JP2013524954A - 非外傷的抜歯用の人間工学的工具 - Google Patents

非外傷的抜歯用の人間工学的工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2013524954A
JP2013524954A JP2013506417A JP2013506417A JP2013524954A JP 2013524954 A JP2013524954 A JP 2013524954A JP 2013506417 A JP2013506417 A JP 2013506417A JP 2013506417 A JP2013506417 A JP 2013506417A JP 2013524954 A JP2013524954 A JP 2013524954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
extraction
atraumatic
torque
ergonomic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013506417A
Other languages
English (en)
Inventor
アダルベルト デ カルヴァーリョ ヴァーレ
Original Assignee
アダルベルト デ カルヴァーリョ ヴァーレ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アダルベルト デ カルヴァーリョ ヴァーレ filed Critical アダルベルト デ カルヴァーリョ ヴァーレ
Publication of JP2013524954A publication Critical patent/JP2013524954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C3/00Dental tools or instruments
    • A61C3/14Dentists' forceps or the like for extracting teeth
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

【課題】強い物理的な力を長時間に亘って加えることを必要とする外傷的で時間の掛かるプロセスであり、医原性の作用が加わる危険がある抜歯と関連した全ての問題点を解決する革新的な工具である非外傷的抜歯用の人間工学的工具を提供する。
【解決手段】本発明の非外傷的抜歯用の人間工学的工具は、保持プライヤー及び抜歯デバイスの二つの構成要素の独創的な組み合わせを含む。保持プライヤーは、抜歯されるべき歯を、脱落前、脱落中、及び脱落後にその作用チップ間にしっかりと固定された状態を保持する。抜歯デバイスは、レバー及びミリメートルねじシステムによって、抜歯するための強い力を、物理的労力なしでゆっくりと加える。本発明の非外傷的抜歯用の人間工学的工具には、従来技術を越える利点がある。
【選択図】図1

Description

この特許が属する分野
抜歯、
使用される物理的力が最小の抜歯、
抜歯における歯槽及び他の医原性の傷害をなくすこと、
集中的な力(blows) を使用せずに義歯を取り外すこと、
抜歯用具における人間工学、
抜歯術に要する時間を短縮することによる歯科医術の生産性の向上、
歯科用の器具の節約。
歯科医術には、その初めから、実際上その象徴となる工具−抜歯用鉗子があった。
専門家にとっては鉗子であり、素人にとってはやっとこである。
実際、その初めには歯科衛生学などないに等しく、実際上、抜歯を行うための技術もなく、膿瘍や耐えられない痛みを伴い、緊急的な解決手段は、義歯を計画通りに使用するために全ての歯を抜歯することであった。
現在の歯科医術における長足の進歩にも関わらず、様々な理由により抜歯術が未だに行われている。これは、救いようのない歯をなくし、その歯根を残し、第3大臼歯又は親知らず等の不要な歯をなくすためである。更に近年になって、歯列矯正学において、咬合の問題点を矯正し、審美的な結果を得るため、歯列弓に隙間をつくるために抜歯術が行われている。
鉗子は、大きく且つ変化する力を手作業で長時間に亘って加えることを必要とする歯科治療工具である。
プライヤーは、二つのレバーからなるセットであり、これらのレバーは、その二つの端部間の任意の点のところで結合される。これらのレバーの短い方の部分が対象物に適用され、力像倍現象の利点があり、歯をしっかりと掴む。長い方の部分又は端部には、手で閉じることによって力が加えられる。
これらの力の一方は一定の圧力であり、これにより、歯が工具にしっかりと保持され、歯が工具から抜けたり事故を起こすことがなく、しかも歯を折損することがない。一見単純であるが、鉗子は歯科医の力が強いこと及び感受性を必要とする。
他方の力は、歯を歯周組織に結着する線維を破壊する目的で、全ての側部を回し傾ける−技術用語では脱臼という−ために手作業で加えられる。
歯をその長さ方向軸線の方向に移動−脱落−し、歯槽から抜くための別の種類の力は、歯周組織と結合した靱帯を切った後に加えられる。
歯槽への損傷、多量の出血、歯冠の破壊、長い術後時間、等の様々な問題点をなくすため、極めて悪い人間工学的条件下でこのような力を加える上で、歯科医の卓越した技術を及び物理的な強さを必要とする。
歯冠を破壊した特別の場合では、抜歯は、困難で痛みのある費用の掛かる手術となる。
場合によっては、抜歯に45分以上掛かる。
歯科医による実際の見積もりには、歯科治療の費用を大きくするこうした事故が含まれる。
上文中に言及した問題点の他に、工具セットは高価であり、標準的な工具セットは成人用の8本の鉗子及び子供用の2本の鉗子を含む。この他に多くの補助的な工具を含む。
かくして、従来技術の抜歯術では、鉗子には、多くの危険や問題点があり、費用が掛かり、患者を傷つける原因である。人間工学的に悪い条件で、手で大きな力を加えることができてしかも動きが繊細な歯科医が必要とされるが、そのような歯科医な滅多にいない。
このような条件のため、ここ20年の歯科医術の発展にも関わらず、様々な研究者が、プーリ、レバー、及びねじを使用する、比較的小さな物理的な力で安全に正確に少ない危険で及びほとんど傷を残さずに抜歯を行うための工具を開発してきた。
こうしたデバイスはブラジルでは製造されておらず、非常に高価であり、市販のモデルは、高級ステンレス鋼製の見栄えのする金属製部品であったとしても極めて初歩的なモデルである。
ひとたび専属市場が形成されると、このようなデバイスは、歯科市場でよく見られるように、初期の形態のまま変化せず、競合に晒されない。
