JP3160235B2 - 通信用基板誤挿入検出回路、誤挿入検出回路を有する通信用基板対応の通信装置 - Google Patents

通信用基板誤挿入検出回路、誤挿入検出回路を有する通信用基板対応の通信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH(Sync
hronous Digital Hierarch
y)インタフェースを持つ通信装置並びにその通信装置
に実装される通信用基板の誤挿入検出回路、特に誤挿入
の検出の容易化を図る回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】広域ディジタル網の伝送を効率よく行う
ためのディジタルハイアラーキの一つとしてSDHプロ
トコルがある。このSDHは、光ファイバ伝送や多重
化、同期技術などの発展に伴い、国際的標準化された通
信プロトコルである。
【0003】SDHは、155.52Mb/sを基本速
度としており、これに基づく多重化フレームは、一般に
STM−1(Synchronous Transfe
rModule Level One)と呼ばれてい
る。また、これに対して、64kb/s系の音声情報の
網など比較的高速でない網との接続をするためにSTM
−1の3分の1の51.84Mb/sのビットレートの
STM−0フレームも用意されている。なお、その他に
もSTM−N(N−4,16)のフレームも用意されて
いる。通常、各ビットレートでの通信は、それぞれ専用
の基板を通信装置に実装することで可能となる。すなわ
ち、通信装置の使用目的、接続先等に応じて基板の種別
を選択することになる。
【0004】但し、SDHでは、155.52Mb/s
のビットレートを基本速度としているので、STM−0
インタフェースの基板を通信装置に使用する場合は、3
の整数倍の基板を実装し、STM−0フレームを多重化
して全体で155.52Mb/sのビットレートを確保
するよう運用することが効率的である。このため、SD
Hインタフェースを持つ通信装置は、一般的に次のよう
なルールに基づき基板を実装できるように構成されてい
る。
【0005】SDHに準拠した基板を実装するために通
信装置のバックボードに3スロット分が確保されたとす
ると、そのうち1つのスロット(例えば、「スロット
A」)には、STM−1インタフェースの基板(以下、
「STM−1基板」)及びSTM−0インタフェースの
基板(以下、「STM−0基板」)の双方とも実装可能
とし、残りの2つのスロット(例えば、「スロットB
(B−1,B−2)」)には、STM−0基板のみが実
装できるように構成する。従って、スロットBへのST
M−1基板の挿入は誤挿入となる。そして、1枚のST
M−1基板がスロットAに実装されているときには、S
TM−0基板はスロットBが開いていても使用できな
い。すなわち、スロットAにSTM−1基板を実装した
ときには、残りのスロットBは開いたままの状態で運用
される。一方、いずれかのスロットにSTM−0基板が
実装されているときには、他の開いているスロットにS
TM−0基板を実装することはできるが、STM−1基
板は使用できない。すなわち、STM−0基板とSTM
−1基板とは、併用できない。なお、STM−0基板が
3枚実装されるいるときのSTM−1信号のフレームフ
ォーマットは、SOH(Section Overhe
ad)と呼ばれるフレーム単位のヘッダ部分の一部を除
き、3系統のSTM−0信号をバイトインターリーブ多
重したものとなっている。このような実装条件に従わな
いときは、通信装置のマザーボード上で各基板からの信
号の衝突が発生して通信が保証されなくなる場合が生じ
る。
【0006】上記ルールに従うと、いずれかのスロット
が開いている状態で通信装置を運用しているケースが容
易に考えられる。いずれかのスロットが開いている状態
において後からSTM−1基板又はSTM−0基板を誤
って挿入した場合でも、すでに運用している基板に影響
を与えないことが信頼性を向上させるためにも必須であ
る。そこで、通信装置は、基板の誤挿入を検出するため
の何らかの手段を有している。
【0007】図12は、SDHインタフェースを持つ従
来の通信装置のバックボードを示した概念図である。従
来の通信装置では、バックボード1に誤挿入検出用のコ
ントローラ2が実装されていて、バックボード1には、
コントローラ2と各スロット3に挿入された基板とを接
続する通知線4と制御線5とが配線されている。そし
て、バックボード1に基板6が挿入されると、コントロ
ーラ2は、その挿入された基板6から通知線4を介して
基板6の種別の通知を受ける。すると、コントローラ2
は、既に実装済みの基板を含めた条件判定を行い、実装
の可否の判定結果を制御線5を介して挿入された基板6
に返すようにしている。そして、基板6の発光ダイオー
ドを点灯させるなどして誤挿入かどうかを作業者に知ら
せることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、基板の誤挿入の検出を行うためには、別途専
用のコントローラを挿入して各スロットの種別を把握
し、誤挿入を通知する等の複雑な制御をしなければなら
なかった。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、専用の制御基板を
用意しなくても簡易な回路構成で誤挿入の検出をするこ
とができる通信用基板誤挿入検出回路及び誤挿入検出回
路を有する通信用基板対応の通信装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る誤挿入検出回路を有する
通信用基板対応の通信装置は、第1のビットレートで通
信を行う通信回路及び誤挿入検出回路を有する第1の通
