JP3159907B2 - ディスクオートチェンジャのディスク反転装置 - Google Patents
ディスクオートチェンジャのディスク反転装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクな
どのディスクを内包するディスクカートリッジを複数内
蔵でき、内蔵されたディスクカートリッジのうち、任意
のディスクカートリッジを交換しながらディスクドライ
ブ装置に挿入することができるディスクオートチェンジ
ャ、特にディスクカートリッジを反転させるディスクオ
ートチェンジャのディスク反転装置に関するものであ
る。
どのディスクを内包するディスクカートリッジを複数内
蔵でき、内蔵されたディスクカートリッジのうち、任意
のディスクカートリッジを交換しながらディスクドライ
ブ装置に挿入することができるディスクオートチェンジ
ャ、特にディスクカートリッジを反転させるディスクオ
ートチェンジャのディスク反転装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクオートチェンジャとして、図8
〜図17に示すような構造のものが提案されている。
〜図17に示すような構造のものが提案されている。
【0003】図8,図9に示すように、ディスクオート
チェンジャ1は、筐体2の内部に、ディスクカートリッ
ジ3を収納する収納区4aが上下に複数並設された収納
部4を有する収納棚5と、収納棚5の最下部、すなわち
収納部4の下方に位置し、ディスクカートリッジ3に内
包したディスク(図示せず)に対する情報の書き込みお
よび読み出しを行うディスクドライブ装置6と、筐体2
の一部をなす前面パネル7の上部面に形成されたディス
クカートリッジ3の搬入出口7aに臨む接近位置(図8
参照)から、収納部4の上方の待機位置(図9参照)ま
で前後方向にスライド自在で、ディスクカートリッジ3
を収容自在なローダ部8と、収納棚5の前方に配置さ
れ、ねじ軸9aやガイドロッド9bなどを有する昇降手
段により昇降され、内部にディスクカートリッジ3を保
持自在な搬入出装置9と、ディスクドライブ装置6に収
容されたディスクカートリッジ3の排出を抑制するディ
スク排出抑制装置10とを備えた構成とされている。
チェンジャ1は、筐体2の内部に、ディスクカートリッ
ジ3を収納する収納区4aが上下に複数並設された収納
部4を有する収納棚5と、収納棚5の最下部、すなわち
収納部4の下方に位置し、ディスクカートリッジ3に内
包したディスク(図示せず)に対する情報の書き込みお
よび読み出しを行うディスクドライブ装置6と、筐体2
の一部をなす前面パネル7の上部面に形成されたディス
クカートリッジ3の搬入出口7aに臨む接近位置(図8
参照)から、収納部4の上方の待機位置(図9参照)ま
で前後方向にスライド自在で、ディスクカートリッジ3
を収容自在なローダ部8と、収納棚5の前方に配置さ
れ、ねじ軸9aやガイドロッド9bなどを有する昇降手
段により昇降され、内部にディスクカートリッジ3を保
持自在な搬入出装置9と、ディスクドライブ装置6に収
容されたディスクカートリッジ3の排出を抑制するディ
スク排出抑制装置10とを備えた構成とされている。
【0004】なお、ディスクカートリッジ3は、図10
に示すように、前部にシャッター3aを有するととも
に、後部の両側部に切欠部3bが形成され、切欠部3b
は搬入出時における係合溝をなしている。
に示すように、前部にシャッター3aを有するととも
に、後部の両側部に切欠部3bが形成され、切欠部3b
は搬入出時における係合溝をなしている。
【0005】搬入出装置9においては、図11〜図14
に示すように、搬入出装置9において昇降される昇降フ
レーム21に水平な状態で回転自在に支持された回転軸
22を介して、ディスクカートリッジ3を保持する保持
ユニット23が回転自在に支持されている。この保持ユ
ニット23には、回転軸22の一端に固定された回転ブ
ロック24と、回転ブロック24から回転直径方向に延
設された回転アーム部25aを有するとともにこの回転
アーム部25aの上下両側面から後方に延設されてディ
スクカートリッジ3を保持する略箱枠形状の保持枠25
と、保持枠25の両側縁に設けたガイド26と、ガイド
26の先端に取り付けられた一対の屈曲板27と、ガイ
ド26および屈曲板27にて案内され、保持枠25間に
おいて前後にスライド自在に設けられたスライド部材2
8と、スライド部材28の両側部に回動自在に枢支さ
れ、外部のディスクカートリッジ3、すなわち、収納部
4やローダ部8やディスクドライブ装置6側のディスク
カートリッジ3に対して把持動作を行って保持枠25内
に引き込んだり押し出したりする一対のピッカー爪29
