JP3161930B2 - 炎探知装置 - Google Patents
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Landscapes
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災の監視、消火シス
テムに用いられる炎探知装置の改良に関する。
テムに用いられる炎探知装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、火災の監視、消火システムにおい
ては、オートフォーカス手段を有するTVカメラ(CC
Dカメラ)を用い、このカメラで所定の監視範囲内で炎
の監視を行っている。上記システムではカメラの合焦を
行うため、例えば、図11に示すようにCCDカメラか
らの映像信号から高周波成分を抽出し、光学系を近点か
ら遠点に向かって走査し、それにより得られた高周波成
分のピーク位置から合焦位置を検出するコントラスト検
出方法をとっている。この場合、図12に示すように、
TV画像の中で高周波成分を抽出する範囲、即ち焦点を
合わせる被写体の合焦範囲(フォーカスエリア)は任意
に設定できる。
ては、オートフォーカス手段を有するTVカメラ(CC
Dカメラ)を用い、このカメラで所定の監視範囲内で炎
の監視を行っている。上記システムではカメラの合焦を
行うため、例えば、図11に示すようにCCDカメラか
らの映像信号から高周波成分を抽出し、光学系を近点か
ら遠点に向かって走査し、それにより得られた高周波成
分のピーク位置から合焦位置を検出するコントラスト検
出方法をとっている。この場合、図12に示すように、
TV画像の中で高周波成分を抽出する範囲、即ち焦点を
合わせる被写体の合焦範囲(フォーカスエリア)は任意
に設定できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コントラスト検出方法
により合焦をとると、停止している被写体に対しては精
度良く合焦するが、被写体が炎であると、図13に示す
ように炎が揺らいだり、炎の輝度が刻々変化するので、
炎がフォーカスエリアからでてしまったりして炎に対し
て焦点が合わない。また、図14(a)のようにコント
ラストの有る定常の被写体であれば高周波成分のピーク
値が得られるが、被写体がアルコールランプ炎のような
場合、(b)のようになって検出精度が低下し、特に
(c)のようになると、誤検出となり易いという問題が
ある。
により合焦をとると、停止している被写体に対しては精
度良く合焦するが、被写体が炎であると、図13に示す
ように炎が揺らいだり、炎の輝度が刻々変化するので、
炎がフォーカスエリアからでてしまったりして炎に対し
て焦点が合わない。また、図14(a)のようにコント
ラストの有る定常の被写体であれば高周波成分のピーク
値が得られるが、被写体がアルコールランプ炎のような
場合、(b)のようになって検出精度が低下し、特に
(c)のようになると、誤検出となり易いという問題が
ある。
【0004】本発明の目的は合焦光学系の走査により得
られた上記映像信号のピーク値より合焦位置を検出する
コントラスト検出方法をとる炎探知装置における上記問
題の解決を図ることにある。
られた上記映像信号のピーク値より合焦位置を検出する
コントラスト検出方法をとる炎探知装置における上記問
題の解決を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の炎探知装置は、合焦光学系を有する撮像光
学系と、該撮像光学系を通して所定の範囲を撮像して映
像信号を出力する撮像手段と、該撮像手段からの映像信
号より炎の位置を検出する位置検出手段と、前記合焦光
学系を駆動する合焦光学系駆動手段と、検出された炎の
位置における所定合焦範囲で前記合焦光学系を近点から
遠点まで走査し、該合焦光学系の走査に応答して各検出
ポイントで複数画面の映像信号の高周波成分を得てその
加算値又は加算平均値から合焦位置を検出して前記合焦
光学系駆動手段を制御する焦点調節手段と、前記検出さ
れた合焦位置より炎までの距離を検出する距離検出手段
と、を備えたことを要旨とする。
