JP3126133U - カードホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のカードを同時に掲示可能であり、さらに複数の予備のカードを収納しておくことが可能なカードホルダーを提供する。
【解決手段】可撓帯部5によって連結され二つ折りにすることが可能であり、第一表示ポケット2と、第二表示ポケット3とを備えるカード表示部4と、カード表示部4の背側に装着され、予備のカード等を収納可能な予備カード収納ポケット6と、カード表示部4の両端に設けられ、係止されることでカード表示部4を二つ折りにし、予備カード収納ポケット6の開口部を可撓帯部5によって閉塞させた状態で保持するホルダー折畳閉止部11と、カード表示部4を二つ折りにした状態においても、また、伸長した状態においても吊下げて第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3に収納したカードCを掲示可能とする吊下基部9とを具備する。
【選択図】図1

Description

本考案は、名札や身分証明証等のカードを収納して、身体の前面等に係止してカードを掲示するためのカードホルダーに関するものである。
従来、名札や身分証明証、あるいは名刺などのカードを収納し、首から紐で吊り下げたり、胸ポケット等にピンで留めたりしてカードを掲示するためのカードホルダーが知られている。例えば、全体が透明樹脂でポケット状に成形されており、中に挿入された1枚のカードを保持し、上部に係止用の貫通孔が形成されており、その貫通孔に紐等を通して使用者の首に掛けられるようになっているものが挙げられる。
1枚のカードを収納して名札のように掲示する、上記のようなカードホルダーを使用した場合、1個のカードホルダーにつきカードが1枚しか掲示できないため、名札の他に身分証明証となるカードを同時に掲示しておきたい時等、複数のカードを掲示したい時には、複数のカードホルダーを同時に使用する必要があった。それに対し、2箇所の表示ポケットを有し、各表示ポケットの内部が仕切りシートで裏表に仕切られており、各表示ポケットの裏表にカードを1枚ずつ収納し、同時に4枚のカードを保持することができるカードホルダーが特許文献1に開示されている。
特開2003−235626号公報
しかし、従来のカードホルダーでは、表示用のカードがずれたり落ちたりしないように収納することを目的とし、仕切りシートによって各々の表示ポケットの内部が仕切られ、各表示ポケットは、裏表各1枚ずつのカードを比較的緊密に収納されるように薄い形状で形成されていた。そのため、配布用の名刺等の予備のカードを複数収納しておくためには、空いている表示ポケットまたは掲示しているカードが入っているポケットの空隙に複数のカードを挿入しておく必要があった。しかし、従来のカードホルダーの表示ポケットは、仕切りシートによって仕切られた各部に各々1枚ずつのカードを収納するサイズに形成されているため、予備の名刺のように多数のカードの収納には不向きであった。すなわち、従来のカードホルダーの表示ポケットは、カードを頻繁に出し入れする使用状況は想定されておらず、各部に1枚のカードが緊密に収納されるように形成されているため、表示ポケットに名刺等を収納して繰り返し出し入れを行うには不便であった。さらには、カードの出し入れや表示ポケットの開閉が繰り返されることによって表示ポケットが破損しやすいという問題があった。
また、従来のカードホルダーにおいて、多数のカードをまとめて収納可能とするために、表示ポケットを比較的大きな空隙を有する形状とすると、各表示ポケットは裏表が仕切りシートによって仕切られているものの、各々が独立して形成されていないため、少数のカードのみを収納する場合には表示ポケット内部の緊密性が損なわれ、カードがずれたり脱落したりする虞があった。このように、従来のカードホルダーは、多数のカードを収納するには不適当であった。
なお、予備の名刺等を所持するために、カードホルダーとは別に名刺入れ等の収納具を利用すると、所持品が増えて不便になりがちであった。さらに、名刺入れ等の収納具に予備のカードを収納していると、掲示するときにポケット等から収納具を取り出し、更にその中からカードを出して掲示しなくてはならないので、複数のカードを掲示する機会が多い場合や名刺等を素早く用意したい場合には不都合があった。
そこで、本考案は、上記の実状に鑑み、複数のカードをすぐに掲示可能な状態で保持するとともに、複数の予備のカードを収納し容易に出し入れ可能とするカードホルダーの提供を課題とするものである。
