜C5 アルキル
基、飽和5ないし7員環状アミノ−C1 〜C3 アルキル
基等が挙げられる。
【0019】代表的な置換アルキル基を挙げれば、R1
においてはトリフルオロメチル、トリフルオロエチル、
トリクロロメチルなどの炭素原子数1〜3のポリハロア
ルキル基、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、1−
ヒドロキシエチルなどの炭素原子数1〜6のヒドロキシ
アルキル基、アミノメチル、アミノエチル、1−アミノ
エチルなどの炭素原子数1〜5のアミノアルキル基など
が挙げられ、R2 においてはヒドロキシエチル、ヒドロ
キシプロピル、ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシプロ
ピル、3,4−ジヒドロキシブチルなどの炭素原子数1
〜6のヒドロキシアルキル基、メトキシエチル、エトキ
シエチル、メトキシプロピルなどの炭素原子数1〜6の
アルコキシアルキル基、カルボキシエチル、カルボキシ
プロピルなどの炭素原子数2〜6のカルボキシアルキル
基、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメ
チル、メトキシカルボニルエチルなどの炭素原子数3〜
7のアルコキシカルボニルアルキル基、ベンジル、フェ
ニルエチル、フェニルプロピル、フェニルブチル、1−
もしくは2−ナフチルメチルなどの、フェニルまたはナ
フチル−C1 〜C5 アルキル基(フェニルまたはナフチ
ル部分にC1 〜C3アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ
基、アミノ基、水酸基、C1 〜C3 アルコキシ基などの
置換基を有していてもよい)、カルバモイルメチル、カ
ルバモイルエチル、ジメチルカルバモイルメチルなど
の、窒素原子が一つもしくは二つのC1〜C3 アルキル
で置換されていてもよいカルバモイル−C1 〜C3 アル
キル基、アミノエチル、アミノプロピル、ジメチルアミ
ノエチル、ジエチルアミノエチルなどの、窒素原子が一
つもしくは二つのC1 〜C3 アルキルで置換されていて
もよいアミノ−C1 〜C5 アルキル基などが挙げられ、
3 およびR40においてはヒドロキシエチル、ヒドロキ
シプロピル、2−ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチ
ル、2,3−ジヒドロキシプロピルなどの炭素原子数1
〜6のヒドロキシアルキル基、カルボキシメチル、カル
ボキシエチルなどの炭素原子数2〜6のカルボキシアル
キル基、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル
などのフェニル−C1 〜C5 アルキル基、カルバモイル
メチル、カルバモイルエチルなどのカルバモイル−C1
〜C3 アルキル基、アミノエチル、アミノプロピル、ジ
メチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル、ベンジ
ルメチルアミノエチルなどの、窒素原子が一つもしくは
二つのC1 〜C3 アルキルまたはC7 〜C11アラルキル
で置換されていてもよいアミノ−C1 〜C5 アルキル
基、1−ピロリジニルエチル、ピペリジノエチルなどの
飽和5ないし7員環状アミノ−C1 〜C3 アルキル基等
が挙げられ、R6 およびR7 においてはフェニルエチル
などのフェニル−C1 〜C5 アルキル基が挙げられる。
【0020】R4 およびR5 が互いに結合して形成す
る、環中に他のヘテロ原子を含んでもよい飽和5ないし
7員環の環状アミノ基としては、前記のR6 およびR7
が形成する環状アミノ基の場合と同様の例を挙げること
ができる。
【0021】式−S(0)n 40で表される基として
は、例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、
プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基など
の炭素原子数8以下のアルキルスルホニル基および対応
するアルキルスルフィニル基、アルキルチオ基を挙げる
ことができる。
【0022】前記一般式(1)で表される本発明化合物
は、たとえば以下に示す方法によって製造することがで
きる。 (a)本発明化合物(1)は、一般式(3)で表される
インドールカルボン酸の反応性誘導体とグアニジンとを
不活性溶媒中で反応させることによって得ることができ
る。
【化4】 (式中、Xは容易に求核試薬によって置換しうる脱離基
を表し、R1 およびR2は前記と同じ意味を有する。)
【0023】本反応においては、インドールカルボン酸
誘導体(3)が水酸基やアミノ基のような、反応に活性
な基を有する場合には、これらの基を予め保護基で保護
しておき、本反応を実施した後に保護基を除去すること
により、目的とするインドロイルグアニジン誘導体
(1)を製造することができる。
【0024】カルボン酸の反応性誘導体としては、酸ハ
ロゲン化物、酸無水物(混合酸無水物を含む)あるいは
エステル誘導体が挙げられ、具体的には、酸ハロゲン化
物としては酸クロリドまたは酸ブロミド、混合酸無水物
としてはエチルオキシカルボニルクロリド、イソブチル
オキシカルボニルクロリドなどのアルキルオキシクロリ
ド型、および塩化ジエチルアセチル、塩化トリメチルア
セチルなどのα−ポリアルキル置換カルボン酸塩化物型
化合物との混合酸無水物、エステル誘導体としてはp−
ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシスクシンイミ
ドエステル、ペンタフルオロフェニルエステルなどの活
性エステルおよびメチルエステル、エチルエステルなど
の一般のエステルが挙げられる。このようなカルボン酸
の反応性誘導体は、通常行われる一般的方法に従って、
対応するカルボン酸から容易に得ることができる。
【0025】酸ハロゲン化物または酸無水物(混合酸無
水物を含む)と反応させる場合には、塩基または過剰の
グアニジンの存在下、溶媒中で冷却下ないし室温で実施
することができる。塩基としては水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウムなどの無機塩基、およびトリエチルアミ
ン、ピリジンなどの有機塩基が、溶媒としてはベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、
テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテ
ル系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジ
クロロエタンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド系
溶媒、ピリジンなどの塩基性溶媒、またはそれらの混合
溶媒が挙げられる。
【0026】エステル誘導体と反応させる場合には、等
モルないし過剰のグアニジンの存在下、溶媒中で冷却な
いし加熱しながら行われる。活性エステルの場合は、例
えば、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、酢酸エチルなど
のエステル系溶媒、ジメチルホルムアミドまたはそれら
の混合溶媒中で、他のエステルの場合には、たとえば、
メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアル
コール系溶媒、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキ
シエタン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ジメチル
ホルムアミドまたはそれらの混合溶媒中で反応させるこ
とが好ましい。場合によっては溶媒留去後、130℃付
近にて短時間加熱することも可能である。
【0027】(b)本発明化合物(1)は、一般式
(4)で表されるインドールカルボン酸とグアニジンと
を好ましくは縮合剤の存在下、不活性溶媒中、室温また
は加熱下反応させることによって得ることができる。
【化5】 (式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味を有する。) 本反応においては、インドールカルボン酸(4)がカル
ボキシル基や水酸基、アミノ基のような、反応に活性な
基を有する場合には、これらの基を予め保護基で保護し
ておき、本反応を実施した後に保護基を除去することに
より、目的とするインドロイルグアニジン誘導体(1)
を製造することができる。
【0028】反応は、たとえば、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド
(DIPC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−カルボジイミド(WSC)、ベンゾトリア
ゾール−1−イル−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニ
ウム・ヘキサフルオロリン化物塩(BOP)、ジフェニ
ルホスホニルアジド(DPPA)、N,N−カルボニル
ジイミダゾール(Angew.Chem.Int.Ed.Engl., Vol. 1, 35
1(1962))などの縮合剤の存在下、場合によっては、たと
えば、N−ヒドロキシスクシンイミド(HONSu)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、3−
ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,
3−ベンゾトリアジン(HOObt)などの添加剤を加
えて、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化
炭化水素系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどのアミド系溶媒、ピリジンなどの塩基性溶
媒、またはそれらの混合溶媒中で行なうことが好まし
い。
【0029】(c)本発明化合物(1a)は、一般式
(5)で表されるベンジルオキシインドロイルグアニジ
ン誘導体を脱ベンジル化することによって得ることがで
きる。
【化6】 (式中、R2 は前記と同じ意味を有する。) 脱ベンジル化反応は、パラジウム/炭素触媒を用いた接
触還元反応(J. Chem.Soc., 1953, 4058) 、または塩酸
/酢酸(J. Amer. Chem. Soc., Vol.73, 5765(1951) )
などの酸性条件による分解反応など文献記載の方法に準
じて行うことができる。
【0030】(d)本発明化合物(1b)は、一般式
(6)で表されるニトロインドロイルグアニジン誘導体
を還元することによって得ることができる。
【化7】 (式中、R2 は前記と同じ意味を有する。) 還元条件としては、亜鉛、鉄、スズまたは塩化スズ(I
I)などを用いた酸性条件下での還元(Ann., 641, 81(19
61)、J. Amer. Chem. Soc., Vol.66, 1781(1944) な
ど)、亜二チオン酸ナトリウム(Na2S2O4 )(J. Amer.
Chem. Soc., Vol.72, 1361(1950) など)などの硫化物
を用いた還元、パラジウム/炭素(Synth. Commun., 1,
47(1971))、ラネーニッケル(Org. Synth., IV, 226(19
63))などの触媒を用いた接触還元反応などが適用でき
る。
【0031】前記製法(a)または(b)の反応に活性
な水酸基、アミノ基、カルボキシル基などを保護する保
護基としては、有機合成化学の分野で使われる通常の保
護基を用いればよく、このような保護基の導入および除
去は通常の方法に従って行うことができる(例えば、Pr
otective Groups in Organic Synthesys, JOHN WILLEY
& SONS, 1991年)。例えば、水酸基の保護基としては、
メトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基などが挙げ
られ、アミノ基の保護基としては tert-ブチルオキシカ
ルボニル基などが挙げられる。このような水酸基の保護
基は、例えば、塩酸、硫酸、酢酸などの酸の存在下、含
水メタノール、含水エタノール、含水テトラヒドロフラ
ンなどの溶媒中で反応させることにより除去することが
でき、アミノ基の保護基は、例えば、塩酸、トリフルオ
ロ酢酸などの酸の存在下、含水テトラヒドロフラン、塩
化メチレン、クロロホルム、含水メタノールなどの溶媒
中で反応させることにより除去することができる。
【0032】カルボキシル基を保護する場合の保護の形
態としては、例えば tert-ブチルエステル、オルトエス
テル、酸アミドなどが挙げられる。このような保護基の
除去は、 tert-ブチルエステルの場合は、例えば、塩酸
の存在下、含水溶媒中で反応させることにより行われ、
オルトエステルの場合は、例えば、含水メタノール、含
水テトラヒドロフラン、含水1,2−ジメトキシエタン
などの溶媒中で酸で処理し、引き続いて水酸化ナトリウ
ムなどのアルカリで処理することにより行われ、酸アミ
ドの場合は、例えば、塩酸、硫酸などの酸の存在下、
水、含水メタノール、含水テトラヒドロフランなどの溶
媒中で反応させることにより行うことができる。
【0033】前記の製法(a)および(b)の原料化合
物となるインドールカルボン酸類は、例えばインドール
−5−カルボン酸、5−クロロ−2−インドールカルボ
ン酸、インドール−3−カルボン酸、インドール−2−
カルボン酸、インドール−4−カルボン酸、5−メトキ
シ−2−インドールカルボン酸等の市販されているもの
を入手するか、または公知の方法で合成することができ
る。
【0034】たとえば、ライセルトの方法(Reissertの
インドール合成法)に従えば、4−クロロ−2−インド
ールカルボン酸(J. Chem. Soc., 1955, 3490) 、6−n
−アミル−2−インドールカルボン酸(J. Amer. Chem.
Soc., Vol.75, 4921(1953))、7−インドールカルボ
ン酸(J. Amer. Chem. Soc., Vol.77, 5700(1955) )、
5−シアノ−2−インドールカルボン酸(J. Org. Che
m., Vol.18, 354(1953))、6−シアノ−2−インドー
ルカルボン酸(J. Chem. Soc., 1924, 2285) 、6−ベン
ジルオキシ−2−インドールカルボン酸(J. Chem. So
c., 1937, 1726) などが合成できる。
【0035】フィッシャーの方法(Fischer のインドー
ル合成法)に従えば、ニトロ−2−インドールカルボン
酸(J. Amer. Chem. Soc., Vol.80, 4621(1958))、7−
クロロ−2−インドールカルボン酸(J. Chem. Soc., 19
55, 3499) 、4−トリフルオロメチル−2−インドール
カルボン酸(J. Amer. Chem. Soc., Vol.79, 1745(195
7))などが合成できる。また、2−インドールカルボン
酸類は、ベンズアルデヒド誘導体を原料とする既知の方
法(例えばTetrahedron, Vol.42, 3259(1986) など)に
基づいて合成することもできる。
【0036】さらに、4−インドールカルボン酸類、5
−インドールカルボン酸類および6−インドールカルボ
ン酸類については、文献(J. Chem. Tech. Biotechnol.,
Vol.36, 562(1986)、Tetrahedron Letters, Vol.27, 1
653(1986) など)記載の方法に基づいて合成できる。1
−ヒドロキシインドールカルボン酸類は、文献(Chem.
Ber., Vol.56, 1024(1923))記載の方法に基づいて合成
できる。
【0037】上記のようにして製造される一般式(1)
で表される化合物として、例えば下記の化合物が挙げら
れる。 1−メチル−2−インドロイルグアニジン 1−メチル−3−インドロイルグアニジン 1−メチル−4−インドロイルグアニジン 1−メチル−5−インドロイルグアニジン 1−メチル−6−インドロイルグアニジン
【0038】 4−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 5−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 7−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 5−クロロ−2ーインドロイルグアニジン 1,4−ジメチル−2−インドロイルグアニジン 1,5−ジメチル−2−インドロイルグアニジン 1,6−ジメチル−2−インドロイルグアニジン 1,7−ジメチル−2−インドロイルグアニジン
【0039】4−メトキシ−1−メチル−2−インドロ
イルグアニジン 5−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン 6−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン 7−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン 1−メチル−4−ニトロ−2−インドロイルグアニジン 1−メチル−5−ニトロ−2−インドロイルグアニジン 1−メチル−6−ニトロ−2−インドロイルグアニジン 1−メチル−7−ニトロ−2−インドロイルグアニジン 4−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 5−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 7−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
【0040】 1−ベンジル−2−インドロイルグアニジン 1−ベンジル−3−インドロイルグアニジン 1−ベンジル−5−インドロイルグアニジン 1−イソプロピル−2−インドロイルグアニジン 1−イソプロピル−3−インドロイルグアニジン 1−イソプロピル−5−インドロイルグアニジン
【0041】2−インドロイルグアニジン 3−インドロイルグアニジン 5−インドロイルグアニジン 4−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン 5−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン 6−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン 7−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン
【0042】1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4
−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン 1−(3−ジエチルアミノプロピル)−4−トリフルオ
ロメチル−2−インドロイルグアニジン 1−〔3−(N−ピロリジニル)プロピル〕−4−トリ
フルオロメチル−2−インドロイルグアニジン
【0043】6−(3−アミノプロポキシ)−1−メチ
ル−4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニ
ジン 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−アミノエトキシ)−1−メチル−4−トリフ
ルオロメチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−1−メチル−4
−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−メチル−4
−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン
【0044】1−メチル−6−〔3−(N−ピロリジニ
ル)プロポキシ〕−4−トリフルオロメチル−2−イン
ドロイルグアニジン 1−メチル−6−〔2−(N−ピロリジニル)エトキ
シ〕−4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグア
ニジン 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−メトキシ−
2−インドロイルグアニジン 1−(3−ジエチルアミノプロピル)−4−メトキシ−
2−インドロイルグアニジン 1−(3−アミノプロピル)−4−メトキシ−2−イン
ドロイルグアニジン
【0045】4−メトキシ−1−〔3−(N−ピロリジ
ニル)プロピル〕−2−インドロイルグアニジン 6−(3−アミノプロポキシ)−4−メトキシ−1−メ
チル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−4−メトキシ
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−4−メトキシ
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−アミノエトキシ)−4−メトキシ−1−メチ
ル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−4−メトキシ−
1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−4−メトキシ−
1−メチル−2−インドロイルグアニジン
【0046】4−メトキシ−1−メチル−6−〔3−
(N−ピロリジニル)プロポキシ〕−2−インドロイル
グアニジン 4−メトキシ−1−メチル−6−〔2−(N−ピロリジ
ニル)エトキシ〕−2−インドロイルグアニジン 7−(3−アミノプロポキシ)−4−メトキシ−1−メ
チル−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−4−メトキシ
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−4−メトキシ
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
【0047】4−メトキシ−1−メチル−7−〔3−
(N−ピロリジニル)プロポキシ〕−2−インドロイル
グアニジン 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−イソプロポ
キシ−2−インドロイルグアニジン 1−(3−ジエチルアミノプロピル)−4−イソプロポ
キシ−2−インドロイルグアニジン 1−(3−アミノプロピル)−4−イソプロポキシ−2
−インドロイルグアニジン 4−イソプロポキシ−1−〔3−(N−ピロリジニル)
プロピル〕−2−インドロイルグアニジン
【0048】6−(3−アミノプロポキシ)−4−イソ
プロポキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−4−イソプロ
ポキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−4−イソプロ
ポキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−アミノエトキシ)−4−イソプロポキシ−1
−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−4−イソプロポ
キシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−4−イソプロポ
キシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
【0049】4−イソプロポキシ−1−メチル−6−
〔3−(N−ピロリジニル)プロポキシ〕−2−インド
ロイルグアニジン 4−イソプロポキシ−1−メチル−6−〔2−(N−ピ
ロリジニル)エトキシ〕−2−インドロイルグアニジン 7−(3−アミノプロポキシ)−4−イソプロポキシ−
1−メチル−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−4−イソプロ
ポキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−4−イソプロ
ポキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン 4−イソプロポキシ−1−メチル−7−〔3−(N−ピ
ロリジニル)プロポキシ〕−2−インドロイルグアニジ
【0050】1−(3−アミノプロピル)−4−メチル
−2−インドロイルグアニジン 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−メチル−2
−インドロイルグアニジン 1−(3−ジエチルアミノプロピル)−4−メチル−2
−インドロイルグアニジン 4−メチル−1−〔3−(N−ピロリジニル)プロピ
ル〕−2−インドロイルグアニジン 6−(3−アミノプロポキシ)−1,4−ジメチル−2
−インドロイルグアニジン
【0051】1,4−ジメチル−6−(3−ジメチルア
ミノプロポキシ)−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−1,4−ジメ
チル−2−インドロイルグアニジン 1,4−ジメチル−6−(2−ジメチルアミノエトキ
シ)−2−インドロイルグアニジン 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1,4−ジメチ
ル−2−インドロイルグアニジン 6−(2−アミノエトキシ)−1,4−ジメチル−2−
インドロイルグアニジン
【0052】1,4−ジメチル−6−〔3−(N−ピロ
リジニル)プロポキシ〕−2−インドロイルグアニジン 1,4−ジメチル−6−〔2−(N−ピロリジニル)エ
トキシ〕−2−インドロイルグアニジン 7−(3−アミノプロポキシ)−1,4−ジメチル−2
−インドロイルグアニジン 1,4−ジメチル−7−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−1,4−ジメ
チル−2−インドロイルグアニジン 1,4−ジメチル−7−〔3−(N−ピロリジニル)プ
ロポキシ〕−2−インドロイルグアニジン
【0053】4−tert−ブチル−1−メチル−2−イン
ドロイルグアニジン 1−(3−アミノプロピル)−4−tert−ブチル−2−
インドロイルグアニジン 4−tert−ブチル−1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−2−インドロイルグアニジン 4−tert−ブチル−1−(3−ジエチルアミノプロピ
ル)−2−インドロイルグアニジン 4−tert−ブチル−1−〔3−(N−ピロリジニル)プ
ロピル〕−2−インドロイルグアニジン
【0054】6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−
1−メチル−2−インドロイルグアニジン 6−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
2−インドロイルグアニジン 6−(2−アミノエトキシ)−1−メチル−2−インド
ロイルグアニジン 6−(2−ジメチルアミノエトキシ)−1−メチル−2
−インドロイルグアニジン 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−メチル−2
−インドロイルグアニジン
【0055】1−メチル−6−〔3−(N−ピロリジニ
ル)プロポキシ〕−2−インドロイルグアニジン 1−メチル−6−〔2−(N−ピロリジニル)エトキ
シ〕−2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
2−インドロイルグアニジン 7−(3−ジエチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
2−インドロイルグアニジン 1−メチル−7−〔3−(N−ピロリジニル)プロポキ
シ〕−2−インドロイルグアニジン
【0056】一般式(1)で表される化合物は、必要に
応じて医薬として許容される無機酸または有機酸との酸
付加塩とすることができる。そのような酸付加塩として
は、たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などの鉱
酸との塩;ギ酸、酢酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ
酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスパラギン酸、グ
ルタミン酸などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、
ヒドロキシベンゼンスルホン酸、ジヒドロキシベンゼン
スルホン酸などのスルホン酸との塩等が挙げられる。
【0057】本発明化合物は、ナトリウム/プロトン
(Na+ /H+ )交換輸送系阻害作用を有し、ナトリウ
ム/プロトン(Na+ /H+ )交換輸送系の異常に起因
する疾患、例えば、高血圧、心筋虚血再灌流障害、不整
脈、脳浮腫、心肥大、血管病変、動脈硬化の治療、予防
薬として有用である。
【0058】本発明化合物は、これらを医薬として用い
るにあたり経口的または非経口的に投与することができ
る。すなわち通常用いられる投与形態、例えば粉末、顆
粒、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、懸濁液等の剤型で
経口的に投与することができ、あるいは、例えば、その
溶液、乳剤、懸濁液の剤型にしたものを注射の型で非経
口投与することができる。坐剤の型で直腸投与すること
もできる。前記の適当な投与剤型は、例えば、許容され
る通常の担体、賦型剤、結合剤、安定剤、希釈剤に活性
化合物を配合することにより製造することができる。注
射剤型で用いる場合には、例えば、許容される緩衝剤、
溶解補助剤、等張剤を添加することもできる。投与量お
よび投与回数は、例えば、対象疾患、症状、年令、体
重、投与形態によって異なるが、通常は成人に対し1日
あたり0.1 〜2000mg好ましくは1 〜200mg を1回または
数回に分けて投与することができる。
【0059】以下に本発明を、参考例、実施例および実
験例によりさらに具体的に説明するが、本発明はもとよ
りこれに限定されるものではない。
【0060】参考例1 7−クロロ−2−インドールカルボン酸の合成(フィッ
シャーのインドール合成法) a)エチル 2−(2−クロロフェニル)ヒドラゾノプ
ロピオナートの合成 エチル 2−メチルアセトアセタート(14.4g, 0.10 mo
l) のエタノール(100 ml)溶液中に50%水酸化カリウ
ム水溶液(50 g)を0℃にて滴下した。この溶液中に氷(7
0 g)を加えてから、o−クロロアニリン(12.8 g, 0.10
mol)、亜硝酸ナトリウム(13.6g, 0.20 mol) および濃塩
酸(60 g)から調製したジアゾニウム塩溶液を一気に加え
た。反応液を0℃にて30分間攪拌した後、析出物を濾
取し減圧乾燥することにより、目的のエチル 2−(2
−クロロフェニル)ヒドラゾノプロピオナート(9.10 g,
37.7 %)を得た。
【0061】b)エチル 7−クロロ−2−インドール
カルボキシラートの合成 上記で得たエチル 2−(2−クロロフェニル)ヒドラ
ゾノプロピオナート(8.00 g, 33.2 mmol) をポリリン酸
(20 g)中に加え、徐々に190℃まで加熱していき、1
90℃で5分間保った。反応液を60℃まで冷却した
後、水を加え、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液を
水洗、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留
去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて分離精製することにより、目的のエチル 7
−クロロ−2−インドールカルボキシラート(3.40 g, 4
5.7 %)を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 1.40-1.46(3H, m), 4.43(2H, dd,
J=7.3, 14.2Hz), 7.09(1H, t, J=7.9Hz), 7.25(1H, d,
J=2.3Hz), 7.32(1H, dd, J=1.0, 7.6Hz), 7.58-7.61(1
H, m), 9.02(1H, br-s).
