JP3162306U - 枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の好みに合わせて、また使用者が横臥したままでも容易に、高さだけでなく傾斜具合も調整することができ、使用感や使い勝手に優れた枕を提供すること。【解決手段】充填材2が充填される袋体3の長手方向の向い合う各側縁部に、各側縁部の長さを個別に調整可能な長さ調整部4が設けられ、長さ調整部4が、袋体3の長手方向の側縁部に沿って形成された紐挿通部5と、紐挿通部5に挿通されるとともに、紐挿通部5と略平行に所定の間隔を設けて袋体3内に挿通された紐6と、紐挿通部5及び袋体3内からそれぞれ引き出された紐6が挿通された引締具7A、7Bとを含んで構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は枕に関し、より詳細には、使用者の好みに合わせて高さ等を調整することのできる枕に関する。
従来より、紐を利用して高さを調整できるようにした枕が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、充填物が充填された袋体の全周縁部に紐通し部が形成され、該紐通し部に紐が緊縛自在に挿通された枕が開示されている。
また、下記の特許文献2には、充填物が充填された袋体の長手方向の相対する2辺間に、紐がM字型、W字型等に摺動可能に挿通された枕が開示されている。
特許文献1記載の枕によれば、前記紐通し部に挿通された紐を縛ることにより、前記袋体の中間部が細くなって袋体全体の厚み(高さ)を増すことができる。また、特許文献2記載の枕によれば、前記袋体内に挿通された紐を袋体外へ引き出すことにより、長手方向の相対する2辺間の距離が縮まり、袋体全体の厚みを増すことができる。
ところで、枕の使用感を優れたものにするには、枕の高さ(厚み)だけでなく、頭を載せる面の傾斜具合も重要なポイントとなっている。また、使用する状況に応じて、枕の傾斜具合を調整したい、例えば、横になってテレビを視聴するような場合、頭を少し起こした状態となるように傾斜具合を大きくしたい等のニーズも高い。
しかしながら、特許文献1、2に記載された枕は、袋体全体の厚みを増す調整が可能となっているものの、頭を載せる面の傾斜具合まで意識的に調整できるものではなく、また、使用者が横臥したままで高さ等の調整が容易に行えるものでもなく、使用感や使い勝手を十分に高めることができていないという課題があった。
実開平3−79764号公報 実開昭62−52473号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、使用者の好みに合わせて、また使用者が横臥したままでも容易に、高さだけでなく傾斜具合も調整することができ、使用感や使い勝手に優れた枕を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本考案に係る枕(1)は、充填物が充填される袋体の長手方向の向い合う各側縁部に、該各側縁部の長さを個別に調整可能な長さ調整部が設けられ、該長さ調整部が、前記袋体の長手方向の側縁部に沿って形成された紐挿通部と、該紐挿通部に挿通されるとともに、該紐挿通部と略平行に所定の間隔を設けて前記袋体内に挿通された紐と、前記紐挿通部及び前記袋体内からそれぞれ引き出された前記紐が挿通された引締具とを含んで構成されていることを特徴としている。
上記枕(1)によれば、前記袋体の長手方向の向い合う各側縁部に設けられた、前記紐挿通部、前記紐、及び前記引締具を含んで構成される前記長さ調整部によって、前記袋体の長手方向の向い合う各側縁部の長さ(すなわち、窄め具合、縮み具合)を個別に調整することが可能となり、枕全体の高さ(厚み)だけでなく、枕の傾斜(傾き)具合も調整することが可能となる。
枕全体の高さ(厚み)を調整する(高くする)際には、前記袋体の長手方向の両側縁部の前記長さ調整部をそれぞれ操作する。すなわち、両側縁部に設けられた前記引締具をそれぞれ手で押さえた状態で前記紐を引っ張る(前記袋体から引き出す)と、前記袋体の長手方向の各側縁部がそれぞれ窄められ(短く縮み)、前記袋体内の充填材が中央付近に寄り集まることで、前記袋体の上部と下部とが膨らむ結果、枕全体の高さ(厚み)を増すことができる。
