JP3161251B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP3161251B2 JP28205894A JP28205894A JP3161251B2 JP 3161251 B2 JP3161251 B2 JP 3161251B2 JP 28205894 A JP28205894 A JP 28205894A JP 28205894 A JP28205894 A JP 28205894A JP 3161251 B2 JP3161251 B2 JP 3161251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に含まれる細菌
を除去して、清浄な空気を再生する空気清浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気を装置内に取り込む循環用の
ファンと、高電圧の印加により空気中の汚れ粒子を荷電
して付着させる捕集エレメントと、紫外線灯から成る殺
菌手段とを備え、ファン及び高電圧装置の運転と併用し
て、紫外線灯を駆動し、汚れ粒子中に含まれる細菌を死
滅させるようにしたものは、例えば特開平1−2629
53号公報等で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紫外線灯によ
る殺菌手段の運転をファン等の運転と併用するだけでは
不十分である。すなわち、菌が完全に死滅するまでに
は、数秒から数十秒程度の時間を要するため、運転の開
始時には、捕集エレメント上の生菌がそのままファンに
より室内に吹き飛ばされてしまうおそれがある。又、運
転の停止時は、捕集エレメント上に付着した菌が完全に
死滅しないままで放置され、メンテナンス時等に残菌が
手に着いてしまうおそれがある。従って、単に殺菌手段
の運転をファン等の運転と併用するだけでは、衛生面で
完全ではない。
【0004】更に、数時間から数十時間に及ぶ運転停止
中には、捕集エレメント上に極わずかでも菌が残ってい
ると、その菌が繁殖するおそれがあるし、又、その運転
停止中に、空気中に浮遊している菌が新たに付着して、
その菌が繁殖するおそれもある。
【0005】本発明では、ファンの発停タイミングと殺
菌手段の発停タイミングとの間に時間差を設けることに
より、ファンの発停に伴う気流の変化にかかわらず、捕
集エレメント上の菌をほぼ完全に死滅されることがで
き、衛生面で完全を期すことができる空気清浄機を提供
することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、図1に示すよう
に、空気中に含まれる菌を付着させる捕集エレメント1
と、この捕集エレメント1に空気を流すファン2と、捕
集エレメント1に付着した菌を殺す殺菌手段3とを備え
た空気清浄機において、図5に示すように、ファン2の
発停タイミングと、殺菌手段3の発停タイミングとの間
に、ファン2はオフで殺菌手段3はオンとする時間差を
設けている構成にした。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、特に運転開始時を考慮し、同図5に示すよ
うに、ファン2の起動タイミングを、殺菌手段3の起動
タイミングよりも遅延させている構成にした。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、特に運転停止時を考慮し、同図5に示すよ
うに、殺菌手段3の停止タイミングを、ファン2の停止
タイミングよりも遅延させている構成にした。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1又は請求
項2若しくは請求項3記載の発明において、更に、長時
間の運転停止中における菌の繁殖をも防止するため、同
図5に示すように、ファン2の運転停止中に、殺菌手段
3を間歇的に運転させる間歇殺菌運転手段を設けている
構成にした。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明と同様、請求項1又は請求項2若しくは請求項3記載
の発明において、更に、長時間等の運転停止中における
菌の繁殖をも防止するため、図6に示すように、ファン
2の運転停止中に、殺菌手段3を低能力で運転させる弱
殺菌運転手段を設けている構成にした。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、図5に示すように、
ファン2はオフで殺菌手段3はオンとする静的な殺菌処