本特許である「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の目的は、以下に列挙する様々な理由について従来技術を進展することである。
歯科医術は、1mmの数分の一の精度の専門技術であり、芸術と技術、健康と美の組み合わせであるということに留意しなければならない。
現代人は、歯等の肉体の細部が社会生活上で重要である。
現在のように肉体に価値が置かれている時代では、健康ばかりでなく微笑みの美しさが、前向きの自己イメージにより、職業選択の機会、人との出会い、及び場合によっては心の健康を決定する。
最新の歯科医術は、若い世代に歯科衛生学の重要性がしっかりと根を下ろした時代に実施されている。主要な咬合改良法が、健康な咬合及び美に道を開いている。
かくして、歯科医術で使用される技術、及び材料は、「primum non nocere」−何にも増して傷つけないこと−という保健の壮大な指針に基づいて行われなければならない。
抜歯は極めて傷害性であり、歯槽、顎関節、内部聴力、顔面特徴を傷つけ、術後期間を長くする。これは患者の経済的及び社会的生活を乱し、こうした欠点は、「primum non nocere」という保健の基本的原理を損なう。
本特許である「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の目的は、以下に列挙する通りである。
1.本工具は、従来の抜歯に固有の多くの医原的効果をなくし、歯槽縁部を受傷から保護し、出血をなくし、患者の開口障害を引き起こす可能性をなくし、
2.歯冠破壊及びその結果並びに顎関節の事故等の医原性の効果の危険がほぼゼロであり、
3.抜歯手順に要する時間を約40分から4分に短縮し、瘢痕化時間を約3日に短縮し、
4.歯科医の物理的労力を必要とせず、
5.鉗子を使用しては実際上不可能な繊細な手技を可能にする唯一の器具であり、セメント芽細胞を無傷のままで抜歯し、身体の外部で完全に安全に治療し、再移植することを非常に高い成功率で行うことができ、
6.健康及び美的外観について非常に重要な歯列矯正手順を行うため、歯を完全に安全に数mm持ち上げることができ、
7.工具が小型であるため、例えば開口障害、口角炎、又は例えば子供の小さな口のために患者の口の最大開放が小さい場合でも抜歯を行うことができ、上顎中切歯の切縁と下顎中切歯の切縁との間に23mmしか必要とせず、
8.小型であるため、第3大臼歯及び第4大臼歯を抜歯でき、
9.歯冠にドリルで処置を施すために電動ドリル又は空気圧ドリルを使用する必要がなく、手術時間を短縮し且つ患者の不快感を低減し、
10.歯科治療の費用を低減し、口腔ケアの恩恵を受ける人が増え、
11.10以上の工具を必要とする現在の工具セットとは異なり、抜歯作業又はプロテーゼ作業及びピン引き抜き作業を単一の工具で実施するために費用が低く、
12.取り扱いが難しい小型、中型、及び大型の動物の歯を抜くために科学的獣医学研究及び医学で使用でき、
13.使用が非常に容易であり、長い訓練器官を必要とせず、
14.作用チップが設けられた調節自在の汎用プライヤーのシステムのため、任意の近位歯上での支持なしに抜歯を行うことができる。
本特許である「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の機能及び対象を以下に例示する。
本特許である「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の対象は、並置するだけで連結できる大きさが小さい二つの別々の部品の新規であり且つ独創的な組み合わせを含む。本発明の工具には、簡単であり且つ効果的な作動を行うため、レバー、ねじ、及びラインを含む機械の基本的な原理が適用され、プーリを必要としない。これにより、完全に制御下にある場合、歯科医が物理的な力を何等加えることなく、1mmの変位で力の増倍が行われる。これは、医原性の傷害をなくすためである。繊細な治療及び脱落に続き、再移植を行ってもよいし行わなくても良い。
互いに連結できる別々の二つの部品からなるこのセットは、調節が容易であり且つ互いから取り外すことができる一群のデバイスを含む。本明細書中にこれらのデバイスを説明し且つ例示する。このデバイス群には、トルクキー、作用チップ、支持ベース、ライン固定クリップ及びラインが含まれる(図7参照)。これを本明細書中に予めライン(34)と説明する。
図1は、ほぼ原寸大であるが、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」を形成する部品のうち、保持プライヤーとして周知の第1の部品の細部については、更によく理解するため、縮尺が大きくしてある概略平面図である。 図2は、ほぼ原寸大であるが、抜歯工具として周知の「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」を形成する二つの部品からなる組の第2部品の細部については、更によく理解するため、縮尺が大きくしてある概略平面図である。 図3は、作用チップの概略正面図である。 図3Aは、作用チップを図3に関して90°回転した概略側面図である。 図3Bは、図1の左シャフトの近位端の一部の概略側面図であり、開口部及び一種のばねが示してある。 図4は、トルクデバイスを示す概略図である。 図5は、図2の平面図に示す「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の抜歯工具のシャフトの近位端の概略側面図である。 図5Aは、支持ベースの平面図である。 図6は、比率が考慮されていない、抜歯工具の遠位端び概略平面図である。 図7は、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の作動位置において単に重ねることによって上側に配置された保持プライヤー及び抜歯工具の概略平面図である。
「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の機能を更によく理解するため、先ず最初にその二つの構成部品の各々の機能を説明した後、その詳細を説明し、最後に互いに連結した二つの部品の機能を説明する。
図1は、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」を形成する部品のうち、保持プライヤー(1A)として周知の第1の部品の細部については、更によく理解するため、縮尺が大きくしてある、ほぼ原寸大の概略平面図である。保持プライヤー(1A)は、左シャフト(2)、右シャフト(3)、及び作用チップ(14)を含む。作用チップ(14)は移動自在であるが、使用中にずれないようにばね(13)によって所定位置に固定された状態に保持される。ばね(13)は、二つのシャフトの開口部(14A)に挿入されたとき、作用チップ(14)のネック(15)によって作用チップ(14)に圧力を加える。ネック(15)は、以下に詳細に説明するライン(34)のチップに固定される。
