JP3162567B2 - 内燃機関の気筒別空燃比推定装置 - Google Patents

内燃機関の気筒別空燃比推定装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多気筒内燃機関の排気
系集合部に単一の空燃比センサを設け、排気系の挙動を
記述するモデルを設定してセンサ出力を入力すると共
に、その内部状態を観測するオブザーバを設け、その出
力から各気筒の空燃比を推定する内燃機関の気筒別空燃
比推定装置において、目標空燃比が頻々に変更されると
きも、オブザーバによる各気筒の空燃比の推定精度を確
保できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気系に空燃比センサを設け
て空燃比を検出することは良く行われており、その一例
として特開昭59−101562号公報記載の技術を挙
げることができる。また、本出願人も先に特願平3−3
59339号(特開平5−180059号)において、
排気系の挙動を記述するモデルを設定して排気系集合部
に設けた単一の空燃比センサの出力を入力し、オブザー
バを介して各気筒の空燃比を推定する技術を提案してい
る。尚、そこにおいて、空燃比センサは広域空燃比セン
サ、即ち、理論空燃比で出力が反転するO2 センサでは
なく、理論空燃比の前後を通じて排気ガス中の酸素濃度
に比例した出力特性を有するものを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、空燃
比をリーン側とリッチ側の間で意図的に振動させて排気
系に設置した三元触媒コンバータの浄化率を向上させ
る、いわゆるパータベーションによるO2 ストレージ効
果を意図した内燃機関の空燃比制御技術が提案されてお
り、本出願人も先に特願平4−360919号において
同種の技術を提案しているが、この技術においては目標
空燃比は頻繁に変更される。
【0004】この発明はその先に提案した特願平3−3
59339号の改良にあり、目標空燃比がパータベーシ
ョン制御などで頻々に変更されるときも、オブザーバに
よる各気筒の空燃比の推定精度を確保できるようにした
内燃機関の気筒別空燃比推定装置を提供することを目的
とする。
【0005】更には、オブザーバ推定値に基づいて空燃
比の気筒毎フィードバック制御を行うようにした内燃機
関の気筒別空燃比推定装置を提供することも付随的な目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに請求項1項に係る内燃機関の気筒別空燃比推定装置
は、多気筒内燃機関の排気系集合部に単一の空燃比セン
サを配置してその出力から各気筒の入力混合気の空燃比
を推定する装置であって、前記センサの出力値を各気筒
の燃焼履歴の加重平均値からなるものとみなして排気系
の挙動を記述するモデルを設定して各気筒の空燃比と目
標空燃比を状態変数とする状態方程式をたて、その内部
状態を観測するオブザーバを設定して集合部空燃比を入
力し、その出力を求める第1の手段、および前記オブザ
ーバ出力から各気筒の推定空燃比を求める第2の手段、
を有する内燃機関の気筒別空燃比推定装置において、前
記オブザーバの第1の入力を前記各気筒の推定空燃比と
すると共に、第2の入力として目標空燃比を使用する如
く構成した。
【0007】請求項2項に係る装置は、前記目標空燃比
が、前記内燃機関の排気系に配置した触媒コンバータの
上流および下流の少なくともいずれかの空燃比を所定振
幅および周期で振動させるためのものである如く構成し
た。
【0008】
【作用】請求項1項にあっては、目標空燃比が頻々に変
化する運転状態においても、オブザーバによる各気筒の
空燃比の推定精度を確保することができる。
【0009】請求項2項にあっては、いわゆるパータベ
ーション制御などが行われる運転状態においてもオブザ
ーバによる各気筒の空燃比の推定精度を確保することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に即してこの発明の実施例を
説明する。
【0011】図1はこの発明に係る内燃機関の気筒別空
燃比推定装置を実現するための空燃比フィードバック制
御装置を全体的に示す概略図である。図において符号1
0は4気筒の内燃機関を示しており、吸気路12の先端
に配置されたエアクリーナ14から導入された吸気は、
スロットル弁16でその流量を調節されつつインテーク
マニホルド18を経て第1ないし第4気筒に流入され
る。
【0012】各気筒の吸気弁(図示せず)の付近にはイ
ンジェクタ20が設けられて燃料を噴射する。噴射され
て吸気と一体となった混合気は、各気筒内で図示しない
点火プラグで点火されて燃焼してピストン(図示せず)
を駆動する。燃焼後の排気ガスは排気弁(図示せず)を
介してエキゾーストマニホルド22に排出され、エキゾ
ーストパイプ24を経て三元触媒コンバータ26で浄化
されつつ機関外に排出される。また、吸気路12には、
スロットル弁配置位置付近に、それをバイパスするバイ