理時間が確保される。これにより、ファン2の発停に伴
う気流の変化にかかわらず、捕集エレメント1に付着し
た菌をほぼ完全に殺すことができる。
【0012】請求項2記載の発明では、運転開始時に、
捕集エレメント1に残存している菌が室内に吹き飛ばさ
れるのを防止できる。
【0013】請求項3記載の発明では、運転停止時に、
捕集エレメント1に付着している菌を死滅させることが
でき、捕集エレメント1に菌が残るのを防止でき、メン
テナンス時等に残菌が手等に着くのを防止できる。
【0014】請求項4記載の発明では、間歇殺菌運転手
段により、運転停止中に、殺菌手段3が間歇的に運転さ
れ、その都度、捕集エレメント1上で菌が繁殖するのを
阻止できる。
【0015】請求項5記載の発明では、図6に示すよう
に、弱殺菌運転手段により、運転停止中に、殺菌手段3
が低能力で運転され、その殺菌力が持続するため、捕集
エレメント1上で菌が繁殖するのを阻止できる。
【0016】
【実施例】図1は天井カセット式の空気清浄機を示し、
下部に吸込口41及び吹出口42を設けた化粧板40を
もつ本体ケーシング4の内部に、比較的大きな埃等を予
め除去する抗菌プレフィルタ5、空気中に含まれる細菌
等の汚れ粒子を荷電して付着させる2体の捕集エレメン
ト1,1、該各エレメント1,1の側方から照射して、
これら各エレメント1,1上に付着した菌を殺す紫外線
灯から成る殺菌手段3,3(以下、単に紫外線灯とい
う)、捕集エレメント1,1及び紫外線灯3,3で生じ
たオゾンを分解する活性炭等を担持するオゾン分解触媒
6、室内空気を循環させて捕集エレメント1,1に空気
を流すファン2を配設している。
【0017】尚、図1中、7は制御プリント板(以下、
制御P板という)であり、各捕集エレメント1,1、フ
ァン2、各紫外線灯3,3を発停制御するようにしてい
る。8はワイヤード式又はワイヤレス式としたリモコン
であり、運転・停止スイッチ80、運転中表示灯81、
殺菌中表示灯82を備えている。9は化粧板40に取り
付ける表示プリント板(以下、表示P板という)であ
り、運転中表示灯91、殺菌中表示灯92を備えてい
る。
【0018】捕集エレメント1は、図2及び図3に示す
ように、上下及び左右を開放したフレーム10の内部
に、マイナス高電圧に対してプラス側となるアースに接
続するイオン化部対向電極11及び集塵部第一電極12
を台紙上に両面印刷した第一エレメント片13と、該第
一エレメント片13と直交折曲片14を介して連続し、
マイナス高電圧に接続する集塵部第二電極15を台紙上
に両面印刷した第二エレメント片16とを、間隔保持ホ
ルダー17を介して複数枚交互に平行配置していると共
に、イオン化部対向電極11に対応させて、多数の刃部
18をもつイオン化部放電電極19を配置している。
【0019】図4は、制御ブロック図を示し、制御P板
7は、電源回路Eを介して商用電源eに接続する制御回
路70を備え、リモコン8の指令に基づく制御回路70
からの制御により、高電圧発生装置71を作動させて捕
集エレメント1,1を、ファン駆動回路72を作動させ
てファン2を、紫外線灯オン・オフ回路73を作動させ
て紫外線灯3,3をそれぞれ発停制御すると共に、表示
灯駆動回路74を介して表示P板9を発光制御するよう
にしている。
【0020】以上の構成で、図5に示すように、ファン
2及び高電圧発生装置71の発停タイミングと、紫外線
灯3,3の発停タイミングとの間に、ファン2及び高電
圧発生装置71はオフで紫外線灯3はオンとする時間差
t1,t2を設ける。
【0021】すなわち、リモコン8に備える運転・停止
スイッチ80の操作で運転を開始したとき、制御回路7
0から紫外線灯オン・オフ回路73にオン信号を発し、
紫外線灯3は直ちにオフからオンにするが、ファン2及
び高電圧発生装置71は、制御回路70に具備するタイ
マ回路75で計時する数秒から数十秒程度の時間t1を
経た後に遅延させてオフからオンにする。尚、この運転
の開始時は、運転・停止スイッチ80のオン操作後、直
ちに制御回路70からの応答により、リモコン8及び表
示P板9上の運転中表示灯81,91並びに殺菌中表示
灯82,92を何れもほぼ同時に点灯させるようにして
いる。
【0022】又、運転中に、運転・停止スイッチ80を
操作して運転から停止に移行させたとき、ファン2及び
高電圧発生装置71は直ちにオンからオフにするが、紫
外線灯3は、タイマ回路75で計時する数秒から数十秒
程度の時間t2を経た後に遅延させてオンからオフにす
る。尚、この運転停止時は、運転・停止スイッチ80の
オフ操作後、直ちに制御回路70からの応答により、リ
