JP3162169U - 抜歯用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】抜歯に当って梃子を用いることなく、隣合う歯に影響されたり影響を与えたりすることもなく、歯を捻ることが出来る抜歯用具を提供する。【解決手段】歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えている抜歯用具としたものである。ハンドル部を以てネジ部を歯の中心部の穴にねじ込み、ネジ部が歯にしっかりと食い込んだら、ハンドル部を以て引き抜くようにする。この際に歯根が捻られて歯槽骨から浮いて来るために、抜歯は比較的容易であり且つ安全である。また抜歯を行う歯にのみ抜歯の力が加わるので、隣合う歯に影響されたり、影響を与えたりすることが少ない。ハンドル部の滑り止め部は、指で摘んだり鉗子で挟んで引く力をネジ部すなわち歯に効果的に及ぼすものとなる。【選択図】図1

Description

本考案は、抜歯を安全にかつ容易に行うことが出来て、患者の負担が軽くなるような抜歯用具に関する。
従来の歯科治療に於いて抜歯を行う場合には、歯と歯槽骨との間で歯根の周りにある歯根膜の部位に梃子(ヘーベル)を挿入して歯を脱臼させてから、歯科用の鉗子(ペンチ)で歯を挟んで抜き取るのが一般的である。
なお上述の鉗子の実例は特開2002−291753号に、また梃子の実例は特開2009−119095号に詳述されている。
特開2002−291753号(図1) 特開2009−119095号(図15)
しかしながら梃子で歯をこじる際に誤って歯を押し込むようなことが起ると、これが原因で神経を痛めたり血管を破損して出血が多くなったり、歯槽骨を陥没させてしまうような場合があり問題となっている。そこでこのような問題が生じにくいようにして抜歯がもっと安全に且つ容易に行えるようにならないだろうかと言うのが本考案の課題である。
上記課題の解決に先立ち、歯根は捻る力に弱く、捻ると比較的容易に歯槽骨から浮かせることが出来るため、これを引き抜くようにすれば簡単に抜歯を行うことが可能であると言う知見を得た。従って抜歯に当って梃子を用いることなく、隣合う歯に影響されたり影響を与えたりすることもなく、歯を捻ることが出来るような抜歯用具を提供したい。
そこで本考案では、歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えていることを特徴とする抜歯用具を提供することにより上記課題を解決した。この使用法と作用は次のようである。ハンドル部を以てネジ部を歯の中心部の穴にねじ込むと、ネジ部は歯にしっかりと食い込むので、ハンドル部を指で摘むなり鉗子の顎部で挟むなりして引き抜く。この際に歯根が捻られて歯槽骨から浮いて来るために、抜歯は比較的容易であり且つ安全である。また抜歯を行う歯にのみ抜歯の力が加わるので、隣合う歯に影響されたり、影響を与えたりすることが少ない。なおハンドル部に滑り止め部があることによって指で摘んだり鉗子で挟んで引く力をネジ部すなわち歯に効果的に及ぼすことが出来る。
次に、前記滑り止め部が前記ハンドル部の表面に形成された凹部または凸部であるものとしても良い。この凹部や凸部がグリップ性能を高める働きを担う。
また前記滑り止め部が前記ハンドル部に形成された孔部または掛止部であるものとしても良い。この孔部や掛止部に鉗子や鈎具の先をしっかりと掛けることが出来る。
また前記滑り止め部が前記ネジ部と前記ハンドル部との間に形成された段部であるものとしても良い。この段部に指や鉗子や鈎具の先をしっかりと掛けることが可能である。前記ハンドル部の前記ネジ部の側とは反対の側をL字形やT字状等に形成したものは前記段部と考えても良く、或いは前記掛止部と考えることも出来る。
また前記ネジ部はその先端部のネジ山のピッチの方が他の部位のピッチよりも小さく形成されているものとしても良い。ネジ山のピッチが小さい先端部で歯への取り掛かりを付け、これよりもピッチの大きな部位で歯に効率良くしっかりと食い込むのである。
