JP3202678U - 抜歯用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抜歯に当って、隣合う歯に影響されたり影響を与えたりすることもなく、歯を捻ることが出来る抜歯用具を提供する。【解決手段】 抜歯用具2は歯内にねじ込むためのネジ部20とハンドル部21とから成り、ハンドル部21の頂部に極めて柔軟で屈曲自在な棒状体24を備えている。ハンドル部21を以てネジ部20を歯の中心部の穴にねじ込み、ネジ部20が歯にしっかりと食い込んだらハンドル部21を以て引き抜くようにする。この際には歯根が捻られて歯槽骨から浮いて来るために抜歯は比較的容易であり且つ安全である。また抜歯を行う歯にのみ抜歯の力が加わるので隣合う歯に影響されたり影響を与えたりすることが少ない。ハンドル部21を摘まむ指が滑っても棒状体24を掴むので、抜歯用具2を取り落とすことが少ない。【選択図】図2

Description

本考案は、抜歯を安全にかつ容易に行うことが出来て、患者の負担が軽くなるような抜歯用具に関する。
従来の歯科治療に於いて抜歯を行う場合には、歯と歯槽骨との間で歯根の周りにある歯根膜の部位に梃子(ヘーベル)を挿入して歯を脱臼させてから、歯科用の鉗子(ペンチ)で歯を挟んで抜き取るのが一般的である。
なお上述の鉗子の実例は特開2002−291753号に、また梃子の実例は特開2009−119095号に詳述されている。
特開2002−291753号(図1) 特開2009−119095号(図15)
しかしながら梃子で歯をこじる際に誤って歯を押し込むようなことが起ると、これが原因で神経を痛めたり血管を破損して出血が多くなったり、歯槽骨を陥没させてしまうような場合があり問題となっている。そこでこのような問題が生じにくいようにして抜歯がもっと安全に且つ容易に行えるようにならないだろうかと言うのが本考案の課題である。
上記課題の解決に先立ち当考案者は、歯根は捻る力に弱く、捻ると比較的容易に歯槽骨から浮かせることが出来るため、これを引き抜くようにすれば簡単に抜歯を行うことが可能であると言う知見を得た。従って抜歯に当って梃子を用いることなく、隣合う歯に影響されたり影響を与えたりすることもなく、歯を捻ることが出来るような抜歯用具であれば良いことになる。
そこで本考案では、歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えている抜歯用具を提供する。また更に前記ハンドル部に落下防止具を備えていることを特徴とする抜歯用具を提供する。
この使用法と作用は次のようである。ハンドル部を以てネジ部を歯の中心部の穴にねじ込むと、ネジ部は歯にしっかりと食い込むので、ハンドル部を指で摘むなり鉗子の顎部で挟むなりして引き抜く。この際に歯根が捻られて歯槽骨から浮いて来るために、抜歯は比較的容易であり且つ安全である。また抜歯を行う歯にのみ抜歯の力が加わるので、隣合う歯に影響されたり、影響を与えたりすることが少ない。
なおハンドル部に滑り止め部があることによって、指で摘んだり鉗子で挟んで引く力をネジ部すなわち歯に効果的に及ぼすことが出来る。
一方、口腔内で使用する抜歯用具であるから、不本意にも指先が滑り止め部から滑って抜歯用具を取り落とすことがある。これは拾えば問題ないのであるが、これを良しとしないのであれば落下防止具が役に立つ。これがあることにより、手が滑るようなことがあっても抜歯用具を取り落とすことが少なくなる。落下防止具の一例として、指に巻き付ける紐や、親指と人差し指との間に通す紐や、後述する柔軟で屈曲自在な棒状体を上げる。
次に、前記滑り止め部が前記ハンドル部に形成された孔部または掛止部であるものとしても良い。この孔部や掛止部に鉗子や鈎具の先をしっかりと掛けることが出来る。
また前記滑り止め部が前記ネジ部と前記ハンドル部との間に形成された段部であるものとしても良い。この段部に指や鉗子や鈎具の先をしっかりと掛けることが可能である。前記ハンドル部の前記ネジ部の側とは反対の側をL字形やT字状等に形成したものは前記段部と考えても良く、或いは前記掛止部と考えることも出来る。
また前記ハンドル部の頂部にドライバーの先端部に係合する溝部が形成されてものとしても良い。この溝部はこれに小さなドライバー等を係合させて前記ネジ部を歯にねじ込むことが出来るようにするための構成である。