本考案にかかるカードホルダーは、「1枚のカードを内部に保持可能な袋状を呈し、中に収納された前記カードの表面を、表側から視認可能に保持する第一表示ポケット、
1枚のカードを内部に保持可能な袋状を呈し、中に収納された前記カードの表面を、表側から視認可能に保持する第二表示ポケット、
及び、一方の端部が前記第一表示ポケットの一端に接合され、他方の端部が前記第二表示ポケットの一端に接合され、前記第一表示ポケットと前記第二表示ポケットとを可撓に連結する可撓帯部
を備えるカード表示部と、
1辺が開口された袋状を呈し、中に複数のカードを収納可能であり、前記カード表示部の背側に備えられた予備カード収納ポケットと、
前記カード表示部に着設され、吊下用部材を取設可能な吊下基部と
を具備する」ものである。
第一表示ポケット及び第二表示ポケットの2箇所の表示ポケットは、可撓帯部を挟んで2段に構成されており、各々にカードを収納することが可能である。各表示ポケットは何れも透明性の高い素材で形成され、袋状となったポケットの内側に名刺等のカードを収納可能となっている。表示ポケットの内側は、表示するためのカードが1枚入る程度の空隙として形成されている。
本考案のカードホルダーは、第一表示ポケットと第二表示ポケットとが可撓帯部によって連結されてカード表示部が構成されている。可撓帯部がたわむことによってカード表示部は二つ折り可能となっている。第一表示ポケットと第二表示ポケットの2箇所にカードを収納することが可能であるため、複数のカードをすぐに掲示することが可能な状態で保持しておくことができる。そして、カード表示部を伸長した状態においては2枚のカードを同時に掲示することも可能である。また、カード表示部を二つ折りにすると、カードホルダーはより小形化し、携帯に便利となる。折畳んだ場合にも、表示面を外側にして折畳むことによって、裏表に各表示ポケットが位置する形態にでき、各表示ポケットに収納したカードを外部から視認可能にしておくことが可能である。
例えば、第一表示ポケットには役職と氏名が記されたIDカードを挿入して表示し、第二表示ポケットには資格証明証を挿入して、カード表示部を伸ばした状態で2枚のカードを同時に表示するといった使用方法が可能である。また、一方に名刺を挿入して表示し、他方に開催中のイベント等を知らせる鮮やかな色彩の施された案内カードを挿入し、カード表示部を折り畳んだ状態で前後の向きを変えて両面を掲示するといった使用方法も可能であり、2枚のカードの組み合わせによって多様な用途に用いることができる。
また、本考案のカードホルダーは、カード表示部の背側に予備カード収納ポケットを備えている。予備カード収納ポケットは名刺等の複数のカードを収納可能な空隙が内部に設けられた形状で形成されている。これにより、複数の予備のカードを予備カード収納ポケット内に収納し、容易に出し入れ可能とすることができる。従って、予備のカードを無理に表示用ポケットに挿入し出し入れを繰り返すことによる不便さを解消するとともに、無理な出し入れによるカードホルダーの破損を防ぐことができる。
また、カードホルダーだけで名刺入れの機能も兼用させることが可能となるので、配布用または提示用の名刺を入れておくために名刺入れや財布等の収納具を携帯する必要をなくすことができる。従って、名刺交換の時や、身分証明のためにIDカードの提示をする場合に、それらのカードを収納した収納具をわざわざ取り出す必要がなくなる。また、財布や名刺入れなどの小形の収納具を同時に多数携帯するとポケットやかばんの中で邪魔になる上、注意が行き届かないために紛失してしまう虞も高まるが、本考案によれば、カードホルダーに予備カードの収納具の機能を兼用させ、携帯する名刺入れ等の小物を減らすことによって、ポケットやかばんの中のものを減らして整理するとともに、不注意によって小物類を紛失する危険性を低減させることが可能となる。
また、本考案に係るカードホルダーは、「相互に係止可能な一組の係止機構を備え、一方が前記第一表示ポケットに接合され、他方が前記第二表示ポケットに接合され、前記係止機構が係止されることで前記可撓帯部が撓んで前記カード表示部を二つ折りの状態で保持するホルダー折畳閉止部を更に具備し、
前記吊下基部が、前記第一表示ポケットの、可撓帯部が接合される端部とは反対側の端部または前記第一表示ポケット側のホルダー折畳閉止部に着設される」構成とすることもできる。
