JP3161968B2 - 装飾体のジャンプ動作駆動装置 - Google Patents
装飾体のジャンプ動作駆動装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、からくり
時計などにおいて、人形などの装飾体にジャンプ動作を
行わせるジャンプ動作駆動装置に関する。
時計などにおいて、人形などの装飾体にジャンプ動作を
行わせるジャンプ動作駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、からくり時計などでは、人形な
どの重量が比較的大きな装飾体にジャンプ動作を行わ
せ、装飾的効果を高めたいという要請がある。このよう
なジャンプ動作を装飾体に行わせる装置として、例え
ば、複数の歯車等を組み合わせて比較的大きなトルクを
発生させて、歯車の回転に連動して装飾体にジャンプ動
作を行わせるものが考えられる。
どの重量が比較的大きな装飾体にジャンプ動作を行わ
せ、装飾的効果を高めたいという要請がある。このよう
なジャンプ動作を装飾体に行わせる装置として、例え
ば、複数の歯車等を組み合わせて比較的大きなトルクを
発生させて、歯車の回転に連動して装飾体にジャンプ動
作を行わせるものが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような装置では、駆動力が複数の歯車を介して伝達さ
れることから、装飾体の動作の応答性が悪かった。ま
た、装飾体の重力に応じて歯車を大型化させる必要があ
ることから、大きな重量の装飾体を用いる場合には、装
置が大型化するという問題があった。
たような装置では、駆動力が複数の歯車を介して伝達さ
れることから、装飾体の動作の応答性が悪かった。ま
た、装飾体の重力に応じて歯車を大型化させる必要があ
ることから、大きな重量の装飾体を用いる場合には、装
置が大型化するという問題があった。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、比較的小さな装置で、装飾体を応答性良くジ
ャンプ動作させることができるジャンプ動作駆動装置を
提供することを目的とする。
てなされ、比較的小さな装置で、装飾体を応答性良くジ
ャンプ動作させることができるジャンプ動作駆動装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾体のジャン
プ動作駆動装置は、第1の装飾体と、前記第1の装飾体
上に配置された第2の装飾体と、上下方向に所定の間隔
を置いて設けられた回転軸にそれぞれ回転自在に固定さ
れ、一端部に前記第2の装飾体が回転自在に連結された
2本の継手と、回転軸に回転自在に設けられ、一端部に
前記第1の装飾体が固定された、てことして機能するて
こ部材と、所定の軸を中心として回転自在に設けられた
回転体と、前記回転体の前記軸を中心とした回転を駆動
する回転駆動手段と、前記回転体の前記軸に対して一方
の側と前記継手の一方の他端部とを連結する第1の連接
棒と、前記回転体の前記軸に対して他方の側と前記てこ
部材の他端部とを連結する第2の連接棒と、を有し、前
記一方の継手と前記第1の連接棒との間、前記第1の連
接棒と前記回転体との間、前記第2の連接棒と前記てこ
部材との間、および、前記第2の連接棒と前記回転体と
の間が球状部と、前記球状部を回転自在に保持する保持
部とから構成されており、前記回転体の回転によって前
記第1の連接棒と前記第2の連接棒とが略逆向きに移動
し、前記第2の装飾体が前記第1の装飾体上をジャンプ
し、かつ、当該第1の装飾体を下方に押し込む動作をす
る。
プ動作駆動装置は、第1の装飾体と、前記第1の装飾体
上に配置された第2の装飾体と、上下方向に所定の間隔
を置いて設けられた回転軸にそれぞれ回転自在に固定さ
れ、一端部に前記第2の装飾体が回転自在に連結された
2本の継手と、回転軸に回転自在に設けられ、一端部に
前記第1の装飾体が固定された、てことして機能するて
こ部材と、所定の軸を中心として回転自在に設けられた
回転体と、前記回転体の前記軸を中心とした回転を駆動
