JP3160493U - 三角柱たわしの水切りラック - Google Patents
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Abstract
【要約書】【課題】板材や線材による従来の箱形の水切りラックにおいては、直方体等のたわしの水切りが良くなく、その箱形とした水切りラックの角部分の汚れをたわしでは落し難くいなどの欠点をなくした水切りラックを提供する。【解決手段】水切り孔を設けた二枚の板を対向させてその対向する前板の前板底辺部と後板の後板底辺部とを接合して前板の前板上辺部と後板の後板上辺部とを引き離し、その引き離した隔たりを収納口としてV字状に形成してその左側と右側との壁板を削除した水切りラック9として形成するもので、前板2の外周の辺と後板4の外周の辺との他に前板底辺部と後板底辺部とを接合している部分だけを線材によって形成した面がなくて線材だけによる水切りラック9とすることが出来る三角柱たわしの水切りラックである。【選択図】 図1
Description
本考案は、台所で使用するスポンジや洗浄材のたわしにおいて、長さのある三角柱の形状としたものであるたわしの水切りラックに関するものである。
従来の台所で多く使用されている直方体に形成しているスポンジたわし等の水切りラックとしては、開口部と水切り孔を設けた前後左右の壁板と底板とのものや、線材の網目による前後左右の壁部と底部との部分からなる箱形の水切りラックとしているものが一般的に使用されるているものであって、その他のものとしては特許文献1で示されている水切りラックの底の部分を取り除いた状態とした水切りラックも考案されていた。
従来の板材や線材による箱形の水切りラックにおいては、直方体や楕円柱などの様々な形状のたわしを平らに収納することが多いもので水切りが速いとは言えず、その箱形の水切りラックが汚れたときの内向きの狭い場所となる壁部と底部の部分や汚れが落し難いとされている網目を洗浄するには苦労する欠点があった。
また、特許文献1である水切りラックの底部の部分を取り除いたラックにおいては、たわしの角部分を下向きにして斜めに収納するものとしており、たわしの水切りを速いものとしているが、底部以外となる前後左右の狭い内側となる壁板や、内側のより狭い角部分の汚れを洗浄することにおいては苦労するものであった。
本考案は、水切り孔1を設けた耐水性素材や耐腐蝕性素材による二枚の板を対向させているものであって、その対向する前板2の前板底辺部3と後板4の後板底辺部5とを接合して前板2の前板上辺部6と後板4の後板上辺部7とを引き離し、その引き離した隔たりを収納口8としてV字状に形成しているもので、左側と右側との壁板を削除した水切りラック9として形成している三角柱たわしの水切りラックである。
このV字状に形成する後板4には吸盤やフックなどによって流し台11に取りつけるための吊り掛け孔12や支え腕13等を設けられるもので、この水切りラック9に三角柱たわし14を収納するときにはそのたわしの一つの角辺15を下にした横倒し状態で収納口8より差し込めば、三角柱たわし14が前板2と後板4とによって支えられるか、三角柱たわし14の底面部16の幅が収納口8の隔たりの幅より広い状態であれば前板2と後板4との両上辺部6,7によって支えられるかして収納することが出来るものである。
他の手段としては、前板2の前板底辺部3と後板4の後板底辺部5とを接合している直線部分を少しばかり幅のある板によってラック底部10とした構造が考えられ、そのラック底部10に水切り孔1を設けることやラック底部10の幅の広さに関しては自由であることで、収納口8の隔たりの幅よりラック底部10の幅を狭い幅としたものが三角柱たわし14の収納に適している構造となるものである。
その他の考えとしては、三角柱たわし14における板材による前板2の外周の辺や後板4の外周の辺だけを耐水性や耐腐蝕性の金属類やブラスチック等の線材によって形成した板面がなくて線材だけによる水切りラック9とする手段によるものが考えられる。
線材によって形成した三角柱たわし14の水切りラック9における構造は、その前側辺線部18の下端と後側辺線部20の下端とを連結している底辺の部分を二本線としたり一本線としたりしてラック底部10を形成することができものであり、そのラック底部10を削除した構造のものであっても三角柱たわし14の収納が出来るもので、その線材による水切りラック9は汚れる部分が非常に少ないものであって、その線状の汚れを洗い落とすときにも一拭きで落すことが出来るもので洗浄は非常に容易となるものである。
本考案の水切りラック9に三角柱たわし14を収納するときには、その三角柱たわし14の頂点を下向きにするものであるから、三角柱たわし14に含まれる水分が下向きの頂点に集まって水切りが速やかになる効果がある。