信用基板及び前記第1のビットレートの1/N(Nは正
整数)倍の第2のビットレートで通信を行う通信回路及
び誤挿入検出回路を有する第2の通信用基板の双方を選
択的に実装可能な第1のスロットと、前記第2の通信用
基板のみを実装可能な複数の第2のスロットと、前記各
スロットに実装された前記通信用基板を接続するバック
ボードとを有し、実装した前記第1の通信用基板又は前
記第2の通信用基板の通信回路により同期ディジタルハ
イアラーキ勧告に準拠した多重化通信を行う通信装置に
おいて、前記バックボードには、前記各スロットを電気
的に接続する第1のバックボード信号線と、前記第1の
スロットと前記各第2のスロットをそれぞれ電気的に接
続する第2のバックボード信号線とが配線され、前記第
1のバックボード信号線は、前記第1のスロットに前記
第1の通信用基板が挿入されたときには断線時に第1の
電位にされる前記第1の通信用基板の誤挿入検出回路の
入力信号線を接続し、また、前記第1のスロットに前記
第2の通信用基板が挿入されたときには前記第2の通信
用基板を電気的に接続せず、また、前記第2のスロット
に前記第2の通信用基板が挿入されたときには前記第2
の通信用基板の前記第1の電位と異なる第2の電位を有
する信号線を接続し、前記第2のバックボード信号線
は、前記第1のスロットに前記第1の通信用基板が挿入
されたときには前記第1の通信用基板の誤挿入検出回路
の出力の反転信号を出力する出力信号線を接続し、ま
た、前記第1のスロットに前記第2の通信用基板が挿入
されたときには前記第2の通信用基板を電気的に接続せ
ず、また、前記第2のスロットに前記第2の通信用基板
が挿入されたときには前記第2の通信用基板の誤挿入検
出回路の入力信号線を接続するものである。
【0011】第2の発明に係る誤挿入検出回路を有する
通信用基板対応の通信装置は、第1の発明において、前
記バックボードには、更に前記第2のスロットに前記第
1の通信用基板が挿入されたときに前記第1の通信用基
板の誤挿入検出回路の入力信号線と接続される前記第2
の電位を有する第3のバックボード信号線が配線され、
前記第1及び第2のバックボード信号線は、前記第2の
スロットに前記第1の通信用基板が挿入されたときには
前記第1の通信用基板を電気的に接続しないものであ
る。
【0012】第3の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第1のビットレートで通信を行う第1の通信用基
板及び第1のビットレートの1/N(Nは正整数)倍の
第2のビットレートで通信を行う第2の通信用基板の双
方を選択的に実装可能な第1のスロットと、前記第2の
通信用基板のみを実装可能な複数の第2のスロットと、
前記各スロットを電気的に接続する第1のバックボード
信号線及び前記第1のスロットを前記第2のスロットそ
れぞれに電気的に接続する第2のバックボード信号線を
有するバックボードとを有し、実装した前記第1の通信
用基板又は前記第2の通信用基板により同期ディジタル
ハイアラーキ勧告に準拠した多重化通信を行う通信装置
に実装可能な前記第1の通信用基板に搭載され、前記第
1のスロットへの挿入時には前記第1のバックボード信
号線と電気的に接続される第1の信号線と、前記第1の
スロットへの挿入時には前記第2のバックボード信号線
と電気的に接続される第2の信号線と、電源電圧の印加
を検出して一定時間のパルスを出力するパワーオン時リ
セット回路と、前記第1の信号線を第1の電位を有する
端子と接続する抵抗手段と、前記第1の信号線からの信
号をデータ入力信号とし、前記パワーオン時リセット回
路が出力するパルスの入力時には前記第1の電位と異な
る第2の電位でラッチ出力し、前記パルスの入力時でな
くかつイネーブル状態の時データ入力信号をそのままラ
ッチ出力し、前記パルスの入力時でなくかつディセーブ
ル状態の時出力していた電位でそのままラッチ出力する
トランスペアレントラッチ手段と、前記トランスペアレ
ントラッチ手段からのラッチ出力を反転して前記第2の
信号線へ出力する信号反転手段とを有し、前記トランス
ペアレントラッチ手段のラッチ出力を前記第1の通信用
基板の誤挿入判定に用いるものである。
【0013】第4の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第3の発明において、前記トランスペアレントラ
ッチ手段は、前記パワーオン時リセット回路からの出力
信号を入力するためのリセット端子と、前記第3の信号
線と接続されたデータ入力端子と、前記リセット端子か
らのパルス入力時には前記第2の電位でラッチ出力し、
前記リセット端子からパルス入力がされていない時であ
ってイネーブル状態時には前記データ入力端子からの入
力信号を透過的にラッチ出力し、前記リセット端子から
パルス入力がされていない時であってディセーブル状態
の時には出力していた電位でそのままラッチ出力するた
めのデータ出力端子と、前記データ出力端子から出力さ
れた信号の反転信号を入力とするイネーブル端子とを有
する単一のラッチで形成したものである。
【0014】第5の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第3の発明において、前記第1の通信用基板の前
記第2のスロットへの挿入時、前記第1の信号線は、前
記通信装置のバックボードに設けられた前記第2の電位
を有する第3のバックボード信号線に接続され、前記第
2の信号線は、前記第1及び第2のバックボード信号線
とは電気的に接続されないものである。
【0015】第6の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第3の発明において、前記抵抗手段は、前記第1
の電位をハイ、前記第2の電位をローとしたとき、前記
第1の信号線をプルアップするものである。