する回転駆動手段と、前記回転体の前記軸に対して一方
の側と前記継手の一方の他端部とを連結する第1の連接
棒と、前記回転体の前記軸に対して他方の側と前記てこ
部材の他端部とを連結する第2の連接棒と、を有し、前
記一方の継手と前記第1の連接棒との間、前記第1の連
接棒と前記回転体との間、前記第2の連接棒と前記てこ
部材との間、および、前記第2の連接棒と前記回転体と
の間が球状部と、前記球状部を回転自在に保持する保持
部とから構成されており、前記回転体の回転によって前
記第1の連接棒と前記第2の連接棒とが略逆向きに移動
し、前記第2の装飾体が前記第1の装飾体上をジャンプ
し、かつ、当該第1の装飾体を下方に押し込む動作をす
る。
【0006】前記第1および第2の連接棒には、当該第
1および第2の連接棒の中途を湾曲して構成され、軸方
向にかかる圧縮力を緩和させる緩衝部が形成されてい
る。
1および第2の連接棒の中途を湾曲して構成され、軸方
向にかかる圧縮力を緩和させる緩衝部が形成されてい
る。
【0007】本発明の装飾体のジャンプ動作駆動装置
は、前記回転体と当接して前記回転体の回転可能な角度
を規定し、前記回転体との当接部が弾性部材により形成
された回転角度規定手段を有する。
は、前記回転体と当接して前記回転体の回転可能な角度
を規定し、前記回転体との当接部が弾性部材により形成
された回転角度規定手段を有する。
【0008】前記回転角度規定手段は、前記回転体との
当接部が所定の曲率をもった曲面に形成されている。
当接部が所定の曲率をもった曲面に形成されている。
【0009】本発明の装飾体のジャンプ動作駆動装置で
は、回転駆動手段からの駆動力によって回転体が回転す
ると、軸を中心として対向する側に位置するように回転
体に設けられた第1の連接手段と第2の連接手段とが逆
向きに移動する。そして、この第1の連接手段と第2の
連接手段とに連動して、第1の装飾体と第2の装飾体と
が相互に逆向きに移動する。これによって、前記第1の
装飾体は、前記第2の装飾体に対して相対的にジャンプ
動作を行うことになる。また、第1および第2の装飾体
が逆向きに移動する際に、各連接手段の各々の連接部
は、連接部を構成する球状部の球面と保持部の凹面とが
接触しながら第1および第2の装飾体に動力を伝達す
る。このため、連接部においては部材同士の衝突による
騒音の発生が抑制される。
は、回転駆動手段からの駆動力によって回転体が回転す
ると、軸を中心として対向する側に位置するように回転
体に設けられた第1の連接手段と第2の連接手段とが逆
向きに移動する。そして、この第1の連接手段と第2の
連接手段とに連動して、第1の装飾体と第2の装飾体と
が相互に逆向きに移動する。これによって、前記第1の
装飾体は、前記第2の装飾体に対して相対的にジャンプ
動作を行うことになる。また、第1および第2の装飾体
が逆向きに移動する際に、各連接手段の各々の連接部
は、連接部を構成する球状部の球面と保持部の凹面とが
接触しながら第1および第2の装飾体に動力を伝達す
る。このため、連接部においては部材同士の衝突による
騒音の発生が抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るジャンプ動作
駆動装置の実施の形態について説明する。本実施形態に
係るジャンプ動作駆動装置は、例えばからくり時計など
において、第1の装飾体としての人形に第2の装飾体と
しての鍵盤の上でジャンプ動作を行わせるために用いら
れる。
駆動装置の実施の形態について説明する。本実施形態に
係るジャンプ動作駆動装置は、例えばからくり時計など
において、第1の装飾体としての人形に第2の装飾体と
しての鍵盤の上でジャンプ動作を行わせるために用いら
れる。
【0011】第1実施形態 図1は、本発明に係るジャンプ動作駆動装置の一実施形
態を示す側面図、図2は図1に示す矢印Aの向きから見
た本発明に係るジャンプ動作駆動装置の一実施形態を示
す正面図である。まず、図1,図2に示すジャンプ動作
駆動装置の構成について説明する。図1中上下方向に所
定の間隔を置いて、回転軸35,36が設けられてお
り、回転軸35,36には継手33,34が固定されて
