JP3161027B2 - ガス絶縁変流器 - Google Patents

ガス絶縁変流器

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JP3161027B2
JP3161027B2 JP13326592A JP13326592A JP3161027B2 JP 3161027 B2 JP3161027 B2 JP 3161027B2 JP 13326592 A JP13326592 A JP 13326592A JP 13326592 A JP13326592 A JP 13326592A JP 3161027 B2 JP3161027 B2 JP 3161027B2
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俊夫 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ガスが封入された
外殻容器内に変流器本体を収納したガス絶縁変流器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】超高圧で使用されるガス絶縁変流器とし
て図6に示したものが知られている。同図において1は
ベース、2は下端をベース1に固定した絶縁支持筒、3
は絶縁支持筒2の上端に固定されたフランジ金具4の上
に伏せた状態で取付けられた釣鐘形の導電性圧力容器
で、絶縁支持筒2及び圧力容器3により外殻容器5が構
成されている。絶縁支持筒2内の中心部には、該絶縁支
持筒の軸線方向に沿って延びる2次リード収納パイプ6
が配置され、このパイプはその下端がベース1に固定さ
れて大地電位に保たれている。
【0003】7は絶縁支持筒の中心軸線と直交する方向
に沿って圧力容器3内を横切るように設けられた1次導
体である。1次導体7は圧力容器3の側壁に設けられた
孔を貫通した状態で設けられていて、該1次導体の一端
は導体からなる環状の支持リング8を介して圧力容器3
に支持され、これにより圧力容器3の電位が1次導体7
の電位に固定されている。1次導体7の他端は絶縁スペ
ーサ9を介して圧力容器3に支持されている。1次導体
7の両端には外部端子金具7A及び7Bが取り付けられ
ている。
【0004】10は2次コイルユニットで、この2次コ
イルユニットは、1次導体7を取り囲むリング状の鉄心
11に巻回された2次コイル12を鉄心11と共にトロ
イダル状のシールドケース13内に収納した公知の構造
を有している。2次コイルユニット10は、フランジ金
具4に固定された絶縁スペーサ14の貫通導体15の上
端に接続されて支持され、貫通導体15の下端に2次リ
ード収納パイプ6の上端が接続されている。この例では
絶縁スペーサ14により2次コイルユニット10を支持
する絶縁支持部16が構成されている。2次コイルユニ
ット10の2次コイル12から引き出された2次リード
は、2次リード収納パイプ6内を通して、ベース1の内
側に設けられた2次端子箱17内に導入されている。
【0005】絶縁支持筒2内及び圧力容器3内にはSF
6 ガスが所定の圧力で封入され、このガスにより、1次
導体7と2次コイルユニットとの間及び圧力容器3と2
次コイルユニットとの間の絶縁が図られている。また圧
力容器3及び1次導体7は単一の碍管からなる絶縁支持
筒2により大地に対して気中絶縁されている。
【0006】上記のような構造の変流器では、気中にあ
る絶縁支持筒2の上端付近の外表面で電界の集中が生じ
易く、この部分が絶縁の弱点になり易い。そのため、絶
縁支持筒2の上端の内側に2次リード収納パイプ6を同
心的に取り囲む電界緩和用高圧側シールド筒18を配置
し、このシールド筒18の上端をフランジ金具4(絶縁
支持筒2と絶縁支持部16との境界部)に固定して、該
シールド筒18の電位を圧力容器3の電位に固定してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、絶縁支
持筒の内側に高圧側シールド筒18を配置しただけで
は、絶縁支持筒2の上端の外表面の気中部分での電界の
緩和を十分に図ることができないため、所定の絶縁性能
を満足させるために絶縁支持筒2の高さを高くする必要
があり、特に超高圧用の変流器では、絶縁支持筒2の高
さが著しく高くなるという問題があった。
【0008】また従来のガス絶縁変流器では、2次コイ
ルユニットを支持する絶縁支持装置が単一の絶縁物から
なっていて、該絶縁物が2次コイルユニットと圧力容器
との間の全電圧を負担する必要があったため、超高圧用
のガス絶縁変流器では絶縁支持装置が大形化するという
問題があった。
【0009】更に従来のガス絶縁変流器では、絶縁支持