め、本発明の炎探知装置は、合焦光学系を有する撮像光
学系と、該撮像光学系を通して所定の範囲を撮像して映
像信号を出力する撮像手段と、該撮像手段からの映像信
号より炎の位置を検出する位置検出手段と、前記合焦光
学系を駆動する合焦光学系駆動手段と、検出された炎の
位置における所定合焦範囲で前記合焦光学系を近点から
遠点まで走査し、該合焦光学系の走査に応答して各検出
ポイントで複数画面の映像信号の高周波成分を得てその
加算値又は加算平均値から合焦位置を検出して前記合焦
光学系駆動手段を制御する焦点調節手段と、前記検出さ
れた合焦位置より炎までの距離を検出する距離検出手段
と、を備えたことを要旨とする。
【0006】
【作用】本発明の炎探知装置において、合焦光学系が走
査され、各検出ポイントで複数画面の映像信号の高周波
成分が抽出され、それらを加算し、平均化されて、その
ピーク値から焦点位置を検出し、焦点を合わせて炎の位
置を測定する。
査され、各検出ポイントで複数画面の映像信号の高周波
成分が抽出され、それらを加算し、平均化されて、その
ピーク値から焦点位置を検出し、焦点を合わせて炎の位
置を測定する。
【0007】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の炎探知装置の一実施例の基本的構成を示
し、同図において、1は合焦光学系(及びズーム光学
系)を有する撮像光学系、2はこの撮像光学系を通して
所定の監視範囲を撮像するCCDカメラ等から成る撮像
手段、3はこの撮像手段からの映像信号より炎の位置を
検出する位置検出手段、4は合焦光学系1を駆動する合
焦光学系駆動手段、5は検出された炎の位置における所
定合焦範囲で前記合焦光学系を近点から遠点まで走査
し、該合焦光学系の走査に応答して各検出ポイントで複
数画面の映像信号の高周波成分を得て、その加算平均値
から合焦位置を検出して前記合焦光学系駆動手段4を制
御する焦点調節手段、6は上記検出された合焦位置より
炎までの距離を検出する距離検出手段である。
図1は本発明の炎探知装置の一実施例の基本的構成を示
し、同図において、1は合焦光学系(及びズーム光学
系)を有する撮像光学系、2はこの撮像光学系を通して
所定の監視範囲を撮像するCCDカメラ等から成る撮像
手段、3はこの撮像手段からの映像信号より炎の位置を
検出する位置検出手段、4は合焦光学系1を駆動する合
焦光学系駆動手段、5は検出された炎の位置における所
定合焦範囲で前記合焦光学系を近点から遠点まで走査
し、該合焦光学系の走査に応答して各検出ポイントで複
数画面の映像信号の高周波成分を得て、その加算平均値
から合焦位置を検出して前記合焦光学系駆動手段4を制
御する焦点調節手段、6は上記検出された合焦位置より
炎までの距離を検出する距離検出手段である。
【0008】上述した各手段から成る本発明の炎探知装
置においては前述したように従来のコントラスト検出方
法では炎の確実な検出が困難である点に鑑み、合焦位置
検出のために下記の方法をとる。
置においては前述したように従来のコントラスト検出方
法では炎の確実な検出が困難である点に鑑み、合焦位置
検出のために下記の方法をとる。
【0009】方法1 図2(a),(b)に示すように合焦光学系の遠点から
近点への走査に応答して、各検出ポイントにて複数の画
面の映像信号の高周波成分H1〜HNを抽出し、演算手段
(CPU)により各抽出高周波成分の加算平均値S0〜
SN+1をとり、メモリに記憶させ、その記憶データから
CPUがピーク値を得て合焦位置を検出する。なおCP
Uによる加算、平均のルーチンで、その他適切なデータ
処理、例えば、加算平均値から異常値の排除等を行う。
近点への走査に応答して、各検出ポイントにて複数の画
面の映像信号の高周波成分H1〜HNを抽出し、演算手段
(CPU)により各抽出高周波成分の加算平均値S0〜
SN+1をとり、メモリに記憶させ、その記憶データから
CPUがピーク値を得て合焦位置を検出する。なおCP
Uによる加算、平均のルーチンで、その他適切なデータ
処理、例えば、加算平均値から異常値の排除等を行う。
【0010】方法2 図3に示すように各検出ポイントで順次複数画面の画像
(映像信号)を加算してから、高周波成分を抽出する。