いる。継手33,34の図1中左側端部には人形1が連
結されている。一方、回転軸10を中心として回転自在
にてこ部材11が設けられており、てこ部材11の図1
中左側の一端にはピアノの鍵盤をイメージした立方体の
鍵盤2が固定されている。
態を示す側面図、図2は図1に示す矢印Aの向きから見
た本発明に係るジャンプ動作駆動装置の一実施形態を示
す正面図である。まず、図1,図2に示すジャンプ動作
駆動装置の構成について説明する。図1中上下方向に所
定の間隔を置いて、回転軸35,36が設けられてお
り、回転軸35,36には継手33,34が固定されて
いる。継手33,34の図1中左側端部には人形1が連
結されている。一方、回転軸10を中心として回転自在
にてこ部材11が設けられており、てこ部材11の図1
中左側の一端にはピアノの鍵盤をイメージした立方体の
鍵盤2が固定されている。
【0012】上記した人形1に連結された継手34およ
び鍵盤2が固定されたてこ部材11は、それぞれ連接棒
31,38を介してモータ39の回転軸32に中心付近
が固定された回転板37に連接されている。
び鍵盤2が固定されたてこ部材11は、それぞれ連接棒
31,38を介してモータ39の回転軸32に中心付近
が固定された回転板37に連接されている。
【0013】てこ部材11の他端、継手34の図1中右
側端部および回転板37の回転軸32に対する両側に
は、それぞれ球状部11a,34a,37a,37bが
形成されている。一方、図5(a)に示すように、連接
棒31,38の両端部には、先端に切欠部が形成された
円筒状の保持部31a,31b,38a,38bがそれ
ぞれ形成されている。そして、保持部31aに球状部3
4aが、保持部31bに球状部37aが、保持部38a
に球状部11aが、保持部38bに球状部37bがそれ
ぞれ収容され、各球状部は、各保持部によって回転自在
に保持された状態となっている。これにより、連接棒3
1,38は、継手33,回転板37およびてこ部材11
に対して所定の角度範囲で傾斜可能となる。
側端部および回転板37の回転軸32に対する両側に
は、それぞれ球状部11a,34a,37a,37bが
形成されている。一方、図5(a)に示すように、連接
棒31,38の両端部には、先端に切欠部が形成された
円筒状の保持部31a,31b,38a,38bがそれ
ぞれ形成されている。そして、保持部31aに球状部3
4aが、保持部31bに球状部37aが、保持部38a
に球状部11aが、保持部38bに球状部37bがそれ
ぞれ収容され、各球状部は、各保持部によって回転自在
に保持された状態となっている。これにより、連接棒3
1,38は、継手33,回転板37およびてこ部材11
に対して所定の角度範囲で傾斜可能となる。
【0014】また、保持部31a,31b,38a,3
8bの内側は、図5(b)に示すように、球状部34
a,37a,11a,37bが略適合するように形成さ
れている。また、保持部31a,31b,38a,38
bの図(b)中下側の径は、球状部34a,37a,1
1a,37bの径よりも小さく形成されており、収容さ
れた球状部34a,37a,11a,37bが抜け止め
されている。
8bの内側は、図5(b)に示すように、球状部34
a,37a,11a,37bが略適合するように形成さ
れている。また、保持部31a,31b,38a,38
bの図(b)中下側の径は、球状部34a,37a,1
1a,37bの径よりも小さく形成されており、収容さ
れた球状部34a,37a,11a,37bが抜け止め
されている。
【0015】また、図5(a)に示した保持部31a,
31b,38a,38bにそれぞれ形成された切欠部
は、保持部31a,31b,38a,38bの小径側か
ら挿入する際、切欠部が広げられることによって、球状
部34a,37a,11a,37bを収容可能としてい
る。なお、連接棒31,38を形成する材料としては、
例えば、弾性変形が可能なナイロン等の樹脂を使用する
ことが可能である。
31b,38a,38bにそれぞれ形成された切欠部
は、保持部31a,31b,38a,38bの小径側か
ら挿入する際、切欠部が広げられることによって、球状
