JP3159795B2 - 磁気浮上搬送装置 - Google Patents

磁気浮上搬送装置

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気浮上搬送装置に関す
る。詳しくは搬送台車推進用のリニアモータの作用時に
おいても搬送台車が安定した浮上を維持できるようにし
た磁気浮上搬送装置に関する。
【0002】近年、半導体製造工程における無発塵機構
として、ウェハー搬送の際、レール軌道に沿って浮上走
行する磁気浮上搬送装置が提供されているが、その走行
駆動手段であるリニアモータの作用時に発生する磁気的
吸引力が浮上制御を乱す原因となっている。このため浮
上を乱さない制御手法を開発し、安定した浮上を実現す
る必要がある。
【0003】
【従来の技術】図7に従来の磁気浮上搬送装置を示す。
これは天井に吊り下げて設けられた磁性体からなるレー
ル1と、該レール1に磁気的吸引力で浮上する台車2と
よりなり、該台車2には浮上用磁石3と、該浮上用磁石
3とレール1間のギャップを検出するギャップセンサ4
とが設けられ、ギャップ(浮上量)を一定に保つように
なっている。また該台車2を推進駆動するため、レール
1にはリニアモータのステーター5が設けられ、台車2
にはリニアモータの2次導体6が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気浮上搬
送装置では、台車2の浮上ギャップはリニアモータが作
用する、しないにかかわらず設定ギャップ(一定値)を
保っていた。そのため、リニアモータの作用時において
発生する磁気的吸引力のため、台車2はリニアモータの
ステーター5側に垂直吸引される。その結果浮上ギャッ
プが設定ギャップからずれ、浮上制御に乱れが生じると
いう問題を残していた。従って、リニアモータの作用時
の磁気的吸引力が浮上制御の外乱として作用し、その結
果設定ギャップがずれて、浮上用電磁石の消費電力が増
大したり、また浮上が発振気味になるためウェハー(搬
送物)に衝撃を与える等の問題があった。
【0005】本発明は、台車推進用のリニアモータの作
動時においても台車が安定した浮上を維持できるように
した磁気浮上搬送装置を実現しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気浮上搬送装
置に於いては、磁性レール10への吸着力を発生する浮
上用電磁石15と、レール面とのギャップを検出するギ
ャップセンサ16と、ギャップセンサ16からの出力に
基づき搬送台車14が一定の設定ギャップを保つための
制御量を計算し浮上用電磁石15に適切な電流供給を行
う浮上制御回路20とを有する磁気浮上搬送台車14
と、リニアモータのステータ11が設けられた磁性レー
ル10とよりなる磁気浮上搬送装置において、リニアモ
ータの加減速時に、前記浮上制御回路20内で設定され
ている設定ギャップを、安定した浮上を維持できるよう
変化させることを特徴とする。また、前記レール側に推
力信号送信器12,13を設けると共に、搬送台車14
には該推力信号送信器12,13から送信される推力信
号を受信できる推力信号受信器18,19を設け、受信
した該推力信号に基づいて、リニアモータの加減速時に
安定した浮上を維持できる吸引力対応ギャップを算出
し、前記設定ギャップを変化させることを特徴とする。
この構成を採ることにより、台車推進用のリニアモータ
の作動時においても台車が安定した浮上を維持できるよ
うにした磁気浮上搬送装置が得られる。
【0007】
【作用】本発明では、図1の如く、リニアモータのステ
ーター11が搬送台車14の2次導体17に作用する前
に、搬送台車14の前端に設置されている推力信号受信
器18が、リニアモータのステーター11の前方に設置
されている推力信号送信器12から、推力信号を受信
し、その信号(推力信号)をパラメータ設定器21に伝
達する。推力信号を受け取ったパラメータ設定器21
は、その推力信号に基づき2次導体17に垂直に作用す
る吸引力を計算すると同時に、リニアモータ作用時にお
いて搬送台車14の浮上制御が乱れないような吸引力対
応ギャップを算出し目標関数発生器22に供給する。
【0008】吸引力対応ギャップが供給された目標関数
発生器22は、浮上制御回路20内で設定されている通
常ギャップを2次導体17がリニアモータのステーター
11の作用を受ける前にスローダウンで吸引力対応ギャ
ップに切替える。このときの様子は、図2に示すように
搬送物(ウェハーなど)に衝撃を与えないように時間t
1 からt2 にかけてスローダウン(ゆっくりした下降)
の動作で行われる。
【0009】また、リニアモータの作用が終了し吸引力
対応ギャップが通常ギャップに戻る時の動作は図3に示
すように、進行方向に対し、搬送台車14の後端に設置
されている推力信号受信器19がリニアモータのステー
ター11の後方に設置されている推力信号送信器13よ
り解除信号を受信し、その解除信号がパラメータ設定器
21に伝達され、上記と同様の伝達経路を経て浮上制御
回路20で用いられている吸引力対応ギャップが通常ギ
ャップに切り替えられる。またこのときのギャップ変化
も図2の如く時間t3 からt4 にかけてスローアップの
動作で行われる。
【0010】
【実施例】図4は本発明の実施例を示す図である。本実
施例は、同図に示すように、天井側から吊り下げられた
磁性レール10と、該レールに設けられたリニアモータ
のステーター11と、レールの側方近傍に設けられた推
力信号送信器12,13と、該レール10に磁気的に吸
引して浮上する搬送台車14とより構成されている。そ
して、該搬送台車14には、浮上用電磁石15と、レー
ル10との間のギャップを検出するギャップセンサ16
と、該搬送台車を推進するリニアモータの2次導体17