装置が単一の絶縁物からなっていたため、該絶縁支持装
置の耐電圧検証をするための試験装置として大形のもの
を用意する必要があり、試験設備のコストが高くなると
いう問題があった。
【0010】また従来のガス絶縁変流器では、圧力容器
を支持する絶縁支持筒が単一の碍管からなっていたた
め、長大で高価な碍管を用いる必要があり、変流器のコ
ストが高くなるのを避けられなかった。
【0011】本発明の目的は、絶縁支持筒の外表面の電
界を改善して該絶縁支持筒の高さを低くすることができ
る上に、2次コイルユニットを支持する絶縁支持装置の
容積を小さくすることができるようにしたガス絶縁変流
器を提供することにある。
【0012】また本発明の他の目的は、2次コイルユニ
ットを支持する絶縁支持装置の耐電圧の検証を低い電圧
で行うことができるようにしたガス絶縁変流器を提供す
ることにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、長さが短く耐電
圧が低い安価な碍管を組み合わせることにより絶縁支持
筒を構成してコストの低減を図ることができるようにし
たガス絶縁変流器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、下端をベース
に固定した絶縁支持筒及び該絶縁支持筒の上端に支持さ
れた導電性の圧力容器からなっていて内部に絶縁ガスが
封入された外殻容器と、絶縁支持筒内の中心部に軸線方
向に沿って配置されて下端がベースに固定された大地電
位の2次リード収納パイプと、圧力容器内を横切るよう
に設けられて該圧力容器に電位が固定された1次導体
と、1次導体を取り囲むリング状の鉄心に巻回された2
次コイルを該鉄心と共にシールドケース内に収納した構
造を有して絶縁支持筒の上端に絶縁支持装置を介して支
持された2次コイルユニットと、絶縁支持筒の内側で2
次リード収納パイプを同心的に囲むように設けられて上
端が絶縁支持部と絶縁支持筒との境界部付近で圧力容器
に電位が固定された高圧側シールド筒とを備えたガス絶
縁変流器に係わるものである。
【0015】本発明においては、上記絶縁支持装置を、
直列に配置されたn(nは2以上の整数)個の絶縁支持
部に分割して、該n個の絶縁支持部相互間のn−1個の
境界部にそれぞれ高圧側シールド筒の内側で2次リード
収納パイプを同心的に取り囲むn−1個の中間電位シー
ルド筒の上端を接続し、該中間電位シールド筒の下端を
高圧側シールド筒の下端よりも下方に位置させるように
した。ここでn−1個の中間電位シールド筒は、内側に
位置するものの下端が外側に位置するものの下端よりも
下方に位置するようにそれぞれの長さを異にして設ける
ようにした。
【0016】また請求項2に記載した発明では、n個の
絶縁支持部相互間の境界部のそれぞれに、圧力容器との
間に所定の静電容量を持つ中間電位調整用電極を接続
し、該中間電位調整用電極により、n−1個の中間電位
シールド筒の電位を調整し得るようにした。
【0017】更に請求項3に記載した発明では、上記絶
縁支持筒を、軸線を共有した状態で直列に接続されたn
個の碍管により構成して、該n個の碍管相互間のn−1
個の境界部にそれぞれ中間電位板を配置し、n−1個の
中間電位シールド筒の下端付近をn個の碍管相互間の境
界部に配置されたn−1個の電位固定板にそれぞれ接続
するようにした。
【0018】また請求項4に記載した発明では、n個の
絶縁支持部のそれぞれが負担する電圧をほぼ等しくする
ようにn個の絶縁支持部のそれぞれの軸線方向寸法長さ
を設定するとともに、n個の碍管のそれぞれが負担する
電圧をほぼ等しくするように該n個の碍管のそれぞれの
長さを設定するようにした。
【0019】
【作用】上記のように、高圧側シールド筒と2次リード
収納パイプとの間に更に中間電位シールド筒を配置して
該中間電位シールド筒の下端を高圧側シールド筒の下端
よりも下方に位置させると、高圧側シールド筒のみを設
ける場合に比べて更に絶縁支持筒内の電界分布を均一に
することができるため、該絶縁支持筒の外表面の電界を
改善(緩和)することができる。従って絶縁支持筒の気
中絶縁性能を高めることができ、電圧が同じであれば絶
縁支持筒の長さを短くすることができる。上記のよう
に、2次コイルユニットを支持する絶縁支持装置をn個
の絶縁支持部に分割すると、各絶縁支持部が負担する電
圧が低くなって、各絶縁支持部を容積が小さい絶縁物に
より構成することができるため、絶縁支持装置の容積を
縮小することができる。例えば、絶縁支持装置を2分割
した場合には、各絶縁支持部が全電圧の1/2の耐電圧
を有していればよいため、各絶縁支持部の容積は単一の