部34a,37a,11a,37bを収容可能としてい
る。なお、連接棒31,38を形成する材料としては、
例えば、弾性変形が可能なナイロン等の樹脂を使用する
ことが可能である。
【0016】回転板4の近傍には、円形状のゴム部材4
0が配置してある。ゴム部材40は、回転板4の回転角
度に応じて、回転板4の端面と当接し、回転板4が回転
可能な角度の範囲を規定する役割を果たす。
0が配置してある。ゴム部材40は、回転板4の回転角
度に応じて、回転板4の端面と当接し、回転板4が回転
可能な角度の範囲を規定する役割を果たす。
【0017】次に図1,図2に示すジャンプ動作駆動装
置の動作について説明する。図1,図2に示す状態で
は、モータ39によって、上記したゴム部材40と回転
板37の端面の一部とを当接させることによって、回転
板37は略水平状態になっている。また、回転板37の
回転角度、すなわち球状部37a,37bの位置に応じ
て、連接棒31,38の位置が規定される。図1に示す
状態では、人形1と鍵盤2とが接合した状態となってお
り、ピアノの鍵盤の上に人形が立っているイメージにな
っている。
置の動作について説明する。図1,図2に示す状態で
は、モータ39によって、上記したゴム部材40と回転
板37の端面の一部とを当接させることによって、回転
板37は略水平状態になっている。また、回転板37の
回転角度、すなわち球状部37a,37bの位置に応じ
て、連接棒31,38の位置が規定される。図1に示す
状態では、人形1と鍵盤2とが接合した状態となってお
り、ピアノの鍵盤の上に人形が立っているイメージにな
っている。
【0018】このような状態から、モータ39の駆動に
よって回転軸32を回転させると、回転板37が図3,
図4に示す姿勢になる。すなわち、連接棒31が下方に
移動し、連接棒38が上方に移動した状態になる。な
お、連接棒31,38の移動の際には、上記した各球状
部11a,34a,37a,37bの球面は、連接棒3
1,38に形成された保持部31a,31b,38a,
38bの内周面にそれぞれ接触しながら回転する。これ
に伴い、連接棒31,38と継手34,回転板37およ
びてこ部材11との相対的角度が変化する。
よって回転軸32を回転させると、回転板37が図3,
図4に示す姿勢になる。すなわち、連接棒31が下方に
移動し、連接棒38が上方に移動した状態になる。な
お、連接棒31,38の移動の際には、上記した各球状
部11a,34a,37a,37bの球面は、連接棒3
1,38に形成された保持部31a,31b,38a,
38bの内周面にそれぞれ接触しながら回転する。これ
に伴い、連接棒31,38と継手34,回転板37およ
びてこ部材11との相対的角度が変化する。
【0019】図4に示すように連接棒31が下降するこ
とにより、図3に示すように継手34が回転軸36を中
心として矢印Bの向きに回転し、人形1が上昇する。一
方、図4に示すように連接棒38が上昇することによ
り、図3に示すように、てこ部材11が回転軸10を中
心として矢印Cの向きに回転し、鍵盤2が下降する。こ
れによって、人形1がジャンプして鍵盤を押し込むイメ
ージとなる。なお、図3に示すように、連接棒38は上
昇することにより、連接棒31に対して傾斜を持った状
態となる。また、回転板37の回転は、回転板37の端
面の一部と上記のゴム部材40とが当接することによっ
て規制され、人形1と鍵盤2とは所定の位置に停止した
状態となる。
とにより、図3に示すように継手34が回転軸36を中
心として矢印Bの向きに回転し、人形1が上昇する。一
方、図4に示すように連接棒38が上昇することによ
り、図3に示すように、てこ部材11が回転軸10を中
心として矢印Cの向きに回転し、鍵盤2が下降する。こ
れによって、人形1がジャンプして鍵盤を押し込むイメ
ージとなる。なお、図3に示すように、連接棒38は上
昇することにより、連接棒31に対して傾斜を持った状
態となる。また、回転板37の回転は、回転板37の端
面の一部と上記のゴム部材40とが当接することによっ
て規制され、人形1と鍵盤2とは所定の位置に停止した
状態となる。
