JP3160690U - 小銭入れ - Google Patents
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Abstract
【課題】片手の平で小銭入れをしっかりと所持でき、かつ手が完全に開いても落下せず、さらに所持している手で小銭を落とさないように開閉することができる、より安全性と利便性のある小銭入れを提供する。【解決手段】小銭入れであって、少なくとも前面部と後面部とを有する袋状の小銭収納部と、前記小銭収納部の後面部に連設され、開口部を閉鎖する蓋部と、開口部を閉鎖して蓋部を小銭収納部の前面部に係止する係止手段と、蓋部の内面に蓋部の縁より凹んで形成された小銭受け部と、手の指を入れることができる孔として形成された指入れ部とからなる。【選択図】図1
Description
本考案は、片手でしっかりと所持でき、さらに所持している手で小銭を落とさないように開閉できる小銭入れに関するものである。
従来、小銭入れと札入れを一体化した財布が存在しているが、ジュース、飲料水、タバコを自動販売機で購入する場合など、紙幣を使わずに硬貨のみを使用する場合も数多くある。そのような場合のために、札入れ部分を有しない小銭入れが既にいくつか提供されている。
しかし、服にポケットがない場合やバッグを持っていない場合などは、小銭入れをどちらかの手で握って所持することになるが、何かの拍子に手を開いた時や握る力が弱くなった時には小銭入れを落としたり、小さいのでうっかりと置き忘れたりする危険性がある。そのために、お金が入っている小銭入れの場合、落とすことによってお金をなくしてしまうなど、特に安全性の面で問題がある。
しかし、服にポケットがない場合やバッグを持っていない場合などは、小銭入れをどちらかの手で握って所持することになるが、何かの拍子に手を開いた時や握る力が弱くなった時には小銭入れを落としたり、小さいのでうっかりと置き忘れたりする危険性がある。そのために、お金が入っている小銭入れの場合、落とすことによってお金をなくしてしまうなど、特に安全性の面で問題がある。
そこで、小銭入れの一部分をどちらかの手の指に入れることによって、手で握る力が弱くなった場合でも小銭入れを落とす危険性を小さくしたものがいくつか提供されている。
例えば、小銭入れに取手を付けて持つ時に安定させ、また小銭の出し入れを便利にすることを目的として、長方形の袋状小銭入れの上面にファスナー等により開閉が速やかにでき、本体の底面に取手を付け使用する時に取手の中に指を挿入して握ると安定してファスナーを開閉することができ小銭の出し入れが速やかになるようにした小銭入れが提供されている(特許文献1を参照)。
また、賽銭を取り出し易く、じゃまにならない指はめ賽銭袋を提供することを目的として、袋の口の大きさは小銭が2・3枚重ねて入る広がりで、深さは4センチ以内、紐は端部が袋の口の両側に接続して、指一本入る程度の長さに設定したことを特徴とする指はめ賽銭袋が提供されている(特許文献2を参照)。
例えば、小銭入れに取手を付けて持つ時に安定させ、また小銭の出し入れを便利にすることを目的として、長方形の袋状小銭入れの上面にファスナー等により開閉が速やかにでき、本体の底面に取手を付け使用する時に取手の中に指を挿入して握ると安定してファスナーを開閉することができ小銭の出し入れが速やかになるようにした小銭入れが提供されている(特許文献1を参照)。
また、賽銭を取り出し易く、じゃまにならない指はめ賽銭袋を提供することを目的として、袋の口の大きさは小銭が2・3枚重ねて入る広がりで、深さは4センチ以内、紐は端部が袋の口の両側に接続して、指一本入る程度の長さに設定したことを特徴とする指はめ賽銭袋が提供されている(特許文献2を参照)。
しかし、これらの考案では、小銭入れを所持している手が開いても落下する危険性を小さくすることはできるようになるものの、手の平との密着感や安定感が十分であるとは言えない。例えば、動きの激しい子供のおつかい用の小銭入れとして持たせるのには不安が残る。また、小銭入れを所持していない方の手がお弁当を入れた袋など他の持ち物で塞がっている場合に、小銭入れを所持している手でファスナーや賽銭袋の開閉をすることは難しいという問題がある。