また、枕の傾斜具合を調整する(傾きを付ける)際には、前記袋体の長手方向の一方の側縁部の前記長さ調整部のみを操作する。すなわち、一方の側縁部の前記引締具を手で押さえた状態で前記紐を引っ張る(前記袋体から引き出す)と、前記袋体の長手方向の一方の側縁部のみが窄められ(短く縮み)、該一方の側縁部側の厚みを増すことができ、該一方の側縁部側から他方の側縁部側に下る傾斜を付けることができ、頭を少し起こした状態に保ちたい場合などに重宝する。
したがって、使用者の好みや用途に合わせて、高さだけでなく傾斜具合も適宜調整することができ、また、前記長さ調整部が前記袋体の長手方向の各側縁部に設けられ、前記引締具が前記袋体の短手方向の側縁部側に位置するので、使用者が横臥したままでも、すなわち、枕に頭を載せたままでも容易に高さや傾き具合の調整を行うことができ、使用感や使い勝手に優れた枕とすることができる。
また本考案に係る枕(2)は、充填物が充填される袋体の周縁部に、該袋体の長手方向の向い合う各側縁部の長さを個別に調整可能な長さ調整部が設けられ、該長さ調整部が、前記袋体の長手方向の向い合う各側縁部に沿って形成された第1及び第2の紐挿通部と、前記袋体の短手方向の向い合う各側縁部に形成された輪状の紐通し片と、前記第1の紐挿通部と前記紐通し片とに挿通された第1の紐と、前記第2の紐挿通部と前記紐通し片とに挿通された第2の紐と、前記第1の紐挿通部の両端から引き出されて、前記紐通し片に挿通された前記第1の紐の端部と、前記第2の紐挿通部の両端から引き出されて、前記紐通し片に挿通された前記第2の紐の端部とが挿通された引締具とを含んで構成され、該引締具が、前記第1及び第2の紐を個別に引締め可能なものであることを特徴としている。
上記枕(2)によれば、前記袋体の周縁部に設けられた、前記第1及び第2の紐挿通部、前記第1及び第2の紐、及び前記袋体の短手方向の各側縁部側に配置されることになる前記引締具を含んで構成される前記長さ調整部によって、前記袋体の長手方向の向い合う各側縁部の長さを個別に調整することが可能となり、枕全体の高さ(厚み)だけでなく、枕の傾斜具合も調整することが可能となる。
枕全体の高さ(厚み)を調整する(高くする)際には、前記袋体の短手方向の側縁部側に配置された前記引締具を手で押さえた状態で前記第1及び第2の紐を引っ張ると、前記袋体の周縁部が窄められ(短く縮み)、前記袋体内の充填材が中央付近に寄り集まり、前記袋体の上部と下部とが膨らむ結果、枕全体の高さ(厚み)を増すことができる。
また、枕の傾斜具合を調整する(傾きを付ける)際には、前記引締具を手で押さえた状態で前記第1又は第2の紐のいずれか一方のみを引っ張ると、前記袋体の長手方向の一方の側縁部のみが窄められ(短く縮み)、該一方の側縁部側の厚みを増すことができ、該一方の側縁部側から他方の側縁部側に下る傾斜を付けることができ、頭を少し起こした状態に保ちたい場合などに重宝する。したがって、上記枕(1)と略同様の効果を得ることができる。なお、前記第1の紐と第2の紐とは、2本の紐で別々に構成する場合もあれば、1本の紐で構成する場合もあり得る。
また本考案に係る枕(3)は、上記枕(1)又は(2)において、前記充填材が複数の小袋に分けて前記袋体に収容され、前記袋体に、前記小袋を出し入れするための開閉部が形成されていることを特徴としている。
上記枕(3)によれば、前記充填材が複数の小袋に分けて前記袋体に収容されているので、前記小袋により前記充填材の移動や変形を規制することが可能となり、枕の形状を保ちやすい構造にすることができる。また、前記袋体に前記開閉部が形成されているので、使用者の好みに応じて、前記小袋をさらに追加したり、減らしたりすることができ、使用者の好みや用途に合わせて、前記充填材の充填量を適宜調整することができる。なお、前記小袋には、充填材の移動を規制する複数の仕切りが設けられたものを使用してもよく、係る構成により、頭を載せた場合の充填物の移動を効果的に抑制することができ、平坦な状態の袋体の厚みを一定に保つことができる。
本考案の実施の形態(1)に係る枕を示した一部切欠斜視図である。 (a)は実施の形態(1)に係る枕の全体の厚みを増した状態を示した斜視図、(b)は、枕に傾斜を付けた状態を示した斜視図である。 実施の形態(2)に係る枕を示した一部切欠斜視図である。 (a)は実施の形態(2)に係る枕の全体の厚みを増した状態を示した斜視図、(b)は、枕に傾斜を付けた状態を示した斜視図である。 別の実施の形態に係る枕を示した斜視図である。