と、回転ブロック24の延出部と保持枠25の延出部と
にわたって回転自在に支持され、回転軸22に対して平
行に配置された横ねじ軸30と、横ねじ軸30に螺合さ
れているとともにスライド部材28の中央に固定され、
横ねじ軸30が回転された場合に前後に移動可能な前後
移動部31と、前後移動部31から上方に突設されたロ
ーダ係合板32とが設けられている。
に示すように、搬入出装置9において昇降される昇降フ
レーム21に水平な状態で回転自在に支持された回転軸
22を介して、ディスクカートリッジ3を保持する保持
ユニット23が回転自在に支持されている。この保持ユ
ニット23には、回転軸22の一端に固定された回転ブ
ロック24と、回転ブロック24から回転直径方向に延
設された回転アーム部25aを有するとともにこの回転
アーム部25aの上下両側面から後方に延設されてディ
スクカートリッジ3を保持する略箱枠形状の保持枠25
と、保持枠25の両側縁に設けたガイド26と、ガイド
26の先端に取り付けられた一対の屈曲板27と、ガイ
ド26および屈曲板27にて案内され、保持枠25間に
おいて前後にスライド自在に設けられたスライド部材2
8と、スライド部材28の両側部に回動自在に枢支さ
れ、外部のディスクカートリッジ3、すなわち、収納部
4やローダ部8やディスクドライブ装置6側のディスク
カートリッジ3に対して把持動作を行って保持枠25内
に引き込んだり押し出したりする一対のピッカー爪29
と、回転ブロック24の延出部と保持枠25の延出部と
にわたって回転自在に支持され、回転軸22に対して平
行に配置された横ねじ軸30と、横ねじ軸30に螺合さ
れているとともにスライド部材28の中央に固定され、
横ねじ軸30が回転された場合に前後に移動可能な前後
移動部31と、前後移動部31から上方に突設されたロ
ーダ係合板32とが設けられている。
【0006】また、図11〜図13に示すように、搬入
出装置9において昇降する昇降フレーム21には反転駆
動手段としても用いられる駆動モータ33が取り付けら
れ、この駆動力が、駆動モータ33の駆動軸に取り付け
られたかさ歯車33aと、このかさ歯車33aに噛合さ
れ、昇降フレーム21に回転自在に支持された伝動部材
34のかさ歯車34aと、この伝動部材34の伝達歯車
34bとを介して、回転軸22に対しても回転自在に外
嵌された段付歯車35の大径歯車部35aに伝達される
ようになっている。さらにこの駆動力は、段付歯車35
の小径歯車部35bと、横ねじ軸30の一端部に取り付
けられた遊星歯車30aとを介して横ねじ軸30に伝達
されるようになっている。
出装置9において昇降する昇降フレーム21には反転駆
動手段としても用いられる駆動モータ33が取り付けら
れ、この駆動力が、駆動モータ33の駆動軸に取り付け
られたかさ歯車33aと、このかさ歯車33aに噛合さ
れ、昇降フレーム21に回転自在に支持された伝動部材
34のかさ歯車34aと、この伝動部材34の伝達歯車
34bとを介して、回転軸22に対しても回転自在に外
嵌された段付歯車35の大径歯車部35aに伝達される
ようになっている。さらにこの駆動力は、段付歯車35
の小径歯車部35bと、横ねじ軸30の一端部に取り付
けられた遊星歯車30aとを介して横ねじ軸30に伝達
されるようになっている。
【0007】また、図15,図16に示すように、保持
枠25の回転アーム部25aにおける両側部寄り箇所に
は後方に突出する一対のロッド棒36が設けられている
とともに、昇降フレーム21には一方のロッド棒36に
係合して保持ユニット23が回転することを規制する回
転規制部37が設けられている。回転規制部37は、断
面略三角状で、支軸38a,39aを支点として昇降フ
レーム21側から保持ユニット23側に向けて出退自在
の第1,第2のストッパ38,39と、各ストッパ3
8,39をそれぞれ突出させる方向に付勢する圧縮ばね
40,41と、下方側の第2のストッパ39に係合する
解除レバー42を出退させる解除用ソレノイド43(図
12参照)とで構成されている。
枠25の回転アーム部25aにおける両側部寄り箇所に
は後方に突出する一対のロッド棒36が設けられている
とともに、昇降フレーム21には一方のロッド棒36に
係合して保持ユニット23が回転することを規制する回
転規制部37が設けられている。回転規制部37は、断
面略三角状で、支軸38a,39aを支点として昇降フ
レーム21側から保持ユニット23側に向けて出退自在
の第1,第2のストッパ38,39と、各ストッパ3
8,39をそれぞれ突出させる方向に付勢する圧縮ばね
40,41と、下方側の第2のストッパ39に係合する
解除レバー42を出退させる解除用ソレノイド43(図