パス路28が設けられる。内燃機関10のディストリビ
ュータ(図示せず)内にはピストン(図示せず)のクラ
ンク角度位置を検出するクランク角センサ34が設けら
れると共に、スロットル弁16の開度を検出するスロッ
トル開度センサ36、スロットル弁16下流の吸気圧力
を絶対圧力で検出する絶対圧センサ38も設けられる。
更に、排気系においてエキゾーストマニホルド22と三
元触媒コンバータ26の間には酸素濃度検出素子からな
る広域空燃比センサ40が設けられ、排気ガス中の酸素
濃度に比例した値を出力する。これらセンサ34などの
出力は、制御ユニット42に送られる。
【0013】図2は制御ユニット42の詳細を示すブロ
ック図である。広域空燃比センサ40の出力は検出回路
46に入力され、そこで適当な線形化処理が行われ、理
論空燃比を中心としてリーンからリッチにわたる広い範
囲において排気ガス中の酸素濃度に比例したリニアな特
性からなる空燃比(A/F)が検出される。その詳細は
先に本出願人が提案した別の出願(特開平4−3694
71号)に述べられているので、これ以上の説明は省略
する。尚、以下の説明において、このセンサを「LAF
センサ」(リニア・エーバイエフ・センサ)と称する。
検出回路46の出力はA/D変換回路48を介してCP
U50,ROM52,RAM54などからなるマイクロ
コンピュータに取り込まれ、RAM54に格納される。
【0014】同様に、スロットル開度センサ36などの
アナログ出力はレベル変換回路56、マルチプレクサ5
8および第2のA/D変換回路60を介して、またクラ
ンク角センサ34の出力は波形整形回路62で波形整形
された後、カウンタ64で出力値がカウントされ、カウ
ント値はマイクロ・コンピュータ内に入力される。マイ
クロコンピュータにおいてCPU50は、ROM52に
格納された命令に従って検出値から制御値を演算し、駆
動回路66を介して各気筒のインジェクタ20を駆動す
ると共に、第2の駆動回路68を介して電磁弁70を駆
動し、図1に示したバイパス路28を通る2次空気量を
制御する。
【0015】ここで、この発明の説明に入る前に、理解
の便宜上、先に提案した排気系の挙動を記述するモデル
について簡単に説明する。
【0016】先ず、1個のLAFセンサの出力から各気
筒の空燃比を精度良く分離抽出するためには、LAFセ
ンサの検出応答遅れを正確に解明する必要がある。そこ
で、とりあえずこの遅れを1次遅れ系と擬似的にモデル
化し、図3に示す如きモデルを作成した。ここでLA
F:LAFセンサ出力、A/F:入力A/F、とする
と、その状態方程式は下記の数1で示すことができる。
【0017】
【数1】
【0018】これを周期ΔTで離散化すると、数2で示
すようになる。図4は数2をブロック線図で表したもの
である。
【0019】
【数2】
【0020】従って、数2を用いることによってセンサ
出力より真の空燃比を求めることができる。即ち、数2
を変形すれば数3に示すようになるので、時刻kのとき
の値から時刻k−1のときの値を数4のように逆算する
ことができる。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】具体的には数2をZ変換を用いて伝達関数
で示せば数5の如くになるので、その逆伝達関数を今回
のセンサ出力LAFに乗じることによって前回の入力空
燃比をリアルタイムに推定することができる。図5にそ
のリアルタイムのA/F推定器のブロック線図を示す。
【0024】
【数5】
【0025】続いて、上記の如く求めた真の空燃比に基
づいて各気筒の空燃比を分離抽出する手法について説明
すると、先願でも述べたように、排気系の集合部の空燃
比を各気筒の空燃比の時間的な寄与度を考慮した加重平
均であると考え、時刻kのときの値を、数6のように表
した。尚、F(燃料量)を制御量としたため、ここでは
『燃空比F/A』を用いているが、後の説明においては
理解の便宜のため、支障ない限り「空燃比」を用いる。
尚、空燃比(ないしは燃空比)は、先に数5で求めた応
答遅れを補正した真の値を意味する。
【0026】
【数6】
【0027】即ち、集合部の空燃比は、気筒ごとの過去
の燃焼履歴に重みC(例えば直近に燃焼した気筒は40
%、その前が30%...など)を乗じたものの合算で
表した。このモデルをブロック線図であらわすと、図6
のようになる。
【0028】また、その状態方程式は数7のようにな
る。
【0029】
【数7】
【0030】また集合部の空燃比をy(k)とおくと、
出力方程式は数8のように表すことができる。
【0031】
【数8】
【0032】上記において、u(k)は観測不可能のた
め、この状態方程式からオブザーバを設計してもx
(k)は観測することができない。そこで4TDC前
(即ち、同一気筒)の空燃比は急激に変化しない定常運
転状態にあると仮定してx(k+1)=x(k−3)と
すると、数9のようになる。
【0033】
【数9】
【0034】ここで、上記の如く求めたモデルについて
シミュレーション結果を示す。図7は4気筒内燃機関に
ついて3気筒の空燃比を14.7にし、1気筒だけ1