この方法によると高速なオートフォーカス動作ができ
る。画像を順次複数画面加算するには、図4に示すよう
に、偶数フィールドメモリ、奇数フィールドメモリを用
意して、例えば、1/60秒毎に映像信号のA/D変換
値をとって図5に示す手順で偶数フィールドメモリと、
奇数フィールドメモリに交互に上記A/D変換値の書き
込み、読み出しを行い、偶数フィールドメモリと奇数フ
ィールドメモリの読み出し出力を加算して、偶数フィー
ルドと奇数フィールドの画像加算を行う。
(映像信号)を加算してから、高周波成分を抽出する。
この方法によると高速なオートフォーカス動作ができ
る。画像を順次複数画面加算するには、図4に示すよう
に、偶数フィールドメモリ、奇数フィールドメモリを用
意して、例えば、1/60秒毎に映像信号のA/D変換
値をとって図5に示す手順で偶数フィールドメモリと、
奇数フィールドメモリに交互に上記A/D変換値の書き
込み、読み出しを行い、偶数フィールドメモリと奇数フ
ィールドメモリの読み出し出力を加算して、偶数フィー
ルドと奇数フィールドの画像加算を行う。
【0011】方法3 図6に示すように各検出ポイントにて1フィールド毎の
映像信号の高周波成分を抽出し、この高周波成分をNフ
ィールド分順次加算し、その加算された高周波成分より
焦点位置を検出する。
映像信号の高周波成分を抽出し、この高周波成分をNフ
ィールド分順次加算し、その加算された高周波成分より
焦点位置を検出する。
【0012】図7は本発明の炎探知装置を応用した消火
システムの一例の監視機構部を示す。カラーTVカメラ
11は電荷結合素子(CCD)を用いて構成される。こ
のTVカメラ11はCマウントアダプター12を介して
撮像光学系13が取り付けられ、ホルダー14により取
り付け板15上に取り付けられる。撮像光学系13は合
焦光学系及びズーム光学系を有する光学系である。この
撮像光学系13は距離環16、ズームリング17を有
し、ズームリング17にズーム駆動ギヤ18が取り付け
られる。距離環駆動ギヤ19にはギヤ20,21を介し
てギヤードモータ22と、ポテンショメータ23が取り
付けられる。ズーム駆動ギヤ18には、ギヤ24,25
を介してギヤードモータ26a、ポテンショメータ26
bが取り付けられる。距離環16及びズームリング17
はギヤードモータ22,26aによって駆動され、夫々
の位置はポテンショメータ23,26bの抵抗値から検
出される。
システムの一例の監視機構部を示す。カラーTVカメラ
11は電荷結合素子(CCD)を用いて構成される。こ
のTVカメラ11はCマウントアダプター12を介して
撮像光学系13が取り付けられ、ホルダー14により取
り付け板15上に取り付けられる。撮像光学系13は合
焦光学系及びズーム光学系を有する光学系である。この
撮像光学系13は距離環16、ズームリング17を有
し、ズームリング17にズーム駆動ギヤ18が取り付け
られる。距離環駆動ギヤ19にはギヤ20,21を介し
てギヤードモータ22と、ポテンショメータ23が取り
付けられる。ズーム駆動ギヤ18には、ギヤ24,25
を介してギヤードモータ26a、ポテンショメータ26
bが取り付けられる。距離環16及びズームリング17
はギヤードモータ22,26aによって駆動され、夫々
の位置はポテンショメータ23,26bの抵抗値から検
出される。
【0013】図8はこの消火システムの回路構成を示
す。オートフォーカス(AF)駆動部27はギヤードモ
ータ28及びポテンショメータ29を用いて構成され、
ギヤードモータ28は撮像光学系13の合焦光学系を移
動させる。ポテンショメータ29は撮像光学系13の合
焦光学系と連動して抵抗値により、撮像光学系13の合
焦光学系の位置を検出する。AFモータ駆動回路30は
ポテンショメータ29の抵抗値を参照しながらギヤード
モータ28を駆動して回転させる。また、ズームコント
ローラ31はポテンショメータ25aからの抵抗値を参
照しながらギヤードモータ23を駆動して回転させる。
TVカメラ11からの画像信号が自動合焦装置32、ホ
ストシステム33及びモニター34に入力され、モニタ
ー34がTVカメラ11にて撮像された画像を表示す
る。また、消火ノズル35は所定の監視範囲内の火災を