【0062】参考例1の方法に準じて反応を行い、以下
に示す化合物を合成した。 (1)エチル 5−ニトロ−2−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.42-1.47(3H, m), 4.45(2H, dd,
J=7.3, 14.2Hz), 7.38(1H, dd, J = 0.7, 2.0Hz), 7.5
0(1H, d, J=9.3Hz), 8.21-8.25(1H, m), 8.69(1H, d, J
=2.0Hz), 9.3(1H, br-s). (2)エチル 7−ニトロ−2−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.42-1.48(3H, m), 4.43-4.51(2
H, m), 7.25-7.28(1H, m), 7.37(1H, d, J=2.3Hz), 8.0
4-8.08(1H, m), 8.31(1H, dd, J=1.0, 7.9Hz), 10.4(1
H, br-s). (3)エチル 4−メトキシ−2−インドールカルボキ
シラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.38-1.43(3H, m), 3.96(3H, s),
4.36-4.44(2H, m), 6.51(1H, d, J=7.9Hz), 7.01(1H,
d, J=8.3Hz), 7.22(1H, d, J=7.9Hz), 7.34-7.35(1H,
m), 8.9(1H, br-s).
【0063】(4)エチル 6−メトキシ−2−インド
ールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.38-1.43(3H, m), 3.85(3H, s),
4.39(2H, dd, J=7.3,14.2Hz), 6.80-6.84(2H, m), 7.1
6-7.17(1H, m), 7.52-7.56(1H, m), 8.9(1H, br-s). (5)エチル 4−ニトロ−2−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.44-1.49(3H, m), 4.43-4.51(2
H, m), 7.41-7.47(1H, m), 7.77-7.80(1H, m), 7.92(1
H, dd, J=1.0, 2.3Hz), 8.20(1H, dd, J = 0.7, 7.9H
z), 9.4(1H, br-s). (6)エチル 6−ニトロ−2−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.46(3H, t, J=7.3Hz), 4.48(2H,
dd, J=7.3, 14.2Hz),7.29-7.30(1H, m), 7.78(1H, d,
J=8.9Hz), 8.05(1H, dd, J=2.0, 8.9Hz), 8.42(1H, t,
J=1.0Hz), 9.6(1H, br-s).
【0064】(7) エチル 4−トリフルオロメチル
−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.42−1.47(3H,
m),4.45(2H,dd,J=6.9,14.2Hz),7.35
−7.41(2H,m),7.46−7.49(1H,m),7.62
(1H,d,J=8.3Hz),9.32(1H,br−
s)。 (8) エチル 6−トリフルオロメチル−2−インド
ールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.41−1.47(3H,
m),4.41−4.49(2H,m),7.26−7.27(1H,
m),7.36−7.40(1H,m),7.73−7.81(2H,
m),9.26(1H,br−s)。
【0065】(9) エチル 7−フェニル−2−イン
ドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.28−1.43(3H,
m),4.41(2H,dd,J=6.9,14.2Hz),7.20
−7.26(1H,m),7.35−7.57(6H,m),7.66−
7.70(2H,m),9.11(1H,br−s)。 (10) エチル 4−アセチル−2−インドールカルボ
キシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.41−1.47(3H,
m),2.72(3H,s),4.40−4.48(2H,m),7.
38(1H,dd,J=7.3,8.2Hz),7.66(1H,
dd,J=1.0,8.3Hz),7.78(1H,dd,J=
1.0,7.3Hz),7.99−8.00(1H,m),9.42(1
H,br−s)。
【0066】参考例2 4−メチル−2−インドールカルボン酸の合成(ライセ
ルトのインドール合成法) a)(6−メチル−2−ニトロフェニル)ピルビン酸の
合成 カリウムtert. −ブトキシド(11.2 g, 0.10 mol)のエタ
ノール(50 ml) 溶液中に、0℃で2−メチル−3−ニト
ロトルエン(15.1 g, 0.10 mol)および蓚酸ジエチル(14.
6 g, 0.10 mol)のエタノール(10 ml) 溶液を加えた。反
応液を室温で1.5時間攪拌後、1.5時間加熱還流し
た。さらに、反応液に水(60 ml) を加えてから1時間加
熱還流した。反応液を冷却後、氷水を加え、酢酸エチル
で洗浄(2回)し、水層を濃塩酸で酸性化した後、クロ
ロホルムで抽出(3回)し、抽出液を水洗、無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去することによ
り、目的の6−メチル−2−ニトロフェニルピルビン酸
(10.4 g, 46.6 %)を得た。
【0067】 b)4−メチル−2−インドールカルボン酸の合成 上記で得た6−メチル−2−ニトロフェニルピルビン酸
(10.4 g, 46.6 mmol)の5%アンモニア水溶液を、硫酸
鉄(II)・7水和物(96.4 g, 0.33 mol)および28%ア
ンモニア水(37 ml) を含む水(324 ml)からなる懸濁液中
に加え、10分間加熱還流した。不溶物を濾去後、濾液
を濃塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽
出液を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾
燥後、溶媒を減圧留去することにより、目的の4−メチ
ル−2−インドールカルボン酸(4.30 g, 24.5 %( 2−
メチル−3−ニトロトルエンからの収率) )を得た。1 H nmr(DMSO-d6) δ; 2.49(3H, s), 6.83(1H, d, J=
6.3Hz), 7.08-7.14(2H,m), 7.25(1H, d, J=8.3Hz), 11.
7(1H, br-s), 12.8(1H, br-s).
【0068】参考例2の方法に準じて反応を行い、以下
に示す化合物を合成した。 (1)4−クロロ−2−インドールカルボン酸1 H nmr(DMSO-d6) δ; 7.06(1H, d, J=2.0Hz), 7.16
(1H, d, J=7.6Hz), 7.22-7.28(1H, m), 7.42(1H, d, J=
7.9Hz), 12.2(1H, br-s), 13.2(1H, br-s). (2)6−クロロ−2−インドールカルボン酸1 H nmr(DMSO-d6) δ; 7.04-7.10(2H, m), 7.43(1H,
d, J=0.7Hz), 7.65(1H,d, J=8.6Hz), 11.9(1H, br-s),
13.0(1H, br-s). (3)5−メチル−2−インドールカルボン酸1 H nmr(DMSO-d6) δ; 2.36(3H, s), 6.98(1H, dd, J=
1.0, 2.0Hz), 7.04-7.08(1H, m), 7.30-7.33(1H, m),
7.40(1H, s), 11.6(1H, br-s), 12.9(1H, br-s). (4)6−メチル−2−インドールカルボン酸1 H nmr(DMSO-d6) δ; 2.40(3H, s), 6.87-6.90(1H,
m), 7.00-7.01(1H, m),7.21(1H, s), 7.50(1H, d, J=8.
3Hz), 11.6(1H, br-s), 12.7(1H, br-s).
【0069】 (5)7−メチル−2−インドールカルボン酸1 H nmr(DMSO-d6) δ; 2.52(3H, s), 6.93-7.02(2H,
m), 7.09(1H, d, J=2.0Hz), 11.5(1H, br-s), 12.8(1H,
br-s). (6) 7−ベンジルオキシ−2−インドールカルボン
1 Hnmr(DMSO−d6 )δ;5.27(2H,s),
6.86(1H,d,J=7.3Hz),6.94−7.00(1H,
m),7.07(1H,dd,J=2.0,7.3Hz),7.17
−7.23(1H,m),7.31−7.43(3H,m),7.65
(2H,d,J=6.9Hz),11.82 (1H,br−
s),12.81 (1H,br−s)。 (7) 4−ベンジルオキシ−2−インドールカルボン
1 Hnmr(DMSO−d6 )δ;5.24(2H,s),
6.62(1H,d,J=6.9Hz),7.00−7.17(3
H,m),7.31−7.44(3H,m),7.50−7.53(2
H,m),11.78 (1H,br−s),12.85 (1H,
br−s)。
【0070】参考例3 メチル 6−インドールカルボキシラートの合成 a)メチル 4−クロロ−3−ニトロベンゾアートの合
成 4−クロロ−3−ニトロ安息香酸(10.0 g, 49.6 mmol)
のメタノール(100 ml)溶液中に、0℃にて塩化チオニル
(11.8 g, 99.2 mmol) を滴下した。反応液を2時間加熱
還流後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣中に氷水を加
えアンモニア水でアルカリ性とした後、酢酸エチルで抽
出(3回)し、抽出液を水洗、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、メチル 4
−クロロ−3−ニトロベンゾアート(10.9 g, >99 %)
を得た。 b)メチル 3−ニトロ−4−トリメチルシリルエチニ
ルベンゾアートの合成 上記で得たメチル 4−クロロ−3−ニトロベンゾアー
ト(10.7 g, 49.6 mmol) 、トリメチルシリルアセチレン
(8.77 g, 89.3 mmol) 、ジクロロ−ビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(0.4 g) およびトリエチルアミ
ン(120 ml)の混合物を75℃で3時間加熱攪拌した。反
応液を冷却し、不溶物を濾去後、濾液から溶媒を減圧留
去し、得られた残渣をシリカゲル・カラムクロマトにて
精製することにより、メチル 3−ニトロ−4−トリメ
チルシリルエチニルベンゾアート(8.40 g, 61.0 %)を得
た。
【0071】c)メチル 4−(2,2−ジメトキシエ
チル)−3−ニトロベンゾアートの合成 上記で得たメチル 3−ニトロ−4−トリメチルシリル
エチニルベンゾアート(3.00 g, 10.8 mmol) をナトリウ
ムメトキシド(2.92 g, 54.1 mmol) のメタノール溶液中
に加え、30分加熱還流した。反応液を0℃に冷却後、
酢酸(5.52 g, 54.1 mmol) を加え、その後溶媒を減圧留
去した。得られた残渣中に氷水を加え、ジクロロメタン
で抽出(3回)し、抽出液を無水硫酸マグネシウムにて
乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲル
・カラムクロマトにて精製することにより、メチル 4
−(2,2−ジメトキシエチル)−3−ニトロベンゾア
ート(2.40 g, 82.4 %)を得た。 d)メチル 3−アミノ−4−(2,2−ジメトキシエ
チル)ベンゾアートの合成 上記で得たメチル 4−(2,2−ジメトキシエチル)
−3−ニトロベンゾアート(4.40 g, 16.3 mmol) のメタ
ノール(200 ml)および酢酸(2 ml)の混合溶媒中に5%パ
ラジウム−炭素(0.50 g)を加え、常温常圧で接触還元を
行い、常法に従って後処理することにより、メチル 3
−アミノ−4−(2,2−ジメトキシエチル)ベンゾア
ート(4.16 g)を得た。
【0072】 e)メチル 6−インドールカルボキシラートの合成 上記で得たメチル 3−アミノ−4−(2,2−ジメト
キシエチル)ベンゾアート(4.00 g, 16.7 mmol) を1N
塩酸(15 ml) /エタノール(15 ml) 溶液中に加え、60
℃で1時間加熱攪拌した。反応液を氷水中に注ぎ、酢酸
エチルで抽出(3回)し、抽出液を水洗、無水硫酸マグ
ネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、
メチル 6−インドールカルボキシラート(3.00 g, >
99 %)を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 3.95(3H, s), 7.13-7.45(4H, m),
7.68-7.72(1H, m), 8.94(1H, br-s).
【0073】参考例4 メチル 1−メチル−2−インドールカルボキシラート
の合成 2−インドールカルボン酸(2.00 g, 12.4 mmol )を6
0%水素化ナトリウム(0.99 g, 24.8 mmol )とジメチ
ルホルムアミド(40 ml )の懸濁液中に加え、室温にて
攪拌し、透明な溶液となった後、室温下ヨウ化メチル
(7.05 g, 49.6 mmol )のジメチルホルムアミド(10 m
l )溶液を滴下し、室温にて5時間攪拌した。反応液を
氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液を
水洗、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留
去して得られた残渣をn-ヘキサンで再結晶することによ
り、メチル 1−メチル−2−インドールカルボキシラ
ート(1.70 g, 72.4 %)を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 3.91(3H, s), 4.08(3H, s), 7.12
-7.18(1H, m), 7.30(1H, s), 7.32-7.41(2H, m), 7.66-
7.70(1H, m).
【0074】参考例4の方法に準じて反応を行い、以下
に示す化合物を合成した。 (1)メチル 1−メチル−5−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.82(3H, s), 3.93(3H, s), 6.58
(1H, dd, J=1.0, 3.3Hz), 7.11(1H, d, J=3.3Hz), 7.32
(1H, d, J=8.6Hz), 7.91-7.95(1H, m), 8.39-8.40(1H,
m). (2)メチル 1−メチル−3−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.82(3H, s), 3.91(3H, s), 7.24
-7.37(3H, m), 7.77(1H, s), 8.14-8.20(1H, m). (3)メチル 1−メチル−4−インドールカルボキシ
ラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.84(3H, s), 3.98(3H, s), 7.10
-7.11(1H, m), 7.20(1H, d, J=3.0Hz), 7.24-7.29(1H,
m), 7.53(1H, d, J=8.2Hz), 7.91(1H, dd, J=1.0, 7.6H
z).
【0075】(4)メチル 4−クロロ−1−メチル−
2−インドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.60(3H, s), 3.75(3H, s), 6.80
-6.83(1H, m), 6.89-6.95(2H, m), 7.05(1H, d, J=0.7H
z). (5)メチル 5−クロロ−1−メチル−2−インドー
ルカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.64(3H, s), 3.78(3H, s), 6.93
(1H, s), 6.97-7.02(2H, m), 7.36(1H, t, J=1.3Hz). (6)メチル 6−クロロ−1−メチル−2−インドー
ルカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.91(3H, s), 4.04(3H, s), 7.09
-7.13(1H, m), 7.25-7.26(1H, m), 7.38-7.39(1H, m),
7.56-7.59(1H, m).
【0076】(7)メチル 7−クロロ−1−メチル−
2−インドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.91(3H, s), 4.47(3H, s), 6.99
(1H, m), 7.26-7.30(2H, m), 7.52-7.56(1H, m). (8)メチル 1,4−ジメチル−2−インドールカル
ボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 2.56(3H, s), 3.92(3H, s), 4.07
(3H, s), 6.93-6.96(1H, m), 7.17-7.29(2H, m), 7.33
(1H, d, J=0.7Hz). (9)メチル 1,5−ジメチル−2−インドールカル
ボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 2.44(3H, s), 3.90(3H, s), 4.05
(3H, s), 7.16-7.29(3H, m), 7.42-7.45(1H, m).
【0077】(10)メチル 1,6−ジメチル−2−
インドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 2.51(3H, s), 3.90(3H, s), 4.05
(3H, s), 6.99(1H, dd,J=1.0, 8.3Hz), 7.12-7.16(1H,
m), 7.24-7.26(1H, m), 7.55(1H, d, J=8.2Hz), 7.42-
7.45(1H, m). (11)メチル 1,7−ジメチル−2−インドールカ
ルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 2.80(3H, s), 3.89(3H, s), 4.35
(3H, s), 6.97(2H, m),7.25-7.27(1H, m), 7.26(1H,
s), 7.48(1H, d, J=7.3Hz). (12)メチル 1−メチル−5−メトキシ−2−イン
ドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.85(3H, s), 3.90(3H, s), 4.05
(3H, s), 7.00-7.09(2H, m),7.19-7.30(2H, m).
【0078】(13)ベンジル 1−ベンジル−5−イ
ンドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 5.33(2H, s), 5.38(2H, s), 6.64
(1H, d, J=3.3Hz), 7.06-7.49(12H, m), 7.92(1H, dd,
J=1.7, 8.9Hz), 8.45-8.46(1H, m). (14)イソプロピル 1−イソプロピル−5−インド
ールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.38(6H, d, J=6.3Hz), 1.53(6H,
d, J=6.6Hz), 4.62-4.75(1H, m), 5.21-5.35(1H, m),
6.60(1H, d, J=3.3Hz), 7.27(1H, d, J=3.3Hz),7.36(1
H, d, J=8.6Hz), 7.90(1H, dd, J=1.7, 8.6Hz), 8.38(1
H, d, J=1.7Hz).
【0079】参考例5 メチル 1−メチル−6−インドールカルボキシラート
の合成 メチル 6−インドールカルボキシラート(3.00 g, 1
7.1 mmol )、60%水素化ナトリウム(0.68 g, 17.1m
mol)、ヨウ化メチル(4.86 g, 34.4 mmol )およびジ
メチルホルムアミド(60 ml )より、参考例4の方法に
準じて反応を行ない、メチル 1−メチル−6 −インド
ールカルボキシラート(2.75g, 86.9 % )を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 3.86(3H, s), 3.95(3H, s), 6.51
-6.53(1H, m), 7.21(1H, d, J=3.3Hz), 7.63(1H, d, J=
8.6Hz), 7.78-7.82(1H, m), 8.10(1H, s).
【0080】参考例5の方法に準じて反応を行い、以下
に示す化合物を合成した。 (1)エチル 4−メトキシ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.39(3H, t, J=7.3Hz), 3.96(3H,
s), 4.06(3H, s), 4.35(2H, dd, J=7.3, 14.2Hz), 6.5
0(1H, d, J=7.6Hz), 6.98(1H, d, J=8.6Hz), 7.24-7.30
(1H, m), 7.42(1H, d, J=0.7Hz). (2)エチル 6−メトキシ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.37-1.42(3H,m), 3.89(3H, s),
4.03(3H, s), 4.31-4.39(2H, m), 6.75(1H, s), 6.80-
6.84(1H, m), 7.25(1H, s), 7.53(1H, d, J=8.9Hz). (3)エチル 1−メチル−4−ニトロ−2−インドー
ルカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.45(3H, t, J=7.3Hz), 4.17(3H,
s), 4.39-4.47(2H, m), 7.41-7.48(1H, m), 7.74-7.77
(1H, m), 7.96(1H, d, J=1.0Hz), 8.18-8.21(1H, m).
【0081】(4)エチル 1−メチル−6−ニトロ−
2−インドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.41-1.46(3H, m), 4.17(3H, s),
4.38-4.46(2H, m), 7.34(1H, d, J=1.0Hz), 7.75(1H,
dd, J=0.7, 8.9Hz), 8.03(1H, dd, J=2.0, 8.9Hz), 8.3
9(1H, d, J=2.0Hz). (5)エチル 1−メチル−5−ニトロ−2−インドー
ルカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.41-1.46(3H, m), 4.14(3H, s),
4.41(2H, dd, J=7.3,14.2Hz), 7.42-7.46(2H, m), 8.2
2-8.26(1H, m), 8.66(1H, d, J=2.0Hz). (6)エチル 1−メチル−7−ニトロ−2−インドー
ルカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.43(3H, t, J=7.3Hz), 4.00(3H,
s), 4.37-4.45(2H, m), 7.20(1H, t, J=7.9Hz), 7.43
(1H, s), 7.85-7.93(2H, m).
【0082】(7)メチル 1−ベンジル−2−インド
ールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.86(3H, s), 5.84(2H, s), 7.02
-7.06(2H, m), 7.13-7.44(7H, m), 7.70-7.73(1H, m). (8)メチル 1−ベンジル−3−インドールカルボキ
シラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.91(3H, s), 5.34(2H, s), 7.13
-7.17(2H, m), 7.20-7.36(6H, m), 7.85(1H, s), 8.17-
8.21(1H, m). (9)メチル 1−イソプロピル−3−インドールカル
ボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 1.56(6H, d, J=6.9Hz), 3.92(3H,
s), 4.64-4.74(1H, m), 7.24-7.31(2H, m), 7.39-7.42
(2H, m), 7.96(1H, s), 8.15-8.20(1H, m). (10) エチル 1,3−ジメチル−2−インドールカ
ルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.42−1.47(3H,
m),2.59(3H,s),4.01(3H,s),4.37−4.
45(2H,m),7.10−7.18(1H,m),7.31−7.38
(2H,m),7.64−7.67(1H,m)。
【0083】(11) エチル 1−メチル−4−メチル
スルホニル−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.41−1.46(3H,
m)、3.14(3H,s),4.16(3H,s),4.41(2
H,dd,J=7.3,14.2Hz),7.48(1H,dd,
J=7.3,8.3Hz),7.68−7.71(2H,m),7.81
−7.84(1H,m)。 (12) エチル 1−メチル−6−メチルスルホニル−
2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.41−1.46(3H,
m)、3.11(3H,s),4.16(3H,s),4.37−4.
45(2H,m),7.34(1H,d,J=0.7Hz),7.
62−7.70(2H,m),7.83(1H,dd,J=0.7,
8.6Hz),8.07(1H,d,J=0.7Hz)。 (13) メチル 4−フルオロ−1−メチル−2−イン
ドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.92(3H,s),4.09
(3H,s),6.77−6.83(1H,m),7.16(1H,
d,J=8.3Hz),7.23−7.31(1H,m),7.36
(1H,s)。
【0084】(14) メチル 4−ブロモ−1−メチル
−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.93(3H,s),4.08
(3H,s),7.16−7.26(1H,m),7.31−7.35
(3H,m)。 (15) メチル 1−(2−ナフチルメチル)−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.86(3H,s),6.00
(2H,s),7.14−7.32(3H,m),7.37−7.43
(5H,m),7.66−7.78(4H,m)。 (16) メチル 1−(2−フェニルエチル)−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.06(2H,t,J=7.
9Hz),3.90(3H,s),4.74−4.80(2H,
m),7.11−7.33(9H,m),7.66−7.69(1H,
m)。
【0085】(17) メチル 1−(4−ブロモベンジ
ル)−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.87(3H,s),5.79
(2H,s),6.92(2H,dd,J=2.0,6.6H
z),7.15−7.23(1H,m),7.31−7.38(5H,
m),7.70−7.74(1H,m)。 (18) メチル 1−(4−ニトロベンジル)−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.87(3H,s),5.93
(2H,s),7.14−7.41(5H,m),7.42(1H,
d,J=0.7Hz),7.73−7.77(1H,m),8.09−
8.14(2H,m)。 (19) メチル 1−(3−フェニルプロピル)−2−
インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;2.06−2.22(2H,
m),2.69(2H,d,J=8.0Hz),3.90(3H,
s),4.60(2H,t,J=8.0Hz),7.05−7.40
(9H,m),7.66(1H,d,J=8.0Hz)。
【0086】(20) メチル 1−(2−メトキシエチ
ル)−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.28(3H,s),3.73
(2H,t,J=5.9Hz),3.91(3H,s),4.74
(2H,t,J=5.9Hz),7.14(1H,ddd,J
=1.0,6.9,7.4Hz),7.31(1H,d,J=0.7
Hz),7.36(1H,dd,J=1.3,6.9Hz),7.
