JP3160270U - 椅子として使用可能な収納箱の構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子として使用可能な収納箱の構造を提供する。【解決手段】折りたたんで偏平状にすることが可能な箱体の上端の一辺を蓋体12に連結し、箱体の内壁面における複数の角に近い位置に複数の第一固定部材112を設け、箱体の内壁面には、折り曲げ可能な複数の仕切り板15A,15Bを連結させ、該仕切り板は、折り曲げた後に箱体の内壁面にくっつけるか、展開して箱体の内部空間を区切る。さらに、箱体内には複数の補強棒14を設け、該補強棒に設けられた第二固定部材141によって補強棒14を第一固定部材112に固定すると、該補強棒は箱体内の角の位置で直立した状態になり、箱体を補強する効果がある。また、蓋体12で箱体の蓋をする際、補強棒によって蓋体が支えられ椅子として使用することができるようになる。仕切り板は、展開すると、箱体内部を複数の空間に区切ることができる以外に、蓋体を支える補助的な役目も果たす。【選択図】図7
Description
本考案は、椅子としての機能と、物を収納する機能を兼ね備えた収納箱の構造に関する。
体積を縮小し、しまっておくのに便利にするため、現在、多くの種類の折りたたみ式収納箱が開発されている。その内の一つである、軟質の布料によって矩形の箱体を構成する折りたたみ式収納箱は、矩形の箱体上端の四辺にそれぞれ上水平棒を設け、箱体の下端の辺にはそれぞれ下水平棒を設け、箱体の四つの垂直辺にはそれぞれ垂直棒を設け、また、隣接する上水平棒端部の間、隣接する下水平棒端部の間、及び、垂直棒と、上・下水平棒の端部の間には適切な距離を設け、箱体の各垂直壁面に折線を形成させている。以上の構造により、軟質の箱体は、垂直棒、上水平棒、及び下水平棒の支えにより物を収容することができる収納箱になり、また折りたたんで偏平状にすることができる。
前述した従来技術による箱体は、軟質の布材によってなるため、各角に棒部材を設けることで支えているものの、箱体の各面は軟らかく、椅子として使用することはできない。
本考案は、物を収納できるとともに、使用していない時はしまっておくのに便利なように小さく折りたため、更には椅子としての機能も兼ね備えた収納箱の構造を提供することを目的とする。
本考案の椅子として使用可能な収納箱の構造は、折りたたんで偏平状にすることが可能な箱体の上端の一辺を蓋体に連結し、箱体の内壁面における複数の角に近い位置に複数の第一固定部材を設け、箱体の内壁面には、折り曲げ可能な複数の仕切り板を連結させ、仕切り板は、折り曲げた後に箱体の内壁面にくっつけるか、展開して箱体の内部空間を区切る。さらに、箱体内には複数の補強棒を設け、補強棒に設けられた第二固定部材によって補強棒を第一固定部材に固定すると、補強棒は箱体内の角の位置で直立した状態になり、箱体を補強する効果がある。また、蓋体で箱体の蓋をする際、補強棒によって蓋体が支えられ椅子として使用することができるようになる。仕切り板は、展開すると、箱体内部を複数の空間に区切ることができる以外に、蓋体を支える補助的な役目も果たす。さらに、箱体の内壁面には複数の環状留め具を設け、吊掛棒を環状留め具に貫設することで、書類やその他の物を吊り掛けることができる。
(実施例1)
図1に示すように、本考案の実施例1による收納箱1は、箱体11と、蓋体12と、底板13と、複数の補強棒14とによって構成する。その内、箱体11は、軟質の布材で複数の硬質の板体を覆ってなり、箱体11の底面は軟質の布材であるとともに、箱体の底面の各辺はそれぞれ上方に延伸して側壁を形成する。その内、一方の対向する二つの側壁は折り曲げることができない。また、他方の対向する二つの側壁はそれぞれ布材で二つの板体を覆ってなり、二つの板体の間は垂直方向に伸びる折線111を形成し、側壁を折り曲げることができる。さらに箱体11の隣接する二つの側壁の間も折り曲げることができるため、箱体11全体を折りたたんで偏平状にすることができる。また、箱体11を立体状にした際、軟質の箱体の底面には硬質の底板13を置くことで、箱体を支える機能を提供する。箱体の内壁面における複数の角に隣接する位置には複数の第一固定部材112を設けるとともに、箱体の内壁面には複数の環状留め具113を設ける。