無理に所持している手で小銭入れの出し入れ口を開閉しようとすると、小銭収納部の開口部が下方を向いて、小銭が外にこぼれ落ちる結果となる危険性がある。
そこで、本考案は、上記の問題点を解決するために、片手の平で小銭入れをしっかりと所持でき、かつ手が完全に開いても落下せず、さらに所持している手で小銭を落とさないように開閉することができる、より安全性と利便性のある小銭入れを提供することを目的としている。
無理に所持している手で小銭入れの出し入れ口を開閉しようとすると、小銭収納部の開口部が下方を向いて、小銭が外にこぼれ落ちる結果となる危険性がある。
そこで、本考案は、上記の問題点を解決するために、片手の平で小銭入れをしっかりと所持でき、かつ手が完全に開いても落下せず、さらに所持している手で小銭を落とさないように開閉することができる、より安全性と利便性のある小銭入れを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本願考案にかかる小銭入れは、少なくとも前面部と後面部とを有する袋状の小銭収納部と、前記小銭収納部の後面部に連設され、開口部を閉鎖する蓋部と、開口部を閉鎖して蓋部を小銭収納部の前面部に係止する係止手段と、蓋部の内面に蓋部の縁より凹んで形成された小銭受け部と、手の指を入れることができる孔として形成された指入れ部とからなるものである。
また、前記係止手段を解除して蓋部を開くために、蓋部の外面に蓋部を開閉するために指を入れることができる指掛け部が設けられている。
第一に、指入れ部に片方の手の指を入れて握ると、その手の平と一体化したようにしっかりと持ち運びできるだけでなく、所持している手の指で係止部を跳ね上げることによって、片手で小銭入れの開閉ができる。
第二に、蓋部の内面が小銭受け部となっているため、小銭を取り出す際に蓋部を開いて小銭収納部の開口部を下に傾けても、小銭が小銭受け部に一旦受け止められるので、小銭が外に滑り出して落下してしまうことを防ぐことができる。また、蓋部を閉めて持ち歩いている時でも小銭受け部が小銭が外へ飛び出すことを防ぐ役目を果たしている。
第三に、指掛け部を設けることで、小銭入れを手の指に入れて使用する場合に、所持する手がどちらか一方の手に限定されるのではなく左右どちらの手であっても使用することができる。
第二に、蓋部の内面が小銭受け部となっているため、小銭を取り出す際に蓋部を開いて小銭収納部の開口部を下に傾けても、小銭が小銭受け部に一旦受け止められるので、小銭が外に滑り出して落下してしまうことを防ぐことができる。また、蓋部を閉めて持ち歩いている時でも小銭受け部が小銭が外へ飛び出すことを防ぐ役目を果たしている。
第三に、指掛け部を設けることで、小銭入れを手の指に入れて使用する場合に、所持する手がどちらか一方の手に限定されるのではなく左右どちらの手であっても使用することができる。
片手の平で小銭入れをしっかりと所持でき、かつ手が完全に開いても落下せず、さらに所持している手で小銭を落とさないように開閉することができる、より安全性と利便性のある小銭入れを提供するという目的を、所持している手の指が届く範囲に係止部又は指掛け部などを形成することによって実現した。
以下、図面を参照しながら、本願考案の実施の形態について説明する。
図1は、本実施例にかかる小銭入れの蓋部2が閉じられた状態の説明図である。
指入れ部1は、指を入れて小銭入れを所持するためにあり、小銭収納部3の上又は横に形成される。なお、指入れ部1の位置や大きさを調整することによって、いずれの指でも入れることが可能なように形成することができる。また、指入れ部1の数は1つに限られるものではなく複数であってもよい。さらに、1つの指入れ部1に入れる指の数は1本に限られるのでなく複数であってもよい。
蓋部2は、小銭収納部3から小銭が落下しないためにあり、小銭収納部3上部の開口部を閉鎖するようなかたちで形成される。
図1は、本実施例にかかる小銭入れの蓋部2が閉じられた状態の説明図である。
指入れ部1は、指を入れて小銭入れを所持するためにあり、小銭収納部3の上又は横に形成される。なお、指入れ部1の位置や大きさを調整することによって、いずれの指でも入れることが可能なように形成することができる。また、指入れ部1の数は1つに限られるものではなく複数であってもよい。さらに、1つの指入れ部1に入れる指の数は1本に限られるのでなく複数であってもよい。