48(1H,dd,J=0.7,8.6Hz),7.66(1H,
dd,J=1.1,8.3Hz)。 (21) メチル 1−(2−ジエチルアミノエチル)−
2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.03(6H,t,J=7.
3Hz),2.61(4H,q,J=7.3Hz),2.70−2.
82(2H,m),3.91(3H,s),4.58−4.70(2
H,m),7.14(1H,ddd,J=1.3,6.7,8.6
Hz),7.27(1H,d,J=1.0Hz),7.34(1
H,ddd,J=1.0,6.7,7.1Hz),7.43(1
H,dd,J=1.0,8.6Hz),7.61−7.71(1H,
m)。 (22) エチル 4−クロロ−1−(2−ジエチルアミ
ノエチル)−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.00(6H,t,J=7.
3Hz),1.42(3H,t,J=7.3Hz),2.59(4
H,q,J=7.3Hz),2.69−2.80(2H,m),4.
38(2H,q,J=7.3Hz),4.56−4.68(2H,
m),7.14(1H,dd,J=1.0,7.3Hz),7.18
−7.28(1H,m),7.29−7.35(1H,m),7.37
(1H,d,J=0.7Hz)。
【0087】(23) メチル 1−〔2−(2−テトラ
ヒドロピラニル)オキシエチル〕−2−インドールカル
ボキシラートの合成 メチル 2−インドールカルボキシラート(2.0g,1
1.4mmol)、60%水素化ナトリウム(0.55g,13.7mmol)
、2−(2−ヨードエトキシ)テトラヒドロピラン
(2−ヨードエタノールと3,4−ジヒドロ−2H−ピ
ランから調製;3.63g,13.7mmol)およびジメチルホル
ムアミド(50ml)より参考例5の方法に準じて反応を
行ない、メチル1−〔2−(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシエチル〕−2−インドールカルボキシラート
(2.87g,83.0%)を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.27−1.75(6H,
m),3.26−3.54(2H,m),3.75(1H,dt,J
=4.6,10.2Hz),4.03(1H,dt,J=4.6,1
0.2Hz),4.47(1H,t,J=3.0Hz),4.80
(2H,t,J=3.7Hz),7.13(1H,t,J=7.
0Hz),7.22−7.38(2H,m),7.53(1H,d,
J=8.0Hz),7.65(1H,d,J=8.0Hz)。
【0088】(24) メチル 1−〔3−(2−テトラ
ヒドロピラニル)オキシプロピル〕−2−インドールカ
ルボキシラート 2−(2−ヨードエトキシ)テトラヒドロピランの代わ
りに2−(3−ヨードプロポキシキシ)テトラヒドロピ
ランを用いる以外は参考例5(23)の方法に準じて反
応を行い、標題化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.42−1.97(6H,
m),2.11(2H,dt,J=5.9,11.2Hz),3.33
(1H,dt,J=7.9,8.3Hz),3.40−3.55(1
H,m),3.72−3.88(2H,m),3.94(3H,
s),4.52(1H,dd,J=3.0,4.3Hz),4.69
(2H,dt,J=0.9,1.7Hz),7.14(1H,d
dd,J=1.0,7.0,7.9Hz),7.27−7.37(2
H,m),7.48(1H,dd,J=0.9,8.5Hz),
7.66(1H,dt,J=1.0,7.9Hz)。
【0089】(25) メチル 1−(3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノプロピル)−2−インドールカルボ
キシラートの合成 メチル−2−インドールカルボキシラート(5.00g、2
8.5mmol)、60%水素化ナトリウム(1.26g,31.4mmo
l),tert−ブチル N−(3−ヨードプロピル)カル
バメート(3−ヨードプロピルアミンと二酸化ジ−tert
−ブチルより調製;12.3g,43.2mmol)およびジメチル
ホルムアミド(60ml)より、参考例5の方法に準じて
反応を行ない、メチル 1−(3−tert−ブトキシカル
ボニルアミノプロピル)−2−インドールカルボキシラ
ート(2.54g,27%)を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.45(9H,s),1.90
−2.10(2H,m),3.00−3.20(2H,m),3.91
(3H,s),4.62(2H,t,J=6.9Hz),4.98
(1H,br−s),7.06−7.20(1H,m),7.28−
7.44(3H,m),7.68(1H,d,J=7.3Hz)。
【0090】(26) メチル 1−(2−tert−ブトキ
シカルボニルアミノエチル)−2−インドールカルボキ
シラート tert−ブチル N−(3−ヨードプロピル)カルバメー
トの代わりにtert−ブチル N−(2−ヨードプロピ
ル)カルバメートを用いる以外は参考例5(25)の方
法に準じて反応を行い、標題化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.41(9H,s),3.53
(2H,t,J=5.9Hz),3.90(3H,s),4.68
(2H,t,J=6.3Hz),4.60−4.80(1H,
m),7.15(1H,ddd,1H,J=1.0,6.9,7.
4Hz),7.27−7.38(2H,m),7.48(1H,d,
J=8.3Hz),7.66(1H,d,J=7.9Hz)。 (27) エチル 1−メチル−4−(2−テトラヒドロ
ピラニル)オキシエチル−2−インドールカルボキシラ
ート 参考例5と同様にして標題の化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.44(3H,
m),1.53−1.91(6H,m),3.50−3.61(1H,
m),3.84−4.03(1H,m),4.09(3H,s),4.
34−4.42(2H,m),4.75(1H,t,J=3.6H
z),4.83(1H,d,J=12.2Hz),5.08(1H,
d,J=12.2Hz),7.18(1H,t,J=4.0H
z),7.32−7.33(2H,m),7.42(1H,s)。
【0091】(28) エチル 4−クロロ−1−〔4−
(2−テトラヒドロピラニル)オキシブチル〕−2−イ
ンドールカルボキシラート 2−(2−ヨードエトキシ)テトラヒドロピランおよび
メチル 2−インドールカルボキシラートの代わりに2
−(4−ヨードブトキシ)テトラヒドロピランおよびエ
チル 4−クロロ−2−インドールカルボキシラートを
用いる以外は参考例5(23)の方法に準じて反応を行
い、標題化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.42(3H,t,J=7.
3Hz),1.41−2.00(10H,m),3.32−3.56(2
H,m),3.68−3.90(2H,m),4.38(2H,q,
J=7.3Hz),4.55(1H,t,J=4.0Hz),4.
60(2H,t,J=7.6Hz),7.13(1H,dd,J
=1.0,7.6Hz),7.22(1H,d,J=8.2H
z),7.32(1H,d,J=8.3Hz),7.39(1H,
s)。 (29) メチル 1−(3:4−イソプロピリデンジオ
キシブチル)−2−インドールカルボキシラート ヨウ化メチルの代わりにヨウ化3:4−イソプロピリデ
ンジオキシブチルを用いる以外は参考例5の方法に準じ
て反応を行い、標題化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.34(3H,s),1.46
(3H,s),1.90−2.18(2H,m),3.52(1H,
dd,J=6.9,7.9Hz),3.91(3H,s),3.97
(1H,dd,J=5.9,7.9Hz),4.01−4.17(1
H,m),4.58−4.80(2H,m),7.15(1H,dd
d,J=1.0,6.9,7.4Hz),7.31(1H,d,J
=0.7Hz),7.35(1H,ddd,J=1.3,6.9,
7.6Hz),7.47−7.55(1H,m),7.63−7.70(1
H,m)。
【0092】(30) メチル 1−〔2−〔1−(4−
メチル−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.
2〕オクチル)〕エチル〕−2−インドールカルボキシ
ラート ヨウ化メチルの代わりにヨウ化2−〔1−(4−メチル
−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オク
チル)〕エチルを用いる以外は参考例5の方法に準じて
反応を行い、標題化合物を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;0.79(3H,s),2.17
(2H,ddd,J=2.6,5.3,7.9Hz),3.89
(6H,s),3.90(3H,s),5.87(2H,dd
d,J=2.3,5.6,7.9Hz),7.12(1H,dd
d,J=1.0,6.9,7.4Hz),7.27(1H,d,J
=0.7Hz),7.32(1H,ddd,J=1.3,6.9,
7.6Hz),7.48(1H,dd,J=0.7,8.6H
z),7.65(1H,ddd,J=1.0,1.5,8.3H
z)。 参考例5と同様にして以下の化合物を合成した。 (31) メチル 4−ベンジルオキシ−1−メチル−2
−インドールカルボシキラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.89(3H,s),4.06
(3H,s),5.22(2H,s),6.57(1H,d,J
=7.6Hz),6.99(1H,d,J=8.6Hz),7.22
−7.28(1H,m),7.30−7.51(6H,m)。
【0093】(32) メチル 6−ベンジルオキシ−1
−メチル−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.89(3H,s),4.02
(3H,s),5.15(2H,s),6.85(1H,d,J
=2.31Hz),6.91(1H,dd,J=2.3,8.6H
z),7.24(1H,d,J=1.0Hz),7.34−7.44
(3H,m),7.47−7.52(2H,m),7.53−7.57
(1H,m)。 (33) メチル 7−ベンジルオキシ−1−メチル−2
−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.89(3H,s),4.38
(3H,s),5.19(2H,s),6.78(1H,d,J
=8.6Hz),6.97−7.03(1H,m),7.24−7.27
(2H,m),7.33−7.51(5H,m)。
【0094】参考例6 メチル 2−インドールカルボキシラートの合成 2−インドールカルボン酸(30.0 g, 186.2 mmol)のメ
タノール溶液(300 ml)中に、0℃で塩化チオニル(4
4.3 g, 372.3 mmol)を滴下した。反応液を2時間加熱
還流してから溶媒を減圧留去し、得られた残渣中に氷水
を注いだ。アンモニア水でアルカリ性としてから、酢酸
エチルで抽出(3回)し、抽出液を水洗、無水硫酸マグ
ネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、
メチル 2−インドールカルボキシラート(32.34 g, 9
9.2 % )を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 3.95(3H, s), 7.13-7.45(4H, m),
7.69(1H, dd, J=1.0,7.9Hz), 8.91(1H, br-s).
【0095】参考例6の方法に準じて反応を行い、以下
に示す化合物を合成した。 (1)メチル 3−インドールカルボキシラート1 H nmr(CDCl3) δ; 3.93(3H, s), 7.24-7.31(2H, m),
7.38-7.45(1H, m), 7.93(1H, d, J=3.0Hz), 8.17-8.22
(1H, m), 8.63(1H, br-s) (2) メチル 4−フルオロ−2−インドールカルボ
キシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.96(3H,s),6.78
−6.85(1H,m),7.18−7.30(3H,m),8.99
(1H,br−s)。 (3) メチル 4−ブロモ−2−インドールカルボキ
シラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.97(3H,s),7.17
(1H,dd,J=7.6,8.3Hz),7.28(1H,d
d,J=1.0,2.3Hz),7.32−7.39(2H,m),
9.05(1H,br−s)。
【0096】(4) メチル 7−ベンジルオキシ−2
−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.93(3H,s),5.21
(2H,s),6.80(1H,d,J=6.9Hz),7.01
−7.08(1H,m),7.19(1H,dd,J=2.3,4.
3Hz),7.24−7.31(1H,m),7.35−7.51(5
H,m),9.07(1H,br−s)。 (5) メチル 4−ベンジルオキシ−2−インドール
カルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.93(3H,s),5.22
(2H,s),6.58(1H,d,J=7.6Hz),7.03
(1H,d,J=8.3Hz),7.19−7.26(1H,
m),7.31−7.44(4H,m),7.50(2H,d,J=
7.3Hz),8.84(1H,br−s)。
【0097】参考例7 メチル 5−インドールカルボキシラートの合成 5−インドールカルボン酸(1.00 g, 6.21 mmol )およ
び10%塩化水素/メタノール(50 ml )の混合物を2
時間加熱還流した後、反応液を氷水中に注ぎ、重曹で中
和した。次いで、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液
を重曹水洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶
媒を減圧留去することにより、メチル5−インドールカ
ルボキシラート(0.42 g, 38.6 %)を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 3.93(3H, s), 6.64-6.66(1H, m),
7.26-7.29(1H, m), 7.40(1H, dd, J=0.7, 8.6Hz), 7.9
1(1H, dd, J=1.7, 8.6Hz), 8.3-8.6(2H, m).
【0098】参考例8 メチル 1−イソプロピル−5−インドールカルボキシ
ラートの合成 イソプロピル 1−イソプロピル−5−インドールカル
ボキシラート(2.20 g,8.97 mmol)、2N苛性ソーダ水
溶液(100 ml)およびエタノール(100 ml)の混合物を
1時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去した。次いで、
残渣に水を加えた後、濃塩酸で酸性化し、析出した固体
を濾取し、減圧下にて乾燥することにより、粗1−イソ
プロピル−5−インドールカルボン酸(2.00g )を得
た。この粗1−イソプロピル−5−インドールカルボン
酸(2.00g )と、60%水素化ナトリウム(0.44 g, 1
1.1 mmol )、ヨウ化メチル(2.87 g, 20.2 mmol )お
よびジメチルホルムアミド(50 ml )より、参考例4の
方法に準じて反応を行ない、メチル 1−イソプロピル
−5ーインドールカルボキシラート(1.64 g, イソプロ
ピル 1−イソプロピル−5−インドールカルボキシラ
ートからの収率: 84.2 %)を得た。1 H nmr(CDCl3) δ; 1.54(6H, d, J=6.9Hz), 3.93(3H,
s), 4.65-4.75(1H, m), 6.61(1H, d, J=3.3Hz), 7.28
(1H, d, J=3.3Hz), 7.37(1H, d, J=8.6Hz), 7.9(1H, d
d, J=1.7, 8.6Hz), 8.39(1H, d, J=1.7Hz).
【0099】参考例9 7−クロロ−2−インドールカルボン酸の合成 エチル 7−クロロ−2−インドールカルボキシラート
(3.40 g,15.2 mmol)、2N苛性ソーダ水溶液(100 m
l)およびエタノール(100 ml)の混合物を1時間加熱
還流した後、溶媒を減圧留去した。次いで、残渣に氷水
を加えた後、濃塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出(3
回)し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧
留去することにより、7−クロロ−2−インドールカル
ボン酸(2.85 g, 95.8 %)を得た。1 H nmr(DMSO-d6) δ; 7.04-7.09(1H, m), 7.19(1H,
d, J=2.0Hz), 7.30(1H,dd, J=1.0, 7.6Hz), 7.62(1H,
d, J=8.3Hz), 11.9(1H, br-s), 13.1(1H, br-s).
【0100】参考例10 1−イソプロピル−2−インドールカルボン酸の合成 メチル 2−インドールカルボキシラート(6.00 g, 3
4.2 mmol )、60%水素化ナトリウム(1.36 g, 34.2
mmol )、ヨウ化イソプロピル(6.40 g, 37.7 mmol )
およびジメチルホルムアミド(100 ml)より、参考例4
の方法に準じて反応を行ない、メチル 1−イソプロピ
ル−2−インドールカルボキシラートとイソプロピル
1−イソプロピル−2−インドールカルボキシラートの
混合物を得た。この混合物と2N苛性ソーダ水溶液(15
0 ml)およびエタノール(150 ml)より、参考例9の方
法に準じて反応を行ない、1−イソプロピル−2−イン
ドールカルボン酸(3.71 g, 53.3 %)を得た。1 H nmr(DMSO-d6) δ; 1.58(6H, d, J=6.9Hz), 5.74-
5.85(1H, m), 7.05-7.11(1H, m), 7.19-7.28(2H, m),
7.64-7.72(2H, m), 12.9(1H, br-s).
【0101】参考例11 メチル 1−メチル−7−インドールカルボキシラート
の合成 a) エチル 7−カルボメトキシ−1−メチル−2−
インドールカルボキシラートの合成 参考例1の方法に準じた反応を行なうことにより得られ
たエチル−7−カルボメトキシ−2−インドールカルボ
キシラート(5.00g,20.2mmol)を60%水素化ナトリ
ウム(0.81g,20.2mmol)とジメチルホルムアミド(8
0ml)の懸濁液中に加え、室温にて攪拌し、透明な溶液
となった後、室温下ヨウ化メチル(5.74g,40.4mmol)
を滴下し、つづいて50℃にて1時間攪拌した。反応液
を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液
を水洗、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて分離精製することにより、エチル 7−カル
ボメトキシ−1−メチル−2−インドールカルボキシラ
ート(5.20g,98.5%)を得た。
【0102】b) 1−メチルインドール−2,7−ジ
カルボン酸の合成 エチル 7−カルボメトキシ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート(5.20g,19.9mmol),2N水酸
化ナトリウム水溶液(90ml)及びエタノール(150
ml)の混合物を3時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮
して得られた残渣中に氷水を加えてから2N塩酸を滴下
してゆき反応液を酸性とした。析出した固体を濾取し、
減圧下にて乾燥することにより1−メチルインドール−
2,7−ジカルボン酸(4.70g,>99%)を得た。
【0103】 c) 1−メチル−7−インドールカルボン酸の合成 1−メチルインドール−2,7−ジカルボン酸(4.60
g,21.0mmol),酸化銅(II)(0.5g)及びキノリン
(50ml)の混合物を180℃にて1時間加熱攪拌し
た。反応液を冷却後、2N塩酸(200ml)中に注ぎ、
酢酸エチルで抽出(3回)し、飽和食塩水で洗浄、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分
離精製することにより1−メチル−7−インドールカル
ボン酸(1.82g,49.0%)を得た。
【0104】d) メチル 1−メチル−7−インドー
ルカルボキシラートの合成 1−メチル−7−インドールカルボン酸(1.82g,10.4
mmol)のメタノール溶液(70ml)中に、0℃で塩化チ
オニル(3.09g,26.0mmol)を滴下した。反応液を2時
間加熱還流してから溶媒を減圧留去し、得られた残渣中
に氷水を注いだ。アンモニア水でアルカリ性としてか
ら、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液を水洗、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分
離精製することによりメチル 1−メチル−7−インド
ールカルボキシラート(1.16g,59.0%)を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.88(3H,s),3.96
(3H,s),6.54(1H,d,J=3.3Hz),7.10
(1H,t,J=7.6Hz),7.67(1H,d,J=7.
3Hz),7.75〜7.78(1H,m)。 参考例12 エチル−7−ベンジルオキシ−4−クロロ−2−インド
ールカルボキシラートの合成 a) 3−ベンジルオキシ−6−クロロ−2−ニトロト
ルエンの合成 4−クロロ−3−メチル−2−ニトロフェノール(1.50
g,8.00mmol),臭化ベンジル(1.50g ,8.80mmol),
炭酸カリウム(2.43g,17.6mmol)及びアセトン(70
ml)の混合物を2時間加熱還流した。次に不溶物を濾去
し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで分離精製することにより3−ベ
ンジルオキシ−6−クロロ−2−ニトロトルエン(2.22
g,>99%)を得た。
【0105】b) (3−ベンジルオキシ−6−クロロ
−2−ニトロフェニル)ピルビン酸エチルの合成 カリウムエトキシド(0.67g,7.92mmol)のジエチルエ
ーテル懸濁液(50ml)中に、室温にてシュウ酸ジエチ
ル(1.20g,7.92mmol)を滴下した。つづいて3−ベン
ジルオキシ−6−クロロ−2−ニトロトルエン(2.00
g,7.20mmol)を加え、室温にて4時間攪拌した。反応
液を1N塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出(2
回)し、抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製するこ
とにより、(3−ベンジルオキシ−6−クロロ−2−ニ
トロフェニル)ピルビン酸エチル(1.60g,53.5%)を
得た。
【0106】c) エチル 7−ベンジルオキシ−4−
クロロ−2−インドールカルボキシラートの合成 (3−ベンジルオキシ−6−クロロ−2−ニトロフェニ
ル)ピルビン酸エチル(1.60g,4.24mmol),20%三
塩化チタン水溶液(22.9g,29.7mmol)及びアセトン
(60ml)の混合物を室温にて3時間攪拌した。反応液
を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液
を飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製すること
により、エチル 7−ベンジルオキシ−4−クロロ−2
−インドールカルボキシラート(0.50g,35.8%)を得
た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39〜1.44(3H,
m),4.40(2H,dd,J=6.9,14.2Hz),5.18
(2H,s),6.69(1H,d,J=8.3Hz),7.01
(1H,d,J=8.3Hz),7.26〜7.27(1H,
m),7.35〜7.48(5H,m),9.15(1H,br−
s)。
【0107】参考例13 エチル−6−ベンジルオキシ−4−クロロ−2−インド
ールカルボキシラートの合成 a) エチル−3−(4−ベンジルオキシ−2−クロロ
フェニル)−2−アジドプロペノエートの合成 4−ベンジルオキシ−2−クロロベンズアルデヒド(5.
40g,21.9mmol)及びエチルアジドアセテート(11.3
g,87.6mmol)のエタノール溶液(70ml)を、−10
℃にてナトリウムエトキシド(5.95g,87.6mmol)のエ
タノール溶液(70ml)中にゆっくりと滴下した。さら
に−10℃にて5時間攪拌した後、反応温度を徐々に室
温まで上昇させた。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶
液(200ml)中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)
し、抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄、つづ
いて飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて分離精製することにより、エ
チル 3−(4−ベンジルオキシ−2−クロロフェニ
ル)−2−アジトプロペノエート(4.50g,57.5%)を
得た。
【0108】b) エチル−6−ベンジルオキシ−4−
クロロ−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 3−(4−ベンジルオキシ−2−クロロフェニ
ル−2−アジドプロペノエート(4.50g,12.6mmol)の
トルエン(100ml)溶液を3時間加熱還流した。反応
液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて分離精製することにより、エチル−
6−ベンジルオキシ−4−クロロ−2−インドールカル
ボキシラート(3.73g,89.9%)を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.38−1.43(3H,
m),4.35〜4.43(2H,m),5.09(2H,s),6.
79(1H,dd,J=0.7 ,2.0Hz),6.95(1H,
d,J=2.0Hz),7.23〜7.24(1H,m),7.31〜
7.45(5H,m),8.94(1H,br−s)。
【0109】参考例14 メチル 1−(2−カルバモイルエチル)−2−インド
ールカルボキシラートの合成 a) メチル 1−(2−シアノエチル)−2−インド
ールカルボキシラートの合成 メチル 2−インドールカルボキシラート(10.0g,5
7.1mmol)の1,4−ジオキサン(150ml)溶液中
に、アクリロニトリル(3.63g,68.4mmol)およびN−
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(40%
メタノール溶液,2.2ml)を加え、55℃にて1時間攪
拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を、酢酸
(5ml)および水(500ml)の混合液中に加え、水層
を塩化メチレンで抽出(2回)し、抽出液を水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて分離精製することにより、メチル 1−(2−シア
ノエチル)−2−インドールカルボキシラート(13.0
g)を得た。
【0110】b) メチル 1−(2−カルバモイルエ
チル)−2−インドールカルボキシラートの合成 メチル 1−(2−シアノエチル)−2−インドールカ
ルボキシラート(3.12g,13.7mmol),10%炭酸ナト
リウム水溶液(30ml),30%過酸化水素水(30m
l)およびアセトン(100ml)の混合物を、室温にて
4時間攪拌した。次に、反応液を0℃に冷却してから1
0%亜硫酸ナトリウム水溶液を滴下して過剰の過酸化物
を分解した。次に、減圧下にて、反応液中のアセトンを
大部分留去してから、濃縮液を酢酸エチルで抽出(3
回)し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製するこ
とにより、メチル 1−(2−カルバモイルエチル)−
2−インドールカルボキシラート(2.30g,68%)を
得た。
【0111】1Hnmr(CDCl3 )δ;2.75(2
H,ddd,J=1.7,5.9,7.6Hz),3.92(3
H,s),4.85(2H,ddd,J=1.7,5.9,7.6
Hz),5.37(1H,br−s),5.72(1H,br−
s),7.16(1H,ddd,J=1.0,6.9,7.4H
z),7.32(1H,d,J=1.0Hz),7.37(1H,
ddd,J=1.0,7.3,7.8Hz),7.53(1H,d
d,J=0.8,8.4Hz),7.67(1H,dt,J=1.