また前記落下防止具が柔軟で屈曲自在な棒状体であるものとしても良い。この棒状体を親指と人差し指との間に通しておけば、落下防止具を摘んでいる親指と人差し指とが不本意にも滑って抜歯用具を取り落とすようなことがあったとしても、指先が反射的に反応して親指と人差し指との間に通していた棒状体を素早く掴むため、抜歯用具を喉の方に取り落とすことが少なくなる。
なお、前記滑り止め部が前記ハンドル部の表面に形成された凹部または凸部であるものとしても良い。この凹部や凸部がグリップ性能を高める働きを担う。また前記ネジ部はその先端部のネジ山のピッチの方が他の部位のピッチよりも小さく形成されているものとしても良い。ネジ山のピッチが小さい先端部で歯への取り掛かりを付け、これよりもピッチの大きな部位で歯に効率良くしっかりと食い込むのである。また前記ハンドル部の頂部に緩衝部が設けられているものとしても良い。緩衝部には、例えばシリコンゴムの半球体が用いられる。これにより前記ハンドル部の端部が口腔内の肉などに当るようなことがあってもより安心なものとなる。
本考案の抜歯用具によれば歯の穴にしっかりと食い込ませて引くだけで抜歯が可能である。従って施術がより安全でより容易に行えると言う効果を奏する。落下防止具を備えたものでは、手が滑るようなことがあっても抜歯用具を取り落とすことが少ないと言う利点がある。
第1実施例の説明図である。 第2実施例の説明図である。 第3実施例の説明図である。 第4実施例の説明図である。
以下本考案の4種類の実施例を図1〜図4を参照しつつ説明するが、本考案はこれ等の実施例に限定されるものではない。
本実施形態の抜歯用具1は、図1で表すように、歯内にねじ込むためのネジ部10と、ハンドル部11とから成り、このハンドル部11に滑り止めの凸条部12を設けたものである。これ等のネジ部10とハンドル部11とは、回転中心軸としての軸部13を介して設けられており、軸部13とハンドル部11との間には段部14が形成されている。なおこの実施例ではネジ部10は右回転によって歯根に食い込むように設けられている。即ちこのネジ部10は切削用ではなくねじ込み用なのである。このネジ部10の素材の選択は任意であるが、ここではニッケル−チタン合金を用いている。またハンドル部11の滑り止め部に関して、凸条部12の代わりに凹条部としたり、凸条部と凹条部とを混在させたりしても良い。あるいは梵鐘にある乳のような丸い凸部をたくさん配設するようにしても良い。
この使用法であるが、前記ハンドル部11を親指と人差し指や中指とで摘んで虫歯の根管に差し入れ、摘んだ指でハンドル部11を矢線で示すように右回転させるようにする。この際にハンドル部11には滑り止めの凸条部12が設けられているため、唾液などによって指が滑るようなことが少ない。こうしてネジ部10をしっかりと歯根に食い込ませるようにするのであるが、この際に虫歯に掛かる捩りによって虫歯が浮いて来ている。そこで次にハンドル部11を強く指で摘むなり鉗子の顎部で挟むなりして、歯を抜く方向に引くようにすると容易に抜歯される。滑り止めの凸条部12はこの際にも役立つ。この一連の治療は安全である。なお鉗子等を前記段部14に掛けて歯を引くことでも抜歯が可能である。
ところで上述したようにネジ部10を虫歯の根管に、容易には抜けないようにしっかりとねじ込むのであるが、場合によっては歯が割れることがある。しかしながら割れた歯は案外取り易いものであるから、これでも問題はない。
本実施例の抜歯用具2は、図2で表すように、歯内にねじ込むためのネジ部20とハンドル部21とを回転中心軸としての軸部22で接続して成るものであるが、この軸部22とハンドル部21とでT字形状を呈している。このT字の脇の部分は段部23となっており、このT字形状の軸部22とハンドル部21とを摘んで使用することになるが、この部位が正に滑り止め部なのである。またハンドル部21の頂部には、極めて柔軟で屈曲自在な合成樹脂製の棒状体24が取り付けられている。
本実施形態の抜歯用具2によれば恰もコルクポーラーのような使用方法で抜歯を行うことが出来るため、抜歯が安全で容易である。また鉗子等を前記段部23に掛けての抜歯が可能となっている。
更に本実施例の抜歯用具2は、ハンドル部21の頂部に極めて柔軟で屈曲自在な棒状体24を備えている。この棒状体24を、ハンドル部21を親指と人差し指や中指で摘んで虫歯の根管に差し入れる際に、親指と人差し指や中指との間に通しておく。すると親指と人差し指や中指とで形作られる円の中を棒状体24が通って掌の方に湾曲しつつ、ネジ部20が右回転するのに合わせて棒状体24も右回転するので、棒状体24の存在は作業上の抵抗にはならない。そればかりか、指が滑って不本意にも抜歯用具2を取り落とすようなことがあったとしても、指先が反射的に反応して上記円の中に通してあった棒状体24を素早く掴むため、抜歯用具2を喉の方に取り落とすことが少なくなる効果を奏する。