【0016】第7の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第1のビットレートで通信を行う第1の通信用基
板及び第1のビットレートの1/N(Nは正整数)倍の
第2のビットレートで通信を行う第2の通信用基板の双
方を選択的に実装可能な第1のスロットと、前記第2の
通信用基板のみを実装可能な複数の第2のスロットと、
前記各スロットを電気的に接続する第1のバックボード
信号線及び前記第1のスロットを前記第2のスロットそ
れぞれに電気的に接続する第2のバックボード信号線を
有するバックボードとを有し、実装した前記第1の通信
用基板又は前記第2の通信用基板により同期ディジタル
ハイアラーキ勧告に準拠した多重化通信を行う通信装置
に実装可能な前記第2の通信用基板に搭載され、前記第
2のスロットへの挿入時には前記第2のバックボード信
号線と電気的に接続され信号を入力する第1の信号線
と、前記第1の信号線を第1の電位を有する端子と接続
する抵抗手段と、前記抵抗手段が接続された前記第1の
信号線からの信号を出力する信号出力手段と、前記第1
の電位と異なる第2の電位を有し、前記第2のスロット
への挿入時には前記第1のバックボード信号線と電気的
に接続される第2の信号線とを有し、前記信号出力手段
の出力を前記第2の通信用基板の誤挿入判定に用いるも
のである。
【0017】第8の発明に係る通信用基板誤挿入検出回
路は、第7の発明において、前記第2の通信用基板の前
記第1のスロットへの挿入時、前記第1及び第2の信号
線は、共に前記第1及び第2のバックボード信号線とは
電気的に接続されないものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0019】実施の形態1.図1は、実施の形態1にお
ける通信装置のバックボート並びにSTM−1及びST
M−0の各基板の回路構成を示した図である。本実施の
形態における通信装置のバックボード10には、(n+
1)個のスロットが設けられている。このうち、第1の
スロットAには、STM−1基板及びSTM−0基板の
双方とも実装可能であり、残りの第2のスロットB−1
〜B−nには、STM−0基板のみを実装することがで
きる。バックボード10には、全てのスロットを電気的
に接続する第1のバックボード信号線としての信号線1
1と、スロットAと各スロットB−1〜B−nをそれぞ
れ電気的に接続する第2のバックボード信号線としての
信号線12とが設けられている。各信号線11,12に
接続する各スロットにおけるピンの位置は固定である。
【0020】また、図1には、各スロットA,B−1〜
B−nに対応させてSTM−1基板13及びSTM−0
基板14が示されている。STM−1基板13は、15
5.52Mb/sのビットレートで通信を行う通信用基
板であり、STM−0基板14は、STM−1基板13
の3分の1の51.84Mb/sのビットレートで通信
を行う通信用基板である。各基板13,14は、通信を
行うための通信回路と本実施の形態の特徴的な構成であ
る誤挿入検出回路とを有するが、図1には、各基板1
3,14の誤挿入検出回路のみを示した。誤挿入検出回
路以外の回路は、通常のSDHに準拠した従来と同じ回
路構成でよいため図から省略している。
【0021】このうち、STM−1基板13には、スロ
ットAへの挿入時に信号線11と電気的に接続される位
置に第1の信号線15が配線されている。また、スロッ
トAへの挿入時に信号線12と電気的に接続される位置
に第2の信号線16が配線されている。信号線15に
は、断線時にプルアップするための抵抗17が接続され
ている。STM−1基板13には、ダイレクトリセット
機能付きDタイプトランスペアレントラッチ(以下、単
に「ラッチ」)18が設けられており、データ入力端子
(D)からの入力は、上記構成によりSTM−1基板1
3の内部でプルアップされ、スロットAへの実装時には
バックボード10の信号線11を介してスロットB−1
〜B−nに実装された各STM−0基板14の内部のグ
ランド19と接続するように配線されている。また、ラ
ッチ18のイネーブル端子(E)には、ラッチ18のデ
ータ出力端子(Q)からの出力を反転したものが入力さ
れる。また、STM−1基板13の内部に電源電圧の印
加を検出して一定時間のパルスを出力するパワーON時
リセット回路20を設け、パワーONリセット信号をラ
ッチ18のリセット端子(R)から入力することによ
り、STM−1基板13を挿入してから一定の時間、ラ
ッチ18をダイレクトリセットする。また、ラッチ18
のデータ出力端子(Q)からの出力は、信号反転手段と
してのインバータ21により反転され、この反転信号
は、スロットAの実装時にはSTM−1基板13より出
力され、バックボード10の信号線12を介して各スロ
ットB−1〜B−nに実装された各STM−0基板14
の誤挿入検出回路に入力される。
【0022】一方、STM−0基板14には、スロット
Bへの挿入時に信号線12と電気的に接続される位置に
第1の信号線22が配線されている。この信号線22に
は、断線時にプルアップするための抵抗23が接続され
ている。また、STM−0基板14には、スロットBへ
の挿入時に信号線11と電気的に接続される位置にグラ
ンド19と接続された第2の信号線24が配線されてい
る。
【0023】STM−1基板13では、ラッチ18の出
力を状態判定に用いる。ラッチ18の出力が“H”なら
ば、STM−1基板13は正常(OK)であり、“L”
ならばSTM−1基板13は誤挿入と判定される。ま
た、STM−0基板14では、STM−1基板13より
受信したラッチ出力の反転信号を各STM−0基板14
の状態判定に用いる。なお、STM−1基板13のラッ
チ18のデータ入力ピンと、STM−0基板14の状態