消火するためのものであり、水平回転駆動機構36によ
り水平方向へ回転駆動されて垂直回転機構37により垂
直方向に回転駆動される。水平回転駆動機構36及び垂
直回転機構37は駆動回路38により駆動され、かつ消
火ノズル35が駆動回路38によりオン/オフ制御され
る。また、上記取り付け板15は基台に回転自在に取り
付けられ、撮像系回転機構39により水平方向及び垂直
方向に回転される。この撮像系回転機構39は駆動回路
40により駆動され、また監視員により火災消火後に操
作されるリセットスイッチ41からのリセット信号がホ
ストシステム33に入力される。
す。オートフォーカス(AF)駆動部27はギヤードモ
ータ28及びポテンショメータ29を用いて構成され、
ギヤードモータ28は撮像光学系13の合焦光学系を移
動させる。ポテンショメータ29は撮像光学系13の合
焦光学系と連動して抵抗値により、撮像光学系13の合
焦光学系の位置を検出する。AFモータ駆動回路30は
ポテンショメータ29の抵抗値を参照しながらギヤード
モータ28を駆動して回転させる。また、ズームコント
ローラ31はポテンショメータ25aからの抵抗値を参
照しながらギヤードモータ23を駆動して回転させる。
TVカメラ11からの画像信号が自動合焦装置32、ホ
ストシステム33及びモニター34に入力され、モニタ
ー34がTVカメラ11にて撮像された画像を表示す
る。また、消火ノズル35は所定の監視範囲内の火災を
消火するためのものであり、水平回転駆動機構36によ
り水平方向へ回転駆動されて垂直回転機構37により垂
直方向に回転駆動される。水平回転駆動機構36及び垂
直回転機構37は駆動回路38により駆動され、かつ消
火ノズル35が駆動回路38によりオン/オフ制御され
る。また、上記取り付け板15は基台に回転自在に取り
付けられ、撮像系回転機構39により水平方向及び垂直
方向に回転される。この撮像系回転機構39は駆動回路
40により駆動され、また監視員により火災消火後に操
作されるリセットスイッチ41からのリセット信号がホ
ストシステム33に入力される。
【0014】ホストシステム33は図9に示すようにA
/D変換部42、2値化部43、画像メモリ44、炎検
出部45及び制御部46を有し、TVカメラ11からの
映像信号がA/D変換部42によりA/D変換されて2
値化部43にて所定の2値化レベルで2値化されること
によって炎の部分のみが白レベルとなる。この2値化部
43からの映像信号は画素ごとに画像メモリ44に格納
され、画像メモリ44は2値化部43から1画面分の画
像信号が出力される毎に記憶内容が新しい映像信号に書
き替えられる。炎検出部45は画像メモリ44に格納さ
れている映像信号における白レベルの画素数を計算して
その計算結果を予め記憶している比較値と比較し、計算
結果が比較値以上になった場合には白レベルの部分を炎
として検出する。このような炎検出部45の動作は繰り
返して行われる。制御部46はA/D変換部42、2値
化部43、画像メモリ44、炎検出部45を制御し、か
つ後述の処理を行う。
/D変換部42、2値化部43、画像メモリ44、炎検
出部45及び制御部46を有し、TVカメラ11からの
映像信号がA/D変換部42によりA/D変換されて2
値化部43にて所定の2値化レベルで2値化されること
によって炎の部分のみが白レベルとなる。この2値化部
43からの映像信号は画素ごとに画像メモリ44に格納
され、画像メモリ44は2値化部43から1画面分の画
像信号が出力される毎に記憶内容が新しい映像信号に書
き替えられる。炎検出部45は画像メモリ44に格納さ
れている映像信号における白レベルの画素数を計算して
その計算結果を予め記憶している比較値と比較し、計算
結果が比較値以上になった場合には白レベルの部分を炎
として検出する。このような炎検出部45の動作は繰り
返して行われる。制御部46はA/D変換部42、2値
化部43、画像メモリ44、炎検出部45を制御し、か
つ後述の処理を行う。
【0015】自動合焦装置32は、例えば、前記合焦位
置検出方法によるとして図10に示すようにゲート回路
47、検出域設定部48、高域通過フィルタ(HPF)
49、CPU50、A/D変換器51、メモリ52等を