ホルダー折畳閉止部は、面ファスナーやホック等の着脱可能な係止機構を備えており、ホルダー折畳閉止部を係止して、カードホルダー全体を中央で二つ折りにした形態を維持することができる。これにより、カードホルダーを折り畳んで小形にすることができる。折畳んだ状態において予備カード収納ポケットに蓋をして閉止することができるので、予備カード収納ポケットに予備のカードを多数収納している場合にも、カードの脱落や散乱の虞を小さくすることができる。また、ホルダー折畳閉止部によって折り畳んだ状態を維持することにより、掲示する必要がないカードや空の表示ポケットを隠しつつ、カードホルダーの各部が動いてバタバタとすることを防止することができるので、カードホルダーの外観を視覚的にすっきりとさせて使用者の外見的な印象を改善することができる。
また、本構成によれば、吊下基部がカード表示部の第一表示ポケット側の端部に着設されており、カード表示部を伸長した状態で吊下げて、第一表示ポケットと第二表示ポケットとを上下二段に示して掲示することができる。つまり、使用者が手で開かずとも2枚のカードを同時に掲示可能であるため、さらに利便性を高めることができる。
また、本考案に係るカードホルダーは、「前記予備カード収納ポケットが、前記第二表示ポケットの背側に付設されており、
前記予備カード収納ポケットの開口部が前記可撓帯部側に向いており、
前記ホルダー折畳閉止部が、前記第一表示ポケットの裏面側と前記第二表示ポケットの裏面側とが面する向きで係止される係止構造を有する」構成とすることもできる。
本構成によれば、予備カード収納ポケットは開口部が可撓帯部に面する方向に設けられており、吊下基部は第一表示ポケットの端部に備えられているので、カードホルダーを二つ折りにして閉じた状態で第一表示ポケットを上にして吊下げたときに、予備カード収納ポケットに収納されたカードが可撓帯部によって押さえられ、カードの脱落を防止することができる。カードホルダーを折り畳んだ時に予備カード収納ポケットの開口部が下向きになったとしても、可撓帯部によって予備カード収納ポケットの開口部が塞がれるのでカードが開口部から脱落することはない。また、カードホルダーを折り畳んだ状態から伸ばす過程や、逆に伸長した状態から折り畳む過程においても予備カード収納ポケットの開口部が下方を向く場合があるが、予備カード収納ポケットの開口部が下方に向いている間はカード表示部が屈曲しており、可撓帯部がカードの脱落を防止するため、途中でカードが脱落する虞がない。
また、本考案に係るカードホルダーは、「前記予備カード収納ポケットが透明度の高い素材で形成されており、収納されたカードの表面が前記予備カード収納ポケットの外部から視認可能であり、
カードを収納可能な袋状を呈し、前記カード表示部の背側に装着され、中に収納されたカードの表面を視認可能な状態で保持する第三表示ポケットを更に具備する」構成とすることもできる。
本構成によれば、予備カード収納ポケットが透明な素材で形成されており中に収納したカードが外部から視認可能であり、且つ、カードホルダーの背側、すなわち予備カード収納ポケットと同じ側に第三表示ポケットが備えられているため、カードホルダーの表側と同様に2枚のカードを並べて掲示することが可能となる。従って、カードホルダーの表側に2枚、背側に2枚の合計4枚のカードを収納し、カードホルダーの裏表を反転させるだけで4枚全てを手早く提示することができる。また、表側と背側とに各々1〜2枚のカードを掲示可能な状態で収納しておき、表裏を反転させることで2通りの掲示内容を切り替えることも可能である。これにより、複数のカードホルダーを携帯する必要性を低減させることが可能となる。さらに、表側と背側とに同じカードを収納しておいて、カードホルダーの表裏が不意に反転してしまっても掲示に支障が無いようにすることもできる。
また、本考案に係るカードホルダーは、「前記カード表示部の背側に付設された鏡面部を更に具備する」構成とすることもできる。
本構成によれば、カードホルダーに鏡面部を備えており、簡易な手鏡として利用できる。従って、鏡を備えた小物等を別に携帯する必要がなくなり、携帯物をさらに省くことができる。特に、カードホルダーを紐で首から吊下げる場合には、カードホルダーを手で持って背側の鏡面部を見るだけで使用者自身の姿を確認することができるため、手鏡や鏡を備えた小物をポケットや鞄から出し入れすることなく、こまめに身だしなみを整えることが可能となる。
このように、本考案のカードホルダーによれば、複数の予備の名刺等のカードをカードホルダー内に収納し、容易に出し入れできるようにすることが可能である。また、1枚のカードのみを掲示しつつ、カードホルダーの前後を転回させることで2枚のカードを迅速に掲示することもできる。さらに、伸長して2枚のカードを同時に掲示することも可能であり、多様な掲示方法が可能となる。