0,7.9Hz)。
【0112】参考例14の方法に準じて反応を行ない、
以下に示す化合物を合成した。 (1) エチル 1−(2−カルバモイルエチル)−4
−クロロ−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.43(3H,t,J=7.
3Hz),2.65−2.82(1H,m),4.39(2H,q,
J=7.3Hz),4.84(2H,ddd,J=1.0,6.
3,7.3Hz),5.45(1H,br−s),5.68(1
H,br−s),7.14(1H,d,J=7.9Hz),7.
26(1H,dd,J=7.6,8.2Hz),7.41(1H,
d,J=1.0Hz),7.45(1H,d,J=8.6H
z)。
【0113】参考例15 メチル 7−カルバモイルメトキシ−1−メチル−2−
インドールカルボキシラートの合成 a) メチル 7−ヒドロキシ−1−メチル−2−イン
ドールカルボキシラートの合成 メチル 7−ベンジルオキシ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート(2.31g,7.82mmol)を、テトラ
ヒドロフラン(50ml)およびメタノール(50ml)の
混合溶媒に溶かし、その後10%パラジウム/炭素(0.
5g)を加えた後、通常、常圧で接触還元した。反応終
了後、触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製す
ることにより、メチル 7−ヒドロキシ−1−メチル−
2−インドールカルボキシラート(1.63g,>99%)
を得た。
【0114】b) メチル 7−カルバモイルメトキシ
−1−メチル−2−インドールカルボキシラートの合成 メチル 7−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドール
カルボキシラート(0.50g,2.44mmol)を60%水素化
ナトリウム(0.01g,2.44mmol)とジメチルホルムアミ
ド(25ml)の懸濁液中に加え、室温にて攪拌し、透明
な液となった後、室温下にて2−クロロアセトアミド
(0.25g,2.68mmol)を加え、50℃にて1時間攪拌し
た。反応液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)
し、抽出液を水洗、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、
溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて分離精製することにより、メチル
7−カルバモイルメトキシ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート(0.54g,84.4%)を得た。1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.91(3H,s),4.41
(3H,s),4.67(2H,s),5.70(1H,br−
s),6.41(1H,br−s),6.70−6.73(1H,
m),7.03(1H,t,J=7.9Hz),7.62(1H,
s),7.31−7.34(1H,m)。
【0115】参考例15の方法に準じて反応を行い、以
下に示す化合物を合成した。 (1) メチル 1−メチル−7−(2−フェニルエト
キシ)−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;3.17−3.22(2H,
m),3.87(3H,s),4.24(3H,s),4.31−4.
36(2H,m),6.68(1H,d,J=7.6Hz),6.
94−7.00(1H,m),7.18−7.35(7H,m)。 (2) メチル 1−メチル−7−(3−フェニルプロ
ポキシ)−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;2.16−2.26(2H,
m),2.84−2.90(2H,m),3.89(3H,s),4.
07−4.12(2H,m),4.43(3H,s),6.64(1
H,d,J=6.9Hz),6.97(1H,t,J=7.9H
z),7.18−7.23(5H,m),7.25−7.33(2H,
m)。
【0116】(3) エチル 7−カルバモイルメトキ
シ−4−クロロ−1−メチル−2−インドールカルボキ
シラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.33−1.36(3H,
m)、4.29−4.37(5H,m),4.60(2H,s),6.
69(1H,d,J=8.3Hz),7.06(1H,dd,J
=0.7,8.2Hz),7.15(1H,d,J=0.7H
z),7.38(1H,br−s)、7.54(1H,br−
s)。 (4) エチル 4−クロロ−7−(2−ジメチルアミ
ノエトキシ)−1−メチル−2−インドールカルボキシ
ラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.44(3H,
m),2.36(6H,s),2.82(2H,t,J=5.9H
z),4.17(2H,t,J=5.9Hz),4.33−4.40
(5H,m),6.59(1H,d,J=8.3Hz),6.96
(1H,d,J=7.9Hz),7.30(1H,s)。
【0117】(5) エチル 6−カルバモイルメトキ
シ−1−メチル−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.38−1.43(3H,
m),4.03(3H,s),4.32−4.40(2H,m),4.
60(2H,s),5.61(1H,br−s),6.59(1
H,br−s),6.79(1H,d,J=2.3Hz),6.
84(1H,dd,J=2.3,8.6Hz),7.26−7.27
(1H,m),7.57−7.60(1H,m)。 (6) エチル−4−クロロ−1−メチル−7−〔2−
(N−ピロリジニル)エトキシ〕−2−インドールカル
ボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.44(3H,
m),1.79−1.84(4H,m),2.63−2.68(4H,
m),2.97−3.02(2H,m),4.20−4.24(2H,
m),4.33−4.41(5H,m),6.60(1H,d,J=
8.6Hz),6.97(1H,d,J=8.3Hz),7.31
(1H,s)。
【0118】(7) メチル 7−(3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノプロポキシ)−1−メチル−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.43(9H,s),2.09
(2H,t,J=6.3Hz),3.35−3.42(2H,
m),3.89(3H,s,),4.13−4.18(2H,m),
4.39(3H,s),4.73(1H,br−s),6.69(1
H,d,J=7.9Hz),6.96−7.02(1H,m),7.
21−7.26(2H,m)。 (8) エチル 7−(3−tert−ブトキシカルボニル
アミノプロポキシ)−4−クロロ−1−メチル−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.38−1.44(12H,
m),2.03−2.13(2H,m),3.33−3.40(2H,
m),4.12(2H,t,J=5.9Hz),4.33−4.41
(5H,m),4.70(1H,br−s),6.58(1H,
d,J=8.3Hz),6.96(1H,d,J=8.3H
z),7.31(1H,s)。
【0119】(9) エチル 6−(3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノプロポキシ)−1−メチル−2−イ
ンドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.37−1.42(3H,
m),1.45(9H,s),2.02(2H,dd,J=6.
3,12.5Hz),3.33−3.40(2H,m),4.02(3
H,s),4.10(2H,t,J=5.9Hz),4.35(2
H,dd,J=6.9,14.2Hz),4.78(1H,br−
s),6.76(1H,s),6.78−6.83(1H,m),7.
24−7.26(1H,m),7.53(1H,d,J=8.6H
z)。 (10) エチル 7−(2−tert−ブトキシカルボニル
アミノエトキシ)−4−クロロ−1−メチル−2−イン
ドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.44(3H,
m),1.45(9H,s),3.63(2H,dd,J=5.
3,10.6Hz),4.13(2H,t,J=5.3Hz),4.
30−4.41(5H,m),4.63−4.89(1H,m),6.58
(1H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,d,J=8.
3Hz),7.31(1H,s)。
【0120】(11) メチル 1−メチル−7−〔2−
(2−テトラヒドロピラニル)オキシエトキシ〕−2−
インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.52−1.85(6H,
m),3.50−3.58(1H,m),3.83−3.90(5H,
m),4.11−4.19(1H,m),4.26−4.30(2H,
m),4.42(3H,s),4.73−4.75(1H,m),6.
70−6.73(1H,m),7.01(1H,t,J=7.9H
z),7.22−7.26(2H,m)。 (12) エチル 4−クロロ−1−メチル−7−〔2−
(2−テトラヒドロピラニル)オキシエトキシ〕−2−
インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.42(3H,t,J=7.
3Hz),1.52−1.85(6H,m),3.51−3.56(1
H,m),3.81−3.91(2H,m),4.10−4.17(1
H,m),4.23−4.27(2H,m),4.33−4.40(5
H,m),4.72−4.73(1H,m),6.61(1H,d,
J=8.2Hz),6.96(1H,d,J=8.3Hz),7.
30(1H,s)。
【0121】(13) エチル 4−クロロ−7−(2:
3−イソプロピリデンジオキシプロポキシ)−1−メチ
ル−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.47(9H,
m),3.91−3.99(1H,m),4.06−4.23(3H,
m),4.33−4.41(5H,m),4.51−4.63(1H,
m),6.60(1H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,
d,J=8.3Hz),7.31(1H,s)。 (14) エチル 4−クロロ−1−メチル−7−〔4−
(2−テトラヒドロピラニル)オキシブトキシ〕−2−
インドールカルボキシラート1 Hnmr(CDCl3 )δ;1.39−1.44(3H,
m),1.52−1.85(8H,m),1.87−2.04(2H,
m),3.44−3.55(2H,m),3.79−3.91(2H,
m),4.10(2H,t,J=6.3Hz),4.33−4.41
(5H,m),4.58−4.61(1H,m),6.56(1H,
d,J=8.3Hz),6.96(1H,d,J=8.3H
z),7.30(1H,s)。
【0122】参考例16 エチル−4−カルボキシ−1−メチル−2−インドール
カルボキシラートの合成 a) エチル 4−ヒドロキシメチル−1−メチル−2
−インドールカルボキシラートの合成 エチル 1−メチル−4−(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシメチル−2−インドールカルボキシラート
(4.00g,12.6mmol)を2N塩酸(20ml)/テトラヒ
ドロフラン(60ml)の混合溶媒に溶かし、50℃にて
1時間攪拌した。反応液を氷水中に注ぎ、水層を酢酸エ
チルで抽出(3回)し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて分離精製することによりエチル 4
−ヒドロキシメチル−1−メチル−インドールカルボキ
シラート(2.90g,99%)を得た。
【0123】b) エチル 4−カルボキシ−1−メチ
ル−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 4−ヒドロキシメチル−1−メチル−インドー
ルカルボキシラート(0.70g,3.00mmol)をアセトン
(30ml)に溶かし、この溶液中に室温にてジョーンズ
試薬(酸化クロム(VI)(26.7g)を濃硫酸(23ml)
/水(40ml)に溶かし、全体を100mlに水で薄めて
調製した試薬)3.3mlを滴下し、さらに室温にて1時間
攪拌した。反応液を氷水中に注ぎ、水層をクロロホルム
で抽出(3回)し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分
離精製することにより、エチル 4−カルボキシ−1−
メチル−2−インドールカルボキシラート(0.38g,5
1.2%)を得た。1 Hnmr(DMSO−d6 )δ;1.34−1.40(3H,
m),4.08(3H,s),4.35(2H,dd,J=7.
3,14.2Hz),7.41−7.47(1H,m),7.72(1
H,s),7.82−7.89(2H,m),12.7(0.5H,b
r−s)。
【0124】参考例17 エチル 6−ベンジルオキシ−4−メチル−2−インド
ールカルボキシラートの合成 a) 4−ベンジルオキシ−2−メチル安息香酸の合成 5−ベンジルオキシ−2−ブロモトルエン (5.00g, 18.
9mmol)、金属マグネシウム (0.46g, 18.9mmol)、触媒量
のヨウ素及びテトラヒドロフラン(20ml)の混合物を2時
間加熱還流した。次に反応液を−50℃まで冷却してか
ら、二酸化炭素を30分間バブリングした。反応温度を
室温まで上昇させ、さらに室温にて2時間撹拌した。次
に、反応液をIN塩酸水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
(2回)し、抽出液を水で洗浄、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製することに
より、4−ベンジルオキシ−2−メチル安息香酸(1.40
g) を得た。 b) メチル 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンゾア
ートの合成 4−ベンジルオキシ−2−メチル安息香酸(1.40g, 5.78
mmol) 、塩化チオニル(1.37g, 11.6mmol) 及びメタノー
ル(50ml)を用い、参考例6に準じて反応を行ない、メチ
ル 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンゾアート(0.7
7g) を得た。 c) 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンジルアルコー
ルの合成 水素化アルミニウムリチウム(0.11g, 2.93mmol) のテト
ラヒドロフラン(20ml)懸濁液を0℃に冷却し、この懸濁
液中にメチル 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンゾ
アート(0.75g, 2.93mmol) のTHF(20ml)溶液を0℃に
て滴下した。反応液を0℃にて2時間撹拌した後、常法
による後処理を行なうことによって4−ベンジルオキシ
−2−メチルベンジルアルコール(0.66g) を得た。
【0125】d) 4−ベンジルオキシ−2−メチルベン
ズアルデヒドの合成 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンジルアルコール
(0.70g, 3.07mmol) 、二酸化マンガン(2.67g, 30.7mmo
l) 、メタノール(0.5ml) 及びクロロホルム(20ml)の混
合物を室温にて11時間撹拌した。次に不溶物を濾去し
て得られた濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて分離精製することによ
り、4−ベンジルオキシ−2−メチルベンズアルデヒド
(0.60g) を得た。 e) エチル 3−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフ
ェニル)−2−アジドプロペノエートの合成 4−ベンジルオキシ−2−メチルベンズアルデヒド(2.8
0g, 12.4mmol) 、エチルアジドアセテート(6.39g, 49.5
mmol) 、ナトリウムエトキシド(3.37g, 49.5mmol) 及び
エタノール(50ml)を用い、参考例13のa)に準じて反応
を行ない、エチル3−(4−ベンジルオキシ−2−メチ
ルフェニル)−2−アジドプロペノエート(3.24g) を得
た。
【0126】f) エチル 6−ベンジルオキシ−4−メ
チル−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 3−(4−ベンジルオキシ−2−メチルフェニ
ル)−2−アジドプロペノエート(3.22g) 及びトルエン
(100ml) を用い、参考例13のb)に準じて反応を行な
い、エチル 6−ベンジルオキシ−4−メチル−2−イ
ンドールカルボキシラート(2.66g) を得た。1 Hnmr (CDCl3 ) δ;1.38〜1.43(3H,m)、2.51(3H,s)、
4.38(2H,dd,J=6.9,14.2Hz)、5.09(2H,s)、6.72(2H,s)、
7.19(1H,d,J=2.3Hz)、7.29〜7.46(5H,m)、8.71(1H,br-
s) 。 参考例17の方法に準じて反応を行ない、以下に示す化
合物を合成した。 (1) エチル 6−ベンジルオキシ−4−トリフルオロメ
チル−2−インドールカルボキシラート1 Hnmr (CDCl3 ) δ;1.39〜1.44(3H,m)、4.37〜4.45(2
H,m)、5.14(2H,s)、7.05(1H,s)、7.23〜7.24(1H.m)、7.
30(1H,s)、7.35〜7.47(5H,m)、8.92(1H,br-s)。
【0127】
【実施例】
実施例1 1−メチル−2−インドロイルグアニジンの合成 ナトリウムメトキシド(4.85 g, 89.8 mmol )のメタノ
ール溶液(70 ml )中に、グアニジン・塩酸塩(8.58
g, 89.8 mmol )を加え、室温にて30分攪拌後、析出
した食塩を濾去して得られた溶液中に、メチル 1−メ
チル−2−インドールカルボキシラート(1.70 g, 8.97
mmol )を加え、続いてメタノールを減圧留去した。得
られた残渣を130℃にて5 分間加熱してから室温にて
1時間放置後、反応液中に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出
(3回)し、抽出液を水洗、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥後、溶媒を減圧留去して、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて分離精製することによ
り、目的の1−メチル−2−インドロイルグアニジンを
得た。これをクロロホルムに溶かし、塩化水素/エーテ
ルにて塩酸塩化することにより、1−メチル−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩(0.70 g, 30.8 %)を得
た。 mp 250℃以上. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 4.04(3H, s),
7.12-7.21(1H, m), 7.31-7.44(1H, m), 7.61(1H, d, J=
8.6Hz), 7.73(1H, d, J=7.9Hz), 7,89(1H, s), 8.5(2H,
br-s), 8.7(2H, br-s), 11.9(1H, br-s).
【0128】実施例2 1−メチル−5−インドロイルグアニジンの合成 メチル 1−メチル−5−インドールカルボキシラート
(1.00 g, 5.29 mmol)、グアニジン・塩酸塩(5.05 g,
52.9 mmol )およびナトリウムメトキシド(2.85 g, 5
2.9 mmol )のメタノール溶液(50 ml )より、実施例
1の方法に準じて反応を行ない、1−メチル−5−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩(0.92 g,68.9% )を得
た。 mp 260 ℃以上. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 3.86(3H,
s), 6.62-6.64(1H, m), 7.50(1H, d, J=3.3Hz), 7.61(1
H, d, J=8.9Hz), 7.91-7.95(1H, m), 8.44(2H, br-s),
8.47(1H, d, J=1.3Hz), 8.7(2H, br-s), 11.7(1H, br-
s).
【0129】実施例3 1−メチル−3−インドロイルグアニジンの合成 メチル 1−メチル−3−インドールカルボキシラート
(1.00 g, 5.29 mmol )、グアニジン・塩酸塩(5.05
g, 52.9 mmol )およびナトリウムメトキシド(2.85 g,
52.9 mmol )のメタノール溶液(50 ml )より、実施
例1の方法に準じて反応を行ない、1−メチル−3−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩(0.48g, 35.9%)を得
た。 mp 252ー253℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 3.91(3H, s),
7.25-7.37(2H, m), 7.58-7.61(1H, m), 8.15(1H, dd,
J=1.3, 6.6Hz), 8.3(2H, br-s), 8.6(2H, br-s),8.78(1
H, s), 11.8(1H, br-s).
【0130】実施例4 1−メチル−4−インドロイルグアニジンの合成 メチル 1−メチル−4−インドールカルボキシラート
(0.85 g, 4.49 mmol)、グアニジン・塩酸塩(4.29g,
44.9 mmol)およびナトリウムメトキシド(2.43 g, 44.
9 mmol )のメタノール溶液(50 ml )より、実施例1
の方法に準じて反応を行ない、1−メチル−4−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩(0.75g, 66.1%)を得た。 mp 186ー187℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 3.88(3H, s),
6.97(1H, d, J=3.0Hz),7.92-7.35(1H, m), 7.56(1H, d,
J=3.0Hz), 7.84(1H, d, J=7.9Hz), 7.98(1H, d, J=7.6
Hz), 8.5(2H, br-s), 8.7(2H, br-s), 11.7(1H, br-s).
【0131】実施例5 4−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
の合成 メチル 4−クロロ−1−メチル−2−インドールカル
ボキシラート(2.00 g, 8.94 mmol )、グアニジン・塩
酸塩(8.54g, 89.4 mmol)およびナトリウムメトキシド
(4.83g, 89.4 mmol)のメタノール溶液(50 ml )よ
り、実施例1の方法に準じて反応を行ない、4−クロロ
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩
(1.06g, 41.3%)を得た。 mp 288ー290℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 4.05(3H, s),
7.24(1H, d, J=7.6Hz),7.35-7.41(1H, m), 7.62(1H, d,
J=8.6Hz), 7.98(1H, s), 8.56(2H, br-s), 8.63(2H, b
r-s), 12.0(1H, br-s).
【0132】実施例1の方法に準じて反応を行ない、以
下の実施例6〜81の化合物を合成した。 実施例6 5−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 43.6 %. mp 281-282 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.03(3H, s), 7.39(1H, dd, J=2.0, 8.9Hz), 7.67
(1H, d, J=8.9Hz), 7.77(1H, s), 7.81(1H, d, J=1.7H
z), 8.5(2H, br-s), 8.6(2H, br-s), 11.9(1H, br-s). 実施例7 6−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 59.6 %. mp 290-294 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.02(3H, s), 7.17(1H, dd, J=2.0, 8.6Hz), 7.74
-7.77(2H, m), 7.84(1H, s), 8.5(2H, br-s), 8.6(2H,
br-s), 11.9(1H, br-s). 実施例8 7−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 56.5 %. mp 243-244 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.33(3H, s), 7.11-7.17(1H, m), 7.41(1H, d, J=
7.6Hz), 7.71(1H, d, J=7.9Hz), 7.81(1H, s), 8.5(2H,
br-s), 8.6(2H, br-s), 12.0(1H, br-s).
【0133】実施例9 1,4−ジメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 32.5 %. mp 279-280 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 2.53(3H, s), 4.02(3H, s), 6.96(1H, d, J=6.9H
z), 7.26-7.32(1H, m), 7.41(1H, d, J=8.3Hz), 7.99(1
H, s), 8.5(2H, br-s), 8.7(2H, br-s), 11.9(1H, br-
s). 実施例10 1,5−ジメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 30.5 %. mp 281-282 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 2.41(3H, s), 4.00(3H, s), 7.23(1H, d, J=8.9H
z), 7.48-7.51(2H, m), 7.79(1H, s), 8.5(2H, br-s),
8.7(2H, br-s), 11.9(1H, br-s). 実施例11 1,6−ジメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 63.1 %. mp 267-269 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 2.47(3H, s), 3.99(3H, s), 7.02(1H, d, J=8.3H
z), 7.41(1H, s), 7.61-8.00(2H, m), 8.4(2H, br-s),
8.5(2H, br-s), 11.6(1H, br-s).
【0134】実施例12 1,7−ジメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 27.3 %. mp 271-273 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 2.78(3H, s), 4.25(3H, s), 6.99-7.11(2H, m),
7.53(1H, d, J=7.6Hz), 7.70(1H, s), 8.4(2H, br-s),
8.6(2H, br-s), 11.8(1H, br-s). 実施例13 5−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率: 50.1 %. mp 235-236 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 3.80(3H, s), 4.01(3H, s), 7.03-7.07(1H, m),
7.16(1H, d, J=2.3Hz), 7.52(1H, d, J=8.9Hz), 7.75(1
H, s), 8.4(2H, br-s), 8.7(2H, br-s), 11.8(1H, br-
s).
【0135】実施例14 1−メチル−6−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 62.1 %. mp 297ー298 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 3.94(3H, s), 6.55(1H, dd, J=0.7, 3.0Hz), 7.61
(1H, d, J=3.0Hz), 7.67-7.78(2H, m), 8.4(2H, br-s),
8.6(1H, s), 8.9(2H, br-s), 12.0(1H, br-s).
【0136】実施例15 1−ベンジル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 54.9 %. mp 228-229 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 5.86(2H, s), 7.03(2H, d, J=6.6Hz), 7.17-7.39
(4H, m), 7.57(1H, d, J=8.3Hz), 7.78(1H, d, J=7.9H
z), 7.98(1H, s), 8.4(2H, br-s), 8.6(2H, br-s), 11.