有し、前記合焦光学系を走査することにより得られたT
Vカメラ11からの映像信号がゲート回路47において
検出域設定部48からの信号により各検出ポイントでの
各フィールドにおける特定の走査線部分が選択的に通過
する。このゲート回路47からの各画面の映像信号はH
PF49により高周波成分のみが順次取り出され、A/
D変換器51によってA/D変換される。A/D変換さ
れたデータは、CPU50により夫々の加算平均値が算
出されてメモリ52に保持される。保持されたデータの
ピーク位置により合焦位置が検出され、この検出結果に
よりAFモータ駆動回路30を制御して撮像光学系13
の合焦光学系を合焦位置へ移動させることで焦点調節を
行う。
置検出方法によるとして図10に示すようにゲート回路
47、検出域設定部48、高域通過フィルタ(HPF)
49、CPU50、A/D変換器51、メモリ52等を
有し、前記合焦光学系を走査することにより得られたT
Vカメラ11からの映像信号がゲート回路47において
検出域設定部48からの信号により各検出ポイントでの
各フィールドにおける特定の走査線部分が選択的に通過
する。このゲート回路47からの各画面の映像信号はH
PF49により高周波成分のみが順次取り出され、A/
D変換器51によってA/D変換される。A/D変換さ
れたデータは、CPU50により夫々の加算平均値が算
出されてメモリ52に保持される。保持されたデータの
ピーク位置により合焦位置が検出され、この検出結果に
よりAFモータ駆動回路30を制御して撮像光学系13
の合焦光学系を合焦位置へ移動させることで焦点調節を
行う。
【0016】ホストシステム33における制御部46は
初期状態においてはTVカメラ11が所定の監視範囲の
全体を撮像するようにズームコントローラ31を制御す
ることにより撮像光学系13のズーム光学系の位置を制
御し、炎検出部45の出力信号より監視範囲内で炎が発
生したか否かを繰り返して判断する。監視範囲内で炎が
発生すると、制御部46はTVカメラ11からの映像信
号を処理してTVカメラ11の撮像面上における炎の位
置を後述のように検出し、この炎の位置に応じて駆動回
路40を制御して炎がTVカメラ11の撮像面の中心に
くるように撮像系駆動機構39に取り付け板15を水平
方向及び垂直方向へ回転させると共に、炎がTVカメラ
11上で一定の大きさになるようにズームコントローラ
34を制御して撮像光学系13のズーム光学系の位置を
制御することにより炎の像を拡大させる。または、ズー
ム設定手段により予め設定された所定のズーム位置にな
るように制御し、炎の像を拡大させる。
初期状態においてはTVカメラ11が所定の監視範囲の
全体を撮像するようにズームコントローラ31を制御す
ることにより撮像光学系13のズーム光学系の位置を制
御し、炎検出部45の出力信号より監視範囲内で炎が発
生したか否かを繰り返して判断する。監視範囲内で炎が
発生すると、制御部46はTVカメラ11からの映像信
号を処理してTVカメラ11の撮像面上における炎の位
置を後述のように検出し、この炎の位置に応じて駆動回
路40を制御して炎がTVカメラ11の撮像面の中心に
くるように撮像系駆動機構39に取り付け板15を水平
方向及び垂直方向へ回転させると共に、炎がTVカメラ
11上で一定の大きさになるようにズームコントローラ
34を制御して撮像光学系13のズーム光学系の位置を
制御することにより炎の像を拡大させる。または、ズー
ム設定手段により予め設定された所定のズーム位置にな
るように制御し、炎の像を拡大させる。
【0017】次に制御部46は自動合焦装置32に上述
のような焦点調節を行わせて炎にピントを合わせさせ、
初期状態における合焦光学系の位置に基づいてポテンシ
ョメータ29により検出された合焦光学系の位置から炎
までの距離を測定する。したがって、炎は撮像面上の位
置と距離が測定され、立体的な位置が測定されることに
なる。そして、制御部46は上記炎の位置及び炎までの
距離により消火ノズル35からの水等の消火剤が炎に放
出されるように駆動回路38を制御して消火ノズル35
を水平方向及び垂直方向へ回転させる。次に、制御部4
6は駆動回路38に消火ノズル35をオンさせ、消火ノ
