JP3160697U

JP3160697U - 保持具

Info

Publication number: JP3160697U
Application number: JP2010002696U
Authority: JP
Inventors: 宗　正雄; 正雄宗
Original assignee: 株式会社創和
Priority date: 2010-04-22
Filing date: 2010-04-22
Publication date: 2010-07-01
Anticipated expiration: 2020-04-22

Abstract

【課題】取付面に対する着脱が容易であり、除去したときも該取付面に傷を残すことがなく、かつ、取付面から殆ど突出することがない保持具を提供する。【解決手段】表面１ａに多数の雄部材３を備えた面ファスナー５の基体１の裏面１ｂに粘着剤層７を設けてなる。基体１は透明であり、基体１の裏面１ｂに印刷層を形成する。【選択図】図１

Description

本考案は、保持具に関するものであり、例えば布巾、雑巾、不織布製洗い具、タオル、眼鏡拭き、ハンカチ等を保持するために使用される保持具に係るものである。

本出願においては、保持具により保持されるこれらのものを「被保持物」という。

特開２００７−１６２８４１号公報は、被保持物を保持するための吊下フック（以下「従来の吊下フック」という。）を開示している。

この従来の吊下フックは、フック本体を釘により取付面に固定するようにしたものである。

特開２００７−１６２８４１号公報

上記従来の吊下フックは、被保持物を保持し得るものではあるが、フック本体を釘により取付面に固定するようにしているため、取付面にフック本体を固定する作業が面倒であると共に、吊下フックを取付面から除去したときに該取付面に釘穴が残るという問題がある。

また、従来の吊下フックにおいては、フック本体が取付面から突出しているため、人体が該フック本体に当接して思わぬ怪我をし、或いは、人が着用している衣類ないし人が把持している物等が該フック本体に当接して破損するおそれがある。

本考案は、従来の吊下フックにおける上述の如き問題を解決し、取付面に対する着脱が容易であり、除去したときも該取付面に傷を残すことがなく、かつ、取付面から殆ど突出することがない保持具を提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、下記の保持具を提供する。

（１）基体の表面に多数の雄部材を備えた面ファスナーにおける該基体の裏面に粘着剤層を設けてなることを特徴とする保持具（請求項１）。

（２）前記基体は透明であり、該基体の裏面に印刷層を形成する（請求項２）。

［請求項１の考案］
保持具は基体の裏面に粘着剤層を設けているため、該保持具を該粘着剤層により例えば流し台、洗面所、浴室等の垂直面、或いは書斎、廊下、玄関等の壁面等の取付面に容易に固定することができる。また、該取付面からの除去も容易であり、除去後に該取付面に傷を残すことがない。

保持具は面ファスナーの雄部材を基体の表面に備えているため、該保持具に対する被保持物の着脱は極めて容易である。

保持具は、基体の表面に多数の雄部材を備えた面ファスナーにおける該基体の裏面に粘着剤層を設けてなるものであるため、取付面から殆ど突出しない。したがって、人体、或いは、人が着用している衣類ないし人が把持している物等が該保持具に当接するおそれはない。

［請求項２の考案］
透明な基体の裏面に印刷層を形成しているため、該印刷層は保持具の表面側から見える。したがって、保持具は外観上も極めて好ましいものである。

図１は、保持具の一例を取付面に固定し、該保持具に被保持物を保持させた状態を示す断面図である。図２は、保持具の別の一例を示す断面図である。図３は、透明な基体の裏面に印刷層を形成した保持具を示す平面図である。図４は、透明な基体の裏面に別の印刷層を形成した保持具を示す平面図である。

本考案による保持具は、基体１の表面１ａに多数の雄部材３、３・・・を備えた面ファスナー５における該基体１の裏面１ｂに粘着剤層７を設けてなるものである。

面ファスナー５の基体１は、薄いシート状体であり、例えば円形（図３）、楕円形（図４）、正方形、長方形等、形状の如何を問わない。

面ファスナー５の雄部材３は、例えば突起、フック等であり、被保持物９に係合し得るものとする。

符号１１に示すものは、保持具を粘着剤層７により固定する取付面である。取付面１１は、前述の如く、例えば、流し台、洗面所、浴室等の垂直面、或いは書斎、廊下、玄関等の壁面等とする。

符号１３に示すものは、粘着剤層７の表面に取り付けられた剥離ライナーである。剥離ライナー１３は、保持具を取付面１１に固定する前に粘着剤層７から除去される。

図２〜図４に示す事例においては、面ファスナー５の基体１は透明であり、該基体１の裏面１ｂに印刷層１５を形成している。粘着剤層７は該印刷層１５上に設けられる。

この事例における基体１は、透明な合成樹脂フィルムであり、雄部材３と一体的に形成されている。

基体１の裏面１ｂに形成される印刷層１５は、例えばインキ層である。印刷層１５は、図形、記号、文字等を表すものであってもよく、色彩、形状等の如何を問わない。例えば、図３に示す印刷層１５は動物であるキリンの頭部を模したものであり、図４に示す印刷層１５は小鳥を模したものである。

１基体
１ａ表面
１ｂ裏面
３雄部材
５面ファスナー
７粘着剤層
９被保持物
１１取付面
１３剥離ライナー
１５印刷層

Claims

基体の表面に多数の雄部材を備えた面ファスナーにおける該基体の裏面に粘着剤層を設けてなることを特徴とする保持具。
前記基体は透明であり、該基体の裏面に印刷層を形成したことを特徴とする請求項１に記載の保持具。