判定信号の入力ピンはバックボード上の位置を変えてお
く。図2にこのラッチ18の真理値表を示す。
【0024】次に、図を用いて本実施の形態における誤
挿入判定動作について説明する。
【0025】図3は、STM−1基板13のみを通信装
置のスロットAに実装した状態を示した図であり、ま
ず、この状態の誤挿入判定処理から説明する。なお、図
3に示した信号の“H”又は“L”の状態は、パワーオ
ン時リセット時間経過後の状態である。
【0026】通信装置のスロットAにSTM−1基板1
3のみを実装した場合、ラッチ18のD入力は開放のま
まであるためプルアップにより“H”となっている。パ
ワーON時リセット回路20によるパワーONリセット
中は、ラッチ18がダイレクトリセットされているため
ラッチ18のQ出力は“L”となる。また、ラッチ18
の出力の反転信号を入力とするE入力は“H”、すなわ
ちイネーブル状態となっている。なお、スロットB−1
〜B−nに出力する状態判定信号は“H”である。パワ
ーONリセット時間が経過するとリセットが解除され、
ラッチ18のQ出力は“H”となり、STM−1基板1
3の実装状態は「正常」となる。同時にラッチのE入力
は“L”、すなわちディセーブル状態となる。なお、ス
ロットB−1〜B−nに出力する状態判定信号も“L”
となる。このように、通信装置のスロットAにSTM−
1基板13のみが実装された場合、STM−1基板13
の誤挿入検出回路は、実装状態が「正常」を示す“H”
を出力することになる。
【0027】図4は、STM−1基板13に続いてスロ
ットB−1にSTM−0基板14を挿入した状態を示し
た図である。なお、この実装状態は、前述したルールに
従えば、STM−1基板13は正常であり、後から挿入
しようとしたSTM−0基板14は誤挿入である。
【0028】STM−1基板13が上記のようにスロッ
トAに正常に実装されている状態においてスロットB−
1にSTM−0基板14を挿入すると、STM−1基板
13のD入力はバックボード10を介してSTM−0基
板14の内部でグランド19に接続されて“L”となる
が、ラッチ18のQ出力は、ディセーブル状態なので変
化しない。従って、ラッチ18の出力は“H”のままで
あり、STM−1基板13の実装状態は「正常」のまま
である。一方、信号線16、バックボード10を介して
STM−0基板14に出力している状態判定信号は
“L”であるため、STM−0基板14の状態は「誤挿
入」となる。すなわち、後からSTM−0基板14を誤
挿入した場合でもSTM−1基板13の実装状態の判定
を行うラッチ18の出力は変化することがないので、S
TM−1基板13は何ら影響を受けず、かつSTM−0
基板14の誤挿入を検出することができる。本実施の形
態では、バックボード10における信号線11,12を
図1に示したように配線したので、STM−0基板14
をスロットB−1からB−nまでのどのスロットBに実
装した場合も同様であり、更にSTM−0基板14を他
のスロットB−2〜B−nに挿入しようとした場合も同
様である。
【0029】ところで、STM−0基板14が「誤挿
入」と判定されている状態においてSTM−1基板13
を先に抜去すると、STM−0基板14の状態判定信号
は、入力のプルアップによって“H”に変わり、STM
−0基板14の実装状態は「正常」となる。
【0030】本実施の形態によれば、STM−1基板1
3が正常に実装されている状態において、後からSTM
−0基板14を実装しようとしたときには、STM−1
基板13の実装状態を正常のまま維持し、かつSTM−
0基板14の誤挿入を検出することができる。また、ス
ロットB−1にSTM−0基板14のみを実装した状態
は正常であることから、誤挿入と判定されたSTM−0
基板14を実装したまま残し、STM−1基板13の方
を抜去したときの通信装置における実装状態は誤挿入の
状態ではなくなるが、本実施の形態によれば、STM−
0基板14の実装状態を何ら特別な操作をすることなく
「正常」と自動的に判定を変更することができる。
【0031】図5に、スロットAにSTM−1基板13
を実装し、続いてスロットB−1にSTM−0基板14
を挿入し、その後にSTM−1基板13を抜去した上記
一連の動作のタイミングチャートを示す。
【0032】図6は、スロットB−1にSTM−0基板
14のみを挿入した状態を示した図であり、次に、この
状態の誤挿入判定処理について説明する。これは、図4
に示した状態からSTM−1基板13を抜去した状態と
同じである。
【0033】通信装置のスロットB−1にSTM−0基
板14のみを実装した場合、STM−0基板14の状態
判定信号は、入力のプルアップによって“H”となるの
で、STM−0基板14の状態は「正常」となる。この
動作は、スロットAに実装されていたSTM−1基板1
3を抜去した上述した場合と同様である。また、STM
−0基板14をスロットB−1からB−nまでのどのス
ロットBに実装した場合でも同様であり、更にSTM−
0基板14を他のスロットB−2〜B−nに挿入しよう
とした場合も同様であり、STM−0基板14の実装可
能数の範囲内である限り全て「正常」となる。
【0034】図7は、STM−0基板14に続いてスロ
ットAにSTM−1基板13を挿入しようとした状態を
示した図である。なお、図7に示した信号の“H”又は
“L”の状態は、パワーオン時リセット時間経過後の状
態である。
【0035】STM−0基板14が上記のようにスロッ
トB−1に正常に実装されている状態においてスロット
AにSTM−1基板13を挿入すると、STM−1基板
13におけるパワーON時リセット回路20によるパワ
ーONリセット中は、ラッチ18がダイレクトリセット
されているため、ラッチ18のQ出力は“L”、すなわ