9(1H, br-s). 実施例16 1−ベンジル−3−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 66.2 %. mp 252-253 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 5.53(2H, s), 7.23-7.37(7H, m), 7.62-7.66(1H,
m), 8.15-8.18(1H, m), 8.3(2H, br-s), 8.6(2H, br-
s), 8.95(1H, s), 11.8(1H, br-s). 実施例17 1−イソプロピル−3−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 49.7 %. mp 221-223 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 1.51(6H, d, J=6.6Hz), 4.85-4.90(1H, m), 7.24-
7.34(2H, m), 7.67(1H, d, J=7.6Hz), 8.14-8.17(1H,
m), 8.3(2H, br-s), 8.6(2H, br-s), 9.12(1H, s), 11.
9(1H, br-s).
【0137】実施例18 2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 61.9 %. mp 192-194 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 7.09-7.14(1H, m), 7.28-7.34(1H, m), 7.49(1H,
d, J=8.3Hz), 7.71(1H, d, J=8.3Hz), 8.5(2H, br-s),
8.7(2H, br-s), 12.06(1H, br-s), 12.13(1H, br-s).. 実施例19 3−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 42.2 %. mp 287 ℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ;
7.20-7.29(2H, m), 7.53(1H, dd, J=1.7, 6.6Hz), 8.12
-8.16(1H, m), 8.3(2H, br-s), 8.7(2H, br-s), 8.83(1
H, d, J=3.3Hz), 11.8(1H, br-s), 12.2(1H, br-s). 実施例20 5−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率: 55.9 %. mp 219-222 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 6.61-6.63(1H, m), 7.50-7.56(2H, m), 7.85-7.89
(1H, m), 8.45(2H, br-s), 8.49(1H, d, J=1.7Hz),8.75
(2H, br-s), 11.6(1H, br-s), 11.7(1H, br-s).
【0138】実施例21 1−イソプロピル−5−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率: 72.5 %. mp 219 ℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ;
1.48(6H, d, J=6.6Hz), 4.81-4.88(1H, m), 6.67(1H,
d, J=3.3Hz), 7.68-7.71(2H, m), 7.89-7.93(1H, m),
8.3-8.6(3H, m),8.7(2H, br-s), 11.7(1H, br-s). 実施例22 4−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率: 54.5 %. mp 281-282 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 3.93(3H, s), 4.01(3H, s), 6.62(1H, d, J=7.9H
z), 7.16(1H, d, J=8.6Hz), 7.30-7.36(1H, m), 7.83(1
H, s), 8.5(2H, br-s), 8.6(2H, br-s), 11.7(1H, br-
s). 実施例23 6−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率: 75.5 %. mp 272 ℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ;
3.87(3H, s), 4.00(3H, s), 6.81(1H, dd, J=2.0, 8.9H
z), 7.05(1H, d, J=2.0Hz), 7.59(1H, d, J=8.9Hz), 7.
84(1H, s), 8.4(2H, br-s), 8.7(2H, br-s), 11.8(1H,
br-s).
【0139】実施例24 1−メチル−4−ニトロ−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 97.7 %. mp 292-293 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.14(3H, s), 7.59-7.65(1H, m), 8.16(1H, m),
8.20-8.28(2H, m), 8.5(4H, br-s), 11.8(1H, br-s). 実施例25 1−メチル−6−ニトロ−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 68.4 %. mp 279-283 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.15(3H, s), 7.89(1H, s), 7.95-8.03(2H, m),
8.51-8.66(5H, m), 12.1(1H, br-s). 実施例26 1−メチル−7−ニトロ−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 66.8 %. mp 268-270 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 3.83(3H, s), 7.36(1H, t, J=7.9Hz), 7.98(1H,
s), 8.06(1H, dd, J=1.0, 7.9Hz), 8.19(1H, dd, J=1.
0, 7.9Hz), 8.44-8.74(4H, m), 12.2(1H, br-s).
【0140】実施例27 1−メチル−5−ニトロ−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 73.6 %. mp 294-295 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.09(3H, s), 7.86-7.91(2H, m), 8.23(1H, dd, J
=2.3, 9.2Hz), 8.49(4H, br-s), 8.83(1H, d, J=2.3H
z), 11.9(1H, br-s). 実施例28 1−メチル−7−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:37.4% mp203−204℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.78(3H,s),6.60(1H,
d,J=3.3Hz),7.16(1H,t,J=7.6H
z),7.44(1H,d,J=3.0Hz),7.53(1H,
d,J=7.6Hz),7.85(1H,d,J=7.9H
z),8.44(2H,br−s),8.52(2H,br−
s),11.90 (1H,br−s)。
【0141】実施例29 1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率:57.8% mp283−285℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.10(3H,s),7.52−7.58(2
H,m),7.91(1H,s),7.98−8.01(1H,
m),8.4−8.8(4H,m),11.99 (1H,br−
s)。 実施例30 5−フルオロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:60.8% mp278−281℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.03(3H,s),7.25−7.33(1
H,m),7.54(1H,dd,J=2.3,9.6Hz),
7.69(1H,dd,J=4.6,9.2Hz),7.82(1
H,s),8.51(2H,br−s),8.69(2H,br
−s),11.98 (1H,br−s)。
【0142】実施例31 5−エトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:30.9% mp234−236℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.35(3H,t,J=6.9Hz),
3.99(3H,s),4.05(2H,dd,J=6.9,14.2
Hz),7.05(1H,dd,J=2.3,9.2Hz),7.
16(1H,d,J=2.3Hz),7.54(1H,d,J=
8.9Hz),7.73(1H,s),8.42(2H,br−
s),8.65(2H,br−s),11.81 (1H,br−
s)。 実施例32 5−ベンジルオキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:45.2% mp249−251℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.99(3H,s),5.14(2H,
s),7.12−7.16(1H,m),7.28−7.58(7H,
m),7.67(1H,s),8.28−8.68(4H,m),1
1.71 (1H,brs)。 実施例33 1−メチル−6−トリフルオロメチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率:44.4% mp255−257℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.11(3H,s),7.44(1H,d
d,J=1.3,8.6Hz),7.97(1H,d,J=8.6
Hz),8.10(1H,s),8.48(2H,br−s),
8.63(2H,br−s),12.03 (1H,br−s)。
【0143】実施例34 7−ベンジルオキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:53.5% mp221−222℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.27(3H,s),5.26(2H,
s),6.97−7.08(2H,m),7.27−7.56(5H,
m),7.72(1H,s),8.43(2H,br−s),8.
60(2H,br−s),11.80 (1H,br−s)。 実施例35 1−(2−ナフチルメチル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:56.4% mp254−255℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;6.02(2H,s),7.17−7.27(2
H,m),7.32−7.38(1H,m),7.43−7.48(3
H,m),7.60(1H,d,J=7.9Hz),7.73−7.
86(4H,m),8.07(1H,s),8.43(2H,br
−s),8.67(2H,br−s),12.04 (1H,br
−s)。 実施例36 1−(2−フェニルエチル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:55.1% mp262−264℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.97−3.03(2H,m),4.73−4.
79(2H,m),7.13−7.24(6H,m),7.32−7.38
(1H,m),7.59(1H,d,J=7.9Hz),7.73
(1H,d,J=7.9Hz),7.84(1H,s),8.43
(2H,br−s),8.62(2H,br−s),11.78
(1H,br−s)。
【0144】実施例37 1−(4−ブロモベンジル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:53.3% mp260−263℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;5.82(2H,s),6.99(2H,
d,J=8.3Hz),7.17−7.23(1H,m),7.35−
7.40(1H,m),7.47(2H,d,J=8.3Hz),
7.57(1H,d,J=8.3Hz),7.79(1H,d,J
=7.9Hz),8.06(1H,s),8.47(2H,br−
s),8.69(2H,br−s),12.07 (1H,br−
s)。 実施例38 1−(4−ニトロベンジル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:42.7% mp245−247℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;5.98(2H,s),7.20−7.27(3
H,m),7.39(1H,t,J=7.3Hz),7.56(1
H,d,J=8.3Hz),7.82(1H,d,J=7.9H
z),8.05(1H,s),8.16(2H,d,J=8.6H
z),8.41(2H,br−s),8.61(2H,br−
s),12.02 (1H,br−s)。 実施例39 1−(4−メトキシベンジル)−2−インドロルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:54.8% mp239−240℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.68(3H,s),5.78(2H,
s),6.82(2H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,
t,J=7.3Hz),7.34−7.40(1H,m),7.61
(1H,d,J=8.6Hz),7.77(1H,d,J=7.
9Hz),7.92(1H,s),8.43(2H,br−
s),8.60(2H,br−s),11.89 (1H,br−
s)。
【0145】実施例40 1−(3−フェニルプロピル)−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率:39.0% mp147−148℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.97−2.13(2H,m),5.62(2
H,t,J=8.0Hz),4.59(2H,t,J=7.0H
z),7.11−7.34(6H,m),7.40(1H,dt,J
=1.0,8.0Hz),7.57(1H,d,J=8.0H
z),7.76(1H,d,J=8.0Hz),7.81(1H,
s),8.25−8.70(4H,m),11.75 (1H,br−
s)。 実施例41 1−(4−フェニルブチル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:51.0% mp154−155℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.43−1.65(2H,m),1.65−1.
68(2H,m),2.57(2H,t,J=8.0Hz),4.
58(1H,t,J=7.0Hz),7.03−7.32(6H,
m),7.39(1H,dt,J=1.0,8.0Hz),7.63
(1H,d,J=8.0Hz),7.73(1H,d,J=8.
0Hz),7.92(1H,s),8.20−9.00(4H,
m),11.95 (1H,br−s)。
【0146】実施例42 1−イソプロピル−6−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率:37.7% mp218−220℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.51(6H,d,J=6.6Hz),
4.92−5.02(1H,m),6.59(1H,d,J=3.0H
z),7.66−7.81(3H,m),8.41(2H,br−
s),8.66(1H,s),8.86(2H,br−s),1
2.04 (1H,br−s)。 実施例43 1−ベンジル−6−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:44.5% mp227−228℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;5.57(2H,s),6.62(1H,
d,J=3.0Hz),7.24−7.32(5H,m),7.69−
7.79(2H,m),7.81(1H,d,J=3.0Hz),
8.43(2H,br−s),8.71(1H,s),8.86(2
H,br−s),12.06 (1H,br−s)。 実施例44 1−イソプロピル−4−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率:49.0% mp95−97℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;1.48(6H,d,J=6.6Hz),4.87
(1H,m),7.01(1H,d,J=3.0Hz),7.26
−7.31(1H,m),7.72(1H,d,J=3.3H
z),7.91(1H,d,J=8.3Hz),8.02(1H,
d,J=7.6Hz),8.54(2H,br−s),8.83
(2H,br−s),11.85 (1H,br−s)。
【0147】実施例45 1−ベンジル−4−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:42.6% mp203−205℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;5.52(2H,s),7.03(1H,
d,J=3.0Hz),7.17−7.32(6H,m),7.74
(1H,t,J=1.7Hz),7.84(1H,d,J=7.
9Hz),7.98(1H,d,J=7.6Hz),8.48(2
H,br−s),8.77(2H,br−s),11.79 (1
H,br−s)。 実施例46 4−ベンジルオキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:57.6% mp260℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.01(3H,s),5.26(2H,s),6.75
(1H,d,J=7.6Hz),7.20(1H,d,J=8.
6Hz),7.30−7.54(6H,m),7.75(1H,
s),8.40(4H,br−s),11.41 (1H,br−
s)。 実施例47 1,3−ジメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸
塩 収率:55.5% mp228−229℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.56(3H,s),3.84(3H,
s),7.12−7.18(1H,m),7.34−7.40(1H,
m),7.53(1H,d,J=8.3Hz),7.69(1H,
d,J=7.9Hz),8.61−8.68(4H,m),11.67
(1H,br−s)。
【0148】実施例48 1−メチル−7−フェニル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:58.9% mp265−267℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.07(3H,s),7.27(1H,
d,J=7.3Hz),7.41−7.75(7H,m),7.89
(1H,s),8.50(4H,br−s),11.77 (1
H,br−s)。 実施例49 4−アセチル−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:45.4% mp288−289℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.71(3H,s),4.07(3H,
s),7.50−7.56(1H,m),7.91−7.97(2H,
m),8.25(1H,s),8.53(4H,br−s),1
1.71 (1H,br−s)。 実施例50 6−ベンジルオキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:42.7% mp269−270℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.99(3H,s),5.20(2H,
s),6.89(1H,d,J=10.6Hz),7.22(1H,
s),7.35−7.58(6H,m),7.62−7.67(1H,
m),8.4(4H,br−s),11.35 (1H,br−
s)。
【0149】実施例51 4−エトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:69.8% mp262−263℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.42(3H,t,J=6.9Hz),
3.99(3H,s),4.19(2H,q,J=6.9Hz),
6.62(1H,d,J=7.6Hz),7.16(1H,d,J
=8.6Hz),7.28−7.34(1H,m),7.77(1H,
s),8.51(4H,br−s),11.60 (1H,br−
s)。 実施例52 1−(2−カルバモイルエチル)−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:30.0% mp285−286℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.55(2H,t,J=7.3Hz),
4.74(2H,t,J=7.3Hz),6.85(1H,br−
s),7.17(1H,t,J=6.9Hz),7.33(1H,
br−s),7.39(1H,ddd,J=1.0 ,7.3,7.
8 Hz),7.70(2H,dd,J=8.4,17.7Hz),
7.82(1H,s),8.46(2H,br−s),8.64(2
H,br−s),11.85 (1H,br−s)。 実施例53 1−プロピル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:53.2% mp218−219℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;0.85(3H,t,J=7.6Hz),
1.66−1.77(2H,m),4.51(2H,dd,J=6.
9,7.6Hz),7.10−7.23(1H,m),7.32−7.45
(1H,m),7.65(1H,d,J=8.6Hz),7.73
(1H,d,J=7.9Hz),7.97(1H,s),8.52
(2H,br−s),8.77(2H,br−s),12.01
(1H,br−s)。
【0150】実施例54 1−(2−メトキシエチル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:15.0% mp174−176℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.16(3H,s),3.63(2H,
t,J=5.3Hz),4.72(2H,t,J=5.3H
z),7.11−7.22(1H,m),7.31−7.44(1H,
m),7.66(1H,d,J=8.6Hz),7.72(1H,
d,J=7.9Hz),7.89(1H,s),8.49(2H,
br−s),8.70(2H,br−s),11.96 (1H、
br−s)。 実施例55 4−フルオロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率:53.1% mp281−282℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.04(3H,s),6.97(1H,d
d,J=7.6,10.2Hz),7.35−7.43(1H,m),
7.50(1H,d,J=8.3Hz),7.89(1H,s),
8.48−8.60(4H,m),11.92 (1H,br−s)。 実施例56 4−ブロモ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率:58.2% mp306−307℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.04(3H,s),7.30−7.36(1
H,m),7.42(1H,d,J=7.6Hz),7.69(1
H,d,J=8.6Hz),7.78(1H,s),8.56(4
H,br−s),11.91 (1H,br−s)。
【0151】実施例57 4−イソブチロキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:58.1% mp245−247℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.05(6H,d,J=6.9Hz),
2.06−2.16(1H,m),3.90(2H,d,J=6.3H
z),3.99(3H,s),6.61(1H,d,J=7.9H
z),7.16(1H,d,J=8.6Hz),7.28−7.34
(1H,m),7.84(1H,s),8.51(4H,br−
s),11.65 (1H,br−s)。 実施例58 4−イソプロポキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:62.3% mp269−270℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.35(6H,d,J=5.9Hz),
3.99(3H,s),4.75−4.84(1H,m),6.65(1
H,d,J=7.6Hz),7.14(1H,d,J=8.6H
z),7.28−7.34(1H,m),7.75(1H,s),8.
53(4H,br−s),11.59 (1H,br−s)。
【0152】実施例59 1−メチル−7−(2−フェニルエトキシ)−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:24.3% mp155−156℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.21(2H,t,J=6.3Hz),
4.13(3H,s),4.43(2H,t,J=6.3Hz),
6.95(1H,d,J=7.9Hz),7.08(1H,t,J
=7.9Hz),7.25−7.44(6H,m),7.60(1H,
s,)8.44(4H,br−s),11.62 (1H,br−
s)。 実施例60 1−メチル−7−(3−フェニルプロポキシ)−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:46.1% mp165−166℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.12−2.17(2H,m),2.79−2.
85(2H,m),4.09−4.13(2H,m),4.31(3
H,s),6.83(1H,m),7.00−7.05(1H,
m),7.19−7.32(6H,m),7.69(1H,s),8.
56(4H,br−s),11.75 (1H,br−s)。
【0153】実施例61 7−ベンジルオキシ−4−クロロ−1−メチル−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:54.4% mp264℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.27(3H,s),5.26(2H,s),6.96
(1H,d,J=8.6Hz),7.11(1H,d,J=8.
3Hz),7.32−7.54(5H,m),7.78(1H,
s),8.5−8.6(4H,m),11.94 (1H,br−
s)。 実施例62 4−カルボキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率:40.5% mp302−303℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.07(3H,s),7.48−7.54(1
H,m),7.86−7.95(2H,m),8.10(1H,
s),8.3−8.7(4H,m),11.58 (1H,br−
s),13.0(0.7H,br−s)。 実施例63 7−カルバモイルメトキシ−1−メチル−2−インドロ
イルグアニジン・塩酸塩 収率:56.7% mp268−269℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.32(3H,s),4.61(2H,
s),6.76(1H,d,J=7.9Hz),7.03(1H,
t,J=7.9Hz),7.30(1H,d,J=7.6H
z),7.40(1H,br−s),7.58(1H,br−
s),7.68(1H,s),8.54(4H,m),11.74
(1H,br−s)。
【0154】実施例64 7−カルバモイルメトキシ−4−クロロ−1−メチル−
2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:29.7% mp270−271℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.33(3H,s),4.61(2H,
s),6.73(1H,d,J=8.3Hz),7.10(1H,
d,J=8.3Hz),7.39(1H,br−s),7.58
(1H,br−s),7.74(1H,s),8.57(4H,
br−s),11.93 (1H,br−s)。 実施例65 4−クロロ−7−(2−ジメチルアミノエトキシ)−1
−メチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:50.8% mp287−288℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.86(6H,d,J=5.0Hz),
3.62−3.64(2H,m),4.29(3H,s),4.51−4.
55(2H,m),6.92(1H,d,J=8.2Hz),7.
14(1H,d,J=8.3Hz),7.88(1H,s),8.
6−8.9(4H,m),11.01 (1H,br−s),1
2.13 (1H,br−s)。 実施例66 6−カルバモイルメトキシ−1−メチル−2−インドロ
イルグアニジン・塩酸塩 収率:26.8% mp275℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;3.98(3H,s),4.53(2H,s),6.90
−6.95(1H,m),7.11(1H,d,J=2.0H
z),7.45(1H,br−s),7.58(1H,br−
s),7.65(1H,d,J=8.9Hz),7.77(1H,
s),8.38−8.58(4H,m),11.72 (1H,br−
s)。
【0155】実施例67 1−メチル−6−(2−フェニルエトキシ)−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:48.6% mp219−221℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.07−3.12(2H,m),3.97(3
H,s),4.29(2H,t,J=6.9Hz),6.79−6.
83(1H,m),7.11(1H,d,J=2.0Hz),7.
23−7.39(5H,m),7.60(1H,d,J=8.6H
z),7.74(1H,s),8.36−8.56(4H,m),1
1.67 (1H,br−s)。 実施例68 1−メチル−6−(3−フェニルプロポキシ)−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:72.4% mp232−233℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.02−2.13(2H,m),2.75−2.
81(2H,m),3.97(3H,s),4.07(2H,t,
J=6.3Hz),6.82−6.86(1H,m),7.06(1
H,d,J=1.7Hz),7.16−7.33(5H,m),7.
61(1H,d,J=8.9Hz),7.75(1H,s),8.
36−8.58(4H,m),11.69 (1H,br−s)。 実施例69 1−メチル−6−メチルスルホニル−2−インドロイル
グアニジン・塩酸塩 収率:30.7% mp303−304℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.25(3H,s),4.12(3H,
s),7.65(1H,dd,J=1.3,8.6Hz),7.97
−8.00(2H,m),8.24(1H,s),8.57(2H,
br−s),8.74(2H,br−s),12.23(1H,b
r−s)。
【0156】実施例70 1−メチル−4−メチルスルホニル−2−インドロイル
グアニジン・塩酸塩 収率:19.4% mp313−314℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.30(3H,s),4.10(3H,
s),7.60(1H,dd,J=7.6,8.3Hz),7.72
−7.75(1H,m),8.04−8.07(2H,m),8.63
(4H,br−s),12.29 (1H,br−s)。 実施例71 4−クロロ−1−(2−メトキシエチル)−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率:27.0% mp147−150℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.15(3H,s),3.63(2H,
t,J=5.3Hz),4.73(2H,t,J=5.3H
z),7.26(1H,d,J=6.9Hz),7.31−7.44
(1H,m),7.66(1H,d,J=8.6Hz),7.94
(1H,s),8.60(2H,br−s),8.67(2H,
br−s),12.05 (1H,br−s)。 実施例72 1−(2−カルバモイルエチル)−4−クロロ−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:11.0% mp295℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.56(2H,t,J=6.9Hz),4.76(2
H,t,J=6.9Hz),6.84(1H,br−s),7.
26(1H,d,J=7.7Hz),7.30−7.46(2H,
m),7.68(1H,d,J=8.2Hz),7.89(1H,
s),8.56(2H,br−s),8.62(2H,br−
s),11.95 (1H,br−s)。
【0157】実施例73 4−クロロ−1−メチル−7−〔2−(N−ピロリジニ
ル)エトキシ〕−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:53.8% mp250℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;1.93−2.03(4H,m),3.0−3.2(2
H,m),3.61−3.71(4H,m),4.30(3H,
s),4.51−4.54(2H,m),6.92(1H,d,J=
8.2Hz),7.14(1H,d,J=8.3Hz),7.85
(1H,s),8.6−8.7(4H,m),11.20 (1
H,br−s),12.07 (1H,br−s)。 実施例74 4−クロロ−7−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−
1−メチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:35.4% mp250℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.24−2.30(2H,m),2.78(6H,
s),3.2−3.3(2H,m),4.20(2H,t,J=
5.9Hz),4.29(3H,s),6.85(1H,d,J=
8.3Hz),7.11(1H,d,J=8.3Hz),7.82
(1H,s),8.5−8.7(4H,m),10.74(1
H,brs),12.04 (1H,br−s)。 実施例75 7−〔2−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エトキ
シ〕−4−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率:43.5% mp230℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.80(3H,s),3.61(2H,br−
s),4.20(3H,s),4.40−4.57(4H,m),6.
89(1H,d,J=8.3Hz),7.13(1H,d,J=
8.3Hz),7.45−7.47(3H,m),7.6−7.7(2
H,m),7.82(1H,s),8.5−8.7(4H,
m),11.10 (1H,br−s),12.04 (1H,br
−s)。
【0158】実施例76 4−イソプロペニル−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率:41.5% mp235℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.24(3H,s),4.03(3H,s),5.35
−5.36(1H,m),5.48(1H,d,J=1.0H
z),7.15(1H,dd,J=0.7,7.3Hz),7.38
(1H,dd,J=7.3,8.6Hz),7.56(1H,
d,J=8.6Hz),8.07(1H,s),8.45−8.70
(4H,m),12.03 (1H,br−s)。 実施例77 4−イソプロピル−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率:75.6% mp255℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;1.35(6H,d,J=6.9Hz),3.27−3.