図1に示すように、本考案の実施例1による收納箱1は、箱体11と、蓋体12と、底板13と、複数の補強棒14とによって構成する。その内、箱体11は、軟質の布材で複数の硬質の板体を覆ってなり、箱体11の底面は軟質の布材であるとともに、箱体の底面の各辺はそれぞれ上方に延伸して側壁を形成する。その内、一方の対向する二つの側壁は折り曲げることができない。また、他方の対向する二つの側壁はそれぞれ布材で二つの板体を覆ってなり、二つの板体の間は垂直方向に伸びる折線111を形成し、側壁を折り曲げることができる。さらに箱体11の隣接する二つの側壁の間も折り曲げることができるため、箱体11全体を折りたたんで偏平状にすることができる。また、箱体11を立体状にした際、軟質の箱体の底面には硬質の底板13を置くことで、箱体を支える機能を提供する。箱体の内壁面における複数の角に隣接する位置には複数の第一固定部材112を設けるとともに、箱体の内壁面には複数の環状留め具113を設ける。
好ましい実施例における補強棒14は、布材で複数の長方形の板体を覆ってなる。各板体の間には隙間を設け、布材で連結することにより二つの板体の間を折り曲げることができる。また、補強棒の表面には第二固定部材141を設ける。以上の構造により、補強棒を、収納に便利なように展開して偏平状にすることも、折り曲げて柱状の補強棒14にすることもできる。本実施例においては、補強棒14は、折り曲げると端面が三角形を呈する三角柱体であり、その三角柱の補強棒は、箱体11の各角の位置にぴったりと取り付ける。箱体11内壁面に設けられた第一固定部材112にはフェルトを設け、また、補強棒14に設けられた第二固定部材141にもフェルトを設けることにより、フェルト同士がくっついて固定される。本考案は、釘やその他の適切な固定部材によってフェルトに代替することができる。箱体11内壁面に設けられた環状留め具113には、吊掛棒2(図2に図示)を貫設し、書類やその他の物を吊り掛けることができる。
蓋体12の一辺は箱体11に縫い合わせて連結させ、蓋体12の頂面は、その内部にスポンジを具えたクッション体124を形成する。図1から図3に示すように、蓋体12のその他の辺は、複数の側板により側壁を形成し、側壁は、対向する両側に設けられた二枚の第一側板121と、二枚の第二側板122と、二枚の第二側板122に隣接する第三側板123とによってなる。第一側板121、第二側板122、及び第三側板123は、いずれも軟性の布材で覆い、第一側板121、第二側板122、第三側板123の間に、折り曲げることができる折線を形成させる。第二側板122は直角三角形であり、第一側板121における第二側板122に隣接する端部は、第二側板122の直角三角形の斜辺に対応する斜辺を形成する。以上の構造により、第一側板121、第二側板122、及び第三側板123は、それぞれを折り曲げて折りたたむことにより偏平状にすることができる(図4に図示)。また、前述の構造により、蓋体12で箱体11の蓋をした時に、補強棒14によって蓋体12の下面が支えられ、椅子として使用することができる(図5に図示)。そして、收納箱を使用しない時は、箱体11と蓋体12を折りたたんで図6に示すような偏平状にすることができ、携帯する際やしまっておくのに便利である。
(実施例2)
図7と図8に示すように、本考案の実施例2においては、箱体11内に補強棒14を設ける以外に、箱体11の内壁面に、折り曲げ可能な複数の仕切り板を設ける。仕切り板は、軟質の布材で複数の第一仕切り板15Aと複数の第二仕切り板15Bを覆ってなる。各第一仕切り板15Aの間、あるいは各第二仕切り板15Bの間には隙間を設け、布材で連結することにより二枚の板体の間を折り曲げることができる。仕切り板の両辺は、箱体の垂直の二つの内壁面に縫い合わせて連結させ、箱体内部に仕切りが必要な時は、図7と図8に示すように、第一仕切り板15Aと第二仕切り板15Bを展開させ、箱体11の内部空間を複数の小スペースに区切る。また、それと同時に、展開された後の第一仕切り板15Bと第二仕切り板15Bによって蓋体12を補助的に支えることができ、椅子として使用する際の強度を向上させる。また、使用していない時は、第一仕切り板15Aと第二仕切り板15Bを折り曲げて箱体の内壁面にくっつけ(図9に図示)、その後、さらに、箱体と蓋体を折りたたんで図6に示すような偏平状にすることができる。
図7と図8に示すように、本考案の実施例2においては、箱体11内に補強棒14を設ける以外に、箱体11の内壁面に、折り曲げ可能な複数の仕切り板を設ける。仕切り板は、軟質の布材で複数の第一仕切り板15Aと複数の第二仕切り板15Bを覆ってなる。各第一仕切り板15Aの間、あるいは各第二仕切り板15Bの間には隙間を設け、布材で連結することにより二枚の板体の間を折り曲げることができる。仕切り板の両辺は、箱体の垂直の二つの内壁面に縫い合わせて連結させ、箱体内部に仕切りが必要な時は、図7と図8に示すように、第一仕切り板15Aと第二仕切り板15Bを展開させ、箱体11の内部空間を複数の小スペースに区切る。また、それと同時に、展開された後の第一仕切り板15Bと第二仕切り板15Bによって蓋体12を補助的に支えることができ、椅子として使用する際の強度を向上させる。また、使用していない時は、第一仕切り板15Aと第二仕切り板15Bを折り曲げて箱体の内壁面にくっつけ(図9に図示)、その後、さらに、箱体と蓋体を折りたたんで図6に示すような偏平状にすることができる。