12参照)とで構成されている。
【0008】第1,第2のストッパ38,39間にロッ
ド棒36が挟持されて保持ユニット23が回転できない
姿勢に規制させている状態(図15参照)で、駆動モー
タ33を駆動させて段付歯車25を回転させると、横ね
じ軸30がその軸心を中心として自転して前後移動部3
1やスライド部材28などが前後にスライドされる。こ
れにより、スライド部材28とともにピッカー爪29が
前後に移動され、このピッカー爪29がディスクカート
リッジ3の切欠部3bに係合することで、ディスクカー
トリッジ3を保持枠25の内部に引き込んだり、保持枠
25の外部に押し出したりする動作が行われる。
ド棒36が挟持されて保持ユニット23が回転できない
姿勢に規制させている状態(図15参照)で、駆動モー
タ33を駆動させて段付歯車25を回転させると、横ね
じ軸30がその軸心を中心として自転して前後移動部3
1やスライド部材28などが前後にスライドされる。こ
れにより、スライド部材28とともにピッカー爪29が
前後に移動され、このピッカー爪29がディスクカート
リッジ3の切欠部3bに係合することで、ディスクカー
トリッジ3を保持枠25の内部に引き込んだり、保持枠
25の外部に押し出したりする動作が行われる。
【0009】また、保持ユニット23内にディスクカー
トリッジ3を保持した状態で、駆動モータ33を駆動さ
せてスライド部材28を最も後方にまで移動させてそれ
以上後方に移動できない状態とするとともに、この状態
で解除用ソレノイド43を駆動させて解除レバー42に
より第2のストッパ39を手前側に引き込んで、ロッド
棒36のロックを解除させて(図16参照)保持ユニッ
ト23が回転することを許容させ、さらにこの状態で駆
動モータ33を駆動させて段付歯車35を回転させる
と、スライド部材28がそれ以上後方に移動できない状
態であって、横ねじ軸30は所定方向に自転できないた
め、横ねじ軸30の遊星歯車30aが段付歯車35の小
径歯車部35bに噛み合いながら公転し、この結果、保
持ユニット23が反転される。なお、保持ユニット23
が反転された後に、解除用ソレノイド43が解除され
て、第2のストッパ39が図15に示す状態に戻され、
反転された保持ユニット23の他方のロッド棒36が第
1,第2のストッパ38,39間に嵌入して反転姿勢が
保持される。
トリッジ3を保持した状態で、駆動モータ33を駆動さ
せてスライド部材28を最も後方にまで移動させてそれ
以上後方に移動できない状態とするとともに、この状態
で解除用ソレノイド43を駆動させて解除レバー42に
より第2のストッパ39を手前側に引き込んで、ロッド
棒36のロックを解除させて(図16参照)保持ユニッ
ト23が回転することを許容させ、さらにこの状態で駆
動モータ33を駆動させて段付歯車35を回転させる
と、スライド部材28がそれ以上後方に移動できない状
態であって、横ねじ軸30は所定方向に自転できないた
め、横ねじ軸30の遊星歯車30aが段付歯車35の小
径歯車部35bに噛み合いながら公転し、この結果、保
持ユニット23が反転される。なお、保持ユニット23
が反転された後に、解除用ソレノイド43が解除され
て、第2のストッパ39が図15に示す状態に戻され、
反転された保持ユニット23の他方のロッド棒36が第
1,第2のストッパ38,39間に嵌入して反転姿勢が
保持される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成においては、保持ユニット23の反転状態を解除
する機構として、解除用ソレノイド43やこの解除用ソ
レノイド43に給電するハーネスが必要となり、この
分、製造コストが高めとなってしまうという課題があ
る。また、解除用ソレノイド43を制御するプログラム
が必要となるため、ディスクオートチェンジャの制御プ
ログラムが複雑となってしまうという課題もある。
来構成においては、保持ユニット23の反転状態を解除
する機構として、解除用ソレノイド43やこの解除用ソ
レノイド43に給電するハーネスが必要となり、この
分、製造コストが高めとなってしまうという課題があ
る。また、解除用ソレノイド43を制御するプログラム
が必要となるため、ディスクオートチェンジャの制御プ
ログラムが複雑となってしまうという課題もある。
【0011】本発明は上記した課題を解決するもので、
解除用ソレノイドなどの制御を要する電気部品を用いる
ことなく保持ユニットの反転状態を解除することのでき
るディスクオートチェンジャのディスク反転装置を提供
することを目的とするものである。
解除用ソレノイドなどの制御を要する電気部品を用いる
ことなく保持ユニットの反転状態を解除することのでき