以下、本考案に係る枕の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る枕を示した一部切欠斜視図である。図2(a)は、実施の形態(1)に係る枕の全体の厚みを増した状態を示した斜視図であり、(b)は、枕に傾斜を付けた状態を示した斜視図である。
実施の形態(1)に係る枕1は、充填材2が充填される袋体3からなり、平面視略長方形形状をした袋体3の長手方向の向い合う側縁部3a、3bには、側縁部3a、3bの長さを個別に調整可能な長さ調整部4がそれぞれ設けられている。
袋体3の素材は、可撓性を有する素材であれば特に限定されないが、綿、麻、立体網目状生地など、肌触りや通気性などに優れた繊維素材を用いることが好ましい。また、充填材(充填物)2は、袋体3内で移動可能な粒状のものが好ましく、そば殻、もみ殻、小豆、合成樹脂ビーズ、発泡樹脂ビーズ、又は合成樹脂短パイプなどが好適である。なお、ビーズ又は短パイプの径は、3mm〜15mm程度のものを使用するのが好ましい。また、袋体3内には、図1に示した平坦な状態で、その厚みが4cm〜6cm程度(5cm前後)維持できる量の充填材2が充填されるようになっている。
側縁部3a、3bに個別に設けられた長さ調整部4は、袋体3の長手方向の側縁部に沿って形成された紐挿通部5と、紐挿通部5に挿通されるとともに、紐挿通部5と略平行に所定の間隔を設けて袋体3内に挿通された紐6と、紐挿通部5及び袋体3内からそれぞれ引き出された紐6が挿通された引締具7A、7Bとを含んで構成されている。また、袋体3の短手方向の各側縁部3c、3dには、袋体3に挿通された紐6を引き出すための紐通し孔8a、8bが形成され、紐通し孔8a、8bには、環状部材が取り付けられている。
紐挿通部5は、袋体3の長手方向の各側縁部3a、3bの生地を筒状に折り込んで縫着されたものであり、紐6が摺動自在に挿通可能となっている。紐6の素材は、天然繊維、合成繊維など特に限定されないが、布紐などが好ましく、太さは4mm〜6mm程度のものが好ましい。引締具7A、7Bは、紐6を通す挿通孔が形成された略球状の本体7aと、本体の内部に出没自在に設けられた操作部7bと、この操作部7bを本体7aの内部から押しているバネ材(図示せず)とで構成されている。
図1に示した状態は、袋体3の長手方向の向い合う各側縁部3a、3bが拡がっている、すなわち、長さ調整部4による枕の厚み調整が行われていない平坦な状態を示している。図1に示した状態から枕全体の厚みを増す調整を行う場合は、袋体3の長手方向の各側縁部3a、3bに設けられた長さ調整部4をそれぞれ操作する。
すなわち、各側縁部3a、3bに設けられた長さ調整部4の引締具7A、7Bのそれぞれ(又は引締具7A、7Bのいずれか一方)を手で押さえた状態で紐6を引っ張る(袋体3から引き出す)と、図2(a)に示したように、袋体3の長手方向の各側縁部3a、3bがそれぞれ窄められ、各引締具7A、7Bの操作部7bから手を離して、紐6の移動を止めると、両側縁部3a、3bの長さがともに縮んだ(短い)状態に保持され、袋体3内の充填材2が中央に寄り集まることで袋体3の上部と下部が膨らむ結果、枕全体の高さ(厚み)が調整されるようになっている。
一方、枕1は、枕全体の高さのみだけでなく、傾斜具合も調整できるように構成されている点に特徴がある。図1に示した厚みの少ない状態から枕1に傾きを付ける調整を行う場合は、袋体3の長手方向の一方の側縁部3bの長さ調整部4のみを操作する。
すなわち、一方の側縁部3bの長さ調整部4の引締具7A、7Bそれぞれ(又は引締具7A、7Bのいずれか一方)を手で押さえた状態で紐6を引っ張る(袋体3から引き出す)と、図2(b)に示したように、袋体3の長手方向の一方の側縁部3bのみが窄められて、引締具7A、7Bの操作部7bから手を離して、紐6の移動を止めると、一方の側縁部3bのみが縮んだ(短い)状態に保持され、一方の側縁部3b側の袋体3の厚みを増すことができ、一方の側縁部3b側から他方の側縁部3a側に下る傾斜を付けることが可能となる。なお、充填材2として、発泡樹脂ビーズを使用すれば、傾斜を付けやすく、使用時の形状安定性をより高めることが可能である。
上記実施の形態(1)に係る枕1によれば、袋体3の長手方向の向い合う各側縁部3a、3bにそれぞれ設けられた紐挿通部5、紐6、及び引締具7A、7Bを含んで構成される長さ調整部4によって、袋体3の長手方向の向い合う各側縁部3a、3bの長さ(すなわち、窄め具合、縮み具合)を個別に調整することが可能となる。