ち「誤挿入」となる。また、STM−0基板14に出力
され状態判定信号は、インバータ21により反転され
“H”となるため、STM−0基板14の状態は「正
常」のままである。なお、ラッチ18のE入力は、Q出
力を反転した“H”、すなわちイネーブル状態となって
いる。また、ラッチ18のD入力は、バックボード10
を介してSTM−0基板14の内部でグランド19に接
続され、“L”となる。パワーONリセット時間が経過
するとリセットが解除されるが、ラッチ18のD入力は
“L”なので、ラッチ18のQ出力は“L”のまま維持
される。従って、STM−1基板13の実装状態は「誤
挿入」となる。なお、このとき、STM−0基板14に
出力される状態判定信号は“H”のままなので、STM
−0基板14の状態は「正常」のままである。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、後
からSTM−1基板13を実装しようとした場合、それ
が「誤挿入」であることを検出することができ、かつ、
STM−0基板14の状態判定信号の入力が変化するこ
とがないので、STM−0基板14は何ら影響を受けな
い。なお、本実施の形態では、バックボード10におけ
る信号線11,12を図1に示したように配線したの
で、STM−0基板14をスロットB−1以外のスロッ
トB−2〜B−nに実装していても、あるいは他のスロ
ットB−2〜B−nにもSTM−0基板14が挿入され
ていても同様に動作する。
【0037】ところで、STM−1基板13が「誤挿
入」と判定されている状態においてSTM−0基板14
を先に抜去すると、STM−1基板13のラッチ18の
D入力はプルアップによって“H”となるが、このとき
ラッチ18のE入力は“H”、すなわちイネーブル状態
となっているのでラッチ18のQ出力は“H”となる。
従って、STM−1基板13の実装状態は「正常」とな
る。なお、ラッチ18のQ出力が“H”になったと同時
にラッチ18のE入力は“L”、すなわちディセーブル
状態となり、スロットB−1〜B−nに出力する状態判
定信号も“L”となる。
【0038】本実施の形態によれば、STM−0基板1
4がスロットB−1に実装されている状態において、後
からSTM−1基板13をスロットAに実装しようとし
たときには、STM−0基板14の実装状態を正常のま
ま維持し、かつSTM−1基板13の誤挿入を検出する
ことができる。また、スロットAにSTM−1基板13
のみを実装した状態は正常であることから、誤挿入と判
定されたSTM−1基板13を実装したまま残し、ST
M−0基板14の方を抜去したときの通信装置における
実装状態は誤挿入の状態ではなくなるが、本実施の形態
によれば、STM−1基板13の実装状態を何ら特別な
操作をすることなく「正常」と自動的に判定を変更する
ことができる。
【0039】図8に、スロットB−1にSTM−0基板
14を実装し、続いてスロットAにSTM−1基板13
を挿入し、その後にSTM−0基板14を抜去した上記
一連の動作のタイミングチャートを示す。
【0040】図9は、スロットAにSTM−0基板14
を挿入した状態を示した図であり、次に、この状態の誤
挿入判定処理について説明する。
【0041】本実施の形態におけるSTM−0基板14
の信号線22,24は、スロットAへの挿入時には共に
バックボードの各信号線11,12とは電気的に接続さ
れないように配線されている。従って、STM−0基板
14がスロットAに挿入された場合、STM−0基板1
4の状態判定信号は、開放のままであり、入力のプルア
ップによって“H”となる。これにより、STM−0基
板14の状態は「正常」となる。本実施の形態における
通信装置のスロットAには、各基板13,14とも実装
可能であるため、実装状態の判定が正しく行われている
ことになる。また、スロットAへの実装時にSTM−0
基板14を他のスロットB−1〜B−nのどのスロット
Bに追加して挿入したとしても全てのSTM−0基板1
4は「正常」と判定される。また、STM−0基板14
が他のスロットB−1〜B−nに実装されている状態に
おいて後からスロットAに挿入するときでも全てのST
M−0基板14は「正常」と判定されることは、上記説
明から明らかである。
【0042】図10は、スロットB−1にSTM−1基
板13を挿入した状態を示した図であり、次に、この状
態の誤挿入判定処理について説明する。
【0043】上記状態を示した各図には図示しなかった
が、各スロットB−1〜B−nには、挿入されたSTM
−1基板13の信号線15と電気的に接続され、バック
ボード10の内部でグランド25に接続された第3のバ
ックボード信号線26が配線されている。
【0044】通信装置のスロットB−1にSTM−1基
板13を実装した場合、パワーON時リセット回路20
によるパワーONリセット中は、ラッチ18がダイレク
トリセットされているためラッチ18のQ出力は“L”
となり、「誤挿入」と判定される。また、ラッチ18の
出力の反転信号を入力とするE入力は“H”、すなわち
イネーブル状態となっている。パワーONリセット時間
が経過するとリセットが解除されるが、ラッチ18のD
入力は、バックボード10の内部でグランド25に接続
されるため“L”のままである。従って、ラッチ18の
Q出力は“L”のままであり、STM−1基板13の実
装状態は「誤挿入」のまま維持される。本実施の形態に
おける通信装置のスロットB−1〜B−nには、STM
−0基板14のみ実装可能であるため、実装状態の判定
が正しく行われていることになる。すなわち、スロット
A以外に挿入されたSTM−1基板13の誤挿入を検出
することができる。なお、他のスロットA、B−2〜B
−nにSTM−0基板14が実装されていた場合、ST
M−0基板14の実装状態信号の入力は、開放のままで