モコン8及び表示P板9上の運転中表示灯81,91は
消灯させているが、同リモコン8及び表示P板9上の殺
菌中表示灯82,92は、紫外線灯3のオフに連動させ
て遅延して消灯させるようにしている。
【0023】更に、時間t2を経て紫外線灯3をもオフ
した後の運転の停止中は、一旦タイマ回路75をリセッ
トし、再度、数時間から数十時間程度とするインターバ
ル時間t3を計時し、この後に、紫外線灯3を数秒から
数十秒程度とする時間t4だけオンにする。以降は、同
様なインターバルで、この動作を繰り返すようにしてい
る。
【0024】尚、図5に示した実施例では、運転の停止
中に間歇的に紫外線灯3をオンしたが、紫外線灯3をイ
ンバータ駆動等により能力制御可能となし、図6に示す
ように、運転の停止中は、運転時の能力に比べて低い低
能力とし、紫外線灯3を連続的に省照射させるようにし
ても良い。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ファン2
はオフで殺菌手段3はオンとする静的な殺菌処理時間が
確保されるため、ファン2の発停に伴う気流の変化にか
かわらず、捕集エレメント1に付着した菌をほぼ完全に
殺すことができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、運転開始時
に、捕集エレメント1に残存している菌が室内に吹き飛
ばされるのを防止できる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、運転停止時
に、捕集エレメント1に付着している菌を死滅させるこ
とができ、捕集エレメント1に菌が残るのを防止でき、
メンテナンス時等に残菌が手等に着くのを防止できる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、運転停止
中、殺菌手段3が間歇的に運転され、その都度、捕集エ
レメント1上で菌が繁殖するのも阻止できる。
【0029】請求項5記載の発明によれば、運転停止
中、殺菌手段3が低能力で運転されて殺菌力が持続する
ため、捕集エレメント1上で菌が繁殖するのも阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気清浄機の断面図。
【図2】同空気清浄機に具備する捕集エレメントの側面
図。
【図3】同図2におけるイ,イ線での拡大断面図。
【図4】同制御のブロック図
【図5】同制御の第1態様を示すタイムチャート。
【図6】同制御の第2態様を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1;捕集エレメント、2;ファン、3;殺菌手段(紫外
線灯)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 3/00 - 3/88 A61L 9/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に含まれる菌を付着させる捕集エ
    レメント(1)と、この捕集エレメント(1)に空気を
    流すファン(2)と、捕集エレメント(1)に付着した
    菌を殺す殺菌手段(3)とを備えた空気清浄機におい
    て、ファン(2)の発停タイミングと、殺菌手段(3)
    の発停タイミングとの間に、ファン(2)はオフで殺菌
    手段(3)はオンとする時間差を設けていることを特徴
    とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 ファン(2)の起動タイミングを、殺菌
    手段(3)の起動タイミングよりも遅延させている請求
    項1記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 殺菌手段(3)の停止タイミングを、フ
    ァン(2)の停止タイミングよりも遅延させている請求
    項1記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 ファン(2)の運転停止中に、殺菌手段
    (3)を間歇的に運転させる間歇殺菌運転手段を設けて
    いる請求項1又は請求項2若しくは請求項3記載の空気
    清浄機。
  5. 【請求項5】 ファン(2)の運転停止中に、殺菌手段
    (3)を低能力で運転させる弱殺菌運転手段を設けてい
    る請求項1又は請求項2若しくは請求項3記載の空気清
    浄機。
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