るディスクオートチェンジャのディスク反転装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、ディスク反転装置に、保持ユニットを回
転自在に支持する支持手段と、保持ユニットに反転回転
力を与える反転駆動手段と、保持ユニット側に設けら
れ、回転軸を中心に公転自在な被ロック部材と、搬入出
装置の固定側部材に回動自在に支持され、前記被ロック
部材に係脱自在のロックレバーと、このロックレバーを
被ロック部材に係合する方向に付勢するレバー付勢手段
と、ロックレバーに設けられた解除板と、スライド部材
側に固定され、所定位置までスライド部材が移動された
際に解除板に当接して解除板とともにロックレバーを回
動させて被ロック部材をロックレバーから離脱させて反
転動作を許容させる出退棒とを設けたものである。
に、本発明は、ディスク反転装置に、保持ユニットを回
転自在に支持する支持手段と、保持ユニットに反転回転
力を与える反転駆動手段と、保持ユニット側に設けら
れ、回転軸を中心に公転自在な被ロック部材と、搬入出
装置の固定側部材に回動自在に支持され、前記被ロック
部材に係脱自在のロックレバーと、このロックレバーを
被ロック部材に係合する方向に付勢するレバー付勢手段
と、ロックレバーに設けられた解除板と、スライド部材
側に固定され、所定位置までスライド部材が移動された
際に解除板に当接して解除板とともにロックレバーを回
動させて被ロック部材をロックレバーから離脱させて反
転動作を許容させる出退棒とを設けたものである。
【0013】上記した構成において、所定位置までスラ
イド部材を移動させることにより、出退棒が解除板に当
接して解除板とともにロックレバーが回動し、被ロック
部材がロックレバーから離脱されて反転動作を許容され
る。したがって、解除用ソレノイドなどの制御を要する
電気部品を用いることなく保持ユニットの反転状態を解
除することができる。
イド部材を移動させることにより、出退棒が解除板に当
接して解除板とともにロックレバーが回動し、被ロック
部材がロックレバーから離脱されて反転動作を許容され
る。したがって、解除用ソレノイドなどの制御を要する
電気部品を用いることなく保持ユニットの反転状態を解
除することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来のものとは、ディスク
反転装置である回転規制部の構造のみ異なるため、この
ディスク反転装置に関する箇所についてのみ説明し、同
機能のものには同符号を付してその説明は省略する。
に基づいて説明する。なお、従来のものとは、ディスク
反転装置である回転規制部の構造のみ異なるため、この
ディスク反転装置に関する箇所についてのみ説明し、同
機能のものには同符号を付してその説明は省略する。
【0015】図2〜図5に示すように、昇降フレーム2
1における保持ユニット23の一方のロッド棒36に対
向する位置には、ロッド棒36に係合して保持ユニット
23が回転することを規制する回転規制部50が設けら
れている。
1における保持ユニット23の一方のロッド棒36に対
向する位置には、ロッド棒36に係合して保持ユニット
23が回転することを規制する回転規制部50が設けら
れている。
【0016】回転規制部50は、回転軸22と平行な方
向に昇降フレーム21から突設されたレバー支持軸51
により回動自在に支持され、公転する被ロック部として
のロック棒36に摺動する摺動面52と摺動面52に形
成された切欠部53とを有するロックレバー54と、こ
のロックレバー54を切欠部53がロック棒36に係合
するx方向に付勢する付勢手段としての引張ばね55
と、ロックレバー54を切欠部53がロック棒36から
離脱する方向に回動させるロック解除手段60とから構
成されている。そして、切欠部53は、切欠部53に嵌
入したロック棒36の軸心点と切欠部53の開口部中央
点と直線aにて結ぶ形状に切欠かれ、この切欠部53の
形成方向、すなわち直線aが、ロックレバー54の支点
と切欠部53に嵌入したロック棒36の軸心点とを結ぶ
直線bに対して直交する方向に形成されている。なお、
54aは昇降フレーム21に当接してロックレバー54
のx方向回動位置を規制するストッパである。
向に昇降フレーム21から突設されたレバー支持軸51
により回動自在に支持され、公転する被ロック部として
のロック棒36に摺動する摺動面52と摺動面52に形
成された切欠部53とを有するロックレバー54と、こ
のロックレバー54を切欠部53がロック棒36に係合
するx方向に付勢する付勢手段としての引張ばね55
と、ロックレバー54を切欠部53がロック棒36から