また前記ハンドル部の頂部に緩衝部が設けられているものとしても良い。緩衝部には例えばシリコンゴムの半球体が用いられる。これにより前記ハンドル部の端部が口腔内の肉などに当るようなことがあってもより安心なものとなる。
また前記ハンドル部の頂部にドライバーの先端部に係合する溝部が形成されてものとしても良い。この溝部はこれに小さなドライバー等を係合させて前記ネジ部を歯にねじ込むことが出来るようにするための構成である。
本考案の抜歯用具によれば歯の穴にしっかりと食い込ませて引くだけで抜歯が可能である。従って施術がより安全でより容易に行えると言う効果を奏する。
第1実施形態の説明図である。 第2実施形態の説明図である。 第3実施形態の説明図である。 第4実施形態の説明図である。
以下本考案の4種類の実施形態を図1〜図4を参照しつつ説明するが、本考案はこれ等の実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態
本実施形態の抜歯用具1は、図1で表すように、歯内にねじ込むためのネジ部10とハンドル部11とから成り、このハンドル部11に滑り止めの凸部12を設けたものである。これ等のネジ部10とハンドル部11とは回転中心軸としての軸部13を介して設けられており、軸部13とハンドル部11との間には段部14が形成されている。なお図1ではネジ部10を簡略化したものとして表しており、この実施形態では右回転によって歯根に食い込むように設けられている。即ちこのネジ部10は切削用ではなくねじ込み用なのである。このネジ部10の素材の選択は任意であるが、ここではニッケル−チタン合金を用いている。またハンドル部11の滑り止め部に関して、凸部12の代わりに凹部としたり、凸部と凹部とを混在させたりしても良い。
この使用法であるが、前記ハンドル部11を親指と人差し指や中指とで摘んで虫歯の根管に差し入れ、摘んだ指でハンドル部11を右回転させるようにする。この際にハンドル部11には滑り止めの凸部12が設けられているため、唾液などによって指が滑るようなことが少ない。こうしてネジ部10をしっかりと歯根に食い込ませるようにするのであるが、この際に虫歯に掛かる捩りによって虫歯が浮いて来ている。そこで次にハンドル部11を強く指で摘むなり鉗子の顎部で挟むなりして、歯を抜く方向に引くようにすると容易に抜歯される。この一連の治療は安全である。なお鉗子等を前記段部14に掛けて歯を引くことでも抜歯が可能である。
ところで上述したようにネジ部10を虫歯の根管に、容易には抜けないようにしっかりとねじ込むのであるが、場合によっては歯が割れることがある。しかしながら割れた歯は案外取り易いものであるから、これでも問題はない。
第2実施形態
本実施形態の抜歯用具2は、図2で表すように、歯内にねじ込むためのネジ部20とハンドル部21とを回転中心軸としての軸部22で接続して成るものであるが、この軸部22とハンドル部21とでT字形状を呈するようになっている。このT字の脇の部分は段部23となっている。従ってこのT字形状の軸部22とハンドル部21とを摘んで使用することになるが、この部位が正に滑り止め部なのである。また本実施形態ではネジ部20にはピッチの異なる2種類のネジa,bが螺刻されている。ピッチがaよりも先端部のbの方が小さいものとされているのは、虫歯の根管にねじ込むに当り、このねじ込みを安定させるための工夫である。
本実施形態の抜歯用具2によれば恰もコルクポーラーのような使用方法で抜歯を行うことが出来るため、抜歯が安全で容易である。また鉗子等を前記段部23に掛けての抜歯が可能となっている。なお本実施形態の抜歯用具2ではピッチの異なる2種類のネジa,bが螺刻されている。これに対しネジ部20のテーパーの傾斜を変えたもの(図示せず)を提供することが出来る。すなわち前記ネジ部の先細りの勾配が先が急で後が緩となるように形成されているものとするのである。ネジ部の勾配が急な先で歯への取り掛かりを付け、ネジ部の勾配が緩な後ろが歯にしっかりと食い込むようになる。