あるため何ら影響は受けない。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、通
信装置側に誤挿入検出用のコントローラを設けなくても
基板に搭載した誤挿入検出回路により挿入する基板単体
で誤挿入の検出をすることができる。複数の基板を実装
しようとするときでも各基板の実装状態は、個々に判定
がされる。また、各基板13,14での判定結果は、特
に必要でないため他の基板に出力されない。
【0046】また、後から挿入しようとする基板が誤挿
入の場合でも既に実装している基板の動作に影響を与え
ずにすむ。また、後から挿入しようとする基板が誤挿入
の場合に先に実装していた基板を抜去することによって
誤挿入でなくなるような場合には、誤挿入と判定された
後から挿入した基板の実装状態を正常状態と自動的に認
識させることができる。
【0047】また、本実施の形態では、以上のような効
果を奏する誤挿入判定回路を単一のラッチを用いて実現
することができる。また、バックボード10における配
線もコントローラと各スロットとを接続せずにスロット
Aと各スロットB−1〜B−nとを接続するような構成
となるだけで配線数は従来とほぼ同じである。
【0048】なお、本実施の形態では、ラッチ18の出
力が“H”(ハイ)のとき実装状態を正常と判定される
ように構成した。つまり、第1の電位として“H”(ハ
イ)を、第2の電位として“L”(ロー)を選択した。
但し、これに限らず逆でも可能である。具体的には、各
抵抗17,23を電源のプラスでなくマイナスに接続
し、グランド19,25ではなく電源のプラスに接続す
るように構成すれば可能である。
【0049】実施の形態2.図11は、本実施の形態に
おける通信装置のバックボート並びにSTM−1及びS
TM−0の各基板の回路構成を示した図である。本実施
の形態における通信装置のバックボード10の配線並び
にSTM−0基板14の構成は、実施の形態1と同じで
ある。STM−1基板において、上記実施の形態1では
Dタイプのダイレクトリセット機能付きのトランスペア
レントラッチを用いて誤挿入検出回路を構成したが、本
実施の形態では、ダイレクトリセット入力端子のないト
ランスペアレントラッチ27、例えばD入力、E入力、
Q出力及びQの反転信号を出力する端子を持つ7475
ラッチを用いて誤挿入検出回路を構成した。上記実施の
形態1のように、ダイレクトリセット機能の付いたDタ
イプトランスペアレントラッチを用いることは、ASI
C等の内部回路としては一般的なものであるが、個別論
理ICのDタイプトランスペアレントラッチとしては7
475等ダイレクトリセット機能の無いものが一般的で
ある。本実施の形態では、ラッチ27の入力にゲート2
8,29を追加して、パワーONリセット時にD入力を
強制的に“L”、E入力を強制的に“H”とすることに
よりラッチ27の出力を強制的に“L”とするよう構成
したものであり、動作はダイレクトリセット付きのラッ
チを使った場合と同様である。
【0050】追加するゲートにより、パワーONリセッ
ト時にD入力、E入力共に強制的に“H”とし、STM
−1基板13の状態判定信号としてラッチの出力の反転
信号を用いるよう構成することもできる。また、スリー
ステートのバッファとプルアップを追加し、パワーON
リセット時にはバッファの出力をハイインピーダンスと
してプルアップによってパワーONリセット時にD入
力、E入力共に強制的に“H”とし、STM−1基板1
3の状態判定信号としてラッチの出力の反転信号を用い
るよう構成することもできる。
【0051】なお、上記各実施の形態では、STM−1
基板を第1の通信用基板として、STM−0基板を第2
の通信用基板とした場合を例にしたが、他のSTM−N
インタフェースの基板においても適用可能である。ま
た、本実施の形態における通信装置は、SDHに準拠し
た多重化通信を行う装置に適用できることはいうまでも
ないが、本発明と同様の課題を有する他の通信プロトコ
ルが存在すれば、そのプロトコルにも応用することがで
きる。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る通信装置によれば、通信用
基板の誤挿入検出用の制御基板を搭載しなくても誤挿入
検出回路を有する通信用基板を挿入されたときにはその
誤挿入検出回路を正常に動作させることができる。具体
的には、第1のスロットに第1の通信用基板のみが挿入
されたとき、第1又は第2のスロットに第2の通信用基
板のみが挿入されたとき、及び第1又は第2のスロット
に第2の通信用基板のみが実装されているときに第1又
は第2のスロットに第2の通信用基板が挿入されようと
したときには、実装された各通信用基板の誤挿入検出回
路に正しい実装状態にあると認識させることができる。
また、第1のスロットに第1の通信用基板が実装されて
いるときに第2のスロットに第2の通信用基板が挿入さ
れようとしたとき及び第2のスロットに第2の通信用基
板が実装されているときに第1のスロットに第1の通信
用基板が挿入されようとしたときには、挿入されようと
した通信用基板の誤挿入検出回路に誤挿入であると判定
させることができる。
【0053】また、第2のスロットに第1の通信用基板
が挿入されようとしたときにも第1の通信用基板の誤挿
入検出回路に誤挿入であると判定させることができる。
【0054】また、本発明に係る第1の通信用基板に搭
載された通信用基板誤挿入検出回路によれば、第1の通
信用基板の通信装置への実装状態の正常/誤挿入を通信
装置に誤挿入検出用の制御基板が搭載されていなくても
基板単体で行わせることができる。また、通信装置に他
の通信用基板が後から誤挿入されたときでも第1の通信
用基板の動作に影響を受けないようにすることができ
る。また、第1の通信用基板が誤挿入の判定されたとき