37(1H,m)、4.02(3H,s),7.03(1H,d,
J=6.9Hz),7.31−7.37(1H,m),7.44(1
H,d,J=8.6Hz)、8.08(1H,s),8.42−8.
70(4H,m),11.97 (1H,br−s)。 実施例78 1−(2−ジエチルアミノエチル)−2−インドロイル
グアニジン・塩酸塩 収率:19.3% mp250℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;1.28(6H,t,J=7.3Hz),3.10−3.
43(6H,m),4.88−5.10(2H,m),7.23(1
H,t,J=7.6Hz),7.46(1H,ddd,J=1.
0,8.3,8.7Hz),7.76(1H,d,J=7.6H
z),7.94(1H,d,J=8.7Hz),8.09(1H,
br−s),8.61(2H,br−s),8.79(2H,b
r−s),11.27 (1H,br−s),12.3(1H,b
r−s)。
【0159】実施例79 4−クロロ−1−(2−ジエチルアミノエチル)−2−
インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:36.0% mp260−261℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;1.28(6H,t,J=7.3Hz),
3.10−3.48(6H,m),4.90−5.15(2H,m),7.
31(1H,d,J=7.7Hz),7.45(1H,dd,J
=7.7,8.3Hz),7.98(1H,d,J=8.3H
z),8.14(1H,br−s),8.72(2H,br−
s),8.75(2H,br−s),11.38 (1H,br−
s),12.33 (1H,br−s)。 実施例80 1−(2−ジメチルアミノエチル)−2−インドロイル
グアニジン・塩酸塩 収率:27.0% mp239−242℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.84(6H,s),3.23−3.53(2
H,m),4.85−5.08(2H,m),7.23(1H,d
d,J=7.3,7.9Hz),7.41−7.43(1H,m),
7.77(1H,d,J=7.9Hz),7.88(1H,d,J
=8.3Hz),8.11(1H,s),8.64(2H,br−
s),8.81(2H,br−s),11.09 (1H,br−
s),12.26(1H,br−s)。
【0160】実施例81 4−クロロ−1−(2−ジメチルアミノエチル)−2−
インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率:26.0% mp245−248℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.84(6H,s),3.31−3.52(2
H,m),4.88−5.08(2H,m),7.32(1H,d,
J=7.6Hz),7.46(1H,dd,J=7.6,8.3H
z),7.91(1H,d,J=8.3Hz),8.16(1H,
s),8.71(2H,br−s),8.77(2H,br−
s),11.19 (1H,m),12.32 (1H,br−
s)。 実施例82 1−ベンジル−5−インドロイルグアニジンの合成 ナトリウムメトキシド(1.26 g, 23.4 mmol )のメタノ
ール溶液(50 ml )中に、グアニジン・塩酸塩(2.24
g, 23.4 mmol )を加えて溶かし、次いでベンジル 1
−ベンジル−5−インドールカルボキシラート(0.80
g, 2.34 mmol )を加えた後、50〜60℃にて30時
間加熱攪拌した。メタノールを減圧留去して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製
することにより、目的の1−ベンジル−5−インドロイ
ルグアニジンを得た。これを2N塩酸水溶液にて塩酸塩
化することにより、1−ベンジル−5−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩(0.08 g, 10.4 %)を得た。 mp 216-222℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 5.51(2H, s),
6.69(1H, d, J=2.6Hz),7.20-7.34(5H, m), 7.62-7.68(2
H, m), 7.88(1H, dd, J=1.7, 8.9Hz), 8.43-8.48(3H,
m), 8.72(2H, br-s), 11.7(1H, br-s).
【0161】実施例83 7−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 a)2−メトキシアニリン(24.6 g, 0.20 mmol) 、亜硝
酸ナトリウム(15.2 g,0.22 mmol) 、濃塩酸(84 ml) 、
エチル 2−メチルアセトアセタート(28.8 g,0.20 mmo
l) 、およびエタノール(20 ml) より、参考例1−a)
の方法に準じて反応を行い、粗エチル 2−(2−メト
キシフェニルヒドラゾノ)プロピオナート(23.0 g)を得
た。 b)上記で得た粗エチル 2−(2−メトキシフェニル
ヒドラゾノ)プロピオナート(23.0 g)を10%塩化水素
/エタノール(150 ml)中に加え、30分加熱還流した。
冷却後、反応液を氷水中に注ぎ、エーテル抽出で抽出
(3回)し、抽出液を水洗、重曹水洗浄、無水硫酸マグ
ネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去して、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて粗精製す
ることにより、粗エチル 7−メトキシ−2−インドー
ルカルボキシラート(8.00 g)を得た。
【0162】c)上記で得た粗エチル 7−メトキシ−
2−インドールカルボキシラート(8.00 g, 36.5 mmol
)、60%水素化ナトリウム(1.44 g, 36 mmol )、
ヨウ化メチル(7.76 g, 54.7 mmol)およびジメチルホ
ルムアミド(50 ml )より、参考例5の方法に準じて反
応を行ない、粗エチル 7−メトキシ−1−メチル−2
−インドールカルボキシラート(4.4 g )を得た。 d)上記で得た粗エチル 7−メトキシ−1−メチル−
2−インドールカルボキシラート(4.40 g, 18.9 mmol)
、グアニジン・塩酸塩(18.0 g, 189 mmol)およびナト
リウムメトキシド(10.2 g, 189 mmol)のメタノール溶液
(150 ml)より、実施例1の方法に準じて反応を行ない、
7−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩(1.58 g, 2−メトキシアニリンからの収
率: 5.6 %)を得た。 mp 252-253℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 3.93(3H, s),
4.28(3H, s), 6.86(1H,d, J=7.6Hz), 7.05(1H, t, J=7.
9Hz), 7.26(1H, d, J=7.6Hz), 7.74(1H, s), 8.5(2H, b
r-s), 8.6(2H, br-s), 11.8(1H, br-s).
【0163】実施例84 1−イソプロピル−2−インドロイルグアニジンの合成 1−イソプロピル−2ーインドールカルボン酸(2.00
g, 9.84 mmol )およびカルボニルジイミダゾール(2.3
9 g, 14.8 mmol )のテトラヒドロフラン溶液(60 ml
)を室温で2時間、次いで45〜50℃で1時間攪拌
した。これを室温に戻した後、グアニジン・塩酸塩(5.
64 g、 59.0 mmol )およびトリエチルアミン(5.97 g,
59.0 mmol )のジメチルホルムアミド溶液(30 ml )を
加え、室温で12時間攪拌した。溶媒を減圧留去して、
得られた残渣に水を加え、2N塩酸水溶液でpH=5〜6
に調整してから酢酸エチルで抽出(3回)し、無水硫酸
マグネシウムにて乾燥後、塩化水素/エーテルにて酸性
化により析出した結晶を濾取、乾燥により、目的の1−
イソプロピル−2−インドロイルグアニジンの塩酸塩
(1.31 g, 47.4 %)を得た。 mp 150ー151℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 1.61(6H, d, J
=7.3Hz), 5.46-5.57(1H,m), 7.15(1H, t, J=7.9Hz), 7.
32-7.38(1H, m), 7.68-7.78(3H, m), 8.5(2H, br-s),
8.7(2H, br-s), 11.8-11.9(1H, m).
【0164】実施例84の方法に準じて反応を行ない、
以下の実施例85の化合物を合成した。 実施例85 1−カルバモイルメチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率:2.1% mp261−262℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;5.17(2H,s),7.10−7.28(2
H,m),7.32−7.45(1H,m),7.56(1H,d,
J=8.6Hz),7.59(1H,br−s),7.75(1
H,dd,J=0.7,7.0Hz),7.81(1H,s),
8.45(2H,br−s),8.61(2H,br−s),1
1.90 (1H,br−s)。
【0165】実施例86 5−クロロ−2−インドロイルグアニジンの合成 5−クロロ−2−インドールカルボン酸(2.00 g, 10.2
mmol )、カルボニルジイミダゾール(1.82 g, 11.3 m
mol )、グアニジン・塩酸塩(5.86 g、 61.3 mmol )、
トリエチルアミン(6.20 g, 61.3mmol)、テトラヒドロ
フラン(50 ml)およびジメチルホルムアミド(50 ml
)より、実施例84の方法に準じて反応を行ない、5
−クロロ−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩(1.85
g, 66.2%)を得た。 mp 250℃以上. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 7.32(1H, dd,
J=2.0, 8.9Hz), 7.51(1H, d, J=8.9Hz), 7.82(2H, s),
8.53(2H, br-s), 8.68(2H, br-s), 12.2(1H, br-s), 1
2.3(1H, br-s).
【0166】実施例87 6−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
の合成 1−メチル−6−ニトロ−2−インドロイルグアニジン
(1.10 g, 4.21 mmol)をテトラヒドロフラン(100 ml)お
よびメタノール(100 ml)の混合溶媒に溶かし、その後、
窒素気流中、室温攪拌下、10%パラジウム/炭素(0.5
0 g)を加えた後、常温、常圧で接触還元した。反応終了
後、触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して得られた残留液
に塩化水素/メタノールを加えて塩酸塩化することによ
り、6−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩(0.73 g, 64.7 %)を得た。 mp 282-283℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ; 4.00(3H, s),
7.06(1H, dd, J=1.7, 8.6Hz), 7.39(1H, s), 7.76(1H,
d, J=8.6Hz), 7.93(1H, s), 8.5(2H, br-s), 8.7(2H, b
r-s), 9.0-10.3(2H, br), 12.0(1H, br-s).
【0167】実施例87の方法に準じて反応を行ない、
以下の実施例88〜90の化合物を合成した。 実施例88 4−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率:>99 %. mp 279-283℃. 1H nmr(DMSO-d6) δ;
4.00(3H, s), 6.80(1H,d, J=7.6Hz), 7.20-7.31(2H,
m), 7.84(1H, s), 8.5(2H, br-s), 8.6(2H, br-s), 11.
9(1H, br-s). 実施例89 5−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 89.8 %. mp 301-302 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.04(3H, s), 7.35-7.39(1H, m), 7.72-7.79(2H,
m), 7.93(1H, s), 8.5(2H, br-s), 8.7(2H, br-s),10.1
(2H, br-s), 12.1(1H, br). 実施例90 7−アミノ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン
・塩酸塩 収率: 66.7 %. mp 299-300 ℃. 1H nmr(DMSO-d6)
δ; 4.28(3H, s), 7.08-7.14(1H, m), 7.24(1H, d, J=
7.3Hz), 7.55(1H, d, J=7.9Hz), 7.76(1H, s), 8.5(2H,
br-s), 8.6(2H, br-s), 12.0(1H, br-s).
【0168】実施例91 5−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジンの合成 実施例32で得られた5−ベンジルオキシ−1−メチル
−2−インドロイルグアニジン(0.83g,2.58mmol)を
メタノール(50ml)に溶かし、その後、窒素気流中、
室温攪拌下、10%パラジウム/炭素(0.30g)を加え
た後、常温、常圧で接触還元した。反応終了後、触媒を
濾去し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて分離精製することによ
り、5−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
アニジンを得た。さらにこの5−ヒドロキシ−1−メチ
ル−2−インドロイルグアニジンを塩化水素/メタノー
ルで処理することにより、5−ヒドロキシ−1−メチル
−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.37g、68.6
%)を得た。 mp288−289℃ 1Hnmr(DMSO−d6
δ;3.96(3H,s),6.93−6.98(2H,m),7.43
−7.47(1H,m),7.65(1H,s),8.43(2H,
br−s),8.65(2H,br−s),9.18(1H,
s),11.76 (1H,br−s)。
【0169】実施例91の方法に準じて反応を行ない、
以下の実施例92−96の化合物を合成した。 実施例92 7−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率 53.0% mp244−246℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.29(3H,s),6.71(1H,
d,J=7.6Hz),6.88−6.94(1H,m),7.12
(1H,d,J=7.9Hz),7.65(1H,s),8.42
−8.56(4H,m),10.08 (1H,s),11.70 (1
H,br−s)。 実施例93 4−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率 27.4% mp267−268℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;3.96(3H,s),6.50(1H,
d,J=7.6Hz),7.00(1H,d,J=8.3H
z),7.16−7.22(1H,m),7.71(1H,s),8.
42(4H,br−s),10.14 (1H,br−s),1
1.51 (1H,br−s)。
【0170】実施例94 6−ヒドロキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩 収率73.4% mp270−271℃ 1Hnmr(DM
SO−d6 )δ;3.90(3H,s),6.72−6.76(1
H,m),6.81(1H,s),7.53−7.61(2H,
m),8.4(4H,br−s),9.76(1H,br−
s),11.39 (1H,br−s)。 実施例95 4−クロロ−7−ヒドロキシ−1−メチル−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率 23.9% mp280℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.30(3H,s),6.70(1H,d,J=7.
9Hz),6.96(1H,d,J=8.3Hz),7.68(1
H,s),8.54(4H,br−s),10.37 (1H,
s),11.79 (1H,br−s)。 実施例96 4−クロロ−6−ヒドロキシ−1−メチル−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率40.1% mp270℃ 1Hnmr(DMSO−d
6 )δ;3.91(3H,s),6.83−6.84(2H,m),
7.77(1H,s),8.3−8.7(4H,m),10.14
(1H,s),11.72 (1H,br−s)。
【0171】実施例97 4−アセトアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジンの合成 a) エチル 4−アミノ−1−メチル−2−インドー
ルカルボキシラートの合成 エチル 1−メチル−4−ニトロ−2−インドールカル
ボキシラート(1.37g,5.52mmol)を、テトラヒドロフ
ラン(50ml)およびメタノール(50ml)の混合溶媒
に溶かし、その後、10%パラジウム/炭素(0.30g)
を加えた後、常温、常圧で接触還元した。反応終了後、
触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製すること
により、エチル 4−アミノ−1−メチル−2−インド
ールカルボキシラート(1.2g,>99%)を得た。
【0172】b) エチル 4−アセトアミド−1−メ
チル−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 4−アミノ−1−メチル−2−インドールカル
ボキシラート(1.2g,5.52mmol)をピリジン(20m
l)に溶かし、室温にて攪拌下、無水酢酸(10ml)を
加えた。反応液を室温にて2時間攪拌した後、氷水中に
注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液を1N塩酸
で洗浄、つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて分離精製することによりエチル4−アセトアミド−
1−メチル−2−インドールカルボキシラート(1.40
g,97.9%)を得た。
【0173】c) 4−アセトアミド−1−メチル−2
−インドロイルグアニジンの合成 エチル 4−アセトアミド−1−メチル−2−インドー
ルカルボキシラート(1.40g,5.38mmol),グアニジン
・塩酸塩(5.14g,53.8mmol)およびナトリウムメトキ
シド(2.91g,53.8mmol)のメタノール溶液(50ml)
より、実施例1の方法に準じて反応を行ない、4−アセ
トアミド−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・
塩酸塩(1.15g,69.0%)を得た。 mp277−279℃ 1Hnmr(DMSO−d6
δ;2.15(3H,s),3.99(3H,s),7.30−7.35
(2H,m),7.5−7.6(1H,m),7.79(1H,
s),8.4−8.7(4H,m),10.00 (1H,br−
s),11.68 (1H,br−s)。
【0174】実施例97の方法に準じて反応を行ない、
以下の実施例98−100の化合物を合成した。 実施例98 5−アセトアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 49.2% mp260−261℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.06(3H,s),3.99(3H,
s),7.46(1H,dd,J=2.0,8.9Hz),7.56
(1H,d,J=8.9Hz),7.83(1H,s),8.09
(1H,d,J=1.7Hz),8.47(2H,br−
s),8.71(2H,br−s),9.97(1H,br−
s),11.92 (1H、br−s)。 実施例99 7−アセトアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率17.1% mp285℃ 1Hnmr(DMSO−d
6 )δ;2.10(3H,s),4.07(3H,s),7.07−
7.15(2H,m),7.61−7.64(1H,m),7.76(1
H,s),8.45(2H,br−s),8.60(2H,br
−s),9.90(1H,br−s),11.86 (1H,br
−s)。 実施例100 6−アセトアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 63.8% mp280−281℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.09(3H,s),3.95(3H,
s),7.18(1H,dd,J=1.7,8.6Hz),7.64
(1H,d,J=8.9Hz),7.72(1H,s),8.09
(1H,s),8.2−8.8(4H,m),10.17 (1
H,br−s),11.75 (1H,br−s)。
【0175】実施例101 1−ヒドロキシ−2−インドロイルグアニジンの合成 a) メチル 1−ヒドロキシ−2−インドールカルボ
キシラートの合成 1−ヒドロキシ−2−インドールカルボン酸(3.99g,
22.5mmol),塩化チオニル(5.36g,45.0mmol)および
メタノール(100ml)を用い、参考例6の方法に準じ
て反応を行なうことにより、メチル 1−ヒドロキシ−
2−インドールカルボキシラート(2.56g,59.5%)を
得た。 b) 1−ヒドロキシ−2−インドロイルグアニジンの
合成 メチル 1−ヒドロキシ−2−インドールカルボキシラ
ート(1.00g,5.23mmol)、グアニジン・塩酸塩(5.00
g,52.3mmol)およびナトリウムメトキシド(2.82g,
52.3mmol)のメタノール溶液(50ml)より、実施例1
の方法に準じて反応を行ない、1−ヒドロキシ−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩(0.56g,42.0%)を得
た。 mp 217℃ 1Hnmr(DMSO−d6 )δ;
7.13−7.19(1H,m),7.37−7.52(2H,m),7.
69−7.73(1H,m),8.45(2H,br−s),8.70
(2H,br−s),11.4−11.8(2H,m)。
【0176】実施例102 1−メトキシ−2−インドロイルグアニジンの合成 a) メチル 1−メトキシ−2−インドールカルボキ
シラートの合成 メチル 1−ヒドロキシ−2−インドールカルボキシラ
ート(0.56g,2.93mmol)を窒素気流中、室温下にて、
60%水素化ナトリウム(0.12g,2.93mmol)のテトラ
ヒドロフラン(20ml)懸濁液中に加えた。反応液が透
明になったことを確認した後、ヨウ化メチル(0.83g、
5.86mmol)を加え2時間加熱還流した。反応液を室温ま
で冷却してから氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3
回)し、抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製すること
によりメチル 1−メトキシ−2−インドールカルボキ
シラート(0.46g,76.5%)を得た。 b) 1−メトキシ−2−インドロイルグアニジンの合
成 メチル 1−メトキシ−2−インドールカルボキシラー
ト(0.46g,2.24mmol)、グアニジン・塩酸塩(2.14
g,22.4mmol)およびナトリウムメトキシド(1.21g,
22.4mmol)のメタノール溶液(15ml)より、実施例1
の方法に準じて反応を行ない、1−メトキシ−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩(0.15g,24.9%)を得
た。 mp 214℃ 1Hnmr(DMSO−d6 )δ;
4.16(3H,s),7.21−7.26(1H,m),7.44−7.
50(1H,m),7.62(1H,d,J=8.6Hz),7.
74−7.79(2H,m),8.48(2H,br−s),8.66
(2H,br−s),11.93 (1H,br−s)。
【0177】実施例103 5−ベンズアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジンの合成 a) エチル 5−ベンズアミド−1−メチル−2−イ
ンドールカルボキシラートの合成 エチル 5−アミノ−1−メチル−2−インドールカル
ボキシラート(0.80g,3.67mmol)をピリジン(20m
l)に溶かし、室温にて攪拌下、塩化ベンゾイル(0.57
g,4.03mmol)を加え、70℃にて2時間攪拌した。反
応液を室温まで冷却してから氷水中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出(3回)し、抽出液を1N塩酸で洗浄、つづいて
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製するこ
とにより、エチル 5−ベンズアミド−1−メチル−2
−インドールカルボキシラート(0.62g,52.5%)を得
た。 b) 5−ベンズアミド−1−メチル−2−インドロイ
ルグアニジンの合成 エチル 5−ベンズアミド−1−メチル−2−インドー
ルカルボキシラート(0.62g,1.92mmol)、グアニジン
・塩酸塩(3.68g,38.4mmol)およびナトリウムメトキ
シド(2.08g,38.4mmol)のメタノール溶液(50ml)
より、実施例1の方法に準じて反応を行ない、5−ベン
ズアミド−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・
塩酸塩(0.38g,53.1%)を得た。 mp 185−190℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.03(3H,s),7.50−7.60(4H,
m),7.63−7.74(1H,m),7.81(1H,s),7.
96−8.00(2H,m),8.25(1H,d,J=1.7H
z),8.44(2H,br−s),8.62(2H,br−
s),10.26 (1H,br−s),11.82 (1H,br
−s)。
【0178】実施例103の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例104−106の化合物を合成した。 実施例104 4−ベンズアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 54.7% mp302−303℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.04(3H,s),7.37−7.64(6
H,m),7.87(1H,s),8.05−8.09(2H,
m),8.52(4H,br−s),10.35 (1H,br−
s),11.70 (1H,br−s)。 実施例105 7−ベンズアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 45.7% mp318−319℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;4.07(3H,s),7.16−7.24(2
H,m),7.53−7.72(4H,m),7.80(1H,
m),8.04−8.06(2H,m),8.45(2H,br−
s),8.61(2H,br−s),10.44 (1H,br−
s),11.88 (1H,br−s)。
【0179】実施例106 6−ベンズアミド−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 40.1% mp309℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.00(3H,s),7.48−7.62(4H,
m),7.70−7.75(2H,m),7.98−8.01(2H,
m),8.27(1H,s),8.2−8.8(4H,m),1
0.45 (1H,br−s),11.73 (1H,br−
s)。 実施例107 1−(4−アミノベンジル)−2−インドロイルグアニ
ジンの合成 1−(4−ニトロベンジル)−2−インドロイルグアニ
ジン(0.45g,1.20mmol),10%パラジウム/炭素
(0.50g),テトラヒドロフラン(25ml)およびメタ
ノール(25ml)を用い、実施例87の方法に準じて反
応を行ない、1−(4−アミノベンジル)−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩(0.33g,79.7%)を得た。 mp 226−228℃ 1Hnmr(DMSO−d
6 )δ;5.83(2H,s),7.00−7.13(4H,m),
7.17−7.23(1H,m),7.34−7.40(1H,m),7.
58(1H,d,J=8.3Hz),7.79(1H,d,J=
7.9Hz),8.02(1H,s),8.50(2H,br−
s),8.66(2H,br−s),9.0−9.8(2H,
m),12.01 (1H,br−s)。
【0180】実施例108 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−インドロイルグア
ニジンの合成 メチル 1−〔2−(2−テトラヒドロピラニル)オキ
シエチル〕−2−インドールカルボキシラート(1.00
g,3.30mmol),グアニジン・塩酸塩(3.15g,33.0mm
ol)およびナトリウムメトキシド(1.78g,33.0mmol)
のメタノール溶液より、実施例1の方法に準じて反応を
行ない、1−〔2−(2−テトラヒドロピラニル)オキ
シエチル〕−2−インドロイルグアニジン(0.85g)を
得た。つづいてこの化合物(0.69g)を塩酸/メタノー
ルに溶かし、室温にて5.5時間攪拌した。反応液を減圧
濃縮して得られた残渣中にメタノール/ジエチルエーテ
ルの混合溶媒を加え、析出物を濾取し、濾上物を減圧下
にて乾燥することにより、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.49g,
65%)を得た。 mp190−193℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;3.60−3.82(2H,m),4.60(2H,t,
J=5.0Hz),4.74−4.97(1H,brs),7.17
(1H,dt,J=7.0,7.8Hz),7.38(1H,d
t,J=7.0,7.8Hz),7.66(1H,d,J=8.0
Hz),7.72(1H,d,J=8.0Hz),7.84(1
H,s),8.20−8.90(4H,m),11.87 (1H,b
r−s)。
【0181】実施例108の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例109−110の化合物を得た。 実施例109 1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−インドロイルグ
アニジン・塩酸塩 収率 81.0% mp206−207℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.90(2H,dt,J=6.9,
7.3Hz),3.39(2H,t,J=6.3Hz),4.60
(2H,t,J=6.9Hz),7.18(1H,dd,J=
7.0,7.8Hz),7.41(1H,dd,J=7.1,8.5
Hz),7.65(1H,d,J=8.2Hz),7.74(1
H,d,J=7.8Hz),7.88(1H,s),8.28−8.