更に、図1では、座(7)に挿入された、作動を容易にするばね(6)は、左シャフト(2)及び右シャフト(3)が開いたままにする機能を有する。その結果、保持プライヤー(1A)は、適用される領域にいつでも容易にアクセスできる。更に、右シャフト(3)の遠位端(3A)には、トルクデバイス(12)に結合されたミリメートルねじ(10)と螺合するミリメートルナット(8)が設けられたミリメートルねじ開口部(9)が形成されている。トルクデバイス(12)には、トルクキー(13A)(図4参照)を通すスロット(13R)が設けられている。ばね(16)及びファスト調節端(11)がトルクデバイス(12)に接合されている。
図1では、オペレータがファスト調節端(11)を指で回すと、トルクデバイス(12)及びミリメートルねじ(10)が回転し、ミリメートルねじ(10)の端部が左シャフト(2)の下端(2A)に迅速に且つ難無く近付き、左シャフト(2)の遠位端(2A)と接触するまで、距離(2B)が減少する。こうした機能は、二つのシャフトを手の中に保持している歯科医の人指し指及び親指の指先で回すだけで繊細に行われ、作用チップ(14)が設けられた部品を、治療が行われる歯の正確な位置に位置決めする。作用チップ(14)が正しい場所に来たことを確認したとき、図4に示すトルクキー(13A)をトルクデバイス(12)のスロット(13R)に通し、作用チップ(14)を介して歯に正しい力が加えられるまでトルクデバイス(12)を回転できる。この力は、二つのレバーからなる組、及び回転軸線(5)が形成する支持チップを中心として回転する左シャフト(2)及び右シャフト(3)によって形成された中間支持部により生じる。
トルクデバイス(12)のスロット(13R)にトルクキー(13A)(図1には示さず)を通すことができる。トルクキー(13A)は、係止ばね(16)による圧力でスロット(13R)の内側に保持される。そのため、トルクデバイス(12)を回すことにより、前方又は後方に位置を容易に変えることができる。回転性能が患者の顔や顎によって妨げられることがない。
更に、図1では、オペレータが人指し指及び親指の指先でトルクキー(13A)に力を加えただけでミリメートルねじ(10)が回転し、左シャフト(2)の遠位端(2A)に力を加え始める。この力は、オペレータの経験によって調節でき、又は右シャフト(3)の下端(3A)に配置したトルクメータ(17)によって制御できる。
図2は、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」を形成する二つの部品からなる組のうち、抜歯工具(1B)として周知の第2部品の細部については、更によく理解するため、縮尺が大きくしてあるほぼ原寸大の概略平面図である。この図2では、末端部分が幅広のシャフト(18)が患者の口の外側にあり、ウィンドウ(20)が設けられた作動ハンドル(19)を形成する。ウィンドウ(20)内で張力キャリッジ(21)が移動する。張力キャリッジ(21)の上部分には、ライン(34)(図7参照)用の固定器肩部(22)が設けられている。固定器肩部(22)の中央部分には溝(24)が設けられている。張力キャリッジ(21)のねじ山を備えた開口部(25)に通したエンドレスミリメートルねじ(23)により、歯科医が力を全く加えなくてもデバイスの近位部分に向かって移動し、トルクデバイス(27)、このトルクデバイス(27)に図4に示すトルクキー(13A)を通し固定するためのスロット(28)、及びファスト端部(26)を引っ込める。
図2では、ライン(34)(図7参照)を移動するためのスロット(30)、支持ベースを係止するためのねじを通す、ねじ山を備えた三つの開口部(29)(以下に説明する)、及びねじを所定位置に保持する三つのばね(29A)が示してある。ばね(29A)は、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の作動中にねじ穴(29)内のねじに圧力を加えてこれらのねじを所定位置に保持するように機能する。
抜歯工具(1B)の調節エレメントの機能は以下の通りである。歯及び治療がなされる歯を取り囲む歯肉に対して抜歯工具(1B)が支持される高さを、二つの支持ベースによって決定する。これらの支持ベースは、ばね(29A)によって高さ及び術野の他の水平方向調節に関して所定位置に保持されたねじによって、正しく位置決めされる。先ず最初に、ファスト端部(26)を回転することによって、張力キャリッジ(21)を抜歯工具(1B)の遠位部分に向かう方向に移動する。ファスト端部(26)の回転は、オペレータの人指し指及び親指の指先によって、ゆっくりと、力を及ぼす必要なしに行われる。これは、張力キャリッジ(21)のねじ山を備えた開口部(25)を横切るエンドレスミリメートルねじ(23)が通過する張力キャリッジ(21)の回転時に移動されるように行われる。
トルクキー、作用チップ、支持ベース、ライン、及びライン固定器クリップを含む一群のデバイスを形成する部品を詳細に説明した後、単に並置することによって互いに適正に連結された保持プライヤー(1A)及び抜歯工具(1B)を含む「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の機能を説明する。
図3及び図3Aは、作用チップ(14)を示す。図3は、作用チップ(14)の概略正面図であり、図3Aは、作用チップ(14)を図3に関して90°回転した概略側面図である。両図において、溝(14B)、ネック(15)、及び左シャフト(2)及び右シャフト(3)の両方の開口部(14A)と係合する位置決めピン(14C)が示してある。位置決めピン(14C)は、図1に示すように、ばね(13)の作用によって、開口部(14A)にしっかりと位置決めされるが、ほぼ360°に亘って回転でき、そのため、作用チップ(14)は、広幅の歯(臼歯)及び長い歯(切歯)の両方に適用できる。更に、作用チップ(14)の位置決めピン(14C)の肩部(14D)は、以下に説明するライン(34)をネック(15)と肩部(14D)との間の正しい位置に保持する機能を備えている。
図3Bは、図1の左シャフト(2)の近位端の一部の概略側面図であり、開口部(14A)及び一種のばね(13)が示してある。このばねは従来の弦巻ばねであり、このばねと係合するピンに圧力を加えて保持するため、開口部に部分的に突出している。開口部内のピンに圧力を加え続けるこの方法は、こうした効果を実現するための方法の一例に過ぎず、本特許の範囲を変えることなく、様々な手段を使用できる。これは、図1の作用チップ(14)をしっかりと固定するという大きな実際上の価値が得られればよいためである。オペレータによって位置がひとたび固定されると、これらは固定されたままであり、この他の調節を行うことを全く必要としない。