2.0にして燃料を供給した場合を示す。図8はそのと
きの集合部の空燃比を上記モデルで求めたものを示す。
同図においてはステップ状の出力が得られているが、こ
こで更にLAFセンサの応答遅れを考慮すると、センサ
出力は図9に「モデル出力値」と示すようになまされた
波形となる。図中「実測値」は同じ場合のLAFセンサ
出力の実測値であるが、これと比較し、上記モデルが多
気筒内燃機関の排気系を良くモデル化していることを検
証している。
【0035】よって、数10で示される状態方程式と出
力方程式にてx(k)を観察する通常のカルマンフィル
タの問題に帰着する。その荷重行列Q,Rを数11のよ
うにおいてリカッチの方程式を解くと、ゲイン行列Kは
数12のようになる。
【0036】
【数10】
【0037】
【数11】
【0038】
【数12】
【0039】これよりA−KCを求めると、数13のよ
うになる。
【0040】
【数13】
【0041】一般的なオブザーバの構成は図10に示さ
れるようになるが、今回のモデルでは入力u(k)がな
いので、図11に示すようにy(k)のみを入力とする
構成となり、これを数式で表すと数14のようになる。
【0042】
【数14】
【0043】ここでy(k)を入力とするオブザーバ、
即ちカルマンフィルタのシステム行列は数15のように
表される。
【0044】
【数15】
【0045】今回のモデルで、リカッチ方程式の荷重配
分Rの要素:Qの要素=1:1のとき、カルマンフィル
タのシステム行列Sは、数16で与えられる。
【0046】
【数16】
【0047】図12に上記したモデルとオブザーバを組
み合わせたものを示す。シミュレーション結果は先の出
願に示されているので省略するが、これにより集合部空
燃比より各気筒の空燃比を的確に抽出することができ
る。
【0048】オブザーバによって集合部空燃比より各気
筒空燃比を推定することができたことから、PIDなど
の制御則を用いて空燃比を気筒別に制御することが可能
となる。より具体的には図13に示すように、センサ出
力(集合部A/F)と目標空燃比とからPID制御則を
用いて集合部フィードバック補正項KLAFを求めると
共に、オブザーバ推定値#nA/Fから気筒毎のフィー
ドバック補正項#nKLAF(n:気筒)を求める。気
筒毎のフィードバック補正項#nKLAFはより具体的
には、集合部A/Fを気筒毎のフィードバック補正項#
nKLAFの平均値の前回演算値で除算して求めた目標
値と、オブザーバ推定値#nA/Fとの偏差解消する
ようにPID則を用いて求める。
【0049】これにより、各気筒の空燃比(A/F)は
集合部空燃比(A/F)に収束し、集合部空燃比(A/
F)は目標空燃比(A/F)に収束することとなって、
結果的に全ての気筒の空燃比(A/F)が目標空燃比
(A/F)に収束する。ここで、各気筒の燃料噴射量#
nTout (インジェクタの開弁時間で規定される)は、 #nTout =Tim×KCMD×KTOTAL×#nK
LAF×KLAF で求められる。上記で、Tim:基本値、KCMD:目
標空燃比、KTOTAL:その他の補正項、である。他
にバッテリ補正などの加算項もあるが省略する。尚、か
かる制御の詳細は本出願人が先に提案した特願平5−2
51138号に述べられているので、これ以上の説明は
省略する。
【0050】ここで、説明の便宜上、先に提案したパー
タベーション制御について簡単に説明する。
【0051】図14はその全体構成を示すブロック図で
あり、排気系集合部に配置されたLAFセンサ40の出
力に基づいてオブザーバによって各気筒空燃比が推定さ
れ、前記の如く目標値にフィードバック制御される。三
元触媒コンバータ26の下流にはO2 センサ41が設け
られる。
【0052】図示に係るパータベーション制御装置にお
いて、目標空燃比KCMDは、補正係数KWAVE(図
15にその特性を示す)を乗じられて所定の周期および
振幅で振動させられる。具体的には、図15にその特性
を示す補正係数KWAVEテーブルを周期TWAVEで
サンプリングしてパータベーション補正係数KWAVEを求
めて行う。尚、詳細は先に提案した出願に述べられてい
るので、説明は以上に止める。
【0053】先に、数9に関して説明したように、各気
筒空燃比推定オブザーバは、例えば4気筒の内燃機関で
あれば、4TDC前の同一気筒の空燃比は、今回気筒の
空燃比とほぼ同じであると仮定し、4TDC前の空燃比
(推定値)を入力して用いている。しかし、パータベー
ション制御など目標空燃比が常に変化する制御が行われ
ている場合は、その仮定は成立しない。
【0054】そこで、入力空燃比として、今回の実際の
空燃比に最も近いと思われる当該気筒の目標空燃比を使
用することにした。数式で示すと、数17のようにな
り、オブザーバを状態方程式で表現すると、数18のよ
うになる。
【0055】
【数17】
【0056】
【数18】
【0057】即ち、図14に示すパータベーション制御
を行うとき、実際の空燃比は目標空燃比に向けて制御さ
れることから、目標空燃比をオブザーバ入力に使用する