離脱する方向に回動させるロック解除手段60とから構
成されている。そして、切欠部53は、切欠部53に嵌
入したロック棒36の軸心点と切欠部53の開口部中央
点と直線aにて結ぶ形状に切欠かれ、この切欠部53の
形成方向、すなわち直線aが、ロックレバー54の支点
と切欠部53に嵌入したロック棒36の軸心点とを結ぶ
直線bに対して直交する方向に形成されている。なお、
54aは昇降フレーム21に当接してロックレバー54
のx方向回動位置を規制するストッパである。
【0017】ロック解除手段60は、保持ユニット23
において前後に移動されるスライド部材28の前部両側
に突設されて固定され、先端が略円錐台形状とされた一
対の出退棒61と、ロックレバー54において斜め側方
に向くように配設された解除板支持軸62を介して回動
自在に支持された解除板63と、出退棒61に外嵌され
て解除板63が下方に回動する方向に付勢するつるまき
ばね64とを有している。そして、解除板63の保持ユ
ニット23に臨む箇所に斜め側方に傾斜する第1傾斜面
63aと、この第1傾斜面63aの下縁部より若干下方
に傾斜する第2傾斜面63bと、後方側に突出して解除
板63の回動位置を規制する突起63cとが形成されて
いる。
において前後に移動されるスライド部材28の前部両側
に突設されて固定され、先端が略円錐台形状とされた一
対の出退棒61と、ロックレバー54において斜め側方
に向くように配設された解除板支持軸62を介して回動
自在に支持された解除板63と、出退棒61に外嵌され
て解除板63が下方に回動する方向に付勢するつるまき
ばね64とを有している。そして、解除板63の保持ユ
ニット23に臨む箇所に斜め側方に傾斜する第1傾斜面
63aと、この第1傾斜面63aの下縁部より若干下方
に傾斜する第2傾斜面63bと、後方側に突出して解除
板63の回動位置を規制する突起63cとが形成されて
いる。
【0018】上記した構成において、保持ユニット23
が反転されると、ロック棒36がロックレバー54の摺
動面52に沿って摺動した後、図4に示すように、ロッ
ク棒36がロックレバー54の切欠部53に嵌入する。
この場合に、切欠部53の形成方向を、ロックレバー5
4の支点と切欠部53に嵌入したロック棒36の軸心点
とを結ぶ直線bに対して直交する方向としたので、ロッ
クレバー54および、このロックレバー54を支持する
引張ばね55,レバー支持軸51を1つで済ますことが
できながら、切欠部53に嵌入したロック棒36は保持
ユニット23が正回転するy方向(図3参照)および逆
回転する反y方向の両方向に対して確実に規制されてロ
ックされる。
が反転されると、ロック棒36がロックレバー54の摺
動面52に沿って摺動した後、図4に示すように、ロッ
ク棒36がロックレバー54の切欠部53に嵌入する。
この場合に、切欠部53の形成方向を、ロックレバー5
4の支点と切欠部53に嵌入したロック棒36の軸心点
とを結ぶ直線bに対して直交する方向としたので、ロッ
クレバー54および、このロックレバー54を支持する
引張ばね55,レバー支持軸51を1つで済ますことが
できながら、切欠部53に嵌入したロック棒36は保持
ユニット23が正回転するy方向(図3参照)および逆
回転する反y方向の両方向に対して確実に規制されてロ
ックされる。
【0019】この後、さらに保持ユニット23を反転さ
せる際には、図1に示すように、スライド部材28を保
持ユニット23の前端位置まで移動させ、出退棒61の
先端を解除板63の第1傾斜面63aに当接させる。こ
れにより、解除板63およびロックレバー54が引張ば
ね55の付勢力に抗してz方向に回動し、ロックレバー
54の切欠部53がロック棒36から離脱する。したが
って、この状態で保持ユニット23の公転を規制するも
のがなくなって、保持ユニット23が反転される(図6
参照)。
せる際には、図1に示すように、スライド部材28を保
持ユニット23の前端位置まで移動させ、出退棒61の
先端を解除板63の第1傾斜面63aに当接させる。こ
れにより、解除板63およびロックレバー54が引張ば
ね55の付勢力に抗してz方向に回動し、ロックレバー
54の切欠部53がロック棒36から離脱する。したが
って、この状態で保持ユニット23の公転を規制するも
のがなくなって、保持ユニット23が反転される(図6
参照)。
【0020】保持ユニット23が反転されると、上述し
たように、ロック棒36がロックレバー54の摺動面5
2に沿って摺動した後、図4に示すように、ロック棒3
6がロックレバー54の切欠部53に嵌入するが、この
際、図5の(b),図7に示すように、出退棒61が解
除板63の第2傾斜面63bに裏面側より当接され、解