作用チップ(14)は、好ましくは、ここに示す形状を備えている。これは、この形状により、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」を使用する上での全ての必要が満たされるためであり、その一つの態様が極めて経済的であるためである。しかしながら、その大きさ及び形状は、他の実施例を形成してもよい。
図4は、図1に示すスロット(13)内で、又はライン(34)の移動スロット(30)内で作動できる(以下に説明するが、上文中で言及した図には示してない)、トルクキー(13A)を示す概略平面図である。トルクキー(13A)は、図1に示すトルクデバイス(12)及び図2に示すトルクデバイス(27)の夫々にトルクを加えるためのレバーとして役立つ機能を備えている。これらの二つのデバイスには、夫々、ばね(16)及びばね(29A)が設けられている。これらのばねは、オペレータがこれらの部品を配置した所定位置にこれらの部品を固定された状態に保持する機能を備えているが、これらのばねに指でトルクを意図的に加えることにより、キーを、図1に示すスロット(13)の内側で、又は図2に示すライン(34)の移動スロット(30)内で移動でき、これらは人指し指と親指との間で回転され、必要なトルクを、これが行われる「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」の部品に加える。
図4では、トルクキー(13A)を通すためのスロット(13)を持つトルクデバイス(12)にミリメートルねじ(10)が接合されている。ファスト調節端部(11)がトルクデバイス(12)に接合されており、ばね(16)が設けられている。この図では、トルクキー(13A)はスロット(13)内で任意の位置をとることができ、場合によっては抜いてもよい。
図5は、図2の平面図に示す「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の抜歯工具(1B)のシャフト(18)の近位端の概略側面図である。シャフト(18)は、患者の口腔に導入される形態を備えている。同じ図2による支持ベース(31)を示す。この図5には、オペレータが決定した、高さ及びその水平方向位置の両方に関する位置にねじ(32)をしっかりと保持するのに役立つばね(29A)が示してある。更に、図1に示す保持プライヤー(1A)の作用チップ(14)に巻き付けるため、ライン(34)を通す移動スロット(30)が示してある。ラインは、図2に示すように張力キャリッジ(21)から来入する。これにより歯(D1)を抜歯する。更に、ねじ(32)及びねじ山を備えた開口部(29)(これらの開口部により、ねじ(32)はシャフト(18)を通過する)を参照すると、可撓性パッド(33)が設けられた支持ベース(31)は、抜歯されるべき歯(D1)を取り囲む歯との接触を柔らかくし、又はこれらの隣接歯の一方又は両方が欠損している場合には患者の歯肉との接触を柔らかくし、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の使用時にこの工具に対して支持体として役立つ。
図5Aは、支持ベース(31)の平面図である。この図では、ねじ(32)及び湾曲した矢印A−Bは、回転時に、適用された術野に良好に適合するように任意の水平方向位置にしっかりと固定できることを示す。
図6は、比率が考慮されていない、抜歯工具(1B)の遠位端の概略平面図である。この図には、図2に示す張力キャリッジ(21)、及びライン(34)用の保持クリップ(35)が示してある。保持クリップ(35)は、歯又は歯根の全脱落又は部分脱落を行うための「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の予備調節工程について困難を生じることなく、ライン(34)を位置決めされた状態に保持する。更に、シャフト(18)の一部及びウィンドウ(20)が設けられた作動ハンドル(19)、ライン(34)(図6には示さず)用の固定器肩部(22)、張力キャリッジ(21)を作動するミリメートルねじ(23)、トルクデバイス(27)、及びファスト端部(26)を示す。
ライン(34)用の保持クリップ(35)は、歯科医術で使用された器具のデバイスを形成する必要がない治療で代表的な、簡単であるけれども非常に価値のある詳細の一つである。ライン(34)用の保持クリップ(35)は、ライン(34)をライン(34)の固定器肩部(22)に保持し、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の調節時にライン(34)がずれないようにする。ライン(34)は、ラッシング(lashing)又は任意の他の適当な手段によって作用チップ(14)のネック(15)を取り囲む。従って、抜かれた歯又は歯冠を患者が飲み込む危険を生じない。
図7は、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の作動位置において単に重ねることによって上側に配置された保持プライヤー(1A)及び抜歯工具(1B)の概略平面図である。作用チップ(14)、ライン(34)、張力キャリッジ(21)、及びライン(34)の移動スロット(30)間の関係もまた、この図7に示してある。この図7では、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」(1)の機能の理解を促すため、保持プライヤー(1A)、左シャフト(2)、右シャフト(3)、及びライン(34)の移動スロット(30)をこの図に強調して示す。かくして、両シャフトの端部に位置決めされた、抜歯されるべき歯(D1)を支持する作用チップ(14)、ライン(34)の二つのチップが結索されたそのネック(15)の大きさを、張力キャリッジ(21)の肩部(22)に巻き付けられ、固定されるように計算する。図7から、ライン(34)は、その二つのチップが作用チップ(14)のネック(15)に結索されていることを除き、ループが自由に動くデバイスであると考えられ、これにより、以下のように位置決めできる。保持プライヤー(1A)を抜歯されるべき歯(D1)に対して位置決めし、しっかりと調節した後、抜歯工具(1B)を保持プライヤー(1A)の上に載せる。ライン(34)を、移動スロット(30)、及びミリメートルねじ(23)によってウィンドウ(20)の最近位位置に予め位置決めし、この位置に保持クリップ(35)によって保持された張力キャリッジ(21)の肩部(22)を通して下から上に、穏やかに且つ物理的労力を必要とせずに通す。歯科医は、張力キャリッジ(21)がウィンドウ(20)の遠位部分に向かって引っ込められることによりライン(34)が僅かにぴんと張るまで、ファスト端部(26)を人指し指及び親指で回す。このとき、歯科医は、脱落を適正に開始する。これは、同様に、親指及び人指し指でトルクキー(13A)を作動することによって行われる。歯科医は、ミリメートルねじ(23)に作用する、トルクデバイス(27)が形成するレバーシステムが、ライン(34)の移動スロット(30)を通してその水平方向移動を垂直方向移動に方向を変えることによって力を変換する力によってトルクデバイス(27)及びライン(34)を作動する。かくして、大きな垂直方向引っ張り力を作用チップ(14)及び抜歯されるべき歯(D1)にゆっくりと加え、歯槽から非外傷的に引き抜く。