でも先に実装されている第2の通信用基板を抜去したと
きには、第1の通信用基板の実装状態を自動的に正常と
認識させることができる。
【0055】また、単一のラッチで上記効果を奏するこ
とができる。
【0056】また、本発明に係る第2の通信用基板に搭
載された通信用基板誤挿入検出回路によれば、第2の通
信用基板の通信装置への実装状態の正常/誤挿入を通信
装置に誤挿入検出用の制御基板が搭載されていなくても
基板単体で行わせることができる。また、通信装置に他
の通信用基板が後から誤挿入されたときでも第2の通信
用基板の動作に影響を受けないようにすることができ
る。また、第2の通信用基板が誤挿入の判定されたとき
でも先に実装されている他の通信用基板を抜去したとき
には、第2の通信用基板の実装状態を自動的に正常と認
識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における通信装置のバックボー
ト並びにSTM−1及びSTM−0の各基板の回路構成
を示した図である。
【図2】 実施の形態1におけるSTM−1基板に実装
されたラッチの真理値表を示した図である。
【図3】 実施の形態1においてSTM−1基板を通信
装置のスロットAに実装した状態を示した図である。
【図4】 実施の形態1においてSTM−1基板に続い
てスロットB−1にSTM−0基板を挿入した状態を示
した図である。
【図5】 実施の形態1においてスロットAにSTM−
1基板を実装し、続いてスロットB−1にSTM−0基
板を挿入し、その後にSTM−1基板を抜去した一連の
動作のタイミングチャートを示した図である。
【図6】 実施の形態1においてスロットB−1にST
M−0基板のみを挿入した状態を示した図である。
【図7】 実施の形態1においてSTM−0基板に続い
てスロットAにSTM−1基板を挿入しようとした状態
を示した図である。
【図8】 実施の形態1においてスロットB−1にST
M−0基板を実装し、続いてスロットAにSTM−1基
板を挿入し、その後にSTM−0基板を抜去した上記一
連の動作のタイミングチャートを示した図である。
【図9】 実施の形態1においてスロットAにSTM−
0基板を挿入した状態を示した図である。
【図10】 実施の形態1においてスロットB−1にS
TM−1基板を挿入した状態を示した図である。
【図11】 実施の形態2における通信装置のバックボ
ート並びにSTM−1及びSTM−0の各基板の回路構
成を示した図である。
【図12】 SDHインタフェースを持つ従来の通信装
置のバックボードを示した概念図である。
【符号の説明】
10 バックボード、11,12,15,16,22,
24,26 信号線、13 STM−1基板、14 S
TM−0基板、17,23 抵抗、18 ダイレクトリ
セット機能付きDタイプトランスペアレントラッチ、1
9,25 グランド、20 パワーON時リセット回
路、21 インバータ、28,29 ゲート。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のビットレートで通信を行う通信回
    路及び誤挿入検出回路を有する第1の通信用基板及び前
    記第1のビットレートの1/N(Nは正整数)倍の第2
    のビットレートで通信を行う通信回路及び誤挿入検出回
    路を有する第2の通信用基板の双方を選択的に実装可能
    な第1のスロットと、 前記第2の通信用基板のみを実装可能な複数の第2のス
    ロットと、 前記各スロットに実装された前記通信用基板を接続する
    バックボードと、 を有し、実装した前記第1の通信用基板又は前記第2の
    通信用基板の通信回路により同期ディジタルハイアラー
    キ勧告に準拠した多重化通信を行う通信装置において、 前記バックボードには、 前記各スロットを電気的に接続する第1のバックボード
    信号線と、 前記第1のスロットと前記各第2のスロットをそれぞれ
    電気的に接続する第2のバックボード信号線と、 が配線され、 前記第1のバックボード信号線は、前記第1のスロット
    に前記第1の通信用基板が挿入されたときには断線時に
    第1の電位にされる前記第1の通信用基板の誤挿入検出
    回路の入力信号線を接続し、また、前記第1のスロット
    に前記第2の通信用基板が挿入されたときには前記第2
    の通信用基板を電気的に接続せず、また、前記第2のス
    ロットに前記第2の通信用基板が挿入されたときには前
    記第2の通信用基板の前記第1の電位と異なる第2の電
    位を有する信号線を接続し、 前記第2のバックボード信号線は、前記第1のスロット
    に前記第1の通信用基板が挿入されたときには前記第1
    の通信用基板の誤挿入検出回路の出力の反転信号を出力
    する出力信号線を接続し、また、前記第1のスロットに
    前記第2の通信用基板が挿入されたときには前記第2の
    通信用基板を電気的に接続せず、また、前記第2のスロ
    ットに前記第2の通信用基板が挿入されたときには前記
    第2の通信用基板の誤挿入検出回路の入力信号線を接続
    することを特徴とする誤挿入検出回路を有する通信用基
    板対応の通信装置。
  2. 【請求項2】 前記バックボードには、更に前記第2の
    スロットに前記第1の通信用基板が挿入されたときに前
    記第1の通信用基板の誤挿入検出回路の入力信号線と接
    続される前記第2の電位を有する第3のバックボード信
    号線が配線され、 前記第1及び第2のバックボード信号線は、前記第2の
    スロットに前記第1の通信用基板が挿入されたときには
    前記第1の通信用基板を電気的に接続しないことを特徴
    とする請求項1記載の誤挿入検出回路を有する通信用基