除板63がつるまきばね64の付勢力に抗して上方に回
動する。しかし、この後、ディスクカートリッジ3の外
部への押出動作をすべく、スライド部材28が後方へ移
動された際に、出退棒61が解除板63の第2傾斜面6
3bから離反するため、解除板63はつるまきばね64
の付勢力により図1に示すもとの位置まで戻ることとな
る。
たように、ロック棒36がロックレバー54の摺動面5
2に沿って摺動した後、図4に示すように、ロック棒3
6がロックレバー54の切欠部53に嵌入するが、この
際、図5の(b),図7に示すように、出退棒61が解
除板63の第2傾斜面63bに裏面側より当接され、解
除板63がつるまきばね64の付勢力に抗して上方に回
動する。しかし、この後、ディスクカートリッジ3の外
部への押出動作をすべく、スライド部材28が後方へ移
動された際に、出退棒61が解除板63の第2傾斜面6
3bから離反するため、解除板63はつるまきばね64
の付勢力により図1に示すもとの位置まで戻ることとな
る。
【0021】このように、スライド部材28の移動動作
に連動してロック解除を行う構成としたため、従来のよ
うな解除用ソレノイドやハーネスを設けなくても済むと
ともに、解除用ソレノイドを駆動させる制御用ソフトウ
ェアも不要となる。
に連動してロック解除を行う構成としたため、従来のよ
うな解除用ソレノイドやハーネスを設けなくても済むと
ともに、解除用ソレノイドを駆動させる制御用ソフトウ
ェアも不要となる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
軸を中心に公転自在な被ロック部材と、搬入出装置の固
定側部材に回動自在に支持され、前記被ロック部材に係
脱自在のロックレバーと、このロックレバーを被ロック
部材に係合する方向に付勢するレバー付勢手段と、ロッ
クレバーに設けられた解除板と、スライド部材側に固定
され、所定位置までスライド部材が移動された際に解除
板に当接して解除板とともにロックレバーを回動させて
被ロック部材をロックレバーから離脱させて反転動作を
許容させる出退棒とを設けて、スライド部材の移動動作
に連動してロック解除を行う構成としたため、従来のよ
うな解除用ソレノイドやハーネスを設けなくても済むと
ともに、解除用ソレノイドを駆動させる制御用ソフトウ
ェアも不要となるため、ディスクオートチェンジャの制
御プログラムも比較的簡素化できる。
軸を中心に公転自在な被ロック部材と、搬入出装置の固
定側部材に回動自在に支持され、前記被ロック部材に係
脱自在のロックレバーと、このロックレバーを被ロック
部材に係合する方向に付勢するレバー付勢手段と、ロッ
クレバーに設けられた解除板と、スライド部材側に固定
され、所定位置までスライド部材が移動された際に解除
板に当接して解除板とともにロックレバーを回動させて
被ロック部材をロックレバーから離脱させて反転動作を
許容させる出退棒とを設けて、スライド部材の移動動作
に連動してロック解除を行う構成としたため、従来のよ
うな解除用ソレノイドやハーネスを設けなくても済むと
ともに、解除用ソレノイドを駆動させる制御用ソフトウ
ェアも不要となるため、ディスクオートチェンジャの制
御プログラムも比較的簡素化できる。
【図1】(a)および(b)は本発明の実施の一形態に
かかるディスクオートチェンジャの回転規制部における
ロック解除開始状態を示す正面図および平面図である。
かかるディスクオートチェンジャの回転規制部における
ロック解除開始状態を示す正面図および平面図である。
【図2】同ディスクオートチェンジャの搬入出装置の平
面図である。
面図である。
【図3】同搬入出装置の概略的な正面図である。
【図4】(a)および(b)は同ディスクオートチェン
ジャの回転規制部におけるロック状態を示す正面図およ
び平面図である。
ジャの回転規制部におけるロック状態を示す正面図およ
び平面図である。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ同ディスクオー
トチェンジャのロック解除手段を示す側面図である。
トチェンジャのロック解除手段を示す側面図である。
【図6】(a)および(b)は同ディスクオートチェン
ジャの回転規制部におけるロック解除状態を示す正面図
および平面図である。
ジャの回転規制部におけるロック解除状態を示す正面図
および平面図である。
【図7】(a)および(b)は同回転規制部におけるロ
ック解除状態を示す正面図および平面図である。
ック解除状態を示す正面図および平面図である。
【図8】ディスクオートチェンジャの側面断面図であ
る。
る。
【図9】ディスクオートチェンジャの側面断面図であ
る。
る。
【図10】ディスクカートリッジの平面図である。