ことにより、結果的に推定空燃比を用いたのとほぼ同等
の効果を得ることができ、それによって目標空燃比が頻
々に変更される制御が行われるときにあっても、精度良
く気筒別空燃比を推定することができる。
【0058】尚、本出願人が先に提案したパータベーシ
ョン制御においては、目標空燃比が気筒毎に決定される
が、パータベーション制御はそれに限られるものではな
く、目標空燃比が気筒全体に共通して決定される場合に
も妥当する。
【0059】更に、目標空燃比が頻々に変更される例と
してパータベーション制御を挙げたが、それに限られる
ものでなく、他にもフューエルカット時、ないしはリー
ンバーン制御への空燃比移行時などのときにもこの発明
は妥当する。
【0060】
【発明の効果】請求項1項にあっては、目標空燃比が頻
々に変化する運転状態においても、オブザーバによる各
気筒の空燃比の推定精度を確保することができる。
【0061】請求項2項にあっては、いわゆるパータベ
ーション制御が行われる運転状態においても、オブザー
バによる各気筒の空燃比の推定精度を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る内燃機関の気筒別空燃比推定装
置を実現する、内燃機関の空燃比フィードバック制御装
置を全体的に示すブロック図である。
【図2】図1中の制御ユニットの詳細を示すブロック図
である。
【図3】先の出願で述べた空燃比センサの検出動作をモ
デル化した例を示すブロック図である。
【図4】図3に示すモデルを周期ΔTで離散化したモデ
ルである。
【図5】空燃比センサの検出挙動をモデル化した真の空
燃比推定器を示すブロック線図である。
【図6】内燃機関の排気系の挙動を示すモデルを表すブ
ロック線図である。
【図7】図6に示すモデルを用いて4気筒内燃機関につ
いて3気筒の空燃比を14.7に、1気筒の空燃比を1
2.0にして燃料を供給する場合を示すデータ図であ
る。
【図8】図7に示す入力を与えたときの図6モデルの集
合部の空燃比を表すデータ図である。
【図9】図7に示す入力を与えたときの図6モデルの集
合部の空燃比をLAFセンサの応答遅れを考慮して表し
たデータと、同じ場合のLAFセンサ出力の実測値を比
較するグラフ図である。
【図10】一般的なオブザーバの構成を示すブロック線
図である。
【図11】先の出願で用いるオブザーバの構成を示すブ
ロック線図である。
【図12】図6に示すモデルと図11に示すオブザーバ
を組み合わせた構成を示す説明ブロック図である。
【図13】この発明で予定する空燃比の気筒別フィード
バック制御を示すブロック図である。
【図14】本出願人が先に提案したパータベーション制
御に係る空燃比制御装置を示すブロック図である。
【図15】図14の装置で目標空燃比を所定の周期およ
び振幅で変化させる補正係数の特性を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 内燃機関 18 インテークマニホルド 20 インジェクタ 22 エキゾーストマニホルド 40 空燃比センサ(LAFセンサ) 42 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森谷 勲 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−180040(JP,A) 特開 平5−52140(JP,A) 特開 平4−109048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 F02D 41/14 310 F02D 41/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関の排気系集合部に単一の
    空燃比センサを配置してその出力から各気筒の入力混合
    気の空燃比を推定する装置であって、 a.前記センサの出力値を各気筒の燃焼履歴の加重平均
    値からなるものとみなして排気系の挙動を記述するモデ
    ルを設定して各気筒の空燃比と目標空燃比を状態変数と
    する状態方程式をたて、その内部状態を観測するオブザ
    ーバを設定して集合部空燃比を入力し、その出力を求め
    る第1の手段、 および b.前記オブザーバ出力から各気筒の推定空燃比を求め
    る第2の手段、 を有する内燃機関の気筒別空燃比推定装置において、前
    記オブザーバの第1の入力を前記各気筒の推定空燃比と
    すると共に、第2の入力として目標空燃比を使用するこ
    とを特徴とする内燃機関の気筒別空燃比推定装置。
  2. 【請求項2】 前記目標空燃比が、前記内燃機関の排気
    系に配置した触媒コンバータの上流および下流の少なく
    ともいずれかの空燃比を所定振幅および周期で振動させ
    るためのものであることを特徴とする請求項1項記載の
    内燃機関の気筒別空燃比推定装置。
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