以下、本考案の第一の実施形態であるカードホルダーについて、図1乃至図4に基づき説明する。図1は第一の実施形態のカードホルダーの構成を示す斜視図であり、図2はカードホルダーの構成を示す正面図であり、図3は図2のA−Aにおける断面を示した断面図である。また、図4はカードホルダーを折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態のカードホルダー1は、第一表示ポケット2、第二表示ポケット3、及び可撓帯部5を備えるカード表示部4を主たる部分として、予備カード収納ポケット6、ホルダー折畳閉止部11、吊下基部9を具備して構成される。
カード表示部4は、2箇所の表示ポケット、すなわち第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3を備えており、第一表示ポケット2と第二表示ポケット3とを可撓帯部5によって連結した構成となっている。第一表示ポケット2及び第二表示ポケットは、何れも名刺や各種の身分証明カード、資格証等のカードが収納可能なサイズで、背の部材と、表の部材とが何れも矩形に裁断された透明なプラスティックのシートが端部で接着されて3方が閉じた袋状に形成されている。材質は、オレフィン系樹脂等であり、曲げ伸ばしが可能な柔軟性を有している。第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3は、何れも正面向かって左側の端部は背の部材と表の部材とが接着されておらず開口部が形成されている。可撓帯部5は、第一表示ポケット2の背部材及び第二表示ポケット3の背部材と一体に形成されている。
予備カード収納ポケット6は、やはりオレフィン系樹脂等の透明なプラスティックで形成されており、複数枚のカードを収納可能な厚みを有する柔軟な袋状を呈している。予備カード収納ポケット6は、第二表示ポケット3の背側に接着されており、可撓帯部5の側が開口し、他の三方は閉じられている。
ホルダー折畳閉止部11は、第一表示ポケット2の上側端部に装着された第一閉止部7と、第二表示ポケット3の下側端部に装着された第二閉止部8とを一対として構成されている。第一閉止部7の背側の面には面ファスナーの鉤側である係止部材7aが接着されており、一方、第二閉止部8の背側の面には面ファスナーの輪側である係止部材8aが接着されている。図4に示すように、カード表示部4を、可撓帯部5において背側を内側として二つ折りにした時に、第一閉止部7と第二閉止部8とが正対し、面ファスナーである係止部材7aと係止部材8aとが係止する。ホルダー折畳閉止部11は、係止部材7aと係止部材8aとが係止すると閉じた状態となり、カード表示部4は全体が二つ折りになって第一表示ポケット、または第二表示ポケットのみが掲示される状態となる。
吊下基部9は、矩形の舌片状を呈し、第一閉止部7の上端中央部から延出されてカード表示部4と一体的に形成されており、中央部には貫通孔10が開口されている。貫通孔10には紐やクリップ等を取り付けることが可能な吊下用係止部材Sを装着可能となっている。また、貫通孔10に直接に紐等を通して吊下げ可能にして使用することもできる。
さらに、2枚以上のカードを同時に掲示する必要がない場合には、紐孔12に紐を通して吊下げて使用することも可能である。
本実施形態のカードホルダー1は、第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3の二箇所の表示ポケットを有しており、ホルダー折畳閉止部11の係止を解除して開き、カード表示部4を伸張した状態で2枚のカードを同時に掲示することが可能である。また、中央の可撓帯部5で折り曲げ、ホルダー折畳閉止部11を閉じてカード1枚分のサイズのカードホルダーとして1枚のみのカードを掲示して使用することもできる。
さらに、カード表示部4の背面側に予備カード収納ポケット6を備えており、名刺などの予備のカードを複数収納しておき、必要に応じて収納されたカードを容易に取り出すことができる。図4に示すように、カード表示部4が二つ折りにされたときには、予備カード収納ポケット6の開口部は下向きになるが、曲折した可撓帯部5の内側に面しており、中に収納したカードは可撓帯部5の内側に当接して保持されるため、開口部から脱落することはない。
これにより、1枚のカードのみを表示する時には折り畳んでカード1枚分のサイズのカードホルダーとして使用しつつ、予備カード収納ポケット6の開口部を可撓帯部5によって覆い、予備カード収納ポケット6に収納したカードの不意の脱落を防止することができる。
また、図1に示すように、ホルダー折畳閉止部11を開き、カード表示部4が伸びた状態にすれば、第一表示ポケット2と第二表示ポケット3とが上下に並んで、各々の表示ポケットに収納された2枚のカードを上下2段に並べて同時に掲示することが可能である。吊下基部9は第一表示ポケット2の上端部に備えられているので、使用者が身体の前面に吊下げて掲示した場合に、第一表示ポケット2が上であり、第二表示ポケット3が下である向きで上下に整然とカードを並べて表示できる。