蓋部2は、小銭収納部3から小銭が落下しないためにあり、小銭収納部3上部の開口部を閉鎖するようなかたちで形成される。
小銭収納部3は、少なくとも前面部と後面部とを有し、袋状に形成されており、小銭である硬貨を収納する。そして、小銭収納部3の後面部の開口部側から蓋部2が連設されている。
図2は、小銭入れの蓋部2を開けた状態の説明図である。蓋部2の内面には係止手段を構成する係止部5が、小銭収納部3の前面部の外面には係止部5と共に係止手段を構成する係止受け部6が形成されている。係止手段は、蓋部2が小銭収納部3から離れることで小銭収納部3の開口部から小銭が落下しないようにするためにあり、これにより蓋部2が小銭収納部3の開口部を閉鎖する。
つまり、係止部5に係合する係止受け部6が小銭収納部3の前面部の対応位置に設けられ、蓋部2を内側方向に折曲して、係止部5が係止受け部6に係合することにより蓋部2が小銭収納部3の開口部を閉鎖する。
この係止手段を構成する係止部5及び係止受け部6の具体例としては、スナップボタン、磁石、両面テープなどいずれであってもよい。
つまり、係止部5に係合する係止受け部6が小銭収納部3の前面部の対応位置に設けられ、蓋部2を内側方向に折曲して、係止部5が係止受け部6に係合することにより蓋部2が小銭収納部3の開口部を閉鎖する。
この係止手段を構成する係止部5及び係止受け部6の具体例としては、スナップボタン、磁石、両面テープなどいずれであってもよい。
小銭受け部4は、蓋部2の内面に形成されており、小銭の出し入れをする際に、小銭が落下するのを防止するため、及び蓋部2を閉めて持ち歩いている時でも小銭受け部4が小銭が外へ飛び出すのを防ぐためにある。小銭受け部4は、蓋部2の内面に蓋部2の縁より凹んで形成されている。
本願考案にかかる小銭入れを使用するにあたっては、左右どちらかの手の指を指入れ部1に入れた上で小銭収納部3を手の平で握って小銭入れを所持する。
図3は、本実施例の場合の小銭入れを開こうとしている場合の使用状態図である。このように、小銭を出す場合は、親指などで係止部5を跳ね上げて蓋部2を開き、小銭収納部3の開口部を下に傾けて収納されている小銭を小銭受け部4に一旦出して、必要な小銭を取る。
このように、蓋部2の内面が小銭受け部4となっているため、小銭を取り出す際に、小銭が小銭受け部4に一旦受け止められることによって、小銭が外に滑り出して落下することを防止できる。
図3は、本実施例の場合の小銭入れを開こうとしている場合の使用状態図である。このように、小銭を出す場合は、親指などで係止部5を跳ね上げて蓋部2を開き、小銭収納部3の開口部を下に傾けて収納されている小銭を小銭受け部4に一旦出して、必要な小銭を取る。
このように、蓋部2の内面が小銭受け部4となっているため、小銭を取り出す際に、小銭が小銭受け部4に一旦受け止められることによって、小銭が外に滑り出して落下することを防止できる。
なお、係止部5を直接跳ね上げて蓋部2を開く場合だけでなく、係止部5の下部である蓋部2の下縁部分に補強板などを設けて、該補強板を跳ね上げることによって係止手段を解除して蓋部2を開いても良い。この補強板の横幅は、蓋部2の下縁部分の横幅よりも小さくしておく。補強板は、蓋部2の下縁部分に接着材によって接着しても、また、適宜蓋部2と縫着しても良い。補強板の材料は、小銭入れの材料より固いものであれば、皮革、金属などいずれであってもよい。
小銭入れの小銭収納部3及び蓋部2の材料は、特に限定されるものではなく動物の皮革、合成皮革、樹脂、ビーズその他、従来小銭入れの材料として使用されてきた材料を使用することができる。
図4は、実施例2の小銭入れを示している。本実施例は、実施例1と異なり、蓋部2の外面に指掛け部7をさらに備えたことを特徴とする。それ以外の点は、実施例1と同じなので説明を省略する。
図5は、本実施例の場合の小銭入れを開こうとしている場合の使用状態図である。このように、本実施例では、実施例1のように係止部5を跳ね上げて蓋部2を開くのではなく、指掛け部7に小銭入れを所持している手の人差し指などを入れた上で、その入れた指を上げることにより係止手段を解除して蓋部2を開き、小銭収納部3に収納されている小銭を小銭収納部3の開口部を下に傾けて小銭受け部4に一旦出して、必要な小銭を取り上げる。