歯根を抜く場合には、歯根にパーペチュアルねじを貫通し、その頭部にライン(35)の一方の端部を固定し、ライン(34)の他端を何らかの方法で張力キャリッジ(21)に固定する。この歯根抜去作業は、抜歯と同じである。
1 非外傷的抜歯用の人間工学的工具
1A 保持プライヤー
1B 抜歯工具
2 左シャフト
3 右シャフト
6 ばね
5 回転軸線
7 座
8 ミリメートルナット
9 ミリメートルねじ開口部
10 ミリメートルねじ
11 ファスト調節端
12 トルクデバイス
13 ばね
13A トルクキー
13R スロット
14 作用チップ
14A 開口部
15 ネック
16 ばね
17 トルクメータ
18 シャフト
19 作動ハンドル
20 ウィンドウ
21 張力キャリッジ
22 固定器肩部
23 エンドレスミリメートルねじ
24 溝
25 開口部
26 ファスト端部
27 トルクデバイス
28 スロット
29 開口部
29A ばね
30 スロット
34 ライン

Claims (11)

  1. 非外傷的抜歯用の人間工学的工具であって、
    抜歯手順に要する時間を約40分から4分に短縮し、瘢痕化を約3日に短縮し、
    従来の抜歯に固有の無数の医原性の影響をなくし、
    歯槽縁部を受傷から保護し、
    出血を引き起こさず、
    患者の開口障害を引き起こす可能性をなくし、
    歯科医の物理的労力を必要とせず、
    歯冠破壊及びその結果並びに顎関節の事故等の医原性の作用を引き起こす危険がほぼゼロであり、
    鉗子を使用しては実際上不可能な繊細な手技を可能にし、
    セメント芽細胞を無傷のままで抜歯し、身体の外部で完全に安全に治療し、再移植することを非常に高い成功率で行うことができ、
    歯を完全に安全に数mm持ち上げることができ、
    歯冠にドリルで処置を施すために電動ドリル又は空気圧ドリルを使用する必要がなく、
    手術時間を短縮し且つ患者の不快感を低減し、
    任意の近位歯上での支持なしに抜歯を行うことができる、作用チップが設けられた調節自在の汎用プライヤーのシステムのため、10以上の工具を必要とする現在の工具セットとは異なり、抜歯作業又はプロテーゼ作業及びピン引き抜き作業を単一の工具で実施するために費用が低く、
    小型であり、
    第3大臼歯及び第4大臼歯を抜歯でき、
    基本的な機械の原理−レバー、ねじ、及びラインの適用に基づき、プーリを必要としないシステムを使用する、「非外傷的抜歯用の人間工学的工具」において、
    基本的には、二つの部品を含むセットからなり、
    これらの部品は、独立しており、重ねるだけで互いに連結でき、寸法が小さく、容易に調節でき且つ互いから取り外すことができる一群のデバイスを有し、
    これらのデバイスには、トルクキー、作用チップ、支持ベース、ライン、及びその固定クリップが含まれ、
    保持プライヤー(1A)は、左シャフト(2)及び右シャフト(3)、移動自在であるが所定位置に固定された状態に保持される作用チップ(14)、及び前記二つのシャフトの開口部(14A)に挿入されたとき、前記作用チップ(14)に圧力を加えるばね(13)を有し、前記作用チップ(14)のネック(15)は前記ライン(34)のチップに固定されており、更にばね(6)が座(7)に挿入されており、更に、
    前記右シャフト(3)の遠位端(3A)にはミリメートルねじ開口部(9)が設けられ、この開口部にミリメートルナット(8)が設置され、トルクデバイス(12)に接合されたミリメートルねじ(10)を回し、前記トルクデバイス(12)には、前記トルクキー(13A)を通すためのスロット(13R)が設けられ、ばね(16)及びファスト調節端部(11)が前記トルクデバイス(12)に接合されている、ことを特徴とする「非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  2. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記作用チップ(14)を介して歯に適正な力が加えられるまで、前記トルクデバイス(12)を回し、前記力は、回転軸線(5)が実現する支持チップを中心として回転する前記左シャフト(2)及び前記右シャフト(3)によって形成された二つのレバー及び中間支持体からなる組の効果の結果である、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  3. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記トルクキー(13A)は、前記トルクデバイス(12)の前記スロット(13)を通って延び、前記スロット(13)の内側に係止ばね(16)による圧力の作用で保持され、前記トルクデバイス(12)はその回転時に前後に容易に位置を変える、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  4. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記トルクキー(13A)に力が加えられたとき、前記ミリメートルねじ(10)が回転し、前記左シャフト(2)の前記遠位端(2A)に力を加え始め、この力は、オペレータの経験によって調節でき、又は前記右シャフト(3)の前記下端(3A)に配置されたトルクメータ(17)によって制御できる、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  5. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記抜歯工具(1B)は、患者の口の外側の末端部分が幅広になったシャフト(18)を有し、これは作動ハンドル(19)を形成し、この作動ハンドル(19)にはウィンドウ(20)が形成されており、前記ウィンドウ(20)の内側を張力キャリッジ(21)が移動し、前記張力キャリッジ(21)は、その上部分に前記ライン(34)用の固定器肩部(22)を有し、前記固定器肩部(22)は、その中央部分に溝(24)を有し、