次に、図3で表した本実施例の抜歯用具3は、歯内にねじ込むためのネジ部30とハンドル部31とから成り、このハンドル部31は傘の持ち手の如き形状を呈して掛止部32を備えると共に、上述した実施形態に於ける軸部に当る部位に掛止孔33が開孔されているものである。掛止部32も掛止孔33も共に請求項3の発明に係るものである。
本実施例の抜歯用具3を虫歯の根管にねじ込むに当たっては、ハンドル部31の形状や掛止部32や掛止孔33が滑り止め部としての役割を担い、また虫歯を引き抜くに当たっては、ハンドル部31を指で摘むようにしたり、前記掛止部32や掛止孔33に鉗子等を掛けて用いることが出来る。
さて本実施形態の抜歯用具4を図4で表すが、このものは周囲に滑り止めの凸部42が形成されたハンドル部41と、歯内にねじ込むためのネジ部40とを、図示しない軸部で接続して成るものであるが、ハンドル部41の頂上部分に溝部43が形成されている点に特徴を有する。上記滑り止めの凸部42は、梵鐘にある乳のような丸いたくさんの凸部から成る。なお溝部43を除くハンドル部41の頂上部分には緩衝部としてのシリコンゴム製のゴムキャップ44が設けられており、口腔の内壁等に当るようなことがあってもより安心である。そして前記溝部43にはドライバーの先端部分やハンドピース等のチャックが適合する。
本実施例の抜歯用具4を虫歯の根管にねじ込むに当っては、前記溝部43にドライバーの先端部分やハンドピース等のチャックを掛けるようにするのである。これによって抜歯用具4の根管へのねじ込みがより容易に行い得る。
其の他の実施例
なお本考案の抜歯用具は、太さや長さの異なるものを幾つかセットで用意しておくことが望ましい。ハンドル部やネジ部の構成も任意であり、例えばネジ部はテーパーを形成せずに円筒形状の周囲に螺刻し先端部を尖設して成るものであっても良い。またハンドル部の滑り止め部の一例として、ハンドル部の周囲に設けた、表面に靴底やタイヤに見られるような凹凸模様のあるゴム被覆を上げることが出来る。またネジ部にピッチの異なる2種類のネジが、ピッチの短い方を先端側として螺刻されたものとすることが出来る。先端側のピッチの方を小さくしたのは、ネジ部を虫歯の根管にねじ込むに当り、歯への取り掛かりを良くして、ねじ込みの作業を安定させるための工夫である。
本考案の抜歯用具は、歯科医師の指先だけでも使用し得るものであるため、この使用法によれば子供を安心させながら安全且つ容易に抜歯を行うことが出来る。従って本考案の抜歯用具をペット用のものとして提供することも可能である。
1 抜歯用具 10 ネジ部 11 ハンドル部
12 凸条部 13 軸部 14 段部
2 抜歯用具 20 ネジ部 21 ハンドル部
22 軸部 23 段部 24 棒状体
3 抜歯用具 30 ネジ部 31 ハンドル部
32 掛止部 33 掛止孔
4 抜歯用具 40 ネジ部 41 ハンドル部
42 凸部 43 溝部
5 ゴムキャップ

Claims (6)

  1. 歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えていることを特徴とする抜歯用具。
  2. 歯内にねじ込むためのネジ部とハンドル部とから成り、前記ハンドル部に滑り止め部を備えていると共に前記ハンドル部に落下防止具を備えていることを特徴とする抜歯用具。
  3. 前記滑り止め部が前記ハンドル部に形成された孔部または掛止部である請求項1または請求項2に記載の抜歯用具。
  4. 前記滑り止め部が前記ネジ部と前記ハンドル部との間に形成された段部である請求項1に記載の抜歯用具。
  5. 前記ハンドル部の頂部にドライバーの先端部に係合する溝部が形成されている請求項1に記載の抜歯用具。
  6. 前記落下防止具が柔軟で屈曲自在な棒状体である請求項2に記載の抜歯用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018175817A (ja) * 2017-04-16 2018-11-15 計芳 鈴木 抜歯用具および抜歯方法
JP7377403B2 (ja) 2019-03-11 2023-11-10 株式会社ミクロン 歯科用ハンドピースの滑り止め具

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