図5は、本実施例の場合の小銭入れを開こうとしている場合の使用状態図である。このように、本実施例では、実施例1のように係止部5を跳ね上げて蓋部2を開くのではなく、指掛け部7に小銭入れを所持している手の人差し指などを入れた上で、その入れた指を上げることにより係止手段を解除して蓋部2を開き、小銭収納部3に収納されている小銭を小銭収納部3の開口部を下に傾けて小銭受け部4に一旦出して、必要な小銭を取り上げる。
指掛け部7は、縫合又は接着などによって、蓋部2の外面に取り付けられる。なお、図4及び図5における指掛け部7は、指が蓋部2の外面と指掛け部7の間を貫通する形状のものが図示されているが、このように指が指掛け部7の下に出る場合に限られるものではない。例えば、図6のように、指掛け部7の下方部分が塞がれており、蓋部2の外面と指掛け部7の間に入った指が指掛け部7の中に止まった状態で、蓋部2を開く形状のものであってもよい。
このように指掛け部7をさらに備えたことにより、実施例1の場合は左手又は右手のいずれか一方の手だけでしか小銭入れを所持することができなかったのに対し、本実施例の場合は左手又は右手のどちらの手でも持ち替えて本願考案にかかる小銭入れを使用することができる。
このように指掛け部7をさらに備えたことにより、実施例1の場合は左手又は右手のいずれか一方の手だけでしか小銭入れを所持することができなかったのに対し、本実施例の場合は左手又は右手のどちらの手でも持ち替えて本願考案にかかる小銭入れを使用することができる。
なお、実施例1と同様に、指入れ部1の数は1つに限られるものではなく、図6に示すような2つ、又はそれ以上あってもよい。また、1つの指入れ部1に入れる指の数は1本に限られるのでなく複数であってもよい。
1 指入れ部
2 蓋部
3 小銭収納部
4 小銭受け部
5 係止部
6 係止受け部
7 指掛け部
2 蓋部
3 小銭収納部
4 小銭受け部
5 係止部
6 係止受け部
7 指掛け部
Claims (2)
- 少なくとも前面部と後面部とを有する袋状の小銭収納部と、
前記小銭収納部の後面部に連設され、開口部を閉鎖する蓋部と、
開口部を閉鎖して蓋部を小銭収納部の前面部に係止する係止手段と、
蓋部の内面に蓋部の縁より凹んで形成された小銭受け部と、
手の指を入れることができる孔として形成された指入れ部とからなることを特徴とする小銭入れ。 - 前記係止手段を解除して蓋部を開くために、蓋部の外面に蓋部を開閉するために指を入れることができる指掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の小銭入れ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002688U JP3160690U (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 小銭入れ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002688U JP3160690U (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 小銭入れ |
Publications (1)
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JP3160690U true JP3160690U (ja) | 2010-07-01 |
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Family Applications (1)
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2010
- 2010-04-21 JP JP2010002688U patent/JP3160690U/ja not_active Expired - Fee Related
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