したがって、使用者の好みや用途に合わせて、高さだけでなく傾斜(傾き)具合も適宜調整することができ、また、長さ調整部4が袋体3の長手方向の各側縁部3a、3bに設けられ、引締具7A、7Bが袋体3の短手方向の側縁部3c、3d側に位置するので、使用者が横臥したままでも、すなわち、枕に頭を載せたままでも容易に高さや傾きの調整を行うことができ、使用感や使い勝手に優れた枕とすることができる。
図3は、実施の形態(2)に係る枕を示した一部切欠斜視図である。図4(a)は、実施の形態(2)に係る枕の全体の厚みを増した状態を示した斜視図、(b)は、枕に傾斜を付けた状態を示した斜視図である。なお、実施の形態(1)に係る枕1と同一機能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を省略することとする。
実施の形態(2)に係る枕1Aは、充填材2が充填される袋体3Aからなり、平面視略長方形形状をした袋体3Aの周縁部に、袋体3Aの長手方向の各側縁部3a、3bの長さを個別に調整可能な長さ調整部4Aが設けられている。
長さ調整部4Aは、袋体3Aの長手方向の向い合う側縁部3a、3bに沿って形成された紐挿通部5a、5bと、袋体3Aの短手方向の向い合う各側縁部3c、3dに形成された輪状の紐通し片9a〜9dと、紐挿通部5aと紐通し片9a、9cとに挿通された紐6aと、紐挿通部5bと紐通し片9b、9dとに挿通された紐6bとを備えている。また、袋体3Aの短手方向の側縁部3c側には、紐挿通部5aから引き出されて、紐通し片9aに挿通された紐6aの端部と、紐挿通部5bから引き出されて、紐通し片9bに挿通された紐6bの端部とが挿通された引締具7Cが配設されており、他方の側縁部3d側には、紐挿通部5aから引き出されて、紐通し片9cに挿通された紐6aの端部と、紐挿通部5bから引き出されて、紐通し片9dに挿通された紐6bの端部とが挿通された引締具7Dが配設されている。
紐挿通部5a、5bは、袋体3Aの長手方向の各側縁部3a、3bの生地を筒状に折り込んで縫着されたものであり、紐6a、6bが摺動自在に挿通可能となっている。輪状の紐通し片9a〜9dは、袋体3Aの短手方向の向い合う側縁部3c、3dの2箇所に所定間隔を設けて形成されているが、各側縁部3c、3dの1箇所以上に形成しておけばよい。また、紐6a、6bの素材は、天然繊維、合成繊維など特に限定されないが、布紐などが好ましく、太さは4mm〜6mm程度のものが好ましい。引締具7C、7Dは、紐6aを通す挿通孔と、紐6bを通す挿通孔とが別々に形成された略球状の本体7aと、本体7aの内部に出没自在に設けられた操作部7bと、この操作部7bを本体7aの内部から押しているバネ材(図示せず)とを含んで構成されており、紐6a、6bを個別に引締め可能となっている。
また、袋体3A内には、充填材2が充填された複数の小袋13が収容されており、小袋13を出し入れするための開閉部(例えば、線ファスナー)14が形成されている。小袋13の形状、袋体3Aに詰める数等は、特に限定されないが、縦幅が5cm〜10cm程度、横幅が袋体3Aの長手方向の幅と同程度に形成された横長形状をした小袋13を複数(3〜6袋程度)詰める形態としたり、又は横幅が10cm〜15cm程度、縦幅が袋体3Aの短手方向の幅と同程度に形成された縦長形状をした小袋を複数(3〜6袋程度)詰める形態とすることが好ましい。また、袋体3A内には、図3に示した平坦な状態で、その厚みが4cm〜5cm程度維持できる量の充填材2が充填されるようになっている。また、袋体3Aの中央付近に配置されることになる小袋13には、充填材2の移動を規制する複数の仕切りが設けられたものを使用することが好ましく、係る構成により、頭を載せた場合の充填物2の移動を効果的に抑制することができ、袋体3Aの厚みを一定に保つことが可能となる。
図3に示した状態は、袋体3Aの長手方向の向い合う各側縁部3a、3bが拡がっている、すなわち、長さ調整部4Aによる枕の厚み調整が行われていない状態である。図3に示した状態から枕全体の厚みを増す調整を行う場合は、長さ調整部4Aを操作する。
すなわち、各引締具7C、7Dのそれぞれ(又は引締具7C、7Dのいずれか一方)を手で押さえた状態で紐6a、6bをともに引っ張る(袋体3Aから引き出す)と、図4(a)に示したように、袋体3Aの周縁部が窄められ、引締具7C、7Dの操作部7bから手を離して、紐6a、6bの移動を止めると、袋体3Aの周縁部の長さが縮んだ(短い)状態に保持され、袋体3A内の充填材2が中央に寄り集まることで袋体3Aの上部と下部が膨らむ結果、枕全体の高さ(厚み)が増すようになっている。