【0020】以上、上述したジャンプ動作駆動装置によ
れば、リンク機構を用いていることから、複数の歯車等
を複雑に組み合わせることなく、簡単な構成で、起動性
(応答性)に優れたジャンプ動作を行わせることができ
る。また、上述したジャンプ動作駆動装置によれば、鍵
盤2の自重を利用して、てこ部材11にてこの機能を持
たすことで、モータ39の駆動に伴う負荷を低減するこ
とができる。また、上述したジャンプ動作駆動装置によ
れば、継手33,34を上下方向に沿って設けたこと
で、人形1の円運動を上下運動に比較的近いものにする
ことができる。
れば、リンク機構を用いていることから、複数の歯車等
を複雑に組み合わせることなく、簡単な構成で、起動性
(応答性)に優れたジャンプ動作を行わせることができ
る。また、上述したジャンプ動作駆動装置によれば、鍵
盤2の自重を利用して、てこ部材11にてこの機能を持
たすことで、モータ39の駆動に伴う負荷を低減するこ
とができる。また、上述したジャンプ動作駆動装置によ
れば、継手33,34を上下方向に沿って設けたこと
で、人形1の円運動を上下運動に比較的近いものにする
ことができる。
【0021】また、リンク機構の連接部を球状部34
a,37a,11a,37bとこれらをそれぞれ収容保
持する保持部31a,31b,38a,38bとによっ
て構成したことから、球状部の球面が保持部の内周面に
接触しながら連接棒31,38が上下動作を行うため、
騒音の発生が非常に少なくなる。加えて、回転板37の
端面とゴム部材40とが当接する際には、ゴム部材40
によって衝撃が緩和されるとともに、当接による音の発
生が抑制される。この結果、静粛性に富むジャンプ動作
駆動装置となる。なお、本実施形態においては、連接棒
31,32の両端部にそれぞれ保持部を設け、継手3
3,てこ部材11,回転板37にそれぞれ球状部を設け
たが、連接棒31,32の両端部にそれぞれ球状部を設
け、継手33,てこ部材11,回転板37に保持部を設
けてもよい。
a,37a,11a,37bとこれらをそれぞれ収容保
持する保持部31a,31b,38a,38bとによっ
て構成したことから、球状部の球面が保持部の内周面に
接触しながら連接棒31,38が上下動作を行うため、
騒音の発生が非常に少なくなる。加えて、回転板37の
端面とゴム部材40とが当接する際には、ゴム部材40
によって衝撃が緩和されるとともに、当接による音の発
生が抑制される。この結果、静粛性に富むジャンプ動作
駆動装置となる。なお、本実施形態においては、連接棒
31,32の両端部にそれぞれ保持部を設け、継手3
3,てこ部材11,回転板37にそれぞれ球状部を設け
たが、連接棒31,32の両端部にそれぞれ球状部を設
け、継手33,てこ部材11,回転板37に保持部を設
けてもよい。
【0022】第2実施形態 図6は、本発明に係るジャンプ動作駆動装置における連
接棒31,38の他の実施形態を示す説明図である。図
1、図2に示したジャンプ動作駆動装置を動作させてジ
ャンプ動作を行う際に、回転板37の端面とゴム部材4
0とが当接する際、人形1の重量が比較的重いと、この
重量によって連接棒31,38がたわみ、人形1が飛び
跳ねることがある。人形1が飛び跳ねると、騒音が発生
する。そこで、図6に示すように、連接棒31,38の
軸部にS字状の緩衝部31c,38cを形成する。この
緩衝部31c,38cは、連接棒31,38の軸方向に
かかる圧縮力を緩和するショックアブソーバーの役割を
果たす。したがって、ジャンプ動作駆動装置を動作させ
た際に、連接棒31,38に比較的大きな力が加わった
としても、緩衝部31c,38cによりこの力が緩和さ
れるため、人形1の飛び跳ねを抑制することができる。
この結果、ジャンプ動作駆動装置からの騒音の発生を抑
制することができる。なお、本実施形態では、緩衝部3
1c,38cをS字状にしたが、これに限られるわけで
はなく、例えば、繰り返し状に湾曲させて形成すること
も可能である。
接棒31,38の他の実施形態を示す説明図である。図
1、図2に示したジャンプ動作駆動装置を動作させてジ
ャンプ動作を行う際に、回転板37の端面とゴム部材4