第3実施形態
次に、図3で表した本実施形態の抜歯用具3は、歯内にねじ込むためのネジ部30とハンドル部31とから成り、このハンドル部31は傘の持ち手の如き形状を呈して掛止部32を備えると共に、上述した実施形態に於ける軸部に当る部位に掛止孔33が開孔されているものである。掛止部32も掛止孔33も共に請求項3の発明に係るものである。
従って本実施形態の抜歯用具3を虫歯の根管にねじ込むに当っては、ハンドル部31の形状や掛止部32や掛止孔33が滑り止め部としての役割を担い、虫歯を引き抜くに当たっては、ハンドル部31を指で摘むようにしたり、前記掛止部32や掛止孔33に鉗子等を掛けて用いることが出来る。
第4実施形態
さて本実施形態の抜歯用具4を図4で表すが、このものは滑り止めの凸部42が周囲に形成されたハンドル部41と歯内にねじ込むためのネジ部40とを図示しない軸部で接続して成るものであるが、ハンドル部41の頂上部分に溝部43が形成されている点に特徴を有する。なお溝部43を除くハンドル部41の頂上部分には緩衝部としてのシリコンゴム製のゴムキャップ44が設けられており、口腔の内壁等に当るようなことがあってもより安心である。そして前記溝部43にはドライバーの先端部分やハンドピース等のチャックが適合する。
従って本実施形態の抜歯用具4を虫歯の根管にねじ込むに当っては、前記溝部43にドライバーの先端部分やハンドピース等のチャックを掛けるようにするのである。これによって抜歯用具4の根管へのねじ込みがより容易に行い得る。
其の他の実施形態
なお本考案の抜歯用具は、太さや長さの異なるものを幾つかセットで用意しておくことが望ましい。ハンドル部やネジ部の構成も任意であり、例えばネジ部はテーパーを形成せずに円筒形状の周囲に螺刻し先端部を尖設して成るものであっても良い。またハンドル部の滑り止め部の一例として、ハンドル部の周囲に設けた、表面に靴底やタイヤに見られるような凹凸模様のあるゴム被覆を上げることが出来る。
本考案の抜歯用具は歯科医師の指先だけでも使用し得るものであるため、この使用法によれば子供を安心させながら安全且つ容易に抜歯を行うことが出来る。従って本考案の抜歯用具をペット用のものとして提供することも可能である。
1 抜歯用具
10 ネジ部
11 ハンドル部
12 凸部
13 軸部
14 段部
2 抜歯用具
20 ネジ部
21 ハンドル部
22 軸部
23 段部
3 抜歯用具
30 ネジ部
31 ハンドル部
32 掛止部
33 掛止孔
4 抜歯用具
40 ネジ部
41 ハンドル部
42 凸部
43 溝部
44 ゴムキャップ

Claims (7)

  1. 歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えていることを特徴とする抜歯用具。
  2. 前記滑り止め部が前記ハンドル部の表面に形成された凹部または凸部である請求項1に記載の抜歯用具。
  3. 前記滑り止め部が前記ハンドル部に形成された孔部または掛止部である請求項1に記載の抜歯用具。
  4. 前記滑り止め部が前記ネジ部と前記ハンドル部との間に形成された段部である請求項1に記載の抜歯用具。
  5. 前記ネジ部はその先端部のピッチの方が他の部位のピッチよりも小さく形成されている請求項1に記載の抜歯用具。
  6. 前記ハンドル部の頂部に緩衝部が設けられている請求項1に記載の抜歯用具。
  7. 前記ハンドル部の頂部にドライバーの先端部に係合する溝部が形成されている請求項1に記載の抜歯用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175817A (ja) * 2017-04-16 2018-11-15 計芳 鈴木 抜歯用具および抜歯方法

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