一方、枕1Aは、枕全体の高さのみだけでなく、傾斜具合も調整できるように構成されている。図3に示した厚みの少ない状態から枕1Aに傾きを付ける調整を行う場合は、紐6a、又は紐6bのいずれか一方のみを操作する。
すなわち、各引締具7C、7Dのそれぞれ(又は引締具7C、7Dのいずれか一方)を手で押さえた状態で紐6aのみを引っ張る(袋体3Aから引き出す)と、図4(b)に示したように、袋体3Aの長手方向の一方の側縁部3bのみが窄められ、引締具7C、7Dの操作部7bから手を離して、紐6aの移動を止めると、一方の側縁部3bのみが縮んだ(短い)状態に保持され、一方の側縁部3b側の袋体3Aの厚みを増すことができ、一方の側縁部3b側から他方の側縁部3a側に下る傾斜を付けることが可能となる。
上記実施の形態(2)に係る枕1Aによれば、袋体3Aの周縁部に設けられた、紐挿通部5a、5b、紐6a、6b、及び引締具7C、7Dを含んで構成される長さ調整部4Aによって、袋体3Aの長手方向の向い合う各側縁部3a、3bの長さ(すなわち、窄め具合、縮み具合)を個別に調整することが可能となる。したがって、上記実施の形態(1)に係る枕1と同様の効果を得ることができる。
また、充填材2が複数の小袋13に分けて袋体3Aに収容されているので、小袋13により充填材2の移動や変形を規制することができ、枕1Aの形状を保ちやすい構造にすることができる。また、袋体3Aに、小袋13を出し入れするための開閉部14が形成されているので、使用者の好みに応じて、小袋13を追加したり、減らしたりすることができ、使用者の好みや用途に合わせて、充填材2の充填量を調整することができる。
なお、上記実施の形態(1)では、袋体3内に充填材2が直接充填されている場合について説明したが、実施の形態(2)に係る枕1Aと同様に、充填材2が充填された複数の小袋13を袋体3に収容する構成とすることができる。
また、上記実施の形態(1)、(2)では、袋体3、3Aの形状が平面視略長方形形状をしたものについて説明したが、袋体の形状は、上記形態に限定されるものではなく、例えば、図5に示したように、枕1Bの袋体3Bを平面視略U字形状とすれば、後頭部から首回りを囲むような形状となり、使用感を高めることができる。
1、1A、1B 枕
2 充填材
3、3A、3B 袋体
4、4A 長さ調整部
5、5a、5b 紐挿通部
6、6a、6b 紐
7A、7B、7C、7D 引締具

Claims (3)

  1. 充填物が充填される袋体の長手方向の向い合う各側縁部に、該各側縁部の長さを個別に調整可能な長さ調整部が設けられ、
    該長さ調整部が、
    前記袋体の長手方向の側縁部に沿って形成された紐挿通部と、
    該紐挿通部に挿通されるとともに、該紐挿通部と略平行に所定の間隔を設けて前記袋体内に挿通された紐と、
    前記紐挿通部及び前記袋体内からそれぞれ引き出された前記紐が挿通された引締具とを含んで構成されていることを特徴とする枕。
  2. 充填物が充填される袋体の周縁部に、該袋体の長手方向の向い合う各側縁部の長さを個別に調整可能な長さ調整部が設けられ、
    該長さ調整部が、
    前記袋体の長手方向の向い合う各側縁部に沿って形成された第1及び第2の紐挿通部と、
    前記袋体の短手方向の向い合う各側縁部に形成された輪状の紐通し片と、
    前記第1の紐挿通部と前記紐通し片とに挿通された第1の紐と、
    前記第2の紐挿通部と前記紐通し片とに挿通された第2の紐と、
    前記第1の紐挿通部の両端から引き出されて、前記紐通し片に挿通された前記第1の紐の端部と、前記第2の紐挿通部の両端から引き出されて、前記紐通し片に挿通された前記第2の紐の端部とが挿通された引締具とを含んで構成され、
    該引締具が、前記第1及び第2の紐を個別に引締め可能なものであることを特徴とする枕。
  3. 前記充填材が複数の小袋に分けて前記袋体に収容され、
    前記袋体に、前記小袋を出し入れするための開閉部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075075A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Nao-Thing Co Ltd 寝具類の高さ調整具および高さ調整具を備えた寝具類

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