前板2と後板4とからなる水切りラック9が汚れたときには、横板が無いので洗い落とすときの擦り洗い行動を行う際に、行き止まり個所に邪魔されず擦り洗いが容易で汚れも落とし易くなる効果がある。
また、線材による水切りラック9においては、汚れた線材を一拭きの擦り洗いで汚れが落とせ、その構造としている数の少ない線体だけを洗浄するので非常に洗い易くなり、その構造の材料が少なく簡単な構造であることから製造費用が安価なものとなるので生産することが容易となる利点がある。
横幅の短い水切りラック9であっても横板が無いので、横側にはみ出せることから三角柱たわし14の長さの長いものであっても、その三角柱たわし14の収納が可能となるものであるから様々な長さとなる三角柱たわし14の収納に対応することが出来る効果があリ、従来の直方体等のたわしであっても水切りラック9の収納口8や横の長さより大きいものであれば収納が可能となる利点もある。
本考案は、図1に示すように、水切り孔1を設けた耐水性素材や耐腐蝕性素材による二枚の板を対向させているものであって、その対向する前板2の前板底辺部3と後板4の後板底辺部5とを接合して前板2の前板上辺部6と後板4の後板上辺部7とを引き離したものとし、その引き離した隔たりを収納口8としてV字状に形成することで左右の壁板を削除した水切りラック9とした構造としているものである。
この対向する前板2と後板4とにおいて、水切り孔1を設けないものとして形成しても良いもので、その前板底辺部3と後板底辺部5とを接合しているラック底部10を傾斜させることでラック底部10から水切りされた水分を速やかに排出することが出来るものとすることが考えられる。
本考案の水切りラックが頼りなく見えるが、その前後板底辺部3,5を接合しているラック底部10や前板2と後板4とを厚めの板とすることで収納口8の開き破損を安定させることが出来るものであり、その収納口8の開き破損を起す重いスポンジたわしは使用されていないことからも開き破損を起すことが無いと考えられる。
そして、このラック底部10において水切り孔1を設けることが考えられ、このV字状に形成する後板4には吸盤などによって、図2に示すように、流し台11に取りつけるための吊り掛け孔12や支え腕13を設けることが出来るもであり、この水切りラック9に三角柱たわし14を収納するときにおいては、図3に示すように、三角柱たわし14の一つの角辺15を下にした横倒し状態で収納口8より差し込むものであって、三角柱たわし14が前板2と後板4とによって支えられるものである。
それから、図4に示すように、三角柱たわし14の底面部16の幅が収納口8の隔たりの幅より広い状態であれば、前板2と後板4との前後板上辺部6,7によって支えられて収納することが出来るものであり、水切りラック9の横幅が短いものであってもその水切りラック9の横幅より長さのある三角柱たわし14であれば収納することが出来るものでもある。
他の実施例としては、図5に示すように、前板2の前板底辺部3と後板4の後板底辺部5とを接合している直線部分を幅のある板によってラック底部10とした構造が考えられるもので、そのラック底部10に水切り孔1を設け、そのラック底部10の幅の広さは自由であるが、収納口8の隔たりの幅より狭い幅のものが三角柱たわし14の収納に適している構造としている。
その他としては、線材による実施例が考えられるもので、前板2の外周の辺や後板4の外周の辺を耐水性や耐腐蝕性の金属類やブラスチック等の線材によって板面の無い枠体だけで形成した水切りラック9とすることが考えられるもので、前上辺線部17の左右から前側辺線部18を設けて前板2に替えたものであって、後板4に替えるものとしては後上辺線部19の左右に後側辺線部20を設けているものである。
そして、前側辺線部18の下端と後側辺線部20の下端とを連結している底辺の部分における線材は、図6に示すように、一本の線材によって左右に行き違える二本線底部21として形成することができ、その後板上辺部7から線材を延長したもので吊り掛け孔12や支え腕13を形成することが考えられるものである。
また、底辺の部分における線材は、図7に示すように、水切りラック9を形成している一本の線材とは別の線材によって一本線底部22を溶着やかがり止め等によって形成することもできるものであり、更には、図8に示すように、一本線底部22を設けずに長方形としたものを二つ折りにしたV字状の水切りラック9やV字状の下端に丸みを持たせた水切りラック9として形成することが考えられる。
長方形を二つ折りにしたV字状の水切りラック9としたものは、見た目には三角柱たわし14を収納することが出来ないように見えるが、三角柱たわし14の長さが対向している左右側辺線部18,20の間隔より長いものや前後上辺線部17,18の隔たりとなる収納口8の幅より広い幅のものであれば収納することが出来るものである。