そして、予備カード収納ポケット6に収納された名刺等の予備のカードは、カード表示部4が伸びた状態においては予備カード収納ポケット6から容易に取り出すことができるので、例えば名刺交換を行う際に、カードホルダー1の使用者は、名札と資格証明証とが第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3に収納されたカードホルダー1を相手に対して提示しつつ、背側に装着された予備カード収納ポケット6から名刺を取り出して相手に渡すということが可能となる。さらに、資格証明証等を提示する必要があれば、そういったカード類も確認することが必要となるが、もしも名刺入れと名札や証明証類が別々に携帯されていたならば、名刺を受け取る人は、名札や証明証類を見た後に受け取った名刺を見て、その後に名札や証明証類を再度確認するといった方法で名刺を渡した人を確認することになりかねず、注意が散漫になりやすいが、本考案のカードホルダー1によれば、カードホルダー1の使用者は相手に一瞥で2枚のカード類を確認させることができ、さらに名刺を名刺入れなどから取り出すことなくカードホルダー1から出すことが可能であるため、相手に対して効果的に自身を印象づけることが可能となる。
また、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に説明するように吊下基部の着設箇所が異なる構成のカードホルダーも実施することができる。以下、本考案の第二の実施形態であるカードホルダー20について、図5に基き説明する。図5はカードホルダー20の構成を示す斜視図である。カードホルダー20の構成は、カードホルダー1の構成と共通しているものの、吊下基部9が着設される箇所が異なっており、吊下基部9がカード表示部4の中央部に着設される構成となっている。予備カード収納ポケット6は、第二表示ポケット3の裏側に装着されている。カード表示部4を可撓帯部5において撓めて折畳み、ホルダー折畳閉止部11を係止し、吊下基部9に吊下係止部材Sを取り付けて吊下げると、カードホルダー20は全体が二つ折りになり、吊下基部9が着設された可撓帯部5が上側になるようにして、第一表示ポケット2または第二表示ポケット3に挿入されたカードCを掲示することができる。また、可撓帯部5には紐孔12が2箇所穿設されており、紐孔12に紐を通すことによって吊下げることも可能である。
カードホルダー20を折畳んだ状態で係止すると、予備カード収納ポケット6に収納した予備のカードは、第一表示ポケット2と可撓帯部5とが蓋状の部分を形成するので、カードホルダー20が傾斜したり転倒した場合においても中に収納されたカードが予備カード収納ポケット6から脱落する虞がない。さらに、可撓帯部5を伸長し、カード表示部4の半分に相当する第一表示ポケット2を上に持ち上げるだけで予備カード収納ポケット6にカードを出し入れできて扱いやすい。
ホルダー折畳閉止部11の係止を解除して、カード表示部4を伸長すると、第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3に収納された2枚のカードを同時に掲示することも可能である。また、カード表示部4を二つ折りにした状態で、カードホルダー20を転回させて第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3の両方を順番に表示することも可能である。
カードホルダー20によれば、吊下基部9が可撓帯部5に着設されているため、吊下基部9がカード表示部4の中央部に位置する。従って、吊下係止部材Sや紐等を利用して吊下げられている時にホルダー折畳閉止部11の係止を解除しても、重量バランスがよく、安定した状態で吊下げることができる。したがって、吊下げて使用している時に予備のカードを取り出すべく使用者がホルダー折畳閉止部11を開いても、カードホルダー20を安定させておくことが可能である。
また、例えば、予備カード収納ポケットの装着箇所が異なるカードホルダーも実施することができる。以下、本考案の第三の実施形態であるカードホルダー30について、図6に基き説明する。図6はカードホルダー30の構成を示す斜視図である。