絶縁物で全電圧を負担する場合の絶縁物の容積の約1/
4になる。従ってこの絶縁支持部を2段重ねにして絶縁
支持装置を構成した場合、その容積は従来の約1/2に
なる。
【0020】また各絶縁支持部の耐電圧の検証は、従来
よりも低い電圧で行うことができるため、小形の試験装
置を用いて絶縁支持装置の耐電圧試験を行うことがで
き、試験設備のコストを低減することができる。
【0021】n−1個の中間電位シールド筒は、絶縁支
持筒の外表面の電界を緩和するために、それぞれの位置
に適合した電位に保つことが必要であるが、単に絶縁支
持部相互間の境界部に中間電位シールド筒の上端を接続
しただけでは、各中間電位シールド筒の電位を所望の電
位にすることが難しいことが多い。
【0022】例えば、高圧側シールド筒と2次リード収
納パイプとの間の中間位置に1つの中間電位シールド筒
を設ける場合には、該中間電位シールド筒の対地電位
を、圧力容器の対地電位のほぼ50%とするのが好まし
い。この場合、高圧側シールド筒と中間電位シールド筒
との間の静電容量と、中間電位シールド筒と2次リード
収納パイプとの間の静電容量とをほぼ等しくすることが
必要であるが、絶縁支持筒の外表面の電界分布を改善す
るためには、中間電位シールド筒の長さをできるだけ長
くすることが必要になり、高圧側シールド筒と中間電位
シールド筒との間の静電容量よりも、中間電位シールド
筒と2次リード収納パイプとの間の静電容量の方が大き
くなるのを避けられないため、中間電位シールド筒の電
位を圧力容器の対地電位の50%の電位に等しくするこ
とは難しい。
【0023】そこで中間電位シールド筒の電位を容易に
調整し得るようにするため、請求項2に記載した発明の
ように、n個の絶縁支持部相互間の境界部のそれぞれに
中間電位調整用電極を設けておくのが好ましい。このよ
うに中間電位調整用電極を設けておくと、該中間電位調
整用電極と圧力容器との間の静電容量を調整することに
より、中間電位シールド筒の電位を容易に調整すること
ができるようになり、絶縁設計を容易にすることができ
る。
【0024】請求項3に記載した発明では、絶縁支持筒
をn個の碍管に分けて構成するが、このように構成する
と、絶縁耐力が低い安価な碍管を組み合わせることによ
り絶縁支持筒を構成できるため、絶縁支持筒全体を長大
で高価な単一の碍管により構成する場合に比べてコスト
を引き下げることができる。
【0025】本発明のガス絶縁変流器では、2次コイル
ユニットを支持する絶縁支持装置をn個の絶縁支持部に
分割して、該n個の絶縁支持部相互間の境界部にそれぞ
れn−1個の中間電位シールド筒の上端を支持するが、
単に中間電位シールド筒の上端のみを支持した場合に
は、変流器を輸送時に横倒しにしたときに中間電位シー
ルド筒が片持ちで支持されることになるため、中間電位
シールド筒が大きな曲げモーメントを受けて変形したり
破損したりするおそれがある。
【0026】そこで、請求項3に記載された発明のよう
に、絶縁支持筒をn個の碍管により構成して、該n個の
碍管相互間の境界部に設けた中間電位板に中間電位シー
ルド筒の下端付近を接続するようにすると、各中間電位
シールド筒の両端を支持することができるため、変流器
を横倒しにして輸送する場合に中間電位シールド筒が大
きな曲げモーメントを受けるのを防ぐことができ、中間
電位シールド筒の変形や破損を防止することができる。
【0027】絶縁支持筒の外表面の電界を改善するため
の絶縁設計を容易にするためには、請求項4に記載した
発明のように、n個の絶縁支持部のそれぞれが負担する
電圧をほぼ等しくするように(圧力容器の対地電位の1
/nの電圧を負担するように)n個の絶縁支持部のそれ
ぞれの軸線方向寸法を設定し、n個の碍管のそれぞれが
負担する電圧をほぼ等しくするようにn個の碍管のそれ
ぞれの長さを設定するのが好ましい。
【0028】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1の実施例を示し
たもので、図1は全体の構造を示し、図2は頭部の構造
を拡大して示している。これらの図において図6の各部
と同等の部分にはそれぞれ同一の符号を付してある。
【0029】本実施例では、圧力容器3が、浅い下部容
器3Aと該下部容器の上端にフランジ結合された釣鐘形
の上部容器3Bとからなり、下部容器3Aの下端に設け
られたフランジ金具3aが絶縁支持筒2の上端に設けら
れたフランジ2aに接続されている。1次導体7は上部
容器3Bに導電性の支持リング8と絶縁スペーサ9とを
介して支持されている。圧力容器3の上端には放圧装置
19が取り付けられている。
【0030】下部容器3Aのフランジ3aの上に絶縁支