    板対応の通信装置。
  3. 【請求項3】 第1のビットレートで通信を行う第1の
    通信用基板及び第1のビットレートの1/N(Nは正整
    数)倍の第2のビットレートで通信を行う第2の通信用
    基板の双方を選択的に実装可能な第1のスロットと、前
    記第2の通信用基板のみを実装可能な複数の第2のスロ
    ットと、前記各スロットを電気的に接続する第1のバッ
    クボード信号線及び前記第1のスロットを前記第2のス
    ロットそれぞれに電気的に接続する第2のバックボード
    信号線を有するバックボードとを有し、実装した前記第
    1の通信用基板又は前記第2の通信用基板により同期デ
    ィジタルハイアラーキ勧告に準拠した多重化通信を行う
    通信装置に実装可能な前記第1の通信用基板に搭載さ
    れ、 前記第1のスロットへの挿入時には前記第1のバックボ
    ード信号線と電気的に接続される第1の信号線と、 前記第1のスロットへの挿入時には前記第2のバックボ
    ード信号線と電気的に接続される第2の信号線と、 電源電圧の印加を検出して一定時間のパルスを出力する
    パワーオン時リセット回路と、 前記第1の信号線を第1の電位を有する端子と接続する
    抵抗手段と、 前記第1の信号線からの信号をデータ入力信号とし、前
    記パワーオン時リセット回路が出力するパルスの入力時
    には前記第1の電位と異なる第2の電位でラッチ出力
    し、前記パルスの入力時でなくかつイネーブル状態の時
    データ入力信号をそのままラッチ出力し、前記パルスの
    入力時でなくかつディセーブル状態の時出力していた電
    位でそのままラッチ出力するトランスペアレントラッチ
    手段と、 前記トランスペアレントラッチ手段からのラッチ出力を
    反転して前記第2の信号線へ出力する信号反転手段と、 を有し、前記トランスペアレントラッチ手段のラッチ出
    力を前記第1の通信用基板の誤挿入判定に用いることを
    特徴とする通信用基板誤挿入検出回路。
  4. 【請求項4】 前記トランスペアレントラッチ手段は、
    前記パワーオン時リセット回路からの出力信号を入力す
    るためのリセット端子と、前記第3の信号線と接続され
    たデータ入力端子と、前記リセット端子からのパルス入
    力時には前記第2の電位でラッチ出力し、前記リセット
    端子からパルス入力がされていない時であってイネーブ
    ル状態時には前記データ入力端子からの入力信号を透過
    的にラッチ出力し、前記リセット端子からパルス入力が
    されていない時であってディセーブル状態の時には出力
    していた電位でそのままラッチ出力するためのデータ出
    力端子と、前記データ出力端子から出力された信号の反
    転信号を入力とするイネーブル端子とを有する単一のラ
    ッチで形成したことを特徴とする請求項3記載の通信用
    基板誤挿入検出回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の通信用基板の前記第2のスロ
    ットへの挿入時、前記第1の信号線は、前記通信装置の
    バックボードに設けられた前記第2の電位を有する第3
    のバックボード信号線に接続され、前記第2の信号線
    は、前記第1及び第2のバックボード信号線とは電気的
    に接続されないことを特徴とする請求項3記載の通信用
    基板誤挿入検出回路。
  6. 【請求項6】 前記抵抗手段は、前記第1の電位をハ
    イ、前記第2の電位をローとしたとき、前記第1の信号
    線をプルアップすることを特徴とする請求項3記載の通
    信用基板誤挿入検出回路。
  7. 【請求項7】 第1のビットレートで通信を行う第1の
    通信用基板及び第1のビットレートの1/N(Nは正整
    数)倍の第2のビットレートで通信を行う第2の通信用
    基板の双方を選択的に実装可能な第1のスロットと、前
    記第2の通信用基板のみを実装可能な複数の第2のスロ
    ットと、前記各スロットを電気的に接続する第1のバッ
    クボード信号線及び前記第1のスロットを前記第2のス
    ロットそれぞれに電気的に接続する第2のバックボード
    信号線を有するバックボードとを有し、実装した前記第
    1の通信用基板又は前記第2の通信用基板により同期デ
    ィジタルハイアラーキ勧告に準拠した多重化通信を行う
    通信装置に実装可能な前記第2の通信用基板に搭載さ
    れ、 前記第2のスロットへの挿入時には前記第2のバックボ
    ード信号線と電気的に接続され信号を入力する第1の信
    号線と、 前記第1の信号線を第1の電位を有する端子と接続する
    抵抗手段と、 前記抵抗手段が接続された前記第1の信号線からの信号
    を出力する信号出力手段と、 前記第1の電位と異なる第2の電位を有し、前記第2の
    スロットへの挿入時には前記第1のバックボード信号線
    と電気的に接続される第2の信号線と、 を有し、前記信号出力手段の出力を前記第2の通信用基
    板の誤挿入判定に用いることを特徴とする通信用基板誤
    挿入検出回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の通信用基板の前記第1のスロ
    ットへの挿入時、前記第1及び第2の信号線は、共に前
    記第1及び第2のバックボード信号線とは電気的に接続
    されないことを特徴とする請求項7記載の通信用基板誤
    挿入検出回路。
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