    前記抜歯工具(1B)は、更に、張力キャリッジ(21)のねじ山を備えた開口部(25)を通って延びるエンドレスミリメートルねじ(23)、トルクデバイス(27)、前記トルクデバイス(27)の前記トルクキー(13A)を通し且つ固定するためのスロット(28)、及びファスト端部(26)を含み、前記ライン(34)が移動するためのスロット(30)、支持ベースを係止するためのねじが通過する、ねじ山を備えた三つの開口部(29)、及び前記ねじ山を備えた穴(29)の内側のねじに圧力を加え、これらのねじを保持する三つのばね(29A)を含む、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  6. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記抜歯工具(1B)の調節エレメントは、以下のように機能し、即ち、
    治療が行われる歯と隣接した歯又は歯肉に対して支持される高さを、ばね(29A)によって高さ及び他の術野の水平方向調節に関して所定位置に保持されたねじによって正しく位置決めされた二つの支持ベースによって決定し、
    初めに、ファスト端部(26)の回転によって、前記張力キャリッジ(21)は前記抜歯工具(1B)の遠位部分に向かう方向に移動し、これはオペレータの親指及び人指し指の指先で穏やかに且つ力を及ぼす必要なしに行われ、前記張力キャリッジ(21)のねじ山を備えた開口部(25)を横切る前記エンドレスミリメートルねじ(23)が通過する前記張力キャリッジ(21)の回転時に移動がなされる、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  7. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記作用チップ(14)は、溝(14B)、前記ネック(15)、前記左シャフト(2)及び前記右シャフト(3)の両方の前記開口部(14A)と係合する前記位置決めピン(14C)を有し、これらは、前記ばね(13)の作用によってしっかりと位置決めされ、前記作用チップ(14)の前記位置決めピン(14C)の前記肩部(14D)は、前記ライン(34)を前記ネック(15)と前記肩部(14D)との間の正しい位置に保持するように機能する、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  8. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記トルクキー(13A)は、前記スロット(13)内で、又は前記ライン(34)の前記移動スロット(30)内で作動でき、前記トルクキー(13A)は、前記トルクデバイス(12)及び前記トルクデバイス(27)にトルクを加えるレバーとして機能し、これらの二つのデバイスの内側には、これらの部品をオペレータによって配置された所定位置に固定された状態に保持するばね(16)及びばね(29A)が夫々設けられ、これらのばねにより、キーは、前記スロット(13)の内側で、又は前記ライン(34)の移動スロット(30)内で移動できる、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  9. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記ミリメートルねじ(10)は、前記トルクキー(13A)を通すためのスロット(13)が設けられた前記トルクデバイス(12)に接合されており、前記ファスト調節端部(11)は前記トルクデバイス(12)に接合されており、前記ばね(16)により、前記トルクキー(13A)は前記スロット(13)内で任意の位置をとることができ、場合によっては引っ込めることができる、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  10. 請求項1に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記抜歯工具(1B)の前記シャフト(18)は、支持ベース(31)と、前記ネック(32)をオペレータによって決定された位置にしっかりと保持するのに役立つばね(29A)とを有し、これらは、両方とも、高さ及び水平方向位置に関して同じであり、前記ライン(34)が前記張力キャリッジ(21)から前記移動スロット(30)に通してあり、前記保持プライヤー(1A)の前記作用チップ(14)、ねじ(32)及びこれらのねじ(32)が前記シャフト(18)を通るねじ山を備えた開口部(29)、可撓性パッド(33)が設けられた支持ベース(31)、及び前記ライン(34)用の保持クリップ(35)に巻き付けられている、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
  11. 請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載の非外傷的抜歯用の人間工学的工具において、
    前記保持プライヤー(1A)及び前記抜歯工具(1B)は、並置するだけで互いに連結され、二つのチップを前記作用チップ(14)の前記ネック(15)に結索することによって作動を行い、前記ライン(34)は、そのループが自由に移動するデバイスであり、前記保持プライヤー(1A)は、抜歯されるべき歯(D1)に対して位置決めされ且つしっかりと調節され、前記抜歯工具(1B)は前記保持プライヤー(1A)の上に配置され、前記ライン(34)は前記移動スロット(30)を通して下から上に通され、更に、前記ミリメートルねじ(23)によって前記ウィンドウ(20)の最近位位置に予め位置決めされており且つこの位置に前記保持クリップ(35)によって保持された前記張力キャリッジ(21)の前記肩部(22)に通され、歯科医は親指及び人指し指でファスト端部(26)をゆっくりと物理的労力を必要とせずに回し始め、これを、前記張力キャリッジ(21)を前記ウィンドウ(20)の遠位部分に向かって引っ込めることによって前記ライン(34)が僅かにぴんと張るまで行い、そのとき、歯科医は、親指及び人指し指で同様に前記トルクキー(13A)を作動することによって脱落を適正に開始し、前記トルクデバイス(27)及び前記ライン(34)を、このトルクデバイス(27)が形成する、前記ミリメートルねじ(23)に作用する力によって作動し、前記ライン(34)の前記移動スロット(30)を通してその水平方向移動を垂直方向移動に方向を変化することによって変換し、かくして抜歯されるべき歯(D1)に装着した前記作用チップ(14)に大きな垂直方向牽引力をゆっくりと及ぼし、前記歯を歯槽から受傷なしに脱落する、ことを特徴とする非外傷的抜歯用の人間工学的工具。