カードホルダー30は、カードホルダー1と同様に、カード表示部4の上下にホルダー折畳閉止部11が備えられ、上端部に吊下基部10が設けられている。しかし、予備カード収納ポケット36はカードホルダー1の予備カード収納ポケット6とは異なり、第一表示ポケット2の背側に装着されている。カードホルダー30を折り畳んだ場合に予備カード収納ポケット36の開口部は、可撓帯部5ではなくホルダー折畳閉止部11の方を向く。
このように、カードホルダー30によれば、予備カード収納ポケット36の開口部がホルダー折畳閉止部11側を向いており、ホルダー折畳閉止部11の近傍に位置しているため、折り畳んだ状態で使用中に予備カード収納ポケット36からカードを取り出す時に、ホルダー折畳閉止部11の係止を解除して若干開くだけでカードを取り出すことができる。つまり、カードホルダー全体を伸長する必要がないため、カードの出し入れを容易かつ迅速に行うことが可能となる。
また、例えば、背側にも表示ポケットを備えたカードホルダーも実施が可能である。以下、本考案の第四の実施形態であるカードホルダー40について、図2及び図7に基き説明する。図7はカードホルダー40の構成を示す背面図及びB−Bにおける断面を示す断面図である。
カードホルダー40は、カードホルダー1の構成に加えて、第一表示ポケット2の背側に、第一表示ポケット2と同形状を呈する第三表示ポケット42が装着されている。また、予備カード収納ポケット6は、全体が透明性の高いプラスティックで形成されており、中に収納したカードを外から視認可能となっている。
カードホルダー40によると、第三表示ポケット42と、予備カード収納ポケット6とが上下二段に配置されており、何れも中に収納したカードを外から視認可能となっているため、カードホルダーを前後逆にすると第三表示ポケット42に収納したカードと、予備カード収納ポケット6の一番外側寄りに収納されたカードとを正面に向けて掲示することができる。すなわち、第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3を備えた表側に加えて、第三表示ポケット42及び予備カード収納ポケット6を備えた背側も同様に、同時に2枚のカードを掲示するカードホルダーとして使用できる。これにより、予備カード収納ポケット6の、予備カードを収納する機能を損なうことなく、裏表合わせて4枚のカードを、カードホルダーを前後反転させることでたちどころに提示可能とすることができる。例えば、複数の資格証や身分証明証を提示可能にして用意している必要がある場合にも、カードホルダー40によれば、3枚乃至4枚のカードをすぐに提示できる状態で携帯することができる。
さらに、例えば、次に説明するように鏡面部やポケット蓋を備えたカードホルダーも実施することができる。本考案の第五の実施形態であるカードホルダー50について、図8に基き説明する。図8はカードホルダー50の構成を左上後方から示す斜視図である。
カードホルダー50は、第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3の表示面側が透明なプラスティックのシートで形成されている以外は、全体が不透明に着色されたプラスティックで形成されている。
カードホルダー50においては、予備カード収納ポケット6にポケット蓋15が備えられている。ポケット蓋15はカード表示部4と同じ材質で形成されており、カード表示部4に一端が接着され、接着箇所を支点として開閉可能な蓋状を呈し、閉じた状態においては、予備カード収納ポケット6の開口部を覆う。
第一表示ポケット2の背側には、鏡面部16が装着されている。鏡面部16は、プラスティックで形成された平板の表側が銀メッキ仕上げされており、裏側が第一表示ポケット2の背側面に接着されている。ホルダー折畳閉止部11を開き、カード表示部4を伸ばすと鏡面部16は鏡として使用することが可能である。
このように、カードホルダー50によれば、予備カード収納ポケット6の開口部がポケット蓋15によって覆われているため、カードホルダー50が上下さかさまになった場合にも、予備カード収納ポケット6に収納されたカードが脱落して散乱する虞が低減される。また、鏡面部16を備えているため、身だしなみを整えるための簡易な手鏡としても使用することができる。また、第一表示ポケット2及び第二表示ポケット3の表示面以外の部分が不透明な素材で形成されていることによって鏡面部16の裏側が見えなくなっており、意匠性を高めることが可能である。さらに、不透明な素材で形成された予備カード収納ポケット6の内側は外からは見えないため、他者には見られたくない予備カードや、その他の小物を収納しておくことができる。