持筒2の軸線方向と平行に伸びる少なくとも3本の支持
碍子20が固定され、該支持碍子20の上端にリング状
の金属平板からなる支持板21が固定されている。支持
板21は2次コイルユニット10とフランジ3aとの間
の電圧をほぼ2分する位置に配置され、支持板21の上
面に、円錐状の絶縁スペーサ22が取付けられている。
絶縁スペーサ22は、その中心軸線を絶縁支持筒2の中
心軸線と一致させた状態で配置されていて、該絶縁スペ
ーサ22の中心に設けられた貫通導体23の上端に2次
コイルユニット10のシールドケースの最下部に設けら
れた取付け座13aが接続され、該貫通導体23の下端
に2次リード収納パイプ6の上端が接続されている。
【0031】本実施例では、支持碍子20により第1の
絶縁支持部16Aが構成され、絶縁スペーサ22により
第2の絶縁支持部16Bが構成されている。これらの絶
縁支持部が直列に配置されて2次コイルユニット10を
支持する絶縁支持装置16が構成されている。
【0032】圧力容器3の下端のフランジ3aには、絶
縁支持筒2内で2次リード収納パイプ6を同心的に取り
囲む高圧側シールド筒18の上端が接続され、支持板2
1の下面に中間電位シールド筒25の上端が接続されて
いる。高圧側シールド筒18及び中間電位シールド筒2
5の上端部付近はそれぞれフランジ3a及び支持板21
の板面に滑らかに接続されるように、上方に向かって次
第に径が大きくなるホーン状の形状に形成されている。
本実施例では、高圧側シールド筒18の上端が支持碍子
20とフランジ3aとの間に挟み込まれた状態で配置さ
れ、中間電位シールド筒25の上端は支持碍子20と支
持板21との間に挟み込まれた状態で配置されている。
【0033】中間電位シールド筒25はその下端が高圧
側シールド筒18の下端よりも更に下方に伸びるよう
に、十分長く形成される。本実施例では、中間電位シー
ルド筒25の下端が絶縁支持筒2を上下にほぼ2分する
位置よりも更に下方に達するように、該中間電位シール
ド筒の長さが設定されている。また高圧側シールド筒1
8と2次リード収納パイプ6との間の電位のほぼ50%
の位置に中間電位シールド筒25が配置されるように中
間電位シールド筒25の径寸法が設定されている。高圧
側シールド筒18及び中間電位シールド筒25の下端に
はそれぞれシールド環18a及び25aが設けられてい
る。
【0034】本実施例ではまた、支持板21(第1の絶
縁支持部16Aと第2の絶縁支持部16Bとの境界部)
に環状の中間電位調整用電極27が接続されている。中
間電位調整用電極27は支持板21と絶縁スペーサ27
との接続部付近の電界を緩和するためのシールドを兼ね
るもので、ほぼC字状の断面形状を有するように湾曲さ
せられた環状体からなっており、その下端が支持板21
と支持碍子20との間に挟み込まれた状態で取り付けら
れている。支持碍子20とフランジ3aとを結合するボ
ルト等の突出部に電界が集中するのを防止するため、各
突出部を遮蔽するシールド29(図2参照)が設けられ
ている。絶縁支持筒2と圧力容器3とにより変流器の外
殻容器5が構成され、この外殻容器5内にSF6 ガスが
所定の圧力で封入されている。
【0035】本実施例においては、絶縁支持筒2の外表
面の電界を改善するために、中間電位シールド筒25の
電位を、圧力容器の対地電位のほぼ50%の電位に保つ
ようにしている。そのためには、高圧側シールド筒と中
間電位シールド筒との間の静電容量と中間電位シールド
筒と2次リード収納パイプとの間の静電容量とを等しく
することが必要であるが、高圧側シールド筒よりも中間
電位シールド筒の方が長さがかなり長いため、高圧側シ
ールド筒と中間電位シールド筒との間の静電容量より
も、中間電位シールド筒と2次リード収納パイプとの間
の静電容量の方が大きくなるのを避けられない。
【0036】そこで本実施例では、中間電位調整用電極
27を設けて、該電極27と圧力容器3との間の静電容
量を高圧側シールド筒と中間電位シールド筒との間の静
電容量に加えることにより、中間電位シールド筒25の
電位を、圧力容器の対地電位のほぼ50%の電位に調整
し得るようにしている。
【0037】上記の実施例のように、絶縁支持装置16
を絶縁支持部16Aと16Bとに分割すると、各絶縁支
持部16A及び16Bはそれぞれ圧力容器の対地電位の
1/2の電圧に耐えれば良いため、各絶縁支持部を小形
の絶縁物により構成することができる。この種の絶縁物
は耐電圧が1/2となるとその容積が約1/4となるた
め、該絶縁物を2段重ねに配置することにより所定の耐
電圧を有する絶縁支持装置を得るようにすると、該絶縁
支持装置を単一の絶縁物で構成する場合に比べて絶縁物