線材による水切りラック9における収納機能は、底辺の部分によって保持するものではなく、底辺の部分を除く上左右の線材によって保持しているものであるから、三角柱たわし14を収納することが可能となるもので、従来の直方体等のたわしであっても横幅や長さの条件が適応するものであれば収納が出来るものであり、収納口8の安定性に不安を感じるのであれば線材を太くしたり硬度の高い線材によって製造することや後板4の側辺や左右側辺線部18,20より後側に向けて突出する足部23を設けることによって安定性を加えることで不安を無くすことが考えられる。
本考案の水切りラック9は、前板2と後板4とに設ける水切り孔1を丸孔や線孔と様々な形状としたり曲線や図形的に形成したりした水切り孔1とすることが考えられるものであり、また、線材によって形成されている直線部分を曲線や図形的な線によって外観に趣向を施すことが考えられるものである。
1 水切り孔
2 前板
3 前板底辺部
4 後板
5 後板底辺部
6 前板上辺部
7 後板上辺部
8 収納口
9 水切りラック
10 ラック底部
11 流し台
12 吊り掛け孔
13 支え腕
14 三角柱たわし
15 角辺
16 底面部
17 前上辺線部
18 前側辺線部
19 後上辺線部
20 後側辺線部
21 二本線底部
22 一本線底部
23 足部
2 前板
3 前板底辺部
4 後板
5 後板底辺部
6 前板上辺部
7 後板上辺部
8 収納口
9 水切りラック
10 ラック底部
11 流し台
12 吊り掛け孔
13 支え腕
14 三角柱たわし
15 角辺
16 底面部
17 前上辺線部
18 前側辺線部
19 後上辺線部
20 後側辺線部
21 二本線底部
22 一本線底部
23 足部
Claims (6)
- 水切り孔を設けた耐水性素材や耐腐蝕性素材による二枚の板を対向させて水切りラックを形成しているものであって、その対向する前板の前板底辺部と後板の後板底辺部とを接合して前板の前板上辺部と後板の後板上辺部とを引き離し、その引き離した隔たりを収納口としてV字状に形成し、その左側と右側との壁板を削除した水切りラック9として形成したことを特徴とする三角柱たわしの水切りラック。
- 前板底辺部と後板底辺部とを接合している直線部分を少しばかり幅のある板によってラック底部とし、そのラック底部に水切り孔1を設けたことを特徴とする請求項1記載の三角柱たわしの水切りラック。
- 前板の外周の辺と後板の外周の辺との他に前板底辺部と後板底辺部との部分を、耐水性や耐腐蝕性の金属類やブラスチック等の線材によって形成した板面がなくて線材だけによる水切りラックとすることを特徴とする請求項1記載の三角柱たわしの水切りラック。
- 線材による水切りラックの前側辺線部の下端と後側辺線部の下端とを接合している部分を、水切りラックを形成している一本の線材によって左右に行き違える二本線底部として形成していることを特徴とする請求項3記載の三角柱たわしの水切りラック。
- 左右に行き違える二本線底部として形成している部分において、その水切りラックを形成している一本の線材とは別の線材によってラック底部を設けた一本線底部としたことを特徴とする請求項3記載の三角柱たわしの水切りラック。
- 二本線底部や一本線底部を削除してラック底部を取り除いて水切りラックを形成していることを特徴とする請求項3記載の三角柱たわしの水切りラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009209U JP3160493U (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 三角柱たわしの水切りラック |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009009209U JP3160493U (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 三角柱たわしの水切りラック |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3160493U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014210172A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-11-13 | 八商商事株式会社 | 台所用スポンジ類のホルダー |
-
2009
- 2009-12-25 JP JP2009009209U patent/JP3160493U/ja not_active Expired - Fee Related
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