0とが当接する際、人形1の重量が比較的重いと、この
重量によって連接棒31,38がたわみ、人形1が飛び
跳ねることがある。人形1が飛び跳ねると、騒音が発生
する。そこで、図6に示すように、連接棒31,38の
軸部にS字状の緩衝部31c,38cを形成する。この
緩衝部31c,38cは、連接棒31,38の軸方向に
かかる圧縮力を緩和するショックアブソーバーの役割を
果たす。したがって、ジャンプ動作駆動装置を動作させ
た際に、連接棒31,38に比較的大きな力が加わった
としても、緩衝部31c,38cによりこの力が緩和さ
れるため、人形1の飛び跳ねを抑制することができる。
この結果、ジャンプ動作駆動装置からの騒音の発生を抑
制することができる。なお、本実施形態では、緩衝部3
1c,38cをS字状にしたが、これに限られるわけで
はなく、例えば、繰り返し状に湾曲させて形成すること
も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装飾体の
ジャンプ動作駆動装置によれば、複数の歯車等を複雑に
組み合わせることなく、簡単な構成で、起動性(応答
性)に優れたジャンプ動作を第1の装飾体に行わせるこ
とができる。また、本発明のジャンプ動作駆動装置によ
れば、部品数が少なく、比較的簡単な構成にすることが
できる。そのため、比較的重量の大きな装飾体を用いる
場合でも、比較的小さな装置構成で、起動性に優れたジ
ャンプ動作を行わせることができる。また、上述した装
飾体のジャンプ動作駆動装置によれば、第1の装飾体お
よび第2の装飾体の自重が回転体の軸に加わることか
ら、駆動手段に必要とされる駆動力を低減できる。加え
て、本発明の装飾体のジャンプ動作駆動装置によれば、
動作中に部材同士が当接等することによって発生する騒
音を抑制することができ、静粛性に富む装飾体のジャン
プ動作駆動装置となる。
ジャンプ動作駆動装置によれば、複数の歯車等を複雑に
組み合わせることなく、簡単な構成で、起動性(応答
性)に優れたジャンプ動作を第1の装飾体に行わせるこ
とができる。また、本発明のジャンプ動作駆動装置によ
れば、部品数が少なく、比較的簡単な構成にすることが
できる。そのため、比較的重量の大きな装飾体を用いる
場合でも、比較的小さな装置構成で、起動性に優れたジ
ャンプ動作を行わせることができる。また、上述した装
飾体のジャンプ動作駆動装置によれば、第1の装飾体お
よび第2の装飾体の自重が回転体の軸に加わることか
ら、駆動手段に必要とされる駆動力を低減できる。加え
て、本発明の装飾体のジャンプ動作駆動装置によれば、
動作中に部材同士が当接等することによって発生する騒
音を抑制することができ、静粛性に富む装飾体のジャン
プ動作駆動装置となる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るジャンプ動作駆動
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図2】図1に示す矢印Aの向きから見た第1実施形態
に係るジャンプ動作駆動装置の正面図である。
に係るジャンプ動作駆動装置の正面図である。
【図3】図1に示すジャンプ動作駆動装置の動作を説明
するための側面図である。
するための側面図である。
【図4】図1に示すジャンプ動作駆動装置の動作を説明
するための正面図である。
するための正面図である。
【図5】第1実施形態に係るジャンプ動作駆動装置にお
ける連接棒の構造を示す正面説明図(図5(a))およ
び側面説明図(図5(b))である。
ける連接棒の構造を示す正面説明図(図5(a))およ
び側面説明図(図5(b))である。
【図6】連接棒の他の構造例を示す正面説明図である。
1… 人形 2… 鍵盤 10… 回転軸 11… てこ部材 11a… 球状部 32… 回転軸 33,34… 継手 34a… 球状部 35,36… 回転軸 37… 回転板 37a,37b… 球状部 31,38… 連接棒 31a,31b,38a,38b… 保持部 40… ゴム部材
Claims (4)