の使用量を少なくすることができ、コストの低減を図る
ことができる。特に絶縁支持部に円錐状の絶縁スペーサ
を用いる場合には、その効果が大である。
【0038】また上記の実施例のように、2次コイルユ
ニット10を支持する絶縁支持装置16を複数の絶縁支
持部16A,16Bに分割するようにすると、絶縁支持
装置付近の電界の集中を緩和することができるため、絶
縁支持装置の表面に異物が付着した場合の耐電圧性能を
改善することができる。
【0039】更に上記実施例のように、絶縁支持装置1
6を絶縁支持部16A,16Bに分割すると、絶縁支持
部16A,16Bのそれぞれの耐電圧試験を行うことに
より絶縁支持装置16の耐電圧性能の検証を行うことが
できるため、試験装置として電圧が低い小形のものを用
いることができ、経済的である。
【0040】上記の実施例では、支持碍子20と絶縁ス
ペーサ22とにより2次コイルユニットの絶縁支持装置
を構成したが、このように構成すると、2次コイルユニ
ットのシールドケース13の下部に座部13aを1つだ
け設ければよいため、シールドケース13の製作を容易
にすることができ、また2次コイルユニット回りの組立
を容易にすることができる。しかしながら本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば図3に示したよう
に、2次コイルユニット10の軸線方向の両端付近の両
側にそれぞれ2次コイルユニットの放射方向に伸びる柱
状の絶縁支持装置16を合計4個配置して、これらの絶
縁支持装置16により2次コイルユニットを支持する場
合にも、本発明を適用できる。
【0041】図3の実施例では、各絶縁支持装置16が
直列に接続された第1の支持碍子30A及び第2の支持
碍子30Bからなっており、これらの支持碍子によりそ
れぞれ絶縁支持部16A及び16Bが構成されている。
支持碍子30A及び30Bは、圧力容器3の対地電位の
ほぼ50%の電圧を負担するのに十分な絶縁耐力を有す
るようにそれぞれの長さが設定されている。
【0042】各第1の支持碍子30Aの下端のフランジ
金具は圧力容器3の下部容器3Aの内面に設けられた取
付け台3bにボルト止めされている。支持碍子30Aの
フランジ金具と取付け台3bとを連結するボルトの頭部
を遮蔽するため、シールド31が取り付けられている。
第1の支持碍子30Aの上端のフランジ金具は第2の支
持碍子30Bの下端のフランジ金具に連結され、第2の
支持碍子30Bの上端のフランジ金具は2次コイルユニ
ット10のシールドケース13の下部に設けられた取付
け座13bにボルト止めされている。
【0043】第1の支持碍子30Aと第2の支持碍子3
0Bとの各接続部に、該接続部を取り囲むドーナツ状の
中間電位調整用電極32が取り付けられている。この電
極32は、支持碍子30A,30Bの接続部付近の電界
を緩和するシールドと、静電容量調査用の電極とを兼ね
ていて、支持碍子30A,30Bの接続部のフランジ金
具に接続されて支持されている。
【0044】本実施例では、第1の支持碍子30Aによ
り第1の絶縁支持部が構成され、第2の支持碍子30B
により第2の絶縁支持部が構成されている。中間電位シ
ールド筒25の上端は中間電位調整用電極32に接続さ
れて支持碍子30A,30Bに対して支持されている。
中間電位シールド筒25の上端にはシールド環25bが
取り付けられている。
【0045】2次コイルユニット10のシールドケース
13の最下部の中央には接続金具33が取付けられ、こ
の接続金具33に2次リード収納パイプ6の上端が接続
されている。その他の点は図1の実施例と同様である。
【0046】図4は本発明の更に他の実施例の要部を示
したもので、この例では、図6に示した従来例と同様
に、圧力容器3が絶縁支持筒2の上端に接続されたフラ
ンジ4の上に固定された釣鐘形の容器からなり、フラン
ジ4の上に、絶縁支持筒2の軸線方向と平行な方向に伸
びる少なくとも3本の支持碍子20を介してリング状の
支持板21が支持されている。支持板21の上に固定さ
れた導電性の取付け台21aの傾斜面に、2次コイルユ
ニット10の径方向にのびる支持碍子34の下端のフラ
ンジ金具が接続され、該支持該し34の上端のフランジ
金具が2次コイルユニット10のシールドケースの下部
に設けられた取付け座13bに接続されている。支持該
し34は2次コイルユニット10の軸線方向の両端部付
近の両側にそれぞれ(合計4本)設けられていて、これ
らの支持碍子により2次コイルユニット10が、その中
心軸線を1次導体7の中心軸線と一致させた状態で支持
されている。
【0047】支持板21の外周部には、4本の支持碍子
34を周囲から取り囲む環状の中間電位調整用電極35
が接続されている。この電極35は支持碍子34と支持
板21との接続部付近を遮蔽するシールドを兼ねるもの
で、円弧状の断面形状を有するように湾曲されている。
その他の点は図3に示した実施例と同様である。
【0048】図1に示した実施例では、中間電位シール
ド筒25の上端のみが支持されているため、この変流器
を輸送する際に横倒しにすると、長い中間電位シールド
筒25が片持ちで支持される状態になる。そのため中間
電位シールド筒25が大きな曲げモーメントを受けるこ
とになり、該中間電位シールド筒が変形したり破損した
りするおそれがある。また図1に示したように長大な絶
縁支持筒2を単一の碍管により構成した場合には、その
コストが著しく高くなるのを避けられない。
【0049】図5は、変流器を横倒しにした場合に中間
電位シールド筒が変形したり破損したりするのを防ぐこ
とができる上に、絶縁支持筒2のコストの低減を図るこ
とができる実施例を示したもので、この実施例では、絶
縁支持筒2が第1及び第2の碍管2A及び2Bに分割さ
れている。
【0050】第1の碍管2A及び第2の碍管2Bはそれ
ぞれの両端にフランジ金具2fを有していて、第1の碍
管2Aの下端のフランジ金具2fはベース1に接続され
ている。第1の碍管2Aの上端のフランジ金具2fはリ
ング状の中間電位板40を介して第2の碍管2Bの下端
のフランジ金具2fに接続されている。また第2の碍管
2Bの上端のフランジ金具2fは圧力容器3の下端のフ
ランジ3aに接続されている。
【0051】2次コイルユニット10及び中間電位シー
ルド筒25の上端を支持する絶縁支持装置16は図1の
実施例と同様に、支持碍子20と支持板21と絶縁スペ
ーサ22とからなっており、該支持装置16により、中
間電位シールド筒25の上端が圧力容器3の対地電位の
ほぼ50%の位置に支持されている。中間電位シールド
筒25の下端は中間電位板40よりも下方まで伸びてい
て、該中間電位シールド筒25の下端付近が中間電位板
40に適宜の接続手段を介して機械的及び電気的に接続
されている。また中間電位板25には、該中間電位板2
5と中間電位シールド筒25との接続部を遮蔽する環状
のシールド41が取付けられている。
【0052】図5に示した実施例において、碍管2A及
び2Bはそれぞれの長さがほぼ等しく設定されていて、
各碍管が圧力容器3の電位のほぼ50%の電圧に十分耐
え得るようになっており、両碍管2A,2Bの境界部
(中間電位板40)の電位が圧力容器3の対地電位のほ
ぼ50%の電位の位置に配置されている。従って中間電
位シールド筒25の下端付近を中間電位板40に接続し
ても何等支障を来さない。
【0053】図5の実施例のように、絶縁支持筒を2個
の碍管2A,2Bにより構成して、両碍管相互間の境界
部に設けた中間電位板40に中間電位シールド筒25の
下端付近を接続するようにすると、中間電位シールド筒
25の両端を支持することができるため、変流器を横倒
しにして輸送する場合に中間電位シールド筒が大きな曲
げモーメントを受けるのを防ぐことができ、中間電位シ
ールド筒の変形や破損を防止することができる。
【0054】上記の実施例のように、絶縁支持部16A
及び16Bのそれぞれが負担する電圧をほぼ等しくする
ように絶縁支持部のそれぞれの軸線方向寸法を設定し、
碍管2A,2Bのそれぞれが負担する電圧をほぼ等しく
するように両碍管の長さを設定して、中間電位シールド
筒25の電位が圧力容器の対地電位をほぼ等分した電位
になるようにすると、絶縁支持筒の外表面の電界を改善
するための最適絶縁設計を容易にすることができる。し
かしながら本発明においては、必ずしも圧力容器の対地
電位を等分する位置に中間電位シールド筒を配置する必
要はなく、圧力容器の対地電位を等分する位置からずれ
た位置に中間電位シールド筒を配置するようにしても良
い。
【0055】上記の各実施例において、絶縁支持装置1
6を構成する絶縁支持部に支持碍子を用いる場合、該支
持碍子は単純な円柱状の形状でも良く、また円錐台状
や、球状の形状でも良い。更に支持碍子は、エンタシス
形式の柱のように、円柱の外面に膨らみをもたせた形状
のものでもよい。
【0056】図5に示した実施例において、碍管2A及
び2Bとして通常の磁器製碍管を用いると、碍管の表面
が汚損されたり、碍管の表面が湿気を帯びたりして、碍
管の表面に絶縁抵抗が異なる部分が生じると、碍管の表
面の電位がアンバランスになって、中間電位シールドの
電位が変動することが考えられる。これを防ぐために
は、碍管の表面の笠に、シリコーンゴム等の撥水性を有
する絶縁材料からなる塗料を塗布して、碍管の表面の絶
縁抵抗を高いレベルに保つようにすればよい。
【0057】また磁器製の碍管を用いる代りに、表面の
笠の材料としてシリコーンゴムを用いた非磁器製の碍管
(コンポジットインシュレータ)を使用することによっ
ても、同様の効果を得ることができる。
【0058】上記の各実施例では、2次コイルユニット
を支持する絶縁支持装置を2つの絶縁支持部16A,1
6Bに分割して両絶縁支持部の境界部に中間電位シール
ド25の上端を接続するようにしたが、絶縁支持装置を
更に多段に分割するようにしてもよい。即ち本発明おい
ては、絶縁支持装置をn(nは2以上の整数)個の絶縁
支持部に分割して、該n個の絶縁支持部相互間のn−1
個の境界部にそれぞれ中間電位シールドの上端を接続す
るようにすればよい。
【0059】また圧力容器を支持する絶縁支持筒をn個
の碍管に分割する場合には、該n個の碍管相互間の境界
部にそれぞれn−1個の中間電位板を設けて、これらの
中間電位板に、それぞれの電位に相応した電位の中間電
位シールド筒の下端付近を接続すればよい。
【0060】絶縁支持装置を3以上の絶縁支持部に分割
する場合にも、各絶縁支持部が負担する電圧及び各碍管
が負担する電圧を等しくするように各絶縁支持部及び碍
管の寸法を設定するのが好ましい。例えば絶縁支持装置
を3分割する場合には、各絶縁支持部及び碍管が圧力容
器の対地電位の1/3に相当する電圧を負担するように
するのが好ましい。2次コイルユニットを支持する絶縁
支持装置を3分割する場合には、高圧側シールド筒と2
次リード収納パイプとの間に2個の中間電位シールド筒
を同心的に配置するが、この場合2個の中間電位シール
ド筒は、内側のシールド筒の下端を外側のシールド筒の
下端よりも下方に位置させた状態で設ける。また内側の
中間電位シールド筒は圧力容器の対地電位のほぼ2/3
の電位に保ち、内側の中間電位シールド筒は圧力容器の
対地電位のほぼ1/3の電位に保つようにする。
【0061】更に絶縁支持筒を負担電圧が等しい3つの
碍管に分割して、該3つの碍管相互間の2つの境界部に
それぞれ中間電位板を設ける場合には、外側の中間電位
シールド筒の下端付近を、圧力容器の対地電位のほぼ2
/3の電位にある下から2番面の中間電位板に接続し、
内側の中間電位シールド筒の下端付近を、圧力容器の対
地電位のほぼ1/3の電位にある一番下の中間電位板に
接続する。
【0062】図5の実施例においては、図1及び図2に
示した実施例と同様に、絶縁支持装置16を支持碍子2
0と支持板21と絶縁スペーサ22とにより構成してい
るが、該絶縁支持装置16を図3または図4に示したよ
うに構成してもよいのはもちろんである。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高圧側
シールド筒と2次リード収納パイプとの間に更に中間電
位シールド筒を配置して該中間電位シールド筒の下端を
高圧側シールド筒の下端よりも下方に位置させたので、
高圧側シールド筒のみを設ける場合よりも更に絶縁支持
筒の外表面の電界を改善緩和することができる。従って
絶縁支持筒の気中絶縁性能を高めることができ、電圧が
同じであれば絶縁支持筒の長さを短くすることができ
る。
【0064】また本発明では、2次コイルユニットを支
持する絶縁支持装置をn個の絶縁支持部に分割するの
で、各絶縁支持部が負担する電圧を低くして、各絶縁支
持部を容積が小さい絶縁物により構成することができ
る。そのため、絶縁支持装置の容積を縮小することがで
き、変流器の小形軽量化を図ることができる。
【0065】更に本発明によれば、従来よりも低い電圧
で各絶縁支持部の耐電圧試験を行うことにより、絶縁支
持装置全体の耐電圧性能の検証を行うことができるた
め、小形の試験装置を用いて絶縁支持装置の耐電圧試験
を行うことができる利点がある。
【0066】また請求項2に記載した発明によれば、n
個の絶縁支持部相互間の境界部のそれぞれに中間電位調
整用電極を設けたので、中間電位調整用電極と圧力容器
との間の静電容量を調整することにより、中間電位シー
ルド筒の電位を容易に調整することができ、絶縁設計を
容易にすることができる。
【0067】更に請求項3に記載した発明によれば、絶
縁支持筒をn個の碍管に分けて構成するので、絶縁耐力
が低い安価な碍管を組み合わせることにより絶縁支持筒
を構成することができ、絶縁支持筒全体を長大で高価な
単一の碍管により構成する場合に比べてコストを引き下
げることができる。
【0068】また請求項3に記載された発明のように、
絶縁支持筒をn個の碍管により構成して、該n個の碍管
相互間の境界部に設けた中間電位板に中間電位シールド
筒の下端付近を接続するようにすると、各中間電位シー
ルド筒の両端を支持することができるため、変流器を横