JP2013506417A 2010-04-29 2011-04-29 非外傷的抜歯用の人間工学的工具 Pending JP2013524954A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BRPI1001125-0A BRPI1001125B1 (pt) 2010-04-29 2010-04-29 Ferramenta ergonômica para exodontia atraumática
BRPI1001125-0 2010-04-29
PCT/BR2011/000140 WO2011134035A1 (pt) 2010-04-29 2011-04-29 Ferramenta ergonômica para exodontia atraumática

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013524954A true JP2013524954A (ja) 2013-06-20

Family

ID=44860686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013506417A Pending JP2013524954A (ja) 2010-04-29 2011-04-29 非外傷的抜歯用の人間工学的工具

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20130045459A1 (ja)
EP (1) EP2564804A4 (ja)
JP (1) JP2013524954A (ja)
KR (1) KR20130055617A (ja)
CN (1) CN102869312A (ja)
BR (1) BRPI1001125B1 (ja)
RU (1) RU2553493C2 (ja)
WO (1) WO2011134035A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9173719B2 (en) 2013-11-08 2015-11-03 Beak And Bumper, Llc Force applying attachment, kit and method for pre-loosening a tooth in order to facilitate removal thereof
KR101374383B1 (ko) * 2013-12-20 2014-03-17 이은영 치과용 타공장치
KR101609286B1 (ko) * 2014-08-12 2016-04-05 박병활 발치용 포셉
RU2606271C2 (ru) * 2015-05-22 2017-01-10 Николай Геннадьевич Бобылев Роботизированная система удаления зубов
CN106236314B (zh) * 2016-08-22 2018-06-08 田磊 小型动物拔牙工具
BR202016027654U2 (pt) 2016-11-24 2018-06-12 Biosthetics Reabilitação Buco Maxilofacial S/S Ltda Disposição construtiva em alicate rotulado extrator de dentes e raízes dentárias remanescentes
CN106880418A (zh) * 2017-02-24 2017-06-23 中山大学附属第医院 用于研究压力治疗增生性瘢痕作用及机制的装置及其方法
CN108525215B (zh) * 2018-04-16 2021-01-22 李占忠 唇部康复训练装置
US11607323B2 (en) 2018-10-15 2023-03-21 Howmedica Osteonics Corp. Patellofemoral trial extractor
CN113576691B (zh) * 2021-09-01 2022-10-21 陈静 一种口腔腔内拔牙器

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1498285A (en) * 1922-04-26 1924-06-17 Lorenz William Dental appliance
US2252798A (en) * 1940-08-19 1941-08-19 Olin B Arnold Dental forceps
SU936906A1 (ru) * 1976-10-13 1982-06-23 За витель И. Н.Мелькик н fifiH .-1.г, МI .;1и Зубоврачебные щипцы дл удалени нижних седьмых и восьмых зубов
SU1466733A1 (ru) * 1986-06-04 1989-03-23 Пензенский государственный институт усовершенствования врачей Щипцы дл удалени зубов
BR7500655U (pt) * 1995-04-11 1997-05-06 Pece Carlo Alessandro Zanetti Fórceps odontológico ergonômico
US6635072B1 (en) * 2000-07-20 2003-10-21 Synthes Safety ratchet mechanism
US20040157190A1 (en) * 2001-04-02 2004-08-12 Franco Fiumana Device, kit and method for tooth extractions
US6345983B1 (en) * 2001-05-18 2002-02-12 Duane K. Godfrey Dentist's forceps
US6776614B2 (en) * 2002-02-13 2004-08-17 Lingualcare, Inc. Modular system for customized orthodontic appliances