- 【請求項1】第1の装飾体と、 前記第1の装飾体上に配置された第2の装飾体と、 上下方向に所定の間隔を置いて設けられた回転軸にそれ
ぞれ回転自在に固定され、一端部に前記第2の装飾体が
回転自在に連結された2本の継手と、 回転軸に回転自在に設けられ、一端部に前記第1の装飾
体が固定された、てことして機能するてこ部材と、 所定の軸を中心として回転自在に設けられた回転体と、 前記回転体の前記軸を中心とした回転を駆動する回転駆
動手段と、 前記回転体の前記軸に対して一方の側と前記継手の一方
の他端部とを連結する第1の連接棒と、 前記回転体の前記軸に対して他方の側と前記てこ部材の
他端部とを連結する第2の連接棒と、を有し、 前記一方の継手と前記第1の連接棒との間、前記第1の
連接棒と前記回転体との間、前記第2の連接棒と前記て
こ部材との間、および、前記第2の連接棒と前記回転体
との間が球状部と、前記球状部を回転自在に保持する保
持部とから構成されており、 前記回転体の回転によって前記第1の連接棒と前記第2
の連接棒とが略逆向きに移動し、前記第2の装飾体が前
記第1の装飾体上をジャンプし、かつ、当該第1の装飾
体を下方に押し込む動作をする装飾体のジャンプ動作駆
動装置。 - 【請求項2】前記第1および第2の連接棒には、当該第
1および第2の連接棒の中途を湾曲して構成され、軸方
向にかかる圧縮力を緩和させる緩衝部が形成されている
請求項1に記載の装飾体のジャンプ動作駆動装置。 - 【請求項3】前記回転体と当接して前記回転体の回転可
能な角度を規定し、前記回転体との当接部が弾性部材に
より形成された回転角度規定手段を有する請求項1また
は2に記載の装飾体のジャンプ動作駆動装置。 - 【請求項4】前記回転角度規定手段は、前記回転体との
当接部が所定の曲率をもった曲面に形成されている請求
項3に記載の装飾体のジャンプ動作駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10922996A JP3161968B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 装飾体のジャンプ動作駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10922996A JP3161968B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 装飾体のジャンプ動作駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294873A JPH09294873A (ja) | 1997-11-18 |
JP3161968B2 true JP3161968B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=14504893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10922996A Expired - Fee Related JP3161968B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 装飾体のジャンプ動作駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161968B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108325211A (zh) * | 2018-03-08 | 2018-07-27 | 广州灵动创想文化科技有限公司 | 一种弹奏中部件可跳动的玩具琴 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10922996A patent/JP3161968B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09294873A (ja) | 1997-11-18 |
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