1 收納箱
11 箱体
111 折線
112 第一固定部材
113 環状留め具
12 蓋体
121 第一側板
122 第二側板
123 第三側板
124 クッション体
13 底板
14 補強棒
15A 第一仕切り板
15B 第二仕切り板
2 吊掛棒
11 箱体
111 折線
112 第一固定部材
113 環状留め具
12 蓋体
121 第一側板
122 第二側板
123 第三側板
124 クッション体
13 底板
14 補強棒
15A 第一仕切り板
15B 第二仕切り板
2 吊掛棒
Claims (3)
- 対向する二つの折り曲げ可能な側壁を具えた箱体の上端の一辺を、蓋体の一辺に連結させ、蓋体のその他の辺は側壁を形成し、
箱体の内壁面における複数の角に隣接する位置には複数の第一固定部材を設け、箱体の内壁面には折り曲げ可能な複数の仕切り板を連結させ、仕切り板は、折り曲げて箱体の内壁面にくっつけるか、展開させて箱体の内部空間を区切り、
さらに、箱体内に複数の補強棒を設け、補強棒には第一固定部材と相互に連結する第二固定部材を設け、第一固定部材と二固定部材を互いに連結させると、補強棒は箱体内で直立した状態になり、
蓋体の側壁は、対向する両側に設けられた二枚の第一側板と、二枚の第二側板と、二枚の第二側板に隣接する第三側板とによってなり、第一側板、第二側板、及び第三側板は軟性の布材で覆い、第一側板、第二側板、及び第三側板の間には、折り曲げ可能な折線を形成させることを特徴する、椅子として使用可能な収納箱の構造。 - 前記第二側板は直角三角形であり、前記第一側板における前記第二側板に隣接する端部は、前記第二側板の直角三角形の斜辺に対応する斜辺を形成することを特徴とする、請求項1に記載の椅子として使用可能な収納箱の構造。
- 前記箱体の内側壁に複数の環状留め具を設け、複数の吊掛棒を少なくとも二つの環状留め具に貫設することを特徴とする、請求項1に記載の椅子として使用可能な収納箱の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002394U JP3160270U (ja) | 2010-04-09 | 2010-04-09 | 椅子として使用可能な収納箱の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002394U JP3160270U (ja) | 2010-04-09 | 2010-04-09 | 椅子として使用可能な収納箱の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160270U true JP3160270U (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=54863468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002394U Expired - Lifetime JP3160270U (ja) | 2010-04-09 | 2010-04-09 | 椅子として使用可能な収納箱の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160270U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104433407A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-03-25 | 无锡豪思纺织品有限公司 | 多功能折叠凳 |
CN104433406A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-03-25 | 无锡豪思纺织品有限公司 | 一种新型折叠凳 |
CN113843760A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-12-28 | 中国葛洲坝集团第三工程有限公司 | 一种公路机电工程用调试装置和使用方法 |
-
2010
- 2010-04-09 JP JP2010002394U patent/JP3160270U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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