以上、本考案について好適な実施形態を挙げて説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、ホルダー折畳閉止部11の係止部材として、カードホルダー1においては面ファスナーを使用するものを示したが、これに限定されるものではなく、係止部材は例えばホックやボタンであってもよい。また、磁力を用いて係止するものや、部材の嵌挿によって係止するものであってもよい。
また、吊下基部9の貫通孔10は、孔が1個に限定されるものではなく、複数の孔を備えるものであってもよいし、吊下用係止部材を取り付けることができれば孔の無い形状であってもよい。
また、カードホルダー1においては可撓帯部5に紐孔12が穿設されているものを示したが、これに限定されるものではなく、可撓帯部5が吊下用係止部材を取付可能な形状に形成されていてもよい。
また、カードホルダー50の鏡面部16は、メッキ処理を施したプラスティック製の部材を例示したが、材質及び仕上はこれに限定されるものではなく、ガラスや金属を用いて製造された鏡であってもよいし、紙類や繊維等の他の素材を用いたものであってもよい。
本考案のカードホルダーの第一の実施形態の構成を示す斜視図である。 カードホルダーの第一の実施形態の構成を示す正面図である。 図2のA−Aにおける断面を示す断面図である。 カードホルダーを畳んだ状態を示す斜視図である。 第二の実施形態であるカードホルダーの構成を示す斜視図である。 第三の実施形態であるカードホルダーの構成を示す斜視図である。 第四の実施形態であるカードホルダーの構成を示す背面図及びB−Bにおける断面を示す断面図である。 第五の実施形態であるカードホルダーの構成を示す斜視図である。
符号の説明
C カード
1,20,30,40,50 カードホルダー
2 第一表示ポケット
3 第二表示ポケット
4 カード表示部
5 可撓帯部
6 予備カード収納ポケット
9 吊下基部
11 ホルダー折畳閉止部
16 鏡面部
36 予備カード収納ポケット
42 第三表示ポケット

Claims (5)

  1. 1枚のカードを内部に保持可能な袋状を呈し、中に収納された前記カードの表面を、表側から視認可能に保持する第一表示ポケット、
    1枚のカードを内部に保持可能な袋状を呈し、中に収納された前記カードの表面を、表側から視認可能に保持する第二表示ポケット、
    及び、一方の端部が前記第一表示ポケットの一端に接合され、他方の端部が前記第二表示ポケットの一端に接合され、前記第一表示ポケットと前記第二表示ポケットとを可撓に連結する可撓帯部
    を備えるカード表示部と、
    1辺が開口された袋状を呈し、中に複数のカードを収納可能であり、前記カード表示部の背側に備えられた予備カード収納ポケットと、
    前記カード表示部に着設され、吊下用部材を取設可能な吊下基部と
    を具備することを特徴とするカードホルダー。
  2. 相互に係止可能な一組の係止機構を備え、一方が前記第一表示ポケットに接合され、他方が前記第二表示ポケットに接合され、前記係止機構が係止されることで前記可撓帯部が撓んで前記カード表示部を二つ折りの状態で保持するホルダー折畳閉止部を更に具備し、
    前記吊下基部が、前記第一表示ポケットの、可撓帯部が接合される端部とは反対側の端部または前記第一表示ポケット側のホルダー折畳閉止部に着設されることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
  3. 前記予備カード収納ポケットが、前記第二表示ポケットの背側に付設されており、
    前記予備カード収納ポケットの開口部が前記可撓帯部側に向いており、
    前記ホルダー折畳閉止部が、前記第一表示ポケットの裏面側と前記第二表示ポケットの裏面側とが面する向きで係止される係止構造を有すること
    を特徴とする請求項2に記載のカードホルダー。
  4. 前記予備カード収納ポケットが透明度の高い素材で形成されており、収納されたカードの表面が前記予備カード収納ポケットの外部から視認可能であり、
    カードを収納可能な袋状を呈し、前記カード表示部の背側に装着され、中に収納されたカードの表面を視認可能な状態で保持する第三表示ポケットを更に具備することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカードホルダー。
  5. 前記カード表示部の背側に付設された鏡面部を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載のカードホルダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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