と、前記推力信号器12,13からの信号を受信する推
力信号受信器18,19と、前記浮上用電磁石15を制
御する浮上制御回路20、パラメータ設定器21、目標
関数発生器22が設けられている。なお23は被搬送物
である。
【0011】そして、浮上量を制御する回路は図5のブ
ロック図に示すようになっている。すなわち、パラメー
タ設定器21は計数回路24とメモリ回路25とギャッ
プ指示回路26とを有し、該ギャップ指示回路が目標関
数発生器22に接続し、目標関数発生器22は浮上制御
回路20の制御定数設定回路部27に接続している。浮
上制御回路20は制御定数設定回路部27と制御電流計
算回路部28とを有し、該制御電流計算回路部28がギ
ャップセンサ16及び浮上用電磁石15に接続してい
る。
【0012】このように構成された本実施例の作用を図
4、図5及び図6により説明する。先ず図4において、
リニアモータのステーター11の前方に設けられた推力
信号送信器12は搬送台車14の前部の推力信号受信器
18が真横を通過する際、光信号(出射ビーム光の強弱
で推力信号の大きさを送信する)にて推力信号受信器1
8に推力信号を送信する。推力信号を受信した推力信号
受信器18は図5の如く、その推力信号をパラメータ設
定器21の計数回路24に伝達する。
【0013】該計数回路24では、推力に応じて発生す
る磁気的吸引力とそれに対応できる吸引力対応ギャップ
を算出し、それをギャップ指示回路26を通して目標関
数発生器22に供給する。目標関数発生器22は浮上制
御回路20内の制御定数設定回路部27に設定されてい
る通常ギャップを図2で説明した様にスローダウンにて
吸引力対応ギャップに設定変更し、制御電流計算回路2
8を介して吸引力対応ギャップとなる制御電流を浮上用
電磁石15に供給する。
【0014】また、リニアモータの作用が終わると、図
4のリニアモータのステーター11の後方に設置されて
いる推力信号送信器13から搬送台車14の後端に設け
られている推力信号受信器19に向け、解除信号が光信
号で送信される。その信号を受信した推力信号受信器1
9は、図6に示すように、パラメータ設定器21のメモ
リ回路25に解除信号を伝達する。
【0015】メモリ回路25では、予め記憶している通
常ギャップをギャップ指示回路26を通して目標関数発
生器22に供給する。目標関数発生器22は浮上制御回
路20内の制御定数設定回路部27に組み込まれていた
吸引対応ギャップを図2で説明した様にスローアップで
通常ギャップに戻し、制御電流計算回路28を介して通
常ギャップとなる制御電流を浮上用電磁石15に供給す
る。このようにして搬送台車14を安定して走行させる
ことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明に依れば、リニアモータによる加
減速時にも、搬送台車は発振気味にならず、安定した浮
上状態を維持できるため、被搬送物にもダメージが加わ
らず、リニアモータの性能も十分に引き出すことができ
るため、磁気浮上搬送装置の性能向上に寄与するところ
が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】図1の装置における搬送台車のギャップ変化を
示す図である。
【図3】本発明の原理説明図である。
【図4】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例における制御系を示すブロック
図である。
【図6】本発明の実施例における制御系を示すブロック
図である。
【図7】従来の磁気浮上式搬送装置を示す図である。
【符号の説明】
10…磁性レール 11…リニアモータのステータ 12,13…推力信号送信器 14…搬送台車 15…浮上用電磁石 16…ギャップセンサ 17…2次導体 18,19…推力信号受信器 20…浮上制御回路 21…パラメータ設定器 22…目標関数発生器 23…被搬送物 24…計数回路 25…メモリ回路 26…ギャップ指示回路 27…制御定数設定回路部 28…制御電流計算回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/03 - 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性レール(10)への吸着力を発生す
    る浮上用電磁石(15)と、レール面とのギャップを検
    出するギャップセンサ(16)と、ギャップセンサ(1
    6)からの出力に基づき搬送台車(14)が一定の設定
    ギャップを保つための制御量を計算し浮上用電磁石(1
    5)に適切な電流供給を行う浮上制御回路(20)とを
    有する磁気浮上搬送台車(14)と、リニアモータのス
    テーター(11)が設けられた磁性レール(10)とよ
    りなる磁気浮上搬送装置において、リニアモータの加減速時に、前記浮上制御回路(20)
    内で設定されている設定ギャップを、安定した浮上を維
    持できるよう変化させることを特徴とする磁気浮上搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記レール側に推力信号送信器(12,
    13)を設けると共に、搬送台車(14)には該推力信
    号送信器(12,13)から送信される推力信号を受信
    できる推力信号受信器(18,19)を設け、 受信した該推力信号に基づいて、リニアモータの加減速
    時に安定した浮上を維持できる吸引力対応ギャップを算
    出し、前記設定ギャップを変化させることを特徴とする
    請求項1記載の磁気浮上搬送装置。
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