ズル35から炎へ消火剤を放出させる。この結果、消火
ノズル35からの水等の消火剤は炎の大小や遠近、監視
範囲の大小にかかわりなく炎に正確に照射されるように
なる。炎が消火された後には、監視員によりリセットス
イッチが押されてリセット信号が入力されると、駆動回
路38に消火ノズル35をオフさせてTVカメラ11が
所定の監視範囲の全体を撮像するようにズームコントロ
ーラ31を制御することにより初期状態に戻す。
のような焦点調節を行わせて炎にピントを合わせさせ、
初期状態における合焦光学系の位置に基づいてポテンシ
ョメータ29により検出された合焦光学系の位置から炎
までの距離を測定する。したがって、炎は撮像面上の位
置と距離が測定され、立体的な位置が測定されることに
なる。そして、制御部46は上記炎の位置及び炎までの
距離により消火ノズル35からの水等の消火剤が炎に放
出されるように駆動回路38を制御して消火ノズル35
を水平方向及び垂直方向へ回転させる。次に、制御部4
6は駆動回路38に消火ノズル35をオンさせ、消火ノ
ズル35から炎へ消火剤を放出させる。この結果、消火
ノズル35からの水等の消火剤は炎の大小や遠近、監視
範囲の大小にかかわりなく炎に正確に照射されるように
なる。炎が消火された後には、監視員によりリセットス
イッチが押されてリセット信号が入力されると、駆動回
路38に消火ノズル35をオフさせてTVカメラ11が
所定の監視範囲の全体を撮像するようにズームコントロ
ーラ31を制御することにより初期状態に戻す。
【0018】なお、上記消火システムにおける炎の検出
については、ホストシステム33が予め初期状態におけ
るA/D変換部42からの画像信号を画素毎に初期値メ
モリに格納しておき、その後A/D変換部42からの画
像信号を画素毎に炎メモリに繰り返して格納して初期値
メモリ内の画像信号と炎メモリ内の画像信号との差を画
素毎にとり、かつ監視区域内で温度センサにより色温度
を検出してこの温度センサからの信号と上記差から炎が
発生したか否かを判断するようにしてもよい。また、フ
ォーカスズームリングはステッピングモータとカウンタ
ーで構成された駆動回路で駆動してもよい。
については、ホストシステム33が予め初期状態におけ
るA/D変換部42からの画像信号を画素毎に初期値メ
モリに格納しておき、その後A/D変換部42からの画
像信号を画素毎に炎メモリに繰り返して格納して初期値
メモリ内の画像信号と炎メモリ内の画像信号との差を画
素毎にとり、かつ監視区域内で温度センサにより色温度
を検出してこの温度センサからの信号と上記差から炎が
発生したか否かを判断するようにしてもよい。また、フ
ォーカスズームリングはステッピングモータとカウンタ
ーで構成された駆動回路で駆動してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の炎探知装置
によれば、各検出ポイントにおいて複数画面の映像信号
の高周波成分を取り込んで焦点合わせを行うようにして
いるので、炎が揺らいだり、炎の輝度が刻々変化するよ
うなことがあっても、正確に炎の位置を測定することが
できる。
によれば、各検出ポイントにおいて複数画面の映像信号
の高周波成分を取り込んで焦点合わせを行うようにして
いるので、炎が揺らいだり、炎の輝度が刻々変化するよ
うなことがあっても、正確に炎の位置を測定することが
できる。
【図1】本発明の一実施例の基本的構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】本発明における合焦位置検出方式(1)の説明
図である。
図である。
【図3】本発明における合焦位置検出方式(2)の説明
図である。
図である。
【図4】上記方式(2)のハード構成の概略説明図であ
る。
る。
【図5】図4のハード構成の動作手順の説明図である。
【図6】本発明における合焦位置検出方式(3)の説明
図である。
図である。
【図7】本発明を応用した消炎システムの一例の監視機
構部を示す側面図である。
構部を示す側面図である。
【図8】上記消火システムの回路構成を示すブロック図
である。
である。
【図9】上記消火システムにおけるホストシステムの一
部を示すブロック図である。