EP1415600A1 (en) * 2002-11-04 2004-05-06 Stryker Trauma - Selzach AG Orthopaedic ratcheting forceps
CH696458A5 (de) * 2003-01-03 2007-06-29 Dr Benno Syfrig Vorrichtung zur Extraktion einer Zahnwurzel.
US8152834B2 (en) * 2005-04-13 2012-04-10 Synthes Usa, Llc Forceps and system using same
GB0724992D0 (en) * 2007-12-21 2008-01-30 Materialise Nv Tooth improvement

Also Published As

Publication number Publication date
RU2012153070A (ru) 2014-06-10
CN102869312A (zh) 2013-01-09
BRPI1001125A2 (pt) 2014-01-07
KR20130055617A (ko) 2013-05-28
BRPI1001125B1 (pt) 2021-06-15
RU2553493C2 (ru) 2015-06-20
EP2564804A4 (en) 2017-08-02
EP2564804A1 (en) 2013-03-06
WO2011134035A1 (pt) 2011-11-03
US20130045459A1 (en) 2013-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013524954A (ja) 非外傷的抜歯用の人間工学的工具
US10245122B2 (en) Method and device for causing tooth movement
US6302687B1 (en) Appliance and method for mandibular widening by symphyseal distraction osteogenesis
Das et al. Early Surgical intervention can eliminate future heavy orthodontic mechanotherapy
Sekar et al. Comparison of arch bar, eyelets and transmucosal screws for maxillo mandibular fixation in jaw fracture
Gibbons et al. A drill-free bone screw for intermaxillary fixation in military casualties
Angle The Angle System of Regulation and Retention of the Teeth: And Treatment of Fractures of the Maxillae
SMITH et al. Fracture-dislocations of Zygoma and Zygomatic Arch: historical development of surgical treatment
BR112018015733B1 (pt) Alicate extrator de dentes e raízes dentárias remanescentes
Figliuzzi et al. Minimally invasive surgical management of impacted maxillary canines.
Sajjanhar et al. Diastema closure and aesthetic rehabilitation; An interdisciplinary approach
Fornaini Case report: Use of Er: YAG and Nd: YAG lasers during orthodontic treatment
Shalini et al. Ezy Bar Versus Erich Arch Bar Technique For Maxillomandibular Fixation In Fracture Mandible: A Prospective Comparative Study
Philippe Pierre Fauchard the “inventor” of orthodontics
Acharya et al. Changes in Canine Angulation after Dentoalvelaor Distraction with a Rigid Maxillary Intraoral Distractor: A Radiographic Study
Virang et al. Canines on a Fast Track: Canine Distalization by Dentoalveolar Distraction Osteogenesis
RU2392899C1 (ru) Способ удаления зубных коронок
Darak INTERNATIONAL JOURNAL OF SCIENTIFIC RESEARCH
Patil et al. Modified Dento-Alveolar Distraction Osteogenesis Technique for Rapid Canine Retraction
Saravanan et al. Dental Distraction–A Case Study
Sharma et al. An Inexpensive Universal Mouth Props, Saliva Ejector and Tongue Retractor
Cillo et al. The push osteotome: An alternative technique to preserve periodontal health in segmental Le Fort osteotomies: Technique and retrospective review
JP2020081524A (ja) 開創器及びその使用方法
Ford A practical method of wiring fractures of the mandible or maxilla
Mayur et al. Iatrogenic effects of removable orthodontic appliances

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150713