倒しにして輸送する場合に中間電位シールド筒が大きな
曲げモーメントを受けて変形したり破損したりするのを
防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体的な構成を示す断面図で
ある。
【図2】図1の実施例の要部を拡大して詳細に示した断
面図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示した断面図であ
る。
【図4】本発明の更に他の実施例の要部を示した断面図
である。
【図5】本発明の更に他の実施例の全体的な構成を示し
た断面図である。
【図6】従来のガス絶縁変流器の全体的な構成を示した
断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 絶縁支持筒 2A 碍管 2B 碍管 3 圧力容器 5 外殻容器 6 2次リード収納パイプ 7 1次導体 10 2次コイルユニット 11 鉄心 12 コイル 13 シールドケース 16 絶縁支持装置 16A 絶縁支持部 16B 絶縁支持部 20 支持碍子 21 支持板 22 絶縁スペーサ 25 中間電位シールド筒 27 中間電位調整用電極 30A 支持碍子 30B 支持碍子 40 中間電位板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/36,38/24,38/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端をベースに固定した絶縁支持筒及び該
    絶縁支持筒の上端に支持された導電性の圧力容器からな
    っていて内部に絶縁ガスが封入された外殻容器と、前記
    絶縁支持筒内の中心部に軸線方向に沿って配置されて下
    端が前記ベースに固定された大地電位の2次リード収納
    パイプと、前記圧力容器内を横切るように設けられて該
    圧力容器に電位が固定された1次導体と、前記1次導体
    を取り囲むリング状の鉄心に巻回された2次コイルを該
    鉄心と共にシールドケース内に収納した構造を有して前
    記絶縁支持筒の上端に絶縁支持装置を介して支持された
    2次コイルユニットと、前記絶縁支持筒の内側で前記2
    次リード収納パイプを同心的に囲むように設けられて上
    端が前記絶縁支持部と絶縁支持筒との境界部付近で圧力
    容器に電気的に接続された高圧側シールド筒とを備え、
    前記2次コイルユニットから引き出された2次リードが
    前記2次リード収納パイプ内を通して2次端子箱内に導
    入されているガス絶縁変流器において、 前記絶縁支持装置は直列に配置されたn(nは2以上の
    整数)個の絶縁支持部に分割され、 前記n個の絶縁支持部相互間のn−1個の境界部にそれ
    ぞれ前記高圧側シールド筒の内側で2次リード収納パイ
    プを同心的に取り囲むn−1個の中間電位シールド筒の
    上端が接続されて該n−1個の中間電位シールド筒の下
    端が高圧側シールド筒の下端よりも更に下方に配置さ
    れ、 前記n−1個の中間電位シールド筒は、内側に位置する
    ものの下端が外側に位置するものの下端よりも下方に位
    置するように長さを異にして設けられていることを特徴
    とするガス絶縁変流器。
  2. 【請求項2】前記n個の絶縁支持部相互間の境界部のそ
    れぞれに前記圧力容器との間に所定の静電容量を持つ中
    間電位調整用電極が接続されていることを特徴とする請
    求項1に記載のガス絶縁変流器。
  3. 【請求項3】前記絶縁支持筒は軸線を共有した状態で直
    列に接続されたn個の碍管からなっていて、該n個の碍
    管相互間のn−1個の境界部にそれぞれ中間電位板が配
    置され、 前記n−1個の中間電位シールド筒の下端は前記n個の
    碍管相互間の境界部に配置されたn−1個の電位固定板
    にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項2に
    記載のガス絶縁変流器。
  4. 【請求項4】前記n個の絶縁支持部のそれぞれが負担す
    る電圧がほぼ等しくなるように前記n個の絶縁支持部の
    それぞれの軸線方向寸法が設定され、 前記n個の碍管のそれぞれが負担する電圧がほぼ等しく
    なるように該n個の碍管のそれぞれの長さが設定されて
    いることを特徴とする請求項1,2または3のいずれか
    に記載のガス絶縁変流器。
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