部を示すブロック図である。
【図10】上記消火システムにおける自動合焦装置の一
部を示すブロック図である。
部を示すブロック図である。
【図11】従来の装置の動作説明図である。
【図12】図11の従来装置におけるフォーカスエリア
の設定方法の説明図である。
の設定方法の説明図である。
【図13】図11の従来装置の問題点の説明図である。
【図14】図11の従来装置の他の問題点の説明図であ
る。
る。
1 撮像光学系 2 撮像手段 3 位置検出手段 4 合焦光学系駆動手段 5 焦点調節手段 6 距離検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/232 G02B 7/11 N 7/18 G03B 3/00 A (56)参考文献 特開 昭63−107276(JP,A) 特開 平2−274180(JP,A) 特開 平1−268366(JP,A) 特開 平1−268571(JP,A) 特開 平4−208780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 G02B 7/28 G03B 13/36 G03B 29/00 G08B 17/12 H04N 7/18
Claims (1)
- 【請求項1】 合焦光学系を有する撮像光学系と、該撮
像光学系を通して所定の範囲を撮像して映像信号を出力
する撮像手段と、該撮像手段からの映像信号より炎の位
置を検出する位置検出手段と、前記合焦光学系を駆動す
る合焦光学系駆動手段と、検出された炎の位置における
所定合焦範囲で前記合焦光学系を近点から遠点まで走査
し、該合焦光学系の走査に応答して各検出ポイントで複
数画面の映像信号の高周波成分を得てその加算値又は加
算平均値から合焦位置を検出して前記合焦光学系駆動手
段を制御する焦点調節手段と、前記検出された合焦位置
より炎までの距離を検出する距離検出手段と、を備えた
ことを特徴とする炎探知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04902795A JP3161930B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 炎探知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04902795A JP3161930B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 炎探知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223456A JPH08223456A (ja) | 1996-08-30 |
JP3161930B2 true JP3161930B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=12819624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04902795A Expired - Fee Related JP3161930B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 炎探知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161930B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108780209B (zh) * | 2016-03-18 | 2021-01-26 | 富士胶片株式会社 | 对焦位置检测装置及对焦位置检测方法 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP04902795A patent/JP3161930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08223456A (ja) | 1996-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |