JP3160755B2 - 角形電池缶の成形方法 - Google Patents

角形電池缶の成形方法

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JP3160755B2 JP06704896A JP6704896A JP3160755B2 JP 3160755 B2 JP3160755 B2 JP 3160755B2 JP 06704896 A JP06704896 A JP 06704896A JP 6704896 A JP6704896 A JP 6704896A JP 3160755 B2 JP3160755 B2 JP 3160755B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開口部近傍に厚肉の
段部を有する有底角筒体の角形電池缶をプレス加工など
によって成形する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス加工による局部肉厚増肉方
法に、特開平7−155883号及び特開平7−155
888号で公開された先行技術がある。特開平7−15
5883号の先行技術は、図18(A)に示すような板
金素材101の一般部101aに、同図(B)に示すよ
うに15〜20度程度傾斜した開きフランジ部102を
曲折形成し、同図(C)に示すように開きフランジ部1
02をそのまま板金素材101の軸心方向に押し込み、
板厚方向にのみ増肉させて厚肉部103を形成するもの
である。
【0003】また、特開平7−155888号の先行技
術は、図19に示すような段状部104を形成したダイ
105に対して、中間ポンチ106と外側ポンチ107
とを一体的に下降させ、フランジ部を押し込む。この押
し込みに伴う材料の塑成流動方向を段状部104でコン
トロールし、フランジ部108を積極的に板厚方向に増
肉させることで厚肉部108Aを成形するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたフ
ランジ部を押し込んで肉厚を増肉させる方法は、増肉工
程だけで一工程以上必要である。深い有底角筒部を有す
る角形電池缶を、板金素材から成形する場合、有底円筒
体から楕円形状、ほぼ小判形状を経て、徐々に長軸/短
軸の比を大きくして最終の長方形状に成形する複数の絞
り成形工程が必要であり、増肉成形だけに一工程以上使
うと工程が更に多くなって金型製作費が高価になり、そ
れだけ金型調整に時間を要することになるという問題を
有している。
【0005】また、従来の技術による方法では、増肉の
ための肉厚流動が押し込みの作用軸に致して直角方向に
急激に塑性流動するので、本発明に係る角電池缶のよう
に押し込み方向の板長が比較的長いワークにおいては、
座屈やしわが生じ易く、かつ、成形体の形状と表面とが
滑らかに形成されにくいという問題があった。
【0006】本発明は従来の技術の有するこのような問
題に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、比較的初期段階の工程において増肉とともに絞り成
形を行い、続く再絞り工程中に後の角絞り工程で厚肉と
なり易い部位が薄くなるようにしごき成形して、座屈や
しわが生じにくく、最終的に形成される有底角筒部、厚
肉段部および拡幅角筒部がそれぞれ均一な肉厚で滑らか
に成形できる角形電池缶の成形方法を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の角形電池缶の成形方法は、開口部近傍に厚肉
段部を有する有底角筒体の角形電池缶を前記厚肉段部の
肉厚よりも薄い板厚の素材から成形する方法であって、
有底円筒体に形成されたワークの開口端を円筒軸方向に
押圧して円筒部を加圧しながら押し込み絞り成形すると
ともに該押し込み絞り成形時の抵抗により圧縮方向にか
かる力で素材板厚よりも円筒部の肉厚を厚く増肉させる
増肉絞り工程と、増肉された前記円筒部を断面楕円形状
に絞り成形するとともに下流の工程においてほぼ小判形
状に形成される角部周辺の肉厚を減肉させるべくしごき
成形をする再絞り工程と、前記楕円形状をほぼ小判形状
に絞り形成するとともに下流の工程において長方形状に
形成される角部周辺の肉厚を減肉させるべくしごき成形
をする再絞り工程と、前記ほぼ小判形状を下流の工程に
おいて形成される厚肉段部から開口部側を除き長方形状
の有底角筒部に絞り成形する第1角絞り工程と、開口部
近傍の内側に厚肉段部を成形する段部成形工程と、前記
厚肉段部から開口部側を前記有底角筒部よりも拡幅され
た長方形状の拡幅角筒部に絞り成形する第2角絞り工程
とを順に含んでなるものである。
【0008】また、前記増肉絞り工程は、有底円筒体に
形成されたワークの開口端を円筒軸方向に押圧して雌型
のテーパ面に押し込み前記テーパ面と前記開口端との間
の円筒部を加圧しながら押し込み絞り成形するとともに
該押し込み絞り時の抵抗により圧縮方向にかかる力で素
材板厚よりも円筒部の肉厚を厚く増肉させる増肉絞り工
程としたものである。
【0009】上述のように比較的初期段階の増肉の工程
で有底円筒体に形成された円筒部が加圧されて板厚方向
に増肉するとともに径方向に絞り成形を行い、増肉され
た円筒部を楕円形状に絞る工程を経てほぼ小判形状に絞
り成形するそれぞれの再絞り工程中に、下流のそれぞれ
の工程で均一な肉厚が得られるように下流のそれぞれの
工程で角部となる周辺の肉厚を薄くしごき成形し、第1
角絞り工程で角筒部を均一な肉厚に角絞り成形したの
ち、段部成形工程で開口部近傍に厚肉段部を成形する等
複数の工程を経て開口部近傍に厚肉の段部を有する角形
電池缶が完成する。従って、有底角筒部が深くしかも開
口部近傍に厚肉段部を有する成形困難な角形電池缶を、
少ない工程数で有底角筒部、厚肉段部および拡幅段部を
それぞれ均一な肉厚に形成することが可能となり、金型
製作費が安価になるとともに、保守を含む金型調整費が
減少する。
【0010】また、前記増肉絞り工程は、有底円筒体の
開口端を押圧して雌型のテーパ面に押し込み、円筒部を
加圧しながら絞り成形するので、前記テーパ面のテーパ
角度の形成によって円筒部の増肉量と絞り率との関係が
容易に設定できるとともに、前記テーパ面の作用によっ
て増肉のための肉厚流動と絞りのための縮径流動とが緩
やかに塑性流動し、増肉率と絞り率とを比較的大きく設
定しても、成形過程における座屈やしわが生じにくく、
かつ、成形体の形状や表面から滑らかに形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。最初に本発明の実施の形態によ
り成形されるワーク(角形電池缶)の一例について簡単
に説明する。図17(a)は角形電池缶Wの上面図、同
(b)は長辺側から見た正面断面図、同(c)は短辺側
から見た側面断面図、同(d)は同(b)、(c)の一
点鎖線で囲んだ部分すなわち厚肉段部dの拡大図であ
る。
【0012】この角形電池缶Wは例えばミニデイスクプ
レーヤ、携帯パソコン、携帯電話等に使用される二次電
池の角形ケースで、図に示す厚肉段部dを挟んで下方に
断面長方形の深い有底角筒部と、上方に有底角筒部より
も拡幅された拡幅角筒部が一体的に形成されてなり、そ
して、厚肉段部dに封口板を載せ、拡幅角筒部をかしめ
により内側に折曲して封口するものである。図17
(d)に示すように、厚肉段部d近辺の肉厚tは強度維
持のために、角筒部の肉厚t´よりも厚肉となってい
る。
【0013】図1〜図10は第1工程(#1)の抜き絞
り工程から第10工程(#10)のトリミング工程まで
を示し、各工程において成形されるワーク形状をそれぞ
れの正面断面図(b)と、上面図又は(b)の矢線方向
から見たそれぞれの断面図(a)と、図8の第8工程
(#8)においては厚肉段部dの部分拡大図(c)とで
図示したものである。また図12〜図16は前記10工
程のうち使用する金型の説明に必要と思われる工程のワ
ーク短辺側から見た縦断面の金型説明図である。以下各
工程ごとに順を追って説明する。
【0014】図1に示す第1工程(#1)の抜き絞り工
程において、板厚が下流の工程で形成される厚肉段部よ
りも薄く角筒部よりも厚いか又は同等の図示しない素材
板金から仮想線で示す円形のブランクWaに抜き加工す
るとともに、カップ状の有底円筒体ワークWbに絞り成
形する(図1)。
【0015】図2に示す第2工程(#2)の増肉絞り工
程において、第1工程(#1)から送られた有底円筒体
ワークWbを、図12に示す加圧パンチ5および案内パ
ンチ2とダイ3とにより増肉絞り成形をする。この増肉
絞り成形を更に詳しく説明すると、上下動可能かつ図示
しないばねにより上方に付勢されるノックアウト1の上
端面1aと、加圧パンチ5の中心穴内で上下動可能かつ
ばね4により下方に付勢される案内パンチ2の下端面2
aとで送られてきた有底円筒体ワークWbの底部をダイ
3の上方位置で挟持して、図示しないスライドの下降に
よって有底円筒体ワークWbはダイ3に向かって下降す
る。
【0016】そして、ダイ3の口元に増肉成形と絞り成
形に適する角度に形成されたテーパ面3aに前記有底円
筒体ワークWbの下端角部が当接すると、案内パンチ2
の下降が阻止されてばね4が縮み、加圧パンチ5は引き
続き下降するので有底円筒体ワークWbの上端に加圧パ
ンチ5の下端面が当接し、続く図示しないスライドの下
降による加圧パンチ5のワーク上端からの押圧力により
有底円筒体ワークWbの下端部から順に前記テーパ面3
aに沿って下方に流動し、案内パンチ2の外周面と前記
テーパ面3aの最少径部内周面を案内として押し込み絞
りが行われる。このときの加圧パンチ5下端とダイ3の
テーパ面3aとの間の有底円筒体ワークWb円筒部に作
用する加圧方向の圧縮力と、押し込み絞り抵抗とにより
有底円筒体ワークWb円筒部が厚肉段部相当の厚さに増
肉されると同時に下部の絞り成形が行われ、上部にテー
パ部を有する有底円筒体ワークWcに成形する。
【0017】図3に示す第3工程(#3)において、前
記有底円筒体ワークWcの上部テーパ部をストレート部
と同一直径の円筒に再絞り成形し、再びカップ状の有底
円筒体ワークWdに成形する。
【0018】図4に示す第4工程(#4)において、第
3工程(#3)から送られたカップ状の有底円筒体ワー
クWdを、図13に示す断面が楕円形状に形成されたパ
ンチ6と断面がパンチ3よれも大きい楕円形状に形成さ
れたダイ7とにより再絞り成形して、筒部断面が楕円形
状の有底筒体ワークWeに成形する。このときのパンチ
6とダイ7との隙間は、図7に示す後述の角絞り工程に
おいて周辺の板肉が角部に集中して厚肉となる特性を有
する角部a,a、及び角部a,aに近い短辺部bに対応
する部位の寸法が、殆ど肉厚の変化しない長辺部c対応
部位の寸法よりも小さく形成されている。
【0019】従って、第4工程(#4)の再絞り工程で
成形される有底筒体ワークWeは、図11の筒部断面拡
大図に示すように、後述の角絞り工程で角部a,aと短
辺部bに成形される部位a´,b´は有底円筒体ワーク
Weの肉厚を減肉すべくしごき成形され、長辺部cに成
形される部位c´,c´は微量のしごきまたは絞り成形
がなされる。すなわちしごき成形された部位a´,b´
の肉厚が絞り成形された部位c´の肉厚よりも薄い偏肉
状態として、後述の角絞り工程で均一な肉厚の角筒部が
成形できるようになっている。8はノックアウトであ
る。
【0020】図5に示す第5工程(#5)において、第
4工程(#4)から送られた筒部断面が楕円形状で偏肉
状態の有底筒体ワークWeを、図14に示す断面がほぼ
小判状に形成されたパンチ9と断面がパンチ9よりも大
きいほぼ小判状に形成されたダイ10とにより再絞り成
形して、開口部に向かって開き勝手の厚肉傾斜面を有す
る筒部断面がほぼ小判形状の有底筒体ワークWfに成形
する。11はノックアウトである。
【0021】なお、この絞り工程においても、図8に示
す後述の角絞り工程で周辺の肉が集中し易い角部に対応
する部位f,fを成形する部分のパンチ9とダイ10と
の隙間は、他の部分よりも小さく形成され、有底筒体ワ
ークWfの部位f,fは他の部分よりも薄く偏肉して成
形される。
【0022】図6に示す第6工程(#6)において、第
5工程(#5)から送られた有底筒体ワークWfを、図
示しないパンチとダイにより再絞り成形して、開口部に
向かって開き勝手の厚肉傾斜面を有する筒部断面が細長
いほぼ小判形状の有底筒体ワークWgに成形する。
【0023】なお、この絞り工程においても、図8に示
す後述の角絞り工程で周辺の肉が集中し易い角部に対応
する部位g,gを成形する部分の図示しないパンチとダ
イとの隙間は、他の部分よりも小さく形成され、有底筒
体ワークWgの部位g,gは他の部分よりも薄く偏肉し
て成形される。
【0024】図7に示す第7工程(#7)において、第
6工程(#6)から送られた有底筒体ワークWgを、図
示しないパンチとダイとにより筒部断面が長方形の角形
状に角絞り成形して、開口部に向かって開き勝手の厚肉
傾斜部を有する有底角筒体ワークWhに形成する。この
角絞り成形された有底角筒部は、上述の第4工程(#
4)〜第6工程(#6)で予め形成された偏肉により短
辺部b、長辺部cおよび角部aの4面4角が均一な肉厚
となる。
【0025】図8に示す第8工程(#8)において、第
7工程(#7)から送られた有底角筒体ワークWhを、
図示しない角筒部を保持するダイと底部をパンチの作用
方向に抗して保持するノッチアウトとにより有底角筒部
を下から支えた状態で、図示しない段部が形成された段
部成形用のパンチにより有底角筒部と厚肉傾斜部との内
側境界部に厚肉段部dを成形する。
【0026】図9に示す第9工程(#9)において、第
8工程(#8)より送られた厚肉段部dが形成された有
底角筒体ワークWiの厚肉段部dよりも開口部側の厚肉
傾斜部を、図15に示すパンチ12とダイ13とにより
角絞り成形して厚肉段部dより上の拡幅された角筒部を
成形し、上端に余肉部eを有する完成直前の有底角筒体
ワークWjに生成する。14はノックアウトである。
尚、本上部角絞り工程においても第4工程(#4)で予
め形成された偏肉により4面4角が均一な肉厚が得られ
る。
【0027】図10に示す第10工程(#10)におい
て、図16に示す下端外周縁部に切刃が形成されたパン
チ17と上端内周縁部に切刃が形成されたダイ16とに
より第9工程(#9)より送られた有底角筒体ワークW
j上端の余肉部eをトリミングして、有底角筒部とこの
有底角筒部よりも拡幅された拡幅角筒部との間に厚肉段
部が形成された角形電池缶Wが完成する。15は案内パ
ンチ、18はノックアウトである。
【0028】
【発明の効果】本発明の角形電池缶の成形方法は、上述
のとおりの成形方法により構成されているので、次に記
載する効果を奏する。増肉絞り工程で有底円筒体ワーク
の開口端を円筒軸方向に押圧して円筒部の増肉と絞り成
形とを同一工程内で行い、増肉された円筒部を断面楕円
形状に絞り成形する工程を経てほぼ小判形状に絞り成形
する再絞り工程において、下流のそれぞれの角絞り工程
で均一な肉厚が得られるよう角部近辺の肉厚が薄くなる
ようにしごき成形するようにしたので、少ない工程数で
開口部近傍の厚肉段部の肉厚を確保するとともに、角絞
りに起きやすい偏肉現象を抑えて均一な肉厚を得ること
ができるようになり、金型製作費が安価になるとともに
メンテを含む金型調整費が減少する。
【0029】また、増肉絞り工程は、有底円筒体の開口
端を押圧して雌型のテーパ面に押し込み、円筒部を加圧
しながら絞り成形するので、テーパ面のテーパ角度の形
成によって円筒部の増肉量と絞り率との関係が容易に設
定できるとともに、テーパ面の作用によって増肉のため
の肉厚流動と絞りのための縮径流動じか緩やかに塑性流
動し、増肉率と絞り率とを比較的大きく設定しても、成
形過程における座屈やしわが生じにくく、かつ、成形体
の形状や表面が滑らかに形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1工程によって抜き絞り成形された有底円筒
体ワークの形状説明図で、(a)は上面図、(b)は正
面断面図である。
【図2】第2工程によって増肉絞り成形された有底円筒
体ワークの形状説明図で、(a)は上面図、(b)は正
面断面図である。
【図3】第3工程によって再絞りされた有底円筒体ワー
クの形状説明図で、(a)は上面図、(b)は正面断面
図である。
【図4】第4工程によって再絞り成形された楕円形状の
有底筒体ワークの形状説明図で、(a)は上面図、
(b)は正面断面図である。
【図5】第5工程によって再絞り成形されたほぼ小判形
状の有底筒体ワークの形状説明図で、(a)は(b)の
矢線視断面図、(b)は正面断面図である。
【図6】第6工程によって再絞り成形された細長いほぼ
小判形状の有底筒体ワークの形状説明図で、(a)は
(b)の矢線視断面図、(b)は正面断面図である。
【図7】第7工程によって角絞り成形された有底角筒体
ワークの形状説明図で、(a)は(b)の矢線視断面
図、(b)は正面断面図である。
【図8】第8工程によって段部成形された有底筒体ワー
クの形状説明図で、(a)は(b)の矢線視断面図、
(b)は正面断面図、(c)は(b)の一点鎖線で囲む
厚肉段部拡大図である。
【図9】第9工程によって上部角絞り成形された有底角
筒体ワークの形状説明図で、(a)は(b)の矢線視断
面図、(b)は正面図である。
【図10】第10工程によってトリミングされた角形電
池缶のワーク形状説明図で、(a)は上面図、(b)の
正面断面図である。
【図11】図4(a)の拡大図である。
【図12】第2工程の金型説明図である。
【図13】第4工程の金型説明図である。
【図14】第5工程の金型説明図である。
【図15】第9工程の金型説明図である。
【図16】第10工程の金型説明図である。
【図17】完成された角形電池缶の形状説明図で、
(a)は上面図、(b)は長辺側から見た正面断面図、
(c)は短辺側から見た側面断面図、(d)は(b),
(c)の一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。
【図18】従来の技術のプレス加工による局部肉厚増加
方法の説明図である。
【図19】同じく従来の技術のプレス加工による局部肉
厚増加方法の説明図である。
【符号の説明】
1,8,11,14,18 ノックアウト 2,15 案内パンチ 3,7,10,13,16 ダイ 5,6,9,12,17 パンチ Wa 第1工程で素材から打ち抜かれたブランク。 Wb 第1工程で絞り成形された有底円筒体ワーク。 Wc 第2工程で増肉絞り成形された有底円筒体ワー
ク。 Wd 第3工程で再絞り成形された有底円筒体ワーク。 We 第4工程で再絞り成形された有底筒体ワーク。 Wf 第5工程で再絞り成形された有底筒体ワーク。 Wg 第6工程で再絞り成形された有底筒体ワーク。 Wh 第7工程で角絞り成形された有底角筒体ワーク。 Wi 第8工程で段差成形された有底角筒体ワーク。 Wj 第9工程で上部角絞り成形された完成直前の有底
角筒体ワーク。 W 第10工程でトリミングされて完成した角形電池
缶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/02 B21D 22/00 - 22/30 B21D 51/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部近傍に厚肉段部を有する有底角筒
    体の角形電池缶を前記厚肉段部の肉厚よりも薄い板厚の
    素材から成形する方法であって、有底円筒体に形成され
    たワークの開口端を円筒軸方向に押圧して円筒部を加圧
    しながら押し込み絞り成形するとともに該押し込み絞り
    成形時の抵抗により圧縮方向にかかる力で素材板厚より
    も円筒部の肉厚を厚く増肉させる増肉絞り工程と、増肉
    された前記円筒部を断面楕円形状に絞り成形するととも
    に下流の工程においてほぼ小判形状に形成される角部周
    辺の肉厚を減肉させるべくしごき成形をする再絞り工程
    と、前記楕円形状をほぼ小判形状に絞り形成するととも
    に下流の工程において長方形状に形成される角部周辺の
    肉厚を減肉させるべくしごき成形をする再絞り工程と、
    前記ほぼ小判形状を下流の工程において形成される厚肉
    段部から開口部側を除き長方形状の有底角筒部に絞り成
    形する第1角絞り工程と、開口部近傍の内側に厚肉段部
    を成形する段部成形工程と、前記厚肉段部から開口部側
    を前記有底角筒部よりも拡幅された長方形状の拡幅角筒
    部に絞り成形する第2角絞り工程とを順に含んでなるこ
    とを特徴とする角形電池缶の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された増肉絞り工程は、
    有底円筒体に形成されたワークの開口端を円筒軸方向に
    押圧して雌型のテーパ面に押し込み前記テーパ面と前記
    開口端との間の円筒部を加圧しながら押し込み絞り成形
    するとともに該押し込み絞り時の抵抗により圧縮方向に
    かかる力で素材板厚よりも円筒部の肉厚を厚く増肉させ
    る増肉絞り工程である請求項1に記載の角形電池缶の成
    形方法。
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Cited By (1)

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