85(4H,m),11.87 (1H,br−s)。 実施例110 1−(4−ヒドロキシブチル)−2−インドロイルグア
ニジン・塩酸塩 収率 84.0% mp226℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;1.30−1.50(2H,m),1.62−1.86
(2H,m),3.38(2H,t,J=6.4Hz),4.43
(1H,br−s),4.56(2H,t,J=7.3H
z),7.17(1H,t,J=7.4Hz),7.40(1H,
ddd,J=1.0,6.9,7.4Hz),7.65(1H,
d,J=8.3Hz),7.73(1H,d,J=7.9H
z),7.96(1H,s),8.52(2H,br−s),8.
76(2H,br−s),12.00 (1H,s)。
【0182】実施例111 3−メチル−2−インドロイルグアニジンの合成 a) エチル 2−フェニルヒドラゾノブチロナートの
合成 o−クロロアニリンの代わりにアニリンを、およびエチ
ル 2−メチルアセトアセタートの代わりにエチル 2
−エチルアセトアセタートを使うことを除いて、参考例
1・a)に記載の方法にしたがってエチル 2−フェニ
ルヒドラゾノブチロナートを得た。 b) エチル 3−メチル−2−インドールカルボキシ
ラートの合成 エチル 2−フェニルヒドラゾノブチロナート(25.0
g)を塩酸/エタノール(80ml)に溶かし、1時間加
熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、氷水中に注
ぎ、ジエチルエーテルで抽出(3回)し、抽出液を水で
洗浄し、つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて分離精製することにより、エチル 3−メチル
−2−インドールカルボキシラート(14.0g,69.0%)
を得た。
【0183】 c) 3−メチル−2−インドロイルグアニジンの合成 エチル 3−メチル−2−インドールカルボキシラート
(1.50g,7.38mmol)、グアニジン・塩酸塩(7.05g,
73.8mmol)およびナトリウムメトキシド(3.99g,73.8
mmol)のメタノール溶液(50ml)より、実施例1の方
法に準じて反応を行ない、3−メチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩(1.61g,86.3%)を得た。 mp285−286℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.60(3H,s),7.12(1H,t,J=7.
9Hz),7.31−7.44(2H,m),7.70(1H,d,
J=7.9Hz),8.46(4H,br−s),11.78 (1
H,br−s),11.94 (1H,br−s)。
【0184】実施例112 1−メチル−7−(3−フェニルプロピオンアミド)−
2−インドロイルグアニジンの合成 a) エチル 1−メチル−7−(3−フェニルプロピ
オンアミド)−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 7−アミノ−1−メチル−2−インドールカル
ボキシラート(0.20g,0.92mmol)、3−フェニルプロ
ピオン酸(0.14g,0.94mmol)、4−ジメチルアミノピ
リジン(0.11g,0.94mmol)、およびジシクロヘキシル
カルボジイミド(0.19g,0.94mmol)の塩化メチレン
(5ml)懸濁液を、室温にて24時間攪拌した。反応液
を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出(3回)し、抽出液
を1N塩酸で洗浄、5%炭酸水素ナトリウム水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留
去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて分離精製することにより、エチル 1−メチル
−7−(3−フェニルプロピオンアミド)−2−インド
ールカルボキシラートを得た。
【0185】b) 1−メチル−7−(3−フェニルプ
ロピオンアミド)−2−インドロイルグアニジンの合成 エチル 1−メチル−7−(3−フェニルプロピオンア
ミド)−2−インドールカルボキシラート(0.42g,1.
21mmol)、グアニジン・塩酸塩(2.31g,24.2mmol)お
よびナトリウムメトキシド(1.31g,24.2mmol)のメタ
ノール(30ml)溶液より、実施例1の方法に準じて反
応を行ない、1−メチル−7−(3−フェニルプロピオ
ンアミド)−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.
16g,34.9%)を得た。 mp279−280℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.72(2H,t,J=7.6Hz),2.96(2
H,t,J=7.6Hz),3.34(3H,s),7.03−7.
14(2H,m),7.20−7.24(1H,m),7.29−7.31
(4H,m),7.62(1H,d,J=6.9Hz),7.69
(1H,s),8.53(4H,m),9.89(1H,s),
11.76 (1H,br−s)。
【0186】実施例112の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例113の化合物を合成した。 実施例113 1−メチル−6−(3−フェニルプロピオンアミド)−
2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 34.6% mp245−247℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;2.66−2.71(2H,m),2.91
−2.97(2H,m),3.95(3H,s),7.16−7.30
(6H,m),7.63−7.71(2H,m),8.13(1H,
s),8.36−8.52(4H,m),10.16 (1H,br−
s),11.67 (1H、br−s)。 実施例114 1−(3−アミノプロピル)−2−インドロイルグアニ
ジンの合成 メチル 1−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプ
ロピル)−2−インドールカルボキシラート(1.50g,
4.51mmol),グアニジン・塩酸塩(4.31g,45.1mmol)
およびナトリウムメトキシド(2.44g,45.1mmol)のメ
タノール溶液(60ml)より、実施例1の方法に準じて
反応を行ない、1−(3−tert−ブトキシカルボニルア
ミノプロピル)−2−インドロイルグアニジン(1.57
g)を得た。この化合物(1.55g)を塩酸/メタノール
に溶かし、70℃にて3.5時間攪拌した。反応液を減圧
濃縮して得られた残渣を水から再結晶することにより、
1−(3−アミノプロピル)−2−インドロイルグアニ
ジン・塩酸塩(0.65g,46.0%)を得た。 mp296−297℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.05(2H,ddd,J=7.6,11.4,14.5
Hz),2.63−2.86(2H,m),4.65(2H,t,J
=7.3Hz),7.19(1H,t,J=7.9Hz),7.42
(1H,t,J=7.6Hz),7.74(2H,d,J=8.
6Hz),7.83−8.16(4H,m),8.27−9.03(4
H,m),12.00 −12.30 (1H,br−s)。
【0187】実施例114の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例115の化合物を合成した。 実施例115 1−(2−アミノエチル)−2−インドロイルグアニジ
ン・塩酸塩 収率 54.0% mp240℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;3.14−3.30(2H,m),4.77(2H,
t,J=6.3Hz),7.22(1H,dd,J=7.3,7.
6Hz),7.45(1H,dd,J=7.3,7.6Hz),
7.77(1H,d,J=7.6Hz),7.83(1H,d,J
=7.6Hz),8.03(1H,br−s),8.20(3H,
br−s),8.58(2H,br−s),8.74(2H,b
r−s),12.14 (1H,br−s)。
【0188】実施例116 4−アミノメチル−1−メチル−2−インドロイルグア
ニジンの合成 エチル 1−メチル−4−tert−ブチルオキシカルボニ
ルアミノメチル−2−インドールカルボキシラート(1.
40g,4.21mmol),グアニジン・塩酸塩(4.02g,42.1
mmol)及びナトリウムメトキシド(2.27g,42.1mmol)
のメタノール溶液(60ml)より、実施例1の方法に準
じて反応を行ない、1−メチル−4−tert−ブチルオキ
シカルボニルアミノメチル−2−インドロイルグアニジ
ン(1.50g)を得た。この化合物をトリフルオロ酢酸
(35ml)/塩化メチレン(70ml)の混合液に溶か
し、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得
られた残渣中に氷水を注ぎ、水層を28%アンモニア水
でアルカリ性としてから酢酸エチルで抽出(3回)し、
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥してから、溶媒を減圧留去して得られた残渣を塩化
水素/エーテルにて塩酸塩化することにより、4−アミ
ノメチル−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・
塩酸塩(0.58g,43.2%)を得た。 mp283−284℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.06(3H,s),4.28(2H,d,J=6.
6Hz),7.32(1H,d,J=6.9Hz),7.43−7.
49(1H,m),7.66(1H,d,J=8.3Hz),8.
28(1H,s),8.5−8.7(5H,m),8.79(2
H,br−s),12.28 (1H,br−s)。
【0189】実施例116の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例117−122の化合物を合成した。 実施例117 7−(3−アミノプロポキシ)−1−メチル−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩 収率51.8% mp287−288℃ 1Hnmr(D
MSO−d6 )δ;2.09−2.17(2H,m),3.32(2
H,br−s),4.21(2H,t,J=5.9Hz),4.
28(3H,s),6.86(1H,d,J=6.9Hz),7.
05(1H,t,J=7.9Hz),7.28(1H,d,J=
7.9Hz),7.76(1H,s),7.98(3H,br−
s),8.47−8.67(4H,m),11.92 (1H,br−
s)。 実施例118 7−(3−アミノプロポキシ)−4−クロロ−1−メチ
ル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 41.7% mp299−300℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;2.14−2.19(2H,m),3.00
−3.02(2H,m),4.21−4.26(2H,m),4.28
(3H,s),6.83(1H,d,J=8.3Hz),7.10
(1H,d,J=8.3Hz),7.88(1H,s),8.18
(3H,br−s),8.6−8.7(4H,m),12.12
(1H,br−s)。
【0190】実施例119 6−(3−アミノプロポキシ)−1−メチル−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 61.3% mp280−281℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;2.09−2.16(2H,m),3.01
(2H,d,J=6.3Hz),4.02(3H,s),4.19
−4.24(2H,m),6.87(1H,dd,J=2.0,8.
9Hz),7.15(1H,s),7.75(1H,d,J=8.
9Hz),7.95(1H,s),8.07(3H,br−
s),8.51−8.80(4H,m),12.00 (1H,br−
s)。 実施例120 1−(3−アミノプロピル)−4−クロロ−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率 46.0% mp280−282℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.95−2.16(2H,m),2.65
−2.88(2H,m),4.66(2H,t,J=6.6H
z),7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.42(1H,
dd,J=7.6,8.3Hz),7.79(1H,d,J=3.
0Hz),8.02(3H,br−s),8.11(1H,
s),8.68(2H,br−s),8.78(2H,br−
s),12.2(1H,br−s)。
【0191】実施例121 7−(2−アミノエトキシ)−4−クロロ−1−メチル
−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 31.9% mp285℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;3.2−3.4(2H,m),4.30(3H,
s),4.33−4.37(2H,m),6.89(1H,d,J=
8.3Hz),7.13(1H,d,J=8.3Hz),7.83
(1H,s),8.33(3H,br−s),8.6−8.7
(4H,m),12.06 (1H,br−s)。 実施例122 6−(3−アミノプロポキシ)−4−クロロ−1−メチ
ル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 38.7% mp230℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;2.06−2.11(2H,m),2.97−2.99
(2H,m),4.00(3H,s),4.18−4.23(2H,
m),6.96(1H,d,J=1.7Hz),7.14(1H,
s),7.95(1H,s),8.09(3H,br−s),8.
5−8.7(4H,m),12.03 (1H,br−s)。
【0192】実施例123 4−ヒドロキシメチル−1−メチル−2−インドロイル
グアニジンの合成 エチル 1−メチル−4−(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシメチル−2−インドールカルボキシラート
(1.50g,4.73mmol),グアニジン塩酸塩(6.02g,6
3.0mmol)およびナトリウムメトキシド(3.40g,63.0m
mol)のメタノール(60ml)溶液より、実施例1の方
法に準じて反応を行ない、1−メチル−4−(2−テト
ラヒドロピラニル)オキシメチル−2−インドロイルグ
アニジンを得た。次にこの化合物を2N塩酸(30ml)
/テトラヒドロフラン(60ml)の混合溶媒に溶かし、
室温にて1時間攪拌した。反応液を氷水中に注ぎ、水層
を28%アンモニア水でアルカリ性としてから酢酸エチ
ルで抽出(3回)し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥してから、溶媒を減圧留去し
て得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて分離精製することにより4−ヒドロキシメチル−1
−メチル−2−インドロイルグアニジンを得た。次にこ
の化合物を塩化水素/メタノールにて塩酸塩化すること
により、4−ヒドロキシメチル−1−メチル−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩(0.58g,44.2%)を得
た。 mp226−229℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.03(3H,s),4.80(2H,s),5.26
(1H,brs),7.17(1H,d,J=6.9Hz),
7.34−7.39(1H,m),7.48(1H,d,J=8.3H
z),7.93(1H,s),8.48−8.60(4H,m),1
1.81 (1H,br−s)。 実施例123の方法に準じて反応を行ない、以下の実施
例124−133の化合物を合成した。
【0193】実施例124 7−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メチル−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 62.5% mp243−244℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;3.82(2H,br−s),4.12
−4.15(2H,m),4.31(3H,s),4.94(1H,
br−s),6.86(1H,d,J=7.3Hz),7.03
(1H,t,J=7.9Hz),7.26(1H,d,J=7.
3Hz),7.73(1H,s),8.45−8.63(4H,
m),11.82(1H,br−s)。 実施例125 4−クロロ−7−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メ
チル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 17.7% mp277−279℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;3.79−3.83(2H,m),4.12
−4.15(2H,m),4.31(3H,s),4.9(1H,
br−s),6.85(1H,d,J=8.3Hz),7.10
(1H,d,J=8.3Hz),7.75(1H,s),8.58
(4H,br−s),11.88 (1H,br−s)。
【0194】実施例126 6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メチル−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 59.8% mp265−268℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;3.32−3.77(2H,m),3.98
(3H,s),4.08−4.11(2H,m),4.91(1H,
br−s),6.81−6.85(1H,m),7.08(1H,
s),7.61(1H,d,J=8.9Hz),7.81(1H,
s),8.39−8.64(4H,m),11.77 (1H,br−
s)。 実施例127 4−クロロ−7−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 40.2% mp237−238℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;3.50(2H,d,J=5.9H
z),3.88−3.91(1H,m),4.03(1H,dd,J
=5.6,9.9Hz),4.15(1H,dd,J=4.0,9.
9Hz),4.30(3H,s),6.85(1H,d,J=8.
3Hz),7.11(1H,d,J=8.3Hz),7.68(1
H,s),8.50(4H,br−s),11.76 (1H,b
r−s)。
【0195】実施例128 4−クロロ−7−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1−
メチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 53.2% mp210−212℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.93−2.02(2H,m),3.60
−3.64(2H,m),4.15−4.20(2H,m),4.28
(3H,s),6.84(1H,d,J=8.6Hz),7.09
(1H,d,J=8.3Hz),7.77(1H,s),8.5
−8.6(4H,m),11.92(1H,br−s)。 実施例129 4−クロロ−7−(4−ヒドロキシブトキシ)−1−メ
チル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 69.5% mp220−222℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.59−1.67(2H,m),1.84
−1.89(2H,m),3.45−3.50(2H,m),4.10−
4.15(2H,m),4.29(3H,s),6.84(1H,
d,J=8.3Hz),7.10(1H,d,J=8.3H
z),7.71(1H,s),8.52(4H,br−s),1
1.80 (1H,br−s)。 実施例130 4−クロロ−1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−イ
ンドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 60.0% mp213−215℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.78−1.98(2H,m),3.30
−3.45(2H,m),4.61(2H,t,J=7.3H
z),4.68(1H,br−s),7.27(1H,d,J=
7.6Hz),7.39(1H,dd,J=7.3,8.6H
z),7.66(1H,d,J=8.6Hz),7.93(1H,
s),8.55(2H,br−s),8.64(2H,br−
s),11.96 (1H,br−s)。
【0196】実施例131 4−クロロ−1−(4−ヒドロキシブチル)−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 48.0% mp226−227℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.28−1.51(2H,m),1.60
−1.84(2H,m),3.37(2H,t,J=6.6H
z),4.44(1H,br−s),4.58(1H,t,J=
7.3Hz),7.28(1H,d,J=7.6Hz),7.39
(1H,dd,J=7.6,8.6Hz),7.68(1H,
d,J=8.6Hz),7.92(1H,s),8.53(2H,
br−s),8.63(2H,br−s),11.92 (1H,
br−s)。 実施例132 4−クロロ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1−メ
チル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 51.9% mp250−252℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;3.74−3.77(2H,m),3.99
(3H,s),4.11(2H,t,J=5.0Hz),6.94
(1H,d,J=2.0Hz),7.13(1H,s),7.80
(1H,s),8.3−8.7(4H,m),11.76 (1
H,br−s)。 実施例133 1−(3,4−ジヒドロキシブチル)−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率 73.0% mp219−222℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;1.53−1.73(1H,m),1.85
−2.04(1H,m),3.12−3.55(3H,m),4.37−
4.88(4H,m),7.18(1H,t,J=7.3Hz),
7.40(1H,ddd,J=1.0,7.3,7.8Hz),7.
65(1H,d,J=8.3Hz),7.74(1H,d,J=
7.9Hz),7.86(1H,s),8.21(2H,br−
s),8.67(2H,br−s),11.87 (1H,br−
s)。
【0197】実施例134 1−(2−カルボキシエチル)−2−インドロイルグア
ニジンの合成 1−〔2−〔1−(4−メチル−2,6,7−トリオキ
サビシクロ〔2.2.2〕オクチル)〕エチル〕−2−
インドロイルグアニジン(0.80g,2.23mmol)を1,2
−ジメトキシエタン(80ml)に懸濁し、これに1N塩
酸(8ml)を加え、室温にて20分間攪拌した。つづい
て1N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を加え、室温
にて40分間攪拌した。つづいて4N塩酸(10ml)を
加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して
得られた残渣を水で洗浄してから水を濾別した。濾上物
を0.5N塩酸から再結晶することにより1−(2−カル
ボキシエチル)−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩
(0.44g,64.0%)を得た。 mp254℃ 1Hnmr(DMSO−d6 )δ;2.
72(2H,t,J=7.3Hz),4.76(2H,t,J=
7.4Hz),7.17(1H,t,J=7.9Hz),7.40
(1H,ddd,J=1.0,6.9,7.4Hz),7.68
(1H,d,J=8.6Hz),7.73(1H,d,J=7.
9Hz),7.91(1H,s),8.50(2H,br−
s),8.72(2H,br−s),12.22 (1.5H,br
−s)。
【0198】実施例135 7−カルボキシメトキシ−4−クロロ−1−メチル−2
−インドロイルグアニジンの合成 実施例64で得られた7−カルバモイルメトキシ−4−
クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジン・塩
酸塩(0.40g,1.11mmol)の2N塩酸(100ml)懸濁
液を1時間加熱還流した。反応液を徐々に冷却し、析出
した結晶を濾取し、減圧下にて乾燥することにより、7
−カルボキシメトキシ−4−クロロ−1−メチル−2−
インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.39g,97.2%)を
得た。 mp283−284℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;4.34(3H,s),4.84(2H,s),6.82
(1H,d,J=8.3Hz),7.09(1H,d,J=8.
3Hz),7.69(1H,s),8.48(4H,br−
s),11.5−13.5(1.3H,br−s)。
【0199】実施例135の方法に準じて反応を行ない
以下の実施例136−137の化合物を合成した。 実施例136 7−カルボキシメトキシ−1−メチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率 41.5% mp264℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;4.34(3H,s),4.84(2H,s),
6.83(1H,d,J=7.6Hz),7.03(1H,t,J
=7.9Hz),7.30(1H,d,J=7.9Hz),7.74
(1H,s),8.47−8.63(4H,m),11.71 −12.0
7 (1H,m),12.6−13.3(1H,m)。 実施例137 6−カルボキシメトキシ−1−メチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率 53.0% mp298℃ 1Hnmr(DMS
O−d6 )δ;3.97(3H,s),4.79(2H,s),
6.85(1H,dd,J=2.0,8.9Hz),7.09(1
H,s),7.63(1H,d,J=8.9Hz),7.72(1
H,s),8.34−8.51(4H,m),10−13(2
H,m)。
【0200】実施例138 1−メチル−7−(2−フェニルエチルアミノ)−2−
インドロイルグアニジンの合成 a) エチル 1−メチル−7−(2−フェニルエチル
アミノ)−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 7−アミノ−1−メチル−2−インドールカル
ボキシラート(0.10g,0.46mmol),フェニルアセトア
ルデヒド(50%イソプロパノール溶液;0.12g,0.50
mmol),シアノ水素化ほう素ナトリウム(0.043 g,0.
69mmol)および酢酸(0.1ml)のアセトニトリル(5m
l)溶液を、室温にて15分間攪拌した後、酢酸(0.2m
l)を加え、室温にて15時間放置した。反応液中に1
N水酸化ナトリウム水溶液を加えてからジエチルエーテ
ルで抽出(3回)し、抽出液を1N水酸化カリウム水溶
液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから、溶
媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて分離精製することにより、エチル
1−メチル−7−(2−フェニルエチルアミノ)−2−
インドールカルボキシラート(0.045 g,30.5%)を得
た。
【0201】b) 1−メチル−7−(2−フェニルエ
チルアミノ)−2−インドロイルグアニジンの合成 エチル 1−メチル−7−(2−フェニルエチルアミ
ノ)−2−インドールカルボキシラート(0.16g,0.51
mmol)、グアニジン・塩酸塩(0.49g,5.09mmol)およ
びナトリウムメトキシド(0.28g,5.09mmol)のメタノ
ール(10ml)溶液より、実施例1の方法に準じて反応
を行ない、1−メチル−7−(2−フェニルエチルアミ
ノ)−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.075
g,39.5%)を得た。 mp220−223℃ 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;2.96−3.02(2H,m),3.29−3.35(2
H,m),4.18(3H,s),6.60−6.95(1H,
m),6.99(1H,d,J=7.3Hz),7.06(1H,
d,J=7.3Hz),7.20−7.25(1H,m),7.31−
7.33(4H,m),7.64(1H,s),8.42−8.59(4
H,m),11.73 (1H,br−s)。
【0202】実施例138の方法に準じて反応を行な
い、以下の実施例139の化合物を合成した。 実施例139 1−メチル−6−(2−フェニルエチルアミノ)−2−
インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 26.6% mp243−246℃ 1Hnmr
(DMSO−d6 )δ;2.91−2.97(2H,m),3.38
−3.51(2H,m),3.92(3H,s),6.70(1H,
s),6.79(1H,d,J=7.9Hz),7.20−7.29
(1H,m),7.31(4H,m),7.49(1H,d,J
=8.6Hz),7.76(1H,s),8.35−8.63(4H,
m),11.64 (1H,br−s)。
【0203】実施例140 1−(3−アミノプロピル)−4−トリフルオロメチル
−2−インドロイルグアニジンの合成 a) エチル−1−(3−tert−ブトキシカルボニルア
ミノプロピル)−4−トリフルオロメチル−2−インド
ールカルボキシラートの合成 エチル 4−トリフルオロメチル−2−インドールカル
ボキシラート(2.60g,10.11 mmol)、60%水素化ナ
トリウム(0.445 g,11.12 mmol)、tert−ブチルN−
(3−ヨードプロピル)カルバメート(4.32g,15.17
mmol)およびジメチルホルムアミド(100ml)より、
参考例5(25)の方法に準じて反応を行ない、エチル
1−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピ
ル)−4−トリフルオロメチル−2−インドールカルボ
キシラート(2.81g,67.1%)を得た。
【0204】b) 1−(3−アミノプロピル)−4−
トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジンの合
成 エチル 1−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプ
ロピル)−4−トリフルオロメチル−2−インドールカ
ルボキシラート(2.81g,6.78mmol),グアニジン・塩
酸塩(6.48g,67.8mmol)およびナトリウムメトキシド
(3.66g,67.8mmol)のメタノール溶液(100ml)よ
り、実施例1の方法に準じて反応を行ない、1−(3−
tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−4−トリ
フルオロメチル−2−インドロイルグアニジン(2.83
g)を得た。この化合物(2.72g)を実施例114の方
法に準じて反応を行なうことにより、1−(3−アミノ
プロピル)−4−トリフルオロメチル−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩(1.45g,57.0%)を得た。 mp245℃(分解) 1Hnmr(DMSO−
6 )δ;1.99−2.20(m,2H),2.70−2.89(2
H,m),4.72(2H,t,J=6.9Hz),7.51−7.
68(2H,m),8.06(3H,br−s),8.06−8.27
(2H,m),8.71(2H,br−s),8.80(2H,
br−s),12.30 (1H,br−s)。
【0205】実施例141 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−トリフルオ
ロメチル−2−インドロイルグアニジンの合成 (1)エチル 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−
4−トリフルオロメチル−2−インドールカルボキシラ
ートの合成 エチル 4−トリフルオロメチル−2−インドールカル
ボキシラート(2.07g,4.84mmol)、60%水素化ナト
リウム(0.43g,10.7mmol)、3−クロロプロピルジメ
チルアミン・塩酸塩(1.15g,7.26mmol)及びジメチル
ホルムアミド(80ml)を用い、参考例5の方法に準じ
て反応を行なうことにより、エチル 1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−4−トリフルオロメチル−2−イ
ンドールカルボキシラート(1.77g,74%)を得た。 (2)1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−トリ
フルオロメチル−2−インドロイルグアニジンの合成 エチル 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−4−ト
リフルオロメチル−2−インドールカルボキシラート
(1.77g,3.45mmol)、グアニジン・塩酸塩(3.30g,
34.5mmol)およびナトリウムメトキシド(1.87g,34.5
mmol)のメタノール溶液(100ml)より実施例1の方
法に準じて反応を行ない、1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−4−トリフルオロメチル−2−インドロイル
グアニジン・塩酸塩(0.42g,28%)を得た。 mp 252-255℃ 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ; 2.07-2.30(2H,m)
、2.58-2.60(6H,m) 、3.00-3.19(2H,m) 、4.59-4.81(2
H,m) 、7.49-8.67(2H,m) 、8.04-8.26(2H,m) 、8.71(2
H,br-s) 、8.79(2H,br-s) 、10.69(1H,br-s)、12.29(1
H,br-s) 実施例141の方法に準じて反応を行なうことにより、
以下の実施例142−147の化合物を合成した。
【0206】実施例142 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−2−インドロイ
ルグアニジン・塩酸塩 収率 12.3% mp 240℃ 1Hnmr (DMSO-d6 )
δ; 2.04-2.27(2H,m) 、2.60-2.78(6H,m) 、2.98-3.17
(2H,m) 、4.51-4.72(2H,m) 、7.12-7.28(1H,m) 、7.37-
7.49(1H,m) 、7.75(1H,d,J=8.3Hz)、8.07(1H,s)、8.60
(2H,br-s) 、8.81(2H,br-s) 、10.50(1H,br-s)、12.15
(1H,br-s) 実施例143 4−クロロ−1−(3−ジメチルアミノプロピル)−2
−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 47.6% mp 237-240 ℃ 1Hnmr (DMSO-d6 )
δ; 2.07-2.27(2H,m)、2.70(6H,d,J=1.3Hz)、3.02-3.14
(2H,m) 、4.55-4.72(2H,m) 、7.30(1H,d,J=7.3Hz)、7.3
8-7.48(1H,m) 、7.77(1H,d,J=8.6Hz)、8.06(1H,s)、8.6
1(2H,br-s) 、8.68(2H,br-s) 、10.36(1H,br-s)、12.11
(1H,br-s)
【0207】実施例144 1−〔2−(N−ピロリジニル)エチル〕−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率 23.8% mp 236-239 ℃ 1Hnmr (DMSO-d6 )
δ; 1.75-2.11(4H,m)、2.88-3.13(2H,m) 、3.40-3.68(4
H,m) 、4.85-5.04(2H,m) 、7.16-7.29(1H,m)、7.40-7.5
4(1H,m) 、7.78(1H,d,J=7.9Hz)、7.87(1H,d,J=8.3Hz)、
8.10(1H,s)、8.62(2H,br-s) 、8.81(2H,br-s) 、11.17
(1H,br-s)、12.24(1H,br-s) 実施例145 4−クロロ−1−〔2−(N−ピロリジニル)エチル〕
−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 6.1% mp 220 ℃ 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;
1.72-2.10(4H,m) 、2.83-3.13(2H,m) 、3.41-3.69(4H,
m) 、4.86-5.05(2H,m) 、7.32(1H,d,J=7.7Hz)、7.45(1
H,dd,J=8.3, 7.7Hz)、7.89(1H,d,J=8.3Hz)、8.14(1H,br
-s) 、8.67(2H,br-s) 、8.74(2H,br-s) 、11.35(1H,br-
s)、12.28(1H,br-s) 実施例146 1−(3−ジエチルアミノプロピル)−4−トリフルオ
ロメチル−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 収率 30.8% mp 222-225 ℃ 1Hnmr (DMSO-d6 )
δ; 1.18(6H,t,J=6.9Hz)、2.08-2.30(2H,m) 、2.92-3.2
0(6H,m) 、4.57-4.80(2H,m) 、7.50-7.65(2H,m) 、8.07
-8.24(2H,m) 、8.66(2H,br-s) 、8.78(2H,br-s) 、10.5
8(1H,br-s)、12.30(1H,br-s)
【0208】実施例147 1−〔2−(N−モルホリニル)エチル〕−2−インド
ロイルグアニジン・塩酸塩 収率 20.5% mp 180 ℃ 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;
3.00-3.27(2H,m) 、3.27-3.70(4H,m) 、3.70-4.10(4H,
m) 、4.88-5.14(2H,m) 、7.15-7.30(1H,m) 、7.39-7.52
(1H,m) 、7.78(1H,d,J=7.9Hz)、7.90(1H,d,J=8.9Hz)、
8.10(1H,s)、8.65(2H,br-s) 、8.81(2H,br-s) 、11.85
(1H,br-s)、12.26(1H,br-s)
【0209】実施例148 6−(3−アミノプロポキシ)−1−メチル−4−トリ
フルオロメチル−2−インドロイルグアニジンの合成 a) エチル 6−ベンジルオキシ−1−メチル−4−ト
リフルオロメチル−2−インドールカルボキシラートの
合成 エチル 6−ベンジルオキシ−4−トリフルオロメチル
−2−インドールカルボキシラート(2.20g,6.06mmol)、
60%水素化ナトリウム(0.24g,6.06mmol)、ヨウ化メチ
ル(1.72g,12.1mmol)及びジメチルホルムアミド(50ml)を
用い、参考例5の方法にん準じて反応を行ない、エチル
6−ベンジルオキシ−1−メチル−4−トリフルオロ
メチル−2−インドールカルボキシラート(2.25g) を得
た。 b) エチル 6−ヒドロキシ−1−メチル−4−トリフ
ルオロメチル−2−インドールカルボキラートの合成 エチル 6−ベンジルオキシ−1−メチル−4−トリフ
ルオロメチル−2−インドールカルボキシラート(2.23
g,5.91mmol)、10%パラジウム/炭素(0.3g)及びテト
ラヒドロフラン(50ml)を用い、参考例15のa)の方法に
準じて反応を行ない、エチル 6−ヒドロキシ−1−メ
チル−4−トリフルオロメチル−2−インドールカボキ
シラート(1.70g) を得た。 c) エチル 6−(3−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノプロポキシ)−1−メチル−4−トリフルオロメチル
−2−インドールカルボキシラートの合成 エチル 6−ヒドロキシ−1−メチル−4−トリフルオ
ロメチル−2−インドールカルボキシラート(1.00g,3.4
8mmol)、60%水素化ナトリウム(0.14g,3.48mmol)、te
rt−ブチル N−(3−ヨードプロピル)カルバメート
(0.99g,3.48mmol)及びジメチルホルムアミド(40ml)を用
い、参考例5の方法に準じて反応を行ない、エチル 6
−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロポキシ)
−1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドー
ルカルボキシラート(1.28g) を得た。
【0210】d) 6−(3−アミノプロポキシ)−1−
メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグ
アニジンの合成 エチル 6−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプ
ロポキシ)−1−メチル−4−トリフルオロメチル−2
−インドールカルボキシラート(1.28g,2.88mmol)、グア
ニジン塩酸塩(5.50g,57.6mmol)及びナトリウムメトキシ
ド(3.11g,57.6mmol)のメタノール溶液(60ml)より実施例
1の方法に準じて反応を行ない、6−(3−tert−ブト
キシカルボニルアミノプロポキシ)−1−メチル−4−
トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン(0.4
1g) を得た。この化合物(0.41g)を実施例114の方法
に準じて反応を行なうことにより、6−(3−アミノプ
ロポキシ)−1−メチル−4−トリフルオロメチル−2
−インドロイルグアニジン・塩酸塩(0.27g, 21.8%) を
得た。 mp 272-274℃, 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;2.08〜2.13(2
H,m)、2.99〜3.01(2H,m)、4.05(3H,s)、4.24〜4.28(2H.
m)、7.21(1H,s)、7.48(1H,s)、7.97(1H,s)、8.07(3H,br
-s) 、8.56〜8.70(4H,m)、12.06(1H,br-s)。 実施例148の方法に準じて反応を行なうことにより、
以下の実施例149の化合物を合成した。 実施例149 6−(3−アミノプロポキシ)−1,4−ジメチル−2−
インドロイルグアニジン・塩酸塩 mp 265-267℃, 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;2.04〜2.09(2
H,m)、2.46(3H,s)、2.96〜2.99(2H,m)、3.98(3H,s)、4.
13〜4.18(2H.m)、6.65(1H,s)、6.91(1H,s)、8.00〜8.04
(4H,m)、8.44(2H,br-s) 、8.73(2H,br-s) 、11.92(1H,b
r-s)。
【0211】実施例150 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−1−メチル−
4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニジン
の合成 a) エチル 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−
1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドール
カルボキシラートの合成 実施例148のb)で得られたエチル 6−ヒドロキシ−
1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドール
カルボキシラート(1.00g,3.48mmol)、60%水素化ナト
リウム(0.35g,8.70mmol)、3−クロロプロピルジメチル
アミン・塩酸塩(0.82g,5.22mmol)及びジメチルホルムア
ミド(40ml)を用い、参考例4の方法に準じて反応を行な
うことにより、エチル 6−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)−1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−
インドールカルボキシラート(0.72g) を得た。 b) 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−1−メチ
ル−4−トリフルオロメチル−2−インドロイルグアニ
ジンの合成 エチル 6−(3−ジメチルアミノプロポキシ)−1−
メチル−4−トリフルオロメチル−2−インドールカボ
キシラート(0.72g,1.93mmol)、グアニジン・塩酸塩(3.6
9g,38.7mmol)及びナトリウムメトキシド(2.09g,38.7mmo
l)のメタノール溶液(50ml)を用い、実施例1の方法に準
じて反応を行ない、6−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)−1−メチル−4−トリフルオロメチル−2−イン
ドロイルグアニジン・塩酸塩(0.31g, 35.0%) を得た。 mp 264-265℃, 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;2.17〜2.23(2
H,m)、2.80(6H,s)、3.2〜3.4(2H,m) 、4.06(3H,s)、4.2
3〜4.27(2H.m)、7.20(1H,s)、7.50(1H,s)、7.88(1H,
s)、8.5 〜8.7(4H,m) 、10.27(1H,br-s)、11.90(1H,br-
s)。
【0212】実施例150の方法に準じて反応を行なう
ことにより、以下の実施例151の化合物を合成した。 実施例151 1,4−ジメチル−6−(3−ジメチルアミノプロポキ
シ)−2−インドロイルグアニジン・塩酸塩 mp 282-284℃, 1Hnmr (DMSO-d6 ) δ;2.14〜2.20(2
H,m)、2.46(3H,s)、2.79〜2.80(6H,m)、3.1 〜3.3(2H.
m) 、3.98(3H,s)、4.13〜4.17(2H,m)、6.66(1H,s)、6.9
3(1H,s)、7.99(1H,s)、8.42〜8.74(4H,m)、10.26(1H,br
-s)、11.85(1H,br-s)。
【0213】試験例1 Na+ /H+ 交換輸送系阻害作用(イン・ビトロ試験) [試験方法]家森らの方法(J. Hypertension, 8, 153
(1990) )に準じて試験を行った。即ち、ラット胸部大
動脈中膜由来平滑筋細胞を用い、酸負荷時の細胞内pH
変化を指標にしてNa+ /H+ 交換輸送系阻害作用を評
価した。 [試験結果]本試験法によるNa+ /H+ 交換輸送系阻
害作用のIC50値は、本発明の実施例1の化合物につい
ては0.058μM、実施例8の化合物については0.
05μM、実施例22の化合物については2.1μM、
実施例55の化合物については0.02μM、実施例2
9の化合物については0.0009μM、実施例118
の化合物については0.01μMであり、対照化合物の
ジメチルアミロライドは0.60μM、5−ヘキサメチ
レンアミロライドは0.14μMであった。
【0214】試験例2 Na+ /H+ 交換輸送系阻害作用(イン・ビトロ試験) [試験方法]Mungreらの方法(Exp. Cell Res., 193,
236(1991) )に準じて試験を行った。即ち、ラット胸部
大動脈中膜由来平滑筋細胞を用い、酸負荷時の細胞障害
を指標にしてNa+ /H+ 交換輸送系阻害作用を評価し
た。 [試験結果]各実施例の化合物についての本試験法によ
るNa+ /H+ 交換輸送系阻害作用の最低有効濃度(M
EC)は表1のとおりであった。
【0215】
【表1】
【0216】
【表2】
【0217】
【表3】
【0218】
【表4】 表1において、*は細胞障害性のため測定できなかった
ことを示す。
【0219】試験例3 ラットの虚血再灌流による不整脈の抑制試験(イン・ビ
ボ試験) [試験方法]Crome らの方法(J. Cardiovasc. Pharmac
ol., 8, 1249(1986))に準じて実験を行った。即ち、ラ
ットの冠動脈閉塞後再開通によって惹起される不整脈の
抑制を、心室性頻脈発生率、心室細動発生率および死亡
率の抑制を指標にして評価した。 [試験結果]本発明の実施例1の化合物についての、本
試験による心室性頻脈発生率、心室細動発生率および死
亡率の抑制作用は表2のとおりであった。
【0220】
【表5】 〔表2〕再灌流不整脈抑制試験 ─────────────────────────────────── 化合物 用量 心室性頻脈発生率 心室細動発生率 死亡率 ─────────────────────────────────── 実施例1 0.3 mg/kg 50% 0% 0% 0.1 mg/kg 70% 10% 10% EIPA 1 mg/kg 43% 0% 0% 0.3 mg/kg 100% 56% 44% 対照群 100% 95% 76% ───────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 和弘 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 野口 毅 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 宮岸 明 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 大橋 尚仁 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友製薬株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−279470(JP,A) 特開 平7−145149(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/42 A61K 31/404 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基、アルキニル基、
    シクロアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキ
    シル基、アルコキシカルボニル基、または式−OR3
    しくは−NR6 7 示される基を表し、一個または同
    一もしくは異なって複数個置換していてもよく、R2
    水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキ
    基または式−CH2 20で示される基を表す。R3
    水素原子、アルキル基、置換アルキル基(該置換アルキ
    ル基の置換基はシクロアルキル基、カルボキシル基、ア
    ルコキシカルボニル基、アリール基およびヘテロアリー
    ル基より選ばれる)、シクロアルキル基、または式−C
    2 30(R30はアルケニル基またはアルキニル基を表
    す)で示される基を表し、R6 およびR7 は互いに独立
    して、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ま
    は式−CH2 60で示される基(R60はアルケニル基ま
    たはアルキニル基を表す)を表すか、あるいはR6 およ
    びR7 が互いに結合して、環中に他のヘテロ原子を含ん
    でもよい飽和5ないし7員環の環状アミノ基を表し、R
    20 はアルキニル基を表す。但し、上記一般式において、
    1 基およびグアニジノカルボニル基はインドール環の
    六員環部分または五員環部分のいずれに置換していても
    よい。)で表されるインドロイルグアニジン誘導体また
    はその医薬として許容される酸付加塩。
  2. 【請求項2】 3 が水素原子、アルキル基、置換アル
    キル基(該置換アルキル基の置換基はカルボキシル基お
    よびアリール基より選ばれる)、シクロアルキル基、ま
    たは式−CH 2 30 (R 30 はアルケニル基またはアルキ
    ニル基を表す)で示される基である、請求項1記載のイ
    ンドロイルグアニジン誘導体またはその医薬として許容
    される酸付加塩。
  3. 【請求項3】 1 が水素原子、アルキル基、シクロア
    ルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、または式−OR 3
    もしくは−NR 6 7 で示される基であり、R 2 が水素
    原子、アルキル基または置換アルキル基であり、R 3
    水素原子、アルキル基、置換アルキル基(該置換アルキ
    ル基の置換基はシクロアルキル基、アリール基およびヘ
    テロアリール基より選ばれる)、シクロアルキル基、ま
    たは式−CH 2 30 (R 30 はアルケニル基またはアルキ
    ニル基を表す)で示される基であり、R 6 およびR 7
    互いに独立して、水素原子、アルキル基、シクロアルキ
    ル基、または式−CH 2 60 で示される基(R 60 はアル
    ケニル基またはアルキニル基を表す)であるか、あるい
    はR 6 およびR 7 が互いに結合して、環中に他のヘテロ
    原子を含んでもよい飽和5ないし7員環の環状アミノ基
    である、請求項1記載のインドロイルグアニジン誘導体
    またはその医薬として許容される酸付加塩。
  4. 【請求項4】 1 が水素原子、アルキル基、ハロゲン
    原子または式−OR 3 で示される基であり、R 2 が水素原
    子、アルキル基または置換アルキル基であり、R 3 が水
    素原子、アルキル基または置換アルキル基(該置換アル
    キル基の置換基はカルボキシル基、アルコキシカルボニ
    ル基、およびアリール基より選ばれる)である、請求項
    1記載のインドロイルグアニジン誘導体またはその医薬
    として許容される酸付加塩。
  5. 【請求項5】 1 が水素原子、アルキル基、ハロゲン
    原子または式−OR 3 で示される基であり、R 2 が水素原
    子またはアルキル基であり、R 3 が水素原子、アルキル
    基または置換アルキル基(該置換アルキル基の置換基は
    カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基より選ば
    れる)である、請求項1記載のインドロイルグアニジン
    誘導体またはその医薬として許容される酸付加塩。
  6. 【請求項6】 2−インドロイルグアニジン化合物であ
    る請求項1、2、3、4または5記載のインドロイルグ
    アニジン誘導体またはその医薬として許容される酸付加
    塩。
  7. 【請求項7】 一般式(2) 【化2】 (式中、R8 、R9 、R10、R11およびR12は、互いに
    独立して、水素原子、アルキル基、アルキニル基、シク
    ロアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル
    基、アルコキシカルボニル基、または式−OR3 もしく
    −NR6 7 示される基を表し、R2 は水素原子、
    アルキル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、ま
    は式−CH2 20で示される基を表す。R3 は水素原
    子、アルキル基、置換アルキル基(該置換アルキル基の
    置換基はシクロアルキル基、カルボキシル基、アルコキ
    シカルボニル基、アリール基およびヘテロアリール基よ
    り選ばれる)、シクロアルキル基、または式−CH2
    30(R30はアルケニル基またはアルキニル基を表す)で
    示される基を表し、R6 およびR7 は互いに独立して、
    水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、または式−
    CH2 60で示される基(R60はアルケニル基またはア
    ルキニル基を表す)を表すか、あるいはR6 およびR7
    が互いに結合して、環中に他のヘテロ原子を含んでもよ
    い飽和5ないし7員環の環状アミノ基を表し、R 20 はア
    ルキニル基を表す。)で表されるインドロイルグアニジ
    ン誘導体またはその医薬として許容される酸付加塩。
  8. 【請求項8】 R8 が水素原子であり、R10が水素原子
    またはハロゲン原子である請求項7記載のインドロイル
    グアニジン誘導体またはその医薬として許容される酸付
    加塩。
  9. 【請求項9】 R9 が水素原子、アルキル基、シクロア
    ルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、または式−OR33
    (R33は水素原子、アルキル基またはアラルキル基を表
    す)で示される基である請求項7または8記載のインド
    ロイルグアニジン誘導体またはその医薬として許容され
    る酸付加塩。
  10. 【請求項10】 R11およびR12が、互いに独立して、
    水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン原
    子、ニトロ基、または式−OR3 もしくは−NR6 7
    で示される基である請求項7、8または9記載のインド
    ロイルグアニジン誘導体またはその医薬として許容され
    る酸付加塩。
  11. 【請求項11】 R2 が水素原子、アルキル基または
    換アルキル基である請求項7、8、9または10記載の
    インドロイルグアニジン誘導体またはその医薬として許
    容される酸付加塩。
  12. 【請求項12】 インドロイルグアニジン誘導体が、 1−メチル−2−インドロイルグアニジン、 4−クロロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
    ン、 1,4−ジメチル−2−インドロイルグアニジン、 4−メトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
    ン、 1−メチル−4−ニトロ−2−インドロイルグアニジ
    ン、 4−エトキシ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
    ン、 4−フルオロ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
    ン、 4−ブロモ−1−メチル−2−インドロイルグアニジ
    ン、 4−イソポロポキシ−1−メチル−2−インドロイルグ
    アニジン、 4−クロロ−7−ヒドロキシ−1−メチル−2−インド
    ロイルグアニジン、または4−クロロ−6−ヒドロキシ
    −1−メチル−2−インドロイルグアニジンである請求
    項11記載のインドロイルグアニジン誘導体またはその
    医薬として許容される酸付加塩。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    のインドロイルグアニジン誘導体もしくはその医薬とし
    て許容される酸付加塩を含有するナトリウム/プロトン
    交換輸送系阻害剤。
  14. 【請求項14】 高血圧、不整脈、狭心症、心肥大、虚
    血再灌流による臓器障害、脳虚血障害、または細胞の過
    剰増殖が原因となる疾患の治療剤もしくは予防剤である
    請求項13記載のナトリウム/プロトン交換輸送系阻害
    剤。
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