【図11】ディスクオートチェンジャの平面断面図であ
る。
る。
【図12】従来のディスクオートチェンジャの搬入出装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図13】同従来のディスクオートチェンジャの搬入出
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図14】同従来の搬入出装置の概略的な正面図であ
る。
る。
【図15】同従来のディスクオートチェンジャの回転規
制部におけるロック状態を示す斜視図である。
制部におけるロック状態を示す斜視図である。
【図16】同従来のディスクオートチェンジャの回転規
制部におけるロック解除状態を示す斜視図である。
制部におけるロック解除状態を示す斜視図である。
22 回転軸 23 保持ユニット 28 スライド部材 36 ロック棒(被ロック部材) 50 回転規制部 51 レバー支持軸 52 摺動面 53 切欠部 54 ロックレバー 55 引張ばね(付勢手段) 60 ロック解除手段 61 出退棒 62 解除板支持軸 63 解除板 63a 第1傾斜面 63b 第2傾斜面 63c 突起 64 つるまきばね
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスクカートリッジを収納する収納区
を複数形成した収納部と、ディスクカートリッジが挿脱
されるディスクドライブ装置と、スライド部材を移動さ
せることによりディスクカートリッジに対する保持ユニ
ット内部への引き込み動作または保持枠外部への押し出
し動作を行うとともに収納部およびディスクドライブ装
置に臨む所定方向に移動され、ディスクカートリッジを
保持ユニットとともに反転させるディスク反転装置を有
する搬入出装置とを備えたディスクオートチェンジャで
あって、ディスク反転装置には、保持ユニットを回転自
在に支持する支持手段と、保持ユニットに反転回転力を
与える反転駆動手段と、保持ユニット側に設けられ、回
転軸を中心に公転自在な被ロック部材と、搬入出装置の
固定側部材に回動自在に支持され、前記被ロック部材に
係脱自在のロックレバーと、このロックレバーを被ロッ
ク部材に係合する方向に付勢するレバー付勢手段と、ロ
ックレバーに設けられた解除板と、スライド部材側に固
定され、所定位置までスライド部材が移動された際に解
除板に当接して解除板とともにロックレバーを回動させ
て被ロック部材をロックレバーから離脱させて反転動作
を許容させる出退棒とが設けられたディスクオートチェ
ンジャのディスク反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28822295A JP3159907B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ディスクオートチェンジャのディスク反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28822295A JP3159907B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ディスクオートチェンジャのディスク反転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09134569A JPH09134569A (ja) | 1997-05-20 |
JP3159907B2 true JP3159907B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=17727412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28822295A Expired - Fee Related JP3159907B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | ディスクオートチェンジャのディスク反転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3159907B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28822295A patent/JP3159907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09134569A (ja) | 1997-05-20 |
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